JP6332075B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6332075B2
JP6332075B2 JP2015030129A JP2015030129A JP6332075B2 JP 6332075 B2 JP6332075 B2 JP 6332075B2 JP 2015030129 A JP2015030129 A JP 2015030129A JP 2015030129 A JP2015030129 A JP 2015030129A JP 6332075 B2 JP6332075 B2 JP 6332075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
opening
deflector
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015030129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016151719A (ja
Inventor
愛一朗 大棚
愛一朗 大棚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015030129A priority Critical patent/JP6332075B2/ja
Publication of JP2016151719A publication Critical patent/JP2016151719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6332075B2 publication Critical patent/JP6332075B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置を備えている。
例えば、光源と、光源から出射された光を偏向する偏向器と、光源から出射された光を偏向器へと導くための入射光学素子と、偏向器及び入射光学素子を収容する筐体と、を備えた光走査装置が知られている(特許文献1参照)。上記の筐体には、通常、光源から入射光学素子及び偏向器を介して像担持体に向かう光を通過させるための開口部が形成されている。
特開2014−71223号公報
近年、光走査装置の小型化に伴って、光源から筐体の開口部を通過して像担持体に至る光路が狭い空間内に設けられることが多くなり、光源の近傍に筐体の開口部が形成される場合もある。このような場合に、光源から出射された光が筐体の開口部から漏れると、この光がフレア(反射光)となって像担持体に達し、画像不具合の原因となる恐れがある。
本発明は上記事情を考慮し、簡易な構成を用いて、光源から出射された光が筐体の開口部から漏れるのを防止することを目的とする。
本発明の光走査装置は、像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置であって、光源と、前記光源から出射された光を偏向する偏向器と、前記光源から出射された光を前記偏向器へと導くための入射光学素子と、前記偏向器及び前記入射光学素子を保持する本体部と、前記本体部の前記像担持体側の面を覆うカバーと、を有する筐体と、を備え、前記カバーには、前記光源から前記入射光学素子及び前記偏向器を介して前記像担持体に向かう光を通過させるための開口部が形成され、前記カバーの内面には、前記光源から前記入射光学素子及び前記偏向器を介さずに前記開口部に向かう光を遮断するための遮光部が、前記開口部の外周の少なくとも一部と対応する部分に突設されていることを特徴とする。
このようにカバーの内面に遮光部を突設することで、簡易な構成を用いて、光源から出射された光が筐体の開口部から漏れるのを防止することが可能となる。特に、開口部の外周に遮光部が突設されることで、光源から出射された光が開口部から漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
前記開口部のうちで前記光源から出射された光が通過しうる領域を通過可能領域とし、前記通過可能領域のうちで前記光源から最も離れた点を最大離間点とし、前記光源と前記最大離間点を結ぶ直線と前記入射光学素子の入射面の交点を基準交点とし、前記光源から出射された光の光軸と直交する方向における前記基準交点から前記遮光部までの距離をd1とし、前記光軸と平行な方向における前記入射光学素子の前記入射面から前記遮光部までの距離をd2とし、前記光源と前記最大離間点を結ぶ直線と前記光軸の成す角をθとした場合に、d1/d2<tanθの関係が成り立っても良い。
このような関係が成り立つことで、光源から出射された光が筐体の開口部から漏れるのを確実に防止することが可能となる。
前記遮光部は、前記光源側から前記開口部側に向かって膨出する膨出部を備え、前記膨出部の前記光源側には凹部が形成され、前記入射光学素子は、前記カバーの内面側から見て、前記遮光部とは重ならず、前記凹部と少なくとも部分的に重なるように配置されていても良い。
このような構成を採用することで、カバーを本体部に固定する際に遮光部が入射光学素子に接触するのを抑制することができ、遮光部との接触による入射光学素子の位置ずれを防止することが可能となる。
前記カバーの内面には、リブが突設され、前記遮光部の長手方向両端部は、前記リブに接続されていても良い。
このような構成を採用することで、簡易な構成を用いて、遮光部の強度を高めることが可能となる。
前記入射光学素子は、前記光源から出射された光を平行光に変換するためのコリメートレンズであっても良い。
本発明の画像形成装置は、上記した光走査装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成を用いて、光源から出射された光が筐体の開口部から漏れるのを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る複合機の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置の内部を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置と感光体ドラムを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置において、筐体のカバーを示す下側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置において、第1遮光部及びその周辺を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置において、第1光源とコリメートレンズと第1開口部と第1遮光部の位置関係を示す底面図である。 本発明の一実施形態に係る光走査装置において、第1光源とコリメートレンズと第1開口部と第1遮光部の位置関係を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る複合機1(画像形成装置)について説明する。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ複合機1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
まず、複合機1の構成の概略について説明する。
図1に示されるように、複合機1は、箱型形状の複合機本体2(装置本体)を備えている。複合機本体2の上端部には、原稿画像を読み取るための画像読取装置3が設けられている。複合機本体2の上部には、画像読取装置3の下側に排紙トレイ4が設けられている。複合機本体2の上部には、排紙トレイ4の下側に4個のトナーコンテナ5Y、5M、5C、5Kが収容されている。各トナーコンテナ5Y、5M、5C、5Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを収容している。
複合機本体2の略中央部には、4個のトナーコンテナ5Y、5M、5C、5Kの下側に中間転写ベルト6が収容されている。複合機本体2の略中央部には、中間転写ベルト6の下側に4個の画像形成部7Y、7M、7C、7Kが収容されている。各画像形成部7Y、7M、7C、7Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーに対応している。各画像形成部7Y、7M、7C、7Kは、感光体ドラム8(像担持体)と、帯電器9と、現像器10と、一次転写ローラー11と、クリーニング装置12と、を備えている。一次転写ローラー11は、感光体ドラム8との間に中間転写ベルト6を挟み込んでおり、中間転写ベルト6と感光体ドラム8の間には一次転写ニップN1が形成されている。
複合機本体2の下部には、4個の画像形成部7Y、7M、7C、7Kの下側に左右一対の光走査装置13が収容されている。左側の光走査装置13は、画像形成部7Y、7Mに対応しており、右側の光走査装置13は、画像形成部7C、7Kに対応している。複合機本体2の下端部には、左右一対の光走査装置13の下側に給紙カセット14が収容されている。給紙カセット14には、用紙S(記録媒体)が収納されている。
複合機本体2の右側部には、用紙Sの搬送経路15が設けられている。搬送経路15の下端部(上流端部)には、給紙部16が設けられている。搬送経路15の中流部には、二次転写ローラー17が設けられている。二次転写ローラー17と中間転写ベルト6の間には、二次転写ニップN2が形成されている。搬送経路15の上部(下流部)には、定着装置18が設けられている。搬送経路15の上端部(下流端部)には、排紙ユニット19が設けられている。
次に、このような構成を備えた複合機1の動作について説明する。
複合機1に対して印刷開始の指示がなされると、まず、帯電器9が感光体ドラム8の表面を帯電させる。次に、光走査装置13からの光(図1の矢印P参照)によって、感光体ドラム8の表面に静電潜像が形成される。次に、トナーコンテナ5Y、5M、5C、5Kから供給されるトナーを用いて、現像器10が静電潜像を現像し、トナー像を形成する。このトナー像は、一次転写ニップN1において中間転写ベルト6の表面に一次転写される。以上のような動作が各画像形成部7Y、7M、7C、7Kにおいて行われることで、中間転写ベルト6上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム8上に残留したトナーは、クリーニング装置12によって除去される。
また、給紙部16によって給紙カセット14から取り出された用紙Sは、搬送経路15を下流側へと搬送されて、二次転写ニップN2に進入する。この二次転写ニップN2において、中間転写ベルト6上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Sに二次転写される。トナー像を二次転写された用紙Sは、搬送経路15を更に下流側へと搬送されて、定着装置18に進入する。この定着装置18において、用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙ユニット19によって排紙トレイ4上に排出される。
次に、光走査装置13について、図2〜図8を用いて詳細に説明する。なお、上記のように、本実施形態の複合機1には光走査装置13が左右一対で設けられているが、各光走査装置13の構成は略同一である。そのため、以下、左側の光走査装置13(画像形成部7Y、7Mに対応する光走査装置13)についてのみ説明を行い、右側の光走査装置13(画像形成部7C、7Kに対応する光走査装置13)については説明を省略する。
図2に示されるように、光走査装置13は、ポリゴンミラー20(偏向器)と、ポリゴンミラー20の右上側から右下側に亘って配置される第1走査ユニット21と、ポリゴンミラー20の左上側から左下側に亘って配置される第2走査ユニット22と、ポリゴンミラー20及び第1、第2走査ユニット21、22を収容する筐体23と、を備えている。
まず、ポリゴンミラー20について説明する。ポリゴンミラー20は、筐体23の略中央部(正確には、筐体23の中央部よりも僅かに前側の部分)に収容されている。ポリゴンミラー20は、平面視で正六角形状を成しており、6個の反射面29を備えている。ポリゴンミラー20の下方にはポリゴンモーター30が設けられており、ポリゴンモーター30が駆動すると、上下方向に延びる回転軸28(中心軸)を中心にポリゴンミラー20が回転するように構成されている。ポリゴンミラー20の回転軸28は、光走査装置13の重心と一致している。なお、図2の二点鎖線Aは、ポリゴンミラー20の回転軸28と直交する軸線(以下、「軸線A」と称する)を示している。軸線Aは、前後方向に延びている。つまり、本実施形態における「軸線方向」は、前後方向である。
次に、第1走査ユニット21について説明する。第1走査ユニット21は、筐体23の右側部(軸線Aよりも右側の部分)に収容されている。なお、図2の矢印Y1は、第1走査ユニット21の走査方向を示している。
第1走査ユニット21は、ポリゴンミラー20の右後方に配置される第1光源31と、第1光源31とポリゴンミラー20の間に配置される第1入射光学系41と、ポリゴンミラー20の右方に配置される第1結像光学系51と、ポリゴンミラー20の右後方に配置される第1同期ミラー61と、第1同期ミラー61の前方に配置される第1同期センサー71と、を備えている。
第1光源31は、例えば、レーザーダイオードによって構成されており、左前側(ポリゴンミラー20側)に向かって光を出射するように構成されている。図2において太線Hで囲まれている領域は、第1光源31から出射された光が通過する領域を示している。図2の一点鎖線L1は、第1光源31から出射された光の光軸(以下、「光軸L1」と称する)を示している。
第1入射光学系41は、光軸L1上に配置されている。第1入射光学系41は、光軸L1上の第1光源31側からポリゴンミラー20側に向かって順番に、コリメートレンズ43(入射光学素子)と、第1アパーチャー44と、シリンドリカルレンズ45と、第2アパーチャー46と、を備えている。以下、単にコリメートレンズ43、第1アパーチャー44、シリンドリカルレンズ45、第2アパーチャー46という場合には、第1入射光学系41の素子を指すものとする。
図3に示されるように、第1結像光学系51は、ポリゴンミラー20から画像形成部7Mの感光体ドラム8に至る光路M1上に配置されている。第1結像光学系51は、光路M1上のポリゴンミラー20側から感光体ドラム8側に向かって順番に、第1fθレンズ53と、第2fθレンズ54と、第1ミラー55と、第2ミラー56と、第3ミラー57と、を備えている。以下、単に第1fθレンズ53、第2fθレンズ54、第1ミラー55、第2ミラー56、第3ミラー57という場合には、第1結像光学系51の素子を指すものとする。
図2に示されるように、第1同期ミラー61は、筐体23の右後部に収容されている。第1同期センサー71は、筐体23の右前部に収容されている。
次に、第2走査ユニット22について説明する。第2走査ユニット22は、筐体23の左側部(軸線Aよりも左側の部分)に収容されており、軸線Aを挟んで第1走査ユニット21と対向している。つまり、本実施形態の光走査装置13は、軸線Aを挟んで対向する一対の走査ユニット21、22を備えた「対向走査方式」の光走査装置13である。なお、図2の矢印Y2は、第2走査ユニット22の走査方向を示している。
第2走査ユニット22は、ポリゴンミラー20の左後方に配置される第2光源32と、第2光源32とポリゴンミラー20の間に配置される第2入射光学系42と、ポリゴンミラー20の左方に配置される第2結像光学系52と、ポリゴンミラー20の左前方に配置される第2同期ミラー62と、第2同期ミラー62の後方に配置される第2同期センサー72と、を備えている。
第2光源32は、例えば、レーザーダイオードによって構成されており、右前側(ポリゴンミラー20側)に向かって光を出射するように構成されている。図2の一点鎖線L2は、第2光源32から出射された光の光軸(以下、「光軸L2」と称する)を示している。
第2入射光学系42は、光軸L2上に配置されている。第2入射光学系42は、第1入射光学系41と略左右対称であるため、第2入射光学系42の各素子に第1入射光学系41の各素子と同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図3に示されるように、第2結像光学系52は、ポリゴンミラー20から画像形成部7Yの感光体ドラム8に至る光路M2上に配置されている。第2結像光学系52は、第1結像光学系51と略左右対称であるため、第2結像光学系52の各素子に第1結像光学系51の各素子と同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図2に示されるように、第2同期ミラー62は、筐体23の左前隅部に収容されている。第2同期センサー72は、筐体23の左後部に収容されている。
次に、筐体23について説明する。筐体23は、樹脂により形成されている。図3、図4に示されるように、筐体23は、本体部77と、本体部77の下面(感光体ドラム8から離間する側の面)を覆う底蓋78と、本体部77の上面(感光体ドラム8側の面)を覆うカバー79と、を有している。
図2に示されるように、筐体23の本体部77は、平面視で略矩形状を成している。本体部77は、ポリゴンミラー20及び第1、第2走査ユニット21、22を保持している。
筐体23の本体部77の右後部には第1固定穴81が設けられている。本体部77の左後部には第2固定穴82が設けられている。本体部77の前端部には第3固定穴83が設けられている。そして、第1〜第3固定穴81〜83を貫通するビス(図示せず)の先端部が複合機本体2に設けられたビス穴(図示せず)に螺合することで、筐体23が複合機本体2に固定されている。
図4に示されるように、本体部77の左右両側面(図4では、左側面のみを表示)の下部には一対の下側係合突起84が設けられ、本体部77の左右両側面の上部には一対の上側係合突起85が設けられている。
筐体23の底蓋78の周囲には、下側枠86が設けられている。下側枠86の左右両側部(図4では、左側部のみを表示)には一対の下側係合穴87が設けられており、各下側係合穴87を本体部77の各下側係合突起84に係合させることで、底蓋78が本体部77に固定されている。
筐体23のカバー79の周囲には、上側枠88が設けられている。上側枠88の左右両側部(図4では、左側部のみを表示)には一対の上側係合穴89が設けられており、各上側係合穴89を本体部77の各上側係合突起85に係合させることで、カバー79が本体部77に固定されている。
筐体23のカバー79の右側部には第1開口部91が形成されている。第1開口部91は、前後方向に長い矩形状を成している。第1開口部91の上面は、防塵部材93によって覆われている。防塵部材93は、第1開口部91と対応して前後方向に長い矩形状を成している。防塵部材93は、例えば、板ガラスによって形成されており、透明性を有している。図2に示されるように、第1開口部91は、光軸L1に対して傾斜する方向に延びている。以下、第1開口部91のうちで第1光源31から出射された光が通過しうる領域(図2において斜線が表示されている領域)を、「通過可能領域」とする。図2の点Dは、通過可能領域のうちで第1光源31から最も離れた点(以下、「最大離間点D」と称する)を示している。
図4に示されるように、筐体23のカバー79の左側部には第2開口部92が設けられている。第2開口部92の構成は、第1開口部91の構成と同様であるため、説明を省略する。
図5、図6に示されるように、筐体23のカバー79の内面(下面)の右後部には、防塵用の第1リブ101が突設されている。第1リブ101は、光軸L1と交差する方向に沿って延びる基壁部103と、基壁部103の両端部から第1開口部91側に向かって屈曲され、光軸L1と平行に延びる一対の側壁部104と、を備えている。
筐体23のカバー79の内面には、第1開口部91の外周の一部と対応する部分(本実施形態では、第1開口部91の後方)に、第1開口部91の外周と接しないように第1遮光部111が突設されている。第1遮光部111は、膨出部113と、膨出部113の両側に設けられる一対の平板部114と、を備えている。
第1遮光部111の膨出部113は、第1光源31側から第1開口部91側に向かって円弧状に膨出している。図7に示されるように、膨出部113の第1光源31側には凹部115(太線で囲まれている部分)が形成されている。コリメートレンズ43は、カバー79の内面側(下側)から見て、第1遮光部111とは重ならず、凹部115と部分的に重なるように配置されている。
図5、図6に示されるように、第1遮光部111の各平板部114は、光軸L1と交差する方向に沿って延びている。各平板部114の光軸L1側の端部は、膨出部113の両端部に接続されている。各平板部114の光軸L1から離間する側の端部(第1遮光部111全体の長手方向両端部に相当する)は、第1リブ101の各側壁部104に接続されている。
図8に示されるように、第1光源31と第1開口部91の最大離間点Dを結ぶ直線は、コリメートレンズ43の入射面43aとの交点(以下、「基準交点S」と称する)を有している。光軸L1と直交する方向(鉛直方向)における基準交点Sから第1遮光部111までの距離をd1とし、光軸L1と平行な方向におけるコリメートレンズ43の入射面43aから第1遮光部111までの距離をd2とし、第1光源31と第1開口部91の最大離間点Dを結ぶ直線と光軸L1の成す角をθとした場合に、本実施形態では、
d1/d2<tanθ
の関係が成り立っている。
図5に示されるように、筐体23のカバー79の内面の左後部には、防塵用の第2リブ102が突設されている。第2リブ102は、第1リブ101と略左右対称であるため、第2リブ102の各構成要素に第1リブ101の各構成要素と同一の参照符号を付し、説明を省略する。
筐体23のカバー79の内面には、第2開口部92の外周の一部と対応する部分(本実施形態では、第2開口部92の後方)に第2遮光部112が突設されている。第2遮光部112は、第1遮光部111と略左右対称であるため、第2遮光部112の各構成要素に第1遮光部111の各構成要素と同一の参照符号を付し、説明を省略する。
上記のように構成された光走査装置13において、第1光源31から出射された光(図2の光軸L1参照)は、コリメートレンズ43によって平行光に変換され、第1アパーチャー44によって主走査方向又は副走査方向のいずれか一方にのみ径を制限される。第1アパーチャー44を通過した光は、シリンドリカルレンズ45を通過し、第2アパーチャー46によって主走査方向又は副走査方向のいずれか他方にのみ径を制限される。第2アパーチャー46を通過した光は、ポリゴンミラー20に到達する。このように、第1光源31から出射された光は、第1入射光学系41によってポリゴンミラー20へと導かれる。
ポリゴンミラー20へと導かれた光は、ポリゴンミラー20によって偏向される。この偏向された光(図3の光路M1参照)は、第1、第2fθレンズ53、54によって等速度で集光され、第1〜第3ミラー55〜57によって順次反射される。この反射された光は、筐体23のカバー79の第1開口部91及び防塵部材93を通過して、画像形成部7Mの感光体ドラム8の表面に到達する。このように、ポリゴンミラー20によって偏向された光は、第1結像光学系51によって画像形成部7Mの感光体ドラム8の表面へと導かれる。これにより、画像形成部7Mの感光体ドラム8の表面に静電潜像が形成される。
以上のように、第1光源31からコリメートレンズ43及びポリゴンミラー20を介して画像形成部7Mの感光体ドラム8に向かう光は、筐体23のカバー79の第1開口部91を通過する。一方で、第1光源31からコリメートレンズ43及びポリゴンミラー20を介さずに第1開口部91に向かう光(図6の矢印X参照)は、筐体23のカバー79に設けられた第1遮光部111によって遮断される。
また、ポリゴンミラー20によって偏向された第1光源31からの光のうち、有効走査領域(画像形成部7Mの感光体ドラム8の表面に静電潜像を形成可能な領域)外に向かう光の一部は、第1、第2ミラー55、56によって反射され、第3ミラー57には反射されずに第1同期ミラー61によって第1同期センサー71へと反射され、第1同期センサー71に到達する(図2の一点鎖線Z1参照)。第1同期センサー71は、ポリゴンミラー20によって偏向された第1光源31からの光を受光すると、静電潜像の書き出し位置の同期信号を検出する。この同期信号に基づいて、第1走査ユニット21について静電潜像の書き出し位置の同期が取られる(静電潜像の書き出し位置が揃えられる)。
また、第2光源32から出射された光(図2の光軸L2参照)は、第2入射光学系42によってポリゴンミラー20へと導かれ、ポリゴンミラー20によって偏向される。ポリゴンミラー20によって偏向された光(図3の光路M2参照)は、第2結像光学系52によって画像形成部7Yの感光体ドラム8の表面へと導かれる。これにより、画像形成部7Yの感光体ドラム8の表面に静電潜像が形成される。
なお、第2光源32から第2入射光学系42及びポリゴンミラー20を介して画像形成部7Yの感光体ドラム8に向かう光は、筐体23のカバー79の第2開口部92を通過する。一方で、第2入射光学系42及びポリゴンミラー20を介さずに第2開口部92に向かう光は、筐体23のカバー79に設けられた第2遮光部112によって遮断される。
また、ポリゴンミラー20によって偏向された第2光源32からの光のうち、有効走査領域外に向かう光の一部は、第2同期ミラー62によって第2同期センサー72へと反射され、第2同期センサー72に到達する(図2の一点鎖線Z2参照)。第2同期センサー72は、ポリゴンミラー20によって偏向された第2光源32からの光を受光すると、静電潜像の書き出し位置の同期信号を検出する。この同期信号に基づいて、第2走査ユニット22について静電潜像の書き出し位置の同期が取られる(静電潜像の書き出し位置が揃えられる)。
本実施形態では上記のように、第1光源31からコリメートレンズ43及びポリゴンミラー20を介さずに筐体23のカバー79の第1開口部91に向かう光を遮断するための第1遮光部111が筐体23のカバー79の内面に突設されている。そのため、簡易な構成を用いて、第1光源31から出射された光が第1開口部91から漏れるのを防止することが可能となる。これに伴って、光走査装置13の製造コストの上昇を抑制しつつ、良好な出力画像を得ることが可能となる。特に、第1開口部91の外周の一部と対応する部分に第1遮光部111が突設されているため、第1光源31から出射された光が第1開口部91から漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
また、第1光源31から出射された光が第1開口部91から漏れるのを防止することができるため、第1走査ユニット21の光路を狭い空間内に設けることが可能となる。これに伴って、光走査装置13を小型化することができる。
また、光軸L1と直交する方向(鉛直方向)における基準交点Sから第1遮光部111までの距離をd1とし、光軸L1と平行な方向におけるコリメートレンズ43の入射面43aから第1遮光部111までの距離をd2とし、第1光源31と第1開口部91の最大離間点Dを結ぶ直線と光軸L1の成す角をθとした場合に、本実施形態では、
d1/d2<tanθ
の関係が成り立っている。このような関係が成り立つことで、第1光源31から出射された光が筐体23のカバー79の第1開口部91から漏れるのを確実に防止することが可能となる。
また、コリメートレンズ43は、筐体23のカバー79の内面側から見て、第1遮光部111とは重ならず、凹部115と部分的に重なるように配置されている。このような構成を採用することで、筐体23のカバー79を本体部77に固定する際に第1遮光部111がコリメートレンズ43に接触するのを抑制することができ、第1遮光部111との接触によるコリメートレンズ43の位置ずれを防止することが可能となる。
また、筐体23のカバー79の内面には、第1リブ101が突設され、第1遮光部111の長手方向両端部は、第1リブ101に接続されている。そのため、簡易な構成を用いて、第1遮光部111の強度を高めることが可能となる。
なお、第1遮光部111について発揮される上記各作用効果は、第2遮光部112についても同様に発揮される。
本実施形態では、筐体23のカバー79の第1開口部91が防塵部材93によって覆われている場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態において、開口部を介して筐体の内部に塵が入る可能性が低い場合(例えば、筐体の本体部の下面を覆うカバーに開口部が設けられる場合)には、開口部が防塵部材によって覆われていなくても良い。
本実施形態では、カバー79の内面側(下側)から見て、コリメートレンズ43が凹部115と部分的に重なるように配置される場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、カバーの内面側から見て、入射光学素子が凹部と全体的に重なるように配置されていても良い。
本実施形態では、第1開口部91が光軸L1に対して傾斜する方向に延びており、最大離間点Dが第1開口部91の左側部(幅方向一側部)に形成される場合について説明した(図2参照)。一方で、他の異なる実施形態では、開口部が光軸に対して平行に延びており、最大離間点が開口部の長手方向一端部に形成されていても良い。
本実施形態では、第1遮光部111の膨出部113が第1光源31側から第1開口部91側に向かって円弧状に膨出する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、遮光部の膨出部が光源側から開口部側に向かってV字状又はコ字状等の円弧状以外の形状で膨出していても良い。
本実施形態では、第1開口部91の外周の一部と対応する部分に第1遮光部111が突設される場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、開口部の外周の全部と対応する部分に開口部を囲むようにして遮光部が突設されていても良い。
本実施形態では、第1開口部91の外周と接しないように第1遮光部111が突設される場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、開口部の外周と接するように遮光部が突設されていても良い。
本実施形態では、回転可能なポリゴンミラー20を偏向器として用いる場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーやガルバノミラー等の揺動可能な偏向器等を用いても良い。
本実施形態では、複合機1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、プリンター、複写機、ファクシミリ等の複合機以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
1 複合機(画像形成装置)
8 感光体ドラム(像担持体)
13 光走査装置
20 ポリゴンミラー(偏向器)
23 筐体
31 第1光源
32 第2光源
43 コリメートレンズ(入射光学素子)
43a (コリメートレンズの)入射面
77 本体部
79 カバー
91 第1開口部
92 第2開口部
101 第1リブ
102 第2リブ
111 第1遮光部
112 第2遮光部
113 膨出部
115 凹部
D 最大離間点
S 基準交点

Claims (5)

  1. 像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源から出射された光を偏向する偏向器と、
    前記光源から出射された光を平行光に変換して前記偏向器へと導くためのコリメートレンズと、
    前記コリメートレンズと前記偏向器の間に配置され、前記光源から出射された光の径を制限するアパーチャーと、
    前記偏向器及び前記コリメートレンズを保持する本体部と、前記本体部の前記像担持体側の面を覆うカバーと、を有する筐体と、を備え、
    前記カバーには、前記光源から前記コリメートレンズ、前記アパーチャー及び前記偏向器を介して前記像担持体に向かう光を通過させるための開口部が形成され、
    前記カバーの内面には、前記光源から前記コリメートレンズ、前記アパーチャー及び前記偏向器を介さずに前記開口部に向かう光を遮断するための遮光部が、前記開口部の外周の少なくとも一部と対応する部分に突設されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記開口部のうちで前記光源から出射された光が通過しうる領域を通過可能領域とし、前記通過可能領域のうちで前記光源から最も離れた点を最大離間点とし、前記光源と前記最大離間点を結ぶ直線と前記コリメートレンズの入射面の交点を基準交点とし、
    前記光源から出射された光の光軸と直交する方向における前記基準交点から前記遮光部までの距離をd1とし、
    前記光軸と平行な方向における前記コリメートレンズの前記入射面から前記遮光部までの距離をd2とし、
    前記光源と前記最大離間点を結ぶ直線と前記光軸の成す角をθとした場合に、
    d1/d2<tanθ
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源から出射された光を偏向する偏向器と、
    前記光源から出射された光を前記偏向器へと導くための入射光学素子と、
    前記偏向器及び前記入射光学素子を保持する本体部と、前記本体部の前記像担持体側の面を覆うカバーと、を有する筐体と、を備え、
    前記カバーには、前記光源から前記入射光学素子及び前記偏向器を介して前記像担持体に向かう光を通過させるための開口部が形成され、
    前記カバーの内面には、前記光源から前記入射光学素子及び前記偏向器を介さずに前記開口部に向かう光を遮断するための遮光部が、前記開口部の外周の少なくとも一部と対応する部分に突設されており、
    前記遮光部は、前記光源側から前記開口部側に向かって膨出する膨出部を備え、前記膨出部の前記光源側には凹部が形成され、
    前記入射光学素子は、前記カバーの内面側から見て、前記遮光部とは重ならず、前記凹部と少なくとも部分的に重なるように配置されていることを特徴とする光走査装置。
  4. 前記カバーの内面には、リブが突設され、
    前記遮光部の長手方向両端部は、前記リブに接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光走査装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2015030129A 2015-02-19 2015-02-19 光走査装置及び画像形成装置 Active JP6332075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030129A JP6332075B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 光走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030129A JP6332075B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 光走査装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016151719A JP2016151719A (ja) 2016-08-22
JP6332075B2 true JP6332075B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=56695418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015030129A Active JP6332075B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 光走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6332075B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3773676B2 (ja) * 1998-10-30 2006-05-10 株式会社リコー 複数ビーム走査装置及び画像形成装置
JP3673709B2 (ja) * 1999-11-09 2005-07-20 キヤノン株式会社 光走査装置及び画像形成装置
JP2002277794A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Ricoh Co Ltd 光走査装置
JP4008262B2 (ja) * 2002-02-28 2007-11-14 株式会社リコー 画像形成装置
KR100611979B1 (ko) * 2004-04-28 2006-08-11 삼성전자주식회사 광주사장치 및 이를 채용한 화상형성장치
JP4845448B2 (ja) * 2004-08-05 2011-12-28 キヤノン株式会社 光学走査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016151719A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4925623B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5899964B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP6882001B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6319207B2 (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2006267398A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP2018132639A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5219549B2 (ja) 光走査装置
JP5817855B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010049061A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
CN107976885B (zh) 成像设备
JP5765876B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010039155A (ja) 光走査装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2016151720A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4884035B2 (ja) 光書き込み装置
JP6332075B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6618257B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5494281B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6409996B2 (ja) 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2006139152A (ja) 画像形成装置
JP2017009910A (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6399782B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP7246245B2 (ja) 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
JP5116444B2 (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP5123797B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置及びプラスチック光学素子
US9423719B1 (en) Optical scanning device and image forming apparatus using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6332075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150