JP2015142690A - 歯科診療システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中のインスツルメントのみを識別してその使用時間を取得して記録すること。【解決手段】歯科診療システム10は、治療用ユニット100に、インスツルメント110の使用時の駆動情報を駆動回路121から抽出する駆動情報抽出手段150と、インスツルメントの累計使用時間を含む管理情報を記憶する管理情報記憶手段190と、ハンガー103から引き出されたインスツルメント110が備える無線タグTとの間で情報を送受信するリーダライタ160と、リーダライタ160で読み取った情報により、使用中のインスツルメント110の識別情報を判別する使用中識別体判別手段165と、抽出した駆動情報から当該インスツルメント110の累計使用時間を算出し管理情報記憶手段190に格納して管理する管理手段180と、通信ネットワークNWを介して外部の情報処理装置との間で管理情報を含む情報の送受信を行う通信手段170と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、歯科診療システムに係り、特に、インスツルメントのメンテナンス管理を行う歯科診療システムに関する。
歯科医院において、診断、治療又は歯の清掃のために例えば複数のインスツルメントを取り替えて用いたり、インスツルメントの先端のハンドピースを取り替えて用いたりすることがある。例えばエアタービンハンドピースは、注水されながら圧縮空気の力によって切削工具を高速回転させて歯を研削するものである。また、マイクロモーターハンドピースは、注水されながら電気モータの力によって切削工具を高速回転させて歯を研削するものである。
従来、多種多様なインスツルメントの接続が可能な診療装置について、接続されたインスツルメントを例えば適切な回転数で動作させるために、無線タグを用いたインスツルメントの識別方法が提案されている(特許文献1参照)。具体的には、インスツルメントの基部側接続部にRFIDタグを設けると共に、ホースの先端側接続部にRFIDリーダライタを設けておき、インスツルメントの基部側接続部がホースの先端側接続部に接続されると、RFIDタグのデータがRFIDリーダライタによって読み取られる構成が提案されている。
特開2011−182849号公報
歯科医院で用いられるインスツルメントのうち、例えばエアタービンは、圧縮空気により回転する羽根(インペラ)やボールベアリングを備えており、このような部品は長期の使用によって摩耗したりするので、定期的な交換が必要である。また、エアタービンやマイクロモータは、使用後に、予め定められた手順で入念に洗浄され、さらに滅菌される。加えて、回転軸受部分に定期的に注油を行う必要がある。
歯科医院の内部において、ドクターやアシスタント等のスタッフは、このようなハンドピースのメンテナンス管理を適切に遂行しなければならない。そのため、歯科医院では、個別のインスツルメントの寿命、部品交換時期、日常の整備等のメンテナンスを管理するための情報を容易に把握できるシステムが要望されている。また、歯科医院において、個別の部品の寿命等が分かっていたとしても、製造メーカ等に部品交換や修理依頼を適切なタイミングで行うことは難しいのが現状である。そこで、歯科医院の個別のインスツルメントのメンテナンスを管理する情報を製造メーカ等で共有し、製造メーカ等から適切な情報を適切なタイミングで歯科医院に通知してアドバイスしたり、リモートメンテナンスしたりする仕組みが求められている。
しかしながら、使用したインスツルメントを個別に識別してその使用時間を自動的に記録する技術は従来知られていなかった。特許文献1で提案されたようにインスツルメントを個別に識別することは可能であるが、現状ではRFIDリーダライタのサイズは、小型のものでも例えばカードサイズや名刺サイズ程度であり、ホースの直径に比べて大きい。そのため、特許文献1で提案された方法のように各ホースの先端側接続部にRFIDリーダライタを設けることは困難であった。また、特許文献1に記載された方法は、インスツルメントの使用前に例えば適切な回転数で動作させるためにインスツルメントのIDを取得する技術であり、使用中のインスツルメントのみを識別してその使用時間を取得して記録することはできなかった。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、使用中のインスツルメントのみを識別してその使用時間を取得して記録することのできる歯科診療システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る歯科診療システムは、患者用椅子と、少なくとも識別情報が予め書き込まれた無線タグを有した歯科用の複数のインスツルメントを保持するハンガーと、前記インスツルメントを駆動する駆動回路と、を含む治療用ユニットを備えた歯科診療システムであって、前記治療用ユニットが、前記インスツルメントの使用時の駆動情報を前記駆動回路から抽出する駆動情報抽出手段と、前記インスツルメントの識別情報毎に前記インスツルメントの累計使用時間を含む管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記ハンガーから引き出された前記インスツルメントが備える無線タグとの間で情報を送受信する読取書込手段と、前記読取書込手段で読み取った情報により、前記ハンガーから引き出されて使用中のインスツルメントの識別情報を判別する使用中識別体判別手段と、前記使用中識別体判別手段で判別されたインスツルメントに関して、前記抽出した駆動情報から当該インスツルメントの累計使用時間を算出し、前記算出した累計使用時間を前記管理情報記憶手段に格納して管理する管理手段と、通信ネットワークを介して外部の情報処理装置との間で前記管理情報を含む情報の送受信を行う通信手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、ハンガーから引き出されたインスツルメントが備える無線タグから読取書込手段で読み取った識別情報により、使用中のインスツルメントのみを識別してその使用時間を取得して累計使用時間を算出し管理情報として記録しておくことができる。また、管理手段で管理する情報を、通信ネットワークを介して外部の情報処理装置に送ることができるので、歯科医院とメーカ等との間で管理情報を共有することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記読取書込手段が前記患者用椅子のヘッドレストに配設されることが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、ハンガーから引き出したインスツルメントの識別情報を、患者の治療域にて術者が把持して操作するインスツルメントの無線タグから検出することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記読取書込手段は、センサ本体と、前記センサ本体とケーブルで接続されたアンテナとを備え、前記アンテナが前記患者用椅子のヘッドレストに設けられ、前記センサ本体は、前記ヘッドレスト以外の場所に配設されことが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、患者の治療域にて、ハンガーから引き出したインスツルメントの無線タグを指向性よく検出して識別情報を取得することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記読取書込手段は、ゲートを通過した前記無線タグから記録されている識別情報を読み取るゲートセンサであり、前記ゲートが前記ハンガーに配設されることが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、ハンガーから引き出して戻すまでの経過時間をインスツルメントの使用時間として取得することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記治療用ユニットが、当該治療用ユニット内において前記インスツルメント以外に前記患者用椅子を含む他の装置を駆動する駆動機構を備え、前記駆動情報抽出手段が、さらに、前記駆動機構から、前記治療用ユニット内の前記他の装置の使用時の駆動情報を抽出し、前記管理手段が、さらに、前記治療用ユニット内の前記他の装置毎に、前記抽出した駆動情報から、前記他の装置の累計の使用時間又は使用回数を算出し、前記累計の使用時間又は使用回数を管理情報として前記管理情報記憶手段に格納して管理することが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、インスツルメント以外の装置についても寿命や交換時期に関する情報を取得することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記無線タグが、前記インスツルメントの先端側のハンドピースに設けられて少なくとも当該ハンドピースの識別情報が予め書き込まれており、前記歯科診療システムが、前記ハンドピースを滅菌する滅菌器と、前記滅菌器の近傍に設けられ、前記ハンドピースが備える無線タグとの間で情報を送受信する第2の読取書込手段と、を備え、前記管理手段が、前記第2の読取書込手段で前記ハンドピースの識別情報を読み取った回数を当該ハンドピースの滅菌回数としてハンドピースの識別情報毎に前記管理情報記憶手段に記録することが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、個別のインスツルメントについて、使用後の滅菌についての日常の整備の有無と共に、インスツルメントの寿命や部品交換時期を管理することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記無線タグが、前記インスツルメントの先端側のハンドピースに設けられて少なくとも当該ハンドピースの識別情報が予め書き込まれており、前記歯科診療システムが、前記ハンドピースに注油する注油器と、前記注油器の近傍に設けられ、前記ハンドピースが備える無線タグとの間で情報を送受信する第3の読取書込手段と、を備え、前記管理手段が、前記第3の読取書込手段で前記ハンドピースの識別情報を読み取った回数を当該ハンドピースの注油回数としてハンドピースの識別情報毎に前記管理情報記憶手段に記録することが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、個別のハンドピースについて、注油についての日常の整備の有無を管理することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記管理手段が、前記管理情報記憶手段に登録されている前記使用中のインスツルメントの識別情報で特定される管理情報のうちの少なくとも一部の情報を抽出し、前記抽出した情報を前記使用中のインスツルメントが備える無線タグに対して前記読取書込手段によって書き込ませることが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムは、読取書込手段によって使用中のインスツルメントが備える無線タグから、記録されている情報を読み取ったときに、識別情報以外に前回の使用日時や前回までの累計使用時間等の履歴情報を読み取ることができる。このような情報をディスプレイに画面表示させることで、画面を見た歯科医院のスタッフがインスツルメントのメンテナンスが必要かどうかを容易に判断することができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記管理手段が、前記管理情報記憶手段を参照して、格納されている管理情報と予め定められた閾値とを比較することで、部品交換または修理が必要か否かを判別し、必要と判別した場合、その旨をメンテナンス情報として前記通信手段により、外部の予め定められた宛先の情報処理装置に送信することが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムは、管理情報を外部の予め定められた宛先に送るので、歯科医院と予め定められた宛先で情報を共有することができる。したがって、予め定められた宛先として製造メーカを登録しておくことで、製造メーカは適切な情報を適切なタイミングで歯科医院に通知してアドバイスしたり、リモートメンテナンスしたりすることができる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記歯科診療システムが、前記通信ネットワークと通信可能な情報端末機器を備え、前記治療用ユニットの前記通信手段が、前記情報端末機器との間で情報を送受信する端末機器通信手段を備え、前記情報端末機器及び前記通信ネットワークを介して外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行うことが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムにおいて、治療用ユニットが備える端末機器通信手段は、近距離無線通信が可能な装置で実現できる。
また、本発明に係る歯科診療システムは、前記情報端末機器には、前記インスツルメントの振動音を緩和するマスク処理が施された複数の音楽が予め操作者によって選択されて登録されており、前記使用中識別体判別手段が、前記ハンガーから引き出されて使用中のインスツルメントの識別情報を判別すると共に、当該インスツルメントの駆動周波数に応じて、前記登録された音楽の中から、使用中のインスツルメント用の音楽を検知し、前記端末機器通信手段によって、前記検知した音楽の再生を前記情報端末機器に指示することが好ましい。
かかる構成によれば、歯科診療システムは、使用中のインスツルメントの不快な音を緩和した音楽を情報端末機器から発生させるので、使用中のインスツルメントの騒音を低減し、患者が快適な治療を受けることができる。
本発明によれば、歯科診療システムは、使用中のインスツルメントのみを識別してその使用時間を取得して記録することができる。そのため、歯科医院では、個別のインスツルメントの寿命、部品交換時期、日常の整備等のメンテナンスを管理するための情報を容易に把握できる。また、歯科医院の個別のインスツルメントのメンテナンスを管理する情報を製造メーカ等で共有することで、製造メーカ等から適切な情報を適切なタイミングで歯科医院に通知してアドバイスしたり、リモートメンテナンスしたりすることができる。
本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムの治療用ユニットを部分的に示す構成図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムで管理する管理情報の記憶構造の一例を示す図である。 図2の治療用ユニットの第1変形例を示す構成図である。 図2の治療用ユニットの第2変形例を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の装置を実施するための形態(以下「実施形態」という)について詳細に説明する。
図1に示す歯科診療システム10は、例えば歯科医院内に構築され、診察室に少なくとも1つの治療用ユニット100を備えている。なお、歯科診療システム10は、診察室又は他の部屋に滅菌器310、注油器320等のメンテナンス用装置や、レセプトコンピュータ330を備えてもよい。
治療用ユニット100は、図2に示すように、ユニット本体101と、ユニット本体101の上のテーブル102と、ユニット本体101に設けられたハンガー103と、患者用椅子104と、ユニット本体101を支持するアーム部105と、を主に備えている。
ハンガー103には、歯科用の複数のインスツルメント110が保持されている。
インスツルメント110は、例えばタービン、マイクロモータ、スケーラー等である。
インスツルメント110には、その先端に照明用のLEDが設けられているものもある。
患者用椅子104は、座面シート104aと、背板104bと、アームレスト104cと、ヘッドレスト104dと、レッグレスト104eと、を備えている。
なお、図2では、アーム部105の基端側の図示を省略するが、アーム部105は、患者用椅子104の基台や、その他の歯科治療用設備に連結されている。ここで、歯科治療用設備には、例えば、図示しないアシスタント用ハンガー、オートカラン(コップ自動給水栓)、スピットン等や、図1に示す無影灯108やバキューム109等が含まれる。
図1に示すように、ユニット本体101は、駆動回路部120と、駆動機構部130と、優先回路機構140と、駆動情報抽出手段150と、リーダライタ(読取書込手段)160と、使用中識別体判別手段165と、通信手段170Aと、管理手段180と、管理情報記憶手段190と、を備えている。
図1では、ハンガー103に保持されたインスツルメントをその駆動回路と共に説明するため、インスツルメント110a,110b,110cと表記した。
一例として、インスツルメント110a,110bは、ハンドピース111と接続部112とを備えている。接続部112には、ホース113が連結されている。インスツルメント110a,110bのハンドピース111は、接続部112に対して着脱自在である。ここでは、インスツルメント110cは、ハンドピース111がホース113に連結されていて着脱できない形態であるものとした。
インスツルメント110の先端側のハンドピース111は、図1および図2に示すように無線タグTを備えている。
無線タグTには、少なくともインスツルメント110の識別情報が予め書き込まれている。着脱自在のハンドピース111には当該ハンドピース111の識別情報が書き込まれている。無線タグTは、例えばRFIDタグである。
駆動回路部120は、インスツルメント110を駆動するための公知の手段である。駆動回路部120は、外部の図示しない電源、空気源、水道源等と接続されている。駆動回路部120は、電力供給回路(マイクロモータ作動電力、照明用電力、加温用電力)、エア回路(タービン駆動用の加圧空気、霧生成用のチップエア)、水供給回路等を備えている。
例えば、水供給回路は、インスツルメント110a,110b,110cに共通の回路であり、使用中の1つのインスツルメント110にだけ接続される。ここでは、説明を簡単にするために、インスツルメント110a,110b,110cを個別に駆動する駆動回路をまとめて駆動回路121,122,123と表記した。
スイッチ124は、インスツルメント110a,110b,110cに共通のスイッチであり、例えばフットスイッチである。なお、優先回路機構140によって、駆動回路121,122,123のうちの1つだけが駆動する。
駆動機構部130は、インスツルメント110以外の装置を駆動するための公知の手段である。駆動機構部130は、外部の図示しない電源や吸引源等と接続されている。
駆動機構部130は、電力供給回路(患者用椅子モータ作動電力、照明用電力)や吸引回路等を備えている。この駆動機構部130は、例えば駆動機構131,132,133を備えている。
駆動機構131は、患者用椅子モータ作動電力供給回路であって、スイッチ134の操作により患者用椅子104を駆動する機構である。
駆動機構132は、照明用電力供給回路であって、スイッチ135の操作により無影灯108を点灯する機構である。
駆動機構133は、吸引回路であって、スイッチ136の操作によりバキューム109を駆動する機構である。
優先回路機構140は、インスツルメント110のハンガー103からの引き出し及びハンガー103への掛け止めを検出し、早く引き出されたものを優先に1つのインスツルメント110のみ駆動させるように駆動回路を制御するものである。
優先回路機構140は、一般的な歯科治療用ユニットに設けられている従来公知の機構であり、ハンガー103のインスツルメント110が装着される部位に着脱を検出する検出回路を備えると共に、最初に取り上げたインスツルメント110に対応する検出情報のみをラッチするラッチ回路等の電気回路を備えている。
駆動情報抽出手段150は、インスツルメント110の使用時の駆動情報を、当該インスツルメント110を駆動する駆動回路から抽出するものである。
駆動情報抽出手段150は、さらに、駆動機構部130から、治療用ユニット100内のインスツルメント110以外の他の装置の使用時の駆動情報を抽出する。
本実施形態では、駆動情報抽出手段150は、駆動機構131から患者用椅子104の上昇時のモータ使用時間及び下降時のモータ使用時間を抽出し、駆動機構132から無影灯108の使用時間の情報を抽出し、駆動機構133からバキューム109の使用時間を抽出する。
リーダライタ160は、ハンガー103から引き出されたインスツルメント110が備える無線タグTとの間で情報を送受信する読取書込手段である。
本実施形態では、リーダライタ160が、無線タグTから、記録されている情報を読み取る読取手段としての主に機能するものとして説明する。なお、情報を読み取る際に、読み取った日時等の時刻情報を書き込むようにしてもよい。また、後記するように、管理手段180が管理情報記憶手段190に管理する情報を無線タグTに書き込むこともできる。本実施形態では、リーダライタ160は、RFIDリーダライタであって、患者用椅子104のヘッドレスト104dに配設されているものとした。
使用中識別体判別手段165は、リーダライタ160で読み取った情報により、ハンガー103から引き出されて使用中のインスツルメントの識別情報を判別するものである。使用中識別体判別手段165は、使用中のインスツルメントの識別情報を管理手段180に出力する。本実施形態では、使用中識別体判別手段165は、管理手段180の制御の下、管理情報記憶手段190に管理されている情報をリーダライタ160を介して無線タグTに書き込ませる。
通信手段170Aは、端末機器通信手段170を備えている。
端末機器通信手段170は、情報端末機器200との間で情報を送受信する。ここで送受信する情報は、無線タグTから得られた情報や、管理手段180で管理しているメンテナンス情報等である。
情報端末機器200は、インターネット等の通信ネットワークNWと通信可能な機器である。情報端末機器200には、例えば市販のスマートフォンやタブレット型PCを用いることができる。情報端末機器200は、受信した情報を表示するディスプレイとしても機能する。これにより、情報端末機器200のディスプレイに表示されたメンテナンス情報等をドクターなど歯科医院のスタッフが確認することができる。
情報端末機器200及び端末機器通信手段170は、図2に破線で示すように、ユニット本体101のテーブル102内に配設されている。
端末機器通信手段170は、管理手段180の制御の下、管理情報等の各種情報を近距離無線通信で情報端末機器200に伝送する。
端末機器通信手段170は、情報端末機器200及び通信ネットワークNWを介して外部の情報処理装置410,420との間で情報の送受信を行う。
近距離無線通信規格には、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の無線LANを含む。
なお、テーブル102内の通信手段170Aは、図1において破線で示すように、情報端末機器200を介在させずに、インターネット等の通信ネットワークNWを介して外部の情報処理装置410,420との間で管理情報を含む情報の送受信を行ってもよい。
管理手段180は、使用中識別体判別手段65で判別されたインスツルメントに関して、駆動情報抽出手段150で抽出した駆動情報から当該インスツルメントの累計使用時間を算出し、この算出した累計使用時間を管理情報記憶手段190に格納して管理するものである。管理手段180は、無線タグTから読み取られた識別情報に対応させて、当該無線タグTを備えたインスツルメントが使用中であるものとして決定する。なお、管理手段180は、優先回路機構140の情報から、ハンガー103のどの位置から引き出されたインスツルメント110が術者によって実際に使用されているかを識別することが可能である。
管理手段180は、術者が実際に使用しているハンドピース111を識別し、識別されたハンドピース111を駆動するための駆動回路から、どれだけの時間駆動したかの履歴情報を得る。例えばタービンハンドピースの場合、識別中(つまり術者がハンドピース111を持っている時間)の圧縮空気のON/OFF時間情報が得られる。その間タービンの羽根(インペラ)が回っていたことになり、例えば3分間羽根が回っていたという情報が得られる。この情報により羽根の交換時期を適切に知らせることができる。なお、羽根はカートリッジスタイルになっているものもある。同様に、切削バーや患部に注水している時間や、ハンドピース111先端に設けられた照明用のLEDの点灯時間などが得られる。
管理手段180が取得するこれらの情報は、ハンドピース111内部に設けられた無線タグTに書き込むことが可能である。すなわち、管理手段180は、管理情報記憶手段190に登録されている、使用中のインスツルメントの識別情報で特定される管理情報のうちの少なくとも一部の情報を抽出し、この抽出した情報を、使用中のインスツルメントが備える無線タグTに対してリーダライタ160によって書き込ませることができる。
また、これらの情報は無線タグTに書き込まずに、無線タグTの識別情報(ID)のみをリーダライタ160が認識し、管理情報記憶手段190や、通信ネットワークN上にあるクラウドサーバの所定サーバ430に記憶して管理してもよい。
管理手段180は、さらに、治療用ユニット100内のインスツルメント110以外の他の装置毎に、抽出した駆動情報から、他の装置の累計の使用時間又は使用回数を算出し、累計の使用時間又は使用回数を管理情報として管理情報記憶手段190に格納して管理する。
本実施形態では、管理手段180は、患者用椅子104の上昇時のモータ使用時間及び下降時のモータ使用時間を累計し、無影灯108の使用時間を累計し、バキューム109の使用時間を累計する。また、オートカラン使用回数を累計して管理してもよい。
管理情報記憶手段190は、インスツルメント110の識別情報毎にインスツルメントの累計使用時間を含む管理情報を記憶するものであり、例えば一般的なハードディスクやメモリである。管理情報記憶手段190は、管理手段180で取得した情報を記憶する。ここで、管理情報の記憶構造の一例について図3を参照して説明する。
図3では、無線タグTが設けられたインスツルメント110の一例として、2種類のタービン(タービンA、タービンB)と、マイクロモータとが記載されている。
また、管理手段180は、無線タグTが設けられていない他の装置として、例えば、患者用椅子104の昇降に用いるモータと無影灯108とを管理している。なお、患者用椅子104を駆動するモータについては、上昇時と下降時とに分けて管理している。
これらの装置について管理する情報としては、例えば、累計オートクレーブ時間、累計エア噴射時間、累計注水時間、最高回転数、累計使用時間、電圧最大値、電流最大値、累計点灯時間等を挙げることができる。
累計オートクレーブ時間は、使用前後にメンテナンスのためにインスツルメント110を滅菌器310で滅菌した時間を累計した時間である。
累計エア噴射時間は、インスツルメント110の使用中にエアを噴射した時間を累計した時間である。
累計注水時間は、インスツルメント110の使用中に注水した時間を累計した時間である。
最高回転数は、インスツルメント110の切削性能の一例を示すものであって、タービンの場合、羽根の回転数の最高値であり、マイクロモータの場合、モータ回転数の最高値である。なお、最高回転数が例えば30万[min-1]であってもエア圧を低くすると回転数は例えば20万[min-1]等に変化する。
累計使用時間は、インスツルメント110の場合、術者がハンドピース111を持っていて、スイッチ124をオンしている時間を累計した時間である。インスツルメント110以外の装置の場合、その動作時間である。
電圧最大値、電流最大値は、装置の仕様の一例を示すものである。
累計点灯時間は、使用中にインスツルメント110の先端に設けられたLEDを点灯した時間を累計した時間である。
図1に戻って、歯科診療システム10の構成の説明を続ける。
本実施形態では、治療用ユニット100の管理手段180は、管理情報記憶手段190を参照して、格納されている管理情報と予め定められた閾値とを比較することで、部品交換または修理が必要か否かを判別することとした。管理手段180は、部品交換または修理が必要と判別した場合、その旨をメンテナンス情報として端末機器通信手段170により、外部の予め定められた宛先の情報処理装置410,420に送信する。なお、閾値は適宜設定される。
端末機器通信手段170は、情報端末機器200及び通信ネットワークNWを介して外部の情報処理装置410,420やサーバ等との間で情報の送受信を行う。
情報処理装置410は、治療用ユニット100やインスツルメント110を製造したメーカにて使用される。
情報処理装置420は、治療用ユニット100やインスツルメント110の修理を受け付けるコールセンターにて使用される。
これら情報処理装置410,420は、例えば一般的なパーソナルコンピュータ(PC)のほか、タブレット型PC等の携帯型の端末機器等であってもよい。
情報処理装置410,420によって、オンラインでのリモートメンテナンスをすることができる。なお、リモートメンテナンスについては後記する。
滅菌器310は、メンテナンスのためにハンドピース111を滅菌するものである。
滅菌器310としては、例えば高温高圧蒸気によるオートクレーブなど従来公知の滅菌器を用いることができる。滅菌器310の近傍には、リーダライタ(第2の読取書込手段)311が設けられ、ハンドピース111が備える無線タグTから、記録されている情報を読み取る。リーダライタ311を滅菌器310の内部に設けてもよく、この場合、無線タグTは、オートクレーブに対応した熱に強いタグであることが好ましい。なお、例えば200℃程度の耐熱性を有したRFIDタグが市販されている。
管理手段180は、リーダライタ311でハンドピース111の識別情報を読み取った回数を当該ハンドピース111の滅菌回数としてハンドピース111の識別情報毎に管理情報記憶手段190に記録する。管理手段180は、滅菌回数以外に、滅菌した時刻の履歴等を滅菌情報として管理することもできる。
管理手段180は、滅菌したハンドピース111の識別情報で特定されて管理情報記憶手段190に登録されている前回までの滅菌情報を、当該ハンドピース111が備える無線タグTに対してリーダライタ311によって書き込ませるようにしてもよい。また、管理手段180は、このハンドピース111を滅菌するときにリーダライタ311で無線タグTから識別情報を読み取る際に、今回の滅菌日時等の履歴情報を書き込ませるようにしてもよい。
注油器320は、ハンドピース111に注油するものである。ハンドピース111は、その回転軸受部分に定期的に注油を行う必要がある。注油器320としては、例えば自動洗浄注油器等の従来公知の機器を用いることができる。注油器320の近傍には、リーダライタ(第3の読取書込手段)321が設けられ、ハンドピース111が備える無線タグTから、記録されている情報を読み取る。なお、リーダライタ321を注油器320の内部に設けてもよい。
管理手段180は、リーダライタ321でハンドピース111の識別情報を読み取った回数を当該ハンドピース111の注油回数としてハンドピース111の識別情報毎に管理情報記憶手段190に記録する。管理手段180は、注油回数以外に、注油した時刻の履歴等を注油情報として管理することもできる。
管理手段180は、注油したハンドピース111の識別情報で特定されて管理情報記憶手段190に登録されている前回までの注油情報を、当該ハンドピース111が備える無線タグTに対してリーダライタ321によって書き込ませるようにしてもよい。また、管理手段180は、このハンドピース111に注油するときにリーダライタ321で無線タグTから識別情報を読み取る際に、今回の注油日時等の履歴情報を書き込ませるようにしてもよい。
レセプトコンピュータ330は、従来公知のレセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータである。レセプトには患者情報や処方内容が記載される。管理手段180は、レセプトコンピュータ330と連携することで、どの患者にどのインスツルメント110をどれだけ使用したか等の情報を取得し、患者ごとにメンテナンス情報を管理することも可能である。
[インスツルメントの使用時の動作]
図2に示すように、治療時にインスツルメント110が患者用椅子104のヘッドレスト104dの近傍まで引き出されると、リーダライタ160が使用中のインスツルメント110の無線タグTを読み取る。
リーダライタ160が読み取った情報はユニット本体101に出力される。ユニット本体101では、使用中識別体判別手段165がインスツルメント110を識別し、管理手段180が使用開始を検出し、累計使用時間を算出して管理情報記憶手段190に格納して管理する。
また、ユニット本体101はテーブル102内に端末機器通信手段170を備えており、リーダライタ160が読み取った情報は近距離無線通信で情報端末機器200に伝送され、情報端末機器200に表示することができる。
[インスツルメントのメンテナンス時の動作]
例えばハンドピース111の羽根等のカートリッジの交換時期や注油状況を情報端末機器200を使用して表示することができる。
また、情報端末機器200に内蔵されたWi-Fi機能やLAN機能を使って、通信ネットワークN上に情報を流し、メーカサイドで歯科医院のメンテナンス情報を確認したり、メーカサイドから修理情報を流し歯科医院に設けられた情報端末機器200にアナウンスを表示させたりすることができる。ここで、アナウンスとは、例えば修理に関する情報や部品交換に関する情報といったお知らせや、「営業マンに連絡してください。」といった告知が挙げられる。
治療用ユニット100の製造メーカ等では、コールセンターを設けており、治療用ユニット100やインスツルメント110に不具合が生じたときに、歯科医院のドクター等のスタッフからの電話を受け付けることができる。さらに、通信ネットワークN上に設けられたコールセンターでは、情報処理装置420が、歯科医院の治療用ユニット100から、通信ネットワークNを介して情報を得て、不具合に対応することができる。
歯科医院では、治療用ユニット100の情報端末機器200から、通信ネットワークN上に設けられたコールセンターにクレームを送ることができる。このようにしてメンテナンス情報を常に管理が可能で、メーカサイドでは、取得情報から、歯科医院に対して、治療用ユニット100やインスツルメント110の適切な使い方のアドバイスを行うこともできる。
また、コールセンターでは、情報処理装置420によって歯科医院での使用状況を事前に把握し、故障する前に、治療用ユニット100の製造メーカ等のサービスマンが歯科医院を訪問し、部品の調整や交換を行うことができる。その際に、事前に取得した情報によって、訪問前にサービスマンが必要な交換機材等を用意することができる。
コールセンターの情報処理装置420には、治療用ユニット100やインスツルメント110についての機能や装備品のデータや、それらの使用状況のデータを蓄積することができる。製造メーカは、この蓄積データを、治療用ユニット100やインスツルメント110の次期開発製品のために用いることができる。
さらに、リモートメンテナンスでは、ファームウェアのアップデートや監視を行うことができる。リモートメンテナンスで監視できるものは、例えば、電源監視、水監視、圧縮空気監視、温度監視、使用頻度監視、機器のエラー情報の監視、院内環境監視、修理履歴監視等が挙げられる。
ここで、エラー情報とは、治療用ユニット100や、図示しないレントゲン装置等に設けられたセンサからセンシングされたエラー情報を意味し、どのようなエラー情報がいつ検出されたか等の履歴を含んでいる。また、院内環境監視とは例えば電圧・気温の24時間監視のことである。
また、サービスマンが歯科医院を訪問する前に予め知っておくべき情報もリモートメンテナンスで取得することができる。このような情報としては、例えば製品履歴(製造番号、基板番号など)、使用年数、リース残、医院の場所、院長の経歴・写真、スタッフ構成等を挙げることができる。
[第1変形例]
図4は、図2の治療用ユニットの第1変形例を示す構成図である。この第1変形例では、リーダライタ160は、センサ本体161と、このセンサ本体161とケーブルで接続されたアンテナ162とを備えている。アンテナ162は、患者用椅子104のヘッドレスト104dに設けられ、センサ本体161は、ヘッドレスト104d以外の場所に配設されている。一例として、図4に破線で示すセンサ本体161はテーブル102内に設けられている。第1変形例によれば、患者の治療域に設けられたアンテナ162にて、ハンガー103から引き出したインスツルメント110の無線タグTを指向性よく検出し、センサ本体161で識別情報を読み取ることができる。
[第2変形例]
図5は、図2の治療用ユニットの第2変形例を示す構成図である。この第2変形例では、リーダライタとして、ゲートを通過した無線タグTから記録されている識別情報を読み取るゲートセンサ163がハンガー103に配設されている。ゲートセンサ163は、ゲートを通過したRFIDタグを検出する公知のセンサである。
使用中識別体判別手段165は、ゲートセンサ163で無線タグTから読み取った情報により、ハンガー103から引き出されてゲートセンサ163を通過したインスツルメント110の識別情報を、使用中のインスツルメント110を識別する候補の情報として判別する。使用中識別体判別手段165は、使用中のインスツルメント110を識別する候補の情報を管理手段180に出力する。
管理手段180は、使用中識別体判別手段165から取得する識別情報(候補の情報)と、優先回路機構140から取得する情報とに基づいて、無線タグTから読み取られた識別情報に対応させて、当該無線タグTを備えたインスツルメント110が使用中であるものとして決定する。
例えばインスツルメント110aを把持した術者は、このインスツルメント110aを使用するためにスイッチ124をオンする。インスツルメント110aが引き出されてスイッチ124をオンしたことから駆動回路121が駆動し、優先回路機構140の出力信号は、インスツルメント110aが使用中であることを示している。ここで、アシスタントがハンガー103から別のインスツルメント110bを引き出し、インスツルメント110bがゲートセンサ163を通過した場合を想定する。この場合、優先回路機構140があるため駆動回路122が動作することはない。よって、管理手段180は、2番目に引出されたインスツルメント110bの識別情報(候補の情報)を取得するが、それが使用中であると判定することはない。
これにより、管理手段180は、たとえ複数のインスツルメント110がゲートセンサ163を通過したとしてもそのうちの1つだけが使用中であるものとして、その使用中のインスツルメント110を1つの識別情報と対応させて決定することができる。したがって、管理手段180は、駆動回路部120から抽出した情報によって個別のインスツルメント110の使用時間を正確に取得することができる。
[第3変形例]
図1及び図2を参照して第3変形例の治療用ユニットについて説明する。
歯科医院において診断、治療又は歯の清掃のために用いるそれぞれのインスツルメント110は、動作中の振動によって固有の動作音(騒音)が発生する。従来、このような騒音を患者の近傍に設けた音波検出器で検出し、逆波形発振器と逆波形音発生器とを用いて、検出した音波と同じ振幅で逆位相の音波を発生させて、騒音を低減させる技術が知られている(特開平4−242638号公報参照)。
ただし、この従来技術では、騒音に強制干渉させる音自体は、快適な音とは言えるものではない。これに対して、騒音による患者へのストレスを緩和し、リラックスして治療を受けてもらうために、患者に音楽などを聴かせることができる骨伝導スピーカ内蔵のヘッドレストが開示されている(特開2007−125071号公報参照)。
この従来技術では、骨伝導で音楽を聴かせることでストレスを緩和させることができるが、音楽がインスツルメント110の固有の騒音に対応しているものではない。そのため、術者がハンドピース111を他の種類のインスツルメント110に切り替えて固有の騒音が激しくなった場合、音楽を変える等の手動操作が必要になる。
一方、本実施形態の第3変形例では、情報端末機器200には、インスツルメント110の振動音を緩和するマスク処理が施された複数の音楽が予め操作者によって選択されて登録されている。ここで、振動音を緩和するマスク処理が施された音楽とは、振動音を目立たなくさせる音楽であり、音の周波数、音の大きさ、リズム等の要素が関わり、マスクされた振動音が聞こえにくくなるような音楽である。このような音楽は、インスツルメント110の発振周波数を含むような音楽であり、インスツルメント110から発生する特有の可聴周波数をマスクするような音楽である。マスキング手法としては、インスツルメント110の動作音に近い周波数の音源を含む音楽を流す。
音楽の種類は、例えばタービン、マイクロモータ、スケーラー等に応じて異なっている。さらに、最高回転数が例えば30万[min-1]のマイクロモータと、最高回転数が例えば25万[min-1]のマイクロモータと、は発振周波数が異なるので、例えばマイクロモータの性能毎に、異なる音楽が用意されている。インスツルメント110の種類に応じて流す音楽は情報端末機器200上で、予めドクター等のスタッフが選択することができる。
リーダライタ160は、種々のインスツルメント110(タービン、マイクロモータ、スケーラー等)に設けられた無線タグTから、記録されている情報を読み取り、使用中識別体判別手段165は、ハンガー103から引き出されて使用中のインスツルメント110の識別情報を判別すると共に、当該インスツルメントの駆動周波数に応じて、登録された音楽の中から、使用中のインスツルメント110用の音楽を検知し、端末機器通信手段170によって、検知した音楽の再生を情報端末機器200に指示する。なお、インスツルメント110やハンドピース111の識別情報及び駆動周波数と、音楽の曲名等の識別情報とは、予め対応付けられている。
これにより、情報端末機器200は、使用中のインスツルメント110に適した音楽を出力することができる。また、術者がハンドピース111を他の種類のインスツルメント110に切り替えたとしても、それに合わせて切り替えた音楽によって、騒音を効果的にマスキングすることができる。したがって、騒音による患者へのストレスを緩和し、リラックスして治療を受けてもらうことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る歯科診療システム10によれば、例えば複数のインスツルメント110やハンドピース111を取り替えて用いるような治療用ユニット100において、接続されているハンドピース111がどのくらい使用されたのか、オートクレーブに何回かけたかなどの履歴情報を、情報端末機器200で医師やスタッフが確認したり、メーカがメンテナンス情報として取得したりすることができる。
本実施形態によれば、インスツルメント110を使用する歯科医院では、インスツルメント110等の使用状況を把握でき、入替の動機付けになる。
本実施形態によれば、インスツルメント110の製造メーカでは、歯科医院での使用状況を事前に把握することで、故障する前に部品の調整や交換をすることができるようになる。また、歯科医院からのクレーム情報を情報処理装置410で取得できる。使用頻度データの蓄積から次期の開発のインプットとすることもできる。治療用ユニット100のユニット本体101の内蔵コンピュータの動作を制御するためのファームウェア等のアップデートをリモートで行うことも可能である。
本実施形態によれば、歯科医院では、治療用ユニット100の管理手段180とレセプトコンピュータ330との連携から、歯科医院での患者数の増減動向等のデータのリストアップも可能となる。また、患者毎に使用したインスツルメント110の使用時間から、施術時間を取得して管理することもできる。このようにして取得した個別の施術時間によって、施術の目標時間に対する実時間の割合等のデータが求められることから、このデータをドクターやスタッフの教育に利用することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。例えば、ハンドピース111の無線タグTに識別情報と共に当該ハンドピース111の仕様情報を予め書き込んでおいてもよい。この場合、ハンドピース111の無線タグTに記載された仕様情報をリーダライタ160で読み取り、そのハンドピース111の仕様にあった駆動回路を適切に駆動することも可能である。例えば、このハンドピース111が最高回転数30万回転のタービンであれば、その仕様に合った適切な圧縮エアを供給することが可能となる。
10 歯科診療システム
100 治療用ユニット
101 ユニット本体
102 テーブル
103 ハンガー
104 患者用椅子
104a 座面シート
104b 背板
104c アームレスト
104d ヘッドレスト
104e レッグレスト
105 アーム部
108 無影灯
109 バキューム
110,110a,110b,110c
111 ハンドピース
112 接続部
113 ホース
120 駆動回路部
121,122,123 駆動回路
124 スイッチ
130 駆動機構部
131,132,133 駆動機構
134,135,136 スイッチ
140 優先回路機構
150 駆動情報抽出手段
160 リーダライタ(読取書込手段)
161 センサ本体
162 アンテナ
163 ゲート
165 使用中識別体判別手段
170A 通信手段
170 端末機器通信手段
180 管理手段
190 管理情報記憶手段
200 情報端末機器
310 滅菌器
311 リーダライタ(第2の読取書込手段)
320 注油器
321 リーダライタ(第3の読取書込手段)
410,420 情報処理装置
430 サーバ
T 無線タグ
NW 通信ネッワーク

Claims (11)

  1. 患者用椅子と、少なくとも識別情報が予め書き込まれた無線タグを有した歯科用の複数のインスツルメントを保持するハンガーと、前記インスツルメントを駆動する駆動回路と、を含む治療用ユニットを備えた歯科診療システムであって、
    前記治療用ユニットは、
    前記インスツルメントの使用時の駆動情報を前記駆動回路から抽出する駆動情報抽出手段と、
    前記インスツルメントの識別情報毎に前記インスツルメントの累計使用時間を含む管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
    前記ハンガーから引き出された前記インスツルメントが備える無線タグとの間で情報を送受信する読取書込手段と、
    前記読取書込手段で読み取った情報により、前記ハンガーから引き出されて使用中のインスツルメントの識別情報を判別する使用中識別体判別手段と、
    前記使用中識別体判別手段で判別されたインスツルメントに関して、前記抽出した駆動情報から当該インスツルメントの累計使用時間を算出し、前記算出した累計使用時間を前記管理情報記憶手段に格納して管理する管理手段と、
    通信ネットワークを介して外部の情報処理装置との間で前記管理情報を含む情報の送受信を行う通信手段と、
    を備えることを特徴とする歯科診療システム。
  2. 前記読取書込手段が前記患者用椅子のヘッドレストに配設されたことを特徴とする請求項1に記載の歯科診療システム。
  3. 前記読取書込手段は、センサ本体と、前記センサ本体とケーブルで接続されたアンテナとを備え、前記アンテナが前記患者用椅子のヘッドレストに設けられ、前記センサ本体は、前記ヘッドレスト以外の場所に配設されたことを特徴とする請求項2に記載の歯科診療システム。
  4. 前記読取書込手段は、ゲートを通過した前記無線タグから記録されている識別情報を読み取るゲートセンサであり、前記ゲートが前記ハンガーに配設されたことを特徴とする請求項1に記載の歯科診療システム。
  5. 前記治療用ユニットは、当該治療用ユニット内において前記インスツルメント以外に前記患者用椅子を含む他の装置を駆動する駆動機構を備え、
    前記駆動情報抽出手段は、さらに、前記駆動機構から、前記治療用ユニット内の前記他の装置の使用時の駆動情報を抽出し、
    前記管理手段は、さらに、前記治療用ユニット内の前記他の装置毎に、前記抽出した駆動情報から、前記他の装置の累計の使用時間又は使用回数を算出し、前記累計の使用時間又は使用回数を管理情報として前記管理情報記憶手段に格納して管理することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  6. 前記無線タグは、前記インスツルメントの先端側のハンドピースに設けられて少なくとも当該ハンドピースの識別情報が予め書き込まれており、
    前記歯科診療システムは、
    前記ハンドピースを滅菌する滅菌器と、
    前記滅菌器の近傍に設けられ、前記ハンドピースが備える無線タグとの間で情報を送受信する第2の読取書込手段と、を備え、
    前記管理手段は、前記第2の読取書込手段で前記ハンドピースの識別情報を読み取った回数を当該ハンドピースの滅菌回数として前記ハンドピースの識別情報毎に前記管理情報記憶手段に記録することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  7. 前記無線タグは、前記インスツルメントの先端側のハンドピースに設けられて少なくとも当該ハンドピースの識別情報が予め書き込まれており、
    前記歯科診療システムは、
    前記ハンドピースに注油する注油器と、
    前記注油器の近傍に設けられ、前記ハンドピースが備える無線タグとの間で情報を送受信する第3の読取書込手段と、を備え、
    前記管理手段は、前記第3の読取書込手段で前記ハンドピースの識別情報を読み取った回数を当該ハンドピースの注油回数として前記ハンドピースの識別情報毎に前記管理情報記憶手段に記録することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  8. 前記管理手段は、前記管理情報記憶手段に登録されている前記使用中のインスツルメントの識別情報で特定される管理情報のうちの少なくとも一部の情報を抽出し、前記抽出した情報を前記使用中のインスツルメントが備える無線タグに対して前記読取書込手段によって書き込ませることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  9. 前記管理手段は、
    前記管理情報記憶手段を参照して、格納されている管理情報と予め定められた閾値とを比較することで、部品交換または修理が必要か否かを判別し、必要と判別した場合、その旨をメンテナンス情報として前記通信手段により、外部の予め定められた宛先の情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  10. 前記歯科診療システムは、前記通信ネットワークと通信可能な情報端末機器を備え、
    前記治療用ユニットの前記通信手段は、前記情報端末機器との間で情報を送受信する端末機器通信手段を備え、前記情報端末機器及び前記通信ネットワークを介して外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行うことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  11. 前記情報端末機器には、前記インスツルメントの振動音を緩和するマスク処理が施された複数の音楽が予め操作者によって選択されて登録されており、
    前記使用中識別体判別手段は、
    前記ハンガーから引き出されて使用中のインスツルメントの識別情報を判別すると共に、当該インスツルメントの駆動周波数に応じて、前記登録された音楽の中から、使用中のインスツルメント用の音楽を検知し、前記端末機器通信手段によって、前記検知した音楽の再生を前記情報端末機器に指示することを特徴とする請求項10に記載の歯科診療システム。
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