JP5116444B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。
特に、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
光走査装置は、光源手段から出射した光束を偏向手段の偏向面にて偏向走査させ、偏向走査された光束を結像光学系により被走査面上に結像させている。
このため、光走査装置の床面積は、基本的に光源手段と偏向手段と結像光学系との位置関係により定まる。
光走査装置の床面積を小さくして、光走査装置をコンパクト化するためには、光源手段から偏向手段の偏向面に至る光路と結像光学系の光軸とがなす主走査断面内の角度を小さくすることが必要である。
また、光走査装置では、偏向手段の偏向面にて偏向走査された同期検出用光束を検出する同期検出手段と、同期検出用光束を同期検出手段に導光する同期検出用素子(同期検出用レンズ)を備えた同期検出用光学系が用いられる。
同期検出手段は、偏向手段の偏向面にて偏向走査された同期検出用光束を検出し、被走査面上での光束の主走査方向の書き出し位置を決定する同期信号を生成する機能を有する。
同期検出用光学系は、走査開始側に配置する必要があり、走査開始側に同期検出用光学系を配置するのための空間を確保しなければならない。
特開平11−311749号公報
上記の如く、光源手段から偏向手段の偏向面に至る光路と結像光学系の光軸とがなす主走査断面内の角度を小さくする場合、同期検出用光束が結像光学系を構成する結像光学素子に蹴られないようにしなければならない。
また、偏向手段の偏向面に入射する光束が同期検出用光学系に蹴られることがないようにしなければならず、同期検出用光学系の配置のために光走査装置のコンパクト化が妨げられるという問題があった。
そこで、本発明では、コンパクトな光走査装置の実現を課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明の光走査装置は、光源手段と、偏向手段と、前記光源手段から出射した光束を前記偏向手段に導く入射光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された画像形成用光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された同期検出用光束を検出し、前記被走査面上での光束の主走査方向の書き出し位置を決定する同期信号を生成する同期検出手段と、を有する光走査装置であって、前記入射光学系は、光束分離素子を備えており、前記光束分離素子は、前記同期検出用光束の主光線と前記画像形成用光束の主光線とが前記偏向手段の偏向面で離間した位置に入射するように、前記光束分離素子に入射した光束を前記同期検出用光束と前記画像形成用光束に主走査断面内において分離していることを特徴とする。
本発明の光走査装置の構成をとることで、同期検出手段の配置の自由度を増すことができ、コンパクトな光走査装置の実現を達成できる効果を得られる。
(実施例1)
図1は、本実施例の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
ここで、主走査方向とは、回転多面鏡の回転軸及び結像光学系の光軸に垂直な方向(回転多面鏡で光束が偏向走査される方向)である。
副走査方向とは、回転多面鏡の回転軸と平行な方向である。
また、主走査断面とは、主走査方向と結像光学系の光軸を含む平面である。
また、副走査断面とは、主走査方向を法線とし、且つ、主走査断面と垂直な断面である。
図1において、1は光源手段であり、例えば、半導体レーザーより成っている。
本実施例では、半導体レーザ1のビーム放射角である半値全角の広い方向を副走査方向と一致させている。
半値全角とは、光量が単位角度あたりの最大光量の1/2以上になる角度範囲と定義される。
2は入射光学系であり、本実施例では、コリメータレンズ3、シリンドリカルレンズ4、開口絞り5より構成されている。
3は、コリメータレンズであり、光源手段1から出射した発散光束を平行光に変換している。
5は開口絞りであり、5a、5bの2つの開口部を有する(図5参照)。
コリメータレンズ3から出射した平行光束は、開口5a、5bに入射することで複数の光束として所定のビーム形状に整形される。
4は、シリンドリカルレンズであり、副走査方向にのみ所定のパワーを有し、副走査断面内に関して後述する偏向手段6に設けられた偏向面6aに各光束を集光する収束光に変換している。
また、本実施例において、シリンドリカルレンズ4は、光束分離機能も有する光束分離素子(複合機能素子)としており、出射面側の一部を斜めにカットすることで、図2(b)に示すように被走査面8に向かう光束Aと同期検出手段9に向かう光束Bとを主走査方向に分離している。
つまり、シリンドリカルレンズ4は、主走査断面内において、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線とが回転多面鏡の偏向面で離間した位置に入射するように、シリンドリカルレンズ4に入射した光束を光束Bと光束Aに分離している。
また、シリンドリカルレンズ4は、主走査断面内において、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線とが回転多面鏡の偏向面に異なる角度で入射するように、シリンドリカルレンズ4に入射した光束を光束Bと光束Aに分離している。
また、副走査断面において、図9に示すように画像形成用光束Aに対して、図9中の上側を同期検出用光束Bが通過して偏向面に向かう。
偏向面で反射された同期検出用光束Bは、図9中の下側の光路を同期検出用光学素子10を介して同期検出手段9に入射する。
6は、シリンドリカルレンズ4から出射した光束を主走査方向に偏向走査する偏向手段としての回転多面鏡(偏向器)である。
6面構成の回転多面鏡6より成っており、モータ等の駆動手段(不図示)により図中矢印PA方向に一定速度で回転している。
7は、fθ特性とを有する結像光学系であり、結像光学素子としてのプラスチック材料より成る結像レンズ(fθレンズ)7a、7bの2枚系より成っている。
結像光学系7は、回転多面鏡6の偏向面によって偏向走査された画像形成用光束Aを被走査面上(感光ドラム面8)に結像させている。
また、結像光学系7は、副走査断面内において、回転多面鏡6の偏向面6aと感光ドラム面8との間を共役関係としている。
つまり、面倒れ補正光学系としている。
8は、被走査面としての感光ドラム面である。
9は、同期検出手段としての同期検出用センサー(BDセンサー)、10は、同期検出用光学素子としての同期検出用レンズ(BDレンズ)、11は、同期検出決定手段としての同期検出用スリット(BDスリット)である。
回転多面鏡6の偏向面6aで偏向走査された光束Bは、同期検出用レンズ10で主走査方向及び副走査方向に収束光に変換される。
主走査方向に関しては、同期検出用スリット11面上で集光され、副走査方向に関しては、同期検出用センサー9の3mm後方に集光される。
本実施例において、画像情報に応じて光源手段1から光変調され出射した発散光束はコリメータレンズ3により平行光束に変換され、開口絞り5の開口部5a、5bを通過する。
平行光束の一部は、開口絞り5で遮光される。
開口部5aを通過した光束A及び開口部5bを通過した光束Bは、それぞれシリンドリカルレンズ4に入射し、副走査断面内において、収束光束に変換され回転多面鏡6の偏向面6aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。
主走査断面内においては、画像形成用光束A、同期検出用光束B共に平行光のままシリンドリカルレンズ4にて主走査方向に分離され、回転多面鏡6の偏向面6aでそれぞれ異なる方向に偏向走査される。
画像形成用光束Aは、2枚の結像レンズ7a、7bにより感光ドラム面8上にスポット状に結像される。
そして、画像形成用光束Aは、回転多面鏡6を矢印PA方向に回転させることによって、被走査面上(感光ドラム面8)を矢印PB方向(主走査方向)に等速度で光走査されている。
これにより、記録媒体である感光ドラム面8上に画像記録を行っている。
同期検出用光束Bは、同期検出用レンズ10により収束光に変換されて、主走査断面内において、同期検出用スリット11上で集光し、副走査断面内において、同期検出用センサー9の3mm程度後方に集光している。
回転多面鏡6を矢印PA方向に回転させることによって、同期検出用光束Bは、同期検出スリット11上を矢印PC方向(主走査方向)に光走査される。
同期検出用スリット11のエッジまで走査すると、同期検出用光束Bは、同期検出用スリット11の後方に配置された同期検出用センサー9に入射し始める。
同期検出用センサー9は、同期検出用光束Bを受光することで被走査面8上での画像形成用光束Aの主走査方向の書き出し位置を決定する同期信号を生成し、この同期信号を基にして画像形成用光束Aの印字開始のタイミングを計っている。
表1に本実施例1における光学設計パラメータを示す。
No.は、面番号、Ryは、主走査方向の曲率半径(mm)、Rzは、副走査方向の曲率半径(mm)、Dは、面間隔(mm)、Glassは、材質、Nは、屈折率を示す。
Figure 0005116444
光源手段(光源)1は、ビーム放射角の主走査方向の半値全角がθ//=10°、ビーム放射角の副走査方向の半値全角がθ⊥=29°の半導体レーザである。
θ⊥方向と副走査方向を一致させている。
このような配置にすることにより、画像形成用光束Aの上側を通る同期検出用光束Bの光量を極力大きくしている。
開口絞りの概略形状を図5に示す。
開口絞り5の開口部5aの形状は楕円形状であり、主走査方向の開口部の幅は4.8mm、副走査方向の開口部の幅は4.6mmである。
開口部5bの形状は、矩形形状であり、主走査方向の開口部の幅は4.8mm、副走査方向の開口部の幅は4.6mmである。
開口部5a、5bの中心間距離は、5.6mmであり、副走査方向にずらして配置されている。
このように、本実施例では、画像形成用光束Aに対して同期検出用光束Bの副走査方向の幅を広げ、かつ、開口部5bの形状を矩形形状とすることで光束Bを光束Aと等しい光量になるようにしている。
ガラス製のコリメータレンズ3は、両凸の正のパワーを有する球面レンズである。
本実施例1のシリンドリカルレンズ4の概略斜視図を図2に示す。
ガラス製のシリンドリカルレンズ4の入射面4aは、主走査方向がノンパワーで、副走査方向が正のパワーを有するシリンドリカル面である。
出射面は、副走査断面内において、2段に分かれており、平面4b、平面4cで構成されている。
また、開口部5aを透過した画像形成用光束Aが透過する下部の出射面4bは、入射面4aの母線と平行である。
開口部5bを透過した同期検出用光束Bが透過する上部の出射面4cは、主走査断面内において、上記の出射面4bに対して21.8°傾斜している。
傾斜方向は、主走査断面内において、入射面4aの母線と出射面4cの頂角が結像光学系7側にくるように傾斜している。
これにより、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度は、12.3°となっている。
偏向手段としての回転多面鏡は、外形(直径)が40mmであり、6面の偏向面を有する。
結像レンズ7の出射面7bを除く結像光学素子としての結像レンズ7a、7bの光学面(レンズ面)の母線形状は、光軸方向をX、主走査方向をYとしたとき以下の式で定義される。
Figure 0005116444
但し、Ryは、結像光学系の光軸上の主走査方向の曲率半径,K,B4,B6,B8,B10は非球面係数なる式で表されるものである。
また、副走査方向と対応する子線方向は以下の式で定義される。
Figure 0005116444
Sは、母線方向の各々の位置における母線の法線を含み主走査断面と垂直な面内に定義される子線形状である。
ここで主走査方向に光軸からY離れた位置における副走査方向の曲率半径(子線曲率半径)Rs*が、
Rz*=Rz(1+D2×Y+D4×Y+D6×Y+D8×Y+D10×Y10
但し、Rzは光軸上の子線曲率半径,D2,D4,D6,D8,D10は子線変化係数なる式で表されるものである。
結像光学素子としての結像レンズ7bは、平面をベース面とするレンズ面上に以下の位相関数で表される回折面が施されている。
φ=mλ=b2 Y+b4 Y+b6 Y+b8 Y+b10 Y10+(d0+d1 Y+d2 Y+d3 Y+d4 Y+d5 Y+d6 Y)×Z
但し、φは位相関数、mは回折次数、λは使用波長(=780nm)、Yはレンズ光軸からの高さ、b2,b4,b6,b8,b10,d0,d1,d2,d3,d4,d5,d6は位相係数、本実施形態では+1次回折光を使用次数とする。
同期検出用レンズ(BDレンズ)10は、表1に示すように入射面が球面、出射面が副走査方向にのみ所定のパワーを有するシリンドリカル面であるアナモフィックレンズとなっている。
また、同期検出用レンズ10は、同期検出用光束Bの通過位置に合わせて主走査断面に(画像形成用光束Aが走査される走査面)対して5.59mm沈降するように配置している。
同期検出用スリット11は、同期検出用光束Bの通過位置に合わせて主走査断面に(画像形成用光束Aが走査される走査面)対して9.30mm沈降するように配置している。
次に光束分離素子であるシリンドリカルレンズ4の説明をしていく。
図2は、本実施例1のシリンドリカルレンズ4の概略斜視図である。
前述したように、本実施例1のシリンドリカルレンズは光束分離機能を併せ持っている。
ガラス製のシリンドリカルレンズ4の入射面4aは、主走査方向がノンパワーで、副走査方向が正のパワーを有するシリンドリカル面である。
出射面は、副走査断面内において、2段に分かれており、平面4b、平面4cで構成されている。
また、開口部5aを透過した画像形成用光束Aが透過する下部の出射面4bは、入射面4aの母線と平行である。
開口部5bを透過した同期検出用光束Bが透過する上部の出射面4cは、主走査断面内において、上記の出射面4bに対して21.8°傾斜している。
傾斜方向は、主走査断面内において、入射面4aの母線と出射面4cの頂角が結像光学系7側にくるように傾斜している。
光束分離角度の単位は、deg.である。
これにより、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度は、12.3°となっている。
開口絞り5の開口部5a、5bにより副走査方向に分離された2つの画像形成用光束A、同期検出用光束Bは共に入射面4aに入射し、両光束ともに偏向面6aで集光する(主走査方向に長い線像)ように所定の収束度が与えられる。
その後、画像形成用光束Aの主光線は、シリンドリカルレンズ4の入射面4aの母線と平行な平面4bを出射し、偏向面6aに向かって直進する。
これに対して、同期検出用光束Bが出射する平面4cは、主走査断面内において、入射面であるシリンドリカル面4aの母線とで結像光学系7側に頂角を持つように出射面4bに対して所定の角度だけ傾けて設けられている。
このため、同期検出用光束Bは、傾いた平面4cを出射することで屈折し、主走査方向において光束Aに対して結像光学系7から離れる方向に進行する。
また、平面4cを出射した同期検出用光束Bは、副走査方向において画像形成用光束Aに接近するように進むため、平面4bと平面4cの間の段を構成している面4dは、同期検出用光束Bと干渉しないよう副走査方向に対して斜めにカットしている。
光走査装置の小型化(床面積を小さくする)により結像光学系7が偏向手段に接近してくると、同期検出手段9に至る光路を確保することが困難になる。
また、同期検出手段9に至る光路を確保できても、偏向手段としての回転多面鏡6の偏向面6aで光束が蹴られないようにすることは更に困難であり、同期検出用センサー9に十分な光量を照射することが困難な場合がある。
これに対して、本実施例1のように、光束分離素子としてのシリンドリカルレンズ4により印字用の画像形成用光束Aと同期検出用光束Bを主走査方向に分離している。
よって、偏向面6aに対して各光束の主光線をそれぞれ離間した位置及び偏向面6aに対して各光束の主光線をそれぞれ異なる角度で入射させることができる。
本実施例1において、主走査断面内において、画像形成用光束Aは、被走査面8を走査するために最適な偏向面の位置に入射させられている。
また、画像形成用光束Aは、主走査断面内において、被走査面8を走査するために最適な角度で偏向面に入射させられている。
本実施例では、シリンドリカルレンズ4の出射面4bを出射した画像形成用光束Aは直進している。
同期検出用光束Bが同期検出手段9に入射する開始時に、偏向面6aで蹴られない位置及び蹴られない角度で偏向面6aに入射するように光学設計されている。
つまり、同期検出用光束Bが同期検出手段9に入射する開始時において、同期検出用光束Bの全てが偏向手段6の同一の偏向面に入射するように光学設計されている。
また、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度を十分に大きくすることで、入射光学系2を挟んで結像光学系7の反対側に同期検出用光束Bが同期検出手段9に至る光路を配置可能にしている。
このような構成にすることで、例えば、結像光学系7を構成する結像レンズ7a、7bに光束通過部を設けるといったことを避けることが可能になる。
また、回転多面鏡6の偏向面6aで同期検出用光束Bが蹴られないようにすることで同期検出手段9に入射する際の光量の低下を抑えている。
ところで、画像形成用光束Aが感光ドラム面8上の印字領域(画像形成領域)を走査中、同期検出用光束Bも発光状態にあるため、同期検出用光束Bも感光ドラム面8上で画像形成用光束Aを追いかけるように走査してしまう可能性がある。
これを避ける一つの方法は、画像形成用光束Aが印字領域を走査中、画像形成用光束Aが入射している偏向面とは異なる偏向面に同期検出用光束Bを入射するような構成にすればよい。
具体的には、同期検出用光束Bが同期検出手段9に入射する際、結像光学系7から離れる方向に同期検出用光束Bをできる限り寄せて画像形成用光束Aが入射している偏向面とは異なる偏向面に入射させればよい。
図3を用いて説明する。
図3は本実施例1における各瞬間(各時点)の同期検出用光束Bの反射方向(偏向方向)を示している。
但し、回転多面鏡の偏向面は、同期検出用光束Bが同期検出手段9に入射した瞬間のみを図示している。
また、同期検出用レンズ10、同期検出用スリット11、同期検出用センサー9は、省略している。
図3において、光束B0は、同期検出用光束Bが同期検出用センサー9に入射した瞬間の光束を示している。
光束B1−1および光束B1−2は、画像形成用光束Aが印字領域(画像形成領域)内に印字を開始した時の光束Bを示している。
また、光束A1は、画像形成用光束Aが印字領域(画像形成領域)内に印字を開始した同時刻における画像形成用光束Aの位置を示している。
光束B1−1および光束B1−2が同時に存在するのは、同期検出用光束Bが偏向面6aのほかに隣接する偏向面6bにも入射しているためである。
これは、主走査断面内において、画像形成用光束Aが印字開始位置にくるまでに偏向面6aの位置が移動し、もともと端に寄せていた同期検出用光束Bが偏向面6aからあふれた為である。
偏向面6aで偏向走査された光束B1−1および、隣接する偏向面6bで偏向走査された光束B1−2はともに感光ドラム面8とは異なる方向に出射しており、重大な問題にはならない。
その後、回転多面鏡(偏向器)6が回転するにつれて、光束B1−1はやせ細っていき、光束B1−2に相当する光束B2−2のみが残る。
図3中、光束B2−1は消える直前の光束であり、図3を見ても明らかなように結像光学系7に入射することは無い。
光走査装置では、結像レンズ7a、7bを保持するための構造部材が結像光学素子としての結像レンズ7a、7bの周りに存在するため、構造部材で遮光され、光束B2−1が被走査面8に到達することは無い。
尚、光束A2は、光束B2−2のみが残る同時刻における画像形成用光束Aの位置を示している。
その後も、回転多面鏡(偏向器)6は回転し続けるが、同期検出用光束Bは隣接する偏向面6bにのみ入射するため、感光ドラム面8とは異なる方向に偏向反射される。
図3中、光束B3は、画像形成用光束Aが印字領域を走査完了直後の同期検出用光束Bを示している。
また、光束A3は、画像形成用光束Aが印字領域を走査完了直後の同時刻における画像形成用光束Aを示している。
このように、本実施例1においては、同期検出用光束Bが印字領域に入射することを回避できている。
これに対して、回転多面鏡(偏向器)6の偏向面6aに同期検出用光束Bを入射する位置を結像光学系7と離れる方向に十分に寄せていないと、同期検出用光束Bが印字領域に入射してしまう問題が起こる。
図4を用いて説明する。
図4は、主走査断面内において、同期検出用光束Bを結像光学系7とは反対側の偏向面の端に十分寄せていない場合を図示している。
特に、同期検出用光束Bが同期検出手段9に入射した瞬間において、同期検出用光束Bが偏向面の中央よりも結像光学系7側に寄っている場合における各瞬間(各時点)の同期検出用光束Bの反射方向(偏向方向)を示している。
同期検出手段9の位置は、図4において、同期検出手段9に同期検出用光束Bが入射する瞬間の偏向面の角度で同期検出用光束Bが反射する方向に設置するものとしている。
図4において、光束B0は、同期検出用光束Bが同期検出手段9に入射した瞬間の光束Bを示している。
光束B1は、画像形成用光束Aが印字領域(画像形成領域)内で印字を開始した瞬間の同期検出用光束Bを示している。
また、光束A1は、光束B1に対応する画像形成用光束Aを示している。
画像形成用光束Aが印字領域(画像形成領域)内で印字を開始する瞬間では、同期検出用光束Bは感光ドラム面8に対して異なる方向に出射している。
尚、この例では、画像形成用光束Aが印字領域(画像形成領域)内で印字を開始する瞬間では、同期検出用光束Bは、偏向面6bに入射しておらず、図3の光束B1−2に相当する光束は存在していない。
その後、回転多面鏡6が回転するにつれて、同期検出用光束Bは、画像形成用光束Aを追いかけるように印字領域内に侵入してくる。
図4中、光束B2−1、光束B2−2は、同期検出用光束Bの一部が偏向面6aに隣接する偏向面6bに入射し始めた瞬間の光束Bを示している。
図4中、光束B3−1、光束B3−2は、光束Bが隣接する偏向面6bに全て入射し始める直前の光束Bを示している。
図4中、光束B4は、画像形成用光束Aが印字領域を走査完了直後の光束Bを示している。
また、図4中、光束A2は、光束B2−1、光束B2−2に対応する画像形成用光束Aを示している。
光束A3は、光束B3−1、光束B3−2に対応する光束Aを示している。
光束A4は、光束B4に対応する光束Aをそれぞれ示している。
光束B2−1のように印字領域内に進入した光束Bは、光束Aが感光ドラム面8上で描画した潜像に上書きしてしまうため印字品位を劣化させてしまう問題が起こる。
このように、同期検出用光束Bが印字領域内を走査しないように本実施例1では以下の条件式を満たしている。
W/2<L・tanθ<W
ただし、W:回転多面鏡の偏向面の主走査方向の幅、
L:光束分離素子としてのシリンドリカルレンズ4の出射面4bから偏向面6aまでの光路長、
θ:同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度、
L・tanθは、偏向面6aでの画像形成用光束Aと同期検出用光束Bの主走査断面内における離間距離を示している。
下限を下回ると遮光が困難な状態の同期検出用光束Bが印字領域内に進入し、上限を上回ると同期検出用光束Bが偏向面6aから大きく溢れ出し、同期検出用センサー9に必要な光量を確保できなくなる恐れがある。
本実施例1では、W=20mm、L=80.5mm、θ=12.3°より、上限=20mm、下限=10mmに対してL・tanθ=17.55mmとなり条件式を満たし、上記の問題を回避している。
本実施例1では、画像形成用光束Aと同期検出用光束Bを主走査方向に分離するにあたり、屈折現象を用いて画像形成用光束Aと同期検出用光束Bを分離している。
具体的には、シリンドリカルレンズ4の出射面4b、4cを相対的に主走査方向に傾けることで屈折現象を発生させている。
このように屈折現象を持たせる構成では、画像形成用光束Aと同期検出用光束Bを分離する光束分離面を単純な平面で構成でき、光束分離素子を作りやすくしている。
但し、光束分離方法としては、必ずしも屈折現象による手段に限定される必要はなく、例えば、回折現象を用いてもよい。
この場合における構成方法は、大きく分けて2通りの構成が考えられる。
1つ目は、図7に示すように図2のシリンドリカルレンズ4における出射面4b、4cを主走査断面内において平行にしておき、出射面4b、4cの少なくとも1面に主走査方向に回折する回折面を設ける方法である。
図7では、シリンドリカルレンズ4の出射面4cにのみ回折面を施している。
2つ目は、図8に示すように、出射面4b、4cの区分けをなくし、異なる次数の回折光を画像形成用光束A及び同期検出用光束Bに割り振る方法である。
図8では、0次光に画像形成用光束Aを、1次光に同期検出用光束Bを割り当てている。
前者の図7は、独立した光束を用いるため光量の点で有利であり、後者の図8は光束を副走査方向に分ける必要がないことから光束分離素子を小型にできる。
更に、別の方法としてミラーもしくはビームスプリッターを用いて光束を分離する方法が考えられる。
ミラーを用いる方法としては、図12に示すように図2におけるシリンドリカルレンズ4における出射面4b、4cを平行にしておく。
そして、シリンドリカルレンズ4の出射面4b、4cから出射された画像形成用光束A、同期検出用光束Bの少なくとも一方の光路にミラー21を設置し、画像形成用光束A、同期検出用光束Bの出射方向を異ならせる方法である。
図12では、同期検出用光束Bに対して2枚のミラー21で同期検出用光束Bの主光線の出射方向を画像形成用光束Aの主光線に対して主走査断面内において所定の傾斜角度にしている。
つまり、図12において、ミラー21は、主走査断面内において、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線とが異なる角度で偏向手段に入射するように配置されている。
尚、本実施例1では、ミラーを1枚にするとミラーの長さが長くなってしまうため2枚のミラーを用いている。
もう一つは、シリンドリカルレンズ4の出射面4b、4cの区分けをなくし、出射面を通過した光束をビームスプリッターで分離する方法である。
図13において、シリンドリカルレンズ4を通過した後、ビームスプリッター22で光束を分離して、透過光束を画像形成用光束Aとして、反射光束を同期検出用光束Bとしている。
その後、同期検出用光束Bは、ミラー21で主走査断面内において所定の傾斜方向に反射される。
つまり、図13において、ミラー21は、主走査断面内において、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線とが異なる角度で偏向手段に入射するように配置されている。
ミラー22を用いたのは、ビームスプリッターの長さが長くなることを回避するためである。
前者の図12は、独立した光束を用いるため光量の点で有利であり、後者の図13は、光束を副走査方向に分ける必要がないことから光束分離素子を小型にできる。
また、回転多面鏡の偏向面の主走査方向の幅が十分に広い場合は、図14に示すように光束を主走査方向にシフトさせるだけでも良い。
図14は、同期検出用光束Bを2枚のミラー21を用いて同期検出用光束Bを画像形成用光束Aと平行となるように配置している。
(実施例2)
図6は、本実施例の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
実施例1と同一機能を備えた部材、は同じ番号を割り当てている。
12は、シリンドリカルレンズであり、副走査方向にのみ所定のパワーを有し、副走査断面内に関して後述する偏向手段6としての回転多面鏡の偏向面6aに複数の光束の各光束を集光する収束光に変換している。
つまり、シリンドリカルレンズ12は、偏向面6aに主走査方向の長い線像を形成している。
図15を用いて、本実施例2の光束分離素子13の説明を行う。
13は、光束分離素子であり、主走査方向に頂角をもつ楔状の形状の素子である。
光束分離素子13は、中央に開口部13aが設けられている。
光束分離素子15は、光束分離素子13に入射した光束を画像形成用光束Aと同期検出用光束Bに主走査方向に分離している。
光束分離素子13の開口部13aを透過する光束を被走査面8に導光する画像形成用光束Aとし、開口部以外のその他の部分を透過する光束を同期検出手段9に導光する同期検出用光束Bとしている。
また、シリンドリカルレンズ12と光束分離素子13は接するように配置され、ユニット化(一体化)されて配置されている。
7a、7bは、fθ特性を有する結像光学系であり、プラスチック材料より成る1枚の結像レンズ(fθレンズ)を有する。
結像レンズ(fθレンズ)7は、回転多面鏡6の偏向面6aによって偏向走査された画像形成用光束Aを被走査面としての感光ドラム面8上に結像させている。
結像レンズ(fθレンズ)7は、副走査断面内において、偏向面6aと感光ドラム面8を光学的に共役関係としている。
本実施例の光走査装置は、面倒れ補正光学系となっている。
14は、ミラーであり、結像レンズ7a(又は結像レンズ7b)を透過した画像形成用光束Aを結像レンズ7に再度入射させている。
15は、遮光壁であり、遮光壁15は、同期検出用光束Bが回転多面鏡を隔てて配置された別の結像光学系7bに入射しないように同期検出用光束Bを遮光している。
16は、遮光壁であり、3つの機能を有する。
1つ目の機能は、同期検出用光束Bが自身の結像光学系7aの被走査面8に入射しないように図16の遮光壁16aで遮光している。
2つ目の機能は、同期検出用光束Bの主走査方向の一部の光束を遮光壁16bで遮光することにより、遮光壁15ですら遮光できないフレア光束が別の結像光学系7bに入射しないようにしている。
3つ目の機能は、同期検出用光束Bと偏向面6aが対向したとき、同期検出用光束Bが光源手段1に戻らないように同期検出用光束Bの副走査方向の一部の光束(上部の光束)を遮光壁16bで遮光している。
本実施例2において、画像情報に応じて光変調され光源手段1から出射した発散光束は、コリメータレンズ3により弱収束光束に変換される。
このとき、弱収束光束の光束幅は、コリメータレンズ3の外形により決められる。
コリメータレンズ3の出射面から出射された光束は、シリンドリカルレンズ12に入射し、副走査断面内において、副走査方向にのみ所定のパワーを有するシリンドリカルレンズ12により収束光束に変換される。
そして、シリンドリカルレンズ12の出射面から出射された光束は、偏向面6aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。
また、シリンドリカルレンズ12から出射した光束は、直後にシリンドリカルレンズ12に接するように配置された光束分離素子13により画像形成用光束Aと同期検出用光束Bとに分離される。
主走査断面内において、光束A、光束B共に弱収束光束のまま主走査方向に分離される。
そして、主走査断面内において、画像形成用光束Aと同期検出用光束Bは、回転多面鏡6の偏向面6aでそれぞれ異なる位置に入射する。
つまり、光束分離素子13は、主走査断面内において、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線とが回転多面鏡6の偏向面で離間した位置に入射するように、光束分離素子13に入射した光束を光束Bと光束Aに分離している。
また、光束分離素子13は、主走査断面内において、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線とが回転多面鏡6の偏向面に異なる角度で入射するように、光束分離素子13に入射した光束を光束Bと光束Aに分離している。
回転多面鏡6の偏向面にて偏向走査された画像形成用光束Aは、結像レンズ7aに入射し、ミラー14の反射面で反射した後、結像レンズ7aに再度入射することで、感光ドラム面8上にスポット状に結像される。
回転多面鏡6を矢印PA方向に回転させることによって、感光ドラム面8上を矢印PB方向(主走査方向)に等速度で光走査している。
これにより、記録媒体である感光ドラム面8上に画像記録を行っている。
回転多面鏡6の偏向面にて偏向走査された同期検出用光束Bは、同期検出用光学素子としての同期検出用レンズ(BDレンズ)10により収束光束に変換される。
主走査断面内において、同期検出用光束Bは、同期検出決定手段としての同期検出用スリット11上で集光する。
同期検出用光束Bは、副走査断面内において、同期検出手段としての同期検出用センサー(BDセンサー)9の3mm後方に集光している。
回転多面鏡6を矢印PA方向に回転させることによって、同期検出用スリット(BDスリット)11上を矢印PC方向(主走査方向)に光走査する。
同期検出用スリット11のエッジまで主走査方向に走査すると、同期検出用光束Bは、同期検出用スリット11後方に配置された同期検出用センサー9に入射し始める。
同期検出用センサー9は、同期検出用光束Bを受光することで被走査面8上での画像形成用光束Aの主走査方向の書き出し位置を決定する同期信号を生成し、この同期信号を基にして画像形成用光束Aの印字開始のタイミングを計っている。
表2に本実施例2における光学設計パラメータを示す。
No.は、面番号、Ryは、主走査方向の曲率半径(mm)、Rzは、副走査方向の曲率半径(mm)、Dは、面間隔(mm)、Glassは、材質、Nは、屈折率を示す。
Figure 0005116444
ガラス製のコリメータレンズ3は平凸の球面レンズであり、直径8mmの外形を有している。
シリンドリカルレンズ12はガラス製であり、入射面は主走査方向がノンパワー(平面)で、副走査方向が正のパワーを有する球面である。
シリンドリカルレンズ12の出射面は主走査方向及び副走査方向に共にノンパワー(平面)である。
光束分離素子13の概略斜視図を図15に示す。
プラスチック製の光束分離素子13の入射面及び出射面は共に平面であり、光束分離素子13の中央部に主走査方向の長さが4.5mm、副走査方向の長さが3.0mmの楕円形状の開口部13aが設けられている。
主走査断面内において、シリンドリカルレンズ12の出射面13cは、シリンドリカルレンズ12の入射面13bに対して、20.3°だけ主走査方向に傾斜している。
光束分離角度の単位は、deg.である。
これにより、同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度は11.6°となっている。
主走査断面内において出射面13cが入射面13bに対して傾斜している方向は、入射面13bと出射面13cがなす頂角が結像光学系7a側にくるように傾斜している。
特に、本実施例では、シリンドリカルレンズ12と光束分離素子13を別部材とすることで個々の素子を容易に製造できるようにしている。
これにより製造コストを低減している。
偏向手段としての回転多面鏡6は、外形(直径)40mmであり、6面の偏向面を有する。
結像光学素子としての結像レンズ7a(又は7b)は、偏向手段側の光学面(レンズ面)が副走査方向に2段に重ねあわされた2つの光学面を備え、ミラー14側の光学面(レンズ面)が副走査方向にノンパワー(平面)の1つの光学面を有する。
偏向手段としての回転多面鏡6の偏向面で偏向走査された画像形成用光束Aが最初に結像光学素子7a(又は7b)に入射した際の偏向手段6側の光学面(入射面)を7cとしている。
また、画像形成用光束Aが最初に結像光学素子7a(又は7b)に入射した際のミラー側の光学面(出射面)を7dとしている。
ミラー14で反射された画像形成用光束Aが再び結像レンズ7a(又は7b)から出射した際の光学面を7eとする。
7c、7d、7eの母線形状及び子線形状は、実施例1の結像光学素子7aで定義した式と同じ式で定義される。
ただし、主走査方向において、結像光学系7a(又は7b)の光軸を中心として光源手段側と反光源手段側で結像レンズ7a(又は7b)のレンズ形状が異なっている。
光源手段1側の非球面係数には添え字uを反光源手段側の非球面係数には添え字lをそれぞれ添えて示している。
また、母線形状は直線ではなく以下の式で定義される。
Z=A0+A2×Y+A4×Y+A6×Y
同期検出用光束Bが印字領域内を走査しないように本実施例2では以下の条件式を満たしている。
W/2<L・tanθ<W
ただし、W:回転多面鏡の偏向面の主走査方向の幅、
L:光束分離素子としてのシリンドリカルレンズ4の出射面4bから偏向面6aまでの光路長、
θ:同期検出用光束Bの主光線と画像形成用光束Aの主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度、
L・tanθは、偏向面6aでの画像形成用光束Aと同期検出用光束Bの主走査断面内における離間距離を示している。
下限を下回ると遮光が困難な状態の同期検出用光束Bが印字領域内に進入し、上限を上回ると同期検出用光束Bが偏向面6aから大きく溢れ出し、同期検出用センサー9に必要な光量を確保できなくなる恐れがある。
本実施例2では、W=20mm、L=80.0mm、θ=11.6°より、W/2<L・tanθ<Wの条件式に関して、上限=W=20mm、下限=W/2=10mmに対して、L・tanθ=17.68mmとなり、条件式を満たしている。
本実施例2のように、主走査断面内において、回転多面鏡6を挟んで対称な結像光学系を配置し、複数の感光ドラム面8のそれぞれを異なる画像形成用光束Aで走査する光走査装置した場合、以下の問題が起こる。
画像形成用光束Aが偏向走査される偏向面6aと隣接する偏向面6bで同期検出用光束Bが偏向反射されると、対向する結像光学系7bにフレア光束として同期検出用光束Bが入射する問題が起こる。
このような場合、図6に示すように、画質劣化の原因となるフレア光束となった同期検出用光束Bを遮光するように遮光壁15を設ければよい。
ただし、本実施例2のように、同期検出用光束Bの主走査方向の光束幅が非常に広いと、遮光壁15だけでは、フレア光束となった同期検出用光束Bの遮光効果は不十分なことがある。
この場合は、図16に示すように、同期検出用光束Bの主走査方向の一部を遮光し光束幅を狭めればよい。
本実施例2では、同期検出用光束Bが同期検出用センサー9に入射した時刻に偏向面6aによって同期検出用光束Bがちょうど蹴られなくなるように同期検出用光束Bの一部を遮光している。
このとき、同期検出用光束Bが同期検出用センサー9に入射する際の光量を低下させず、且つ、同期検出用光束Bの一部が対向する結像光学系7bに入射することを防いでいる。
また、画像形成用光束Aが印字領域(画像形成領域)を走査中、同期検出用光束Bと偏向面6aが対向する瞬間がある。
つまり、主走査断面内において、同期検出用光束Bが偏向面6aの法線から入射する瞬間がある(正面入射)。
このとき、同期検出用光束Bが光源手段1に戻ってしまい、発光状態を不安定にしてしまう。
このとき、画像形成用光束Aの光量も揺らいでしまうため印字品位を劣化させてしまう。
これを回避するには、副走査方向において、同期検出用光束Bの中央から上側もしくは下側を遮光壁16bにて遮光すればよい。
なぜならば、遮光壁16bが下側に配置されている場合、遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の上部を進行する光束は、偏向面6aで偏向反射された後、遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の下部の領域を進行する。
つまり、下側に配置された遮光壁16bで偏向面6aで偏向反射された光束は遮光される。
逆に、遮光壁16bが上側に配置されている場合、遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の下部を進行する光束は、偏向面6aで偏向反射された後、遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の上部の領域を進行する。
つまり、上側に配置された遮光壁16bで偏向面6aで偏向反射された光束は遮光される。
よって、同期検出用光束Bの中央から上側もしくは下側を遮光壁16bにて遮光すれば、光源手段1への戻り光を遮光できる。
本実施例2では、図16に示すように、遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の上部を進行する光束を遮光している。
遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の下部を進行する光束を遮光しても同様の効果は得られる。
しかし、遮光壁16bに入射してくる同期検出用光束Bの光束幅の上部を進行する光束を遮光した方が更に結像光学系7の厚みを薄くできる効果も得られる。
また、本実施例2では、結像光学素子7a(又は7b)に画像形成用光束Aを2回入射させているために、結像光学素子7a(又は7b)が主走査方向に長くなっている。
このため、結像光学素子7a(又は7b)を保持する構造部材で遮光されるはずの同期検出用光束Bが同期検出用光束Bに入射する瞬間が生じている。
よって、遮光壁15、16を設けることで本実施形態では上記の問題を回避している。
本実施例2においては、光束分離素子13をプラスチック製とすることでコストダウンを図った。
しかし、環境温度が変化するとプラスチックは、特に屈折率が変わりやすいため、画像形成用光束Aと同期検出用光束Bの光束分離角度が変化してしまう問題が起こる。
加えて、環境温度が変化することにより光源手段1から出射した光束の波長も変化するため、さらに光束分離角度は変化する。
このような現象が生じると、同期検出用光束Bが同期検出用センサー9に入射するタイミングが変わってしまうため、被走査面8上での画像形成用光束Aの書き出し位置がずれてしまう。
また、光束分離素子を通過した同期検出用光束Bを直進させ、画像形成用光束Aを屈折させている場合は、同期検出用センサー9に入射するタイミングは変わらない。
しかし、画像形成用光束Aが偏向面6aに入射する角度が変化するため、被走査面8上での画像形成用光束Aの書き出し位置がずれてしまう問題が起こる。
この書き出し位置ずれを低減する方法として、光束分離素子13と同じ材料で同じ角度の頂角を持つ光学素子を光束分離素子13から同期検出用センサー9までの間の光路中に設ける方法がある。
また、主走査断面内において、光束分離素子13とは逆に頂角の向きを結像光学系7とは反対側を向くように設置する。
このとき、光束分離角度が変化しても、主走査断面内において、同じ量だけ逆向きに同期検出用光束Bの進行方向を変化させることができ、光束分離素子13で発生した光束分離角度のズレを打ち消すことができる。
他の書き出し位置ずれを低減する方法として、本実施例2のように、同期検出用レンズ10を結像光学系7側に主走査断面内において偏心させる方法がある。
本実施例2では、主走査断面内において、同期検出用レンズ10に光束分離素子13と同じ材料を用い、同期検出用レンズ10を結像光学系7a側に15.68mmだけシフト偏心させている。
このとき光束Bの通過領域では入射面と出射面のなす角度は20.3°と光束分離素子の頂角と同程度の傾きとなり上記の方法と同様に光束分離素子で発生した角度ズレを打ち消すことができる。
また、本実施例2において、コリメータレンズ3、シリンドリカルレンズ12、光束分離素子13をそれぞれ別の素子としたが、全ての機能を併せ持つ1つの複合機能光学素子として構成しても良い。
図17にこの複合機能光学素子を示す。
本実施例2の変形例では、プラスチック製であることを想定している。
なぜならば、複合機能光学素子は、主走査方向と副走査方向で異なるパワーを備え、かつ、傾斜部17b、17c及び回折面17dを設ける必要があり、モールド成形で製造されることが望ましいためである。
傾斜部とは、主走査断面内において、複合機能光学素子17の入射面17d及び出射面17aに対して傾斜した傾斜面17b、17cである。
さらに、プラスチックで製造したほうがガラスを用いた場合に対してより低コストに製造できるためである。
このため、環境温度の変化によりプラスチック製の複合機能光学素子17の屈折率が変動して被走査面8上にて結像スポットのピント位置が変化してしまう問題が起こる。
よって、複合機能光学素子17の入射面17dに平面ベースに楕円形状の回折面を設けて、環境温度の変化による複合機能光学素子17の屈折力の変化分を光束の波長が変化することによる回折量の変化で打ち消すようにしている。
また、光束分離機能を持たせるために、主走査方向において複合機能光学素子17の上部に結像光学系7a側が広がっていくハの字上の溝(傾斜部17b、17c)を設けておく。
このように傾斜面17b、17cを設けることで、同期検出用光束Bの一部が溝部にかかり、主走査方向に屈折する。
これにより、同期検出用光束Bと画像形成用光束Aに分離することが可能になる。
このように1つの複合機能光学素子に機能をまとめることでコストダウンを図ることが可能になる。
また、コリメータレンズ3から光束分離素子13までの光路長を狭めることが可能になり、光源手段1から偏向手段6までの光路長を短くすることができる。
[画像形成装置]
図10は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面内の要部断面図である。
図10において、符号104は画像形成装置を示す。
この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。
このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。
この画像データDiは、実施例1に示した構成を有する光走査装置100に入力される。
そして、この光走査装置100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査断面上に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。
そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査断面上と直交する副走査断面上に移動する。
感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。
この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像手段である現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。
用紙112は感光ドラム101の前方(図10において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。
用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図10において左側)の定着器へと搬送される。
定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。
そして、転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。
更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図10においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。
しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図11は、本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。
本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。
図11において、260はカラー画像形成装置である。
211、212、213、214は実施例1に示したいずれかの構成を有する結像光学系を示している。
221、222、223、224は各々像担持体としての感光ドラムを示している。
231、232、233、234は各々現像器、251は搬送ベルトを示している。
図11において、カラー画像形成装置260には、パーソナルコンピュータ等の外部機器252からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。
これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ253によって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。
これらの画像データは、それぞれ結像光学系211、212、213、214に入力される。
そして、これらの結像光学系からは、各画像データに応じて変調された光ビーム241、242、243、244が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム221、222、223、224の感光面が主走査断面上に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は、結像光学系(211、212、213、214)を4個並べている。
各々の結像光学系がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム221、222、223、224面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの結像光学系211、212、213、214により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム221、222、223、224面上に形成している。
その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
外部機器252としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置260とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本実施例2についても、上記の図10、図11のプリンタコントローラ、現像器、転写手段、感光ドラムを備えた画像形成装置、カラー画像形成装置に適用できる。
本発明の実施例1の主走査断面図 本発明のシリンドリカルレンズ4の斜視図 本発明の同期検出用光束Bの走査位置を示す主走査断面図 比較例の同期検出用光束Bの走査位置を示す主走査断面図 本発明の開口絞り5の概略形状を示す斜視図 本発明の実施例2の主走査断面図を示す 本発明の回折効果を用いた光束分離素子4の斜視図 本発明の回折効果を用いた光束分離素子4の斜視図 本発明の実施例1の同期検出用光束Bの光線追跡図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図 本発明の実施例1の光束分離機能を有するミラー21の斜視図 本発明の実施例1の光束分離機能を有するビームスプリッター22の斜視図 本発明の実施例1の光束分離機能を有するミラー21の斜視図 本発明の実施例2の光束分離素子13の斜視図 遮光壁の斜視図 本発明の実施例2の変形例の光束分離素子の斜視図
符号の説明
1 光源手段
2 入射光学系
3 コリメータレンズ
4 光束分離素子
5 開口絞り
6 偏向手段
7 結像光学系
8 被走査面
9 同期検出手段
10 同期検出用光学素子
11 同期検出決定手段
12 シリンドリカルレンズ
13 光束分離素子

Claims (8)

  1. 光源手段と、偏向手段と、前記光源手段から出射した光束を前記偏向手段に導く入射光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された画像形成用光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向走査された同期検出用光束を検出し、前記被走査面上での光束の主走査方向の書き出し位置を決定する同期信号を生成する同期検出手段と、を有する光走査装置であって、
    前記入射光学系は、光束分離素子を備えており、
    前記光束分離素子は、前記同期検出用光束の主光線と前記画像形成用光束の主光線とが前記偏向手段の偏向面で離間した位置に入射するように、前記光束分離素子に入射した光束を前記同期検出用光束と前記画像形成用光束に主走査断面内において分離していることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光束分離素子は、主走査断面内において、前記同期検出用光束の主光線と前記画像形成用光束の主光線とが前記偏向手段の偏向面で離間した位置に入射するように、前記光束分離素子に入射した光束を前記同期検出用光束と前記画像形成用光束に分離している請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光束分離素子は、主走査断面内において、前記同期検出用光束の主光線と前記画像形成用光束の主光線とが異なる角度で前記偏向手段に入射するように、前記光束分離素子に入射した光束を前記同期検出用光束と前記画像形成用光束に分離している請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記光束分離素子は、主走査断面内において、前記同期検出用光束を前記画像形成用光束に対して前記結像光学系と反対側に分離している請求項2又は3に記載の光走査装置。
  5. 前記光束分離素子から出射した前記同期検出用光束と前記画像形成用光束は、直接前記変更手段に入射しており、
    前記偏向手段の偏向面の主走査断面内の幅をW(mm)、前記光束分離素子の出射面から前記偏向手段の偏向面までの光路長をL(mm)、前記同期検出用光束の主光線と前記画像形成用光束の主光線との主走査断面内において定義される光束分離角度をθ(deg.)、とした場合、以下の関係を満たす請求項3又は4に記載の光走査装置。
    W/2<L・tanθ<W
  6. 前記同期検出用光束が前記同期検出手段に入射する開始時において、前記同期検出用光束の全てが前記偏向手段の同一の偏向面に入射している請求項1乃至5の何れか一項に記載の光走査装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光ドラムと、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光ドラムの上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とから成る画像形成装置。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとから成る画像形成装置。
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