JP2001057611A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001057611A
JP2001057611A JP11322948A JP32294899A JP2001057611A JP 2001057611 A JP2001057611 A JP 2001057611A JP 11322948 A JP11322948 A JP 11322948A JP 32294899 A JP32294899 A JP 32294899A JP 2001057611 A JP2001057611 A JP 2001057611A
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泰正 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観が良好に確保されると共に、装置本体と
自動原稿送り装置との組立が容易であり、しかも、長期
にわたる使用によっても、ケーブルが破損するおそれの
ない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 装置本体20上に自動原稿送り装置10
が、一対の連結機構30によって、上下方向にスライド
し得る状態で、上下方向に回動可能に取り付けられてい
る。装置本体20には、この装置本体20の背面側の内
部から自動原稿送り装置10の背面側の内部にわたる湾
曲可能なケーブル保護チューブ42が取り付けられる。
このケーブル保護チューブ42内に、フラットケーブル
41が挿通されて保護されている。フラットケーブル4
1は、自動原稿送り装置10の内部にて、たるみ部を介
して中継基板19に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を光学
系によって読み取ってプリント用紙にプリントする複写
機等に代表される画像形成装置に係る。特に、本発明
は、光学系およびプリント機能を有する装置本体と、原
稿を原稿台上に給紙するための原稿送り装置とを備えた
画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像を複写する複写機では、通
常、装置本体の上面に設けられた原稿台上に原稿がセッ
トされ、装置本体の上部に設けられた光学系によって、
この原稿の画像が読み取られる。その後、この読み取ら
れた画像が、装置本体内の画像形成部によって、プリン
ト用紙にプリントされる。
【0003】また、例えば特開平6−342230号公
報に開示されているように、装置本体の上側に自動原稿
送り装置が取り付けられた複写機も開発されている。こ
の種の複写機は、図19に示すように、自動原稿送り装
置52が、複数枚の原稿を、装置本体51の上面に設け
られた原稿台に対して順次給紙し得るようになってい
る。また、この自動原稿送り装置52は、その背面側部
分(図19の紙面手前側部分)が、装置本体51の背面
側部分に対して、一対の連結機構53によって連結され
ている。つまり、自動原稿送り装置52が上下方向に回
動することにより原稿台が開閉されるようになってい
る。また、各連結機構53,53は、自動原稿送り装置
52の背面側部分が、装置本体51の背面側部分に対し
て上下方向にスライドし得るように、この両者を連結し
ている。これにより、複数枚の原稿が綴じられたブック
状の原稿が原稿台上にセットされた際にも、自動原稿送
り装置52が上下方向にスライドすることにより、ブッ
ク状の原稿を覆い得るようになっている。
【0004】この種の複写機では、装置本体51と自動
原稿送り装置52との間にて電流を送受するためのケー
ブル54が、複写機の背面側に設けられている。ケーブ
ル54は、一方の端部が、装置本体51の内部にてコン
トロール基板に接続されている。このケーブル54は、
一方の連結機構53の近傍位置から、背面側の側板に設
けられた貫通孔を通って装置本体51の外部に引き出さ
れている。ケーブル54の他方の端部は、適当なたるみ
部分を備えた状態で、自動原稿送り装置52の背面側部
分における上部キャビネット52aと下部キャビネット
52bとの接続部近傍位置から自動原稿送り装置52の
内部に挿入されている。そして、このケーブル54の他
方の端部は、自動原稿送り装置52内の中継基板に接続
されている。
【0005】このように、ケーブル54にはたるみ部分
が設けられているため、自動原稿送り装置52は、ケー
ブル54に拘束されることなく、装置本体51に対する
上下方向へのスライドが許容され、上下方向に円滑に回
動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、複写機の背面側の外部に、たるみ部が設
けられたケーブル54が露出しているために、ケーブル
54が目視されやすくなり、外観上好ましくない。
【0007】また、複写機の組立作業では、ケーブル5
4の各端部を、装置本体51の内部および自動原稿送り
装置52の内部にてそれぞれ固定した状態で行う。つま
り、装置本体51と自動原稿送り装置52とをケーブル
54によって相互に連結した状態で、両者を連結機構5
3により連結しなければならない。このため、組立作業
が容易でない。
【0008】さらに、ケーブル54の固定作業にあって
は、装置本体51の内部にてケーブル54の端部をプリ
ント基板に固定した状態で、このケーブル54を装置本
体51の背面側側板に設けられた貫通孔に通過させる。
そして、自動原稿送り装置52の下部キャビネット52
aを上部キャビネット52bから取り外した状態で、自
動原稿送り装置52の内部の中継基板に対して、ケーブ
ル54の他端部を接続するといった作業が必要であり、
作業性が良好ではない。
【0009】この不具合を解消するものとして図20に
示す複写機がある。つまり、ケーブル54の装置本体5
1側の端部にコネクタ55を設け、装置本体51の背面
に設けられた開口部を通して、このコネクタ55を、装
置本体51内部に設けられたコネクタ56に着脱可能と
する構成である。
【0010】しかしながら、この場合にも、複写機の背
面側に露出したケーブル54には、自動原稿送り装置5
2が、装置本体51に対して、上方にスライドしつつ上
下方向に回動されるように、適当なたるみ部分が設けら
れている。このため、上記の場合と同様に、外観上、好
ましいものでない。また、この図20に示すものでは、
装置本体51に対する自動原稿送り装置52の組み立て
は、比較的容易になるが、コネクタ55および56を使
用するために経済性が損なわれてしまう。
【0011】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、その目的は、外観が良好に確保されると共に、
装置本体と自動原稿送り装置との組立が容易であり、し
かも、長期にわたる使用によっても、ケーブルが破損す
るおそれのない画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記目的を達成するために、本発明は、装置本体と原稿
送り装置とを備えた画像形成装置に対し、この両者の対
向部分間にケーブルを挿通する。また、このケーブルを
保護手段によって保護する。更に、原稿送り装置が上下
方向にスライドする際のスライドを許容するように保護
手段の一方側のみを固定している。
【0013】−解決手段− 具体的には、装置本体、原稿送り装置、これら装置本体
と原稿送り装置とを連結する連結機構とを備えた画像形
成装置を前提とする。装置本体は、原稿台を備え、この
原稿台上にセットされた原稿の画像を光学系にて読み取
ってプリント用紙にプリントする。原稿送り装置は、装
置本体に取り付けられており、セットされた原稿の画像
が、上記光学系によって読み取られるように、原稿台上
に原稿を給紙する。連結機構は、原稿送り装置の一端縁
部分を、これに対向する装置本体の一端縁部分に対し
て、上下方向にスライドし得る状態で連結する。このよ
うな画像形成装置に対し、上記装置本体及び原稿送り装
置の上記各一端縁部分を通過してそれぞれの内部にわた
って湾曲可能なケーブル保護手段を設け、装置本体と原
稿送り装置との間にわたるケーブルをこのケーブル保護
手段によって保護する。また、ケーブル保護手段を、装
置本体または原稿送り装置のいずれか一方に固定し、且
つ他方に対してスライド可能に設けている。
【0014】この特定事項により、ケーブルはケーブル
保護手段によって保護された状態で、装置本体及び原稿
送り装置の各一端縁部分を通過してそれぞれの内部にわ
たって配置される。また、ケーブル保護手段は、装置本
体または原稿送り装置のうちの一方に対してはスライド
可能である。このため、装置本体と原稿送り装置との間
にケーブルのたるみ部を存在させる必要が無く、外観が
良好である。また、ケーブルはケーブル保護手段によっ
て保護されているので、長期にわたる使用によっても、
ケーブルが破損するおそれは無い。
【0015】ケーブル保護手段の具体構成としては以下
のものが掲げられる。先ず、ケーブル保護手段を、チュ
ーブ形状のケーブル保護チューブとし、このケーブル保
護チューブ内にケーブルを挿通している。
【0016】また、ケーブルをフラットケーブルで構成
し、ケーブル保護手段を、フラットケーブルをサンドイ
ッチ状に挟んでフラットケーブルの両面を保護するケー
ブル保護シートとしている。
【0017】特に、上記ケーブル保護シートを採用した
場合、ケーブル保護シートによってフラットケーブルを
保護した状態における全体の厚さ寸法を比較的小さくす
ることができる。このため、ケーブル保護シートを外観
上、見え難くすることができ、これによっても装置の外
観が良好に得られる。また、装置本体及び原稿送り装置
にケーブルを挿通させるためのスリット等を形成した場
合であっても、厚さ寸法が小さいため、このスリットへ
のフラットケーブル及びケーブル保護シートの挿通作業
は容易である。
【0018】上記ケーブルの具体的構成として、ケーブ
ル保護手段が固定されていない装置本体または原稿送り
装置の内部において、ケーブルを、たるみ部分を介し
て、その内部に設けられた基板に接続している。
【0019】また、原稿送り装置が装置本体に対して上
方にスライドされる際、ケーブルに過大な応力がかから
ないように、ケーブルのたるみ部分におけるたるみ量を
減少させる構成としている。
【0020】このたるみ部の存在によって、原稿送り装
置が装置本体に対して上方にスライドされる際のスライ
ド移動が許容されることになる。このため、原稿送り装
置のスライド移動が容易に行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。本形態では、本発明に係る画像
形成装置を複写機に適用した場合について説明する。
【0022】(第1実施形態)図1は本形態に係る複写
機を示す斜視図である。この複写機は、装置本体20
と、この装置本体20の上面を開閉し得るように装置本
体20上に設けられた自動原稿送り装置10とを備えて
いる。図2は、自動原稿送り装置10が装置本体20の
上面を開放した状態を示す斜視図である。装置本体20
の上面には、原稿がセットされる原稿台としてのプラテ
ンガラス21が設けられている。自動原稿送り装置10
が装置本体20の上面を開放することによって、このプ
ラテンガラス21の上面が開放され、プラテンガラス2
1上への原稿のセットが可能となる。
【0023】図3は複写機の概略構成図である。装置本
体20の上部には、プラテンガラス21上にセットされ
る原稿61に光を照射して、その原稿の画像を読み取る
光学系22が設けられている。この光学系22は、ラン
プ22aと第1反射ミラー22bとを備えている。ラン
プ22aは、プラテンガラス21の一方の側部(図中左
側部)の原稿読取部に向かって光を照射する。第1反射
ミラー22bは、ランプ22aから照射されてプラテン
ガラス21上の原稿61によって反射された光を、装置
本体20の側方(左方)に向かって水平に反射させる。
ランプ22aおよび第1反射ミラー22bは、第1反射
ミラー22bの光反射方向とは反対方向に向かって、プ
ラテンガラス21の全面にわたって、一体となって水平
方向に走査されるようになっている。これにより、プラ
テンガラス21上にセットされた原稿の全面にわたって
露光が可能となる。
【0024】第1反射ミラー22bにて反射された光
は、上下一対の第2反射ミラー22cおよび第3反射ミ
ラー22dによって、反射方向を反転されて、装置本体
20における左右方向のほぼ中央部に設けられたレンズ
22eに照射される。第2反射ミラー22cおよび第3
反射ミラー22dは、ランプ22aおよび第1反射ミラ
ー22bが走査される際に、その走査方向と同方向に、
その1/2の速度で、一体となって走査されるようにな
っている。これにより、プラテンガラス21上にセット
された原稿61からの反射光は、常に一定の光路長にな
っている。
【0025】レンズ22eに照射された光は、レンズ2
2eを通過して、装置本体20における第2反射ミラー
22cおよび第3反射ミラー22dが設けられた側部と
は反対側の側部に固定的に設けられた上下一対の第4反
射ミラー22fおよび第5反射ミラー22gによって、
反射方向が反転される。その後、光は、装置本体20の
ほぼ中央部に設けられた第6反射ミラー22hに照射さ
れるようになっている。第6反射ミラー22hは、照射
された光を、その下方に配置された電子写真プロセスユ
ニット24の感光体ドラム24aに向かって反射してい
る。
【0026】電子写真プロセスユニット24の感光体ド
ラム24aは、帯電器24bによって、その表面の感光
層が帯電された状態で、光学系22から照射される光に
よって露光されるようになっている。これにより、感光
層に、原稿の画像に対応した静電潜像が形成される。そ
して、感光層に形成された静電潜像が、現像装置24c
によって現像されて、感光層上にトナー像が形成され
る。
【0027】電子写真プロセスユニット24には、給紙
カセット25aに収容されたプリント用紙62、あるい
は手差しトレイ25bに設けられたプリント用紙62
が、各一対のローラー25cおよび25dによって、供
給されるようになっている。この供給されたプリント用
紙62には、感光体ドラム24aの感光層上に形成され
たトナー像が、転写装置24dによって転写される。感
光体ドラム24aの表面に残留するトナーは、クリーニ
ング装置24eによって除去される。プリント用紙62
上に転写されたトナー像は、定着装置24fによって、
プリント用紙62上に定着される。そして、トナー像が
定着されたプリント用紙62は、排紙トレイ25e上に
排出されるようになっている。
【0028】自動原稿送り装置10は、プラテンガラス
21とともに装置本体20の上面全体を覆うように構成
されており、その上面に原稿給紙トレイ11が設けられ
ている。この原稿給紙トレイ11には、プラテンガラス
21の側部の画像読取部に搬送するための原稿61がセ
ットされる。原稿給紙トレイ11上には、自動原稿送り
装置10が装置本体20の上面を閉塞した状態で、1枚
または複数枚の原稿61がセットされるようになってい
る。このセットされた複数枚の原稿61は、上側から1
枚ずつ順番に、プラテンガラス21の画像読取部に供給
される。
【0029】原稿給紙トレイ11の給紙方向の側部に
は、上下方向に移動可能になったピックアップローラー
15aが設けられている。このピックアップローラー1
5aにおける給紙方向の下流側には、1つの原稿給紙ロ
ーラー15bが設けられている。この原稿給紙ローラー
15bの給紙方向下流側には、一対の原稿送りローラー
15cが設けられている。この原稿送りローラー15c
によって、原稿61が、プラテンガラス21における原
稿読取部の上方を通過するように搬送される構成であ
る。
【0030】原稿61は、プラテンガラス21の原稿読
取部上を通過する際に、その原稿読取部に圧接されるよ
うになっている。原稿読取部上を通過する原稿61に対
しては、光学系22のランプ22aから光が照射されて
おり、その反射光が、光学系22によって、感光体ドラ
ム24aに照射されている。従って、プラテンガラス2
1の画像読取部を通過する原稿の画像が、順次、光学系
22に読み取られて、感光体ドラム24aに照射され
る。
【0031】原稿給紙トレイ11における給紙方向の側
部上には、原稿排紙トレイ14が、傾斜した状態で設け
られている。プラテンガラス21の画像読取部を通過し
た原稿61は上方に向かって案内されて、一対の搬送ロ
ーラー15dによって搬送された後に、一対の原稿排紙
ローラー15eによって、原稿排紙トレイ14上に排出
される。
【0032】図4は、複写機の一部を破断して示す背面
概略図である。自動原稿送り装置10は、背面側の左右
の各側部が、装置本体20の背面側の側部に、それぞれ
連結機構30によって取り付けられている。これによ
り、自動原稿送り装置10の前側の側縁部が上下方向に
回動するようになっている。各連結機構30は、それぞ
れ同様の構成になっている。
【0033】図5は、一方の連結機構30の概略構成を
示す側断面図である。図4および図5に示すように、各
連結機構30は、支持孔部31と支持ロッド32とをそ
れぞれ備えている。支持孔部31は、装置本体20の背
面側における左右の各側部に上下方向に沿って形成され
ている。支持ロッド32は、自動原稿送り装置10にお
ける背面側の左右の各側部に、それぞれが各支持孔部3
1内に挿入されるように取り付けられている。装置本体
20に設けられた支持孔部31は、それぞれ、角筒状に
構成されており、その上端面が上方に開放されている。
支持孔部31における前方側の側面には、その側面の下
端部から上部にかけて、ガイド用開口部31aが設けら
れている。
【0034】図6(a)は、支持ロッド32の拡大側面
図である。支持孔部31内に挿入される支持ロッド32
は、支持孔部31と同様の角筒状に構成されたロッド本
体部32aと、このロッド本体部32aの上端部に一体
的に設けられた回動支持部32bとを有している。支持
ロッド32は、支持孔部31の上下方向長さよりも長く
なっており、ロッド本体部32aが支持孔部31の内奥
部に挿入された状態では、上部の回動支持部32bが、
各支持孔部31から上方に突出している。ロッド本体部
32aの下端部には、支持孔部31に設けられたガイド
用開口部31a内に挿入されて、そのガイド用開口部3
1a内を上下方向にスライドするようになったストッパ
ー32cが設けられている。
【0035】ロッド本体部32aの内部には、コイル状
の圧縮バネ33が設けられている。圧縮バネ33の上端
部には、ロッド本体部32a内を上下方向にスライドし
得るようになったスライド体34が圧縮バネ33に係合
した状態で設けられている。スライド体34は、圧縮バ
ネ33によって上方に付勢されている。スライド体34
の上面には、上方に突出した係合突起部34aが設けら
れている。
【0036】ロッド本体部32aの上端部に取り付けら
れた回動支持部32bは、図4に示すように、左右の各
側部が上方に突出したU字状に構成されており、各側部
間に支持軸35が水平な状態で架設されている。この支
持軸35の中央部には、自動原稿送り装置10の左右の
各側部にそれぞれ取り付けられた回動片36が回動可能
に支持されている。回動片36は、自動原稿送り装置1
0と一体に設けられており、回動片36を挿通する支持
軸35を中心として、自動原稿送り装置10の前側部が
上下方向に回動される。
【0037】図6(a)に示すように、回動片36の下
部は、下方に向かって円弧状に突出しており、支持ロッ
ド32のロッド本体部32a内に挿入されている。ロッ
ド本体部32a内に挿入された回動片36の下部周面に
は、ロッド本体部32a内に配置されたスライド体34
の係合突起部34aが、圧縮バネ33の付勢力によって
圧接されている。そして、自動原稿送り装置10の前側
縁部が上方に回動されることによって、回動片36が自
動原稿送り装置10と一体的に回動されると、その下部
周面は、スライド体34の上面に沿って摺動する。回動
片36の背面側の上部には、回動片36がスライド体3
4の上面に沿って摺動した際に、スライド体34の係合
突起部34aが嵌入して係合する係合凹部36aが設け
られている。
【0038】自動原稿送り装置10は、その前側縁部を
上方に回動させることによって、図7に示すように、各
連結機構30の支持軸35を中心として回動され、装置
本体20の上面に設けられたプラテンガラス21が開放
される。この場合、図6(b)に示すように、各回動片
36に設けられた係合凹部36aが、支持ロッド32内
のスライド体34に設けられた係合突起部34aに係合
されて、自動原稿送り装置10は、プラテンガラス21
を開放した状態に保持される。そして、開放された状態
のプラテンガラス21上に、原稿61がセットされる
と、自動原稿送り装置10の前側縁部が下方に回動され
て、プラテンガラス21上の原稿61が、自動原稿送り
装置10によって覆われる。
【0039】プラテンガラス21上にセットされる原稿
61が1枚の用紙である場合には、自動原稿送り装置1
0の前側縁部が下方に回動されると、図5に示すよう
に、自動原稿送り装置10は、プラテンガラス21にほ
ぼ密着した状態になる。従って、この場合には、支持ロ
ッド32は、支持孔部31の内奥部に挿入された状態を
保持する。これに対して、図8に示すように、複数枚の
用紙が綴じられたブック状の原稿61をプラテンガラス
21上にセットした場合、自動原稿送り装置10の前側
縁部が下方に回動されると、プラテンガラス21上にセ
ットされたブック状の原稿61に接触する。このような
状態で、さらに、自動原稿送り装置10を下方に回動さ
せると、自動原稿送り装置10の背面側の側縁部が、ブ
ック状の原稿61によって上方に持ち上げられて、各支
持ロッド32がそれぞれの支持孔部31に沿って上方に
スライドされる。これにより、自動原稿送り装置10
は、ブック状の原稿61の厚さ分だけ、プラテンガラス
21の上方に位置されて、自動原稿送り装置10は、ブ
ック状の原稿61をほぼ水平な状態で覆うことになる。
【0040】また、ブック状の原稿61の厚さがロッド
本体部32aの長さよりも大きくなっている場合には、
自動原稿送り装置10の前側縁部の下方への回動によっ
て、それぞれが上方に回動される各支持ロッド32は、
それぞれの下端部に設けられたストッパー32cが、支
持孔部31に設けられたガイド用開口部31aの上端縁
に係止することによって、それ以上は、上方にスライド
されなくなる。その結果、各支持ロッド32は、各支持
孔部31から抜け出るおそれがない。
【0041】図4に示すように、一方の連結機構30に
近接した画像形成装置の背面側部分には、装置本体20
と自動原稿送り装置10との間にわたって、上下方向に
沿って設けられた薄い帯板状をしたフレキシブルなフラ
ットケーブル41が設けられている。湾曲可能なフラッ
トケーブル41は、装置本体20から自動原稿送り装置
10への電力供給、両者間の信号送受等のために設けら
れている。
【0042】図9は、フラットケーブル41が配置され
た画像形成装置の背面部分の断面図である。このフラッ
トケーブル41は、装置本体20の内部に設けられたコ
ントロール基板に接続された状態で、図4および図9に
示すように、装置本体20の内部を上下方向に沿って配
置されており、装置本体20の背面側部分から上方に引
き出されて、自動原稿送り装置10の内部に導入されて
いる。装置本体20および自動原稿送り装置10にわた
って垂直になったフラットケーブル41には、湾曲可能
になったフレキシブルなケーブル保護チューブ(本発明
で言うケーブル保護手段)42が外装されている。この
ケーブル保護チューブ42は、PVC(ポリ塩化ビニ
ル)等によって、断面が偏平な楕円形状に構成されてい
る。
【0043】ケーブル保護チューブ42は、装置本体2
0の背面側の上面を上下方向に貫通した装置本体側スリ
ット26内を挿通している。この装置本体側スリット2
6は、自動原稿送り装置10の回動支点である支持軸3
5に対して、その前方側であって、前後方向の距離がで
きるだけ小さな位置に設けられている。
【0044】装置本体側スリット26内を挿通したケー
ブル保護チューブ42は、装置本体側スリット26に対
してスライドしない状態になるように、装置本体20の
内部に位置する端部が、装置本体20に対して固定され
ている。
【0045】また、この装置本体側スリット26に対向
した自動原稿送り装置10の下面部分にも、装置本体側
スリット26と同様の形状の原稿送り側スリット17が
設けられており、ケーブル保護チューブ42は、この原
稿送り側スリット17内をスライド可能に挿通してい
る。
【0046】装置本体側スリット26と原稿送り側スリ
ット17とにわたって設けられたケーブル保護チューブ
42は、自動原稿送り装置10が装置本体20のプラテ
ンガラス21を覆った状態では、自動原稿送り装置10
の内部における上下方向中程まで挿入されている。フラ
ットケーブル41は、ケーブル保護チューブ42内を挿
通して、ケーブル保護チューブ42の上端部から自動原
稿送り装置10の内部に、自動原稿送り装置10の背面
側側板18に近接した状態で上方に引き出されている。
また、このフラットケーブル41は、自動原稿送り装置
10の上部にて、上方に向かって突出するように半円状
に湾曲されている。そして、ケーブル保護チューブ42
から引き出されたフラットケーブル41の端部が、自動
原稿送り装置10内に水平状態で設けられた中継基板1
9のコネクタ19aに接続されている。フラットケーブ
ル41は、例えば、ケーブル保護チューブ42の上端部
から、長さδ1にわたって引き出されて、上下方向を反
転されており、これにより、フラットケーブル41は、
中継基板19のコネクタ19aとの間に適当なたるみ部
分が形成されている。
【0047】このようなフラットケーブル41の配線構
造では、図10に示すように、自動原稿送り装置10の
前側縁部が上方に回動されて、自動原稿送り装置10が
傾斜した状態になると、ケーブル保護チューブ42が、
装置本体20と自動原稿送り装置10との間にて、上部
が背面側に位置するように屈曲された状態になり、その
内部を挿通するフラットケーブル41も同様に屈曲され
る。フラットケーブル41の屈曲部分は、湾曲可能なケ
ーブル保護チューブ42にて覆われているために、フラ
ットケーブル41に加わる応力が小さく、フラットケー
ブル41は座屈して破損するおそれがない。
【0048】また、ケーブル保護チューブ42は、自動
原稿送り装置10の回動支点である支持軸35に対して
近接して設けられているために、ケーブル保護チューブ
42の屈曲時における曲率が小さくなっており、従っ
て、ケーブル保護チューブ42およびフラットケーブル
41に加わる応力が小さくなっている。
【0049】その後、自動原稿送り装置10が下方に回
動されて、装置本体20の上面を覆った状態になると、
ケーブル保護チューブ42は、上下方向に沿った直線状
に復帰し、フラットケーブル41も、同様の直線状に復
帰する。この場合、ケーブル保護チューブ42は、PV
Cによって、適度な腰を有するフレキシブルな状態に構
成されているために、確実に、直線状に復帰する。PV
Cによって構成されたケーブル保護チューブ42は、弾
力性に優れており、同様の動作が繰り返されても、破損
するおそれがない。
【0050】また、図11に示すように、プラテンガラ
ス21上にブック状の原稿61が載置されて、そのブッ
ク状の原稿61を覆うように、自動原稿送り装置10
が、上方に平行移動されつつ下方に回動される場合に
は、ケーブル保護チューブ42が、装置本体41に対し
て固定された状態で原稿送り側スリット17に対してス
ライド可能になっている。このため、ケーブル保護チュ
ーブ42が、上方にスライドされる自動原稿送り装置1
0に対してスライドする。その結果、自動原稿送り装置
10の上昇にともなって、自動原稿送り装置10の内部
に引き出されたフラットケーブル41における半円状の
たるみ部分のたるみ量δ1が減少するように動作する。
【0051】この場合、フラットケーブル41のたるみ
部分は、自動原稿送り装置10の上昇に伴って、背面側
に倒れるおそれがあるが、この場合には、その湾曲部分
が、自動原稿送り装置10の背面側側板18によって案
内されて、フラットケーブル41のたるみ部分が背面側
に倒れることなく、たるみ部分は、たるみ量が減少する
ように円滑に移動する。
【0052】このようにして、自動原稿送り装置10の
内部におけるフラットケーブル41のケーブル保護チュ
ーブ42からの突出量が、当初のδ1からδ2に減少す
る。従って、この場合にも、フラットケーブル41に加
わる応力が小さく、フラットケーブル41が座屈して破
損するおそれがない。
【0053】その後、ブック状の原稿61が取り出され
て、自動原稿送り装置10が下降する場合には、このよ
うな動作とは逆の動作によって、フラットケーブル41
がケーブル保護チューブ42から自動原稿送り装置10
の内部に引き出されることになり、従って、この場合に
も、フラットケーブル41に大きな応力が加わって破損
するおそれがない。
【0054】このような構成によって、自動原稿送り装
置10が開閉されても、フラットケーブル41に大きな
応力が加わるおそれがなく、長期にわたる使用によって
も、フラットケーブル41は破損するおそれがない。し
かも、フラットケーブル41は、複写機の外部から目視
されるおそれがなく、外観的に優れている。
【0055】(第2実施形態)図12は、フラットケー
ブル41の配線構造の第2実施形態を示す複写機背面の
要部の断面図である。フラットケーブル41に嵌合され
たケーブル保護チューブ42は、自動原稿送り装置10
と装置本体20とを連結する一方の連結機構30におけ
る支持ロッド32内を挿通している。支持ロッド32の
内部には、ケーブル保護チューブ42が挿通する空間部
分が形成されている。ケーブル保護チューブ42の下部
は、支持ロッド32が挿入された支持孔部31の底面に
設けられた装置本体側スリット26内を挿通して、装置
本体部20に固定されている。ケーブル保護チューブ4
2の上部は、自動原稿送り装置10の下面部分に設けら
れた原稿送り側スリット17内を挿通している。そし
て、フラットケーブル41は、前述の例と同様に、自動
原稿送り装置10の内部にて、ケーブル保護チューブ4
2から引き出されて、上方に突出するように湾曲された
部分を介して、中継基板19のコネクタ19aに接続さ
れている。
【0056】このような構成によっても、自動原稿送り
装置10が開閉されても、フラットケーブル41に大き
な応力が加わるおそれがなく、長期にわたる使用によっ
ても、フラットケーブル41は破損するおそれがない。
しかも、フラットケーブル41は、複写機の外部から目
視されるおそれがなく、外観的に優れている。
【0057】(第3実施形態)本形態は、フラットケー
ブル41を保護するための手段を変更したものである。
上述した第1及び第2実施形態の場合、図13に示すよ
うに、ケーブル保護チューブ42を断面楕円形状に変形
させて原稿送り側スリット17や装置本体側スリット2
6に挿通させる必要がある。このため、スリット17,
26の開口幅寸法を比較的大きめに設定してケーブル保
護チューブ42の挿通作業を行いやすくしておく必要が
ある。しかし、この開口幅寸法を大きくし過ぎた場合に
はケーブル保護チューブ42の断面形状が円形に近付
く。これでは、自動原稿送り装置10の開閉時にケーブ
ル保護チューブ42が容易に湾曲しなくなり、開閉抵抗
が大きくなったり、スリット17やケーブル保護チュー
ブ42が装置外部から見えやすくなり、外観を悪化させ
てしまう。本形態は、この点に鑑みられたものである。
つまり、上記ケーブル保護チューブ42に代えて、フラ
ットケーブル41をサンドイッチ状に挟むケーブル保護
シート43を採用している。
【0058】図14は本実施形態における図4相当図で
ある。図15は装置本体側スリット26へのケーブル保
護シート43及びフラットケーブル41の挿通作業を示
す図である。図16は本実施形態における図9相当図で
ある。図17は本実施形態における図10相当図であ
る。図18は本実施形態における図11相当図である。
【0059】図15に示すように、ケーブル保護シート
43は、フラットケーブル41の幅寸法よりも僅かに大
きい幅寸法を有する2枚のシート材43a,43bによ
って成る。これらシート材43a,43bによってフラ
ットケーブル41の両面をサンドイッチ状に挟むことに
より、このフラットケーブル41を保護している。
【0060】各シート材43a,43bは、ある程度の
腰があり、且つ湾曲自在なPET(ポリエチレンテレフ
タレート)等の樹脂材料により形成されている。また、
これらシート材43a,43bは片面に両面テープ等の
粘着手段が適用され、これによってフラットケーブル4
1及び相手側のシート材に貼り合わされるようになって
いる。各シート材43a,43bは、例えば厚さが約2
00μm程度であって、フラットケーブル41を保護し
た状態における全体の厚さ寸法は1mm以下となってい
る。
【0061】本形態におけるフラットケーブル41の配
設状態は、上述した第1実施形態の場合と同様である。
また、ケーブル保護シート43の配設状態も、上述した
第1実施形態のケーブル保護チューブ42と同様であ
る。つまり、図16及び図17に示すように、フラット
ケーブル41は、装置本体20の内部に設けられたコン
トロール基板に接続された状態で、装置本体20の内部
を上下方向に沿って配置されており、装置本体20の背
面側部分から上方に引き出されて、自動原稿送り装置1
0の内部に導入されている(図14および図16参
照)。
【0062】また、ケーブル保護シート43は、装置本
体20の背面側の上面を上下方向に貫通した装置本体側
スリット26内を挿通している(図15参照)。装置本
体側スリット26内を挿通したケーブル保護シート43
は、装置本体側スリット26に対してスライドしない状
態になるように、装置本体20の内部に位置する端部
が、装置本体20に対して固定されている。
【0063】また、この装置本体側スリット26に対向
した自動原稿送り装置10の下面部分にも、装置本体側
スリット26と同様の形状の原稿送り側スリット17が
設けられており、ケーブル保護シート43は、この原稿
送り側スリット17内をスライド可能に挿通している。
【0064】そして、フラットケーブル41は、自動原
稿送り装置10内においてたわみ部を経て中継基板19
のコネクタ19aに接続されている。このため、図18
に示すように、プラテンガラス21上にブック状の原稿
61が載置された場合には、このブック状の原稿61を
覆うように、自動原稿送り装置10が、上方に平行移動
する。この際、フラットケーブル41のたわみ量がδ1
(図16)からδ2(図18)に減少することにより、
フラットケーブル41に加わる応力が小さく、フラット
ケーブル41が座屈して破損するおそれがない。
【0065】このような構成によっても、自動原稿送り
装置10が開閉された場合に、フラットケーブル41に
大きな応力が加わるおそれがなく、長期にわたる使用に
よっても、フラットケーブル41は破損するおそれがな
い。しかも、フラットケーブル41は、複写機の外部か
ら目視されるおそれがなく、外観的に優れている。
【0066】更に、本形態によれば、自動原稿送り装置
10が下降する際、原稿送り側スリット17がケーブル
保護シート43に摺動しながら降下する。この場合、上
述したように、ケーブル保護シート43の全体の厚さは
薄い(1mm)ため、ケーブル保護シート43と原稿送り
側スリット17との間での摺動抵抗は小さく抑えられ
る。また、ケーブル保護シート43には適度な腰がある
ため、このケーブル保護シート43及びフラットケーブ
ル41が座屈する虞れはない。
【0067】また、ケーブル保護シート43の全体の厚
さが薄いために、各スリット17,26へケーブル保護
シート43及びフラットケーブル41を挿通させる作業
を容易に行うことができる。また、各シート材43a,
43bは、PETであるので、安価にケーブル保護シー
ト43を得ることができる。
【0068】−その他の実施形態− なお、上記各実施の形態では、ケーブル保護チューブ4
2やケーブル保護シート43の下端部を装置本体20に
固定して、自動原稿送り装置10の内部にフラットケー
ブル41のたるみ部分を形成する構成であったが、ケー
ブル保護チューブ42やケーブル保護シート43の上端
部を自動原稿送り装置10に固定して、装置本体20の
内部にフラットケーブル41のたるみ部分を形成する構
成としてもよい。
【0069】また、上記実施形態では、本発明に係る画
像形成装置を複写機に適用した場合について説明した。
本発明は、これに限らず、プリンタその他の画像形成装
置にも適用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、装置
本体と原稿送り装置とを備えた画像形成装置に対し、こ
の両者の対向部分間にケーブルを挿通する。また、この
ケーブルを保護手段によって保護する。更に、原稿送り
装置が上下方向にスライドする際のスライドを許容する
ように保護手段の一方側のみを固定している。このた
め、ケーブルが外部から目視されるおそれがなく、装置
の外観が良好に確保できる。また、装置本体と原稿送り
装置との組立が容易であり、しかも、ケーブルが座屈し
て破損するおそれがないために長期にわたって安定的に
使用することができる。
【0071】また、ケーブル保護手段として、フラット
ケーブルをサンドイッチ状に挟んでフラットケーブルの
両面を保護するケーブル保護シートを採用した場合に
は、フラットケーブルを保護した状態における全体の厚
さ寸法を比較的小さくすることができる。このため、ケ
ーブル保護シートを外観上、見え難くすることができ、
装置の良好な外観の確保をより確実に行うことができ
る。また、装置本体及び原稿送り装置にケーブルを挿通
させるためのスリット等を形成した場合であっても、こ
の厚さ寸法が小さいため、このスリットへのフラットケ
ーブル及びケーブル保護シートの挿通作業が容易であ
り、装置の組み立て作業の簡素化を図ることができる。
【0072】更に、装置本体または原稿送り装置の内部
において、ケーブルにたるみ部分を備えさせた場合に
は、このたるみ部の存在によって、原稿送り装置が装置
本体に対して上方にスライドされる際のスライド移動が
許容されることになる。このため、原稿送り装置のスラ
イド移動が容易に行える。その結果、厚さ寸法の大きな
原稿を原稿台にセットした場合であっても、この原稿を
原稿送り装置によって覆うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る複写機の斜視図である。
【図2】自動原稿送り装置を回動させた状態の斜視図で
ある。
【図3】複写機の内部を示す概略構成図である。
【図4】第1実施形態における複写機の一部を破断して
示す背面図である。
【図5】複写機の一部を破断した側面図である。
【図6】(a)は複写機の自動原稿送り装置の背面側部
分の側面図、(b)はその動作説明図である。
【図7】複写機の動作説明のための一部を破断した側面
図である。
【図8】複写機の動作説明のための一部を破断した側面
図である。
【図9】第1実施形態における複写機の一部を破断した
側面図である。
【図10】第1実施形態における複写機の動作説明のた
めの一部を破断した側面図である。
【図11】第1実施形態における複写機の動作説明のた
めの一部を破断した側面図である。
【図12】第2実施形態における図9相当図である。
【図13】ケーブル保護チューブの挿通動作を示す斜視
図である。
【図14】第3実施形態における図4相当図である。
【図15】第3実施形態における図13相当図である。
【図16】第3実施形態における図9相当図である。
【図17】第3実施形態における図10相当図である。
【図18】第3実施形態における図11相当図である。
【図19】従来の複写機の一例を示す一部破断背面図で
ある。
【図20】従来の複写機の他の例を示す一部破断背面図
である。
【符号の説明】
10 自動原稿送り装置 19 中継基板 20 装置本体 21 プラテンガラス(原稿台)) 22 光学系 30 連結機構 41 フラットケーブル 42 ケーブル保護チューブ(ケーブル保護手段) 43 ケーブル保護シート(ケーブル保護手段) 61 原稿 62 プリント用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 DA01 DA02 DA34 EA08 2H076 BA13 BA51 BA52 EA18 5C062 AA05 AB00 AB17 AB22 AB30 AB32 AD01 AD06 BA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台を備え、この原稿台上にセットさ
    れた原稿の画像を光学系にて読み取ってプリント用紙に
    プリントする装置本体と、 この装置本体に取り付けられており、セットされた原稿
    の画像が、上記光学系によって読み取られるように、原
    稿台上に原稿を給紙する原稿送り装置と、 この原稿送り装置の一端縁部分を、これに対向する装置
    本体の一端縁部分に対して、上下方向にスライドし得る
    状態で連結する連結機構とを具備する画像形成装置であ
    って、 上記装置本体及び原稿送り装置の上記各一端縁部分を通
    過してそれぞれの内部にわたって湾曲可能なケーブル保
    護手段が設けられ、装置本体と原稿送り装置との間にわ
    たるケーブルが、このケーブル保護手段によって保護さ
    れている一方、 上記ケーブル保護手段は、装置本体または原稿送り装置
    のいずれか一方に固定され、且つ他方に対してスライド
    可能に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 ケーブル保護手段は、チューブ形状のケーブル保護チュ
    ーブであって、このケーブル保護チューブ内にケーブル
    が挿通されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 ケーブルはフラットケーブルであって、 ケーブル保護手段は、フラットケーブルをサンドイッチ
    状に挟んでフラットケーブル両面を保護するケーブル保
    護シートであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうち一つに記載の画像形
    成装置において、 ケーブルは、ケーブル保護手段が固定されていない装置
    本体または原稿送り装置の内部において、たるみ部分を
    介して、その内部に設けられた基板に接続されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、 原稿送り装置が装置本体に対して上方にスライドされる
    際、ケーブルに過大な応力がかからないように、ケーブ
    ルのたるみ部分におけるたるみ量が減少する構成とされ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
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