JP5359806B2 - 光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5359806B2
JP5359806B2 JP2009263095A JP2009263095A JP5359806B2 JP 5359806 B2 JP5359806 B2 JP 5359806B2 JP 2009263095 A JP2009263095 A JP 2009263095A JP 2009263095 A JP2009263095 A JP 2009263095A JP 5359806 B2 JP5359806 B2 JP 5359806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
opening
optical
scanning device
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009263095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011107467A (ja
Inventor
和博 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2009263095A priority Critical patent/JP5359806B2/ja
Publication of JP2011107467A publication Critical patent/JP2011107467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5359806B2 publication Critical patent/JP5359806B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光走査装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、光走査装置(以下、「ROS」という場合がある)の組立性改善案として、光学箱、またはカバーに取っ手部を設け、ROS下面に取り付けられる光学部品を触らないようにする構成が提案されている。
また、特許文献2には、ROS組立性改善案として、光学箱、またはカバーに取っ手部を設け、ROS側面に取り付けられるレーザ駆動基板を触らないようにする構成が提案されている。
特開2004−333821公報 特開7−128606号公報
本発明は、本構成を有しない場合に比べて、必要最小限の外形を維持しつつ、運搬作業性並びに組付作業性を向上することができる光走査装置及び画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、必要な光路長を確保するように、少なくとも光を屈折させる複数の光学部材を備えた走査光学系と、底面部及び4面の外壁により上面が開口され、前記外壁に囲われた内部の空間領域に前記必要な光路長が確保されるように前記複数の光学部材の各々が予め定めた位置に取り付けられ、前記光学部材の取り付け位置に基づき発生する前記空間領域内の空き領域へ向けて壁が陥没されることで当該外壁に上方及び側方へ向けて開口された溝型の凹部が形成された箱体、及び前記箱体の開口を覆う天板の周縁部に前記箱体の前記4面の外壁の上部を囲う折り曲げ部が形成され、前記箱体の開口を覆って閉塞した際、前記箱体の前記凹部の一部に被さる前記折り曲げ部が前記箱体の持ち上げに用いられる指掛かり部を形成する蓋体を備える筐体と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記凹部が形成された前記箱体の前記外壁の内方側には、当該凹部による陥没部分を挟むように、前記光を発する光源ユニットと、前記光源ユニットから発せられて前記光学部材により反射される前記光の一部を検出する光検出センサと、が設けられている。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載の光走査装置と、前記光走査装置の筐体の前記蓋体に対向する位置に上方から下方へ向けて配置され、前記蓋体の天板に形成された窓から射出される前記光が走査されることで静電潜像が形成される像保持体、前記像保持体に形成された前記静電潜像を現像剤で現像させる現像部、及び前記現像部で現像された画像を最終的に記録用紙に転写させる転写部を備えた画像形成部と、少なくとも前記像保持体の上方側に前記像保持体及び前記光走査装置の筐体の着脱空間となる開口部が形成され、該開口部を開閉する開閉部を備えた外装カバーと、を有している。
請求項1及び請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、必要最小限の外形を維持しつつ、運搬作業性並びに組付作業性を向上することができる。
また、請求項1及び請求項3に記載の発明によれば、運搬或いは組付作業を行なう際に発生する光学部材の取付状態を歪ませる荷重が筐体に伝わることを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、容易にデッドスペースを確保することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の本体に対して主開閉部及び中間転写ベルトユニットが開閉される様子と、該本体内に画像形成ユニットが着脱される様子とを示す側面図である。 本実施の形態に係る光走査装置の斜視図である。 本実施の形態に係る光走査装置の側面図である。 本実施の形態に係る光走査装置の平面図である。 本実施の形態に係る光走査装置を底面から見た斜視図である。 (A)は本実施の形態に係る光走査装置の保持部の概略を示す斜視図(B)は図8(A)のVIIIB−VIIIB線断面図である。
(画像形成装置全体構成)
図1及び図2には、本実施の形態に係る画像形成装置10が示されている。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12には、外装カバー14に対して開閉するように前方側開閉部18と、主開閉部20とが装着されている。
前方側開閉部18は、中心軸24を中心に回転するようにして画像形成装置本体12に対して開閉する。また、前方側開閉部18には、操作部34が取り付けられている。操作部34は、例えば、画像形成する記録媒体の枚数を入力するテンキーや、画像形成を開始する際に操作される開始ボタン等を有する。
また、前方側開閉部18には、前方側開閉部18に対して開閉するように供給用開閉部30が取り付けられている。供給用開閉部30は、通常は図1及び図2に示すように前方側開閉部18に対して閉じられている。後述する記録媒体供給装置510に収納された記録媒体とは異なる記録媒体を用いる際に、供給用開閉部30は前方側開閉部18に対して開かれる。
主開閉部20は、中心軸26を中心に回転するようにして画像形成装置本体12に対して開閉する。主開閉部20は、通常は画像形成装置本体12に対して閉じられており、当該画像形成装置本体12内に、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを着脱する際、並びに、光走査装置41を着脱する際に開かれる。
また、前方側開閉部18は、主開閉部20に装着され、支持ロール70、中間転写ベルト62等が前方側開閉部18と干渉することを防止するため、主開閉部20を開くことに先立ち開かれる。また、前方側開閉部18を画像形成装置本体12に対して閉じる際には、前方側開閉部18を閉じることに先立って、主開閉部20が画像形成装置本体12に対して閉じられる。
また、主開閉部20には、主開閉部20に対して開閉するように副開閉部32が取り付けられている。副開閉部32は主開閉部20とは独立して開閉し、主開閉部20が画像形成装置本体12に対して閉じられた状態で、主開閉部20に対して開いた状態とする場合がある。副開閉部32は、クリーニング装置96の全部又は一部を画像形成装置本体12内に着脱する際に開かれる。また、副開閉部32は、上側の面が、画像の形成された記録媒体が排出される排出部として用いられている。
画像形成装置本体12内には、記録媒体に画像を形成する画像形成部40が設けられている。画像形成部40は、例えば4個の画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを有する。
画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kは、それぞれが像形成構造体として用いられていて、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kをそれぞれが有し、それぞれが画像形成装置本体12内に着脱される。画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kは、画像形成装置本体12の後側(図2における右側)から順に、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの順に並べられている。
感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kは、それぞれが像を保持する像保持体として用いられている。
また、画像形成部40は、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの下部に光走査装置41を有する。言い換えれば、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kと光走査装置41とは、互いに積み重ねられるように装着されている。
光走査装置41は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのそれぞれに対して光(露光光LY、LM、LC、LK/以下総称する場合、「露光光L」という場合がある。)を照射して、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのぞれぞれの表面に潜像を形成する。
また、画像形成部40は、現像装置46Y、46M、46C、46Kを有する。現像装置46Yは、収納するイエローのトナーを用いて感光体ドラム210Yに形成された潜像を現像する。現像装置46Mは、収納するマゼンタのトナーを用いて感光体ドラム210Mに形成された潜像を現像する。現像装置46Cは、収納するシアンのトナーを用いて感光体ドラム210Cに形成された潜像を現像する。現像装置46Kは、収納する黒のトナーを用いて感光体ドラム210Kに形成された潜像を現像する。
また、画像形成部40は転写装置58を有し、転写装置58は、中間転写ベルトユニット60及び2次転写装置84を有し、中間転写ベルトユニット60は中間転写ベルト62を有する。
中間転写ベルト62は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kから転写された像(トナー像)及び感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kから像が転写された記録媒体(用紙)の少なくとも一方を搬送する搬送部材として用いられている。また、中間転写ベルト62は、無端状であって、支持ロール64、66、68、70、72に、図2に矢印で示す方向に回転することができるように掛け渡されている。
また、中間転写ベルトユニット60は、1次転写装置として用いられる1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kを有する。1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kは、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの表面にそれぞれが形成されたイエロートナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像を、中間転写ベルト62に転写する。
ここで、中間転写ベルト62は、前記感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kと対応する搬送路が図2の右肩上がりに傾斜されており、この傾斜に伴って、前記光走査装置41からの光の出力面である上面が傾斜されるように装着されている。この場合、光走査装置41は箱形であるため、全体的に傾斜(図2及び図3の右肩上がり)して装着されている。
2次転写装置84は、2次転写ロール86を有する。2次転写ロール86は、中間転写ベルト62に転写されたイエローのトナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、及び黒のトナー像を、記録媒体に対してさらに転写する。
また、転写装置58は、クリーニング装置96を有し、クリーニング装置96は掻き落とし部材98を有する。掻き落とし部材98は、2次転写ロール86で記録媒体に対して各色のトナー像が転写された後に、中間転写ベルト62の表面に残留する各色のトナーを掻き落とす。クリーニング装置96の本体内には、掻き落とし部材98によって掻き落とされたトナーが回収される。クリーニング装置96は、副開閉部32を開くことによって形成される開口部を介して画像形成装置本体12内に着脱される。
転写装置58を構成する部材のうち、中間転写ベルトユニット60と、クリーニング装置96とは主開閉部20側に装着されている。転写装置58のうち、2次転写ロール86は画像形成装置本体12側に装着されている。
また、画像形成装置本体12内には、2次転写ロール86によって記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着する定着装置50が設けられている。
また、画像形成装置本体12内には、回収容器260が設けられている。回収容器260には、現像装置46Y、46M、46C、46Kから排出された余剰現像剤が回収される。回収容器260は、例えば画像形成ユニット200Kと一体となっている。
また、画像形成装置本体12内には、画像形成部40に記録媒体を供給する記録媒体供給装置510が装着されている。記録媒体供給装置510は、画像形成装置本体12の前側(図2における左側)に引き出すことができるようになっていて、記録媒体供給装置510を画像形成装置本体12から引き出した状態で記録媒体が補充される。
記録媒体供給装置510は、例えば普通紙等の記録媒体を積層した状態で収納する記録媒体収納容器512を有する。また、記録媒体供給装置510は、記録媒体収納容器512に収納された最上位の記録媒体を抽出し、抽出した記録媒体を画像形成部40へ向けて搬送する搬送ロール514を有する。また、記録媒体供給装置510は、記録媒体を捌き、画像形成部40に複数枚の記録媒体が重なった状態で搬送されることを防止するために用いられるリタードロール516を有する。
また、画像形成装置本体12内には、記録媒体の搬送に用いられる搬送路530が形成されている。搬送路530は、主搬送路532と、反転搬送路534と、副搬送路536とを有する。
主搬送路532は、記録媒体供給装置510から供給された記録媒体を画像形成部40に搬送し、画像が形成された記録媒体を画像形成装置本体12外に排出するために用いられる。主搬送路532に沿って、記録媒体が搬送される方向における上流側から順に、先述の搬送ロール514及びリタードロール516と、レジストロール542と、2次転写ロール86と、定着装置50と、排出ロール544とが配置されている。
レジストロール542は、記録媒体供給装置510側から搬送されてきた記録媒体の先端部を一時的に停止させ、中間転写ベルト62に各色のトナー像が転写されるタイミングと合致するように記録媒体を2次転写ロール86に向けて送り出す。
排出ロール544は、定着装置50によって各色のトナーが定着された記録媒体を画像形成装置本体12外に排出する。
反転搬送路534は、一方の面にトナー像が定着された記録媒体を反転させつつ再び画像形成部40に向けて供給するために用いられる搬送路である。反転搬送路534に沿って、例えば2つの反転搬送ロール548、548が配置されている。反転搬送路534には、記録媒体の後端部を挟みこんだ状態で排出ロール544が逆回転することで記録媒体が後端部側から供給され、供給された記録媒体が反転搬送ロール548、548によって、レジストロール542の上流の位置へと搬送される。
副搬送路536は、記録媒体供給装置510に収納された記録媒体とは異なる記録媒体を画像形成部40に供給するための搬送路である。副搬送路536には、供給用開閉部30を開いた状態で画像形成装置本体12の前側から記録媒体が供給される。副搬送路536に沿って、搬送ロール552とリタードロール554とが設けられている。搬送ロール552は、副搬送路536に供給され記録媒体を画像形成部40に向けて搬送する。リタードロール554は、副搬送路536に供給された記録媒体を捌き、複数枚の記録媒体が重なった状態で記録媒体が画像形成部40に搬送されることを防止するために用いられる。
図3には、主開閉部20及び中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体12に対して開閉される様子と、画像形成装置本体12内に画像形成ユニット200が着脱される様子とが示されている。
図3に示されるように、画像形成装置本体12に対して主開閉部20を開くと、転写装置58の中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が主開閉部20とともに移動する。すなわち、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96は、画像形成装置本体12に対して主開閉部20と一体として開閉する。
主開閉部20、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が一体として画像形成装置本体12に対して開かれると、画像形成装置本体12に開口部36が形成される。そして、開口部36を介して、画像形成装置本体12内に、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kがそれぞれ着脱される。回収容器260は、先述のように画像形成ユニット200Kと一体とされている。このため、回収容器260は、画像形成ユニット200Kと一体して画像形成装置本体12内に着脱される。
また、この画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kが取り外されると、光走査装置41が、主開閉部20の開放によって開口した上面から目視で確認されるようになっている。
なお、図3において、一点鎖線で囲まれた領域Aは、電装系を含む様々なユニットや部品が密集して配置されており、前記着脱には、主開閉部20等の開放による上方空間の確保が必須となる。
このため、光走査装置41は、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kが取り外された状態、すなわち、主開閉部20側開口から目視されたとしても、保持する部分がなければ持ち上げられない。
しかしながら、一般的な「取っ手」のように光走査装置41のハウジング100から突き出るように保持部を設けると、前述した領域A(図3参照)との干渉が懸念される。
そこで、本実施の形態では、光走査装置41のハウジング100に対して、陥没した溝を形成することで保持部180を設けた。この場合、光走査装置41のハウジング100内には、複数の光学部材等が緊密に取り付けられている。
また、本実施の形態では、以下の保持部設定条件に基づき、ハウンジング100の一部に保持部180を設けた。
(設定条件1) 既存の光学部材等の取り付け状態を変更することなく、ハウジング100内のデッドスペースに向けて陥没させる。
(設定条件2) 斜め配置の光走査装置41(図2及び図3参照)の最上部かつ角部に配置する。
(設定条件3) ハウジング100を保持したときに、ハウジング100が歪むことを回避する。
以下、この保持部180を含め、光走査装置41の内部構成の詳細を説明する。
(光走査装置)
図4〜図6に示される如く、光走査装置41は、4つの画像形成ユニット200Y、200M、200C、200K(図2参照)に共通の1つのユニットで構成されており、図6に示す、4つの半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kを各色の色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザから露光光LY、LM、LC、LKを階調データに応じて出射するように構成されている。
また、光走査装置41は、箱状のハウジング100を蓋体101で閉塞した構造となっており、内部空間には、各露光光Lの発光源、並びに露光光Lを主走査方向に走査するための光学部材が適宜個所に取り付けられている。ハウジング100の上面に取り付けられた蓋体101には、4本の露光光LY、LM、LC、LKを、各画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kに向けて出射するための窓(図示省略)が設けられている。
ここで、光走査装置41から出力した露光光LY、LM、LC、LKは感光体ドラム210Y、210M、210C、210K上の露光ポイントに走査露光される。
図4〜図6に示される如く、光走査装置41のハウジング100は、平面視(図6参照)で矩形(概ね、長方形)に成型されている。なお、各図(図4〜図6)に示した矢印Fは、それぞれ同一方向を示している。
ハウジング100の形状は、特に限定されるものではないが、後述する各部品の配置構成のための空間、並びに、前述の如く主走査される露光光LY、LM、LC、LKの光路を確保する空間のそれぞれに基づき設定されている。
ハウジング100は、部品配置空間が2段構造となっている。この2段構造の下段側には、ハウジングの角部(図6の左上角部)に露光光LY、LM、LC、LKの発光源である半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kが配置されている。また、ハウジング100の下段には、ポリゴンミラー104、並びに半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kとポリゴンミラー104との間の光路上に配置されるコリメータレンズ103Y、103M、103C、103K等の光源光学系、ポリゴンミラー104の光路の下流側に配置されたfθレンズ108、fθレンズ108が出力された露光光Lを上段へ案内する全露光光反射ミラー110が配置されている(図5参照)。
一方、前記2段構造の上段には、前記全露光光反射ミラー110で反射した露光光を選択的に入射し、反射させることで必要な光路長を確保するための複数の反射ミラー112YM、112M、112CK、112C、並びに最終的に露光光LY、LM、LC、LKを感光体ドラム210Y、210M、210C、210K方向へ案内する最終段反射ミラーとしてのシリンダーミラー114Y、114M、114C、114Kが配置されている。より具体的には、カラー画像形成に必要な4色(CMYK)の各露光光LY、LM、LC、LKを、前記各色毎の感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kへ、所定の光路長で到達させるべく、前記全露光光反射ミラー110で反射した露光光Lを、反射ミラー112YM、112M、112CK、112C並びに最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114Kにより、3回又は4回反射させる構成になっている。
なお、ハウジングの角部(図6の右上角部)にはSOSセンサ115が配置されており、露光光LKが入力されることで、画像記録タイミングの同期を図るようにしている。
ところで、ハウジング100内での露光光Lの光路において、下流側になればなるほど、主走査長が長くなる。このため、ハウジング100の上段に配置された反射ミラー112YM、112M、112CK、112C並びに最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114Kは、各露光光LY、LM、LC、LKの主走査長に合わせて、ハウジング100における互いに対向する側壁(図6で左右の側壁部100S)に掛け渡されるほどの長さが必要となる。これに対して、前記シリンダーレンズ等によって、露光光Lは主走査方向と直交する副走査方向には集光されているため、上段に配置された反射ミラー112YM、112M、112CK、112C並びに最終段反射ミラー114Y、114M、114C、114Kは、主走査方向(長手方向):副走査方向(短辺方向)が20:1以上の細長い構造となっている。また、肉厚寸法は、ハウジング100の上段の光路空間を確保するべく、必要最小限に抑えられている。
例えば、反射ミラー112Mでは、側壁部100Sに溝部100Aが設けられ、この溝部100Aに反射ミラー112Mの長手方向両端部が収容され、データム116に突き当てられて位置決めされ、かつ板ばね部材128の弾性力によって、位置決め状態が保持されている。
なお、側壁部100Sから突出している円柱部材182は、画像形成装置10への装着時の位置決めとなるものである。
ここで、前記ハウジング100における左右の側壁部100Sに、直交する図6の上下に位置する側壁部の内、図6の上端の側壁部100Uには、前述したように、その内側面に沿って、半導体レーザ102Y、102M、102C、102K及びSOSセンサ115が配置されている。より詳しくは、半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kは、この側壁部100Uにおける図6の左上角部に配置され、SOSセンサ115は、この側壁部100Uにおける図6の右上角部に配置されている。
このため、半導体レーザ102Y、102M、102C、102Kの配置領域と、SOSセンサ115の配置領域との間(側壁部100Uの中央部は、所謂デッドスペースとなっている。
また、この側壁部100Uは、図3に示す右側面に相当しており、側壁部100Uの上端は、斜め配置された光走査装置41の最上端位置となる。
この側壁部100Uの図6の中央部は、前記デッドスペースに向けて陥没され、図7に示される如く、陥没方向の底面部184と、3面の側壁186A、186B、186Cが形成される。
ところで、図4、図7及び図8に示される如く、ハウジング100に対して、蓋体101を装着すると、前記側壁186A、186B、186Cに加え、蓋体101の一部が側壁186Dとなり、矩形溝状の保持部180が形成されることになる。このとき、光走査装置41の画像形成装置10の装着状態では、蓋体101がハウジング100よりも上側となるため、着脱の作業の際、保持部180に手を掛けると、そのほとんどの変形が、側壁186D(すなわち、蓋体101)にかかることになる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(画像形成手順)
画像データは、さらにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の色材階調データに変換され、光走査装置41に順次出力される。光走査装置41では、各色の色材階調データに応じて各露光光Lを出射して、各感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kに走査露光を行い、潜像(静電潜像)が形成される。
感光体ドラム210Y、210M、210C、210K上に形成された静電潜像は、現像部によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として顕在化される(現像)。そして、各画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの感光体ドラム210Y、210M、210C、210K上に順次形成された各色のトナー像は、4つの一次転写ロール80Y、80M、80C、80Kによって中間転写ベルト62上に順次多重転写される。
中間転写ベルト62上に多重転写された各色のトナー像は、二次転写ロール86によって、搬送されてきた記録用紙P上に二次転写される。そして、記録用紙P上の各色のトナー像が定着装置50で定着され、定着後の記録用紙Pは排出される。
トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの表面は、残留トナーや紙粉等が除去される。また、中間転写ベルト16上の残留トナーや紙粉等が、クリーニング装置96で除去される。
ここで、画像形成装置10では、必要に応じて内部のユニットや部品取り出してメンテナンスや消耗品交換等の作業をする場合がある。
この場合、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200K及び光走査装置41を着脱するためには、画像形成装置10の上部の主開閉部20を開放する。
主開閉部20が開かれると、画像形成装置本体12に開口部36が形成される。この開口部36が、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200K及び光走査装置41の着脱作業空間となる。
なお、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの周囲の帯電器、クリーナはユーザによって着脱自在な構成を為し、現像部や光走査装置41はサービスマンによって着脱されるのが一般的である。
また、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの着脱の際は、前方側開閉部18を開いた後に主開閉部20を開く。
特に、光走査装置41を着脱する場合、まず、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを取り外す必要がある。画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kが取り外されると、光走査装置41が、主開閉部20の開放によって開口した上面から目視で確認される。
ところが、図3に示す一点鎖線で囲まれた領域Aは、電装系を含む様々なユニットや部品が密集して配置されており、光走査装置41との間に手を入れるような隙間がない。
このため、光走査装置41は、光走査装置41のハウジング100に対して、突出させず、陥没した溝を形成することで保持部180を設けた。
この保持部180は、図2及び図3の状態で右肩上がりで斜め配置されている光走査装置41のハウジング100の右上(図6の上部側壁部100U)に設けている。例えば、光走査装置41の取り外し手順は、まず、前記開口部36から、片方の手を延ばすことで、指先を保持部180に掛ける。
次に、指先が掛かった側壁部186Dに荷重を加えて持ち上げる。このとき、荷重は、側壁部186Dにかかることになり、結果として蓋体101に加わることになる。言い換えれば、蓋体を変形させることにより、ハウジングの変形を最小にすることができる(蓋体をダンパーとして利用する)。
ハウジング100が歪まないため、内部に取り付けた光学部材の位置がずれるといった、画質に直接影響する不具合も発生しない。
若干持ち上がった状態で、保持部180とは反対側の辺に位置する円柱部182(ハウジング100から突出した位置決め部材)に、他方の手を掛け取り外す。
一方、装着の手順は、両手で保持部180と円柱部182とを持ち、開口部36から下降させ、まず、円柱部182を位置決めする。
その後、保持部180にかけた手を降ろしていき、位置決めが完了した時点で、保持部180から手を離す。
上記本実施の形態に形成した保持部180は、既存の光学部材等の取り付け状態を変更することなく、ハウジング100内のデッドスペースに向けて陥没させた(設定条件1)。これを実現するため、半導体レーザ102Y、102M、102C、102KとSOSセンサ115との間の側壁部100Tを陥没させるようにした。半導体レーザ102Y、102M、102C、102KとSOSセンサ115のそれぞれへの配線を一体化(ハーネス化)するために、互いに接近した位置となっており、この結果、側壁部100S間に掛け渡されるような反射ミラーが存在しないため、必然的にデッドスペースが発生する。
また、保持部180は、斜め配置の光走査装置41(図2及び図3参照)の最上部かつ角部に配置することとした(設定条件2)。この結果、主開閉部20を開放したときの開口部36から最も近距離に保持部180が存在する。
さらに、保持部180は、ハウジング100を保持したときに、ハウジング100が歪むことを回避することとした(設定条件3)。すなわち、指先をかける側壁部186Dを蓋体101に形成し、ハウジング100には直接変形を伝えない。
10 画像形成装置
41 光走査装置
100 ハウジング(箱体、筐体)
101 蓋体(筐体)
104 ポリゴンミラー(光学部材)
110 全露光光反射ミラー(光学部材)
112YM、112M、112CK、112C 反射ミラー(光学部材)
114Y、114M、114C、114K シリンダーミラー(光学部材)
180 保持部
182 円柱部
184 底面部
186A、186B、186C、186D 側壁部

Claims (3)

  1. 必要な光路長を確保するように、少なくとも光を屈折させる複数の光学部材を備えた走査光学系と、
    底面部及び4面の外壁により上面が開口され、前記外壁に囲われた内部の空間領域に前記必要な光路長が確保されるように前記複数の光学部材の各々が予め定めた位置に取り付けられ、前記光学部材の取り付け位置に基づき発生する前記空間領域内の空き領域へ向けて壁が陥没されることで当該外壁に上方及び外方へ向けて開口された溝型の凹部が形成された箱体、及び前記箱体の開口を覆う天板の周縁部に前記箱体の前記4面の外壁の上部を囲う折り曲げ部が形成され、前記箱体の開口を覆って閉塞した際、前記箱体の前記凹部の一部に被さる前記折り曲げ部が前記箱体の持ち上げに用いられる指掛かり部を形成する蓋体を備える筐体と、
    を有する光走査装置。
  2. 前記凹部が形成された前記箱体の前記外壁の内方側には、当該凹部による陥没部分を挟むように、前記光を発する光源ユニットと、前記光源ユニットから発せられて前記光学部材により反射される前記光の一部を検出する光検出センサと、が設けられている請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記請求項1又は請求項2記載の光走査装置と、
    前記光走査装置の筐体の前記蓋体に対向する位置に上方から下方へ向けて配置され、前記蓋体の天板に形成された窓から射出される前記光が走査されることで静電潜像が形成される像保持体、前記像保持体に形成された前記静電潜像を現像剤で現像させる現像部、及び前記現像部で現像された画像を最終的に記録用紙に転写させる転写部を備えた画像形成部と、
    少なくとも前記像保持体の上方側に前記像保持体及び前記光走査装置の筐体の着脱空間となる開口部が形成され、該開口部を開閉する開閉部を備えた外装カバーと、
    を有する画像形成装置
JP2009263095A 2009-11-18 2009-11-18 光走査装置、画像形成装置 Expired - Fee Related JP5359806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263095A JP5359806B2 (ja) 2009-11-18 2009-11-18 光走査装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263095A JP5359806B2 (ja) 2009-11-18 2009-11-18 光走査装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011107467A JP2011107467A (ja) 2011-06-02
JP5359806B2 true JP5359806B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=44230991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263095A Expired - Fee Related JP5359806B2 (ja) 2009-11-18 2009-11-18 光走査装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5359806B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2966858B2 (ja) * 1989-07-28 1999-10-25 株式会社東芝 画像形成装置
JPH05333616A (ja) * 1992-06-03 1993-12-17 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP3334963B2 (ja) * 1993-02-01 2002-10-15 キヤノン株式会社 円筒部材と係合部材とを再結合する結合方法
JPH07128606A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Canon Inc 光偏向走査装置
JP3348806B2 (ja) * 1995-01-11 2002-11-20 株式会社リコー 画像形成装置
JP2000284210A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Fuji Photo Optical Co Ltd 光走査装置
JP2003279876A (ja) * 2002-03-27 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011107467A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4661916B2 (ja) 画像形成装置
JP5631920B2 (ja) 画像形成装置
KR20180036608A (ko) 광주사 장치 및 화상 형성 장치
JP4380445B2 (ja) 画像形成装置及び走査ユニット
JP5359806B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
KR101670915B1 (ko) 화상형성장치 및 이의 소모품 장착구조
WO2014102958A9 (ja) 画像形成装置
JP5176761B2 (ja) 廃トナーボトル及び画像形成装置
JP5359830B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、反射ミラー位置決め方法
JP5678675B2 (ja) 発光素子の調整固定構造及び光走査装置及び画像形成装置
JP2004272289A (ja) 画像形成装置
JP5919355B2 (ja) 画像形成装置
JP3873916B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2011107464A (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP2007034166A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP6459064B2 (ja) 筐体装置及び画像形成装置
JP4565942B2 (ja) 画像形成装置
JP5883982B2 (ja) 画像形成装置
JP5359793B2 (ja) 光学装置、光走査装置、画像形成装置
JP2011107466A (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP4641547B2 (ja) 光学走査装置
JP6739917B2 (ja) 画像形成装置および光学走査装置
JP4833888B2 (ja) 画像形成装置
JP2005199521A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び露光走査装置
JP6080625B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5359806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees