JP2005152155A - 歯科用チェアユニットの安全装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 歯科用チェアユニットの安全装置は、操作時の個々の作用についての安全対策は図られているが、施術者以外の第3者の操作に起因する事故については対策が困難であった。本件は非接触で識別された特定の施術者のみが操作できる安全装置を提供する。
【解決手段】 歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着された非接触ICカードと、チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなる。
【選択図】図1
【解決手段】 歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着された非接触ICカードと、チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなる。
【選択図】図1
Description
本安全装置は歯科用チェアユニットに係り、特に非接触ICカードにより識別された特定の施術者のみがチェアユニットの操作を行うことができる安全装置に関する。
歯科用チェアユニットの操作は、椅子の姿勢制御、ハンドピースの操作、ライトの移動、ブラケットテーブルにおけるガスバーナの点火等、危険を伴う作動や動きがあるが、ドクタ、ナース等の特定された施術者以外の人間による故意あるいは不注意、好奇心等に起因する操作スイッチへのタッチ等によって、チェアユニットが作動し、事故が発生する場合があった。
個々の現象の対策については、手動によるスイッチ等の設定や、押圧センサ等による安全対策が図られている例がある。例えば
特開昭62−16764号公報
特開平7−96014公報 等が開示されている。
個々の現象の対策については、手動によるスイッチ等の設定や、押圧センサ等による安全対策が図られている例がある。例えば
しかしながら、前記の個々の対策では、その都度セットや操作するのは面倒であり、かつ施術者以外の第3者の操作による事故の発生防止は困難であった。
従って、特定された施術者の有無を非接触により検出し、前記特定された施術者が近辺にいれば作動し、特定者が不在の時は一切作動しないようにして、特別な操作を不要とし、総合的に安全性を向上させた歯科用チェアユニットを提供する。
従って、特定された施術者の有無を非接触により検出し、前記特定された施術者が近辺にいれば作動し、特定者が不在の時は一切作動しないようにして、特別な操作を不要とし、総合的に安全性を向上させた歯科用チェアユニットを提供する。
上記に鑑み本発明者等は鋭意実験研究の結果、下記の手段によりこの課題を解決した。
(1)歯科用チェアユニットの安全装置において、該歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着される非接触ICカードと、歯科用チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの安全装置。
(2)非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップ及び、カードリーダからの電磁波を受信して起電力を発生し前記ICチップの電源となし、かつ、前記カードリーダにデータを送信する送・受信共用のアンテナコイルを備えてなることを特徴とする前項(1)に記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(3)非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップと、内蔵された該ICチップの電源及び、前記カードリーダにデータを送信するアンテナコイルを備えてなることを特徴とする前項(1)に記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(1)歯科用チェアユニットの安全装置において、該歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着される非接触ICカードと、歯科用チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの安全装置。
(2)非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップ及び、カードリーダからの電磁波を受信して起電力を発生し前記ICチップの電源となし、かつ、前記カードリーダにデータを送信する送・受信共用のアンテナコイルを備えてなることを特徴とする前項(1)に記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(3)非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップと、内蔵された該ICチップの電源及び、前記カードリーダにデータを送信するアンテナコイルを備えてなることを特徴とする前項(1)に記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(4)カードリーダが、非接触ICカードと交信するための送・受信共用アンテナと、該アンテナにより近辺エリアに識別信号を送信する送信機と、前記非接触ICカードからの返信信号を前記アンテナにより受信する受信機と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(5)カードリーダが、非接触ICカードからの送信識別信号を受信するためのアンテナと、該アンテナによる受信器と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(6)カードリーダにメモリーされている個人を特定する信号が、個人によって歯科用チェアユニットを操作できる範囲を限定するものであることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(7)前記歯科用チェアユニットにおいて識別された特定の施術者が、限定した一定時間内に頻繁に出入りする場合には作動を継続させ、施術者が退出して一定時間を経過したときに操作を停止させるものであることを特徴とする前項(1)〜(6)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(5)カードリーダが、非接触ICカードからの送信識別信号を受信するためのアンテナと、該アンテナによる受信器と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(6)カードリーダにメモリーされている個人を特定する信号が、個人によって歯科用チェアユニットを操作できる範囲を限定するものであることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
(7)前記歯科用チェアユニットにおいて識別された特定の施術者が、限定した一定時間内に頻繁に出入りする場合には作動を継続させ、施術者が退出して一定時間を経過したときに操作を停止させるものであることを特徴とする前項(1)〜(6)のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
本願発明によれば次のような優れた効果を発揮する。
1、本発明の請求項1の発明によれば、
本発明の歯科用チェアユニットの安全装置において、該歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着された非接触ICカードと、歯科用チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなるため、特定された施術者の有無を非接触により検出し、特定された施術者が近辺にいれば作動し、特定者が不在の時は一切作動しないようにして、特別な操作を不要とし、総合的に安全性を向上させることができる。
2、請求項2の発明によれば、
非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップ及び、カードリーダからの電磁波を受信して起電力を発生し前記ICチップの電源となし、かつ、前記カードリーダにデータを送信する送・受信共用のアンテナコイルを備えてなるため、電源部が不要であり、小型軽量のもの、例えば名札と兼用したものを施術者の着衣に装着することができる。
3、請求項3の発明によれば、
非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップと、内蔵された該ICチップの電源及び、前記カードリーダに送信するアンテナコイルを備えてなるため、機器構成を簡単にすることができる。
1、本発明の請求項1の発明によれば、
本発明の歯科用チェアユニットの安全装置において、該歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着された非接触ICカードと、歯科用チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなるため、特定された施術者の有無を非接触により検出し、特定された施術者が近辺にいれば作動し、特定者が不在の時は一切作動しないようにして、特別な操作を不要とし、総合的に安全性を向上させることができる。
2、請求項2の発明によれば、
非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップ及び、カードリーダからの電磁波を受信して起電力を発生し前記ICチップの電源となし、かつ、前記カードリーダにデータを送信する送・受信共用のアンテナコイルを備えてなるため、電源部が不要であり、小型軽量のもの、例えば名札と兼用したものを施術者の着衣に装着することができる。
3、請求項3の発明によれば、
非接触ICカードが、特定施術者のデータのメモリーと、該データの送信機を有するICチップと、内蔵された該ICチップの電源及び、前記カードリーダに送信するアンテナコイルを備えてなるため、機器構成を簡単にすることができる。
4、請求項4の発明によれば、
カードリーダが、非接触ICカードと交信するための送・受信共用アンテナと、該アンテナにより近辺エリアに識別信号を送信する送信機と、前記非接触ICカードからの返信信号を前記アンテナにより受信する受信機と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなるため、アンテナをチェアユニットにおいて施術者の中心付近に配設し、照合器、制御信号送出器を内蔵させて作動させることにより、施術者の識別が容易になると共に、合致信号によりチェアユニットを制御可動させることができる。
5、請求項5の発明によれば、
カードリーダが、非接触ICカードからの送信信号を受信するためのアンテナと、該アンテナによる受信器と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなり、アンテナは受信アンテナのみであるため、機器構成を簡単にすることができる。
カードリーダが、非接触ICカードと交信するための送・受信共用アンテナと、該アンテナにより近辺エリアに識別信号を送信する送信機と、前記非接触ICカードからの返信信号を前記アンテナにより受信する受信機と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなるため、アンテナをチェアユニットにおいて施術者の中心付近に配設し、照合器、制御信号送出器を内蔵させて作動させることにより、施術者の識別が容易になると共に、合致信号によりチェアユニットを制御可動させることができる。
5、請求項5の発明によれば、
カードリーダが、非接触ICカードからの送信信号を受信するためのアンテナと、該アンテナによる受信器と、特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなり、アンテナは受信アンテナのみであるため、機器構成を簡単にすることができる。
6、請求項6の発明によれば、
カードリーダにメモリーされている個人を特定する信号が、個人によって歯科用チェアユニットを操作できる範囲を限定するものであるため、例えば補助者が単独で実施できる操作を限定することができる。
7、請求項7の発明によれば、
前記歯科用チェアユニットにおいて識別された特定の施術者が、限定した一定時間内に頻繁に出入りする場合には作動を継続させ、施術者が退出したときに操作を停止させることができるため、安全装置の作動を簡略化することができる。
カードリーダにメモリーされている個人を特定する信号が、個人によって歯科用チェアユニットを操作できる範囲を限定するものであるため、例えば補助者が単独で実施できる操作を限定することができる。
7、請求項7の発明によれば、
前記歯科用チェアユニットにおいて識別された特定の施術者が、限定した一定時間内に頻繁に出入りする場合には作動を継続させ、施術者が退出したときに操作を停止させることができるため、安全装置の作動を簡略化することができる。
本発明の実施の形態を図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の安全装置を配設した歯科用チェアユニットの外観斜視図、
図2は図1の平面図である。
図において、1は歯科用チェアユニット、2は施術者、3は補助者、4は患者、5、6は非接触ICカード、7はアンテナ、8はカードリーダ、9は操作制御部、10は操作パネル、11はフットスイッチ、12はハンドピース、13はライト、14はガスバーナ、15はブラケットテーブル、16はヘッドレストを示す。
図1は本発明の安全装置を配設した歯科用チェアユニットの外観斜視図、
図2は図1の平面図である。
図において、1は歯科用チェアユニット、2は施術者、3は補助者、4は患者、5、6は非接触ICカード、7はアンテナ、8はカードリーダ、9は操作制御部、10は操作パネル、11はフットスイッチ、12はハンドピース、13はライト、14はガスバーナ、15はブラケットテーブル、16はヘッドレストを示す。
まず、施療に先立ち歯科用チェアユニット1の主電源を入れる。
歯科用チェアユニット1には、カードリーダ8がブラケットテーブル15の下面に内臓されており、そのアンテナ7がヘッドレスト16の先端部の周囲に配設されているので、前記主電源を入れると、前記カードリーダ8のアンテナ7から非接触ICカード5、6を識別するための微弱電波が近辺エリアに送信される。
歯科用チェアユニット1には、カードリーダ8がブラケットテーブル15の下面に内臓されており、そのアンテナ7がヘッドレスト16の先端部の周囲に配設されているので、前記主電源を入れると、前記カードリーダ8のアンテナ7から非接触ICカード5、6を識別するための微弱電波が近辺エリアに送信される。
そして、図示したように、該歯科用チェアユニット1を使用する施術者2又は補助者3が施療のため歯科用チェアユニット1近づくと、
施術者2及び補助者3の胸元には非接触ICカード5及び6が装着されており、前記カードリーダ8のアンテナ7からの識別信号を受けて、発信し交信される。
そして、前記歯科用チェアユニット1に内蔵されているカードリーダ8の照合器により照合され、その合致出力信号によって、前記歯科用チェアユニット1の制御部が駆動される(後記)。
しかし、この際、合致信号が出なければ、前記制御部は駆動されない。
従って、前記非接触ICカード5、6を装着した施術者2又は補助者3が前記交信できる近辺にいなければ、即ち不在の時は、前記合致信号は得られないため、歯科用チェアユニット1は作動しない。
このため上記の状態で、例えば、治療のため患者がチェアに座っており、あるいは見学者、付き添い者等の第3者が近辺にいて操作スイッチ等に触れても、作動しないので、事故を未然に防止することができる。
施術者2及び補助者3の胸元には非接触ICカード5及び6が装着されており、前記カードリーダ8のアンテナ7からの識別信号を受けて、発信し交信される。
そして、前記歯科用チェアユニット1に内蔵されているカードリーダ8の照合器により照合され、その合致出力信号によって、前記歯科用チェアユニット1の制御部が駆動される(後記)。
しかし、この際、合致信号が出なければ、前記制御部は駆動されない。
従って、前記非接触ICカード5、6を装着した施術者2又は補助者3が前記交信できる近辺にいなければ、即ち不在の時は、前記合致信号は得られないため、歯科用チェアユニット1は作動しない。
このため上記の状態で、例えば、治療のため患者がチェアに座っており、あるいは見学者、付き添い者等の第3者が近辺にいて操作スイッチ等に触れても、作動しないので、事故を未然に防止することができる。
図3は、施療の際の施術者と補助者と患者の行動範囲の説明図である。
図において、4’は立位の際の患者の位置、17は施術者の行動範囲、18は補助者の行動範囲、Lは距離1mを示す。
一般に施術者2(ドクタ)は、患者4又は立位の際の患者の位置4’の口腔部を中心に、手の届く範囲の数10cm内を施術者2の行動範囲17のように動く、また、補助者3(ナース)は補助者の行動範囲18のようにやや広範囲を動く。
従って、発信用アンテナ7は、行動範囲の中心付近にあることが望ましく、例えばヘッドレストの先端部の周囲に配設するとよい、そして、前記アンテナ7を中心として1m以内を前記電波が届くエリアとする。
通常歯科医院内には複数のチェアユニットが配置されているが、隣との間隔(対発信源)は、最低2m以上離れているので混信等を防止することが可能である。
図において、4’は立位の際の患者の位置、17は施術者の行動範囲、18は補助者の行動範囲、Lは距離1mを示す。
一般に施術者2(ドクタ)は、患者4又は立位の際の患者の位置4’の口腔部を中心に、手の届く範囲の数10cm内を施術者2の行動範囲17のように動く、また、補助者3(ナース)は補助者の行動範囲18のようにやや広範囲を動く。
従って、発信用アンテナ7は、行動範囲の中心付近にあることが望ましく、例えばヘッドレストの先端部の周囲に配設するとよい、そして、前記アンテナ7を中心として1m以内を前記電波が届くエリアとする。
通常歯科医院内には複数のチェアユニットが配置されているが、隣との間隔(対発信源)は、最低2m以上離れているので混信等を防止することが可能である。
次ぎに本発明において使用される機器の構成について記載する。
図4は構成ブロック図である。
図において、19はICチップ、20はアンテナコイル、21は送・受信機、22はCPU、23は照合器、24は施術者データメモリ、25合致信号、26は制御項目指定、27は制御信号送出器、28はチェアユニット操作制御部を示す。
図4は構成ブロック図である。
図において、19はICチップ、20はアンテナコイル、21は送・受信機、22はCPU、23は照合器、24は施術者データメモリ、25合致信号、26は制御項目指定、27は制御信号送出器、28はチェアユニット操作制御部を示す。
非接触ICカードは、周知のように各種のタイプがあるが、
本件の場合は特定の施術者を識別するためのものであり、通常1台のチェアユニットの施術者及び補助者は1名〜数名であるからその情報量は少なくてよく、また、データを送信する距離は数10cm〜1mであるから、近接型・近傍型と呼ばれるカード構成でよい。従って、小型軽量のもの、例えば名札と兼用したものを施術者の着衣に装着してもよい。
事例の非接触ICカード5は、ICチップ19と、アンテナコイル20とがカードの中に組み込まれている。
ICチップ19は、特定施術者のデータのメモリーと該データの送信機を有しており、アンテナコイル20は、前記カードリーダ8からの電波を受信して起電力を発生し前記ICチップ19の電源とし、かつカードリーダ8に前記データを送信する送・受信共用のアンテナコイルである。
本件の場合は特定の施術者を識別するためのものであり、通常1台のチェアユニットの施術者及び補助者は1名〜数名であるからその情報量は少なくてよく、また、データを送信する距離は数10cm〜1mであるから、近接型・近傍型と呼ばれるカード構成でよい。従って、小型軽量のもの、例えば名札と兼用したものを施術者の着衣に装着してもよい。
事例の非接触ICカード5は、ICチップ19と、アンテナコイル20とがカードの中に組み込まれている。
ICチップ19は、特定施術者のデータのメモリーと該データの送信機を有しており、アンテナコイル20は、前記カードリーダ8からの電波を受信して起電力を発生し前記ICチップ19の電源とし、かつカードリーダ8に前記データを送信する送・受信共用のアンテナコイルである。
また、非接触ICカードは、マイクロ波型といわれるカードで、電源(電池)を内蔵し、アンテナコイルはカードリーダへの送信のみを行うようにしてもよい。
カードリーダ8は、本件の場合構造上、アンテナ7と、送・受信機21及びCPU22との間は離れている。
上記のアンテナ7は、前記図1〜3に示したヘッドレストの先端部の半周上に、
例えば、ワイヤアンテナ、曲折ループアンテナ等を配設すれば、前述した施術者
の行動の中心付近に位置させることができる。
あるいは、背もたれの先端部の曲線部等に配設してもよい。
上記、アンテナ7から送信された電波を受けて、前記非接触ICカード5のアンテナコイル20は起電力を発生し、非接触ICカード5のICチップ19に電源が供給される。
そして、送・受兼用のアンテナコイル20からは特定施術者データが送信され、
その信号は、前記送・受共用のアンテナ7にて受信されて、受信機21を経由しCPU22が有する施術者データメモリ24のデータと、照合器23によって照合される。その結果、合致信号25が出れば次ぎに進む、
上記のアンテナ7は、前記図1〜3に示したヘッドレストの先端部の半周上に、
例えば、ワイヤアンテナ、曲折ループアンテナ等を配設すれば、前述した施術者
の行動の中心付近に位置させることができる。
あるいは、背もたれの先端部の曲線部等に配設してもよい。
上記、アンテナ7から送信された電波を受けて、前記非接触ICカード5のアンテナコイル20は起電力を発生し、非接触ICカード5のICチップ19に電源が供給される。
そして、送・受兼用のアンテナコイル20からは特定施術者データが送信され、
その信号は、前記送・受共用のアンテナ7にて受信されて、受信機21を経由しCPU22が有する施術者データメモリ24のデータと、照合器23によって照合される。その結果、合致信号25が出れば次ぎに進む、
次段の制御項目指定26は、特定者(施術者2又は補助者3)によって歯科用チェアユニット1を制御できる範囲を限定するものである。
制御は、椅子の姿勢制御、ハンドピースの操作、ライトの操作、ガスバーナの操作等があるが、施術者2(ドクタ)は全項目の操作をすることができ、補助者3(ナース)は、例えばドクタがいないときに、切削治療用ハンドピース、ガスバーナ等の単独使用を禁止し、より安全性を高めようとするものである。
制御は、椅子の姿勢制御、ハンドピースの操作、ライトの操作、ガスバーナの操作等があるが、施術者2(ドクタ)は全項目の操作をすることができ、補助者3(ナース)は、例えばドクタがいないときに、切削治療用ハンドピース、ガスバーナ等の単独使用を禁止し、より安全性を高めようとするものである。
そして、前記制御項目指定26に分類された信号は制御信号送出器27によって外部のチェアユニット操作制御部28に送出され、該信号によってチェアユニットは制御可動される。
なお、前記にさかのぼって、合致信号が得られない場合(非接触ICカードの装着者がいない場合又は、指定外のチェアユニット用非接触ICカードの装着者の場合)は、前記チェアユニットの制御可動は行われない。
なお、前記にさかのぼって、合致信号が得られない場合(非接触ICカードの装着者がいない場合又は、指定外のチェアユニット用非接触ICカードの装着者の場合)は、前記チェアユニットの制御可動は行われない。
また、カードリーダは、前記非接触ICカードが電源(電池)を内蔵し、送信アンテナコイルのみを有している場合は、カードリーダのアンテナは受信のみのものでよい。
前記歯科用チェアユニット1において識別された特定の施術者2又は補助者3が、限定した一定時間内に頻繁に出入りする場合には作動を継続させ、前記施術者2又は補助者3が退出したときに操作を停止させることも可能である。
即ち施術者2又は補助者3が、施療中に事情により小刻みに施術、休止を繰り返す場合には、休止期間を一定時間t以下としてその間は継続させ、終了して最後に施術者2又は補助者3がいなくなると、前記一定時間tを超えるので、その超えた時間(遅延時間)をTとすれば、T>tの時にOFFになるように設定しておけばよい。
即ち施術者2又は補助者3が、施療中に事情により小刻みに施術、休止を繰り返す場合には、休止期間を一定時間t以下としてその間は継続させ、終了して最後に施術者2又は補助者3がいなくなると、前記一定時間tを超えるので、その超えた時間(遅延時間)をTとすれば、T>tの時にOFFになるように設定しておけばよい。
特定のチェアユニットと識別者の組み合わせについては、チェアユニットの数、ドクタの数、ナースの数は医院の規模の大小により異なる。
しかし、医院に設置された複数のチェアユニットにおいて、該医院に所属するドクタ及びナースの誰でもが操作できることが望ましい。
例えば、チェアユニットが5台、ドクタが3名、ナースが5名とすれば、
No,1〜5の何れのチェアユニットにおいても、配設されている前記各カードリーダに前記ドクタ3名、ナース5名をメモリしておくことにより、何れの対ドクタとナースの組み合わせにおいても識別し、制御可動することが可能である。
しかし、医院に設置された複数のチェアユニットにおいて、該医院に所属するドクタ及びナースの誰でもが操作できることが望ましい。
例えば、チェアユニットが5台、ドクタが3名、ナースが5名とすれば、
No,1〜5の何れのチェアユニットにおいても、配設されている前記各カードリーダに前記ドクタ3名、ナース5名をメモリしておくことにより、何れの対ドクタとナースの組み合わせにおいても識別し、制御可動することが可能である。
1:歯科用チェアユニット
2:施術者
3:補助者
4:患者
4’:立位の際の患者の位置
5、6:非接触ICカード
7:アンテナ
8:カードリーダ
9:操作制御部
10:操作パネル
11:フットスイッチ
12:ハンドピース
13:ライト
14:ガスバーナ
15:ブラケットテーブル
16:ヘッドレスト
17:施術者の行動範囲
18:補助者の行動範囲
19:ICチップ
20:アンテナコイル
21:送・受信機
22:CPU
23:照合器
24:施術者データメモリ
25:合致信号
26:制御項目指定
27:制御信号送出器
28:チェアユニット操作制御部
L:距離1m
2:施術者
3:補助者
4:患者
4’:立位の際の患者の位置
5、6:非接触ICカード
7:アンテナ
8:カードリーダ
9:操作制御部
10:操作パネル
11:フットスイッチ
12:ハンドピース
13:ライト
14:ガスバーナ
15:ブラケットテーブル
16:ヘッドレスト
17:施術者の行動範囲
18:補助者の行動範囲
19:ICチップ
20:アンテナコイル
21:送・受信機
22:CPU
23:照合器
24:施術者データメモリ
25:合致信号
26:制御項目指定
27:制御信号送出器
28:チェアユニット操作制御部
L:距離1m
Claims (7)
- 歯科用チェアユニットの安全装置において、
該歯科用チェアユニットを使用する施術者に装着される非接触ICカードと、
歯科用チェアユニット内又はその近傍に配設されたカードリーダと、
両者の交信による合致信号出力によって作動するチェアユニットを備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの安全装置。 - 非接触ICカードが、
特定施術者のデータのメモリーと、
該データの送信機を有するICチップ及び、
カードリーダからの電磁波を受信して起電力を発生し前記ICチップの電源となし、かつ、前記カードリーダにデータを送信する送・受信共用のアンテナコイルを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の歯科用チェアユニットの安全装置。 - 非接触ICカードが、
特定施術者のデータのメモリーと、
該データの送信機を有するICチップと、
内蔵された該ICチップの電源及び、
前記カードリーダにデータを送信するアンテナコイルを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の歯科用チェアユニットの安全装置。 - カードリーダが、
非接触ICカードと交信するための送・受信共用アンテナと、
該アンテナにより近辺エリアに識別信号を送信する送信機と、
前記非接触ICカードからの返信信号を前記アンテナにより受信する受信機と、
特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、
両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。 - カードリーダが、
非接触ICカードからの送信識別信号を受信するためのアンテナと、
該アンテナによる受信器と、
特定された施術者のデータのメモリーを有し非接触ICカードからの複数の個人データと照合する照合器及び、
両者が合致すると歯科用チェアユニットの制御部に作動信号を送出する信号送出器とを備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。 - カードリーダにメモリーされている個人を特定する信号が、
個人によって歯科用チェアユニットを操作できる範囲を限定するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。 - 前記歯科用チェアユニットにおいて識別された特定の施術者が、
限定した一定時間内に頻繁に出入りする場合には作動を継続させ、施術者が退出して一定時間を経過したときに操作を停止させるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの安全装置。
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JP2003392974A JP2005152155A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | 歯科用チェアユニットの安全装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-11-21 JP JP2003392974A patent/JP2005152155A/ja active Pending
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