JP6376856B2 - カバー部材、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

カバー部材、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いられる光走査装置のカバー部材の形状に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置としては、次のような構成を備える光走査装置が周知である。即ち、光源から射出される光ビームを回転多面鏡により偏向し、偏向された光ビームをレンズやミラーなどの光学部品により感光体の感光面上に導くことによって、感光体上に静電潜像を形成する光走査装置である。
図10に従来一般的に採用されている光走査装置の構成部品の概要を示す。尚、光走査装置の詳細な説明は後述する実施の形態において行う。光源部71には半導体レーザーデバイスが設けられ、光源部71と連結された図示しない回路基板が筐体の側壁の外部側に配置されている。回路基板は、ビス、バネ部材、接着剤などによって筐体に固定される。回路基板には、光源部71から出射されるレーザー光を画像形成装置の特性に応じた光量に調整するための可変ボリュームが取り付けられる。可変ボリュームは、工場での装置組立時の装置の初期設定を行う際に調整される。可変ボリュームを初期設定値に調整することによって画像形成装置の特性に応じたレーザー光の初期設定光量が決まり、初期設定光量を基準に画像形成時のレーザー光の光量が制御される。
光走査装置の組立時、光走査装置の運搬時、光走査装置を画像形成装置内部に組み込む作業時などに、作業者の手や衣類、運搬用の梱包部材、又は光走査装置周囲の構成部材が、制御回路基板に接触してしまう場合がある。このような場合、回路基板上に設けられた可変ボリュームの設定が変動してしまい、初期設定した値がずれるおそれがある。その結果、出力画像の濃度が濃かったり薄かったりする画像不良が発生してしまう。可変ボリュームによる調整は、高精度な測定が可能な専用治具が必要である。光走査装置を画像形成装置に搭載した後に、可変ボリュームが初期設定値からずれた場合、次のような課題が生じる。通常、光走査装置は、空気中のダスト量が管理されたクリーンルーム又はそれに近い環境内で組み立てられる。可変ボリュームが変動した場合、レーザー光の光量の初期設定光量を修正するために、光走査装置を清掃した上で、再度、光走査装置の組立ラインに持ち込む必要が生じ、装置組立における作業時間を要してしまう。
このような課題に対応するため、例えば特許文献1では、光走査装置の内部を汚れなどから守るためのメインカバーとは別に、回路基板を覆うような保護部材を設ける構成が提案されている。また、メインカバーの一部に突出部を設けてその突出部で回路基板を覆うように構成したものがある。
特開2009−265503号公報
しかしながら、特許文献1のような保護部材を設けるような構成では、組立工程において回路基板を覆うための部材を取り付ける工程が必要となるため、作業が煩雑になるおそれがある。一方、メインカバーの一部に突出部を設けた構成では、作業の煩雑さは生じないが、次のような課題がある。即ち、カバー部材に設けられた突出部によって、複数のカバー部材を安定して重ねることができないため、工場でのカバー部材の搬送効率が低下してしまう。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。
(1)回転多面鏡が設置される底部と前記底部から立設する側壁とを備える筐体に取り付けられるカバー部材であって、前記側壁で囲まれた開口であって、前記回転多面鏡を前記底部に設置する際に前記回転多面鏡を通過させる開口を閉塞する閉塞面と、前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記筐体の内部に位置するように、前記閉塞面から突出する突起部と、前記筐体の前記側壁に取り付けられた回路基板を保護する保護部と、を備え、前記保護部は、前記閉塞面から立設し、前記回路基板に対向する第一対向部と、前記回路基板から遠ざかる方向に前記第一対向部に対して突出し、前記回路基板に対向する第二対向部と、前記第一対向部と前記第二対向部とを連結する連結部と、を有し、前記閉塞面に直交する方向における前記閉塞面からの前記突起部の長さSと、前記閉塞面に直交する方向における前記第一対向部の長さTと、がS>Tを満たすことを特徴とするカバー部材。
(2)光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが感光体上を走査方向に走査するように前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡により偏向された光ビームを前記感光体に導く光学部材と、前記光源、前記回転多面鏡及び前記光学部材を収納する筐体と、前記(1)に記載のカバー部材と、を備えることを特徴とする光走査装置。
(3)回転多面鏡が設置される底部と前記底部から立設する側壁とを備える筐体と、前記筐体の外側の側壁の複数の位置に設けられた筐体側係合部と、を備える光走査装置に取り付けられ、前記側壁で囲まれた開口であって、前記回転多面鏡を前記底部に設置する際に前記回転多面鏡を通過させる開口を閉塞する閉塞面を備えるカバー部材であって、前記複数の筐体側係合部それぞれと対となり、前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記筐体側係合部が設けられた前記側壁に対向し、前記対となる前記筐体側係合部と係合するように、前記カバー部材の閉塞面の複数の位置から立設するカバー側係合部と、前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記筐体の内部に位置するように、前記閉塞面から突出する少なくとも3つの積載用突起部と、を有し、前記閉塞面に対して垂直な方向において、複数の前記積載用突起部の長さは前記カバー側係合部よりも長いことを特徴とするカバー部材。
(4)光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが感光体上を走査方向に走査するように前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡により偏向された光ビームを前記感光体に導く光学部材と、前記光源、前記回転多面鏡及び前記光学部材を収納する筐体と、前記(3)に記載のカバー部材と、を備える光走査装置。
(5)感光体と、前記感光体に光ビームを照射し静電潜像を形成する前記(2)または前記(4)に記載の光走査装置と、前記光走査装置により形成された静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることができる。
実施例1〜3の画像形成装置の概要を説明する図 実施例1の光走査装置の構成を説明する図 実施例1の光走査装置の構成を説明する図 実施例1のカバー部材の構成を説明する図 実施例2のカバー部材の構成を説明する図 実施例3のカバー部材の構成を説明する図 実施例4のカバー部材の構成を説明する図 実施例4のカバー部材を筐体に取り付ける際の様子を示す図 実施例4のカバー部材の裏面及び側面を示す図 実施例4のカバー部材が積載されている様子を示す図 一般的な光走査装置の構成を示す図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
[一般的な光走査装置の構成]
図10に光走査装置の構成部品の概要を示す。光走査装置は、レーザー光(光ビーム)を出射する半導体レーザーを含む光源と、レーザー光が感光ドラム(感光体)上を走査するようにレーザー光を偏向するポリゴンミラー(以下、回転多面鏡という)42と、を備える。また、光走査装置は、回転多面鏡42を回転させるポリゴンモータユニット41と、光学部材とを備える。光走査装置には、光学部材として回転多面鏡42に入射するレーザー光を整形するコリメータレンズ43やシリンドリカルレンズ44を含む。また、光走査装置は、光学部材として回転多面鏡42によって偏向されたレーザー光を、感光ドラム上を等速度に走査する走査光に変換するための1枚以上のfθレンズ(以下、光学レンズという)60を含む。更に、光走査装置は、回転多面鏡42によって偏向されたレーザー光を感光ドラム上に導く反射ミラー62を含む。半導体レーザーは、半導体レーザーを保持するための保持部材に取り付けられ、保持部材は光走査装置の筐体の側壁に取り付けられる。筐体に設けられた開口穴から内部へレーザー光を入射するよう構成され、制御回路基板においてはビスや弾性部材などによって同様に筐体へと固定される。制御回路基板には可変ボリュームが設けられており、光源部71から射出される光量は、画像形成装置の感光ドラムや現像装置に対応した所望の値がスポット結像位置で出せるよう、後述する可変ボリュームによって調整される。
光学レンズ60は、走査特性の向上を目的として、非球面に代表される特殊なレンズ有効面の採用が加速しており、反射ミラー62については装置の高速化に伴い光量損失を減らすために高反射ミラーが採用されることが多くなってきている。ポリゴンモータユニット41では、多数の反射鏡面を外周に有する回転多面鏡を高速回転することで、入射された光線を所望の方向、かつ高速度で偏向走査する構成が多く採用されている。被走査面上へ案内走査される光線の光量は画像濃度と関係が深く、その光量が意図せず変動すると、記録媒体である記録シートに形成された画像の画像濃度が薄かったり濃かったりといった現象を引き起こす原因となる。そこで、上述したように、調整後の制御回路基板の可変ボリュームを変動させないように、制御回路基板を保護する突出部を有するカバー部材を備える光走査装置がある。ところが、従来の突出部を有するカバー部材では、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることができないという課題があった。
尚、以下の説明において、ポリゴンモータユニット41の回転多面鏡の回転軸方向をZ軸方向、光ビームの走査方向である主走査方向又は光学レンズ60や反射ミラー62の長手方向をY軸方向、Y軸及びZ軸に垂直な方向をX軸方向とする。
[画像形成装置]
実施例1の画像形成装置の構成を説明する。図1は本実施例のタンデム型のカラーレーザービームプリンタの全体構成を示す概略構成図である。このレーザービームプリンタ(以下、単にプリンタという)はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bk(一点鎖線で図示)を備える。また、プリンタは、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkからトナー像が転写される中間転写ベルト20を備える。そして、プリンタは、中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録媒体である記録シートPに転写してフルカラー画像を形成するように構成されている。以降、各色を表す符号Y、M、C、Bkは、必要な場合を除き省略する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、一対のベルト搬送ローラ21、22にかけ回されており、矢印B方向に回転動作しながら各色作像エンジン10で形成されたトナー像が転写されるように構成されている。また、中間転写ベルト20を挟んで一方のベルト搬送ローラ21と対向する位置には二次転写ローラ65が配設されている。記録シートPは、互いに圧接する二次転写ローラ65と中間転写ベルト20との間に挿通されて、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。中間転写ベルト20の下側には前述した4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkが並列的に配設されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写するようになっている(以下、一次転写という)。これら4基の作像エンジン10は、中間転写ベルト20の回動方向(矢印B方向)に沿って、イエロー用の作像エンジン10Y、マゼンタ用の作像エンジン10M、シアン用の作像エンジン10C及びブラック用の作像エンジン10Bkの順に配設されている。
また、作像エンジン10の下方には、各作像エンジン10に具備された感光体である感光ドラム50を画像情報に応じて露光する光走査装置40が配設されている。光走査装置40は全ての作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkに共用されており、各色の画像情報に応じて変調されたレーザー光(光ビーム)を射出する図示しない4基の半導体レーザーを備えている。また、光走査装置40は、各感光ドラム50に対応する光ビームが感光ドラム50の回転軸方向(Y軸方向)に沿って走査するように各レーザー光を偏向する回転多面鏡42及び回転多面鏡42を回転させるポリゴンモータユニット41を備えている。回転多面鏡42によって偏向されたレーザー光は、光走査装置40内に設置された光学部材に案内されて感光ドラム50上(感光体上)に導かれ、各感光ドラム50を露光する。
各作像エンジン10は、感光ドラム50と、感光ドラム50を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電ローラ12と、を備える。また、各作像エンジン10は、レーザー光によって露光されることで感光ドラム50上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器13を備えている。現像器13は、感光ドラム50上に各色の画像情報に応じたトナー像を形成する。
各作像エンジン10の感光ドラム50に対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして一次転写ローラ15が配設されている。一次転写ローラ15は、所定の転写電圧が印加されることにより、感光ドラム50上のトナー像が中間転写ベルト20に転写される。
一方、記録シートPはプリンタ筐体1の下部に収納される給紙カセット2からプリンタの内部、具体的には中間転写ベルト20と二次転写ローラ65とが当接する二次転写位置へ供給される。給紙カセット2の上部には、給紙カセット2内に収容された記録シートPを引き出すためのピックアップローラ24及び給紙ローラ25が並設されている。また、給紙ローラ25と対向する位置には、記録シートPの重送を防止するリタードローラ26が配設されている。プリンタの内部における記録シートPの搬送経路27は、プリンタ筐体1の右側面に沿って略垂直に設けられている。プリンタ筐体1の底部に位置する給紙カセット2から引き出された記録シートPは、搬送経路27を上昇し、二次転写位置に対する記録シートPの突入タイミングを制御するレジストレーションローラ29へと送られる。その後、記録シートPは、二次転写位置においてトナー像が転写された後、搬送方向の下流側に設けられた定着器3(破線で図示)へと送られる。そして、定着器3によってトナー像が定着された記録シートPは、排出ローラ28を経て、プリンタ筐体1の上部に設けられた排紙トレイ1aに排出される。尚、照射口142(図2B参照)は、後述するレーザー光LY、レーザー光LM、レーザー光LC、レーザー光LMが、筐体85から感光ドラム50へ出射されるための透過窓である。
光走査装置40は、各色の画像情報やどの程度のレーザー光を感光ドラム50上へ照射すればよいかといった電気信号に応じて、各作像エンジン10の感光ドラム50を所定のタイミング及び光量で露光する。これによって各作像エンジン10の感光ドラム50上には画像情報に応じたトナー像が形成される。ここで、良質な画質を得るためには、光走査装置40によって形成される潜像画像は、要求される必要な光量を再現したレーザー光で所望の潜像電位を再現できるものでなければならない。即ち、要求される光量に対して常に安定した光量を出せるものでなければならない。
[光走査装置の構成]
図2A(a)は、本実施例の光走査装置の斜視図である。図2A(b)は、本実施例の光走査装置の断面図である。図2B(a)は本実施例のカバー部材を光走査装置40の筐体に組み込む際の斜視図、図2B(b)は本実施例のカバー部材を筐体に組み込んだ状態を示す斜視図である。尚、図2B(a)の四角い枠で囲った部分は、後述する制御回路基板75の部分を拡大して示したものである。本実施例の光走査装置40は、種々の部品を組み込んだ筐体85と、筐体85の開口部を覆うためのカバー部材70とを備える。
まず、図2A(a)を用いて、本実施例の光走査装置40の概略構成を説明する。本実施例の光走査装置40の筐体85の側壁には、制御回路基板75aと制御回路基板75aが取り付けられる保持部材73(図2B(a)参照)とを備える光源ユニット55aが取り付けられている。また、本実施例の光走査装置40の筐体85の側壁には、制御回路基板75bと制御回路基板75bが取り付けられる保持部材(不図示)を備える光源ユニット55bが取り付けられている。光源ユニット55aには、感光ドラム50Yを露光するための不図示の半導体レーザーと、感光ドラム50Mを露光するための不図示の半導体レーザーがそれぞれ取り付けられている。また、光源ユニット55bには、感光ドラム50Cを露光するための不図示の半導体レーザーと、感光ドラム50Bkを露光するための不図示の半導体レーザーがそれぞれ取り付けられている。
筐体85の側壁には、複数の開口が形成されており、光源ユニット55a及び光源ユニット55bは、複数の開口にそれぞれ取付けられる。光源ユニット55a及び光源ユニット55bから出射されるレーザー光は、筐体85の内部に向けて出射され、複数の開口(照射口142)を通過する。
筐体85の内部の中央部には、回転多面鏡42、回転多面鏡42を回転させるポリゴンモータユニット41、ポリゴンモータユニット41を駆動する回路基板143を有する偏向ユニットが取り付けられている。光源ユニット55aから出射したレーザー光は、回転多面鏡42によって+X方向に偏向される。また、光源ユニット55bから出射されたレーザー光は、回転多面鏡42によって−X方向に偏向される。
筐体85の内部には、後述する光学レンズ60a〜60d、及び反射ミラー62a〜62hが取り付けられている。
次に、図2A(b)を用いて、レーザー光LBk、LC、LM、LYの光路について説明する。光源ユニット55から出射された感光ドラム50Yに対応する光ビームLYは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60aに入射する。光学レンズ60aを通過した光ビームLYは、光学レンズ60bに入射し、光学レンズ60bを通過した後、反射ミラー62aによって反射される。反射ミラー62aによって反射された光ビームLYは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Yを走査する。
光源ユニット55から出射された感光ドラム50Mに対応する光ビームLMは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60aに入射する。光学レンズ60aを通過した光ビームLMは、光学レンズ60bに入射し、光学レンズ60bを通過した後、反射ミラー62b、反射ミラー62c、反射ミラー62dによって反射される。反射ミラー62dによって反射された光ビームLMは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Mを走査する。
光源ユニット55から出射された感光ドラム50Cに対応する光ビームLCは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60cに入射する。光学レンズ60cを通過した光ビームLCは、光学レンズ60dに入射し、光学レンズ60dを通過した光ビームLCは、反射ミラー62e、反射ミラー62f、反射ミラー62gによって反射される。反射ミラー62gによって反射された光ビームLCは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Cを走査する。
光源ユニット55から出射された感光ドラム50Bkに対応する光ビームLBkは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60cに入射する。光学レンズ60cを通過した光ビームLBkは、光学レンズ60dに入射し、光学レンズ60dを通過した後、反射ミラー62hによって反射される。反射ミラー62hによって反射された光ビームLBkは、不図示の透明窓を通過して感光ドラム50Bkを走査する。
(筐体の構成)
筐体85は、XY平面に平行な面である底面(底部)と、その底面から立設し且つZ軸方向に略平行な外壁(側壁、以下外周部ともいう)と、を有する。底面に連結する外周部の一端側に対して、外周部の他端側は開口(以下、開口部ともいう)となっている。回転多面鏡42やその他の光学部材は、装置組立時にこの開口部を通過することによって光走査装置に組み付けられる。筐体85は、後述するカバー部材70に設けられたカバー側係合部88が係合する筐体側係合部87を有する。カバー側係合部88と筐体側係合部87とでスナップフィット機構を構成し、スナップフィット機構によってカバー部材70は筐体85に固定される。光源部71は複数、例えば4色のカラー画像形成装置であれば4色分設けられ、各々、保持部材73に保持された状態で、筐体85の外周部に固定される。筐体85の外周部には、基板である制御回路基板75が固定されている。制御回路基板75は、光源部71と同様に筐体85の外周部にビス固定されるが、その際、光源部71の接触端子部71aが制御回路基板75に設けられた開口穴部に半田によって接着固定される。
また、制御回路基板75上には種々の電気部品が実装されており、その中の1つには光源部71のレーザー発光強度を可変とするための可変ボリューム72が配設される。可変ボリューム72は各光源について2個ずつ設けられ、それぞれ光量の調整分解能が大きな租調用と、光量の調整分解能が小さな微調用とで構成されている。
(カバー部材の構成)
カバー部材70は、筐体85の内部に設けられた光学部品の汚れを防止するため、筐体85の開口部を覆うように筐体85に取り付けられる。本実施例のカバー部材70は、開口部を覆う第一面70f(閉塞面)を備える。第一面70fは、筐体側係合部87に係合するカバー側係合部88と、筐体85の側壁に取り付けられた光源ユニット55の制御回路基板75を保護するための保護部70a(破線で囲った部分)と、を有する。また、第一面70fは、筐体85の第一面70fの外形の内側において第一面70fの筐体内部側の面から筐体85の内部に向かって突出する突起部77を有する。また、カバー部材70は、レーザー光LY、レーザー光LM、レーザー光LC、レーザー光LMを出射する4つの照射口142を有する。更に、カバー部材70は、突起部受け部(以下、単に受け部という)77aを有する。尚、カバー部材70の筐体85に対向する面とは反対側の面、即ちカバー部材70の外側の面をカバー部材ベース面(以下、単にベース面という)70eとする。受け部77aは、カバー部材70の突起部77が設けられた側の面の裏面に設けられており、同一形状の別のカバー部材70に設けられた突起部77を受けるためのものである。
カバー側係合部88は、カバー部材70の外形部において保護部70aが設けられていない箇所においてカバー部材70の第一面70fから立設する。カバー部材70を筐体85に設置する際には、カバー側係合部88を、筐体85の外周部の外面を沿うように移動させ、筐体85に設けられた筐体側係合部87に係合させる。筐体側係合部87とカバー側係合部88とが係合することによって、カバー部材70は筐体85に固定される。
突起部77は、カバー部材70の第一面70fの筐体85の内部側の面内に、筐体内に設置された各種部品に接触しないように、且つ、筐体85内を進むレーザー光の光路を妨げないように設けられる。保護部70aは、筐体85の側壁に固定された制御回路基板75表面を覆う第二面70b(第一対向部)、第三面70c(第二対向部)を備える。制御回路基板75が保護部70aの第二面70b及び第三面70fに覆われることによって、作業者の手や衣類などが触れることによる可変ボリューム72の変動が生じず、予め調整された値が変わってしまうといった課題を解決することが可能となる。尚、第二面70b及び第三面70cは、制御回路基板75の全てを覆う必要はなく、少なくとも一部を覆っていれば良い。
保護部70aの第三面70cは、第二面70bから第二面70bに対して制御回路基板75から遠ざかる方向に突出した面である。即ち、第二面70bと第三面70cとの間には連結部である段差部70h(段差面)が形成されている。
カバー部材70を図2B(a)に示す矢印のように筐体85にかぶせて、カバー部材70のカバー側係合部88と筐体85の筐体側係合部87とを係合させて、図2B(b)のように光走査装置40を構成する。
[カバー部材の搬送時の様子]
図3(a)は本実施例の光走査装置40のカバー部材70を複数積載した場合の断面図であり、本実施例では3つのカバー部材70(下から、カバー部材70A、カバー部材70B、カバー部材70Cとする)を積載した様子を示している。図3(b)はカバー部材70の保護部70a近傍の拡大断面図、図3(c)はカバー部材70の突起部77近傍の拡大断面図である。尚、図3では、カバー部材70の断面をハッチングで示している。
カバー部材70は、複数個が上下方向(Z軸方向)に重ねて積載され、搬送される。また、光走査装置40の組み立ての際にも、カバー部材70は積載された状態で、作業員の組み立てに供される。
図3(a)に示すように、カバー部材70を積み重ねた場合、カバー部材70の保護部70aは、重なり合うように構成される。具体的には、例えばカバー部材70Aの保護部70aの第二面70bと、カバー部材70Aのすぐ上に積載されたカバー部材70Bの第三面70cは、制御回路基板75の実装表面垂直方向(Y軸方向)において、重なりあうように構成される。第二面70b及び第三面70cの間に段差部70hを構成することで、複数のカバー部材同士を積載することが可能となり、カバー部材70を搬送する運搬時などの省スペース化を実現することが可能となる。尚、従来のカバー部材は、図3(b)に示すような下のカバー部材と上のカバー部材とが重なり合う部分がなかったため、カバー部材70のベース面70e上に単に積み上げることしかできなかった。このため、複数のカバー部材を積載する際にも積載する数が限られ、また積載しても不安定な状態であった。しかし、本実施例のようなカバー部材70では、安定した状態で多くのカバー部材を積載することが可能となる。
また、本実施例のカバー部材70の保護部70aは、第三面70cの面70c1が第二面70bの面70b1に対して、制御回路基板75から遠い位置となるように構成されている。そのため、成形などによるカバーのソリや、部分的なたわみが生じた場合においても、制御回路基板75上の電気部品に、保護部70aの先端、即ち第三面70cの面70c1の先端が当たり、大きな力を加えてしまうという課題を解決することができる。ここで、第二面70bの面70b1は、第三面70cの面70c1よりも制御回路基板75に近い位置としている。第二面70bの面70b1は、ベース面70eからの第一折り曲げ部70fに近いため、剛性を高くすることができ、同じ力を加えた場合でも保護部70aの先端部よりたわみ量が小さくなり、制御回路基板75への接触を防止することができる。
(積載用突起部と受け部の構成)
カバー部材70には、複数のカバー部材同士を積み重ねる際にお互いが接触する積載用突起部77を有する。即ち、カバー部材70Bを別のカバー部材70Aの上に積載した場合、カバー部材70Bの積載用突起部77が、カバー部材70Aの受け部77aに接触する。積載用突起部77は、カバー部材70の筐体85に対向する面側から略垂直に筐体85に向かって(即ち、Z軸方向下向きに)延びる構成である。更に、ベース面70eからの積載用突起部77のZ軸方向の長さ(後述する距離S)は、ベース面70eからのカバー側係合部88のZ軸方向の長さよりも長くなるように構成する。即ち、ベース面70eからのカバー側係合部88のZ軸方向の長さは、ベース面70eからの積載用突起部77のZ軸方向の長さよりも短い。これにより、複数のカバー部材70を積載した際に、カバー側係合部88の破損を防止することができる。
尚、積載用突起部77の形状は特に限定するものではないが、本実施例の積載用突起部77は、図2B(a)に示すように、Y軸方向から見た形状が台形形状であり、X軸方向の長さがZ軸方向の下方に向かって小さくなっていくような形状である。また、図3(c)に示すように、積載用突起部77の台形形状の部分を突起部本体部77bとすると、突起部本体部77bの剛性を保つためにリブ部77cが設けられ、リブ部77cは筐体85に向かって先細りとなる形状(テーパー形状)である。このため、積載用突起部77は、全体として、Z軸方向下向きに向かって先細りとなるテーパー形状の部分を有する。また、突起部本体部77bとリブ部77cをあわせたXY平面に平行な面での断面の形状は、略T字形状となる。即ち、積載用突起部77のテーパー形状部分のXY平面に平行な面での断面である略T字形状の面積が、Z軸方向の下方に向かって小さくなっていくような形状となっている。
一方、積載用突起部77の先端部77d(図3(c)の破線の楕円で示す部分)は、下側のカバー部材70の受け部77aに接する部分であり、この部分の形状はテーパー形状とはなっていない。即ち、積載用突起部77の先端部77dでは、略T字形状の面積が、Z軸方向下方に向かって一定となるようになっている。これにより、あるカバー部材70に別のカバー部材70を積載した場合、例えば、カバー部材70Aにカバー部材70Bを積載した場合、カバー部材Bの積載用突起部77が、カバー部材70Aの受け部70aを乗り越えることがない。これにより、カバー部材70の積載時における安定性を損なうことを防止している。
カバー部材70の受け部77aは、カバー部材70のベース面70e上に、上に積載されるカバー部材70の積載用突起部77が接する箇所に設けられている。カバー部材70の受け部77aには、図2B等に示すように、積載用突起部77の底面の形状が収まる範囲よりも広い範囲を囲うように、受け部77aの縁の部分のみが凸形状となった枠部77abが設けられている。カバー部材70Aの上に積載されたカバー部材Bの積載用突起部77の先端部77dが、カバー部材70Aの受け部77aの枠部77abにひっかかり、カバー部材70Aのベース面70e上をカバー部材Bが滑らない構成となっている。尚、上述したように、積載用突起部77の形状はこのような構成に限定されるものではなく、後述する長さの関係を満たすようなものであればよい。
積載用突起部77は、一つのカバー部材70に少なくとも3以上備えられ、カバー部材70を積み重ねた場合に安定するよう構成される。尚、本実施例においては4個所の積載用突起部77が設けられている。積載用突起部77は、カバー部材70を筐体85に設置した際に、筐体85内の各種部品に接しないように、且つ、レーザー光の光路を妨げないように設けられる。
[第一面、第二面及び積載用突起部の関係]
カバー部材70を積み重ねる際に、積み重ねる方向(図3(a)中、矢印Z1(Z軸方向))において、第二面70bの面70b1、第三面70cの面70c1及び積載用突起部77について、以下の関係が成り立つように構成する。尚、以下のS、T、Rについては、図3(b)、図3(c)に記載している。
S>T≧R
S:矢印Z1において、ベース面70eから積載用突起部77先端までの距離
T:矢印Z1において、ベース面70eから第二面70bの面70b1先端までの距離
R:矢印Z1において、第二折り曲げ部70gから第三面70cの面70c1先端までの距離
ここで、第二面70bの面70b1の先端とは、連結部である第二折り曲げ部70gのことと考えてよい。また、距離Rにおけるベース面70dとは、第三折り曲げ部70hのことと考えてよい。尚、カバー部材70の厚みは、距離S、T、Rに比べて小さいものとする。
各距離S、T、Rについて、上述した関係が成り立つ場合、次のことがいえる。まず、S>Tという関係が成り立つ場合、カバー部材70Aにカバー部材70Bを積載しても、カバー部材70Bの積載用突起部77が保護部70aの第二面70bの面70b1よりもZ軸方向の長さが長い。このため、カバー部材70Bの第二折り曲げ部70gがカバー部材Aのベース面70eに接触しない。更に、この状態において、T≧Rという関係が成り立つ場合、カバー部材70Bの第三面70cの面70c1の長さは、カバー部材70Aの第二面70bの面70b1の長さ以下の長さである。このため、カバー部材Bの第三面70cの面70c1の先端がカバー部材70Aの保護部70aの第三折り曲げ部70hに接触しない。このように構成することで、運搬時や光走査装置40の組み立て場において複数のカバー部材70を積載しているときに、保護部70a同士が接触することで変形や破損が生じることを防止することが可能となる。そして、複数のカバー部材70を積載したときの高さ方向(Z軸方向)において、それぞれのカバー部材70がオーバーラップする量を多くとることが可能になる。これにより、複数のカバー部材70を積み上げた際の全体の高さを低くすることが可能となり、積載時の占有スペースを小さくすることができる。
また、本実施例では、カバー部材70を筐体85へと固定するために設けられたカバー側係合部88においても、積載用突起部77に対して高さを低く設定する構成としている。カバー側係合部88のZ軸方向の長さを、積載用突起部77の長さ(距離S)よりも短くすることで、複数のカバー部材を積載しているときに、カバー側係合部88が下のカバー部材70と接触して破損してしまう等の課題を解決することが可能となる。
尚、本実施例では、段差を2段で構成したが、この段差を3段や4段等、制御回路基板75の基板面から遠ざかる方向に向かう少なくとも2以上の段差面を有する構成にすることにより、上述した効果を奏することができる。この場合、段差は全て同じ高さ(図3の場合、T=R)、又は、矢印Z1において上側の段差面ほど高さが高くなるように(図3の場合、T>R)構成されることが望ましい。例えば、カバー部材70の保護部70aがn(nは2以上の正の整数とする)の段差面を有する場合、次の関係を満たせばよい。
S>T1≧T2≧・・・≧Tn
ここで、Sは、上述したように積載用突起部77のZ軸方向の長さである。T1は、少なくとも2以上の段差面の中で筐体85に対向するカバー部材70の面に最も近い段差面である第一面の、筐体85に対向する面に直交する方向(Z軸方向)の長さである。T2は、第一面に連続する次の段差面である第二面の、筐体85に対向する面に直交する方向(Z軸方向)の長さである。Tnは、第(n−1)面に連続する次の段差面である第n面の、筐体85に対向する面に直交する方向(Z軸方向)の長さである。このようにnの段差面を有するカバー部材70を複数積載する場合にも、上述した関係を満たすことにより、上述した効果と同様の効果が得られる。
以上、本実施例によれば、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることができる。
図4は実施例2の構成内容を示した概略構成図であり、図4(a)は光走査装置の斜視図、図4(b)は光走査装置の制御回路基板側からみた図である。尚、実施例1と同じ構成には同じ符号を付し、説明は省略する。
本実施例のカバー部材70の一部には、筐体85にカバー部材70を設置する際に保護部70a自体が制御回路基板75の電気部品に接触しないようにするためのガイド形状部78が設けられている。ガイド形状部78は、カバー部材70の設置方向(矢印Z1(Z軸方向))に対して垂直方向(X軸方向)において、制御回路基板75の端部から距離X1を設けて配設されている。ガイド形状部78は、第三面70cの面70c1に直交する面70c2(YZ平面に平行な面でもある)を設けることにより形成される。尚、面70c2の垂直方向(Z軸方向)上部には、第二面70bの面70b1に略垂直な面70b2がある。第二面70bの面70b1と第三面70cの面70c1が第二折り曲げ部70g及び第三折り曲げ部70hにより段構造となっていたように、面70b2と面70c2も段構造となっている。これにより、実施例1と同様に、複数のカバー部材70を積載することができる。
尚、保護部70aを3以上の段差面により構成する場合は、制御回路基板75の基板面から最も遠い段差面に直交する面をガイド形状部78とする。そして、カバー部材70のベース面70eからガイド形状部78に向かって面70b2、70c2、・・・が、それぞれ段差面を構成するように形成し、複数のカバー部材70の積載時の省スペース性、安定性が維持できるようにする。
このように構成することで、カバー部材70を筐体85に設置する場合に、保護部70aが制御回路基板75に実装された電気部品に接触する前に、ガイド形状部78と筐体85が接触する。例えば、カバー部材70を筐体85に設置する際にY軸方向にずれた状態で、カバー部材70の筐体85への設置を続けた場合を説明する。ガイド形状部78がないカバー部材70の場合、Y軸方向にずれたままZ軸方向下向きにカバー部材70を移動させると、保護部70aの先端が制御回路基板75に接触してしまう。しかし、ガイド形状部78があるカバー部材70の場合には、Y軸方向にずれたままZ軸方向下向きにカバー部材70を移動させても、保護部70aの先端が制御回路基板75に接触する前にガイド形状部78が筐体85に接触する。このため、カバー部材70を筐体85に設置する際にカバー部材70自身を制御回路基板75に接触させることなく確実に設置し、カバー部材70が制御回路基板75に接触することによる電気部品の破損を防止できる。
以上、本実施例によれば、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることができる。
図5は実施例3の構成内容を示した概略構成図であり、筐体85に制御回路基板75が固定されている側から見た斜視図である。尚、実施例1と同じ構成には同じ符号を付し、説明は省略する。
保護部70a(破線部)には、第二面70bの面70b1において、調整手段である可変ボリューム72にアクセス可能な位置に、第二面70bの面70b1に設けられた開口である開口部79が設けられている。このように構成することで、可変ボリューム72に対応した位置には開口部79による穴があいているが、制御回路基板75から空間を空けてその周囲には保護部70a、詳細には第二面70bの面70b1及び第三面70cの面70c1が存在している。このため、カバー部材70を筐体85に装着した状態で可変ボリューム72にアクセスして光量を調整することが可能となる。且つ、作業者の手や衣類等が可変ボリューム72に触れてしまうことを防止することができる。
また、可変ボリューム72及び開口部79は、第二面70bの面70b1に設けられている。一方、第三面70cの面70c1は第二面70bの面70b1よりも外側に突出している、即ち制御回路基板75から遠い位置にある。このため意図せず可変ボリューム72に接触してしまうことを防止することができる。
ここで、開口部79は、カバー部材70の保護部70aが段差を複数有する場合には、制御回路基板75が実装されている面である基板面から最も距離が離れている面以外に設けることが望ましい。図5の場合、開口部79は、第三面70cの面70c1ではなく第二面70bの面70b1に設けている。これは、次のような理由による。即ち、複数の段差面の中で制御回路基板75から距離が最も離れている面に開口部79を形成すると、保護部70aの先端に近い位置に開口を形成することになる。保護部70aの先端に近い位置に開口を形成すると、カバー部材70の剛性が局所的に低下し、変形してしまうおそれがあるからである。このため、複数の段差面を有する構成では、制御回路基板75の基板面から最も遠い段差面を除いた段差面に開口部79を設ける。尚、実施例2のガイド形状部78を有する構成に、本実施例を適用してもよい。開口部79は、可変ボリューム72のボリューム調整用の工具が、通常7mm程度であることから、作業性を考慮して7〜10mm程度が望ましい。これにより、調整作業は容易にでき、且つ、調整作業時以外に作業者の手等が接触することを防止することができる。
このように、第二面70b(詳しくは、面70b1とは反対側の面)に対向する制御回路基板75上の位置に可変ボリューム72が設けられている場合には、開口部79は、可変ボリューム72に対向する第二面70bの位置に設ける。尚、本実施例では、制御回路基板75上に4つある可変ボリューム72(図2参照)のうち、3つの可変ボリューム72が第二面70bに対向する位置に設けられている。このため、本実施例では、第二面70bに3つの開口部79を設ける構成としている。尚、本実施例では、第二面70bに対向する位置にある3つの可変ボリューム72について、それぞれに対応する3つの開口部79を設ける構成としたが、少なくとも1以上の開口部79を設ける構成としてもよい。
また、図2Bに示すように、制御回路基板75の4つの可変ボリューム72のうち1つの可変ボリューム72は、第三面70cに対向する制御回路基板75上の位置に設けられている。この場合、上述した理由により、カバー部材70の剛性の低下の防止を優先させることとし、第三面70cには開口部79は設けていない(図5参照)。しかし、第三面70cに開口部79を設けてもカバー部材70の剛性が低下しない場合には、第三面70cに開口部79を設ける構成としてもよい。また、開口部79を第二面70b、第三面70c、及び第二折り曲げ部70gから第三折り曲げ部70hまでの段差部に跨るように設けても良い。
以上、本実施例によれば、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることができる。更に、本実施例では、制御回路基板75の実装面を保護した状態で、光量の微調整が可能になる。
尚、実施例1〜3ではカバー部材70をカバー側係合部88で筐体85に固定する構成を示したが、カバー部材70の筐体85への固定は、ビス固定等の方式であっても同様の効果が得られる。また、実施例1〜3で説明したカバー部材を用いる光走査装置は、上述した光走査装置に限定されず、筐体に開口があり、その開口をカバー部材で覆う構成の光走査装置であれば適用可能である。更に、図3で説明した画像形成装置に限定されず、カバー部材を用いた光走査装置を備える画像形成装置であれば適用可能である。
図6〜図9を用いて実施例4を説明する。実施例1〜3と同一機能の要素に関する説明は省略する。図6(A)、図6(B)は、本実施例におけるカバー部材90の斜視図を示している。実施例1〜3のカバー部材70と異なり、本実施例のカバー部材90は、保護部70aがなく、カバー部材90の4つの角部にカバー側係合部88の長さよりも長い保護用突起部91a〜91dを備える。図6(B)に示すように、本実施例の光学箱である筐体85の側壁85aによって形成された開口は、略長方形である。そのため、それを塞ぐカバー部材90も略長方形である。保護用突起部91a〜91dは、略長方形の形状をしたカバー部材90の4つの角部(カバー部材90の外形形状の4つの頂点)から立設している。
図7(A)から図7(D)に示すように、カバー部材90を筐体85に取り付けるためにカバー部材90を筐体85側に移動させる際に、保護用突起部91a〜91dは、次のような状態となる。即ち、保護用突起部91a〜91dは、カバー側係合部88が筐体85の外側の側壁85aにオーバーラップするよりも先に筐体85の側壁にオーバーラップ(対向)する(図7(B)参照)。即ち、カバー部材90の閉塞面90aの垂直方向において、保護用突起部91a〜91dの長さは、カバー側係合部88の長さよりも長い。保護用突起部91a〜91dの先端部32が筐体85の側壁85aに沿って移動している間、保護用突起部91a〜91dは、カバー部材90と筐体85との相対移動方向を規定するガイド部材として機能する。つまり、保護用突起部91a〜91dの先端部32が筐体85の側壁に沿って移動している間、保護用突起部91a〜91dと筐体85とが形成する間隙は1mm以下であり、仮にカバー部材90を閉塞面90aに平行な方向に移動させようとしても、保護用突起部91a〜91dと筐体85の側壁85aとが接触するため、カバー部材90を閉塞面90aに平行な方向におけるカバー部材90と筐体85との相対移動が規制される(図7(C)参照)。
このようなカバー側係合部88よりも長い保護用突起部91a〜91dを設けることによって、カバー部材90を筐体85に取り付ける際に、筐体85の側壁85aの頂部にカバー側係合部88が突き当たり変形してしまうことを抑制することができる。また、保護用突起部91a〜91dがカバー部材90を閉塞面90aに平行な方向におけるカバー部材90と筐体85との相対移動を規制するため、カバー部材90を筐体85に取り付ける際に側壁と接触することによるカバー側係合部88の変形を抑制することができる。
図8(A)は、図6に示すカバー部材90の裏面を示す斜視図である。図8(B)は、カバー部材90を横から見た図である。図8(A)に示すように、カバー部材90には、積載用突起部92a〜92dが設けられている。積載用突起部92a〜dの機能は、実施例1〜3に示した積載用突起部77と同一の機能を有する。図8(B)に示すように、積載用突起部92a〜92dの長さSは、保護用突起部91a〜91dの長さTよりも長い(S>T)。このように、積載用突起部92a〜92dの長さが保護用突起部91a〜91dよりも長いことによって、図9に示すように、積載用突起部92a〜92dによって複数枚のカバー部材90を安定して積載することができる。カバー部材90を複数重ねて載置した、図9の状態において、上側のカバー部材の保護用突起部91a〜91d及びカバー側係合部88は、下側のカバー部材に接触していない。
以上、説明したように、保護用突起部91a〜91dの長さをカバー側係合部88及び積載用突起部92a〜92dの長さよりも長くすることによって、複数のカバー部材を安定して積載させることができる。
なお、本実施例では保護用突起部91a〜91dを備えるカバー部材90を説明したが、必ずしもカバー部材に保護用突起部91a〜91dを設けなくても良い。この構成においては、積載用突起部91a〜91dの長さがカバー側係合部88よりも長ければ、上側のカバー側係合部88を下側のカバー部材に接触させることなく、複数のカバー部材を安定して積載させることができる。
また、実施例では4つの積載用突起部91a〜91dを例示したが、積載用突起部は複数のカバー部材を安定して積載できるように配置されていれば良い。従って、カバー部材の形状、及び積載用突起部の配置によっては、積載用突起部は少なくとも3つ必要となる。この点は、実施例1〜3も同様である。
以上、本実施例によれば、カバー部材の変形や破損を防止しつつ、搬送効率を向上させることができる。
70 カバー部材
70a 保護部
70b 第二面
70c 第三面
77 突起部
85 筐体

Claims (22)

  1. 回転多面鏡が設置される底部と前記底部から立設する側壁とを備える筐体に取り付けられるカバー部材であって、
    前記側壁で囲まれた開口であって、前記回転多面鏡を前記底部に設置する際に前記回転多面鏡を通過させる開口を閉塞する閉塞面と、
    前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記筐体の内部に位置するように、前記閉塞面から突出する突起部と、
    前記筐体の前記側壁に取り付けられた回路基板を保護する保護部と、
    を備え、
    前記保護部は、前記閉塞面から立設し、前記回路基板に対向する第一対向部と、前記回路基板から遠ざかる方向に前記第一対向部に対して突出し、前記回路基板に対向する第二対向部と、前記第一対向部と前記第二対向部とを連結する連結部と、を有し、
    前記閉塞面に直交する方向における前記閉塞面からの前記突起部の長さSと、前記閉塞面に直交する方向における前記第一対向部の長さTと、がS>Tを満たすことを特徴とするカバー部材。
  2. 前記カバー部材は、前記筐体の側壁の外側に沿うように前記閉塞面から立設し、前記筐体の前記側壁の外側に設けられた筐体側係合部に係合するカバー側係合部を備え、
    前記カバー部材は、前記カバー側係合部が前記筐体側係合部に係合することによって前記筐体に取り付けられ、
    前記閉塞面に直交する方向における前記カバー側係合部の長さは、前記閉塞面に直交する方向における前記突起部の長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記突起部は、前記筐体に対向する面に平行な断面の面積が、前記閉塞面に直交する方向において一定となる先端部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカバー部材。
  4. 前記閉塞面は、前記突起部が設けられた側の面の裏面に同一形状の別のカバー部材に設けられた突起部を受ける受け部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカバー部材。
  5. 前記受け部は、凸形状の枠部を有することを特徴とする請求項4に記載のカバー部材。
  6. 前記突起部を少なくとも3以上備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカバー部材。
  7. 前記保護部には、前記回路基板が有する光源の光量を調整する調整手段にアクセスするための開口が設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のカバー部材。
  8. 前記開口は、前記第一対向部に設けられることを特徴とする請求項に記載のカバー部材。
  9. 前記開口は、前記第二対向部に設けられることを特徴とする請求項に記載のカバー部材。
  10. 前記開口は、前記第一対向部、前記第二対向部、及び前記連結部に跨って設けられることを特徴とする請求項に記載のカバー部材。
  11. 光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された光ビームが感光体上を走査方向に走査するように前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡により偏向された光ビームを前記感光体に導く光学部材と、
    前記光源、前記回転多面鏡及び前記光学部材を収納する筐体と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載のカバー部材と、
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  12. 前記突起部は、前記筐体内において前記光ビームの光路を妨げない位置に設けられることを特徴とする請求項11に記載の光走査装置。
  13. 回転多面鏡が設置される底部と前記底部から立設する側壁とを備える筐体と、前記筐体の外側の側壁の複数の位置に設けられた筐体側係合部と、を備える光走査装置に取り付けられ、前記側壁で囲まれた開口であって、前記回転多面鏡を前記底部に設置する際に前記回転多面鏡を通過させる開口を閉塞する閉塞面を備えるカバー部材であって、
    前記複数の筐体側係合部それぞれと対となり、前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記筐体側係合部が設けられた前記側壁に対向し、前記対となる前記筐体側係合部と係合するように、前記カバー部材の閉塞面の複数の位置から立設するカバー側係合部と、
    前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記筐体の内部に位置するように、前記閉塞面から突出する少なくとも3つの積載用突起部と、を有し、
    前記閉塞面に対して垂直な方向において、複数の前記積載用突起部の長さは前記カバー側係合部よりも長いことを特徴とするカバー部材。
  14. 前記カバー部材を複数重ねて載置した場合、上側のカバー部材のカバー側係合部が下側のカバー部材に接触することなく、前記上側のカバー部材が前記上側のカバー部材の前記少なくとも3つの積載用突起部によって前記下側のカバー部材の上に載置されることを特徴とする請求項13に記載のカバー部材。
  15. 前記積載用突起部は、前記筐体に対向する面に平行な断面の面積が、前記閉塞面に直交する方向において一定となる先端部を有することを特徴とする請求項13または14に記載のカバー部材。
  16. 前記閉塞面は、前記積載用突起部が設けられた側の面の裏面に同一形状の別のカバー部材に設けられた積載用突起部を受ける受け部を備えることを特徴とする請求項13乃至15いずれか1項に記載のカバー部材。
  17. 前記受け部は、凸形状の枠部を有することを特徴とする請求項16に記載のカバー部材。
  18. 前記カバー部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記側壁に対向するように、前記カバー部材の閉塞面から立設する複数の保護用突起部を備え、
    前記複数の保護用突起部は、前記カバー部材を前記筐体に取り付ける際に前記筐体の側壁の外側の頂部から前記カバー側係合部を保護するための突起部であって、
    前記複数の保護用突起部の長さは、前記カバー側係合部の長さよりも長く、
    前記閉塞面に対して垂直な方向において、前記複数の積載用突起部の長さは前記保護用突起部よりも長いことを特徴とする請求項13乃至17いずれか1項に記載のカバー部材。
  19. 前記筐体に前記カバー部材を取り付ける際に前記カバー側係合部の先端が前記筐体の側壁の外側の側壁の頂部とすれ違うよりも先に前記複数の保護用突起部のうちの少なくとも1つの保護用突起部の先端が前記側壁の頂部とすれ違うように、前記複数の保護用突起部及び前記カバー側係合部が前記閉塞面から立設していることを特徴とする請求項18に記載のカバー部材。
  20. 光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された光ビームが感光体上を走査方向に走査するように前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡により偏向された光ビームを前記感光体に導く光学部材と、
    前記光源、前記回転多面鏡及び前記光学部材を収納する筐体と、
    請求項13乃至19いずれか1項に記載のカバー部材と、を備える光走査装置。
  21. 前記複数の積載用突起部は、前記筐体内において前記光ビームの光路を妨げない位置に設けられることを特徴とする請求項20に記載の光走査装置。
  22. 感光体と、
    前記感光体に光ビームを照射し静電潜像を形成する請求項11122021のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置により形成された静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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