JP2014024612A - 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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耕治 畑山
Yasunobu Yoda
泰信 養田
Taku Kudo
卓 工藤
Takayuki Ando
貴之 安藤
Satoshi Narai
聡 奈良井
Yohei Osanai
洋平 小山内
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Abstract

【課題】直線搬送路と湾曲搬送路との切換えを簡易な構成で実現でき、大型化や製造コストが増大するのを防止することができる自動原稿搬送装置、この自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ADF4は、直線搬送路24を搬送される原稿が排紙される排紙位置および排紙位置から退避される退避位置との間で回動自在に設けられた排紙トレイ23を備え、排紙トレイ23が退避位置から排紙位置に移動するのに連動して、切換爪29が第2の切換位置から第1の切換位置に切換られるように構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置に関し、例えば、原稿を直線搬送路と湾曲搬送路とに選択的に搬送することができる自動原稿搬送装置、およびこの自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置に関する。
スキャナ等の画像読取装置およびこの画像読取装置を備えた電子写真方式の画像形成が可能なデジタルコピー機、プリンタ、ファクシミリおよびスキャナの機能を併有するデジタル複合機等の画像形成装置にあっては、自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)が設けられたものが知られている。
このADFは、原稿トレイに載置された原稿を給紙して透明部材からなるスリットガラスに搬送し、スリットガラスを通して読取ユニットによって画像が読取られた原稿を、湾曲搬送路を介して原稿トレイの上方または下方に設けられた排紙トレイに排紙するようになっている。
ところが、カタログ等の紙厚が大きい原稿やカード等の硬い原稿を湾曲搬送路上で搬送する場合には、原稿の屈曲やジャムの発生のおそれがあるため、原稿の種類に応じて複数の原稿の搬送路を設けるようにしたADFが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このADFは、原稿トレイに載置された原稿をADFの本体の側面に設けられた排紙トレイに搬送する直線搬送路としてのストレート搬送路と、ストレート搬送路から分岐して原稿トレイの上方に設けられた排紙トレイに搬送する湾曲搬送路としてのUターン搬送路と、ストレート搬送路とUターン搬送路との分岐位置に設けられた切換爪を構成するゲートと、ゲートを切換え制御する制御部とを備えている。
このADFは、カタログ等の紙厚が大きい原稿やカード等の硬い原稿を搬送する場合には、制御部がゲートの切換えを行ってストレート搬送路を通して原稿を本体の側方に設けられた排紙トレイに搬送するようになっている。
また、薄い原稿を搬送する場合には、制御部がゲートの切換えを行ってUターン搬送路を通して原稿を原稿トレイの上方の排紙トレイに搬送するようになっている。
このため、原稿の種類に応じて制御部がゲートをストレート搬送路とUターン搬送路とに切換えることで、カタログ等の紙厚の大きい原稿やカード等の硬い原稿の屈曲やジャムの発生を抑制することができる。
しかしながら、このような従来のADFにあっては、制御部がゲートを切換え制御するためのソレノイドやモータ等のアクチュエータを必要とするため、ADFの部品点数が増加してしまう。したがって、ADFの部品点数の増加に伴ってADFが大型化してしまうとともに、ADFの製造コストが増大してしまうという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、直線搬送路と湾曲搬送路との切換えを簡易な構成で実現でき、大型化や製造コストが増大するのを防止することができる自動原稿搬送装置、この自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
本発明の自動原稿搬送装置は、上記目的を達成するため、原稿載置部に載置された原稿を、透明部材を通して第1の排紙部に直線状に搬送する直線搬送路と、前記透明部材に対して原稿搬送方向下流側の前記直線搬送路から分岐され、前記直線搬送路上を搬送される前記原稿を湾曲させて第2の排紙部に搬送する湾曲搬送路と、前記直線搬送路および前記湾曲搬送路の分岐位置に設けられ、前記原稿の搬送方向を前記直線搬送路を通して前記第1の排紙部に搬送する第1の切換位置および前記湾曲搬送路を通して前記第2の排紙部に搬送する第2の切換位置のいずれか一方に切換えられる切換爪とを備え、前記第1の排紙部が、前記直線搬送路を搬送される前記原稿が排紙される排紙位置および前記排紙位置から退避される退避位置との間で、自動原稿搬送装置の本体に回動自在に設けられた自動原稿搬送装置であって、前記第1の排紙部が前記退避位置から前記排紙位置に移動するのに連動して、前記切換爪が前記第2の切換位置から前記第1の切換位置に切換られるものから構成されている。
以上説明したように、直線搬送路と湾曲搬送路との切換えを簡易な構成で実現でき、大型化や製造コストが増大するのを防止することができる自動原稿搬送装置、この自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、デジタル複合機の外観斜視図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、画像読取装置部の外観斜視図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、画像読取装置部のカバー開放状態を示す図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、ADFおよび画像読取装置の概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、読取ユニットの分解図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、ADFおよび画像読取装置部の要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、読取ユニットがコンタクトガラスの下方に位置した状態を示す図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、読取ユニットがコンタクトガラスからスリットガラスに向かって移動する状態を示す図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、読取ユニットがスリットガラスの下方に位置した状態を示す図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、排紙トレイが排紙位置にある状態のADFおよび画像読取装置部の要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、切換爪の下流側に排紙ローラがある状態を示したADFおよび画像読取装置部の要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、ADFを開放してジャム処理を行う状態のADFの要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、排紙トレイが閉じた状態で給紙カバーを開放したときのADFの要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、排紙トレイを開放した状態で給紙カバーを開放したときのADFの要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、排紙トレイが排紙位置にある状態のADFおよび画像読取装置部の要部概略構成図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、排紙トレイが退避位置にある状態のADFおよび画像読取装置部の要部概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図14は、本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態の画像形成装置は、例えば、電子写真方式の画像形成が可能なデジタルコピー機、プリンタ、ファクシミリおよびスキャナの機能を併有するデジタル複合機として構成されている。
図1において、デジタル複合機1は、画像形成装置本体2と、画像読取装置としての画像読取装置部3と、自動原稿搬送装置であるADF4とを含んで構成されている。
画像形成装置本体2は、その上方側に配置された画像読取装置部3により原稿の画像が読取られるとき、その画像データを基に公知の電子写真方式の画像形成処理を実行し、読取った画像を所定の記録媒体である記録用紙に記録(プリント)したり、画像ファイルを転送出力したりすることができる。
画像形成装置本体2は、内蔵されたコントローラ5によって画像読取装置部3およびADF4の作動を制御する。例えば、画像読取装置部3により読取られた原稿の画像に基づいて図示しない感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像して、所定の記録用紙にこのトナー像を転写および定着させて画像を記録できるようになっている。
画像読取装置部3は、画像読取装置部3の主要部であるフラットベッドスキャナの機能を有するとともに、ADF4と協働してDFスキャナの機能をも発揮するようになっている。
画像読取装置部3は、その上面側のフラッドベッドコンタクトガラス6(図2参照)上に載置される原稿(例えば1枚の原稿や厚紙、シート原稿の結束物である原稿束、カード等の硬い原稿等)の読取画像面に光を照射して、その原稿の画像面からの反射光を画像信号に変換することにより原稿の画像を読取ることができる。なお、フラットベッドコンタクトガラス6を単にコンタクトガラス6という。
また、ADF4は、カットシートの原稿束から原稿を1枚ずつ分離して後述する原稿搬送路に沿って搬送し、その搬送途中の原稿の一部を画像読取装置部3の上面側のDFコンタクトガラス(以下、単にスリットガラスという)7に順次対面させることができるようになっている。
すなわち、ADF4は、原稿を原稿搬送路(後述する直線搬送路および屈曲搬送路)に沿って搬送する原稿搬送機能を有しており、その搬送原稿の画像をスリットガラス7上で読取り可能に搬送することで、画像読取装置部3にDFスキャナの機能を発揮させることができるようになっている。
このADF4は、画像読取装置部3の上面側の後部(背面側の部分)に図示しないヒンジ等の開閉機構を介して取付けられており、画像読取装置部3に対してコンタクトガラス6上に原稿セット空間を形成する開放位置と、コンタクトガラス6上に原稿を押付け可能な閉止位置との間で移動自在となっている。
そして、デジタル複合機1は、ADF4により原稿を自動搬送しつつその原稿の読取対象面の画像を読取るDFスキャナモード(搬送原稿読取りモード)と、画像読取装置部3上の所定位置に載せ置かれた原稿の画像を下方側から読取るフラットベッドスキャナモード(載置原稿読取りモード)とに切換え可能になっている。
図2に示すように、画像読取装置部3は、スキャナカバー部8と、スキャナフレーム部9とを含んで構成されている。スキャナフレーム部9は、図3に示すように、その上方が開口した箱型形状から構成されており、スキャナカバー部8は、スキャナフレーム部9の開口部を覆うようにして、スキャナフレーム部9に着脱可能に図示しないネジ等で固定されている。スキャナカバー部8には、コンタクトガラス6およびスリットガラス7が取付けられている。
図3、図4に示すように、コンタクトガラス6は、平坦な板状の透明部材から構成されており、画像読取装置部3がフラットベッドスキャナとして機能する場合であって読取対象の原稿が載置されるとき、この原稿の画像面に対面することができるようになっている。
また、スリットガラス7は、平坦な短い帯状の透明部材から構成されており、画像読取装置部3がDFスキャナとして機能する場合であって後述する直線搬送路24中の搬送原稿の画像面に対面することができるようになっている。
さらに、スリットガラス7の上面は、コンタクトガラス6の上面に対して予め設定された傾斜角をなすよう傾斜しており、スキャナカバー部8の副走査方向(図4中、左右方向)の一方にはスリットガラス7の上面と同一面を形成するように傾斜した傾斜ガイド部10a(図2参照)が形成されている。
また、スキャナカバー部8の副走査方向の他方にはスリットガラス7に対して所定角をなすように傾斜した傾斜ガイド部10bが形成されており、この傾斜ガイド部10bは、コンタクトガラス6とスリットガラス7との間に位置してコンタクトガラス6側がスリットガラス7側よりも下方に位置している(図7参照)。また、この傾斜ガイド部10bは、コンタクトガラス6に原稿を載置したときの基準ステールの機能を有している。
図3および図4に示すように、画像読取装置部3の内部には、読取ユニット11と、図4中の左右方向に延びるガイドロッド12とが設けられている。
読取ユニット11は、図示しない光源等の光照射手段を含んで構成されており、コンタクトガラス6を通してコンタクトガラス6の上面に対面する原稿の画像面に光源からの光を照射することができるようになっている。
また、読取ユニット11は、スリットガラス7を通してスリットガラス7の上面に対面しつつ搬送される原稿の画像面に光源からの光を照射することができるようになっている。
また、読取ユニット11は、コンタクトガラス6上の原稿の画像面を、副走査方向と直交(交差)する主走査方向にライン走査しつつ読取ることができ、あるいは、スリットガラス7上を通過する搬送原稿の画像を主走査方向にライン走査しつつ読取ることができるようになっている。ここで、主走査方向は、コンタクトガラス6の上面およびスリットガラス7の上面の双方に対して平行な方向である。
図5に示すように、この読取ユニット11は、主走査方向に延びる走査領域11sを有しており、その走査領域11s内でコンタクトガラス6またはスリットガラス7を通して載置原稿または搬送原稿の画像を読取ることができるようになっている。
図5〜図7に示すように、読取ユニット11は、その長手方向中央の下部でガイドロッド12によって副走査方向に移動自在に案内される一方、その副走査方向位置に応じて、長手方向両端側の上部でコンタクトガラス6およびスリットガラス7のうちいずれか片方または双方にスライド可能に接触している。
このため、読取ユニット11は、ガイドロッド12に沿って移動自在であるものの、ガイドロッド12の中心軸回りの傾きを規制され、コンタクトガラス6およびスリットガラス7の下面に沿って副走査方向に移動できるようになっている。
具体的には、読取ユニット11は、一体型走査光学ユニット13と、この一体型走査光学ユニット13を保持するブラケット14と、一体型走査光学ユニット13およびブラケット14の間に圧縮状態で組み込まれた複数の圧縮コイルばね15とによって構成されている。
一体型走査光学ユニット13は、光源および主走査方向を長手方向とする密着イメージセンサを保持し、あるいは、光源、レンズ、CCD(電荷結合素子)およびミラーを保持したもので、画像を主走査方向にライン走査することができるようになっている。
ブラケット14は、ガイドロッド12にスライド可能に支持された下側スライダ部14a(図4参照)と、同一軸線上に位置するよう一体型走査光学ユニット13の両端面から垂直に突出する両端突出部13aを長手方向軸線回りに姿勢変化可能におよび上下方向に変位可能に保持する鉛直方向に長尺の長穴14c付きの一対の保持腕部14bと、これら下側スライダ部14aおよび一対の保持腕部14bを一体に装着したブラケット本体部14dとを有している。
ここで、下側スライダ部14aは、ブラケット本体部14dの長手方向中央の下部に固定された筒状体からなり、一対の保持腕部14bは、ブラケット本体部14dの両端側で図中上方側に突出する一対の板状体によって構成されている。
複数の圧縮コイルばね15は、一体型走査光学ユニット13の両端突出部13aの中心軸線から等距離を隔てつつ、一体型走査光学ユニット13の下面部分を主走査方向の複数箇所で上方側(コンタクトガラス6側、スリットガラス7側)に押し付けるようになっており、一対の保持腕部14bの長穴14cの中心を通る鉛直面に対し対称に配置されている。
また、一体型走査光学ユニット13の両端側の上部には、コンタクトガラス6およびスリットガラス7のうち少なくとも一方の下面に接触しつつ副走査方向に円滑に滑り動く半球状の突起からなる上部スライダ部16が装着されている。
一体型走査光学ユニット13は、この上部スライダ部16によってコンタクトガラス6またはスリットガラス7の下面に低摩擦係数で摺動性・滑動性が良好となるように接触することができる。
図4に示すように、画像読取装置部3の内部には、無端のループ状でその周方向の一箇所に読取ユニット11のブラケット14が固定されたタイミングベルト17と、このタイミングベルト17が弛みなく掛け渡された複数のタイミングプーリ18と、いずれか1つのタイミングプーリを回転駆動する図示しないモータ等からなる移動機構が設けられている。
読取ユニット11は、この移動機構によって駆動されることにより、副走査方向に移動することができようになっている。
このような構成を有する読取ユニット11は、コンタクトガラス6の下方に移動した場合とスリットガラス7の下方に移動した場合とにおいて、両端突出部13aを長手方向軸線としてこの長手方向軸線回りに姿勢が変化するとともに、上下方向に変位する。
具体的には、フラットベットスキャナモードの読取動作を行う場合、読取ユニット11は、コンタクトガラス6の左端付近に位置するホームポジションから副走査方向一方側(右方側)に移動しながら、一体型走査光学ユニット13によるライン走査を実行して、コンタクトガラス6上の載置原稿の表面(下面)の画像を読取る。
また、その読取動作が終了すると、読取ユニット11は、副走査方向他方側(左方側)の再度ホームポジションに戻る。
一体型走査光学ユニット13がコンタクトガラス6の下方で副走査方向に移動するときには、一体型走査光学ユニット13は、コイルばね15の弾性力によってコンタクトガラス6に向かって押圧されることにより、コンタクトガラス6に対して読取ユニット11の読取り面を平行で適切な距離に設定し、読取り光軸を原稿に対して垂直に設定することができる。
また、DFスキャナモードの読取動作を行う場合、移動機構により駆動されることで、読取ユニット11は、図4に示すように、ホームポジションからスリットガラス7の下方に移動する。
すなわち、読取ユニット11は、ホームポジションから予め設定された距離だけ副走査方向他方側に移動してスリットガラス7の下方で停止し、スリットガラス7上を通過する搬送原稿の表面の画像を読取る。
図7〜図9に示すように、傾斜ガイド部10bの下面には副走査方向と同方向に延びる2つのガイドレール10cが形成されており、上部スライダ部16は、このガイドレール10cに沿って傾斜ガイド部10bの下方を移動するようになっている。
すなわち、読取ユニット11がホームポジションからスリットガラス7の下方に移動する場合には、図7に示す状態から図8に示すように、一体型走査光学ユニット13がコイルばね15の弾性力によって傾斜ガイド部10bに向かって押圧される。このとき、上部スライダ部16がガイドレール10cに接触しながら読取ユニット11がスリットガラス7の下方に向かって移動する。
次いで、一体型走査光学ユニット13は、傾斜ガイド部10bを通過すると、コイルばね15の弾性力によってスリットガラス7に向かって押圧されることにより、スリットガラス7に対して読取ユニット11の読取り面を平行で適切な距離に設定し、読取り光軸を原稿に対して垂直に設定することができる。
本実施の形態では、緩やかに傾斜する傾斜ガイド部10bを介してコンタクトガラス6とスリットガラス7とが接続されるため、読取ユニット11がコンタクトガラス6の下方から傾斜ガイド部10bを介してスリットガラス7に滑らかに移動することになる。
一方、図4に示すように、ADF4は、読取対象となる原稿が載置される原稿載置部としての原稿トレイ21を備えている。
このADF4は、原稿が単独(1枚)あるいは、原稿束で原稿トレイ21上に載置された状態で、画像形成装置本体2の正面上部に設けられた図示しない操作パネル部上で読取り開始の要求操作入力がなされるようになっている。
そして、その読取り開始の要求操作入力がなされたとき、原稿トレイ21上の搬送原稿が公知の分離給紙ユニット22によって1枚ずつ分離・給紙されるようになっている。
図4、図6に示すように、分離給紙ユニット22は、原稿束の最上位に位置する原稿の上面に接触して上部の原稿を給紙するピックアップローラ22aと、ピックアップローラ22aよって給紙された原稿から最上位の原稿を分離する分離給紙ローラ22b、22cとから構成されている。
また、ADF4は、原稿トレイ21に載置された原稿を、スリットガラス7を通して第1の排紙部である排紙トレイ23に直線状に搬送する直線搬送路24を備えている。
図1に示すように、排紙トレイ23は、ADF4の本体4Aに図示しない回動軸を介して回動自在に取付けられており、直線搬送路24を通して排紙トレイ23に原稿を排紙する場合には、本体4Aの側方に突出される(図8参照)。
また、排紙トレイ23は、後述する湾曲搬送路を通して原稿を排紙する場合には、本体4A側に回動されて本体4Aから側方に突出されないようになっている。なお、回動とは、物体が360°の範囲内で回転することを意味する。
この直線搬送路24は、分離給紙ユニット22から本体4Aの側方に突出する排紙トレイ23までの間の搬送路から構成されている。
この直線搬送路24上には搬送ローラ25a、25b、スリットガラス7、26、原稿押え板27、排紙ローラ28a、28bおよび切換爪29が設けられている。
搬送ローラ25a、25bは、分離給紙ユニット22の下流側に設けられており、分離給紙ユニット22によって分離された原稿をスリットガラス7、26に向かって搬送するようになっている。
スリットガラス26は、スリットガラス7に対向しており、スリットガラス7との間に原稿を搬送するための直線搬送路24の一部を形成している。このスリットガラス26には読取ユニット30が対向しており、この読取ユニット30は、透明部材としてのスリットガラス26を通してスリットガラス26の下面に対面しつつ搬送される原稿の画像面に光源からの光を照射することができるようになっている。
また、読取ユニット30は、スリットガラス26の下方を通過する搬送原稿の画像を主走査方向にライン走査しつつ読取ることができるようになっている。
また、原稿押え板27は、スリットガラス7との間に原稿を搬送するための直線搬送路の一部を形成しており、スリットガラス7上を搬送される原稿をスリットガラス26に押し付けるようになっている。
排紙ローラ28a、28bは、スリットガラス7、26を通過した原稿を排紙トレイ23に排紙するようになっている。
また、搬送ローラ25a、25bの上流側には直線搬送路24の一部を構成する本体4Aの上ガイド24aと下ガイド24bとが設けられており、この上ガイド24aと下ガイド24bとの間に原稿が搬送されるようになっている。なお、上流、下流とは、原稿の搬送方向の上流と下流を示している。
また、ADF4には湾曲搬送路31が設けられており、この湾曲搬送路31は、スリットガラス7に対して下流側の直線搬送路24から分岐している。この湾曲搬送路31は、本体4Aに設けられた図示しない回動軸に回動自在に設けられた給紙カバー32と本体4Aの搬送ガイド部33とによって形成されている。
すなわち、給紙カバー32は、湾曲搬送路32の原稿搬送面の一方を構成しており、搬送ガイド部33は、湾曲搬送路32の原稿搬送面の他方を構成している。
また、給紙カバー32には排紙ローラ34aが設けられているとともに、搬送ガイド部33には排紙ローラ34aに接触する排紙ローラ34bおよび排紙ローラ28bに接触する排紙ローラ28aが設けられている。
排紙ローラ34a、34bによって搬送される原稿は、原稿トレイ21の上方に位置する第2の排紙部である排紙トレイ35上に排紙される。
この排紙トレイ35は、ADF4の上部に設けられ、画像読取装置部3の設置面内に位置しているため、デジタル複合機1の大型化を抑制することができる。
また、給紙カバー32は、本体4Aに回動軸を介して回動自在に設けられており、排紙ローラ34aと共に本体4Aの側方に突出する位置に回動することで、湾曲搬送路31を開放して、原稿のジャム処理を実現できるようになっている。
これら排紙トレイ23および給紙カバー32の主走査方向両端部は、本体4Aに設けられた図示しない同一の回動軸を介して本体4Aに回動自在に設けられている。
このため、本実施の形態の排紙トレイ23は、直線搬送路24を搬送される原稿が排紙される排紙位置(図10参照)および排紙位置から退避されて給紙カバー32に接触する退避位置(図6参照)の間で回動軸を支点に回動する。
また、切換爪29は、直線搬送路24と湾曲搬送路31との分岐位置に設けられており、本体4Aに設けられた揺動軸29aを有している。この切換爪29は、揺動軸29aを支点にして揺動することにより、原稿の搬送方向を、直線搬送路24を通して排紙トレイ23に搬送する第1の切換位置および湾曲搬送路31を通して排紙トレイ35に搬送する第2の切換位置のいずれか一方に切換えられるようになっている。
本実施の形態の切換爪29は、図6に示すように、排紙トレイ23が退避位置に回動した状態において、自重若しくは、図示しないばね等の弾性部材によって第2の切換位置に位置するようになっており、搬送ローラ25b側に設けられた図示しない突き当て部材に突き当たることにより、第2の切換位置に位置決めされる。
このように排紙トレイ23が退避位置に位置した状態において、原稿は、湾曲搬送路31を通して排紙トレイ35に排紙されるようになっている。なお、この突き当て部材は、本体4Aに着脱自在に設けられている。
図10に示すように、排紙トレイ23は、排紙位置に回動したときに、その一端部が排紙ローラ28a、28bのニップ部まで延びており、この排紙トレイ23の一端には突起23aが形成されている。この突起23aは、排紙トレイ23が排紙位置に回動したときに切換爪29の下面29bに接触するようになっている。
すなわち、排紙トレイ23は、退避位置から排紙位置に移動するのに連動して、突起23aが切換爪29の下面29bに接触することで切換爪29を押圧するようになっており、切換爪29は、排紙トレイ23に押圧されると、揺動軸29aを支点に反時計回転方向に揺動して第1の切換位置に切換えられるようになっている。
また、切換爪29が反時計回転方向に揺動したときに、切換爪29は、搬送ローラ25a側に設けられた図示しない突き当て部材に突き当たることにより、第1の切換位置に位置決めされる。また、この突き当て部材は、本体4Aに着脱自在に設けられている。
また、排紙トレイ23の一端部が排紙ローラ28a、28bのニップ部まで延びていることから、排紙トレイ23の一端部と切換爪29とによって直線搬送路24の一部が構成されることになる。
ここで、排紙トレイ23の一端部を排紙ローラ28a、28bのニップ部まで延ばすことができるのは、以下の理由による。
本実施の形態の直線搬送路24は、コンタクトガラス6の上面に対してその下流側が上流側に対して下方に位置するように直線状に傾斜しているため、スリットガラス7、26を通過した原稿は、自重によって排紙トレイ23に排紙されてスタックされる。
このため、図11に仮想線で示すように排紙ローラ28a、28bを切換爪29の下流側に設けるのを不要にして切換爪29の上流側に設けることができ、切換爪29の下流側の排紙ローラを設置するための空間が不要になる。
これに加えて、切換爪29および排紙ローラ28a、28bは、読取ユニット11の副走査方向の移動範囲外に設けられるので、切換爪29の下方を読取ユニット11と干渉しない空きスペースS(図6参照)にすることができる。
この結果、排紙トレイ23の一端部を排紙ローラ28a、28bのニップ部まで延ばすことができるのである。
また、切換爪29の下方に空きスペースSを形成することができるため、原稿のジャムが発生したときに、排紙トレイ23を退避位置にした状態で開閉機構を介してADF4を開放したときに、切換爪29が自重若しくは弾性部材によって揺動軸29aを支点に時計回転方向に揺動して第2の切換位置に位置している。
このとき、切換爪29が排紙ローラ28b側に設けられた突き当て部材に突き当たっているため、突き当て部材を本体4Aから取り外す。このように突き当て部材を本体4Aから外すと、切換爪29を反時計回転方向に大きく揺動させて直線搬送路24および湾曲搬送路31上のジャム処理領域Jを開放することができる。このため、図12に示すように、ジャム処理領域Jからジャム原稿を容易に取り除くことができる。
すなわち、本実施の形態の切換爪29は、揺動軸29aを介して第1の切換位置および第2の切換位置の間で揺動するように本体4Aに揺動自在に設けられ、排紙トレイ23の一部が切換爪29の揺動軸29aに対向することによって排紙トレイ23の一部と切換爪29とによって直線搬送路24の一部を構成している。
このため、排紙トレイ23を退避位置に位置させた状態でADF4を開放することにより、ユーザが外部から切換爪29に容易にアクセスすることができ、ジャム処理領域Jからジャム原稿を容易に取り除くことができる。
次に、作用を説明する。
スリットガラス7の上流側と下流側には、搬送ローラ25a、25bおよび排紙ローラ28a、28bが設けられているため、直線搬送路24を有するADF4は、コンタクトガラス6およびスリットガラス7が同一平面状にあると、搬送ローラ25a、25bとコンタクトガラス6とが干渉してしまう。
このため、コンタクトガラス6上に直線搬送路24を有するADF4を配置した場合に、画像読取装置部3において、コンタクトガラス6およびスリットガラス7を同一平面状に設置することができない。
このため、本実施の形態のADF4は、コンタクトガラス6の上面に対してスリットガラス7を傾斜させることにより、搬送ローラ25a、25bとコンタクトガラス6とが干渉しないようにしている。
一方、コンタクトガラス6およびスリットガラス7を同一平面状に設置しない場合には、コンタクトガラス6およびスリットガラス7のそれぞれを通して原稿の読取りを行う場合に、コンタクトガラス6の上面およびスリットガラス7の上面に対して読取ユニット11の読取り面を平行で適切な距離に設定し、読取り光軸を原稿に対して垂直にする必要がある。
本実施の形態の画像読取装置部3は、コンタクトガラス6に載置された原稿を読取る場合には、コンタクトガラス6の下方で移動機構によって読取ユニット11を副走査方向に移動させながら原稿の読取を行う。
読取ユニット11が副走査方向に移動する場合には、一体型走査光学ユニット13がコイルばね15に押圧されてコンタクトガラス6の下面に接触することで読取ユニット11の読取り面をコンタクトガラス6に対して平行で適切な距離に設定し、読取り光軸を原稿に対して垂直にすることができる。
また、ADF4で搬送される原稿をスリットガラス7を通して読取る場合には、移動機構によって読取ユニット11をホームポジションからスリットガラス7の下方に移動させる。
読取ユニット11は、図8に示すように、一体型走査光学ユニット13がコイルばね15の弾性力によって傾斜ガイド部10bに向かって押圧され、上部スライダ部16がガイドレール10cに接触しながら読取ユニット11がスリットガラス7の下方に移動し、図9に示すようにスリットガラス7の下面に接触することになる。
このため、読取ユニット11の読取り面をスリットガラス7に対して平行で適切な距離に設定し、読取り光軸を原稿に対して垂直にすることができる。
すなわち、本実施の形態では、コンタクトガラス6の下方とスリットガラス7の下方とにおいて、一体型走査光学ユニット13の姿勢変化および上下方向変位を図ることで、読取ユニット11の読取り面をコンタクトガラス6およびスリットガラス7に対して平行で適切な距離に設定し、読取り光軸を原稿に対して垂直にすることができるのである。
一方、ADF4で厚みの大きくない原稿の読取りを行う場合には、画像面が上向きになるようにして原稿を原稿トレイ21に載置し、分離給紙ユニット22によって原稿束から1枚ずつ分離、または1枚の原稿をそのまま給紙する。
このとき、排紙トレイ23を退避位置に位置させることにより、切換爪29を自重若しくは、弾性部材によって揺動軸29aを支点に時計回転方向に揺動させて第2の回動位置に位置させる。
分離給紙ユニット22によって給紙された原稿は、搬送ローラ25a、25bによって直線搬送路24を通してスリットガラス26に搬送され、スリットガラス26を通して読取ユニット30によって原稿の画情報が読取られる。
スリットガラス26を搬送された原稿は、排紙ローラ28a、28bによって直線搬送路24から湾曲搬送路31に案内され、湾曲搬送路31上で湾曲され、排紙ローラ34a、34bによって排紙トレイ35に排紙される(図6の矢印Aで示す)。排紙トレイ35に排紙された原稿は、画像面が下向きとなってスタックされ、原稿の頁揃えが自動的に行われる。
一方、読取り対象の原稿が屈曲すると問題があるカードや紙厚が大きい原稿等の読取りを行う場合には、ユーザが排紙トレイ23を退避位置から開放位置に回動させる。
排紙トレイ23が排紙位置に回動するのに伴って排紙トレイ23の一端部に設けられた突起23aが切換爪29に接触し、排紙トレイ23がさらに回動すると、突起23aに押圧されることで切換爪29が揺動軸29aを支点にして、第2の揺動位置から第1の揺動位置に向かって反時計回転方向に揺動する。
そして、切換爪29が排紙ローラ28a側に設けられた突き当て部材に突き当てられると、切換爪29が第1の切換位置に位置決めされる。
この状態で画像面を下向きにして原稿トレイ21に載置されたカードや紙厚が大きい原稿が分離給紙ユニット22によって原稿束から1枚に分離、あるいは1枚の原稿がそのまま給紙され、直線搬送路24を通してスリットガラス7に搬送される。
スリットガラス7に搬送される原稿は、スリットガラス7の下面に停止された読取ユニット11によって原稿の画情報が読取られた後、直線搬送路24を通して直線状態を維持したまま排紙トレイ23上に排紙される(図10に矢印Bで示す)。このため、カードや紙厚の大きい原稿が屈曲することを防止することができる。
また、排紙トレイ23に排紙された原稿は、画像面が下向きとなってスタックされ、原稿の頁揃えが自動的に行われる。
このように本実施の形態のADF4は、直線搬送路24を搬送される原稿が排紙される排紙位置および排紙位置から退避される退避位置との間で回動自在に設けられた排紙トレイ23を備え、排紙トレイ23が退避位置から排紙位置に移動するのに連動して、切換爪29が第2の切換位置から第1の切換位置に切換えられるように構成した。
このため、切換爪29を駆動するためのソレノイドやモータ等のアクチュエータを不要にして直線搬送路24と湾曲搬送路31との切換えを簡易な構成で実現でき、ADF4の大型化や製造コストが増大するのを防止することができる。この結果、このADF4を備えたデジタル複合機1の大型化や製造コストが増大するのを防止することができる。
また、ソレノイドやモータ等のアクチュエータによって切換爪29を切換制御しないので、切換爪29を第1の切換位置や第2の切換位置に停止維持するためにアクチュエータに電力を常時供給する必要がなく、デジタル複合機1の電力消費量が増大するのを防止することができる。
また、本実施の形態のADF4は、排紙トレイ23および給紙カバー32を同一の回動軸を介して本体4Aに回動自在に設けたため、図13に示すように、排紙トレイ23が給紙カバー32に対して閉じた状態で排紙トレイ23と給紙カバー32とを一体的に開閉することができる。
また、図14に示すように、排紙トレイ23が給紙カバー32に対して開放された状態で排紙トレイ23と給紙カバー32とを一体的に開閉することができる。
このため、給紙カバー32を開放して湾曲搬送路31からジャム原稿を取り除く場合に、排紙トレイ23が給紙カバー32の開閉の妨げになるのを防止することができる。
なお、本実施の形態のADF4は、排紙トレイ23および給紙カバー32を同一の回動軸を介して本体4Aに回動自在に取付けるのに代えて、排紙トレイ23を給紙カバー32に回動自在に取付けてもよい。
このように構成しても、図13に示すように、排紙トレイ23が給紙カバー32に対して閉じた状態で排紙トレイ23と給紙カバー32と一体的に開閉することができる。
また、図14に示すように、排紙トレイ23が給紙カバー32に対して開放された状態で排紙トレイ23と給紙カバー32と一体的に開閉することができる。
(第2の実施の形態)
図15、図16は、本発明に係る自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
図15に示すように、本実施の形態の切換爪29は、排紙トレイ23が排紙位置に回動した状態において、図示しないばね等の弾性部材によって第1の切換位置に位置するようになっており、搬送ローラ25a側に設けられた突き当て部材に突き当たることにより、第1の切換位置に位置決めされる。
また、排紙トレイ23は、排紙位置に回動したときに、その一端部が排紙ローラ28a、28bのニップ部まで延びている。
排紙トレイ23の一端には突起23bが形成されている。図16に示すように、突起23bは、排紙トレイ23が退避位置に回動するのに連動して切換爪29の上面29cに接触するようになっている。
そして、排紙トレイ23の突起23bが切換爪29の上面29cに接触したときに、切換爪29がばねの押圧力に抗して第1の切換位置から反時計回転方向に揺動して第2の切換位置に切換えられる。
また、切換爪29が時計回転方向に揺動したときに、切換爪29は、搬送ローラ25b側に設けられた突き当て部材に突き当たることにより、第2の切換位置に位置決めされる。
すなわち、排紙トレイ23は、退避位置から排紙位置に移動するのに連動して、突起23bが切換爪29の上面29cに非接触状態となり、切換爪29が弾性部材に押圧されることで第1の切換位置に切換えられるようになっている。
本実施の形態のADF4は、排紙トレイ23が退避位置から排紙位置に移動するのに連動して、切換爪29が第2の切換位置から第1の切換位置に切換えられるので、切換爪29を駆動するためのソレノイドやモータ等のアクチュエータを不要にして直線搬送路24と湾曲搬送路31との切換えを簡易な構成で実現できる。
このため、ADF4の大型化や製造コストが増大するのを防止することができ、このADF4を備えたデジタル複合機1の大型化や製造コストが増大するのを防止することができる。
また、ソレノイドやモータ等のアクチュエータによって切換爪29を切換制御しないので、切換爪29を第1の切換位置や第2の切換位置に固定するためにアクチュエータに電力を常時供給する必要がなく、デジタル複合機1の電力消費量が増大するのを防止することができる。
1 デジタル複合機(画像形成装置)
3 画像読取装置部(画像読取装置)
4 ADF(自動原稿搬送装置)
4A 本体
7 スリットガラス(透明部材)
21 原稿トレイ(原稿載置部)
23 排紙トレイ(第1の排紙部)
24 直線搬送路
26 スリットガラス(透明部材)
29 切換爪
29a 揺動軸
31 湾曲搬送路
32 給紙カバー
33 搬送ガイド部
35 排紙トレイ(第2の排紙部)
特開2011−171957号公報

Claims (6)

  1. 原稿載置部に載置された原稿を、透明部材を通して第1の排紙部に直線状に搬送する直線搬送路と、
    前記透明部材に対して原稿の搬送方向下流側の前記直線搬送路から分岐され、前記直線搬送路上を搬送される前記原稿を湾曲させて第2の排紙部に搬送する湾曲搬送路と、
    前記直線搬送路および前記湾曲搬送路の分岐位置に設けられ、前記原稿の搬送方向を前記直線搬送路を通して前記第1の排紙部に搬送する第1の切換位置および前記湾曲搬送路を通して前記第2の排紙部に搬送する第2の切換位置のいずれか一方に切換えられる切換爪とを備え、
    前記第1の排紙部が、前記直線搬送路を搬送される前記原稿が排紙される排紙位置および前記排紙位置から退避される退避位置との間で回動自在に設けられた自動原稿搬送装置であって、
    前記第1の排紙部が前記退避位置から前記排紙位置に移動するのに連動して、前記切換爪が前記第2の切換位置から前記第1の切換位置に切換られることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記切換爪が揺動軸を介して前記第1の切換位置および前記第2の切換位置の間で揺動するように前記本体に揺動自在に設けられ、
    前記第1の排紙部の一部が前記切換爪の揺動軸に対向することによって前記第1の排紙部の一部と前記切換爪とによって前記直線搬送路の一部が構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記湾曲搬送路の原稿搬送面の一方を構成し、前記本体に回動自在に設けられた給紙カバーを有し、
    前記給紙カバーの回動軸および前記第1の排紙部の回動軸が、前記本体に設けられた同一の回動軸であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記湾曲搬送路の原稿搬送面の一方を構成するとともに、前記本体に回動自在に設けられた給紙カバーを有し、
    前記第1の排紙部が前記給紙カバーに回動自在に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された自動原稿搬送装置を有する画像読取装置であって、
    前記透明部材に搬送された前記原稿の画像を読取る画像読取手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置であって、
    前記読取手段によって読取られた前記原稿の画像を記録媒体に記録することを特徴とする画像形成装置。
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