JP2001001866A - 交通機関の操作者判別方法及び装置 - Google Patents

交通機関の操作者判別方法及び装置

Info

Publication number
JP2001001866A
JP2001001866A JP17355699A JP17355699A JP2001001866A JP 2001001866 A JP2001001866 A JP 2001001866A JP 17355699 A JP17355699 A JP 17355699A JP 17355699 A JP17355699 A JP 17355699A JP 2001001866 A JP2001001866 A JP 2001001866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
data
reading
transportation
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17355699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001001866A5 (ja
Inventor
Chizumi Watanabe
千純 渡邉
Hideyuki Kishihata
英幸 岸畑
Yoshiharu Yano
義晴 矢野
Takao Inobe
孝男 伊野部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17355699A priority Critical patent/JP2001001866A/ja
Publication of JP2001001866A publication Critical patent/JP2001001866A/ja
Publication of JP2001001866A5 publication Critical patent/JP2001001866A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操縦業務装置の側から自動的に装置操作者を
判別特定し管理するようにし、厳密に漏れなく操縦業務
装置の装置操作者を判別特定確認し操作者交代の履歴も
自動登録する方法を採用し操縦業務装置の操作者を漏れ
なく厳密に管理可能な交通機関の操作者判別装置を提供
すること。 【解決手段】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関
運行において運転手や操作者が運行操縦装置を用いて運
行操作を行う場合の責任分掌の把握管理において、複数
の運行操作者が該操作装置を操作する場合、該操作装置
に操作者個人を非接触の読み取り手段によって判別認識
する個人認識手段を備え、該手段によって操作者を自動
的に認識し運行操作の責任分掌を明確にし、また、万一
の事故発生時にも管理センターでの情報収集記憶が可能
になるように図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関の操作者
判別装置、特に鉄道列車、バスその他の車両、船舶、航
空機など交通関係の運行操縦装置の操作を行う運行操縦
業務に用いられる諸業務装置において交通運行業務を管
理、監督する操作者、或いは交通機関運行用の操縦装置
の操作者を自動判別し認識し、責任分掌する他、諸デー
タ等も併せて管理するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による運行操縦装置において
操作者の判別を行なうには、操作者を判別し特定してセ
キュリティ管理を行う方法、或いは装置及びシステムに
おいては磁気記録カード、接触式のICカード等のID
カードを当該運行操縦装置のカード読み取り装置に挿入
してID登録コードを読み取らせる方法によって装置操
作の責任分掌管理を行なう方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の交通機関の操作者判別装置では、操作者による
手続操作に対する依存度が高いため頻繁に操作者が交代
するような場合、操作者にとって手続操作が面倒である
という不具合がある。また、このような手続操作が面倒
であるなどの理由から操作者が忠実な操作を怠るなどの
事態が発生し、手続操作の漏れ等が発生し責任分掌が不
明確になってしまう場合が生じるなど厳密な管理が行え
ないという問題が介在していた。
【0004】また、操作者達の意識がルーズであるよう
な場合、これによって生ずる問題点の追跡探究も管理シ
ステム自体の不完全さのために不可能であるという問題
もあった。
【0005】さらに、例えば従来の航空機事故に見られ
るように、事故発生時の証拠収録装置としては、航空機
におけるボイスレコーダやフライトレコーダの例が見ら
れ、これらの装置では事故時の衝撃や発火燃焼にも耐え
られるようにした頑丈且つ耐熱の保護の備えをもつ音声
収録装置に操縦士の管制等との連絡音声や正副操縦士、
機関士等の会話等の音声やその他の音を収録し事故後に
事故現場から探索発掘し、収録音の解析を行って事故原
因の解析を行うようにした装置が使われているが、装置
の探索発掘に時間を費やして解析が遅れることや、その
解析内容は、音声や音の解析からの推測であり、運行関
連装置に関する状況や位置高度等を把握する科学的デー
タが収録されていないなど事故解析においてデータがか
ならずしも充分とはいえない等の問題があった。それで
も航空機の場合はデータ不足とはいえども事故解析のた
めの装備と専門機関(委員会)の備えがあるが、その他
の交通機関(例えば、汽車、電車、バスなどの陸上交通
機関、或いは海上交通機関)においてはそのような備え
も無いというのが実態であって事故解析と問題解決が迅
速且つ正確に行えないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における、交通
機関の操縦運行操作者の特定判別を担当者による登録操
作だけに依存していたために発生していた問題点を解決
するためになされたもので、その第1の目的は、操縦業
務装置の側から自動的に装置操縦者を判別特定し管理す
るようにし、厳密に漏れなく操縦業務装置の装置操縦者
を判別特定確認し操縦者交代の履歴も自動登録する方法
を採用し操縦業務装置の操縦者を漏れなく厳密に管理可
能な交通機関の操作者判別装置を提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は、操縦者の認識特定
判別の他に交通機関運行に係わるエンジンその他各装置
の状況、位置高度気象等の状況データ、操縦者に関する
状況データ等の科学的データも収録し把握し、通信等の
手段によって迅速安全にデータ収集を行って迅速正確な
対応を行うことが可能な交通運行管理システムを提供す
ることである。
【0008】本発明の第3の目的は、通信手段によって
関連諸データの収集登録管理が管理センター等において
行うことが可能なようにし、交通運行に際し、事故やト
ラブル発生時においても迅速正確な情報を得て迅速確実
な対応が可能な交通運行管理システムを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、交通機関の操作者判別装置として、操作
者が操縦することによって業務処理が行われるようにし
た運行操縦装置に、非接触によるID読み取り手段と、
ID読み取り手段により読み取られたデータに基づいて
操作者個人の判別および認識を行なう個人判別認識手段
と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判別デ
ータ管理手段と、前記ID読み取り及び個人判別認識動
作を制御する制御手段とを備え、操作者が当該装置によ
る読み取りの対象となるIDコードが付与されたIDカ
ード(識別票)を身体の所定の位置に保持或いは所持し
ていれば前記該非接触ID読み取り手段により自動的に
読み取りを行って操作者の個人認識を自動的に行って判
別認識し、また、該手段によって認識された操作者のI
Dコードを記憶登録して管理できるようにすることによ
って該操作者の責任分掌を明確に且つ漏れなく操作者の
管理を完全に行ない、これによりセキュリティ管理が可
能となるようにしたことを要旨とするものである。
【0010】これにより、本発明の交通機関の操作者判
別装置によれば、運行操縦装置に非接触読み取り方式の
操作者ID読み取り手段を備えるとともに、該運行操縦
装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札
等の標識に当該非接触読み取り対象となるIDコードを
付与せしめておいて前記ID読み取り手段によって該I
Dコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを
行って操作者を判別認識を行い、或いは操縦者の顔、音
声などの個人的特徴を非接触により自動的に判別認識す
ることにより個人認識を行なう操作履歴データとして登
録し操作者管理を行えるようにすることによって頻繁な
操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような
場合においても操作者の登録手続が常時に漏れなく確実
に行われるようになる。
【0011】本発明の別の態様によれば、上記のように
交通機関の操作者判別装置に、非接触によるID読み取
り手段を装備して操作者の自動判別認識を行なうように
するとともに、この操作者判別装置に通信ネットワーク
に接続された通信手段をさらに備えたことを要旨とする
ものである。
【0012】これにより、本発明の交通機関の操作者判
別装置によれば、個人判別認識手段による判別結果を管
理センターに伝送させ、管理センターによって運行管
理、事故情報収集等ができるものである。
【0013】本発明のまた別の態様によれば、交通機関
の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者
の自動判別認識を行なうようにするとともに、さらにI
D読み取り手段の読み取り動作を制御するID読み取り
制御部と、IDカードを読み取ることができる距離また
は方向の感度範囲を制御する読み取り感度範囲制御手段
とを備えたことを要旨とするものである。
【0014】これにより、本発明の交通機関の操作者判
別装置によれば、上記読み取り感度範囲制御手段が、操
作者が交通機関の運行操縦装置の操作時に所持する非接
触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能な
最小距離範囲または最小角度範囲にIDカード読み取り
出力を制御し操作者のIDと正しく読み取ることができ
る。
【0015】また、読み取り感度範囲制御手段の機能と
して、IDカード読み取り手段による読み取り動作開始
の当初においては読み取り距離感度範囲をより遠方まで
の距離範囲に設定し、以後徐々に距離感度範囲をより近
づくように小さく設定することにより、交通機関の操作
者を特定するようにIDカード読み取り出力を制御する
か、またはIDカード読み取り手段による読み取り動作
開始の当初においては読み取り方向感度範囲をより広範
囲に設定し、以後徐々に方向感度範囲を絞り込み狭める
ように小さく設定することにより、交通機関の操作者を
特定するようにIDカード読み取り出力を制御するよう
にしたことを要旨とするものである。
【0016】これにより、ID読み取り手段の視野の中
に複数の操作者が入った場合でも、正規の操作者を自動
認識することができるものである。
【0017】本発明のまた別の態様によれば、交通機関
の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者
の自動判別認識を制御するようにするとともに、制御手
段の機能として、交通機関の操縦者が運行操作する場合
に、該操縦業務の1操縦業務の開始毎に個人判別認識手
段を用いて自動個人認識したり、交通機関の操縦者が運
行操作する場合に、該操作業務の1操縦業務の終了毎に
おいても個人判別認識手段を用いて自動個人認識した
り、また交通機関の操縦者が運行操作する場合に、該操
縦業務の開始から操縦業務の終了迄の間においても常時
継続的に個人判別認識手段を用いて自動個人認識するよ
うにしたことを要旨とするものである。
【0018】これにより、操作業務の1操縦業務の節目
となる時点、或いは操縦業務が行なわれている間継続的
に、操作者の自動判別認識を行ない、操作者の判別認識
精度を向上させることが可能となる。
【0019】本発明のまた別の態様によれば、上記のよ
うな制御手段の機能として、交通機関の運行操縦業務の
開始から操縦業務の終了迄の間において個人判別認識手
段により自動個人認識している間に操作者のID認識に
異常のある場合には、操縦禁止ロック乃至は警報を発す
るようにし、その後再動作や警報解除を行う場合はパス
ワード等の暗号鍵によってロック解除を行うようにした
たり、或いは常時継続的に個人判別認識手段により自動
個人認識している間に一の操作者から他の操作者へ操作
が引き継がれた場合に、その操作経歴と該経歴の操作者
のIDをレコードするようにしたことを要旨とするもの
である。
【0020】これにより、交通機関の運行操縦業務の上
で、疑義のある場合は運行業務を停止させて、操作者等
の確認を完全にし、また操作者の交替等に際してはその
運行業務の流れを正確に把握し、管理することを可能に
するものである。
【0021】本発明のまた別の態様によれば、交通機関
の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者
の自動判別認識を行ない、その判別認識データを格納、
管理するとともに、さらにその他のデータとして、時刻
情報、交通機関のエンジン状況、速度、高度、運行場
所、区間乃至は位置等の運行データ情報、その他の運行
関連データ、計測検出データ等を検出する手段を備えた
ことを要旨とするものである。これにより、操作者の判
別認識データのみならず交通機関の運行中における各種
データが収集され且つ格納、管理されるから、後におい
て、交通機関の運行状況の解析がより正確に行ない得る
ものである。この場合において、交通機関の位置、高度
の情報のデータ取得手段としてGPSによる位置件手段
を用いることも可能であり、これにより、交通機関の位
置の割り出しが迅速、且つ正確に行ない得る。さらに上
記以外のデータとして、操縦者の身体的状況の測定、観
測を行う手段、或いは操縦者の音声を収集する音声収集
手段と、管制センター等との連絡通信時における音声や
運行中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録する
手段と、当該身体的状況データや操縦者の音声データを
操作者のID読み取りデータに付加して個人判別認識デ
ータとする制御手段とを備えることも可能である。これ
により操作者の個人判別認識の精度が向上させることが
できる。
【0022】さらに、本発明の別の態様によれば、複数
の操縦装置を有する交通機関での正副操縦者交替時に複
数の操縦装置の切り替えと連動して操縦者のID読み取
り装置の切り替えを行なう切替手段を備えたことを要旨
とするものである。
【0023】また、上記各種データを記録する手段とし
て、超高耐久強度と超高耐熱性を有するデータレコーダ
ーを備え、操縦者の個人認識情報または交通機関の運行
情報を記録するようにしたことを要旨とする。これによ
り記録した内容が容易に破壊されることが無くなり、事
故発生等において、後における状況分析が正確に行なえ
るものである。
【0024】本発明のまた別の態様によれば、交通機関
が航空機である場合に、運行操縦装置に付加する操縦者
自動判別認識装置にさらに、航空機の姿勢制御に係わる
計器データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ
収録をさせ、当該データを送信乃至はデータ送信すると
ともにデータレコーダーに収録するようにし、また操縦
者自動判別認識装置にさらに、空港等への着陸誘導のビ
ーコン誘導に対するズレのデータを時刻データとリンク
させて継続的にデータ収録をさせ、当該データを送信乃
至はデータ送信するとともにデータレコーダーに収録す
るようにしたことを要旨とするものである。
【0025】これにより、航空機の運行状態に対する操
作者の責任分掌データに加えて、航空機を実際に離発着
させたり、その他の運行操縦の際に行うべき操縦操作を
実際に行った場合に当然それに伴って実行されるはずの
飛行姿勢において得られるべきデータと実際に実施した
時得られたデータの差異を照らし合わせて追跡調査を行
う事が可能となり、万一トラブル等発生した時に事故解
析にとって貴重なデータを入手することが可能となり、
また操縦者がどの程度ビーコン誘導に従ったのかが追跡
調査が可能となるという作用がありまた、実際の視界と
ビーコン誘導の誤差や差異の検証補正をシステム的にフ
ォローすることも可能となる。
【0026】本発明のまた別の態様によれば、交通機関
の操作者判別装置にID読み取り手段を装備して操作者
の自動判別認識を行ない、その判別認識データを格納、
管理するとともに、金銭受け払い処理手段と、金銭受け
払い処理手段による処理データを収録および出力する金
銭受け払い処理データ収録、出力手段とを備え、また、
この態様に加えて、金銭受け払い処理手段と、金銭受け
払い処理データ収録、出力手段は、交通機関内に備えら
れた携帯端末装置との間でデータの送受信が可能なよう
に通信機能が備えられているようにしたことを要旨とす
るものである。
【0027】これにより、運行操縦責任分掌に関連する
データとともにワンマンカーや欧米等において見られる
ワンマンプレーンにおける料金の受け払い管理も管理セ
ンターで管理することができ、さらには、交通機関内に
おいて、操縦士以外の乗り組み員が行う販売業務のデー
タの管理が操縦士に関する責任分掌管理とともに行うこ
とが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、交通機関の操作者判別装置として、各種交通機関の
運行操縦装置に設けられ、操作者に装着された操作担当
者ID識別標のIDコード乃至は個人認識が可能な個人
の特徴を非接触により判別および認識する個人判別認識
手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判
別データ管理手段と、前記個人判別認識動作を制御する
制御手段とを備えたものであり、運行操縦装置の操作ポ
ジションに居る操縦者が身体に付ける名札等の操作担当
者ID標識標に当該非接触読み取り対象となるIDコー
ドを付与せしめておいて、前記個人判別認識手段によっ
て該IDコードを該運行操縦装置が自動的に非接触で認
識を行うか、または個人認識が可能な個人の特徴を非接
触の手段により操作者の判別認識を行い、操作履歴デー
タとして登録し操作者管理を行えるようにすることによ
って頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ操作者がルー
ズなような場合においても操作者登録手続が常時に漏れ
なく確実に行われるようになるという作用を有する。ま
た、交通機関の運行操縦装置が主導する形での操作者管
理を行えるようになって、頻繁な操作者の交代等が行わ
れる場合においても操作者登録手続が漏れなく常時確実
に行われるようになるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の交通機関の操作者判別装置において、運行操縦
装置に各種の通信手段を備え、個人判別認識手段による
判別結果を管理センターに伝送させ、管理センターにお
ける情報収集記憶を可能にして、管理センターによって
運行管理、事故情報収集等ができるようにしたものであ
り、各種の通信手段によって管理センターに情報収集が
記憶が行えるように備えることにより管理センターに迅
速正確な情報収集が可能となり迅速確実な対応が行える
ようになるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の交通機関の操作者判別装置において、
前記個人判別認識手段に非接触型のID読み取り手段を
用い、ID読み取り手段は非接触型のICカード読み取
り手段であり、またIDカードには非接触読み取り方式
のICカードを用いたものであり、非接触読み取り方式
のICカードを用い個人認識手段とし該運行操縦装置の
操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等を該
ICカードによって構成しその電子標識として当該非接
触読み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて
前記読み取り装置によって該IDコードを該運行操縦装
置が自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識
を行うことによって、操作履歴データとして登録し操作
者管理を行えるようにすれば頻繁な交代操作にも拘わら
ず操作者登録手続が漏れなく常時確実に行われるように
なるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至3のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置
において、ID読み取り手段の読み取り動作を制御する
ID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることがで
きる距離の感度範囲を制御する読み取り距離感度範囲制
御手段とを備え、当該読み取り距離感度範囲制御手段
は、操作者が交通機関の運行操縦装置の操作時に所持す
る非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定
可能な最小距離範囲にIDカード読み取り出力を制御す
るようにしたものであり、IDカードを読み取りれる距
離を制御することによって該運行操縦装置が自動的に非
接触読み取りを行うにあたって操作者が該運行操縦装置
の操作を行うためには該運行操縦装置から至近の位置に
着席することを想定して読み取り距離を制限するように
することによって該操作者のICカードのみを読み取り
対象とし近傍に居る他の人が所持するIDカードを読み
取りってしまうことにより誤認識となることを防止でき
るようになるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4記載の交通機関の操作者判別装置において、読み取り
距離感度範囲制御手段は、IDカード読み取り手段によ
る読み取り動作開始の当初においては読み取り距離感度
範囲をより遠方までの距離範囲に設定し、以後徐々に距
離感度範囲をより近づくように小さく設定することによ
り、交通機関の操作者を特定するようにIDカード読み
取り出力を制御するようにしたものであり、読み取り開
始の当初は読み取り感度範囲を広範囲に設定して徐々に
読み取り感度範囲を狭めていって操作者に絞り込むこと
により確実に操作者のIDコードを捕らえるようにする
ことが可能となるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1乃至3のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置
において、ID読み取り手段の読み取り動作を制御する
ID読み取り制御部と、IDカードを読み取ることがで
きる方向の感度範囲を制御する読み取り方向感度範囲制
御手段とを備え、当該読み取り方向感度範囲制御手段
は、操作者が交通機関の操縦装置の操作時に所持する非
接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可能
な最小角度範囲にIDカード読み取り出力を制御するよ
うにしたものであり、IDカードを読み取れる方向の感
度範囲を制御することによって本願による運行操縦装置
が自動的に非接触読み取りを行うにあたって操作者が該
運行操縦装置の操作を行うためには該運行操縦装置から
至近の位置に着席することを想定して読み取り方向を制
限するようにすることによって該操作者のIDカードの
みを読み取り対象とし近傍に居る他の人が所持するID
カードを読み取ってしまうことにより誤認識となること
を防止できるようになるという作用がある。
【0034】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の交通機関の操作者判別装置において、読み取り
距離感度範囲制御手段は、IDカード読み取り手段によ
る読み取り動作開始の当初においては読み取り方向感度
範囲をより広範囲に設定し、以後徐々に方向感度範囲を
絞り込み狭めるように小さく設定することにより、交通
機関の操作者を特定するようにIDカード読み取り出力
を制御するようにしたものであり、読み取り開始の当初
は読み取り感度範囲を広範囲に設定して徐々に読み取り
感度範囲を狭めていって操作者に絞り込むことにより確
実に操作者のIDコードを捕らえるようにすることが可
能となるという作用を有する。
【0035】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1乃至7のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装置
において、ID識別情報を表示する表示手段を備え、非
接触型の読み取り手段による個人判別認識手段により判
別認識した操作者のIDを表示装置に表示するようにし
たものであり、運行操縦装置が自動的に操作者のIDコ
ードを非接触読み取り方式により読み取った場合には当
該IDコードを操作部の表示手段に表示し、IDコード
の読み取りによる操作者の判別認識動作が正確か否かを
チェックできるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8記載の交通機関の操作者判別装置において、ID選択
手段と、ID登録手段とをさらに備え、ID読み取り読
み取り手段が複数のIDを読み取った場合は、該複数の
IDを表示装置に表示し、ID選択手段によって該当の
操作担当者のIDを選択し、選択した該当の操作担当者
のIDを表示確認して登録することが出来るようにした
ものであり、運行操縦装置が自動的に操作者のIDコー
ドを非接触読み取り方式により読み取ったときに複数I
Dコードの読み取りを行った場合には当該複数IDコー
ドを操作部の表示手段に表示し、操作キーボードなどの
指示入力手段によって該当の操作者のIDコードを選択
出来るようにしたことにより該運行操縦装置による自動
操作者IDコード非接触読み取り方式の読み取りと操作
者判別特定機能の技術的許容度を高めるという作用を有
する。
【0037】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項3乃至9のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装
置において、非接触型の読み取り手段による個人判別認
識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に当該
手段より操作担当者のIDを自動的に認識し読み取った
運行操縦装置の操作担当者のIDを表示装置に表示し、
複数のIDを読み取った場合は、該複数のIDを表示装
置に表示し、操作者のIDカードを読み取り手段に対し
て接近させることによって該当の操作担当者のIDを再
判定して特定し選択出来るようにした手段を備えて、該
手段によって選択した該当の操作担当者のIDコードを
表示確認して登録することが出来るようにしたものであ
り、運行操縦装置が自動的に操作者のIDコードを非接
触読み取り方式により読み取ったときに複数IDコード
の読み取りを行った場合には当該複数IDコードを操作
部の表示手段に表示し、操作者の接近動作によって正し
い操作者のIDコードを選択出来るようにしたことによ
り該運行操縦装置による自動操作者IDコード非接触読
み取り方式の読み取りと操作者判別特定機能の技術的許
容度を高めるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項3乃至10のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、ID読み取り手段としてマーキングコー
ド読み取り手段を用い、該運行操縦装置の操作者が身体
につける名札等にマーキングコードを施す等によるID
カードを読み取るようにしたものであり、交通機関運行
操縦用操作装置の操作者が身体につける名札等にマーキ
ングコードを施す等によるIDカードを読み取る方法を
個人認識手段とし自動個人認識方法とすることによって
該IDカードのコストが低減するという作用を有する。
【0039】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11記載の交通機関の操作者判別装置において、前記
のマーキングコードをステルスコードとしたものであ
り、操作者が身につける名札等にマーキングコードを施
す場合に人間可読の文字と重ねてIDコードを施すこと
が可能となり名札等が小さい物でもあってもIDコード
を施すことが出来るようになり、また偽造や改竄等が行
い難いものとなりセキュリティ性が向上するという作用
を有する。
【0040】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項11記載の交通機関の操作者判別装置において、前記
のマーキングコードをホログラム方式のコードとしたも
のであり、操作者が身につける名札等にマーキングコー
ドを施す場合に特殊な装置によって行わなければならな
いものとなるので偽造や改竄等が行い難いものとなりセ
キュリティ性が向上するという作用を有する。
【0041】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項1乃至13のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、前記非接触型のID読み取り手段とし
て、網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の人体の個人
的特徴を判別認識する手段を備えたものであり、ID読
み取りによる操作者判別認識に加え、操作者本人のみの
身体的特徴を識別する手法を加味する方法であるため本
人以外の認識は排除され極めて精度の高い本人判別性と
セキュリティ性を保つことが可能となるという作用を有
する。
【0042】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項1乃至14のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関
運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦
装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段
を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業
務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用い
て個人認識する手段を用いたものであり、運行操縦装置
を操作する場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎
に個人認識手段を用い自動個人認識することによって、
交通機関の運行業務の1操縦業務毎の責任分掌を明確に
することが可能となるという作用を有する。
【0043】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項1乃至15のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関
運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦
装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段
を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業
務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用い
て個人認識する他にさらに、該手続業務の1操縦業務の
終了毎においても前記個人判別認識手段を用いて個人認
識するようにしたものであり、運行操縦装置を操作する
場合に、該操縦業務の1操縦業務毎の開始毎に個人認識
手段を用い自動個人認識する他にさらに、該操縦業務の
1操縦業務毎の終了毎においても個人認識手段を用い自
動個人認識することによって、操縦業務の1操縦業務毎
の責任分掌を明確にすることがさらに明確且つ完全にす
ることが可能となるという作用を有する。
【0044】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項1乃至15のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関
運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦
装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手段
を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業
務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用い
て個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務の
終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認識手
段を用いて個人認識する手段を用いて監視するようにし
たものであり、運行操縦装置を操作する場合に、該操縦
業務の1操縦業務毎の開始毎に前記個人判別認識手段を
用い自動個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦
業務毎の終了迄の間においても常時継続的に個人認識手
段を用い自動個人認識する方法を用いて監視することに
よって、操縦業務の1操縦業務毎の責任分掌を明確にす
ることがさらに明確且つ完全にすることが可能となると
いう作用を有する。
【0045】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項15乃至17のいずれかに記載の交通機関の操作者判
別装置において、交通機関の操作者が運行操縦する場合
に、該操縦業務の開始から終了までの間において常時継
続的に個人認識する個人判別認識手段を用いて監視して
いる間に操作担当者のID認識に異常のある場合には操
縦禁止ロック乃至は警報を発するようにし再動作や警報
解除を行う場合はパスワード等の暗号鍵によってロック
解除を行う事ができるようにした手段を備えたものであ
り、常時継続的に個人認識手段を用い自動個人認識する
方法を用いて監視している間に操作者のID認識に異常
のある場合には運行禁止ロック乃至は警報を発すること
によって、手続業務の1手続毎の責任分掌を明確にする
ことがさらに明確且つ完全にすることが可能となるとい
う作用があり且つ途中での異常運用を未然に防止するこ
とが出来るようになるという作用を有する。
【0046】本発明の請求項19に記載の発明は、請求
項17または18記載の交通機関の操作者判別装置にお
いて、鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機関運行にお
いて運転手や操縦者が運行操作を行う運行操縦装置に非
接触型の読み取り手段による個人判別認識手段を備え
て、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦業務の1
操縦業務毎の開始毎に前記個人判別認識手段を用いて個
人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務毎の終
了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認識手段
を用いて個人認識するとともに監視するようにし、また
途中に於いて他の操作者が操作を引き継いで行う場合
に、その操作経歴と該経歴の操作担当者のIDをレコー
ドする手段を備え、運行操縦の責任分掌を明確に把握可
能にしたものであり、運行操縦装置を操作する場合に、
該操縦業務の開始から終了迄の間において常時継続的に
自動個人認識して監視するようにし、また途中に於いて
他の操作者が操作を引き継いで行う場合にその操作経歴
と該経歴の操作者のIDをレコードし責任分掌を明確に
把握可能になるという作用を有する。
【0047】本発明の請求項20に記載の発明は、請求
項1乃至19のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、操作者判別装置により把握した操作者情
報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速
度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情
報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を収集
する手段を備え、収集された各種データを必要に応じて
選択付加して運行状態に対する操作者の責任分掌と同時
に明確化するようにしたものであり、ID読み取りなど
の方法により把握した操作者情報に対して、時刻情報、
交通機関のエンジン状況など、各種運行関連データを付
加して運行状態に対する操作者の責任分掌も明確化する
ことによって、事故その他の問題発生時の対応策を行う
場合にも迅速に科学的に正確適切に行うことが可能とな
り、原因解析も豊富なデータを基にして確実に行えると
いう作用を有する。
【0048】本発明の請求項21に記載の発明は、請求
項20記載の交通機関の操作者判別装置において、交通
機関の位置、高度の情報のデータ取得手段としてGPS
による位置件手段を用いようにしたものであり、運行デ
ータとしての位置検出にGPSシステムを採用すること
により、交通機関の位置の割り出しが迅速、且つ正確に
行なうことができ、また運行状態に対する操作者の責任
分掌も明確化することによって、事故その他の問題発生
時の対応策を行う場合にも迅速に科学的に正確適切に行
うことが可能となり、原因解析も豊富なデータを基にし
て確実に行えるという作用を有する。
【0049】本発明の請求項22に記載の発明は、請求
項1乃至21のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、航空機等の正副操縦席等の複数の切り替
え操作可能な運行操縦装置を有する交通機関での正副操
縦者交替時に、前記複数の運行操縦装置の切り替えと連
動して操縦者のID読み取り装置の切り替えを行なう切
替手段を備え、切り替え認識を自動的に行い操縦者の特
定が明確になるようにした情報が得られるようにしたも
のであり、交通機関での正副操縦者交替時に操縦装置の
切り替えと連動して操縦者のID読み取りによる操作者
判別認識動作の切り替えを自動的に行い、誰が操縦者で
あったかが明確になるようにした情報が得られるように
することによって、正副操縦士間の会話から推定するよ
うな曖昧な判定とは異なり、厳密な判定が可能になると
いう作用を有する。
【0050】本発明の請求項23に記載の発明は、請求
項1乃至22のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、操縦者の身体的状況の測定、観測を行う
手段と、当該身体的状況データを操作者のID読み取り
データに付加して個人判別認識データとする制御手段と
を備えたものであり、例えば脈拍、呼吸など、運転手や
操縦者の身体的状況の測定、観測を行って当該データを
操作者自動判別認識データに付加して運行状態に対する
操作者の責任分掌データの補強をすることにより、運転
手や操縦者の身体的状況の管理や責任分掌明確化等が可
能になるという作用を有する。
【0051】本発明の請求項24に記載の発明は、請求
項1乃至23のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、操縦者の音声を収集する音声収集手段
と、管制センター等との連絡通信時における音声や運行
中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録し操作者
自動判別認識データに付加する制御手段とを備えたもの
であり、管制センター等との連絡通信装置等における音
声や運行中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録
し操作者自動判別認識データに付加して運行状態に対す
る操作者の責任分掌データの補強することにより、科学
的データの他に運転手操縦者の心理的要素の把握も加え
た状況把握や解析を行うことが出来、総合判断が可能に
なるという作用を有する。
【0052】本発明の請求項25に記載の発明は、請求
項1乃至24のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、超高耐久強度と超高耐熱性とを有するデ
ータレコーダーと、個人判別認識手段によって得られた
個人認識データまたは交通機関の運行情報のうち一定時
間内の最新のものを前記データレコーダーに収録する制
御手段とを備え、万一通信装置が機能しなかった場合に
も運行状態に対する操縦操作者の責任分掌データの保護
が出来るようにしたものであり、交通機関の運行中に得
られた情報データのうち一定時間内の最新のものを事故
時にも破損しない強度と耐熱性をもつように備えたデー
タレコーダーに収録し、万一通信装置が機能しなかった
場合にも運行状態に対する操作者の責任分掌データの保
護が出来るようになり、万一通信装置が機能しなかった
ために管理センターにデータ収集が出来なかった場合に
も、原因解析の時に必要なデータの確保は可能となり解
析を行うことが出来るようになるという作用を有する。
【0053】本発明の請求項26に記載の発明は、請求
項1乃至25のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、操縦者の操作状況を撮像する撮像手段
と、この撮像手段を用いて撮像した画像情報を収集デー
タとして収録して個人認識データに付加する制御手段と
を備え、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対
する補強が出来るようにしたものであり、CCD等を用
いてデジタル撮像した画像情報を収集データとして収録
することにより操作者自動判別認識データに付加して運
行状態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が
出来、また、操作者判別認識データや音声以外に視覚で
把握可能な画像データを得ることが出来るようにするこ
とによって、例えば事故や問題発生時の、運転者の顔、
エンジンや車輪、機体等の状態の画像、等を問題発生時
の情報として入手出来れば、確固たる証拠を捕らえるこ
とも出来るようになり、画期的な情報入手の手段として
生かすことが可能になり、正規の人間でない他の人が正
規の運転手のIDカードを用いて不正オペレートをした
りするという誤魔化しが出来なくなり、ハイジャック犯
人も撮影され証拠として保存されることになってセキュ
リティ機能も向上するという作用を有する。
【0054】本発明の請求項27に記載の発明は、請求
項1乃至26のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、交通機関が航空機である場合に、操縦者
判別認識手段にさらに、航空機の姿勢制御に係わる計器
データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収録
する手段と、この計器データを送信乃至はレコーダーに
収録する制御手段とを備え、前記計器データをデータ送
信し、またはデータ送信するとともにデータレコーダに
収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌データに対
する補強が出来るようにしたものであり、航空機の飛行
姿勢制御に係わる計器データを時刻データとリンクさせ
て継続的にデータ収録をさせ、このデータを管理センタ
ーへ伝送することによって、航空機を実際に離発着させ
たり、その他の運行操縦の際に行うべき操縦操作を実際
に行った場合に当然それに伴って実行されるはずの飛行
姿勢において得られるべきデータと実際に実施した時得
られたデータの差異を照らし合わせて追跡調査を行う事
が可能となり、万一トラブル等発生した時に事故解析に
とって貴重なデータを入手することが可能となるという
作用があり、責任分掌の明確化が可能になるという作用
を有する。
【0055】本発明の請求項28に記載の発明は、請求
項27記載の交通機関の操作者判別装置において、交通
機関が航空機である場合に、空港等への航空機の着陸誘
導用のビーコン誘導に対するズレのデータを時刻データ
とリンクさせて継続的にデータ収録する手段と、このズ
レのデータを送信乃至はレコーダーに収録する制御手段
とを備え、前記ズレのデータをデータ送信し、またはデ
ータ送信するとともにデータレコーダに収録し、運行状
態に対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来
るようにしたものであり、航空機が空港等への離着陸の
際に用いるビーコン誘導に対するズレのデータを時刻デ
ータとリンクさせたデータにより、航空機の運行状態に
対する操作者の責任分掌データに対する補強が出来、ま
た、操縦士がどの程度ビーコン誘導に従ったのかが追跡
調査が可能となるという作用がありまた、実際の視界と
ビーコン誘導の誤差や差異の検証補正をシステム的にフ
ォローする事も可能となるという作用を有する。
【0056】本発明の請求項29に記載の発明は、請求
項1乃至28のいずれかに記載の交通機関の操作者判別
装置において、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い
処理手段による処理データを収録および出力する金銭受
け払い処理データ収録、出力手段とを備えるようにした
ものであり、操縦士が料金等の収受取扱を行う場合にお
いて、当該料金収受に関する料金、釣り銭等の受け払い
データを収録し、通信網による通信機能を経由し管理セ
ンターに於いて機内等における金銭関連についてもデー
タ管理が行えるようにすることによって、運行操縦責任
分掌関連とともにワンマンカーや欧米等において見られ
るワンマンプレーンにおける料金の受け払い管理も管理
センターで管理することが可能になるという作用を有す
る。
【0057】本発明の請求項30に記載の発明は、請求
項29記載の交通機関の操作者判別装置において、金銭
受け払い処理手段と、金銭受け払い処理データ収録、出
力手段は、交通機関内に備えられた携帯端末装置との間
でデータの送受信が可能なように通信機能が備えるよう
にしたものであり、操作者以外の乗組員が料金収受、そ
の他商品販売等の金銭関連収受取扱を行う場合におい
て、当該乗り組み員に所持させた携帯端末装置との間に
おいて機内、船内、車内等で通信を行えるようにした赤
外線通信等の手段による通信機能によって、乗組員が行
なった金銭関連収受取扱処理データを取込みデータ管理
を行なうことによって、操縦士以外の乗り組み員が行う
販売データの管理が操縦士に関する責任分掌管理ととも
に行うことが可能となるという作用を有する。
【0058】本発明の請求項31に記載の発明は、請求
項29または30記載の交通機関の操作者判別装置にお
いて、金銭受け払い処理手段と、金銭受け払い処理デー
タ収録、出力手段は、交通機関の乗組員が料金等の収受
取扱を行う場合において、当該料金収受に関する料金、
釣り銭等の受け払いデータを収録し、通信網による通信
機能を経由し管理センターに於いて交通機関内等におけ
る金銭関連についてもデータ管理が行える様にする手段
を用いたものであり、乗組員が料金収受、その他商品販
売等の金銭関連収受取扱を行う場合において、当該乗組
員が行なった金銭関連収受取扱処理データを取込みさら
にこのデータを管理センターに伝送し、管理センターに
於いて収録し機内等における金銭関連についてもデータ
管理を行なうことによって、操縦者以外の乗り組み員が
行う販売データの管理が操縦者に関する責任分掌管理と
ともに行うことが可能となるという作用を有する。
【0059】本発明の請求項32に記載の発明は、請求
項30記載の交通機関の操作者判別装置において、携帯
端末装置として、赤外線通信等の手段による通信機能を
備え、また乗組員が当該携帯端末装置を用いて金銭関連
収受取扱処理を行なった場合に、当該処理データを集約
するようにしたものであり、操縦者以外の乗組員が料金
収受、その他商品販売等の金銭関連収受取扱を行う場合
において、当該乗り組み員に所持させた携帯端末装置と
の間において機内、船内、車内等で通信を行えるように
した赤外線通信等の手段による通信機能によって、乗組
員が行なった金銭関連収受取扱処理データを取込み集約
することによって、操縦士以外の乗り組み員が行う販売
データの集約および管理が操縦士に関する責任分掌管理
とともに行うことが可能となるという作用を有する。
【0060】本発明の請求項33に記載の発明は、交通
機関の操作者判別装置として、各種交通機関の運行操縦
装置に設けられ、操作者に装着されたIDカードを読み
取るID読み取り手段と、ID読み取り手段により読み
取られたデータに基づいて操作者個人の判別および認識
を行なう個人判別認識手段と、個人判別認識手段による
判別結果を管理する判別データ管理手段と、前記ID読
み取り及び個人判別認識動作を制御する制御手段とを備
えたものであり、運行操縦装置の操作ポジションに居る
操作者が身体に付ける名札等の標識に当該非接触読み取
り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記読み
取り装置によって該IDコードを該運行操縦装置が自動
的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行い、
操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるように
することによって頻繁な操作者の交代等が行われ、且つ
操作者がルーズなような場合においても操作者登録手続
が常時に漏れなく確実に行われるようになるという作用
を有する。また、交通機関の運行操縦装置が主導する形
での操作者管理を行えるようになって、頻繁な操作者の
交代等が行われる場合においても操作者登録手続が漏れ
なく常時確実に行われるようになるという作用を有す
る。
【0061】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態を図面を参照して説明する。図1および図2は本発明
の第1の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を
説明する図である。これらの図のうち、図1は上記第1
の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロッ
ク図、図2は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作
を説明するフロー図である。
【0062】図1において、符号1は操作者判別装置に
電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶
回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための
記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作
者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置の操縦や運行の状況を検
出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させ
る操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10
によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12
はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、このオ
ペレータを特定するデータが記憶されたIDカード、1
3は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設け
られ上記IDカードのデータを読み取るID自動読み取
り装置部である。操作入出力部4にはこの操作者判別装
置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキー
ボード部14と、処理に必要なデータを入力するデータ
キーボード部15と、必要なデータを画像として表示す
るディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する
表示手段としての表示装置部16とを備えている。ま
た、17は上記格納部機能部の動作を制御する制御回路
であり、18は操作者判別のための各種データ処理を行
なうとともに、操作者判別装置全体の動作をコントロー
ルするシステム制御部としてのCPUである。この実施
の形態においては、IDカード12として、非接触読み
取り用のIDカードが用いられる。
【0063】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図2を用いて説明する。この操作者判別
装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ス
テップ(以下、単にステップという)ST21において
電源部1のスイッチがオン動作し、記憶回路部2の記憶
エリアがクリアされる(ステップST22)。次いで、
CPU18から記憶回路部2へ動作プログラムがローデ
ィングされて処理動作準備が行なわれ(ステップST2
3)、ID読み取り装置部13やキーボード部14、1
5などの各入出力部の初期化が行なわれる(ステップS
T24)。次にID自動読み取り装置部13が作動して
非接触でIDカード12を読み取り操作する(ステップ
ST25)と、CPU18はこのIDカード読み取り動
作で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチ
ェックし(ステップST26)、正常でなければ警告表
示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間
鳴動させ(ステップST27)、ステップST25のI
Dカード読み取り動作に戻る。他方、ステップST26
のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読み
取られたデータが正常なIDであると判断された場合
は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示
するとともにIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む
(ステップST28)。
【0064】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST29)。さらに、操
縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST3
0)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
31)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦
運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST3
2)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップ
ST33)。この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST3
4)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信
される(ステップST35)。そしてCPU18は、操
縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終
了したか否かをチェックし(ステップST36)、この
操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦
の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運
行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが
行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力
され(ステップST37)、これによりステップST2
5のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップS
T36のチェック動作により操縦業務が終了した場合
は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ス
テップST38)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST39)、さらに運行管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST40)、一連の動作を終了
する。
【0065】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第2の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手
段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を
伝送することができるようにし、管理センターによって
運行管理、事故情報の収集などができるようにしたこと
を特徴とするものである。図3および図4は本発明の第
2の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明
する図である。これらの図のうち、図3は上記第2の実
施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック
図、図4は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を
説明するフロー図である。
【0066】図3において、符号1は操作者判別装置に
電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶
回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための
記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作
者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、1
2はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶されたIDカード、
13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設
けられ上記IDカードのデータを読み取るID自動読み
取り装置部である。操作入出力部4にはこの操作者判別
装置に各種の動作を行なわせるためのファンクションキ
ーボード部14と、処理に必要なデータを入力するデー
タキーボード部15と、必要なデータを画像として表示
するディスプレーおよび音声で出力するスピーカを有す
る表示装置部16とを備えている。17は上記格納部機
能部の動作を制御する制御回路であり、18は操作者判
別のための各種データ処理を行なうとともに、操作者判
別装置全体の動作をコントロールするシステム制御部と
してのCPUである。また、19は通信ネットワーク、
20は通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行
を管理する管理センター、21は本実施の形態に係る交
通機関の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続
して通信経路を確立する通信制御回路である。この実施
の形態においては、IDカード12として、非接触読み
取り用のIDカードが用いられる。また通信ネットワー
ク19にはインターネット、デジタル公衆回線などの通
信回線が用いられる。
【0067】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図4を用いて説明する。この操作者判別
装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ス
テップST41において電源部1のスイッチがオン動作
し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステッ
プST42)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ
動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行
なわれ(ステップST43)、ID読み取り装置部13
やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が
行なわれる(ステップST44)。次にID自動読み取
り装置部13が作動して非接触でIDカード12を読み
取り操作する(ステップST45)と、CPU18はこ
のIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常
なIDであるか否かをチェックし(ステップST4
6)、正常でなければ警告表示として表示装置部16の
スピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST4
7)、ステップST45のIDカード読み取り動作に戻
る。他方、ステップST46のチェック処理においてI
Dカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なI
Dであると判断された場合は、IDコードを表示装置部
16のディスプレーに表示するとともにIDを記憶回路
部2のメモリへ書き込む(ステップST48)。
【0068】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST49)。さらに、操
縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST5
0)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
51)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦
運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST5
2)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップ
ST53)。この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST5
4)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信
される(ステップST55)。そしてCPU18は、操
縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終
了したか否かをチェックし(ステップST56)、この
操縦 業務が終了していなければ、オペレータの運行操
縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の
運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げ
が行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入
力され(ステップST57)、これによりステップST
45のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップ
ST56のチェック動作により操縦業務が終了した場合
は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ス
テップST58)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST59)、さらに運行管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST60)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があ
ればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出
し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管
理センター20へデータ伝送する。
【0069】(実施の形態3)以下、本発明の第3の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第3の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手
段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を
伝送することができる構成において、非接触型のID読
み取り手段として非接触読み取り方式のICカードによ
るID読み取り手段を用いた個人認識手段を用いたこと
を特徴とするものである。図5および図6は本発明の第
3の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明
する図である。これらの図のうち、図5は上記第3の実
施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック
図、図6は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を
説明するフロー図である。
【0070】図5において、符号1は操作者判別装置に
電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶
回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための
記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作
者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、2
2はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のICカードによるIDカード、23は操縦運転
装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接
触読み取り方式のICカードによるIDカード22のデ
ータを読み取る非接触読み取り方式のICカードによる
ID自動読み取り装置部である。操作入出力部4にはこ
の操作者判別装置に各種の動作を行なわせるためのファ
ンクションキーボード部14と、処理に必要なデータを
入力するデータキーボード部15と、必要なデータを画
像として表示するディスプレーおよび音声で出力するス
ピーカを有する表示装置部16とを備えている。17は
上記格納部機能部の動作を制御する制御回路であり、1
8は操作者判別のための各種データ処理を行なうととも
に、操作者判別装置全体の動作をコントロールするシス
テム制御部としてのCPUである。また、19は通信ネ
ットワーク、20は通信ネットワーク19に接続され交
通機関の運行を管理する管理センター、21は本実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置を通信ネットワー
ク19に接続して通信経路を確立する通信制御回路であ
る。また通信ネットワーク19にはインターネット、デ
ジタル公衆回線などの通信回線が用いられる。また、こ
の実施の形態におけるIDカード22およびID自動読
み取り装置部23としては、例えばRFID方式の非接
触読み取り型のICカードと読取装置を用いることがで
きる。
【0071】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図6を用いて説明する。この操作者判別
装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ス
テップST61において電源部1のスイッチがオン動作
し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステッ
プST62)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ
動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行
なわれ(ステップST63)、ID読み取り装置部23
やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が
行なわれる(ステップST64)。次にID自動読み取
り装置部23が作動して非接触読み取り方式のICカー
ドによるIDカード22を非接触により読み取り操作す
る(ステップST65)と、CPU18はこのIDカー
ド読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであ
るか否かをチェックし(ステップST66)、正常でな
ければ警告表示として表示装置部16のスピーカからブ
ザーを2秒間鳴動させ(ステップST67)、ステップ
ST65のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステ
ップST66のチェック処理においてIDカード読み取
り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断
された場合は、IDコードを表示装置部16のディスプ
レーに表示するとともにIDを記憶回路部2のメモリへ
書き込む(ステップST68)。
【0072】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST69)。さらに、操
縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST7
0)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
71)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦
運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST7
2)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップ
ST73)。この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST7
4)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信
される(ステップST75)。そしてCPU18は、操
縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終
了したか否かをチェックし(ステップST76)、この
操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦
の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運
行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが
行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力
され(ステップST77)、これによりステップST6
5のIDカード読み取り動作に戻る。他方、ステップS
T76のチェック動作により操縦業務が終了した場合
は、オペレータによる操縦業務終了操作が行なわれ(ス
テップST78)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST79)、さらに運行管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST80)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
20から通信ネットワークを通して情報の送付指令があ
ればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出
し、通信制御回路21から通信ネットワークを通して管
理センター20へデータ伝送する。
【0073】(実施の形態4)以下、本発明の第4の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第4の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手
段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を
伝送することができる構成において、非接触型のID読
み取り手段として非接触読み取り方式のICカードによ
るID読み取り手段を用い、これに非接触読み取り方式
のICカードの読み取り制御を行なうために、ICカー
ドを読み取ることの可能な距離の感度範囲を制御するI
Cカード読み取り出力制御部とを備えた個人認識手段を
用い、上記読み取り距離感度範囲制御手段により読み取
りを限定可能な最小距離範囲に制御するようにしたこと
を特徴とするものである。図7および図8は本発明の第
4の実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明
する図である。これらの図のうち、図7は上記第4の実
施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック
図、図8は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を
説明するフロー図である。
【0074】図7において、符号1は操作者判別装置に
電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記憶
回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうための
記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操作
者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、2
2はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のICカードによるIDカード、23は操縦運転
装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接
触読み取り方式のICカードによるIDカード22のデ
ータを読み取る非接触読み取り方式のICカードによる
ID自動読み取り装置部、24はID自動読み取り装置
部23に接続され、或いは備え付けられ、ICカードを
読み取ることの可能な距離の感度範囲を制御する読み取
り距離感度範囲制御機能部である。
【0075】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0076】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図8を用いて説明する。この操作者判別
装置において、操作者判別動作が開始されると、処理ス
テップST81において電源部1のスイッチがオン動作
し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ステッ
プST82)。次いで、CPU18から記憶回路部2へ
動作プログラムがローディングされて処理動作準備が行
なわれ(ステップST83)、ID読み取り装置部23
やキーボード部14、15などの各入出力部の初期化が
行なわれる(ステップST84)。次に、読み取り距離
感度範囲制御機能部24により、図7中符号25で示す
ような非接触読み取り方式のICカード読み取り距離感
度範囲の制御及び調整が行なわれ(ステップST85)
る。
【0077】このICカード読み取り距離感度範囲の制
御及び調整動作は、基本的には読み取り距離感度範囲制
御機能部24が、ID自動読み取り装置部23の読み取
りをICカードの読み取りのみに限定し、且つ読み取り
可能な最小距離範囲にICカード読み取り出力を設定す
ることにより実行される。また別の態様として、図9に
示すように、読み取り距離感度範囲制御機能部24が、
ID自動読み取り装置部23の読み取りをICカードの
読み取りのみに限定するのは上記の場合と同様である
が、読み取りの初期段階では読み取り距離の感度範囲を
広範囲に設定し、その後次第に感度範囲を絞り込み或い
は狭めて行く方法もある。すなわち、図9に示すよう
に、初期段階では読み取り可能な感度範囲をID自動読
み取り装置部23が配置された位置からかなり遠方まで
の距離範囲にICカード読み取り出力を設定しておく。
そしてそのような遠方には読み取るべきICカードが感
知できないときは感度範囲絞り込み段階1の動作で読み
取り可能な感度範囲が1段階小さくなるようにICカー
ド読み取り出力を設定する。この段階ではICカード2
2が感知され、この段階ではオペレータ8のうち後方位
置に着座しているオペレータ8bのICカード22(こ
れをBとする)の読み取りが行なわれる。
【0078】読み取り方向感度範囲制御機能部24はそ
の後、さらに感度範囲絞り込み段階2の動作により読み
取り可能な感度範囲が2段階小さくなるようにICカー
ド読み取り出力を設定する。この段階ではICカード2
2が感知されないから、さらに感度範囲絞り込み段階3
の動作により読み取り可能な感度範囲が3段階小さくな
るようにICカード読み取り出力を設定する。この段階
ではICカード22が感知されないから、さらに感度範
囲絞り込み段階4の動作により読み取り可能な感度範囲
が4段階小さくなるようにICカード読み取り出力を設
定する。この段階ではICカード22が感知され、この
段階ではオペレータ8のうち前方位置に着座しているオ
ペレータ8aのICカード22(これをAとする)の読
み取りが行なわれる。そして、交通機関のオペレータ8
としては、ID自動読み取り装置部23から見てより近
い位置に着座しているオペレータが真のオペレータであ
ることが予め読み取り距離感度範囲制御機能部24に認
識させてあるので、読み取りを行なったICカードAと
BのうちAの方をID自動読み取り装置部23の読み取
りデータとするのである。このようなICカード読み取
り距離感度範囲の制御及び調整動作を行なうことによ
り、オペレータ8の着座位置が正規の位置から多少ずれ
ていたりしてもICカードの読み取りを正しく行なうこ
とができる。次に、ID自動読み取り装置部23が作動
して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード
22を非接触により読み取り操作する(ステップST8
6)と、CPU18はこのIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST87)、正常でなければ警告表示とし
て表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動さ
せ(ステップST88)、ステップST85のIDカー
ド読み取り距離感度範囲の制御調整動作に戻る。他方、
ステップST87のチェック処理においてIDカード読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると
判断された場合は、IDコードを表示装置部16のディ
スプレーに表示するとともにIDを記憶回路部2のメモ
リへ書き込む(ステップST89)。
【0079】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST90)。さらに、操
縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST9
1)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
92)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦
運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST9
3)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップ
ST94)。この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST9
5)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信
される(ステップST96)。そしてCPU18は、操
縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業務が終
了したか否かをチェックし(ステップST97)、この
操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操縦
の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運
行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが
行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入力
され(ステップST98)、これによりステップST8
5のIDカード読み取り距離感度範囲の制御調整動作に
戻る。他方、ステップST96のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST99)、これに基づい
てCPU18はそのオペレータについての運転日報を作
成し且つ登録し(ステップST100)、さらに運行管
理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST1
01)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を
行なった後に管理センター20から通信ネットワークを
通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部
2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通
信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送
する。
【0080】(実施の形態5)以下、本発明の第5の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第5の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手
段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を
伝送することができる構成において、非接触型のID読
み取り手段として非接触読み取り方式のICカードによ
るID読み取り手段を用い、これに非接触読み取り方式
のICカードの読み取り制御を行なうために、ICカー
ドを読み取ることの可能な方向(角度)の感度範囲を制
御するICカード読み取り出力制御部とを備えた個人認
識手段を用い、上記読み取り方向感度範囲制御手段によ
り読み取りを限定可能な最小角度範囲に制御するように
したことを特徴とするものである。図10および図11
は本発明の第5の実施の形態に係る交通機関の操作者判
別装置を説明する図である。これらの図のうち、図10
は上記第5の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を
示すブロック図、図11は本実施の形態の操作者判別装
置の処理動作を説明するフロー図である。
【0081】図10において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、2
2はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のICカードによるIDカード、23は操縦運転
装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上記非接
触読み取り方式のICカードによるIDカード22のデ
ータを読み取る非接触読み取り方式のICカードによる
ID自動読み取り装置部、27はID自動読み取り装置
部23に接続され、或いは備え付けられ、ICカードを
読み取ることの可能な方向の感度範囲を制御する読み取
り方向感度範囲制御機能部である。
【0082】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0083】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図11を用いて説明する。この操作者判
別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理
ステップST105において電源部1のスイッチがオン
動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ス
テップST106)。次いで、CPU18から記憶回路
部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準
備が行なわれ(ステップST107)、ID読み取り装
置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の
初期化が行なわれる(ステップST108)。次に、読
み取り方向感度範囲制御機能部27により図10中符号
25で示すような非接触読み取り方式のICカード読み
取り方向感度範囲の制御及び調整が行なわれる(ステッ
プST109)。
【0084】このICカード読み取り方向感度範囲の制
御及び調整動作は、基本的には読み取り方向感度範囲制
御機能部27が、ID自動読み取り装置部23の読み取
りをICカードの読み取りのみに限定し、且つ読み取り
可能な最小角度範囲にICカード読み取り出力を設定す
ることにより実行される。また別の態様として、図12
に示すように、読み取り方向感度範囲制御機能部27
が、ID自動読み取り装置部23の読み取りをICカー
ドの読み取りのみに限定するのは上記の場合と同様であ
るが、読み取りの初期段階では読み取り方向(ここでは
「視野角度」という)の感度範囲を広範囲に設定し、そ
の後次第に感度範囲を絞り込み或いは狭めて行く方法も
ある。すなわち、図12に示すように、初期段階では読
み取り可能な感度範囲をID自動読み取り装置部23が
配置された位置からかなり広角の視野角度範囲にICカ
ード読み取り出力を設定しておく。そしてそのような広
角の野角度範囲にICカード読み取り出力を設定してお
けば複数のオペレータ8a、8bについてのICカード
A,Bが読み取られてしまうので、感度範囲絞り込み段
階1の動作で読み取り可能な感度範囲が1段階小さくな
るようにICカード読み取り出力を設定する。この感度
範囲絞り込みは、ID自動読み取り装置部23からみた
視線(視野角度の中心線)を基準と定め、この視線を一
定に保った状態で最大視野角度(初期段階の視野角度)
から最小視野角度まで、数段階にわたって視野角度を絞
ることにより行なわれる。
【0085】この感度範囲絞り込み段階1では、まだ複
数のオペレータ8a、8bについてのICカードA,B
が読み取られてしまうので、次に感度範囲絞り込み段階
2の動作で読み取り可能な感度範囲が2段階小さくなる
ようにICカード読み取り出力を設定する。この感度範
囲絞り込み段階2では、複数のオペレータ8a、8bに
ついてのICカードA,BのうちICカードAについて
は全てのデータが読み取られるのに対して、ICカード
Bについては一部のデータが読み取られる状態であるか
ら、次に感度範囲絞り込み段階3の動作で読み取り可能
な感度範囲が3段階小さくなるようにICカード読み取
り出力を設定する。この感度範囲絞り込み段階3では、
複数のオペレータ8a、8bについてのICカードA,
BのうちICカードAについては全てのデータが読み取
られるのに対して、ICカードBについてはデータが全
く読み取られない状態である。そして、交通機関のオペ
レータ8としては、ID自動読み取り装置部23から見
て、このID自動読み取り装置部23の視線の位置によ
り近い位置で読み取られるICカード22を有するオペ
レータが真のオペレータであることが予め読み取り方向
感度範囲制御機能部27に認識させてあるので、読み取
りを行なったICカードAとBのうちAの方をID自動
読み取り装置部23の読み取りデータとするのである。
このようなICカード読み取り方向感度範囲の制御及び
調整動作を行なうことにより、オペレータ8の着座位置
が正規の位置から多少ずれていたりしてもICカードの
読み取りを正しく行なうことができる。
【0086】次に、ID自動読み取り装置部23が作動
して非接触読み取り方式のICカードによるIDカード
22を非接触により読み取り操作する(ステップST1
10)と CPU18はこのIDカード読み取り動作
で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェ
ックし(ステップST111)、正常でなければ警告表
示として表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間
鳴動させ(ステップST112)、ステップST109
のIDカード読み取り方向感度範囲の制御調整動作に戻
る。他方、ステップST111のチェック処理において
IDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常な
IDであると判断された場合は、IDコードを表示装置
部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエ
ントリ処理によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込
む(ステップST113)。
【0087】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST114)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST11
5)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
116)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
117)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST118)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T119)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST120)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST12
1)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST122)、これによりス
テップST109のIDカード読み取り方向感度範囲の
制御調整動作に戻る。他方、ステップST116のチェ
ック動作により操縦業務が終了した場合は、オペレータ
による操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST12
3)、これに基づいてCPU18はそのオペレータにつ
いての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST12
4)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行な
い(ステップST125)、一連の動作を終了する。な
お、この処理動作を行なった後に管理センター20から
通信ネットワークを通して情報の送付指令があればCP
U18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通信
制御回路21から通信ネットワークを通して管理センタ
ー20へデータ伝送する。
【0088】(実施の形態6)以下、本発明の第6の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第6の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手
段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を
伝送することができる構成において、非接触型のID読
み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを
自動的に読み取り認識した後、この操作者のIDを表示
手段に表示し、該当する操作者からの入力指示により登
録するようにしたことを特徴とするものであり、この実
施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の構成につい
ては上記第1乃至第5の実施の形態における構成のうち
何れの構成も適用可能である。図13は本発明の第6の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作
を説明するフロー図である。
【0089】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図13を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST131において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST132)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST133)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST134)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のICカードによるIDカード22を非接触に
より読み取り操作する(ステップST135)とCPU
18はこのIDカ読み取り動作で読み取られたデータが
正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST1
36)、正常でなければ警告表示として表示装置部16
のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST1
37)、ステップST135のIDカード自動読み取り
動作に戻る。他方、ステップST136のチェック処理
においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータ
が常なIDであると判断された場合は、IDコードを表
示装置部16のディスプレーのIDコード画面に読み取
ったIDコードを複数表示し(ステップST138)、
次いでこの複数のIDコードにオペレータ8のIDが含
まれているか否かをチェックする(ステップST13
9)。そして、このチェック処理においてオペレータ8
のIDが含まれていない場合はクリアキー操作(ステッ
プST140)により表示IDがクリア処理されステッ
プST135の自動ID読み取り動作へ戻る。他方、ス
テップST139のチェック処理においてオペレータ8
のIDが含まれている場合はID選択キー操作(ステッ
プST141)により1つのIDが選択処理され、ID
メモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリ
へ書き込む(ステップST142)。
【0090】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST143)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST14
4)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
145)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
146)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST147)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T148)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST149)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST15
0)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST151)、これによりス
テップST135のIDカード自動読み取り動作に戻
る。他方、ステップST150のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST152)、これに基づ
いてCPU18はそのオペレータについての運転日報を
作成し且つ登録し(ステップST153)、さらに運行
管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST
154)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作
を行なった後に管理センター20から通信ネットワーク
を通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路
部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から
通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝
送する。
【0091】(実施の形態7)以下、本発明の第7の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第7の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、各種の通信手
段を備えて管理センターに交通機関運営上の各種情報を
伝送することができる構成において、非接触型のID読
み取り手段による個人認識手段を用い、操作者のIDを
自動的に読み取り認識した後、この操作者のIDを表示
手段に表示し、該当する操作者によるIDカードのID
カード自動読み取り装置部23への近接操作により該当
するIDカードを読み取りこの読み取りデータをIDメ
モリエントリ動作により登録するようにしたことを特徴
とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の操
作者判別装置の構成については上記第1乃至第5の実施
の形態における構成のうち何れの構成も適用可能であ
る。図14は本発明の第6の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図であ
る。
【0092】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図14を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST161において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST162)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST163)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST164)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のICカードによるIDカード22を非接触に
より読み取り操作する(ステップST165)とCPU
18はこのIDカ読み取り動作で読み取られたデータが
正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST1
66)、正常でなければ警告表示として表示装置部16
のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST1
67)、ステップST165のIDカード自動読み取り
動作に戻る。他方、ステップST166のチェック処理
においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータ
が常なIDであると判断された場合は、IDコードを表
示装置部16のディスプレーのIDコード画面に読み取
ったIDコードを複数表示し(ステップST168)、
次いでこの複数のIDコードにオペレータ8のIDが含
まれているか否かをチェックする(ステップST16
9)。そして、このチェック処理においてオペレータ8
のIDが含まれていない場合はクリアキー操作(ステッ
プST170)により表示IDがクリア処理されステッ
プST165の自動ID読み取り動作へ戻る。他方、ス
テップST169のチェック処理においてオペレータ8
のIDが含まれている場合は操作者の動作によりIDカ
ードがID自動読み取り装置部23へ近接されることに
より(ステップST171)、再度ID自動読み取り装
置部23が作動して非接触読み取り方式のICカードに
よるIDカード22を非接触により読み取り操作する
(ステップST172)。この読み取り動作によりID
が選択処理され、IDメモリエントリ動作によりIDを
記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST17
3)。
【0093】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST174)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST17
5)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
176)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
177)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST178)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T179)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST180)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST18
1)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST182)、これによりス
テップST165のIDカード自動読み取り動作に戻
る。他方、ステップST181のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST183)、これに基づ
いてCPU18はそのオペレータについての運転日報を
作成し且つ登録し(ステップST184)、さらに運行
管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST
185)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作
を行なった後に管理センター20から通信ネットワーク
を通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路
部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から
通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝
送する。
【0094】(実施の形態8)以下、本発明の第8の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第8の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のI
D読み取り手段としてマーキングコード読み取り手段を
用い、操作者が身体に付ける名札等にマーキングコード
を施したIDカードを使って個人認識を行なうようにし
たことを特徴とするものである。図15および図16は
本発明の第8の実施の形態に係る交通機関の操作者判別
装置を説明する図である。これらの図のうち、図15は
上記第8の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示
すブロック図、図16は本実施の形態の操作者判別装置
の処理動作を説明するフロー図である。
【0095】図15において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、3
5はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のマーキングコードによるIDカード、36は操
縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設けられ上
記非接触読み取り方式のマーキングコードによるIDカ
ード35のデータを読み取る非接触読み取り方式のマー
キングコードによるID自動読み取り装置部である。
【0096】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0097】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図16を用いて説明する。この操作者判
別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理
ステップST191において電源部1のスイッチがオン
動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ス
テップST192)。次いで、CPU18から記憶回路
部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準
備が行なわれ(ステップST193)、ID読み取り装
置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の
初期化が行なわれる(ステップST194)。次に、I
D自動読み取り装置部36が作動して非接触読み取り方
式のマーキングコードによるIDカード35を非接触に
より読み取り操作する(ステップST195)とCPU
18はこのIDカード読み取り動作で読み取られたデー
タが正常なIDであるか否かをチェックし(ステップS
T196)、正常でなければ警告表示とし表示装置部1
6のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップS
T197)、ステップST195のIDカード自動読み
取り動作に戻る。他方、ステップST196のチェック
処理においてIDカード読み取り動作で読み取られたデ
ータが正常なIDであると判断された場合は、IDコー
ドを表示装置部16のディスプレーに表示するとともに
IDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメ
モリへ書き込む(ステップST198)。
【0098】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST199)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST20
0)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
201)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
202)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST203)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T204)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST205)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST20
6)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST207)、これによりス
テップST195のIDカード自動読み取り動作に戻
る。他方、ステップST206のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST208)、これに基づ
いてCPU18はそのオペレータについての運転日報を
作成し且つ登録し(ステップST209)、さらに運行
管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST
210)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作
を行なった後に管理センター20から通信ネットワーク
を通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路
部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から
通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝
送する。
【0099】(実施の形態9)以下、本発明の第9の実
施の形態を図面を参照して説明する。この第9の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触型のI
D読み取り手段としてステルスマーキングコード読み取
り手段を用い、操作者が身体に付ける名札等にステルス
マーキングコードを施したIDカードを使って個人認識
を行なうようにしたことを特徴とするものである。図1
7および図18は本発明の第9の実施の形態に係る交通
機関の操作者判別装置を説明する図である。これらの図
のうち、図17は上記第9の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図であり、また図18は本
実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明するフロ
ー図である。
【0100】図17において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、3
7はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のステルスマーキングコードによるIDカード、
38は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置に設
けられ上記非接触読み取り方式のステルスマーキングコ
ードによるIDカード37のデータを読み取る非接触読
み取り方式のステルスマーキングコードによるID自動
読み取り装置部である。
【0101】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0102】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図18を用いて説明する。この操作者判
別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理
ステップST211において電源部1のスイッチがオン
動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ス
テップST212)。次いで、CPU18から記憶回路
部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準
備が行なわれ(ステップST213)、ID読み取り装
置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の
初期化が行なわれる(ステップST214)。次に、I
D自動読み取り装置部38が作動して非接触読み取り方
式のステルスマーキングコードによるIDカード37を
非接触により読み取り操作する(ステップST215)
とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであるか否かをチェックし(ス
テップST216)、正常でなければ警告表示とし表示
装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ス
テップST217)、ステップST215のIDカード
自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST216の
チェック処理においてIDカード読み取り動作で読み取
られたデータが正常なIDであると判断された場合は、
IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示する
とともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶回路
部2のメモリへ書き込む(ステップST218)。
【0103】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST219)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST22
0)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
221)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
222)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST223)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T224)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST225)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST22
6)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST227)、これによりス
テップST215のIDカード自動読み取り動作に戻
る。他方、ステップST226のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST228)、これに基づ
いてCPU18はそのオペレータについての運転日報を
作成し且つ登録し(ステップST229)、さらに運行
管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST
230)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作
を行なった後に管理センター20から通信ネットワーク
を通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路
部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から
通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝
送する。
【0104】(実施の形態10)以下、本発明の第10
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第10の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段としてホログラムマーキングコー
ド読み取り手段を用い、操作者が身体に付ける名札等に
ホログラムマーキングコードを施したIDカードを使っ
て個人認識を行なうようにしたことを特徴とするもので
ある。図19および図20は本発明の第10の 実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図であ
る。これらの図のうち、図19は上記第10の実施の形
態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、図2
0は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説明す
るフロー図である。
【0105】図19において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、3
9はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のホログラムマーキングコードによるIDカー
ド、40は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置
に設けられ上記非接触読み取り方式のホログラムマーキ
ングコードによるIDカード39のデータを読み取る非
接触読み取り方式のホログラ ムマーキングコードによ
るID自動読み取り装置部である。
【0106】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0107】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図20を用いて説明する。この操作者判
別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理
ステップST231において電源部1のスイッチがオン
動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ス
テップST232)。次いで、CPU18から記憶回路
部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準
備が行なわれ(ステップST233)、ID読み取り装
置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の
初期化が行なわれる(ステップST234)。次に、I
D自動読み取り装置部40が作動して非接触読み取り方
式のホログラムマーキングコードによるIDカード39
を非接触により読み取り操作する(ステップST23
5)とCPU18はこのIDカード読み取り動作で読み
取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし
(ステップST236)、正常でなければ警告表示とし
表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ
(ステップST237)、ステップST235のIDカ
ード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST23
6のチェック処理においてIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであると判断された場合
は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに表示
するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを記憶
回路部2のメモリへ書き込む(ステップST238)。
【0108】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST239)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST24
0)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
241)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
242)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST243)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T244)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST245)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST24
6)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST247)、これによりス
テップST235のIDカード自動読み取り動作に戻
る。他方、ステップST246のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST248)、これに基づ
いてCPU18はそのオペレータについての運転日報を
作成し且つ登録し(ステップST249)、さらに運行
管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST
230)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作
を行なった後に管理センター20から通信ネットワーク
を通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路
部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から
通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝
送する。
【0109】(実施の形態11)以下、本発明の第11
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第11の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段に加えて、人体の個人的特徴を判
別し認識する読み取り手段を設け、操作者が身体に付け
るIDカードの読み取りデータと上記人体的特徴データ
を使って個人認識を行なうようにしたことを特徴とする
ものである。図21および図22は本発明の第11の実
施の形態に係る交通機関の操作者判別装置を説明する図
である。これらの図のうち、図21は上記第11の実施
の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図、
図22は本実施の形態の操作者判別装置の処理動作を説
明するフロー図である。
【0110】図21において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9はオ
ペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を
検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動さ
せる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵1
0によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、1
2はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、この
オペレータを特定するデータが記憶された非接触読み取
り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレー
タと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式の
IDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方式
のID自動読み取り装置部である。また41は人体の個
人的特徴を判別し認識するための読み取り手段としての
補助ID自動判別読み取り装置部である。
【0111】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0112】かかる構成を有する操作者判別装置の動作
について、以下図22を用いて説明する。この操作者判
別装置において、操作者判別動作が開始されると、処理
ステップST251において電源部1のスイッチがオン
動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる(ス
テップST252)。次いで、CPU18から記憶回路
部2へ動作プログラムがローディングされて処理動作準
備が行なわれ(ステップST253)、ID読み取り装
置部23やキーボード部14、15などの各入出力部の
初期化が行なわれる(ステップST254)。次に、I
D自動読み取り装置部13が作動して非接触読み取り方
式のIDカード12を非接触により読み取り操作し(ス
テップST255)、さらに補助ID自動判別読み取り
装置部41により例えば網膜模様、声紋、指紋、人相、
手相等の操作者の身体的特徴を判別し、且つ認識する
(ステップST256)。次いでCPU18はこのID
カード読み取り動作および身体的特徴の判別、認識動作
で読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェ
ックし(ステップST257)正常でなければ警告表示
とし表示装置部16のスピーカからブザーを2秒間鳴動
させ(ステップST258)、ステップST255のI
Dカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST
257のチェック処理においてIDカード読み取り動作
で読み取られたデータが正常なIDであると判断された
場合は、IDコードを表示装置部16のディスプレーに
表示するとともにIDメモリエントリ動作によりIDを
記憶回路部2のメモリへ書き込む(ステップST25
9)。
【0113】その後、オペレータの側では、操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST260)。さらに、
操縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST26
1)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
262)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
263)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST264)。この間、操作者判別装置の側ではシ
ステム制御部としてのCPU18のコントロール下にお
いて、操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップS
T265)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録
(格納)され、また上記検出データが通信制御回路21
から通信ネットワーク19を通して管理センター20へ
送信される(ステップST266)。そしてCPU18
は、操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST26
7)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST268)、これによりス
テップST255のIDカード自動読み取り動作に戻
る。他方、ステップST267のチェック動作により操
縦業務が終了した場合は、オペレータによる操縦業務終
了操作が行なわれ(ステップST269)、これに基づ
いてCPU18はそのオペレータについての運転日報を
作成し且つ登録し(ステップST270)、さらに運行
管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST
271)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作
を行なった後に管理センター20から通信ネットワーク
を通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路
部2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から
通信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝
送する。
【0114】(実施の形態12)以下、本発明の第12
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第12の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作
者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操
作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するよう
にしたことを特徴とするものであり、この実施の形態に
係る交通機関の操作者判別装置の構成については上記第
1乃至第11の実施の形態における構成のうち何れの構
成も適用可能である。図23は本発明の第12の実施の
形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を説明
するフロー図である。
【0115】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図23を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST276において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST277)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST278)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST279)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
する(ステップST280)とCPU18はこのIDカ
ード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDで
あるか否かをチェックし(ステップST281)、正常
でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから
ブザーを2秒間鳴動させ(ステップST282)、ステ
ップST280のIDカード自動読み取り動作に戻る。
他方、ステップST281のチェック処理においてID
カード読み取り動作で読み取られたデータが正常なID
であると判断された場合は、IDコードを表示装置部1
6のディスプレーに表示するとともにIDメモリエント
リ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む
(ステップST283)。
【0116】次にCPU18は1日の運行業務が終了し
たか否かをチェックし(ステップST284)、1日の
運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステ
ップST285)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST286)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST287)、一連の動作を
終了する。
【0117】他方、ステップST284のチェック処理
において、1日の運行業務が終了していない場合は、次
に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステッ
プST288)、操作者の交替である場合はステップS
T280の処理に戻る。他方、操作者の交替でない場合
は、業務開始操作が行なわれ(ステップST289)、
次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
し(ステップST290)、読み取られたIDコードを
表示装置部16のディスプレーに表示するとともにID
メモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリ
へ書き込む(ステップST291)。次いでCPU18
は、ステップST290のIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST292)、正常でなければ警告表示と
して表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動さ
せ(ステップST293)、ステップST280のID
カード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST2
92のチェック処理においてステップST290におけ
るIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常
なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作
にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作
させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップ
ST294)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作
され(ステップST295)、次いで操縦運転業務が実
施される(ステップST296)。操縦運転業務が所定
の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を
動作させ(ステップST297)、操縦運転装置鍵10
を自動ロックする(ステップST298)。
【0118】この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST29
9)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信
される(ステップST300)。そしてCPU18は、
操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、一操縦業務
が終了したか否かをチェックし(ステップST30
1)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST302)、これによりス
テップST289の業務開始操作に戻る。他方、ステッ
プST301のチェック動作により操縦業務が終了した
場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操
作が行なわれ(ステップST28 5)、これに基づい
てCPU18はそのオペレータについての運転日報を作
成し且つ登録し(ステップST286)、さらに運行管
理処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST2
87)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を
行なった後に管理センター20から通信ネットワークを
通して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部
2から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通
信ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送
する。
【0119】(実施の形態13)以下、本発明の第13
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第13の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作
者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操
作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するのに
加え、さらに当該手続業務の1操縦業務終了毎において
も個人認識するようにしたことを特徴とするものであ
り、この実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の
構成については上記第1乃至第12の実施の形態におけ
る構成のうち何れの構成も適用可能である。図24は本
発明の第13の実施の形態に係る交通機関の操作者判別
装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0120】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図24を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST311において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST312)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST313)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST314)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
する(ステップST315)とCPU18はこのIDカ
ード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDで
あるか否かをチェックし(ステップST316)、正常
でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから
ブザーを2秒間鳴動させ(ステップST317)、ステ
ップST315のIDカード自動読み取り動作に戻る。
他方、ステップST316のチェック処理においてID
カード読み取り動作で読み取られたデータが正常なID
であると判断された場合は、IDコードを表示装置部1
6のディスプレーに表示するとともにIDメモリエント
リ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む
(ステップST318)。
【0121】次にCPU18は1日の運行業務が終了し
たか否かをチェックし(ステップST319)、1日の
運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステ
ップST320)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST321)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST322)、一連の動作を
終了する。
【0122】他方、ステップST319のチェック処理
において、1日の運行業務が終了していない場合は、次
に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステッ
プST323)、操作者の交替である場合はステップS
T315の処理に戻る。他方、操作者の交替でない場合
は、業務開始操作が行なわれ(ステップST324)、
次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
し(ステップST325)、読み取られたIDコードを
表示装置部16のディスプレーに表示するとともにID
メモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリ
へ書き込む(ステップST326)。次いでCPU18
は、ステップST325のIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST327)、正常でなければ警告表示と
して表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動さ
せ(ステップST328)、ステップST315のID
カード自動読み取り動作に戻る。他方ステップST32
7のチェック処理においてステップST325における
IDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常な
IDであると判断された場合は、オペレータ側の操作に
したがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作さ
せて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップS
T329)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作さ
れ(ステップST330)、次いで操縦運転業務が実施
される(ステップST331)。操縦運転業務が所定の
時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を動
作させ(ステップST332)、操縦運転装置鍵10を
自動ロックする(ステップST333)。
【0123】この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST33
4)、検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へ送信
される(ステップST335)。そしてCPU18は、
操縦運転装置鍵10が自動ロックされると、ID自動読
み取り装置部23を作動させて非接触読み取り方式のI
Dカード12を非接触により読み取り操作させ(ステッ
プST336)、さらにこのIDカード読み取り動作で
読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェッ
クし(ステップST337)、正常でなければ警告表示
として表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動
させ(ステップST338)、ステップST315のI
Dカード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST
337のチェック処理においてIDカード読み取り動作
で読み取られたデータが正常なIDであると判断された
場合は、次に一操縦業務が終了したか否かをチェックし
(ステップST339)、この操縦業務が終了していな
ければ、オペレータの運行操縦の交替が行なわれるかま
たはオペレータによる自己の運行操縦を継続させるため
の操縦再開ボタンの押し下げが行なわれ、それに基づく
指令が操作入出力部4から入力され(ステップST34
0)、これによりステップST324の業務開始操作に
戻る。他方、ステップST339のチェック動作により
操縦業務が終了した場合は、先に説明したオペレータに
よる操縦業務終了操作が行なわれ(ステップST32
0)、これに基づいてCPU18はそのオペレータにつ
いての運転日報を作成し且つ登録し(ステップST32
1)、さらに運行管理処理動作を終了させる処理を行な
い(ステップST322)、一連の動作を終了する。な
お、この処理動作を行なった後に管理 センター20か
ら通信ネットワークを通して情報の送付指令があればC
PU18は記憶回路部2から必要な情報を読み出し、通
信制御回路21から通信ネットワークを通して管理セン
ター20へデータ伝送する。
【0124】(実施の形態14)以下、本発明の第14
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第14の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作
者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操
作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するのに
加え、操縦業務の途中においても常時継続的に個人認識
手段を用いて個人認識するようにしたことを特徴とする
ものであり、この実施の形態に係る交通機関の操作者判
別装置の構成については上記第1乃至第12の実施の形
態における構成のうち何れの構成も適用可能である。図
25は本発明の第14の実施の形態に係る交通機関の操
作者判別装置の処理動作を説明するフロー図である。
【0125】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図25を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST341において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST342)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST343)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST344)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
する(ステップST345)とCPU18はこのIDカ
ード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDで
あるか否かをチェックし(ステップST346)、正常
でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから
ブザーを2秒間鳴動させ(ステップST347)、ステ
ップST345のIDカード自動読み取り動作に戻る。
他方、ステップST346のチェック処理においてID
カード読み取り動作で読み取られたデータが正常なID
であると判断された場合は、IDコードを表示装置部1
6のディスプレーに表示するとともにIDメモリエント
リ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む
(ステップST348)。
【0126】次にCPU18は1日の運行業務が終了し
たか否かをチェックし(ステップST349)、1日の
運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステ
ップST350)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST351)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST352)、一連の動作を
終了する。
【0127】他方、ステップST349のチェック処理
において、1日の運行業務が終了していない場合は、次
に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステッ
プST353)、操作者の交替である場合はステップS
T345の処理に戻る。他方操作者の交替でない場合
は、業務開始操作が行なわれ(ステップST354)、
次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
し(ステップST355)、読み取られたIDコードを
表示装置部16のディスプレーに表示するとともにID
メモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリ
へ書き込む(ステップST356)。次いでCPU18
は、ステップST355のIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST357)、正常でなければ警告表示と
して表示装置部16のスピーからブザーを2秒間鳴動さ
せ(ステップST358)、ステップST345のID
カード自動読み取り動作に戻る。他方、ステップST3
57のチェック処理においてステップST355におけ
るIDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常
なIDであると判断された場合は、オペレータ側の操作
にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置11を解除動作
させて操縦運転装置鍵10をロック解除する(ステップ
ST359)。さらに、操縦運転装置鍵10が起動操作
され(ステップST360)、次いで操縦運転業務が実
施される(ステップST361)。操縦運転業務が所定
の時間実施されると、操縦運転装置鍵ロック装置11を
動作させ(ステップST362)、操縦運転装置鍵10
を自動ロックする(ステップST363)。
【0128】この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST36
4)検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)
され、また上記検出データが通信制御回路21から通信
ネットワーク19を通して管理センター20へ送信され
る(ステップST365)。そしてCPU18は、操縦
運転装置鍵10が自動ロックされると、一操縦業務が終
了したか否かをチェックし(ステップST367)、こ
の操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操
縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の
運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げ
が行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入
力され(ステップST368)、これによりステップS
T354の業務開始操作に戻る他方、ステップST36
7のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、先
に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行なわ
れ(ステップST350)、これに基づいてCPU18
はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ登録
し(ステップST351)、さらに運行管理処理動作を
終了させる処理を行ない(ステップST352)、一連
の動作を終了する。
【0129】以上の処理動作に際してCPU18は、ス
テップST354の業務開始操作が行なわれてからステ
ップST367における一業務が終了したか否かのチェ
ック処理動作に至るまでの間に、割り込み処理などの方
法により、常時継続的にID自動読み取り装置部23を
作動させて非接触読み取り方式のIDカード12を非接
触により読み取り操作し(ステップST364)、次い
でこのIDカード読み取り動作で読み取られたデータが
正常なIDであるか否かをチェックし(ステップST3
65)、正常でなければ警告表示として表示装置部16
のスピーからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST3
66)、ステップST345のIDカード自動読み取り
動作に戻る。他方、ステップST365のチェック処理
においてステップST364におけるIDカード読み取
り動作で読み取られたデータが正常なIDであると判断
された場合は、一業務が終了したか否かのチェック処理
動作へ移行する(ステップST367)。
【0130】なお、この処理動作を行なった後に管理セ
ンター20から通信ネットワークを通して情報の送付指
令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を
読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通
して管理センター20へデータ伝送する。
【0131】(実施の形態15)以下、本発明の第15
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第15の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作
者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操
作する場合に、1操縦業務の開始毎および業務操作中に
常時個人認識するのに加え、操作者のID認識に異常が
ある場合は操作禁止ロック乃至は警告を発するととも
に、再動作する場合はパスワードによりロック解除する
ようにしたことを特徴とするものであり、この実施の形
態に係る交通機関の操作者判別装置の構成については上
記第1乃至第14の実施の形態における構成のうち何れ
の構成も適用可能である。図26は本発明の第15の実
施の形態に係る交通機関の操作者判別装置の処理動作を
説明するフロー図である。
【0132】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図26を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST371において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST372)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST373)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST374)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
する(ステップST375)とCPU18はこのIDカ
ード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDで
あるか否かをチェックし(ステップST376)、正常
でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから
ブザーを2秒間鳴動させ(ステップST377)、ステ
ップST375のIDカード自動読み 取り動作に戻
る。他方、ステップST376のチェック処理において
IDカード読み取り動作で読み取られたデータが正常な
IDであると判断された場合は、IDコードを表示装置
部16のディスプレーに表示するとともにIDメモリエ
ントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込
む(ステップST378)。
【0133】次にCPU18は1日の運行業務が終了し
たか否かをチェックし(ステップST379)、1日の
運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステ
ップST380)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST381)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST382)、一連の動作を
終了する。
【0134】他方、ステップST379のチェック処理
において、1日の運行業務が終了していない場合は、次
に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステッ
プST383)、操作者の交替である場合はステップS
T375の処理に戻る。他方操作者の交替でない場合
は、業務開始操作が行なわれ(ステップST384)、
次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
し(ステップST385)、読み取られたIDコードを
表示装置部16のディスプレーに表示するとともにID
メモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリ
へ書き込む(ステップST386)。次いでCPU18
は、ステップST385のIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST387)、正常でなければ警告表示と
して表示装置部16のスピーから警報鳴動を行なわせる
かまたは操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステッ
プST388)、さらにパスワード等の暗号キーの入力
を待ってロック解除を行ない(ステップST389)、
その後ステップST375のIDカード自動読み取り動
作に戻る。他方ステップST387のチェック処理にお
いてステップST385におけるIDカード読み取り動
作で読み取られたデータが正常なIDであると判断され
た場合は、オペレータ側の操作にしたがって操縦運転装
置鍵ロック装置11を解除動作させて操縦運転装置鍵1
0をロック解除する(ステップST390)。さらに操
縦運転装置鍵10が起動操作され(ステップST39
1)、次いで操縦運転業務が実施される(ステップST
392)。操縦運転業務が所定の時間実施されると、操
縦運転装置鍵ロック装置11を動作させ(ステップST
393)、操縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステ
ップST394)。
【0135】この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST39
5)検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)
され、また上記検出データが通信制御回路21から通信
ネットワーク19を通して管理センター20へ送信され
る(ステップST396)。そしてCPU18は、操縦
運転装置鍵10が自動ロックされると、ID自動読み取
り装置部23を作動させて非接触読み取り方式のIDカ
ード12を非接触により読み取り操作させ(ステップS
T397)、さらにこのIDカード読み取り動作で読み
取られたデータが正常なIDであるか否かをチェックし
(ステップST398)、正常でなければ警告表示とし
て表示装置部16のスピーから警報鳴動を行なわせるか
または操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステップ
ST399)、さらにパスワード等の暗号キーの入力を
待ってロック解除を行ない(ステップST400)、そ
の後ステップST375のIDカード自動読み取り動作
に戻る。
【0136】他方、ステップST397のチェック処理
においてIDカード読み取り動作で読み取られたデータ
が正常なIDであると判断された場合は、次に一操縦業
務が終了したか否かをチェックし(ステップST40
1)、この操縦業務が終了していなければ、オペレータ
の運行操縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによ
る自己の運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの
押し下げが行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部
4から入力され(ステップST402)、これによりス
テップST384の業務開始操作に戻る。他方、ステッ
プST401のチェック動作により操縦業務が終了した
場合は、先に説明したオペレータによる操縦業務終了操
作が行なわれ(ステップST380)、これに基づいて
CPU18はそのオペレータについての運転日報を作成
し且つ登録し(ステップST381)、さらに運行管理
処理動作を終了させる処理を行ない(ステップST38
2)、一連の動作を終了する。なお、この処理動作を行
なった後に管理センター20から通信ネットワークを通
して情報の送付指令があればCPU18は記憶回路部2
から必要な情報を読み出し、通信制御回路21から通信
ネットワークを通して管理センター20へデータ伝送す
る。
【0137】(実施の形態16)以下、本発明の第16
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第16の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段による個人認識手段を用い、操作
者のIDを自動的に読み取り認識する上、操縦装置を操
作する場合に、1操縦業務の開始毎に個人認識するのに
加え、操縦業務の途中においても常時継続的に個人認識
手段を用いて個人認識するようにし、さらに業務遂行途
中で他の操作者に操作を引き継いだ場合にその操作経歴
と該当する操作者のIDを記録するようにしたことを特
徴とするものであり、この実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の構成については上記第1乃至第15の
実施の形態における構成のうち何れの構成も適用可能で
ある。図27は本発明の第16の実施の形態に係る交通
機関の操作者 判別装置の処理動作を説明するフロー図
である。
【0138】この実施の形態に係る操作者判別装置の動
作について、以下図27を用いて説明する。この操作者
判別装置において、操作者判別動作が開始されると、処
理ステップST411において電源部1のスイッチがオ
ン動作し、記憶回路部2の記憶エリアがクリアされる
(ステップST412)。次いで、CPU18から記憶
回路部2へ動作プログラムがローディングされて処理動
作準備が行なわれ(ステップST413)、ID読み取
り装置部23やキーボード部14、15などの各入出力
部の初期化が行なわれる(ステップST414)。次
に、ID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
する(ステップST415)とCPU18はこのIDカ
ード読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDで
あるか否かをチェックし(ステップST416)、正常
でなければ警告表示として表示装置部16のスピーから
ブザーを2秒間鳴動させ(ステップST417)、ステ
ップST415のIDカード自動読み取り動作に戻る。
他方、ステップST416のチェック処理においてID
カード読み取り動作で読み取られたデータが正常なID
であると判断された場合は、IDコードを表示装置部1
6のディスプレーに表示するとともにIDメモリエント
リ動作によりIDを記憶回路部2のメモリへ書き込む
(ステップST418)。
【0139】次にCPU18は1日の運行業務が終了し
たか否かをチェックし(ステップST419)、1日の
運行業務が終了した場合は、終了操作が行なわれ(ステ
ップST420)、これに基づいてCPU18はそのオ
ペレータについての運転日報を作成し且つ登録し(ステ
ップST421)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST422)、一連の動作を
終了する。
【0140】他方、ステップST419のチェック処理
において、1日の運行業務が終了していない場合は、次
に操作者(取扱者)の交替か否かをチェックし(ステッ
プST423)、操作者の交替である場合はステップS
T415の処理に戻る。他方操作者の交替でない場合
は、業務開始操作が行なわれ(ステップST424)、
次にID自動読み取り装置部23が作動して非接触読み
取り方式のIDカード12を非接触により読み取り操作
し(ステップST425)、読み取られたIDコードを
表示装置部16のディスプレーに表示するとともにID
メモリエントリ動作によりIDを記憶回路部2のメモリ
へ書き込む(ステップST426)。次いでCPU18
は、ステップST425のIDカード読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST427)、正常でなければステップS
T415のIDカード自動読み取り動作に戻る。他方、
ステップST427のチェック処理においてステップS
T425におけるIDカード読み取り動作で読み取られ
たデータが正常なIDであると判断された場合は、オペ
レータ側の操作にしたがって操縦運転装置鍵ロック装置
11を解除動作させて操縦運転装置鍵10をロック解除
する(ステップST428)。さらに、操縦運転装置鍵
10が起動操作され(ステップST429)、次いで操
縦運 転業務が実施される(ステップST430)。操
縦運転業務が所定の時間実施されると、操縦運転装置鍵
ロック装置11を動作させ(ステップST431)、操
縦運転装置鍵10を自動ロックする(ステップST43
2)。
【0141】この間、操作者判別装置の側ではシステム
制御部としてのCPU18のコントロール下において、
操縦運行検出部9が作動せしめられ(ステップST43
3)検出データが記憶回路部2のメモリへ収録(格納)
され、また上記検出データが通信制御回路21から通信
ネットワーク19を通して管理センター20へ送信され
る(ステップST434)。そしてCPU18は、操縦
運転装置鍵10が自動ロックされると、一操縦業務が終
了したか否かをチェックし(ステップST435)、こ
の操縦業務が終了していなければ、オペレータの運行操
縦の交替が行なわれるかまたはオペレータによる自己の
運行操縦を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げ
が行なわれ、それに基づく指令が操作入出力部4から入
力され(ステップST435a)、これによりステップ
ST424の業務開始操作に戻る他方、ステップST4
35のチェック動作により操縦業務が終了した場合は、
先に説明したオペレータによる操縦業務終了操作が行な
われ(ステップST4200)、これに基づいてCPU
18はそのオペレータについての運転日報を作成し且つ
登録し(ステップST421)、さらに運行管理処理動
作を終了させる処理を行ない(ステップST422)、
一連の動作を終了する。
【0142】以上の処理動作に際してCPU18は、ス
テップST424の業務開始操作が行なわれてからステ
ップST435aにおけるオペレータの運行操縦の交替
が行なわれるかまたはオペレータによる自己の運行操縦
を継続させるための操縦再開ボタンの押し下げが行なわ
れる処理動作に至るまでの間に、割り込み処理などの方
法により、常時継続的にID自動読み取り装置部23を
作動させて非接触読み取り方式のIDカード12を非接
触により読み取り操作する(ステップST436)。こ
のID自動読み取り操作において、ID自動読み取り装
置23が操作者AのIDを判別認識したときは、それに
よって読み取られたIDデータが正常なIDであるか否
かをチェックし(ステップST437)、正常なIDで
あると判断された場合は操作者AのIDを記憶回路部2
に登録格納する(ステップST438)。他方、ステッ
プST437のチェック処理においてステップST43
6におけるIDカード読み取り動作で読み取られたデー
タが正常なIDでないと判断された場合は、警告表示と
して表示装置部16のスピーから警報鳴動を行なわせる
かまたは操縦禁止のための動作ロックを行ない(ステッ
プST439)、さらにパスワード等の暗号キーの入力
を待ってロック解除を行ない(ステップST440)、
その後ステップST415のIDカード自動読み取り動
作に戻る。また一方、ステップST436のID自動読
み取り操作において、ID自動読み取り装置23が操作
者BのIDを判別認識したときは、それによって読み取
られたIDデータが正常なIDであるか否かをチェック
し(ステップST441)、正常なIDであると判断さ
れた場合は操作者BのIDを記憶回路部2に登録格納す
る(ステップST442)。他方、ステップST441
のチェック処理においてステップST436におけるI
Dカード読み取り動作で読み取られたデータが正常なI
Dでないと判断された場合は、警告表示として表示装置
部16のスピーカから警報鳴動を行なわせるかまたは操
縦禁止のための動作ロックを行ない(ステップST43
9)、さらにパスワード等の暗号キーの入力を待ってロ
ック解除を行ない(ステップST440)、その後ステ
ップST415のIDカード自動読み取り動作に戻る。
【0143】なお、この処理動作を行なった後に管理セ
ンター20から通信ネットワークを通して情報の送付指
令があればCPU18は記憶回路部2から必要な情報を
読み出し、通信制御回路21から通信ネットワークを通
して管理センター20へデータ伝送する。
【0144】(実施の形態17)以下、本発明の第17
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第17の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って
判別認識するのに加え、時刻情報、交通機関の運行状態
や各種計測データ等を収集して記録するようにしたこと
を特徴とするものである。図28は上記第17の実施の
形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
【0145】図28において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0146】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0147】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置で
ある。
【0148】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて選択付加して記憶回路部2に
記録し或いは通信制御回路21から通信ネットワーク1
9を通して管理センター20へデータ伝送しておくこと
により、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明
確化することができる。
【0149】(実施の形態18)以下、本発明の第18
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第18の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って
判別認識するのに加え、時刻情報、交通機関の運行状態
や各種計測データ等を収集して記録するとともに、この
データ収集に当たって自己位置や高度データをGPS
(グローバル・ポジショニング・システム:衛星通信を
使った位置検出システム)を用いて検出するようにした
ことを特徴とするものである。図29は上記第18の実
施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図
である。
【0150】図29において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0151】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0152】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
50は交通機関の自己位置や高度データを高い精度で検
出するためのGPSを用いた算出による自己位置や高度
のデータ検出手段である。
【0153】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、交通機関の自己位置や高度データはGPSを用
いて高い精度で検出される。そして収集した各種データ
を選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御回
路21から通信ネットワーク19を通して管理センター
20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対す
る操作者の責任分掌と同時に明確化することができる。
【0154】(実施の形態19)以下、本発明の第19
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第19の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って
判別認識するのに加え、時刻情報、交通機関の運行状態
や各種計測データ等を収集して記録するとともに、この
データ収集に当たって交通機関の運行操縦が正操縦士と
副操縦士との間で交替した場合に、ID自動読み取り装
置切り替え装置がそれぞれの操縦士に対応して設置され
た複数のID自動読み取り装置部を切り替え動作させ、
その時に操縦している操作者のIDを判別、認識するよ
うにしたことを特徴とするものである。図30は上記第
19の実施の形態の操作者判別装置の回路構成 を示す
ブロック図である。
【0155】図30において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6aは乗合
バスの運転席や航空機の操縦席などにおいて正操縦士が
着座する操作席、6bは副操縦士が着座する操作席、7
は上記操作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦
運転装置、8aは操縦運転装置7を操作する正操縦士、
8aは操縦運転装置7を操作する副操縦士、9aはオペ
レータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況を検
出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動させ
る操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵10
によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、12
aは正操縦士の胸などの身体の一部に装填され、この正
操縦士を特定するデータが記憶された非接触読み取り方
式のIDカード、12bは副操縦士の胸などの身体の一
部に装填され、この副操縦士を特定するデータが記憶さ
れた非接触読み取り方式のIDカード、13aは操縦運
転装置7を操作する正操縦士と対向する位置に設けられ
上記非接触読み取り方式のIDカード12aのデータを
読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取り装置
部、13bは操縦運転装置7を操作する副操縦士と対向
する位置に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカー
ド12bのデータを読み取る非接触読み取り方式のID
自動読み取り装置部である。
【0156】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0157】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
51は非接触読み取り方式のID自動読み取り装置部が
13a、13bと2台設置されていることにより設けら
れ、運行操縦切替装置に連動してID自動読み取り装置
部13aと13bとを切り替えるID自動読み取り装置
切り替え装置である。
【0158】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。そして、交通機関
の運行操縦が正操縦士と副操縦士との間で交替した場合
に、ID自動読み取り装置切り替え装置51がID自動
読み取り装置部13aと13bとを切り替え動作させ、
その時に操縦している操作者のIDを判別、認識してデ
ータ収集する。そして収集した各種データを選択付加し
て記憶回路部2に記録し或いは通信制御回路21から通
信ネットワーク19を通して管理センター20へデータ
伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の責
任分掌と同時に明確化することができる。
【0159】(実施の形態20)以下、本発明の第20
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第20の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取って
判別認識する操作に加え、時刻情報、交通機関の運行状
態や各種計測データ等を収集して記録し、さらに操作者
の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測しデータとして
記録するようにしたことを特徴とするものである。図3
1は上記第20の実施の形態の操作者判別装置の回路構
成を示すブロック図である。
【0160】図31において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0161】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0162】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測す
る身体状況測定観測監視装置である。
【0163】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が
操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、
瞳孔状態などの身体的状況を計測する。そしてこれによ
って得られた操作者の身体的状態は、その操作者のID
データに選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信
制御回路21から通信ネットワーク19を通して管理セ
ンター20へデータ伝送しておくことにより、運行状態
に対する操作者の責任分掌と同時に明確化することがで
きる。
【0164】(実施の形態21)以下、本発明の第21
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第21の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理セ
ンター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手
等の音声をデータとして収録し、操作者認識データとと
もに記録するようにしたことを特徴とするものである。
図32は上記第21の実施の形態の操作者判別装置の回
路構成を示すブロック図である。
【0165】図32において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0166】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0167】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測す
る身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等と
の連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声を
データとして収録するための操縦士音声収集装置、53
aは操作者8の音声信号を収集して操縦士音声収集装置
53へ送るマイクロホンである。
【0168】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が
操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、
瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音
声収集装置53は、マイクロホン53aにより収集され
た管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制
官の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録
する。この操縦士や管制官の音声データは、操作者認識
データ、身体的状態のデータとともに操作者のIDデー
タに選択付加して記憶回路部2に記録し或いは通信制御
回路21から通信ネットワーク19を通して管理センタ
ー20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対
する操作者の責任分掌と同時に明確化することができ
る。
【0169】(実施の形態22)以下、本発明の第22
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第22の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理セ
ンター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手
等の音声をデータとして収録し、操作者認識データとと
もに高強度、高耐熱性のデータレコーダに記録するよう
にしたことを特徴とするものである。図33は上記第2
2の実施の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロ
ック図である。
【0170】図33において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0171】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0172】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測す
る身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等と
の連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声を
データとして収録するための操縦士音声収集装置、53
aは操作者8の音声信号を収集して操縦士音声収集装置
53へ送るマイクロホン、54は交通機関の運行中にお
いて収集された各種データを記録するデータレコーダで
ある。このデータレコーダ54は、例えば飛行機の墜落
といったような事故や火災が発生しても容易に破壊され
たり、燃えたりすることが無いよう、高強度、高耐熱性
に製作されている。
【0173】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が
操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、
瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また操縦士音声
収集装置53は、マイクロホン53aにより収集された
管理センター等との連絡通信等における操縦士や管制官
の音声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録す
る。この操縦士や管制官の音声データは、操作者認識デ
ータ、身体的状態のデータとともに操作者のIDデータ
に選択付加して記憶回路部2に記録される。また、交通
機関の運行中において収集された各種データは、上記記
憶回路2とは別にデータレコーダ54に記録される。デ
ータレコーダ54は高強度、高耐熱性に製作されている
から、事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃
えたりすることが無く、安全にデータを記録保持する。
また、操作者認識データ、身体的状態のデータ、音声デ
ータなどは通信制御回路21から通信ネットワーク19
を通して管理センター20へデータ伝送しておくことに
より、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確
化することができる。
【0174】(実施の形態23)以下、本発明の第23
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第23の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理セ
ンター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手
等の音声をデータとして収録し、また撮像装置を備えて
画像情報を得、操作者認識データとともに高強度、高耐
熱性のデータレコーダに記録するようにしたことを特徴
とするものである。図34は上記第23の実施の形態の
操作者判別装置の回路構成を示すブロック図である。
【0175】図34において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0176】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0177】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測す
る身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等と
の連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声を
データとして収録するための操縦士音声収集装置、54
は交通機関の運行中において収集された各種データを記
録する高強度、高耐熱性のデータレコーダ、55および
56は操作者を撮影して運転時の様子を画像データとし
て取り込むデジタル撮像装置である。
【0178】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が
操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、
瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音
声収集装置53は、マイクロホンにより収集された管理
センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音
声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。
さらにデジタル撮像装置55、56は交通機関を運転、
操縦中の操作者8の動き或いは様子を撮像して画像デー
タを得る。この操縦士の画像データ、および操縦士や管
制官の音声データは、操作者認識データ、身体的状態の
データとともに操作者のIDデータに選択付加して記憶
回路部2に記録される。また、交通機関の運行中におい
て収集された各種データは、上記記憶回路2とは別にデ
ータレコーダ54に記録される。データレコーダ54は
高強度、高耐熱性に製作されているから、事故や火災が
発生しても容易に破壊されたり、燃えたりすることが無
く、安全にデータを記録保持する。また、操作者認識デ
ータ、身体的状態のデータ、音声データなどは通信制御
回路21から通信ネットワーク19を通して管理センタ
ー20へデータ伝送しておくことにより、運行状態に対
する操作者の責任分掌と同時に明確化することができ
る。
【0179】(実施の形態24)以下、本発明の第24
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第24の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理セ
ンター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手
等の音声をデータとして収録し、また交通機関の運行状
況データとして航空機の姿勢制御に係わる計測データを
収録し、操作者認識データとともに高強度、高耐熱性の
データレコーダに記録するようにしたことを特徴とする
ものである。図35は上記第24の実施の形態の操作者
判別装置の回路構 成を示すブロック図である。
【0180】図35において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0181】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0182】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測す
る身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等と
の連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声を
データとして収録するための操縦士音声収集装置、54
は交通機関の運行中において収集された各種データを記
録する高強度、高耐熱性のデータレコーダである。ま
た、57は航空機の姿勢制御に係わる計器データを収録
する航空機姿勢制御関連計器データ検出手段である。
【0183】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が
操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、
瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音
声収集装置53は、マイクロホンにより収集された管理
センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音
声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。
また、航空機姿勢制御関連計器データ検出手段57は飛
行中の航空機の姿勢制御に係わる計器データを収録する
航空機姿勢制御関連計器データ検出手段である。この航
空機姿勢制御関連計器データは、操縦士や管制官の音声
データ、操作者認識データ、身体的状態のデータととも
に操作者のIDデータに選択付加して記憶回路部2に記
録される。また、交通機関の運行中において収集された
各種データは、上記記憶回路2とは別にデータレコーダ
54に記録される。データレコーダ54は高強度、高耐
熱性に製作されているから、事故や火災が発生しても容
易に破壊されたり、燃えたりすることが無く、安全にデ
ータを記録保持する。また、操作者認識データ、身体的
状態のデータ、音声データなどは通信制御回路21から
通信ネットワーク19を通して管理センター20へデー
タ伝送しておくことにより、運行状態に対する操作者の
責任分掌と同時に明確化することができる。
【0184】(実施の形態25)以下、本発明の第25
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第25の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
身体状況を計測してデータ収集する操作に加え、管理セ
ンター等との連絡通信等における音声や運行中の運転手
等の音声をデータとして収録し、また空港等への着陸誘
導等のビーコン誘導に対するズレのデータを計測し、そ
の計測データを収録し、操作者認識データとともに高強
度、高耐熱性のデータレコーダに記録するようにしたこ
とを特徴とするものである。図36は上記第25の実施
の形態の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図で
ある。
【0185】図36において、符号1は操作者判別装置
に電力を供給する電源部、2は各種データを格納する記
憶回路部、3は外部からのデータ読み込みを行なうため
の記憶媒体を読み取る記憶媒体読み取り部、4はこの操
作者判別装置に対して各種指令や処理データを入力した
り、表示出力したりする操作入出力部、5は各種データ
をハードコピーの形で出力する印字装置部、6は乗合バ
スの運転席や航空機の操縦席などの操作席、7は上記操
作席6の周辺に配置された操縦装置などの操縦運転装
置、8は操縦運転装置7を操作するオペレータ、9aは
オペレータ8による操縦運転装置7の操縦や運行の状況
を検出する操縦運行検出部、10は操縦運転装置を始動
させる操縦運転装置鍵(キー)、11は操縦運転装置鍵
10によりロック動作する操縦運転装置鍵ロック装置、
12はオペレータの胸などの身体の一部に装填され、こ
のオペレータを特定するデータが記憶された非接触読み
取り方式のIDカード、13は操縦運転装置7のオペレ
ータと対向する位置に設けられ上記非接触読み取り方式
のIDカード12のデータを読み取る非接触読み取り方
式のID自動読み取り装置部である。
【0186】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0187】また、42は交通機関のエンジン状況を計
測するエンジン状況計測データ検出手段、43は交通機
関の速度を計測する速度計測データ検出手段、44は交
通機関が飛行機などである場合その運行高度を計測する
高度計測データ検出手段、45は時刻を計測する時刻デ
ータ検出手段、46は交通機関の運行場所を計測する運
行場所データ検出手段、47は交通機関の運行区間を計
測する運行区間データ検出手段、48は交通機関に関す
るその他の運行関連情報を収集する各種運行関連データ
検出手段、49は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置、
52は操作者の脈拍、呼吸数などの身体的状況を計測す
る身体状況測定観測監視装置、53は管理センター等と
の連絡通信等における音声や運行中の運転手等の音声を
データとして収録するための操縦士音声収集装置、54
は交通機関の運行中において収集された各種データを記
録する高強度、高耐熱性のデータレコーダである。ま
た、58は空港等への着陸誘導等のビーコン誘導に対す
るズレのデータを検出するビーコン着陸誘導電波と航空
機位置とのズレデータ検出手段である。
【0188】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り把握した操作者情報に対して、時刻情報、交通機関の
エンジン状況、速度、高度、運行場所、区間乃至は位置
等の運行データ情報、その他の運行関連データ、計測検
出データ等を必要に応じて収集する。このデータ収集に
際して、身体状況測定観測監視装置52は、交通機関が
操縦されている間、この操作者の脈拍、呼吸数、血圧、
瞳孔状態などの身体的状況を計測する。また、操縦士音
声収集装置53は、マイクロホンにより収集された管理
センター等との連絡通信等における操縦士や管制官の音
声や運行中の運転手等の音声をデータとして収録する。
また、ビーコン着陸誘導電波と航空機位置とのズレデー
タ検出手段58は空港等への着陸誘導等のビーコン誘導
に対するズレのデータを計測し、その計測データを得
る。このビーコン誘導に対するズレのデータは、時刻情
報、交通機関のエンジン状況などの各種運行データ情
報、および操縦士や管制官の音声データ、操作者認識デ
ータ、身体的状況のデータとともに操作者のIDデータ
に選択付加して記憶回路部2に記録される。また、交通
機関の運行中において収集された各種データは、上記記
憶回路2とは別にデータレコーダ54に記録される。デ
ータレコーダ54は高強度、高耐熱性に製作されている
から、事故や火災が発生しても容易に破壊されたり、燃
えたりすることが無く、安全にデータを記録保持する。
また、操作者認識データ、身体的状態のデータ、音声デ
ータなどは通信制御回路21から通信ネットワーク19
を通して管理センター20へデータ伝送しておくことに
より、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に明確
化することができる。
【0189】(実施の形態26)以下、本発明の第26
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第26の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
操作者を判別、認識する機能に加え、交通機関の料金収
受に用いる金銭の受け払い処理装置を備え、この受け払
い処理装置の金銭収受データを収録し、また管理センタ
ー等との連絡通信を行なうようにしたことを特徴とする
ものである。
【0190】図37は上記第26の実施の形態の操作者
判別装置の回路構成を示すブロック図である。図37に
おいて、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源
部、2は各種データを納する記憶回路部、3は外部から
のデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記
憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各
種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする
操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出
力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操
縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置され
た操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を
操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運
転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出
部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵
(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸
などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定す
るデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカー
ド、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置
に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12の
データを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取
り装置部である。
【0191】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0192】また、59は交通機関の料金収受に際して
金銭受け払いデータを収録したり出力したりする金銭受
け払いデータ収録、出力部、60は料金収受に関する料
金や釣銭等の受け払い処理を行なう金銭受け払い処理装
置である。
【0193】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り操作者の判別及び認識を行なう。また、交通機関の料
金収受に関して金銭受け払い処理装置60により料金や
釣銭等の受け払い処理を行ない、この受け払い処理装置
の金銭収受データを金銭受け払いデータ収録、出力部5
9に収録したり出力したりすることができる。また、上
記受け払い処理装置の金銭収受データは、操作者認識デ
ータとともに通信制御回路21から通信ネットワーク1
9を通して管理センター20へデータ伝送しておくこと
により、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に経
理を明確化することができる。
【0194】(実施の形態27)以下、本発明の第27
の実施の形態を図面を参照して説明する。この第27の
実施の形態に係る交通機関の操作者判別装置は、非接触
型のID読み取り手段により操作者のIDを読み取り、
操作者を判別、認識する機能に加え、交通機関の料金収
受のために金銭の受け払い処理が行なえるようにし、こ
の金銭の受け払い処理を、乗組員が所持する携帯端末装
置の間において機内通信により行なえるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0195】図38は上記第27の実施の形態の操作者
判別装置の回路構成を示すブロック図である。図38に
おいて、符号1は操作者判別装置に電力を供給する電源
部、2は各種データを納する記憶回路部、3は外部から
のデータ読み込みを行なうための記憶媒体を読み取る記
憶媒体読み取り部、4はこの操作者判別装置に対して各
種指令や処理データを入力したり、表示出力したりする
操作入出力部、5は各種データをハードコピーの形で出
力する印字装置部、6は乗合バスの運転席や航空機の操
縦席などの操作席、7は上記操作席6の周辺に配置され
た操縦装置などの操縦運転装置、8は操縦運転装置7を
操作するオペレータ、9aはオペレータ8による操縦運
転装置7の操縦や運行の状況を検出する操縦運行検出
部、10は操縦運転装置を始動させる操縦運転装置鍵
(キー)、11は操縦運転装置鍵10によりロック動作
する操縦運転装置鍵ロック装置、12はオペレータの胸
などの身体の一部に装填され、このオペレータを特定す
るデータが記憶された非接触読み取り方式のIDカー
ド、13は操縦運転装置7のオペレータと対向する位置
に設けられ上記非接触読み取り方式のIDカード12の
データを読み取る非接触読み取り方式のID自動読み取
り装置部である。
【0196】操作入出力部4にはこの操作者判別装置に
各種の動作を行なわせるためのファンクションキーボー
ド部14と、処理に必要なデータを入力するデータキー
ボード部15と、必要なデータを画像として表示するデ
ィスプレーおよび音声で出力するスピーカを有する表示
装置部16とを備えている。17は上記格納部機能部の
動作を制御する制御回路であり、18は操作者判別のた
めの各種データ処理を行なうとともに、操作者判別装置
全体の動作をコントロールするシステム制御部としての
CPUである。また、19は通信ネットワーク、20は
通信ネットワーク19に接続され交通機関の運行を管理
する管理センター、21は本実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置を通信ネットワーク19に接続して通
信経路を確立する通信制御回路である。また通信ネット
ワーク19にはインターネット、デジタル公衆回線など
の通信回線が用いられる。
【0197】また、59は交通機関の料金収受に際して
金銭受け払いデータを収録したり出力したりする金銭受
け払いデータ収録、出力部、61は金銭受け払いデータ
収録、出力部59に付設され料金収受に関する料金や釣
銭等の受け払い処理を通信行為によって実現する機内通
信部、62は機内通信部61との間で金銭収受のための
通信を行なう機能を有する携帯端末装置、63は上記機
内通信部61と携帯端末装置62との間における通信経
路となる赤外線通信経路である。携帯端末装置62は交
通機関の乗組員は所持し、商品販売等の金銭収受を取扱
処理するために用いられる。
【0198】このような構成により、ID自動読み取り
装置部13においてIDカード13を読み取ることによ
り操作者の判別及び認識を行なう。また、商品の販売な
どに際しての交通機関の料金収受に関して金銭受け払い
データ収録、出力部59に付設された機内通信部61と
携帯端末装置62との間で機内通信により金銭の受け払
い処理を行ない、この金銭収受データを金銭受け払いデ
ータ収録、出力部59に収録したり出力したりする。ま
た、上記受け払い処理の金銭収受データは、操作者認識
データとともに通信制御回路21から通信ネットワーク
19を通して管理センター20へデータ伝送しておくこ
とにより、運行状態に対する操作者の責任分掌と同時に
経理を明確化することができる。
【0199】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交通機関の操作者が操縦することによって業務処理が行
われるようにした操縦装置に非接触の読み取り手段によ
って操作者を自動判別認識する装置を備え、また操作者
が当該装置による読み取りの対象となるIDコードが付
与されたIDカードを身体の所定の位置に保持或いは所
持していれば前記該非接触ID読み取り手段により自動
的に読み取りを行って操作者の個人認識を自動的に行っ
て判別認識し、この認識された操作者のIDコードを記
憶登録するというようにしたため、操作者の責任分掌を
明確に且つ漏れなく操作者の管理をすることによりセキ
ュリティ管理が可能となる。
【0200】また、本発明の交通機関運行操縦用操作装
置の交通機関の操作者判別装置によれば、この操縦装置
に非接触読み取り方式の操作者IDコード読み取り装置
を備えるとともに、該運行操縦装置の操作ポジションに
居る操作者が身体に付ける名札等の標識に当該非接触読
み取り対象となるIDコードを付与せしめておいて前記
読み取り装置によって該IDコードを該運行操縦装置が
自動的に非接触読み取りを行って操作者を判別認識を行
い、操作履歴データとして登録し操作者管理を行えるよ
うにするようにしたため、頻繁な操作者の交代等が行わ
れ、且つ操作者がルーズなような場合においても操作者
登録手続が常時に漏れなく確実に行われるようになる。
【0201】また、本発明は、各種交通機関の操縦運行
において運転手や操作者が運行操縦装置を用いて運行操
作を行う場合、この運行操縦装置に非接触型の読み取り
手段による個人判別認識手段を備え、該個人判別認識手
段により操作者の操作者ID識別標を該運行操縦装置側
が自動的に判別認識し、該運行操縦装置の操作者の操作
処理の責任分掌情報を明確に把握記憶し管理可能なるよ
うにしたため、前記操縦装置に非接触読み取り方式の操
作者IDコード読み取り装置を備えるとともに、該運行
操縦装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける
名札等の標識に当該非接触読み取り対象となるIDコー
ドを付与せしめておいて前記読み取り装置によって該I
Dコードを該運行操縦装置が自動的に非接触読み取りを
行って操作者を判別認識を行い、操作履歴データとして
登録し操作者管理を行えることができ、頻繁な操作者の
交代等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合にお
いても操作者の登録手続が常時に漏れなく確実に行われ
るようになるという作用を有する。
【0202】さらに本発明では、IDカードの読み取り
によって得られた個人認識データ等の諸情報を各種の通
信手段によって管理センターへ伝送することによって情
報収集記憶するようにし管理することが出来るようにし
たため、交通機関運行操縦用操作装置が主導する形での
操作者管理を行えるようになって頻繁な操作者の交代等
が行われる場合においても管理センターで操作者の責任
分掌などの管理が行なえ、操作者登録手続が漏れなく常
時確実に行われる等、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る交通機関の操
作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図2】前記第1の実施の形態に係る交通機関の操作者
判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る交通機関の操
作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図4】前記第2の実施の形態に係る交通機関の操作者
判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る交通機関の操
作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図6】前記第3の実施の形態に係る交通機関の操作者
判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る交通機関の操
作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図8】前記第4の実施の形態に係る交通機関の操作者
判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図9】前記第4の実施の形態に係る交通機関の操作者
判別装置に用いられる読み取り距離感度範囲制御機能部
による読み取り距離の感度範囲を可変設定する動作状態
を説明する作動解説図
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図11】前記第5の実施の形態に係る交通機関の操作
者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図12】前記第5の実施の形態に係る交通機関の操作
者判別装置に用いられる読み取り距離感度範囲制御機能
部による読み取り方向の感度範囲を可変設定する動作状
態を説明する作動解説図
【図13】本発明の第6の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図14】本発明の第7の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図15】本発明の第8の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図16】本発明の第8の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図17】本発明の第9の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図18】本発明の第9の実施の形態に係る交通機関の
操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図19】本発明の第10の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図20】本発明の第10の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図21】本発明の第11の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の回路構成を示すブロック図
【図22】本発明の第11の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図23】本発明の第12の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図24】本発明の第13の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の 処理動作を説明するフロー図
【図25】本発明の第14の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図26】本発明の第15の実施の形態に係る交通機関
の操作者判別装置の 処理動作を説明するフロー図
【図27】本発明の第16の実施の形態に係る交通機関
の操作者 判別装置の処理動作を説明するフロー図
【図28】本発明の第17の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図29】本発明の第18の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図30】本発明の第19の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図31】本発明の第20の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図32】本発明の第21の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図33】本発明の第22の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図34】本発明の第23の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図35】本発明の第24の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図36】本発明の第25の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図37】本発明の第26の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【図38】本発明の第27の実施の形態の操作者判別装
置の回路構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 電源部 2 記憶回路部 3 記憶媒体読み取り部 4 操作入出力部 5 印字装置部 6 操作席 7 操縦運転装置 8 操作者(オペレータ) 9 操縦運行検出部 10 操縦運転装置鍵(キー) 11 操縦運転装置鍵ロック装置 12 IDカード 13 ID自動読み取り装置部 14 ファンクションキーボード部 15 データキーボード部 16 表示装置部 17 制御回路 18 CPU 42 エンジン状況計測データ検出手段 43 速度計測データ検出手段 44 高度計測データ検出手段 45 時刻データ検出手段 46 運行場所データ検出手段 47 運行区間データ検出手段 48 各種運行関連データ検出手段 49 操縦運転装置鍵ロック、及びロック解除制御装置 50 自己位置や高度のデータ検出手段 51 ID自動読み取り装置切り替え装置 52 身体状況測定観測監視装置 53 操縦士音声収集装置 53a マイクロホンで 54 データレコーダ 55、56 デジタル撮像装置 57 航空機姿勢制御関連計器データ検出手段 58 (ビーコン着陸誘導電波と航空機位置との)ズレ
データ検出手段 59 金銭受け払いデータ収録、出力部 60 金銭受け払い処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 義晴 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 伊野部 孝男 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種交通機関の運行操縦装置に設けら
    れ、操作者に装着された操作担当者ID識別標のIDコ
    ード乃至は個人認識が可能な個人の特徴を非接触により
    判別および認識する個人判別認識手段と、個人判別認識
    手段による判別結果を管理する判別データ管理手段と、
    前記個人判別認識動作を制御する制御手段とを備えた交
    通機関の操作者判別装置。
  2. 【請求項2】 運行操縦装置に各種の通信手段を備え、
    個人判別認識手段による判別結果を管理センターに伝送
    させ、管理センターにおける情報収集記憶を可能にし
    て、管理センターによって運行管理、事故情報収集等が
    できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の交通
    機関の操作者判別装置。
  3. 【請求項3】 前記の個人判別認識手段に非接触型のI
    D読み取り手段を用い、ID読み取り手段として非接触
    読み取り方式のICカードを用いた個人判別認識手段を
    用いることを特徴とする請求項1記載の交通機関の操作
    者判別装置。
  4. 【請求項4】 ID読み取り手段の読み取り動作を制御
    するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ること
    ができる距離の感度範囲を制御する読み取り距離感度範
    囲制御手段とを備え、当該読み取り距離感度範囲制御手
    段は、操作者が交通機関の運行操縦装置の操作時に所持
    する非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限
    定可能な最小距離範囲にIDカード読み取り出力を制御
    するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の交通機関の操作者判別装置。
  5. 【請求項5】 読み取り距離感度範囲制御手段は、ID
    カード読み取り手段による読み取り動作開始の当初にお
    いては読み取り距離感度範囲をより遠方までの距離範囲
    に設定し、以後徐々に距離感度範囲をより近づくように
    小さく設定することにより、交通機関の操作者を特定す
    るようにIDカード読み取り出力を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項4記載の交通機関の操作者判別
    装置。
  6. 【請求項6】 ID読み取り手段の読み取り動作を制御
    するID読み取り制御部と、IDカードを読み取ること
    ができる方向の感度範囲を制御する読み取り方向感度範
    囲制御手段とを備え、当該読み取り方向感度範囲制御手
    段は、操作者が交通機関の操縦装置の操作時に所持する
    非接触型IDカードの読み取りのみに読み取りを限定可
    能な最小角度範囲にIDカード読み取り出力を制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の交通機関の操作者判別装置。
  7. 【請求項7】 読み取り距離感度範囲制御手段は、ID
    カード読み取り手段による読み取り動作開始の当初にお
    いては読み取り方向感度範囲をより広範囲に設定し、以
    後徐々に方向感度範囲を絞り込み狭めるように小さく設
    定することにより、交通機関の操作者を特定するように
    IDカード読み取り出力を制御するようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の交通機関の操作者判別装置。
  8. 【請求項8】 ID識別情報を表示する表示手段を備
    え、非接触型のID読み取り手段による個人判別認識手
    段により判別認識した操作者のIDを表示装置に表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の交通機関の操作者判別装置。
  9. 【請求項9】 ID選択手段と、ID登録手段とをさら
    に備え、ID読み取り読み取り手段が複数のIDを読み
    取った場合は、該複数のIDを表示装置に表示し、ID
    選択手段によって該当の操作担当者のIDを選択し、選
    択した該当の操作担当者のIDを表示確認して登録する
    ことが出来るようにしたことを特徴とする請求項8記載
    の交通機関の操作者判別装置。
  10. 【請求項10】 非接触型の読み取り手段による個人判
    別認識手段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に
    当該手段より操作担当者のIDを自動的に認識し読み取
    った運行操縦装置の操作担当者のIDを表示装置に表示
    し、複数のIDを読み取った場合は、該複数のIDを表
    示装置に表示し、操作者のIDカードを読み取り手段に
    対して接近させることによって該当の操作担当者のID
    を再判定して特定し選択出来るようにした手段を備え
    て、該手段によって選択した該当の操作担当者のIDコ
    ードを表示確認して登録することが出来るようにしたこ
    とを特徴とする請求項3乃至9のいずれかに記載の交通
    機関の操作者判別装置。
  11. 【請求項11】 前記の非接触型のID読み取り手段と
    してマーキングコード読み取り手段を用い、該運行操縦
    装置の操作担当者が身体につける名札等にマーキングコ
    ードを施す等によるIDカードを読み取る手段を個人判
    別認識手段として用いることを特徴とする請求項3乃至
    10のいずれかに記載の運行操縦装置に付加する交通機
    関の操作者判別装置。
  12. 【請求項12】 前記のマーキングコードをステルスコ
    ードとした手段を用いて個人判別認識手段とすることを
    特徴とする請求項11記載の交通機関の操作者判別装
    置。
  13. 【請求項13】 前記のマーキングコードをホログラム
    方式のコードとした手段を用いて個人判別認識手段とす
    ることを特徴とする請求項11記載の交通機関の操作者
    判別装置。
  14. 【請求項14】 前記の非接触型のID読み取り手段と
    して網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の人体の個人
    的特徴を認識判別する手段を個人認識に用いることが可
    能なようにした認識手段を用いたID読み取り手段を個
    人判別認識手段として加えたことを特徴とする請求項1
    乃至13のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装
    置。
  15. 【請求項15】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機
    関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操
    縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手
    段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦
    業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用
    いて個人認識することを特徴とする請求項1乃至14の
    いずれかに記載の交通機関の操作者判別装置。
  16. 【請求項16】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機
    関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操
    縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手
    段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦
    業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用
    いて個人認識する他にさらに、該手続業務の1操縦業務
    の終了毎においても前記個人判別認識手段を用いて個人
    認識することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか
    に記載の交通機関の操作者判別装置。
  17. 【請求項17】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機
    関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操
    縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手
    段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦
    業務の1操縦業務の開始毎に前記個人判別認識手段を用
    いて個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業務
    毎の終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別認
    識手段を用いて個人認識するとともに監視するようにし
    たことを特徴とする請求項15または16記載の交通機
    関の操作者判別装置。
  18. 【請求項18】 交通機関の操作者が運行操縦する場合
    に、該操縦業務の開始から終了までの間において常時継
    続的に個人認識する個人判別認識手段を用いて監視して
    いる間に操作担当者のID認識に異常のある場合には操
    縦禁止ロック乃至は警報を発するようにし再動作や警報
    解除を行う場合はパスワード等の暗号鍵によってロック
    解除を行う事ができるようにした手段を備えたことを特
    徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の交通機
    関の操作者判別装置。
  19. 【請求項19】 鉄道、バス、船舶、航空機等の交通機
    関運行において運転手や操縦者が運行操作を行う運行操
    縦装置に非接触型の読み取り手段による個人判別認識手
    段を備えて、該運行操縦装置を操作する場合に、該操縦
    業務の1操縦業務毎の開始毎に前記個人判別認識手段を
    用いて個人認識する他にさらに、該操縦業務の1操縦業
    務毎の終了迄の間においても常時継続的に前記個人判別
    認識手段を用いて個人認識するとともに監視するように
    し、また途中に於いて他の操作者が操作を引き継いで行
    う場合に、その操作経歴と該経歴の操作担当者のIDを
    レコードする手段を備え、運行操縦の責任分掌を明確に
    把握可能にしたことを特徴とする請求項17または18
    記載の交通機関の操作者判別装置。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至請求項19のいずれかに
    記載の交通機関の操作者判別装置により把握した操作者
    情報に対して、時刻情報、交通機関のエンジン状況、速
    度、高度、運行場所、区間乃至は位置等の運行データ情
    報、その他の運行関連データ、計測検出データ等を収集
    する手段を備え、収集された各種データを必要に応じて
    選択付加して運行状態に対する操作者の責任分掌と同時
    に明確化するようにしたことを特徴とする交通機関の操
    作者判別装置。
  21. 【請求項21】 交通機関の位置、高度の情報のデータ
    取得手段としてGPSを用いて位置、高度等を算出する
    位置検出手段を用いたことを特徴とする請求項20記載
    の交通機関の操作者判別装置。
  22. 【請求項22】 航空機等の正副操縦席等の複数の切り
    替え操作可能な運行操縦装置を有する交通機関での正副
    操縦者交替時に、前記複数の運行操縦装置の切り替えと
    連動して操縦者のID読み取り装置の切り替えを行なう
    切替手段を備え、切り替え認識を自動的に行い操縦者の
    特定が明確になるようにした情報が得られるようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれかに
    記載の交通機関の操作者判別装置。
  23. 【請求項23】 操縦者の身体的状況の測定、観測を行
    なう手段と、当該身体的状況データを操作者自動判別認
    識データに付加して個人判別認識データとする制御手段
    を備え、運行状態に対する操作者の責任分掌データの補
    強が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項22のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装
    置。
  24. 【請求項24】 操縦者の音声を収集する音声収集手段
    と、管制センター等との連絡通信時における音声や運行
    中の運転手や操縦者の音声をデータとして収録し個人判
    別認識データに付加する制御手段を備え、運行状態に対
    する操作者の責任分掌データの補強が出来るようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれかに
    記載の交通機関の操作者判別装置。
  25. 【請求項25】 超高耐久強度と超高耐熱性とを有する
    データレコーダーと、個人判別認識手段によって得られ
    た個人認識データまたは交通機関の運行情報のうち一定
    時間内の最新のものを前記データレコーダーに収録する
    制御手段とを備え、万一通信装置が機能しなかった場合
    にも運行状態に対する操縦操作者の責任分掌データの保
    護が出来るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項24のいずれかに記載の交通機関の操作者判別装
    置。
  26. 【請求項26】 操縦者の操作状況を撮像する撮像手段
    と、この撮像手段を用いて撮像した画像情報を収集デー
    タとして収録しまた個人判別認識データに付加する制御
    手段とを備え、運行状態に対する操作者の責任分掌デー
    タに対する補強が出来るようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項25のいずれかに記載の交通機関の操
    作者判別装置。
  27. 【請求項27】 交通機関が航空機である場合に、操縦
    者判別認識手段にさらに、航空機の姿勢制御に係わる計
    器データを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収
    録する手段と、この計器データを送信乃至はレコーダー
    に収録する制御手段とを備え、前記計器データをデータ
    送信し、またはデータ送信するとともにデータレコーダ
    に収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌データに
    対する補強が出来るようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項26のいずれかに記載の交通機関の操作者
    判別装置。
  28. 【請求項28】 交通機関が航空機である場合に、空港
    等への航空機の着陸誘導用のビーコン誘導に対するズレ
    のデータを時刻データとリンクさせて継続的にデータ収
    録する手段と、このズレのデータを送信乃至はレコーダ
    ーに収録する制御手段とを備え、前記ズレのデータをデ
    ータ送信し、またはデータ送信するとともにデータレコ
    ーダに収録し、運行状態に対する操作者の責任分掌デー
    タに対する補強が出来るようにしたことを特徴とする請
    求項27記載の交通機関の操作者判別装置。
  29. 【請求項29】 金銭受け払い処理手段と、金銭受け払
    い処理手段による処理データを収録および出力する金銭
    受け払い処理データ収録、出力手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1乃至28のいずれかに記載の交通機関
    の操作者判別装置。
  30. 【請求項30】 金銭受け払い処理手段と、金銭受け払
    い処理データ収録、出力手段は、交通機関内に備えられ
    た携帯端末装置との間でデータの送受信が可能なように
    通信機能が備えられていることを特徴とする請求項29
    記載の交通機関の操作者判別装置。
  31. 【請求項31】 金銭受け払い処理手段と、金銭受け払
    い処理データ収録、出力手段は、交通機関の乗組員が料
    金等の収受取扱を行う場合において、当該料金収受に関
    する料金、釣り銭等の受け払いデータを収録し、通信網
    による通信機能を経由し管理センターに於いて交通機関
    内等における金銭関連についてもデータ管理が行える様
    にする手段を用いたことを特徴とする請求項29または
    30記載の交通機関の操作者判別装置。
  32. 【請求項32】 携帯端末装置として、赤外線通信等の
    手段による通信機能を備え、また乗組員が当該携帯端末
    装置を用いて金銭関連収受取扱処理を行なった場合に、
    当該処理データを集約するようにしたことを特徴とする
    請求項30記載の交通機関の操作者判別装置。
  33. 【請求項33】 各種交通機関の運行操縦装置に設けら
    れ、操作者に装着されたIDカードを読み取るID読取
    手段と、ID読取手段により読み取られたデータに基づ
    いて操作者個人の判別および認識を行なう個人判別認識
    手段と、個人判別認識手段による判別結果を管理する判
    別データ管理手段と、前記ID読み取り及び個人判別認
    識動作を制御する制御手段とを備えた交通機関の操作者
    判別装置。
  34. 【請求項34】 各種交通機関の操縦運行において、運
    転手や操作者が運行操縦装置を用いて運行操縦を行う場
    合、当該運行操縦装置に非接触型の読み取り装置による
    個人判別認識手段を備えて、当該個人判別認識手段によ
    り操作担当者の担当者ID識別標を前記運行操縦装置側
    が自動的に判別認識するようにし、前記運行操縦装置の
    操作担当者の操作処理の責任分掌情報を明確に把握記憶
    し、管理することを可能にした交通機関の操作者判別方
    法。
JP17355699A 1999-06-21 1999-06-21 交通機関の操作者判別方法及び装置 Withdrawn JP2001001866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17355699A JP2001001866A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 交通機関の操作者判別方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17355699A JP2001001866A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 交通機関の操作者判別方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001001866A true JP2001001866A (ja) 2001-01-09
JP2001001866A5 JP2001001866A5 (ja) 2006-07-20

Family

ID=15962745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17355699A Withdrawn JP2001001866A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 交通機関の操作者判別方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001001866A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152155A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 J Morita Tokyo Mfg Corp 歯科用チェアユニットの安全装置
JP2006304264A (ja) * 2005-04-04 2006-11-02 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 区別されたユーザコントロールを備えるシステム、および個別のユーザコントロールでシステムを動作させるための方法
CN102455699A (zh) * 2010-10-26 2012-05-16 株式会社电装 非操纵操作系统和用于准备车辆的非操纵操作的方法
JP2013118677A (ja) * 2013-02-01 2013-06-13 Komatsu Ltd 作業機械の管理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152155A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 J Morita Tokyo Mfg Corp 歯科用チェアユニットの安全装置
JP2006304264A (ja) * 2005-04-04 2006-11-02 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 区別されたユーザコントロールを備えるシステム、および個別のユーザコントロールでシステムを動作させるための方法
CN102455699A (zh) * 2010-10-26 2012-05-16 株式会社电装 非操纵操作系统和用于准备车辆的非操纵操作的方法
JP2012108868A (ja) * 2010-10-26 2012-06-07 Denso Corp 車両乗員非操作運転システム
US8903587B2 (en) 2010-10-26 2014-12-02 Denso Corporation Non-manipulation operation system and method for preparing for non-manipulation operation of vehicle
JP2013118677A (ja) * 2013-02-01 2013-06-13 Komatsu Ltd 作業機械の管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE43010E1 (en) Mobile terminal and moving body operation management system
NO310005B1 (no) FremgangsmÕte og anordning ved registrering av kjøretøy ved en avgiftsbelagt vei
US8676449B2 (en) Vehicle governance system
KR100194987B1 (ko) 입출 감시 시스템
US20010040504A1 (en) Cognitive system for a vehicle and its occupants
US20080319817A1 (en) Method and System for Monitoring a Vehicle
JP3419201B2 (ja) 移動体搭載端末装置並びに移動体
JPH08273097A (ja) 位置情報利用の認承方法、配送管理方法および配送管理システム
KR20060088085A (ko) 장애인 전용 주차구역의 불법주차 적발시스템
ZA200501990B (en) Vehicle indentification system
JP3839260B2 (ja) セキュリティシステム
JP2001001866A (ja) 交通機関の操作者判別方法及び装置
EP1500040A1 (en) Vehicle security methods and apparatus
US20030071730A1 (en) Traffic infringement electronic reporting system
EP1081658B1 (en) Toll collection system
JP4119106B2 (ja) 車載機
US10618499B2 (en) Monitoring system, monitoring center device, mounting device, monitoring method, processing method, and program
JP2005250952A (ja) バスの制御装置とバス運行管理装置とバス運行管理システム
JP6901926B2 (ja) タクシーメータシステム
JP2005032273A (ja) 移動体搭載端末装置
JP2002032890A (ja) 不正車両情報取得方法及びその装置
JP4413750B2 (ja) ドア開閉制御システム
EP1513125A2 (en) System for detecting the speed of motor vehicles
JP3407442B2 (ja) 盗難車検出システム
JP2002366992A (ja) ゲート管理システム及び車戴端末

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060531

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070801