JP2002068564A - 排紙装置および画像形成装置 - Google Patents

排紙装置および画像形成装置

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JP2002068564A
JP2002068564A JP2000253489A JP2000253489A JP2002068564A JP 2002068564 A JP2002068564 A JP 2002068564A JP 2000253489 A JP2000253489 A JP 2000253489A JP 2000253489 A JP2000253489 A JP 2000253489A JP 2002068564 A JP2002068564 A JP 2002068564A
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JP2000253489A
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Hideaki Mochimaru
英明 持丸
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の排紙トレイを備えた搬送路においてジ
ャムを起こした出力紙の除去を容易かつ迅速に行えると
共に排紙に要する駆動機構に用いられる部品コストの上
昇および大型化を抑えることでき、しかも、排紙方向の
切換が正確にかつ簡単な構成により行える構成を備えた
排紙装置および画像形成装置を提供する 【解決手段】 既設の排紙トレイ4に対して新たな排紙
トレイTを増設することで複数の排紙部を装備可能な排
紙装置において、増設側排紙トレイTに既設および増設
いずれかの排紙トレイへの搬送方向を設定可能な切り換
えガイド手段Gと用紙42の排出手段120の駆動が可
能な駆動連結手段111を設け、駆動連結手段111に
より上記増設側排紙トレイTが装着された際に既設の搬
送手段12からの駆動力を用いて上記切り換えガイド手
段Gおよび上記用紙排出手段120を上記用紙42が増
設側排紙トレイTに向けて排出される状態を設定するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排紙装置および
画像形成装置に関し、さらに詳しくは、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる排紙ト
レイを複数設けた場合の排紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタあるいはファクシミリ
装置などの画像形成装置において、1台の画像形成装置
をモードの選択に応じて、複数の機能、例えば、プリン
タと複写機、或いは、プリンタとファクシミリ等に使い
分けることが行われる。
【0003】例えば、複写機として用いる画像形成装置
にファクシミリ装置としての複合機能を持ち合わせた場
合、複写機による出力とファクシミリ装置による出力と
を区分することが出力の混在を防止して使い勝手をよく
する上で好ましい。このため、従来では、複数の排紙ト
レイを設け、例えば、選択された機能での出力紙あるい
は出力紙のサイズ毎さらには画像形成面の向きなどの区
分内容によって出力紙の排出位置を切り換えるようにし
た構成が提案されている(例えば、特開平8−1650
4号公報)。
【0004】上記公報には、画像担持面を表側とする場
合と裏側とする場合とに区別して出力紙が排出される排
紙トレイをそれぞれ異なる位置に設け、各排紙トレイに
向けて出力紙を案内するするために搬送路切り換え手段
となるフラッパーを排紙トレイの一つに連動して揺動す
る振り子ギヤ板に取り付けた構成が示されている。振り
子ギヤ板は画像担持面を上向きにして排出するフェース
アップの際に用いられる起倒可能な排紙トレイが揺動す
るのに連動して揺動することができ、他の一つの排紙ト
レイに向けて出力紙を搬送する際に用いられる駆動手段
に対して一つの排紙トレイへの胚珠辻のみ一つの排紙ト
レイに対して出力紙を排出するために用いられる駆動手
段を連結するようになっている。これにより、一つの排
紙トレイが出力か身の受け入れ態勢を選択された際には
他の一つの排紙トレイを対象として設けられている駆動
手段を共用できるようにすると共に、フラッパーの態位
を一つの排紙トレイに向けて出力紙を受け入れられる状
態とすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置における
出力紙を排出する過程においては搬送路の一部で出力紙
が詰まる現象であるジャムが発生することがある。
【0006】上記公報の構成においては、例えば、ジャ
ムが発生しやすい箇所である搬送路切り換え位置にはフ
ラッパーが配置されており、このフラッパーを設置して
いる振り子ギヤ板が一つの排紙トレイと連結されて一体
化されているためにフラッパーの設置位置を開放するこ
とができない。このため、出力紙の搬送路を容易に開放
してその搬送路に詰まっている出力紙を取り出すことが
困難である。
【0007】搬送路を切り換えるための機構としては、
上記公報に開示されているような排紙トレイの起倒動作
に連動させる場合の他に、ソレノイドを用いる場合もあ
り、この場合には、ソレノイドをはじめとして排紙ロー
ラの駆動用としての専用モータ等がその近傍に配置され
ることが多い。このため、排紙装置としてのコスト上昇
を招く虞があった。また、このような使用部品の問題と
は別に、近年では、画像形成装置の占有スペースを小さ
くするために画像形成装置内に排紙する、所謂、胴内排
紙が可能な構成を備えた装置も提案されている。しか
し、この構成では、画像形成装置の一面から手を差し入
れて排出された出力紙を取り出す構成となっているため
に、ジャムが発生した場合には出力紙の排紙部全体を開
放することができず、ジャムを迅速に解消することがで
きないという問題があった。
【0008】本発明の目的は上記従来の排紙装置および
これを用いる画像形成装置における問題に鑑み、複数の
排紙トレイを備えた搬送路においてジャムを起こした出
力紙の除去を容易かつ迅速に行えると共に排紙に要する
駆動機構に用いられる部品コストの上昇および大型化を
抑えることでき、しかも、排紙方向の切換が正確にかつ
簡単な構成により行える構成を備えた排紙装置および画
像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
既設の排紙トレイに対して新たな排紙トレイを増設する
ことで複数の排紙部を装備可能な排紙装置において、上
記増設側の排紙トレイには、上記既設側排紙トレイと該
増設側排紙トレイとのいずれかに排紙方向を切り換える
ことが可能な切換ガイド手段と、該増設側排紙トレイに
向けて排出対象となる用紙を搬送可能な用紙排出手段
と、該増設側排紙トレイに向けた上記用紙の搬送路の一
部と、上記切換ガイド手段に向けて上記用紙を搬送する
既設の搬送手段に対して接続可能に設けられ、接続され
ることで上記切り換えガイド手段の態位設定および上記
用紙排出手段の駆動が可能な駆動連結手段とを備え、上
記駆動連結手段により上記増設側排紙トレイが装着され
た際に上記既設の搬送手段からの駆動力を用いて上記切
り換えガイド手段および上記用紙排出手段を上記用紙が
増設側排紙トレイに向けて排出される状態を設定するこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、上記用紙の搬送路が、上記増設側排紙
トレイの一部とこれに対向して接離可能な搬送ガイド部
材とで構成され、いずれか一方が相対的に離間すること
で開放可能であることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の排紙装置において、上記切り換えガイド手段が、
上記増設側排紙トレイにおける搬送路の入り口側に設け
られていることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、上記駆動連結手段が、揺動可能な揺動
レバーと、この揺動レバーを駆動する揺動駆動手段と、
上記揺動レバーの揺動端の一方に軸支されている回転自
在の回転伝達手段とを纏めて配置した構成とされ、上記
揺動レバーの揺動態位に応じて上記既設の搬送手段に対
して上記回転伝達手段を接続状態とし、上記増設側排紙
トレイに有する排出手段を駆動することを特徴としてい
る。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の排紙装置において、上記駆動連結手段が、上記搬
送ガイド部材に設けられていることを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1または4
記載の排紙装置において、上記駆動連結手段に有する回
転伝達手段が、既設の搬送手段に用いられる歯車に噛み
合う歯車が用いられることを特徴としている。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項4記載の排
紙装置において、上記揺動レバーには切り換えガイド手
段が連動可能に設けられ、該揺動レバーの揺動態位に応
じて上記用紙を上記既設側若しくは増設側の排紙トレイ
のいずれかに向けてガイドする状態に上記切り換えガイ
ド手段の態位が設定されることを特徴としている。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1または4
記載の排紙装置において、上記駆動連結手段は、上記既
設の搬送手段から遠ざけられた位置に配設されているこ
とを特徴としている。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
うちの一つに記載の排紙装置を用いる画像形成装置であ
って、上記既設の搬送手段として定着装置を用いること
を特徴としている。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
画像形成装置において、上記既設および増設側の排紙ト
レイが原稿読み取り装置の下方に配置されていることを
特徴としている。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項9または
10記載の画像形成装置において、上記既設側あるいは
増設側の排紙トレイに向けて排出される用紙は、給紙部
からの搬送経路が1回の反転経路を介していずれかの排
紙トレイに排出されることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図において本発明の実施の
形態を説明する。図1は、本発明実施例によるシート排
出装置が適用される画像形成装置の内部構造を説明する
ための模式図であり、図2は図1に示した画像形成装置
の外観図である。図1および図2において画像形成装置
は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部3が上部に配
置され、この画像読み取り部3の下方に空間部S(図1
参照)を隔てて画像形成部1が略装置の中央に配置され
ている。画像形成部1の下方には、給紙部2が配置され
ている。
【0021】画像形成装置の正面側(以下「装置正面
側」と記す)には、操作パネル45が配置されている。
本実施例では、この装置正面側が操作面側となってい
る。空間部Sは、画像形成装置の奥側(以下「装置奥
側」と記す)と右側面が塞がれていて、装置正面側すな
わち操作面側と左側面側が開放されいる。これにより、
装置操作者が手を入れて作業できるようになっている。
給紙部2の下方には、必要に応じて別の給紙部を増設す
ることができる。
【0022】給紙部2の横には、図1に示すように、増
設された給紙部から給紙されるシート状媒体としての用
紙42の給紙取入口40が形成されている。画像形成装
置には、手差し給紙を行うための手差し給紙台47が開
閉自在に画像形成装置の右側面に設けられている。手差
し給紙台47は、通常、画像形成装置内に収納されてお
り、必要に応じて支点47Jを中心に回動させて倒した
状態にして使用するようになっている。手差し給紙台4
7の先端側からは、手差し給紙台47内に収納された補
助台47aが引出せるようになっている。
【0023】画像形成部1では、像担持体としてのドラ
ム状の感光体5の周囲に、感光体5の表面に帯電処理を
行う帯電装置6、画像情報を感光体5の表面にレーザ光
で照射する露光装置7、感光体5の表面に露光されて形
成された静電潜像を可視化する現像装置8、感光体5上
で現像されたトナー像を用紙42に転写する転写装置
9、転写後の感光体5の表面に残留するトナーを除去回
収するクリーニング装置10等がそれぞれ配置されてい
る。トナー像が用紙42に転写される転写部(転写装置
9の位置)よりも矢印aで示す排出方向(以下「排出方
向a」と記す)側には、用紙42に転写されたトナーを
定着処理する定着装置11が配置されている。
【0024】給紙部2は、主に未使用の用紙42を積載
収納するための給紙カセット21を備えている。給紙カ
セット21には、裏紙などをセットしても良い。給紙カ
セット21は、装置正面側から画像形成装置に対して着
脱可能であり、用紙補給時の操作性や作業性を良くして
いる。給紙カセット21内で回動可能に支持された底板
22は用紙42が積載され、その最上位の用紙42を給
紙ローラ23に押しつけるようバネ24で加圧されてい
る。給紙部2では、画像形成指令があると、最上位の用
紙42が給紙ローラ23の回転により給紙カセット21
から送り出され、転写部(転写装置9の位置)の手前に
設けたレジストローラ14へと搬送される。搬送された
用紙42は、レジストローラ14によってその搬送を一
時止められ、感光体5上のトナー像と用紙42の先端と
の位置関係が所定の位置になるようにタイミングを設定
されたうえで給送され、転写部を通過する際にトナー像
を複写される。複写を終えた用紙42は、定着装置11
を通過する間にトナー像が定着され、給紙部2から定着
装置11を通過するまでの間に1回反転された状態で排
紙ローラ12に至る。
【0025】画像読み取り部3では、コンタクトガラス
32上に載置される図示しない原稿の画像の読み取り走
査を行うために、原稿照明用光源43と複数のミラー4
4Mよりなる読み取り走行体31が往復移動する。この
読み取り走行体31により走査された画像情報は、レン
ズ31aの後方に設置されているCCD等の光電変換素
子44で画像信号として読み込まれる。この読み込まれ
た画像信号は、デジタル化されて画像処理される。画像
読み取り部3では、画像処理された信号に基づいて露光
装置7の図示しないレーザダイオードの発光により感光
体5の表面に静電潜像を形成する。すなわち、レーザダ
イオードからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレン
ズを介して感光体5に至り、感光体5の表面に静電潜像
を形成する。静電潜像は感光体5の回転とともに移動
し、現像装置8から供給されるトナーで可視像化され、
さらに移動して転写装置9に向う。図示していないが、
画像読み取り部3の上方には、原稿を自動的にコンタク
トガラス上に搬送する自動原稿搬送装置が取り付けられ
るようになっている。自動原稿搬送装置は、任意に着脱
できるようになっていて、画像形成装置に必ずしも装備
されていなくても良い。
【0026】空間部Sには、用紙42をこの空間部S内
に排出する排出部50を備えたシート排出装置としての
用紙処理装置100と、用紙42を空間部Sに排出する
今ひとつのシート排出装置としての排紙装置300とが
定着装置11よりも排出方向aの下流側にそれぞれ設け
られている。排紙装置300は、画像形成装置に既設さ
れた部分であり、これに対して用紙処理装置100は、
後に詳細を説明するが、新たに増設されるレシービング
トレイTに組み込まれた構成部である。排紙装置300
は、図示しない装置のフレームなどに固定された一対の
ガイド部材301,302で搬送路303を構成してい
る。搬送路303は、排紙ローラ12と定着装置11と
の間をつないでいて、転写後の用紙42を排紙ローラ1
2へと案内している。排紙ローラ12は、図示しない駆
動モータで回転駆動され、用紙42を空間部Sに排出す
るようになっている。
【0027】空間部S内には、排出ローラ12で排出さ
れた用紙42を積載収容可能で画像形成装置の既設部分
に相当する排紙トレイをなす載置部4と、この載置部4
に加えて新たに増設されて排出部50から排出される用
紙42を積載収納可能な積載部として機能する排紙トレ
イであるレシービングトレイTとが設けられている。載
置部4は、空間部Sの底部、すなわち画像形成部1の上
部で構成されている。
【0028】本実施例における画像形成装置は、原稿を
走査して読み取り、デジタル化して用紙42に複写す
る、いわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図示
しない制御装置により画像読み取り部3の原稿の画像情
報や、コンピュータに代表される情報処理機器が扱う画
像情報等を遠隔地と授受するファクシミリとしての機能
や、上記情報処理機器が扱う画像情報を用紙42上に印
刷する、いわゆるプリンタとしての機能を有する多機能
複合型の画像形成装置であり、使用する機能により用紙
42を載置部4あるいはレシービングトレイTの何れか
に選択的に排出して積載するようになっている。本実施
例の画像形成装置では、載置部4あるいはレシービング
トレイTに排出される用紙42を、その画像面が下向き
となって排出される、所謂、フェースダウンと称される
排出形式が用いられており、このため、その排出形式に
沿うように画像形成装置内の各構成をレイアウトされて
いる。フェースダウンと称される排出形式では、複写
機、ファクシミリ、プリンタの各機能で扱う原稿の処理
順が1ページから行われてプリントされても、載置部4
やレシービングトレイTから取り出したときに、1ペー
ジ目が最上位になり、改めてページを揃えるなどの作業
から開放されるようになっている。
【0029】画像形成装置には、図2に示すように、用
紙処理装置100を装着する装着位置近傍を装置正面側
から見えないように覆うカバーCが、装置正面側から画
像形成装置に対して着脱可能に設けられている。図2に
おいて、符号35は画像形成装置を起動するメインスイ
ッチを示す。画像形成装置は、メインスイッチ35が押
されてオン状態となると、各構成部を待機状態とする。
そして、メインスイッチ35のオン後に操作パネル45
の図示しないスタートキーや、画像形成装置に接続され
る情報処理機器が操作されて画像形成指令が発せられる
と、画像形成動作が実行されるようになっている。
【0030】本実施例での画像形成動作とは、画像読み
取り部3による画像読み取り動作や、用紙42が給紙部
2から給紙されて装置外部に排紙されるまでの全ての動
作を指し、非動作状態とは、画像形成指令が発せられて
もこれら全ての動作が全て行われない状態を示す。非動
作状態とは、画像読み取り部3による画像読み取り動作
を除く全ての動作が行われない状態であっても良い。
【0031】多機能複合型の画像形成装置にあっては、
用紙42を排出する排出部や、排出された用紙42を積
載する部位が一箇所であると不都合が生じることがあ
る。たとえばファクシミリ機能で受信した情報をプリン
トした用紙が、他の複写・印刷物に紛れ込んだり、画像
形成装置が多人数で使用される場合においては、他人が
複写・印刷物を持ち去ったりすることが生じる。そのよ
うな不具合を鑑みて本実施例での画像形成装置では、図
1に示すように、載置部4とは別に用紙処理装置100
が備えられるようになっている。
【0032】用紙処理装置100は、画像形成装置のユ
ーザの要望によりオプションで増設されるものであり、
画像形成装置に対して着脱可能に設けられている。最初
から用紙処理装置100を装備しないのは、必要としな
いユーザに余計な経済的負担をかけないためである。図
3は、用紙処理装置100およびレシービングトレイT
が増設されていない状態を示している。
【0033】以下、用紙処理装置100とこれに係る各
部の構成について説明する。用紙処理装置100には、
図1に示すように、用紙42をレシービングトレイTへ
搬送するための搬送路103が設けられている。搬送路
103は、図4に示すように、レシービングトレイTの
一部に設けられて用紙の搬送方向と直角な方向に複数並
設されているガイドリブ126とこのガイドリブ126
に対向すると共にガイドリブ126の並設方向に沿って
複数配置されているリブ110を備えた搬送ガイド部材
101とで構成されている。
【0034】搬送ガイド部材101は、搬送路103に
対向する面が開放され天井部の一部が上方に膨らむ下向
き凹部101Aが形成されている。下向き凹部101A
内には、排紙部50を構成する部材の一つである駆動ロ
ーラ120が設けられている。駆動ローラ120は、レ
シービングトレイTに向けて用紙42を排出する際の駆
動側をなし、軸方向一端が搬送ガイド部材101の側壁
の一方101Bに挿通されて軸端部が外部に突出してい
る支軸120Aによって回転自在に支持されている。支
軸120Aにおける外部に突出している軸端部には歯車
121が取り付けられている。支軸120Aの軸方向他
端は、下向き凹部101A内に設けられている軸支部
(図示されず)によって支持されている。
【0035】搬送ガイド部材101の側壁の一方101
Bには、支軸120Aと同じ方向に突出させた支軸10
4が設けられており、支軸104には歯車121に噛み
合う中間アイドル歯車108が取り付けられている。
【0036】側壁の一方101Bには、複数の穴101
B1,106が形成されており、そのうち、穴106
は、支軸104を中心とした半径に沿った形状の長穴で
構成されている。
【0037】側壁の一方101Bの上面の一部には折り
曲げ片からなるスプリングアンカー101B2が設けら
れており、スプリングSPの上端部が掛け止められるよ
うになっている。
【0038】側壁の一方101B側には、駆動連結手段
111が設けられるようになっている。駆動連結手段1
11は、側壁の一方101Bに設けられている支軸10
4を支点軸としてこれがボス部113に挿入されれるこ
とにより揺動可能な揺動レバー112を備えており、揺
動レバー112の揺動端の一方には複数の支軸をなすス
タッド114,115が固定されている。スタッド11
4,115には中間伝達歯車116およびこれに噛み合
う従動側歯車117がそれぞれ回転自在に支持されてい
る。従動側歯車117は、図5に示すように、レシービ
ングトレイTと共に用紙処理装置100が画像形成装置
内に組み込まれた際に排出ローラ12に一体の歯車12
Aと噛み合うことで駆動力を受ける歯車である。
【0039】スタッドの一つ114は、今ひとつのスタ
ッド115よりも軸長が長くされており、その軸端が側
壁の一方101Bに形成されている長穴で構成された穴
106から搬送ガイド部材101内に突出している。
【0040】揺動レバー112の揺動端他方には揺動レ
バー112の揺動駆動手段をなすソレノイド119に装
備されているアクチュエータ119Aが連結されてお
り、さらに揺動端他方近傍にはスプリングSPの下端が
掛け止められるスプリングアンカー118が設けられて
いる。ソレノイド119は、側壁の一方101Bに形成
されている穴10B1に挿通されたネジNによって側壁
の一方101Bに取り付けられて固定されるようになっ
ている。
【0041】レシービングトレイT側には、搬送路10
3を挟んで搬送ガイド部材101のリブ110に対向す
るガイドリブ126が壁部に形成されると共に壁部の一
部が座ぐられて排紙ローラ132を設けてある。排紙ロ
ーラ132は、軸方向端部が板バネ132Aによって挟
持されながら回転でき、板バネ132の習性により駆動
ローラ120に圧接できるようになっている。
【0042】レシービングトレイTにおける搬送路10
3の入り口近傍には、切り換えガイド手段Gが設けられ
ている。図4において切り換えガイド手段Gは、レシー
ビングトレイTの内部に軸端部が支持されている支軸G
1によって揺動可能な複数の爪部材G3を備えており、
支軸G1の軸方向において側壁の一方101B側に位置
する爪部材(便宜上、符号G3’で示す)には側壁の一
方101Bに形成されている長穴状の穴106から突出
しているスタッド114に対向当接可能な押圧アーム部
G2が形成されている。
【0043】切り換えガイド手段Gでは、押圧アーム部
G2が支軸G1を支点とする作用点を構成しており、押
圧アーム部G2の押圧変位に応じて爪部材G3が揺動す
るようになっている。押圧アーム部G2におけるスタッ
ド114と対面する側と反対側の面とレシービングトレ
イTの壁面との間には圧縮スプリング133が配置され
ており、常時、押圧アーム部G2をスタッド114に当
接させる習性が付与されている。圧縮スプリング133
の付勢に基づく切り換えガイド手段Gの揺動位置は、図
5に示すように、レシービングトレイTの内部に設けら
れている係止ピン128に爪部材G3’が当接すること
で規定されるようになっており、規定された場合には、
図6に示すように、レシービングトレイT側に向けて用
紙42を搬送路103内に導入できるようになってい
る。
【0044】ソレノイド119は、非励時の際にアクチ
ュエータ119Aが突出している。このため、揺動レバ
ー112は、図5に示すように、スプリングSPによっ
て揺動端の一方が持ち上げられることにより時計方向に
揺動することができる。ソレノイド119が励磁される
と、図6に示すようにアクチュエータ119Aが吸引さ
れて引き込まれるので、揺動レバー112がスプリング
SPの付勢に抗して反時計方向に揺動することができ
る。
【0045】揺動レバー112の揺動態位がソレノイド
119によって設定されると、切り換えガイド手段Gも
揺動レバー112の態位変化に応じて爪部材G3の向き
を変化させる。つまり、ソレノイド119が非励時の際
には、揺動レバー112が時計方向に揺動するので、側
壁の一方101Bの穴106(図4参照)から突出して
いるスタッド114が圧縮バネ133の習性に抗して切
り換えガイド手段Gの押圧アーム部G2を押圧する方向
に変位する。このため、作用点をなす押圧アーム部G2
が押圧されることにより切り換えガイド手段Gは、支軸
G1を中心にして反時計方向に回転する。この状態は図
5に示す状態であり、このときには、搬送路103への
用紙42の導入ができないようにされ、用紙42は排紙
装置300を経て載置部4に導入される。
【0046】揺動レバー112が時計方向に揺動した場
合には、図5に示すように、排出ローラ12の歯車12
Aに対して従動歯車117が離間するので、これに噛み
合う中間アイドル歯車108を介した駆動ローラ120
への回転力の伝達が不能状態とされる。
【0047】ソレノイド119が励磁されると、揺動レ
バー112は反時計方向に揺動し、側壁の一方101B
の穴106(図4参照)から突出しているスタッド11
4が、切り換えガイド手段Gの押圧アーム部G2を圧縮
バネ133の付勢方向に変位させる。このため、作用点
をなす押圧アームG2が圧縮バネ133の習性に従って
時計方向に回転する。この状態は図6に示す状態であ
り、このときには、搬送路103の入り口が開放され搬
送路103への用紙42の導入が許容される。
【0048】揺動レバー112が反時計方向に揺動した
場合には、図6に示すように、排出ローラの歯車12A
に対して従動歯車117が噛み合うので、中間アイドル
歯車108を介して歯車121に回転力が伝達され、駆
動ローラ120が回転されることになる。これにより、
搬送路103に向けた用紙42の導入が許容された時点
では排紙部50を構成する駆動ローラ120が駆動さ
れ、これに連動する排紙ローラ132と共に用紙42を
レシービングトレイTに向けて排出することができる。
【0049】搬送路103を構成するレシービングトレ
イTと搬送ガイド部材101とは相対方向に接離できる
ようになっており、このための構成は次の通りである。
図4において、搬送ガイド部材101の側壁の他方10
1B’には、レシービングトレイTに対向する開口を有
する受け部134が設けられており、受け部134と対
向するレシービングトレイT側には、受け部134に挿
嵌可能若しくは圧入可能な係止部135が設けられてい
る。
【0050】レシービングトレイTは、図7に示すよう
に、係止部135が設けられている側と反対側の装置奥
側に相当する面にアングル片状の係合部T1が一体成形
されている。開口部Sの装置奥側に位置する本体フレー
ム57には、係合部T21嵌合する形状の装着部59が
形成されており、装着部59には、その排出方向aに沿
って係合部T1の形状に合わせた係止溝59Aが形成さ
れている。装着部59は、レシービングトレイTを本体
フレーム57に片持ち支持し、かつ、排出方向aに沿っ
て摺動させることで着脱できるようになっている。
【0051】本体フレーム57に対して着脱可能に設置
されるレシービングトレイTに対して搬送ガイド部材1
01は、図示しない連結構造により着脱できるようにな
っており、図8に示すように、連結を解除した場合に搬
送ガイド部材101がレシービングトレイTから離間す
る方向に移動することができる。これにより、搬送路1
03はその全域を開放され、ジャムを発生した用紙42
を外部に露呈させることができる。なお、図5,6にお
いて符号150は、搬送路103内での用紙の通過を検
知するための用紙検知センサを示しており、搬送路10
3を通過する用紙42によって押し動かされるフィーラ
150Aとこのフィーラ150Aによる遮光状態の割り
出しを行う光学センサとで構成されている。
【0052】本実施例は以上のような構成であるから、
既設の排紙トレイに相当する載置部4に対して新たに増
設される排紙トレイに相当するレシービングトレイTが
装置本体に組み込まれる場合には、搬送路103を構成
するレシービングトレイTと、これに対向する搬送ガイ
ド部材101とが一体化され、さらには、搬送ガイド部
材101に用紙処理装置100が取り付けられて装置本
体に組み込まれる。これにより、搬送ガイド部材101
とレシービングトレイTとにより排紙ローラ12からレ
シービングトレイTに至る搬送路103が構成される。
【0053】用紙42は、図1において給紙部2から排
紙ローラ12に至るまでの間に1回反転されて既設の排
紙トレイに相当する載置部4あるいは増設側排紙トレイ
に相当するレシービングトレイTのいずれかに排出され
る。
【0054】図5は搬送ガイド部材101およびレシー
ビングトレイTが一体化されて画像形成装置内に組み込
まれた状態を示しており、このときにはソレノイド11
9が非励時状態に維持されている。このため、揺動レバ
ー112はスプリングSPの習性により時計方向に回転
するようになっており、これにより揺動レバー112に
有するスタッド114に当接する押圧アーム部G2が圧
縮バネ133の付勢に抗してスタッド114により押圧
されるので、押圧アーム部G2の支軸G1に一体の爪部
材は図6中、反時計方向に回転して搬送路103の入り
口側を塞ぐことになる。この結果、排紙ローラ12によ
って排出された用紙42は、レシービングトレイTに向
けた移動が阻止され、載置部4に向けて排出される。
【0055】ソレノイド119が励磁されると、揺動レ
バー112が図6に示す状態、つまり図5に示した状態
から矢印で示すように反時計方向に揺動し、揺動レバー
112の揺動端他方に位置する従動歯車117が排紙ロ
ーラ12の歯車12Aに噛み合う。これとともに、スタ
ッド114が圧縮バネ133の付勢方向に移動すること
で切り換えガイド手段Gの押圧アーム部G2がこれに連
動することで切り換えガイド手段Gが支軸G1を支点と
して矢印で示すように時計方向に回転する。このため、
切り換えガイド手段Gの爪部材G3は搬送路103の入
り口側を開放する一方、排紙ローラ12の歯車12Aか
らの回転力が駆動連結手段111の歯車群を介して駆動
ローラ120に伝えられる。
【0056】駆動ローラ120は、画像形成装置に既存
の排紙ローラ12の回転力を駆動力として用いるので、
駆動連結手段111には特別な駆動手段を設けないです
む。しかも、切り換えガイド手段Gは、揺動レバー11
2の揺動態位に連動することで用紙42の搬送方向を切
り換えることができるので、爪部材G3の揺動態位を切
り換えるための駆動構造を必要としないですむ。
【0057】レシービングトレイTに向けて排出される
用紙42がジャムを生じた場合には、図8に示すように
搬送ガイド101をレシービングトレイTから離間させ
る。この場合には、レシービングトレイTと搬送ガイド
部材101との連結を解除し、図2において符号DRで
示す開閉ドアを開放することにより搬送ガイド部材10
1を排出方向aと反対方向に引き動かす。これにより、
搬送ガイド部材101側のリブ110が搬送路103か
ら離れ、搬送路103の全域が開放されることになる。
特に、切り換えガイド手段Gが搬送路103の入り口側
に設けられているので、搬送路103の全域が開放され
るとジャムの発生しやすい位置を外部に露呈しやすくで
き、用紙42の除去が容易に行えることになる。特に搬
送ガイド部材101とレシービングトレイTとが相対方
向に移動できるので、いずれかを移動させるだけの簡単
な操作によるだけで、装置本体内の分解を行うことなく
搬送路103を開放することができる。
【0058】本実施例によれば、駆動連結手段111に
装備されているソレノイド119が搬送ガイド部材10
1における搬送路103の入り口から遠ざかった位置に
配置され、換言すれば、排紙ローラ12から最も離れた
位置に配置されているので、排紙ローラ12の近傍に配
置されている定着装置11からの熱的な影響を受けにく
くすることができる。これにより、ソレノイド119に
対する通電電流の変化を抑えて揺動レバー112の揺動
量を適正化して切り換えガイド手段Gの切り換えに必要
な揺動量を安定化させることができる。さらに加えて、
熱膨張なども防げることで熱膨張による摺動抵抗の増加
などを抑止して動作不良を確実の防止することができ
る。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、既設の排
紙トレイに対して新たな排紙トレイを増設する際に、増
設側の排紙トレイ側に装備されている駆動連結手段を介
して既設の搬送手段からの駆動力を用いて切り換えガイ
ド手段および排出手段の駆動を行うことができるので、
用紙の排出のための駆動系を既設の排紙トレイを対象と
した構成とするだけでよい。このため、駆動系の構成を
複雑なものとする必要がなく簡単な構成により複数の排
紙トレイを対象とする排出構造が得られる。しかも、増
設側の排紙トレイは既設の排紙トレイに対して後付けで
きるので、既設の排紙トレイ側でのジャムが発生した場
合には増設側の排紙トレイを離脱させることにより既設
の排紙トレイ側での用紙の搬送路を開放することがで
き、円滑なジャムの解消が可能になる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、増設側の排
紙トレイに設けられる搬送路が排紙トレイの一部とこれ
に対向している搬送ガイド部材とで構成され、これら両
者が相対的に接離できるので、増設側のでジャム発生時
には、上記両者間の間隔を広げることでジャムした用紙
の取り出しが行えるように搬送路を開放することができ
る。これにより、搬送路の間隔を広げるだけという簡単
な操作により円滑なジャムの解消が可能になる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、増設側の排
紙トレイにおける搬送路入り口側にジャムが発生しやす
い部材である切り換えガイド手段が設けられているの
で、搬送路を開放した際に切り換えガイド手段近傍の搬
送路が開放されるので、ジャムを発生している用紙の取
り出しを容易に行うことが可能になる。
【0062】請求項4および5記載の発明によれば、駆
動連結手段が揺動レバー、揺動駆動手段および回転伝達
手段を纏めて配置した構成とされ、揺動レバーの揺動態
位によって回転伝達手段を既設の搬送手段に接続させる
ことができるので、特別な回転駆動手段を増設側の排紙
トレイに設ける必要がない。特に請求項5記載の発明に
おいては、駆動連結手段が排紙トレイの一部に対して接
離可能な搬送ガイド部材に設けられているので、ジャム
発生時には駆動連結手段を増設側排紙トレイと共に既設
の搬送手段から離すことができ、搬送の解法を容易に行
うことが可能になる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、駆動連結手
段に装備されている回転伝達手段は既設の搬送手段に用
いられる歯車に噛み合う歯車が用いられているので、電
磁クラッチなどの特殊な構成を要することなく回転伝達
が可能となり、簡単な構成を以て増設側排紙トレイでの
用紙の搬送が可能になる。
【0064】請求項7記載の発明によれば、切り換えガ
イド手段は駆動連結手段の揺動レバーに連動することに
より用紙の排出方向を切り換えることができるので、切
り換えガイド手段独自の駆動源を必要ととしないです
む。このため、切り換えガイド手段の構成を簡単にする
ことが可能になる。
【0065】請求項8記載の発明によれば、既設の搬送
手段から遠ざけた位置に駆動連結手段が設けられている
ことにより、画像形成装置に用いられる搬送手段が定着
装置の近傍に位置する排紙ローラである場合、駆動連結
手段に用いられる部材が定着装置からの熱的な悪影響を
受けるのを防止することができる。これにより、駆動連
結手段に熱的影響による動作不良が生じるのを防止で
き、複数の排紙トレイを備えた場合の用紙の搬送方向切
換を正確に行わせることが可能になる。
【0066】請求項9記載の発明によれば、駆動連結手
段の駆動源として既設の搬送手段を用いることができる
ので、改めて駆動連結手段における用紙の排出部材に対
しての駆動源を必要としないようにすることができる。
これにより排紙トレイを増設した場合でも部品点数の増
加を防いで安価な構成と得ることが可能になる。
【0067】請求項10記載の発明によれば、既設およ
び増設側の排紙トレイがいずれも原稿読み取り装置の下
方に配置できるので、既設の排紙トレイが配置されてい
るスペースを有効利用して増設することが可能になり、
大型化することなく複数の排紙トレイを装備されること
が可能になる。
【0068】請求項11記載の発明によれば、用紙の搬
送経路において最小回数の1回の反転のみでフェースダ
ウンと称される排出形式が行えるので、既設および増設
側の排紙トレイに排出された用紙にとって頁揃えに都合
のよい排紙経路が設定され、さらには、折り返されるこ
とによる用紙の損傷も最小限に抑えることができる。こ
れにより、折り返されながら排出されても用紙の見栄え
などの品質を悪化させないようにすることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】増設側の排紙トレイを装着した状態での本発明
実施例による排紙装置を適用した画像形成装置の概略構
成を示す正面視的な模式図である。
【図2】画像形成装置の外観図である。
【図3】図1に示した増設側の排紙トレイを装着してい
ない状態での画像形成装置の概略構成を示す図1相当の
模式図である。
【図4】増設側の排紙トレイに設けられる搬送路の構成
部材を説明するための分解斜視図である。
【図5】図4に示した搬送路の構成部材の作用の一つを
示す模式図である。
【図6】図4に示した搬送路の構成部材に関する他の作
用を説明するための模式図である。
【図7】図4に示した搬送路の構成部材の一つとして用
いられるレシービングトレイの取り付け構造を説明する
ための部分的な斜視図である。
【図8】図4に示した搬送路の構成部材に関するさらに
別の作用を説明するため模式図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 4 既設の排紙トレイに相当する
載置部 12 既設の搬送手段に相当する排
紙ローラ 12A 排紙ローラに一体の歯車 101 搬送ガイド部材 103 搬送路 108,116,117 回転伝達手段をなす歯車 110 搬送路の一部をなすリブ 111 駆動連結手段 112 揺動レバー 119 揺動駆動手段をなすソレノイ
ド 120 排出手段に相当するローラ 126 搬送路の他の部分をなすリブ G 切り換えガイド手段 T 増設側排紙トレイに相当する
レシービングトレイ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の排紙トレイに対して新たな排紙トレ
    イを増設することで複数の排紙部を装備可能な排紙装置
    において、 上記増設側の排紙トレイには、上記既設側排紙トレイと
    該増設側排紙トレイとのいずれかに排紙方向を切り換え
    ることが可能な切換ガイド手段と、該増設側排紙トレイ
    に向けて排出対象となる用紙を搬送可能な用紙排出手段
    と、該増設側排紙トレイに向けた上記用紙の搬送路の一
    部と、上記切換ガイド手段に向けて上記用紙を搬送する
    既設の搬送手段に対して接続可能に設けられ、接続され
    ることで上記切り換えガイド手段の態位設定および上記
    用紙排出手段の駆動が可能な駆動連結手段とを備え、 上記駆動連結手段により上記増設側排紙トレイが装着さ
    れた際に上記既設の搬送手段からの駆動力を用いて上記
    切り換えガイド手段および上記用紙排出手段を上記用紙
    が増設側排紙トレイに向けて排出される状態を設定する
    ことを特徴とする排紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排紙装置において、 上記用紙の搬送路は、上記増設側排紙トレイの一部とこ
    れに対向して接離可能な搬送ガイド部材とで構成され、
    いずれか一方が相対的に離間することで開放可能である
    ことを特徴とする排紙装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の排紙装置におい
    て、 上記切り換えガイド手段は、上記増設側排紙トレイにお
    ける搬送路の入り口側に設けられていることを特徴とす
    る排紙装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の排紙装置において、 上記駆動連結手段は、揺動可能な揺動レバーと、この揺
    動レバーを駆動する揺動駆動手段と、上記揺動レバーの
    揺動端の一方に軸支されている回転自在の回転伝達手段
    とを纏めて配置した構成とされ、上記揺動レバーの揺動
    態位に応じて上記既設の搬送手段に対して上記回転伝達
    手段を接続状態とし、上記増設側排紙トレイに有する排
    出手段を駆動することを特徴とする排紙装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の排紙装置におい
    て、 上記駆動連結手段は、上記搬送ガイド部材に設けられて
    いることを特徴とする排紙装置。
  6. 【請求項6】請求項1または4記載の排紙装置におい
    て、 上記駆動連結手段に有する回転伝達手段は、既設の搬送
    手段に用いられる歯車に噛み合う歯車が用いられること
    を特徴とする排紙装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の排紙装置において、 上記揺動レバーには切り換えガイド手段が連動可能に設
    けられ、該揺動レバーの揺動態位に応じて上記用紙を上
    記既設側若しくは増設側の排紙トレイのいずれかに向け
    てガイドする状態に上記切り換えガイド手段の態位が設
    定されることを特徴とする排紙装置。
  8. 【請求項8】請求項1または4記載の排紙装置におい
    て、 上記駆動連結手段は、上記既設の搬送手段から遠ざけら
    れた位置に配設されていることを特徴とする排紙装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のうちの一つに記載の排紙
    装置を用いる画像形成装置であって、 上記既設の搬送手段として定着装置を用いることを特徴
    とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像形成装置において、 上記既設および増設側の排紙トレイが原稿読み取り装置
    の下方に配置されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載の画像形成装置
    において、 上記既設側あるいは増設側の排紙トレイに向けて排出さ
    れる用紙は、給紙部からの搬送経路が1回の反転経路を
    介していずれかの排紙トレイに排出されることを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046250A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7963524B2 (en) 2008-09-01 2011-06-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

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