JP2002032890A - 不正車両情報取得方法及びその装置 - Google Patents

不正車両情報取得方法及びその装置

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JP2002032890A
JP2002032890A JP2000213183A JP2000213183A JP2002032890A JP 2002032890 A JP2002032890 A JP 2002032890A JP 2000213183 A JP2000213183 A JP 2000213183A JP 2000213183 A JP2000213183 A JP 2000213183A JP 2002032890 A JP2002032890 A JP 2002032890A
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time
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Yasuhiro Suda
康大 須田
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正車両に関する情報を係員に多大な負担を
強いることなく確実に信頼性高く取得し、また、得た情
報の証拠性も確保する。 【解決手段】 カメラ4は、料金所ブース前を含む領域
を、所定周期で順次撮像する。制御・処理部7は、現時
点までの所定時間に渡ってカメラ4により撮像された複
数の画像データを順次一時記憶部8に記憶させる。料金
所ブース内の係員は、車両が適正に料金を支払うことな
くブース前を通過すると当該車両は不正車両であると認
識し、押しボタンスイッチ6を押し下げる。制御・処理
部7は、押しボタンスイッチ6からの信号を受けた時点
を基準にして定まる期間に渡ってカメラ4により撮像さ
れた複数の画像データの各々を、一時記憶部8からデー
タ保管手部9に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通路の所定箇所を
不正に通過する不正車両に関する情報を取得する不正車
両情報取得方法及びその装置に関するものであり、例え
ば、高速道路及びその他の有料道路の料金所や駐車場の
出入口の料金所などにおいて用いることができるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等の料金所において、不
正に通過する不正車両に関する情報を取得する不正車両
情報取得装置として、料金所入路で通行する車両の軸重
を計測し、軸重違反車両を不正車両としてその車両の前
面を撮影する軸重違反車両撮影装置が提供されている。
【0003】また、高速道路等の料金所を不正に通過す
る不正車両としては、軸重違反車両以外にも、料金を適
正に支払うことなく通過する車両を挙げることができ
る。
【0004】料金所のレーンには、ETCシステム(自
動料金収受システム)による自動料金収受処理を行うこ
とができないレーン(以下、「通常レーン」という。)
と、ETCシステムによる自動料金収受処理を行うこと
ができるがETC契約車両のみならずETC非契約車両
の進入も認めるレーン(以下、「混在レーン」とい
う。)と、ETCシステムによる自動料金収受を行うこ
とができ基本的にETC契約車両のみの進入を認めるレ
ーン(以下、「専用レーン」という。)とがある。料金
所によっては、これらのうちのいずれかのレーンのみし
かない場合もある。
【0005】ETCシステムは、例えば、高速道路その
他の有料道路の料金所に差し掛かると、車両側に設けた
送信機から、その車両のID番号を料金所に向けて送信
し、料金所側ではこの信号を受け、当該車両が登録して
ある預金口座から通行料金を引き落とすことで、料金の
精算を済ますシステムである。
【0006】前記通常レーンでは、料金所ブース内の料
金収受員が当該ブース前で全ての車両から料金を人手に
より収受する。しかし、前記通常レーンでは、料金を適
正に支払うことなく、ブース前を通過してしまう不正車
両もある。
【0007】前記混在レーンでは、通常レーンの場合と
同様に料金収受員が料金所ブース内に待機するが、ET
C非契約車両など無線通信による自動料金収受処理が適
正に行われなかった車両に対してのみ、料金収受員が人
手により料金を収受する。一般的に、この混在レーンで
は、レーンを開閉する遮断バー等を持つ遮断機が、当該
遮断バー等が閉じたときに車両を料金所ブース前に停止
させる位置に、設けられている。この遮断バー等は、通
常は閉じており、自動料金収受処理が適正に行われた車
両や料金収受員による料金の収受が完了した車両に対し
て開かれる。しかし、前記混在レーンでは、自動料金収
受処理が適正に行われないにも関わらず料金収受員に対
して料金を適正に支払うことなく、閉じている遮断バー
等を強引に越えて、ブース前を通過してしまう不正車両
もある。なお、遮断バーは、車両が誤って衝突しても車
両を損傷しないように弱く構成されたり、復帰可能に車
両進行方向に折り曲げ自在に構成されたりしており、閉
じている遮断バーを車両が強引に越えることは実際上可
能である。
【0008】前記専用レーンでは、料金収受員は待機し
ておらず、通常、無線による自動料金収受処理のみが行
われる。ETC非契約車両等が専用レーンを通過しない
ように、専用レーンにおいても、レーンを開閉する遮断
バー等を持つ遮断機が設けられている。この遮断バー等
は、通常は閉じており、自動料金収受処理が適正に行わ
れた車両に対してのみ開かれる。この場合、ETC非契
約車両などの自動料金収受処理が適正に行われなかった
車両は、閉じている遮断バー等の前で停車し、他のレー
ン等から来た料金収受員によって料金が収受されること
になる。しかし、前記専用レーンでは、自動料金収受処
理が適正に行われずかつ料金収受員に対して料金を適正
に支払うことなく、閉じている遮断バーを強引に越え
て、通過してしまう不正車両もある。
【0009】以上のように、いずれの料金所レーンにお
いても、料金を適正に支払うことなく通過する不正車両
が出現する場合がある。このような不正車両に対して
は、前記軸重違反車両の場合と同様に、警告及び指導な
どを行うための資料となる情報を取得する必要がある。
【0010】そこで、従来は、前記通常レーンや前記混
在レーンでは、料金を適切に支払うことなくブース前を
通過した不正車両の車両ナンバーを、料金収受員が目視
して筆記具にて手書きで書き留めていた。また、前記専
用レーンにおいても、他のレーン等から来た料金収受員
が、不正車両の車両ナンバーを目視して書き留めようと
していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、従来は、前記通常レーンや前記混在レーンで
は、料金を適切に支払うことなくブース前を通過した不
正車両の車両ナンバーを、料金収受員が目視して筆記具
にて手書きで書き留めていたので、その作業に手数を要
し、料金収受員に多大な負担を強いていた。また、不正
車両の車両ナンバーを書き留める際に、その作業時間が
極短時間しか許されないことから、車両ナンバーを全部
書き留めることができずに、結局、当該不正車両に関す
る情報を取得できない場合があった。さらに、目視して
人手により車両ナンバーを書き留めていたので、車両ナ
ンバーを間違ってしまう場合があり、その情報の信頼性
は必ずしも高くはなかった。さらにまた、車両ナンバー
を単に手書きで書き留めただけであったので、証拠性が
十分ではなかった。さらに、料金収受員は車両への料金
を、その車両前面の車両ナンバーから車種を判断し請求
しているため、不正車両がブース前を通過した際に、不
正車両の車両ナンバーを目視して書き留めている間に、
後続車両がブース前に進入してきた場合、当該後続車両
の前面の車両ナンバーを見損なってその車種を判断でき
ず、当該後続車両に誤った料金を請求してしまうおそれ
があった。また、前記専用レーンでは、料金収受員が常
時待機しているわけではないので、実際上、不正車両の
車両ナンバーを書き留めることさえ、不可能であった。
【0012】そこで、本発明者は、研究の結果、軸重違
反車両撮影装置のように、不正車両を画像として自動的
に撮影する方式を採用することを想起するに至った。し
かし、軸重違反車両を撮影する方式では、予め軸重を計
測して違反か否か(適正か不正か)を事前に判定した後
に、違反車両が所定の撮影位置に到達した時に当該車両
の静止画像を1枚だけ撮像するものであるため、この方
式を料金の支払いに関する不正車両に適用しようとして
も、不可能であった。これは、料金の不払い等の不正が
判明した後ではもはや不正車両を適切なタイミングで撮
影することができないとともに、仮に適切なタイミング
で撮影することができたとしても、1枚の静止画像から
では不正か否かが判明しないためである。
【0013】以上の説明では、高速道路等における料金
所における料金の支払いに関する不正車両の例について
説明したが、駐車場の出入り口における料金の支払いに
関する不正車両や、その他の種々の不正車両についても
同様である。
【0014】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、不正車両に関する情報を係員に多大な負担を
強いることなく確実に信頼性高く取得することができる
不正車両情報取得方法及びその装置を提供することを目
的とする。また、本発明は、得た情報の証拠性も確保す
ることもできる不正車両情報取得方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による不正車両情報取得方法
は、通路の所定箇所を不正に通過する不正車両に関する
情報を取得する不正車両情報取得方法において、前記所
定箇所付近を含む領域を撮像する撮像手段を用いて撮像
した複数の画像データであって、前記不正車両の前記所
定箇所付近での様子を示す時間的に相前後する複数の画
像データを、データ保管手段に記憶させるものである。
【0016】なお、撮像手段の視野は、車両が前記所定
箇所付近に位置しているときに当該車両の車両ナンバー
(より好ましくは、車両ナンバー及び運転手の顔)を含
むように設定しておくことが好ましい。この点は、後述
する各態様についても、同様である。また、時間的に相
前後する前記複数の画像データは、例えば、複数枚の静
止画像ファイルの形式でデータ保管手段に保管してもよ
いし、1つの動画像ファイルの形式でデータ保管手段に
保管してもよい。いずれの形式で保管しても、連続写真
のように複数枚の静止画像を並べて又は1枚ずつ見た
り、動画として見たりすることは可能である。この点
も、後述する各態様についても、同様である。
【0017】前記第1の態様によれば、所定箇所付近を
含む領域を撮像する撮像手段を用いて撮像した複数の画
像データであって、前記不正車両の前記所定箇所付近で
の様子を示す時間的に相前後する複数の画像データを、
データ保管手段に記憶させるので、不正車両の情報を画
像情報として取得することから、従来のように車両ナン
バーを手書きで書き留める場合に比べて、不正車両に関
する情報を係員に多大な負担を強いることなく確実に信
頼性高く取得することができ、また、取得した情報の証
拠性も確保することができる。ここで、前記第1の態様
では、前記従来の軸重違反車両撮影装置と異なり、1枚
の画像を取得するのではなく、時間的に相前後する複数
の画像データを取得するので、これらの複数の画像デー
タの相互関係から料金の不払い等の不正を把握すること
も可能となるので、得られた情報の証拠性が高くなる。
【0018】本発明の第2の態様による不正車両情報取
得装置は、通路の所定箇所を不正に通過する不正車両に
関する情報を取得する不正車両情報取得装置であって、
前記所定箇所付近を含む領域を撮像する撮像手段と、デ
ータ保管手段と、前記撮像手段により撮像された複数の
画像データであって、前記不正車両の前記所定箇所付近
での様子を示す時間的に相前後する複数の画像データ
を、前記データ保管手段に記憶させる手段とを備えたも
のである。この第2の態様によれば、前記第1の態様と
同様の利点が得られる。
【0019】本発明の第3の態様による不正車両情報取
得装置は、通路の所定箇所を不正に通過する不正車両に
関する情報を取得する不正車両情報取得装置であって、
前記所定箇所付近を含む領域を順次撮像する撮像手段
と、現時点までの所定時間に渡って前記撮像手段により
撮像された複数の画像データを順次記憶する一時記憶手
段と、データ保管手段と、前記所定箇所を通過する車両
が不正車両であることを示す信号を受け、該信号を受け
た時点を基準にして定まる期間に渡って前記撮像手段に
より撮像された複数の画像データの各々を、前記一時記
憶手段を経由して又は前記一時記憶手段を経由すること
なく、前記データ保管手段に記憶させる手段と、を備え
たものである。
【0020】この第3の態様は、前記第2の態様の一例
として、現時点までの所定時間に渡って前記撮像手段に
より撮像された複数の画像データを順次記憶する一時記
憶手段を用いる例を示すものである。
【0021】本発明の第4の態様による不正車両情報取
得装置は、前記第3の態様において、係員が前記所定箇
所を通過する車両が不正車両であることを認識したとき
にその旨を入力する入力手段を備え、前記信号は前記入
力手段から得られる信号であり、前記信号を受けた時点
を基準にして定まる前記期間は、前記信号を受けた時点
に対する過去の所定期間であるものである。
【0022】この第4の態様は、前記第3の態様におい
て、不正車両であることを示す信号として、係員の入力
による信号を用いる例を挙げたものである。この第4の
態様では、係員の入力が必要であるが、例えば、その入
力手段として押しボタンスイッチや音声入力による音声
認識処理部を採用することができるので、係員の負担は
非常に少なくてすむ。この第4の態様は、当該所定箇所
付近に係員が待機している場合、例えば、高速道路等の
料金所における前記通常レーンや前記混合レーンや、駐
車場の出入口等において用いることができる。
【0023】本発明の第5の態様による不正車両情報取
得装置は、前記第3の態様において、前記信号は前記所
定箇所で不正車両の通行を閉じる遮断機に対する異常な
物理的作用を検出する検出手段からの検出信号であり、
前記信号を受けた時点を基準にして定まる前記期間は、
前記信号を受けた時点の前後に渡る所定期間であるもの
である。前記検出手段としては、前記遮断機の遮断バー
等の車両進行方向への傾倒を検出するマイクロスイッチ
や、遮断バー等に設けたタッチセンサなどを挙げること
ができる。この点は、後述する第8の態様についても同
様である。
【0024】この第5の態様は、前記第3の態様におい
て、不正車両であることを示す信号として、遮断機に対
する異常な物理的作用を検出する検出手段からの検出信
号を用いる例を挙げたものである。この第5の態様によ
れば、自動的に不正車両を検出するので、係員の負担が
一切必要なくなり、また、係員がいなくても不正車両の
情報を取得することができる。この第5の態様は、遮断
機が設置される場所、例えば、高速道路等の料金所にお
ける前記混合レーンや前記専用レーンや、駐車場の出入
口等において用いることができる。
【0025】本発明の第6の態様による不正車両情報取
得装置は、通路の所定箇所を不正に通過する不正車両に
関する情報を取得する不正車両情報取得装置であって、
車両が前記所定箇所付近に到達したことを感知する車両
感知手段と、前記車両感知手段により感知される時点か
ら所定時間を経過する時点までの車両感知応答期間を、
少なくとも含む期間において、前記所定箇所付近を含む
領域を順次撮像する撮像手段と、前記車両感知応答期間
において前記撮像手段により撮像された最新の所定数の
画像データを記憶する一時記憶手段と、データ保管手段
と、前記所定箇所を通過する車両が不正車両であること
を示す信号を受け、前記信号を受けた時点を基準にして
定まる期間に渡って前記撮像手段により撮像された複数
の画像データの各々を、前記一時記憶手段を経由して又
は前記一時記憶手段を経由することなく、前記データ保
管手段に記憶させる手段と、を備えたものである。
【0026】この第6の態様は、前記第2の態様の他の
例として、車両が前記所定箇所付近に到達したことを感
知する車両感知手段を用いるとともに、車両感知応答期
間において撮像手段により撮像された最新の所定数の画
像データを記憶する一時記憶手段を用いる例を示すもの
である。
【0027】本発明の第7の態様による不正車両情報取
得装置は、前記第6の態様において、係員が前記所定箇
所を通過する車両が不正車両であることを認識したとき
にその旨を入力する入力手段を備え、前記信号は前記入
力手段から得られる信号であり、前記信号を受けた時点
を基準にして定まる前記期間は、前記信号を受けた時点
に対する過去の所定期間であるか又は前記信号を受けた
時点と当該時点の直前に前記車両感知手段により感知さ
れた時点との間の期間であるものである。
【0028】この第7の態様は、前記第6の態様におい
て、不正車両であることを示す信号として、係員の入力
による信号を用いる例を挙げたものである。この第7の
態様では、前記第4の態様と同様に、係員の入力が必要
であるが、例えば、その入力手段として押しボタンや音
声入力による音声認識処理部を採用することができるの
で、係員の負担は非常に少なくてすむ。この第7の態様
は、前記第4の態様と同様に、当該所定箇所付近に係員
が待機している場合、例えば、高速道路等の料金所にお
ける前記通常レーンや前記混合レーンや、駐車場の出入
口等において用いることができる。
【0029】本発明の第8の態様による不正車両情報取
得装置は、前記第6の態様において、前記信号は前記所
定箇所で不正車両の通行を閉じる遮断機に対する異常な
物理的作用を検出する検出手段からの検出信号であり、
前記信号を受けた時点を基準にして定まる前記期間は、
前記信号を受けた時点の前後に渡る所定期間であるか又
は前記信号を受けた時点の直前に前記車両感知手段によ
り感知された時点から前記所定期間を経過するまでの期
間であるものである。
【0030】この第8の態様は、前記第6の態様におい
て、不正車両であることを示す信号として、遮断機に対
する異常な物理的作用を検出する検出手段からの検出信
号を用いる例を挙げたものである。この第8の態様によ
れば、前記第5の態様と同様に、自動的に不正車両を検
出するので、係員の負担が一切必要なくなり、また、係
員がいなくても不正車両の情報を取得することができ
る。この第8の態様は、前記第5の態様と同様に、遮断
機が設置される場所、例えば、高速道路等の料金所にお
ける前記混合レーンや前記専用レーンや、駐車場の出入
口等において用いることができる。
【0031】本発明の第9の態様による不正車両情報取
得装置は、前記第4又は第7の態様において、前記所定
箇所を通過する車両の車両ナンバーを読み取る読み取り
手段と、該読み取り手段により読み取られた最新の所定
数の車両ナンバーを表示して係員に示す表示手段とを備
え、前記入力手段は、前記係員が、前記所定箇所を通過
する車両が不正車両であることを認識したときに、前記
表示手段により表示されている車両ナンバーのうちから
当該不正車両の車両ナンバーを選択する選択入力手段で
あり、前記選択入力手段により選択された車両ナンバー
を不正車両の車両ナンバーとして前記データ保管手段に
記憶させる手段を更に備えたものである。
【0032】この第9の態様によれば、不正車両の候補
となる車両の車両ナンバーが表示手段により表示され、
表示された車両ナンバーのうちから不正車両の車両ナン
バーを係員が選択入力手段により選択すると、この選択
信号が不正車両であることを示す信号として用いられて
前記第4又は第7の態様と同じく所定の画像データがデ
ータ保管手段に保管される他、選択された車両ナンバー
すなわち不正車両の車両ナンバーが保管手段に保管され
る。したがって、保管された画像データと不正車両の車
両ナンバーとを照合することによって、不正車両の情報
の信頼性を一層高めることができる。なお、係員は表示
された複数の車両ナンバーから不正車両の車両ナンバー
を選択するだけであるので、係員の負担は非常に少なく
てすむ。
【0033】本発明の第10の態様による不正車両情報
取得装置は、前記第1乃至第9のいずれかの態様におい
て、前記所定箇所を通過する車両の車両ナンバーを読み
取る読み取り手段と、該読み取り手段により読み取られ
た車両ナンバーを読み取り時刻に関連づけて前記データ
保管手段に記憶させる手段とを備えたものである。
【0034】この第10の態様によれば、所定箇所を通
過する車両の車両ナンバーが読み取り時刻に関連づけて
データ保管手段に記憶される。したがって、前記第10
の態様によれば、通過車両の車両ナンバーの情報を、不
正車両の画像情報を補完するための情報として用いた
り、検証するための情報として用いることができ、好ま
しい。例えば、不正車両の直前に車両が存在していて、
撮像手段で撮像した画像には直前の車両に隠れて不正車
両の車両ナンバーが写っていないような場合であって
も、保管手段に保管された通過車両の車両ナンバーか
ら、当該不正車両の車両ナンバーを特定することが可能
となる。
【0035】本発明の第11の態様による不正車両情報
取得装置は、通路の所定箇所を不正に通過する不正車両
に関する情報を取得する不正車両情報取得装置であっ
て、前記所定箇所を通過する車両の車両ナンバーを読み
取る読み取り手段と、該読み取り手段により読み取られ
た最新の所定数の車両ナンバーを表示して係員に示す表
示手段と、前記係員が、前記所定箇所を通過する車両が
不正車両であることを認識したときに、前記表示手段に
より表示されている車両ナンバーのうちからの当該不正
車両の車両ナンバーの選択を入力する選択入力手段と、
データ保管手段と、前記選択入力手段により選択された
車両ナンバーを不正車両の車両ナンバーとして前記デー
タ保管手段に記憶させる手段とを備えたものである。
【0036】この第11の態様によれば、不正車両の候
補となる車両の車両ナンバーが表示手段により表示さ
れ、表示された車両ナンバーのうちから不正車両の車両
ナンバーを係員が選択入力手段により選択すると、この
選択された車両ナンバーすなわち不正車両の車両ナンバ
ーが保管手段に保管される。この第11の態様におい
て、前記第9の態様のように不正車両の画像データを取
得しない場合には、前記第9の態様に比べれば証拠性は
高くないが、従来のように車両ナンバーを手書きで書き
留める場合に比べて、不正車両に関する情報を係員に多
大な負担を強いることなく確実に信頼性高く取得するこ
とができ、証拠性の点でも向上する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明による不正車両情報
取得方法及びその装置について、図面を参照して説明す
る。
【0038】[第1の実施の形態]
【0039】図1は、本発明の第1の実施の形態による
不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。図
2は、この不正車両情報取得装置を高速道路等の料金所
に設置した状態を示す概略平面図である。
【0040】図2において、1はアイランド、2はブー
ス、3は車両が通過する通路としてのレーンである。図
2中、矢印Xは車両進行方向を示している。図2に示す
レーン3は、前述した「通常レーン」となっており、ブ
ース2内の係員(料金収受員)がブース2の前でレーン
3を進行する全ての車両から料金を人手により収受す
る。もっとも、本実施の形態は、例えば、前述した「混
在レーン」に適用してもよい。
【0041】本実施の形態による不正車両情報取得装置
は、適正に料金を支払うことなく、レーン3におけるブ
ース2前の箇所を不正に通過する不正車両に関する情報
を取得するように構成されている。本実施の形態による
不正車両情報取得装置は、図1及び図2に示すように、
ブース2前の箇所の付近を含む領域を撮像する不正車両
撮像用の撮像手段としてのカメラ4と、レーン3を通過
する車両の車両ナンバーを撮像する車両ナンバー読み取
り用のカメラ5と、ブース2内に設置され係員がブース
2前を通過する車両が不正車両であることを認識したと
きにその旨を入力する入力手段としての押しボタンスイ
ッチ6と、図示しないCPU、ROM、RAM及び画像
処理回路等により構成された制御・処理部7と、例えば
メモリからなる一時記憶部8と、不正車両に関する情報
を保管する例えばハードディスクからなるデータ保管部
9と、通信部10とを備えている。
【0042】カメラ4,5はそれぞれ、例えば、デジタ
ルスチルカメラでもよいし、動画用のテレビカメラでも
よい。カメラ4,5は、図2に示すように、同じ場所に
おいて互いに上下に並べて、アイランド1上に設置され
ている。もっとも、カメラ5をカメラ4と同じ位置に設
置する必要はなく、例えば、ブース2の上流側に設置し
てもよい。図2中、4aはカメラ4の視野を示してお
り、この視野4aは、車両がブース2前付近に位置して
いるときに当該車両ナンバー及び運転手の顔を含むよう
に設定されている。カメラ5の視野はカメラ4と異なっ
ているが、図示は省略する。なお、カメラ4,5を単一
のカメラで兼用することも可能である。
【0043】本実施の形態では、制御・処理部7、一時
記憶部8、データ保管部9及び通信部10は、レーン3
毎に設けられ、例えば、ブース2内に設置されている。
【0044】通信部10は、専用回線又はその他の通信
網11を介して、例えばハードディスクからなるデータ
保管部13を有するサーバ12に接続され、データ保管
部9に保管された不正車両に関する情報は、制御・処理
部7による制御下において、適当な時期に、レーン3や
料金所の識別データと一緒に、サーバ12のデータ保管
部13に転送されて、保管されるようになっている。デ
ータ保管部13に転送されたデータについては、データ
保管部9内に必ずしも保持しておく必要はない。本実施
の形態では、サーバ12は、例えば、管理センター等に
設置され、不正車両に関する情報を集中管理するように
なっている。なお、図面には示していないが、料金所の
事務所等に設置したパーソナルコンピュータで各レーン
3毎の情報を取りまとめて、サーバ12へ送るようにし
てもよいことは言うまでもない。また、後述するように
データ保管部9にデータを保管する際に、その代わり
に、サーバ12のデータ保管部13へ直接転送したり、
料金所の事務所等に設置したパーソナルコンピュータに
直接送るようにしたりすれば、データ保管部9は不要で
ある。
【0045】本実施の形態では、カメラ4は、制御・処
理部7による制御下で、当該装置の作動中の全期間に渡
って、所定周期(例えば、1秒〜1/30秒)で順次撮
像する。この周期は、使用者が適宜調整して設定できる
ようにしておいてもよい。
【0046】制御・処理部7は、カメラ4から得られる
画像信号をA/D変換して画像データとし、現時点まで
の所定時間T0に渡ってカメラ4により撮像された複数
の画像データを順次一時記憶部8に記憶させる。例え
ば、一時記憶部8に記憶させる画像データの数は所定数
とし、最も古い画像データから順に上書きしていく。な
お、ここでは、撮像周期の1周期毎に得られる画像デー
タを1つの画像データという。
【0047】ブース2内の係員は、ブース2前で各車両
から料金を収受するが、車両が適正に料金を支払うこと
なくブース2前を通過すると当該車両は不正車両である
と認識し、押しボタンスイッチ6を押し下げる。したが
って、押しボタンスイッチ6は、ブース2前を通過する
車両が不正車両であることを示す信号を制御・処理部7
に与えることになる。押しボタンスイッチ6に代えて、
例えば、マイクロフォンを用い、制御・処理部7は、係
員の「不正」という音声を、音声認識処理により、ブー
ス2前を通過する車両が不正車両であることを示す信号
として用いてもよい。
【0048】制御・処理部7は、押しボタンスイッチ6
から信号を受けると、この信号を受けた時点t0を基準
にして定まる期間に渡ってカメラ4により撮像された複
数の画像データの各々を、一時記憶部8を経由して又は
一時記憶部8を経由することなく、データ保管手部9に
記憶させる。具体的には、制御・処理部7は、例えば、
図3に示すように、押しボタンスイッチ6から信号を受
けた時点t0と当該時点t0から所定時間T1(T1≦
T0)だけ前の時点t1との間の期間(図3中のハッチ
ングを付した期間:時点t0に対する過去の所定期間)
に渡ってカメラ4により撮像された複数の画像データの
各々を、一時記憶部8からデータ保管部9に記憶させ
る。あるいは、制御・処理部7は、例えば、図4に示す
ように、押しボタンスイッチ6から信号を受けた時点t
0から所定時間T2+T3(T2+T3≦T0)だけ前
の時点t2と時点t0から所定時間T3だけ前の時点t
3との間の期間(図4中のハッチングを付した期間:時
点t0に対する過去の所定期間)に渡ってカメラ4によ
り撮像された複数の画像データの各々を、一時記憶部8
からデータ保管部9に記憶させる。このとき、複数の画
像データは、複数枚の静止画像ファイルの形式でデータ
保管部9に保管してもよいし、1つの動画像ファイルの
形式でデータ保管部9に保管してもよい。これらのファ
イルは、撮像時刻と関連づけてデータ保管部9に保管し
ておく。所定時間T1や所定時間T2,T3を適宜設定
しておけば、前述したようにしてデータ保管部9に記憶
される時間的に相前後する複数の画像データは、不正車
両のブース2前付近での様子を示すものとなる。
【0049】また、本実施の形態では、制御・処理部7
は、カメラ5により撮像された画像を公知の方法により
処理して、通過する車両の車両ナンバーを読み取り、読
み取った車両ナンバーを読み取り時刻と関連づけてデー
タ保管部9に記憶させる。なお、本実施の形態では、カ
メラ5は順次撮像し、カメラ5の視野に車両ナンバープ
レートが入ると、その車両ナンバーが読み取られるよう
になっている。もっとも、カメラ5による車両ナンバー
プレートの撮像を適切に行うことができる位置に、車両
が到達したことを感知する光線式等の車両感知器(図示
せず)を設け、カメラ5がこの感知器からの信号に応答
して撮像するようにしてもよい。
【0050】本実施の形態によれば、ブース2前付近を
含む領域を撮像するカメラ4を用いて撮像した複数の画
像データであって、不正車両のブース2前付近での様子
を示す時間的に相前後する複数の画像データを、データ
保管部9に記憶させるので、不正車両の情報を画像情報
として取得することから、従来のように車両ナンバーを
手書きで書き留める場合に比べて、不正車両に関する情
報を係員に多大な負担を強いることなく確実に信頼性高
く取得することができ、また、取得した情報の証拠性も
確保することができる。ここで、本実施の形態では、前
記従来の軸重違反車両撮影装置と異なり、1枚の画像を
取得するのではなく、時間的に相前後する複数の画像デ
ータを取得するので、これらの複数の画像データの相互
関係から料金の不払い等の不正を把握することも可能と
なるので、得られた情報の証拠性が高くなる。さらに、
前述したように係員に多大な負担を強いることがないの
で、不正車両がブース2前を通過した直後に後続車両が
ブース前に進入してきても、当該後続車両の前面の車両
ナンバーを見損なってその車種を判断できないという事
態が生じ難くなり、当該後続車両に誤った料金を請求し
てしまう可能性が大幅に低減される。
【0051】また、本実施の形態によれば、通過車両の
車両ナンバーが読み取り時刻に関連づけてデータ保管部
9に記憶されるので、この車両ナンバーの情報を、不正
車両の画像情報を補完するための情報として用いたり、
検証するための情報として用いることができる。
【0052】なお、図面には示していないが、カメラ5
をブース2の上流側に設置して、制御・処理部7によっ
て、車両がブース2前に到達する前に当該車両の車両ナ
ンバーを読み取り、その車両ナンバーに基づいて当該車
両の車種を判別し、その判別結果をブース2内の表示部
に表示すれば、係員は収受すべき料金をより一層容易に
把握することができ、好ましい。このような車種判別手
段がなければ、車種により収受すべき料金が異なるた
め、係員は、車両ナンバーを目視して車種を判別して収
受すべき料金を判断することになる。
【0053】[第2の実施の形態]
【0054】図5は、本発明の第2の実施の形態による
不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。図
6は、図5に示す不正車両情報取得装置の表示部15の
表示例を示す図である。図5において、図1中の要素と
同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す
る説明は省略する。
【0055】本実施の形態が前記図1及び図2に示す第
1の実施の形態と異なる所は、押しボタンスイッチ6に
代えて選択入力部14が用いられている点と、ブース2
内に設置されたCRT等の表示部15が追加されている
点と、制御・処理部7の動作の一部である。
【0056】本実施の形態では、制御・処理部7は、前
述したようにして読み取った最新の所定数の車両ナンバ
ーを、例えば図6に示すように、表示部6に表示させ
る。表示部6に表示させる車両ナンバーは、データ保管
部9から読み出してもよいし、制御・処理部7内のRA
M等に記憶させておき、そこから読み出すようにしもよ
い。本実施の形態では、表示部15としてタッチパネル
付きのCRTや液晶パネル等が用いられ、表示部15
が、表示されている車両ナンバーのうちから不正車両の
車両ナンバーを選択する選択入力部14を兼用してい
る。すなわち、本実施の形態では、図6のように表示さ
れたいずれかの車両ナンバーの領域を係員が押すことに
よって、車両ナンバーを選択することができるようにな
っている。もっとも、選択入力部14は、表示部15か
ら独立していてもよく、例えば、表示部15の各車両ナ
ンバー表示領域に対応して設けた各押しボタンスイッチ
等で構成することもできる。
【0057】本実施の形態では、ブース2内の係員は、
ブース2前で各車両から料金を収受するが、車両が適正
に料金を支払うことなくブース2前を通過すると当該車
両は不正車両であると認識し、その不正車両の車両ナン
バーを目視して、目視した車両ナンバーを当該ナンバー
が表示部15に表示されている領域を押すことによっ
て、選択する。これにより、制御・処理部7は、選択さ
れた車両ナンバーについては、データ保管部9内の車両
ナンバーに不正車両のものであることを示す識別フラグ
等の識別データを付すことにより、選択された車両ナン
バーを不正車両の車両ナンバーとしてデータ保管部9に
記憶させる。また、制御・処理部7は、いずれかの車両
ナンバーが選択されると、すなわち、本実施の形態で
は、いずれかの車両ナンバーの表示領域が押されると、
その信号を第1の実施の形態における押しボタンスイッ
チ6からの信号と同じものとして取り扱い、前記第1の
実施の形態と同様の処理を行う。
【0058】本実施の形態によれば、前記第1の実施の
形態と同様の利点が得られる他、次の利点も得られる。
すなわち、本実施の形態では、不正車両の候補となる車
両の車両ナンバーが表示部15により表示され、表示さ
れた車両ナンバーのうちから不正車両の車両ナンバーを
係員が選択入力部14により選択すると、この選択信号
が不正車両であることを示す信号として用いられて第1
の実施の形態と同じく所定の画像データがデータ保管部
9に保管される他、選択された車両ナンバーすなわち不
正車両の車両ナンバーがデータ保管部9に保管される。
したがって、保管された画像データと不正車両の車両ナ
ンバーとを照合することによって、不正車両の情報の信
頼性を一層高めることができる。なお、係員は表示され
た複数の車両ナンバーから不正車両の車両ナンバーを選
択するだけであるので、係員の負担は非常に少なくてす
む。
【0059】[第3の実施の形態]
【0060】図7は、本発明の第3の実施の形態による
不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。図
8は、この不正車両情報取得装置を高速道路等の料金所
に設置した状態を示す概略平面図である。図7及び図8
において、図1、図2及び図5中の要素と同一又は対応
する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略
する。
【0061】本実施の形態が前記図5に示す第2の実施
の形態と異なる所は、カメラ4及び一時記憶部8が取り
除かれ、制御・処理部7がデータ保管部9に不正車両の
画像情報を記憶させる処理を行わないようになっている
点のみである。
【0062】本実施の形態によれば、前記第2の実施の
形態と同様に、不正車両の候補となる車両の車両ナンバ
ーが表示部15により表示され、表示された車両ナンバ
ーのうちから不正車両の車両ナンバーを係員が選択入力
部14により選択すると、選択された車両ナンバーすな
わち不正車両の車両ナンバーがデータ保管部9に保管さ
れる。本実施の形態では、前記第2の実施の形態と異な
り、不正車両の画像データを取得しないので、前記第2
の実施の形態に比べれば証拠性は高くないが、従来のよ
うに車両ナンバーを手書きで書き留める場合に比べて、
不正車両に関する情報を係員に多大な負担を強いること
なく確実に信頼性高く取得することができ、証拠性の点
でも向上する。
【0063】[第4の実施の形態]
【0064】図9は、本発明の第4の実施の形態による
不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。図
10は、この不正車両情報取得装置を高速道路等の料金
所に設置した状態を示す概略平面図である。図9及び図
10において、図1及び図2中の要素と同一又は対応す
る要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略す
る。
【0065】本実施の形態が前記図1及び図2に示す第
1の実施の形態と異なる所は、ブース2前の箇所に対す
る上流側において設けられ、ブース2前付近に車両が到
達したことを感知する光線式の車両感知器20が、追加
されている点と、これに伴い制御・処理部7の動作が以
下に説明するように変更されている点である。
【0066】すなわち、本実施の形態では、カメラ4
は、制御・処理部7による制御下で、感知器20から感
知信号が得られた時点t4から所定時間T4を経過する
時点t6までの期間(車両感知器応答期間)に渡って、
所定周期(例えば、1秒〜1/30秒)で順次撮像す
る。この周期は、使用者が適宜調整して設定できるよう
にしておいてもよい。
【0067】制御・処理部7は、カメラ4から得られる
画像信号をA/D変換して画像データとし、カメラ4に
より撮像された複数の画像データを一時記憶部8に順次
記憶させる。このとき、一時記憶部8に記憶させる画像
データの数は所定数とし、最も古い画像データから順に
上書きしていくことによって、車両感知器応答期間にお
いてカメラ4により撮像された最新の所定数の画像デー
タを記憶させる。なお、この所定数は、車両が間隔をほ
とんどあけずに連続してブース2前を通過する場合を考
慮すると、車両感知器応答期間の時間T4の2倍以上の
時間に渡ってカメラ4が撮像する画像データの数に設定
しておくことが、好ましい。
【0068】本実施の形態においても、ブース2内の係
員は、前記第1の実施の形態と同様に、ブース2前で各
車両から料金を収受するが、車両が適正に料金を支払う
ことなくブース2前を通過すると当該車両は不正車両で
あると認識し、押しボタンスイッチ6を押し下げる。
【0069】制御・処理部7は、押しボタンスイッチ6
から信号を受けると、この信号を受けた時点t0を基準
にして定まる期間に渡ってカメラ4により撮像された複
数の画像データの各々を、一時記憶部8を経由して又は
一時記憶部8を経由することなく、データ保管部9に記
憶させる。具体的には、制御・処理部7は、例えば、図
11に示すように、押しボタンスイッチ6から信号を受
けた時点t0と当該時点t0から所定時間T5だけ前の
時点t5との間の期間(図11中のハッチングを付した
期間:時点t0に対する過去の所定期間)に渡ってカメ
ラ4により撮像された複数の画像データの各々を、一時
記憶部8からデータ保管部9に記憶させる。あるいは、
制御・処理部7は、例えば、図12に示すように、押し
ボタンスイッチ6から信号を受けた時点t0と当該時点
t0の直前に感知器20から感知信号が得られた時点t
4との間の期間(図12中のハッチングを付した期間:
時点t0に対する過去の所定期間)に渡ってカメラ4に
より撮像された複数の画像データの各々を、一時記憶部
8からデータ保管部9に記憶させる。このとき、複数の
画像データは、複数枚の静止画像ファイルの形式でデー
タ保管部9に保管してもよいし、1つの動画像ファイル
の形式でデータ保管部9に保管してもよい。これらのフ
ァイルは、撮像時刻と関連づけてデータ保管部9に保管
しておく。所定時間T4や所定時間T5や感知器20の
位置を適宜設定しておけば、前述したようにしてデータ
保管部9に記憶される時間的に相前後する複数の画像デ
ータは、不正車両のブース2前付近での様子を示すもの
となる。
【0070】したがって、本実施の形態によっても、前
記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
【0071】なお、本発明では、前記第1の実施の形態
を変形して前記2の実施の形態を得たのと同様の方法
で、本実施の形態を変形してもよい。
【0072】また、本実施の形態では、前述したように
感知器20を用いているが、感知器20を用いる代わり
に、例えば、制御・処理部7がカメラ4から順次得られ
る画像に対して車両の認識処理を行い、視野内に車両が
入ったことを認識することによって、車両がブース2前
付近に到達したことを感知してもよい。
【0073】[第5の実施の形態]
【0074】図13は、本発明の第5の実施の形態によ
る不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。
図14は、この不正車両情報取得装置を高速道路等の料
金所に設置した状態を示す概略平面図である。図13及
び図14において、図1及び図2中の要素と同一又は対
応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省
略する。
【0075】図14に示すように、ETCシステム用の
遮断機30が設置され、レーン3は前述した「混在レー
ン」又は「専用レーン」となっている。この例では、遮
断機30は、水平な軸回りに回動自在とされる遮断バー
31を有し、レーン3を閉じるときに遮断バー31がレ
ーン3を横切り地面と水平にされ、レーン3を開くとき
に鉛直方向に起立される。遮断機30は、料金所2の上
流側において、遮断バー31が閉じたときに車両をブー
ス2前に停止させる位置に、設けられている。すなわ
ち、遮断機30は、ブース2前で車両の通行を閉じる。
レーン3が「混在レーン」である場合には、通常は閉じ
ており、自動料金収受処理が適正に行われた車両や料金
収受員による料金の収受が完了した車両に対して開かれ
る。レーン3が「専用レーン」である場合には、通常は
開いており、自動料金収受処理が適正に行われなかった
車両に対してのみ閉じられる。なお、図14は、遮断機
30が閉じている状態を示している。
【0076】本実施の形態においても、前述した第1の
実施の形態と同様に、制御・処理部7は、カメラ4から
得られる画像信号をA/D変換して画像データとし、現
時点までの所定時間T0に渡ってカメラ4により撮像さ
れた複数の画像データを順次一時記憶部8に記憶させ
る。
【0077】本実施の形態が前記図1及び図2に示す第
1の実施の形態と異なる所は、押しボタンスイッチ6に
代えて、遮断機30に対する異常な物理的作用を検出す
る遮断機異常検出器32が用いられている点と、これに
伴い制御・処理部7の動作が以下に説明するように変更
されている点である。本実施の形態では、検出器32と
して、タッチセンサが遮断バー31に設けられている。
したがって、遮断バー31が閉じているときに車両が不
正に通行しようとして強引に遮断バー31を越えようと
すると、車両がタッチセンサに当接し、検出信号を出力
することになる。もっとも、検出器32は、これに限定
されるものではなく、例えば、遮断バー31の車両進行
方向への傾倒を検出するマイクロスイッチなどを用いる
ことができる。以上の説明からわかるように、検出器3
2からの信号は、ブース2前を通過する車両が不正車両
であることを示す信号となっている。
【0078】本実施の形態では、制御・処理部7は、検
出器32から検出信号を受けると、この信号を受けた時
点t0を基準にして定まる期間に渡ってカメラ4により
撮像された複数の画像データの各々を、一時記憶部8を
経由して又は一時記憶部8を経由することなく、データ
保管部9に記憶させる。具体的には、制御・処理部7
は、例えば、図15に示すように、検出器32から信号
を受けた時点t0から所定時間T7だけ前の時点t7と
時点t0から所定時間T8だけ後の時点t8との間の期
間(図15中のハッチングを付した期間:時点t0の前
後に渡る所定期間)に渡ってカメラ4により撮像された
複数の画像データの各々を、一時記憶部8を経由して又
は一時記憶部8を経由することなくデータ保管部9に記
憶させる。なお、T7≦T0に設定される。時点t7か
ら時点t0までに撮像された画像データは、時点t0に
対する過去のデータであるので、一時記憶部8からデー
タ保管部9へ記憶させる。一方、時点t0から時点t8
までに撮像された画像データは、時点t0に対する未来
のデータであるので、一時記憶部8を経由してデータ保
管部9に記憶させてもよいし、一時記憶部8を経由する
ことなくデータ保管部9に記憶させてもよい。このと
き、複数の画像データは、複数枚の静止画像ファイルの
形式でデータ保管部9に保管してもよいし、1つの動画
像ファイルの形式でデータ保管部9に保管してもよい。
これらのファイルは、撮像時刻と関連づけてデータ保管
部9に保管しておく。所定時間T7,T8を適宜設定し
ておけば、前述したようにしてデータ保管部9に記憶さ
れる時間的に相前後する複数の画像データは、不正車両
のブース2前付近での様子を示すものとなる。
【0079】したがって、本実施の形態によっても、前
記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。のみなら
ず、係員は入力操作を行う必要がなくなり、完全に自動
化されるので、係員の負担が全くなくなるとともに、不
正車両に関する情報をより確実に一層信頼性高く取得す
ることができる。
【0080】[第6の実施の形態]
【0081】図16は、本発明の第6の実施の形態によ
る不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。
図17は、この不正車両情報取得装置を高速道路等の料
金所に設置した状態を示す概略平面図である。図16及
び図17において、図13及び図14中の要素と同一又
は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明
は省略する。
【0082】本実施の形態が前記図16及び図17に示
す第5の実施の形態と異なる所は、ブース2前の箇所に
対する上流側において設けられ、ブース2前付近に車両
が到達したことを感知する光線式の車両感知器20が、
追加されている点と、これに伴い制御・処理部7の動作
が以下に説明するように変更されている点である。
【0083】すなわち、本実施の形態では、カメラ4
は、制御・処理部7による制御下で、感知器20から感
知信号が得られた時点t10から所定時間T10を経過
する時点t13までの期間(車両感知器応答期間)に渡
って、所定周期(例えば、1秒〜1/30秒)で順次撮
像する。この周期は、使用者が適宜調整して設定できる
ようにしておいてもよい。
【0084】制御・処理部7は、カメラ4から得られる
画像信号をA/D変換して画像データとし、カメラ4に
より撮像された複数の画像データを一時記憶部8に順次
記憶させる。このとき、一時記憶部8に記憶させる画像
データの数は所定数とし、最も古い画像データから順に
上書きしていくことによって、車両感知器応答期間にお
いてカメラ4により撮像された最新の所定数の画像デー
タを記憶させる。なお、この所定数は、車両が間隔をほ
とんどあけずに連続してブース2前を通過する場合を考
慮すると、車両感知器応答期間の時間T10の2倍以上
の時間に渡ってカメラ4が撮像する画像データの数に設
定しておくことが、好ましい。
【0085】本実施の形態では、制御・処理部7は、検
出器32から検出信号を受けると、この信号を受けた時
点t0を基準にして定まる期間に渡ってカメラ4により
撮像された複数の画像データの各々を、一時記憶部8を
経由して又は一時記憶部8を経由することなく、データ
保管部9に記憶させる。具体的には、制御・処理部7
は、例えば、図18に示すように、検出器32から信号
を受けた時点t0から所定時間T11だけ前の時点t1
1と時点t0から所定時間T12だけ後の時点t12と
の間の期間(図18中のハッチングを付した期間:時点
t0の前後に渡る所定期間)に渡ってカメラ4により撮
像された複数の画像データの各々を、一時記憶部8を経
由して又は一時記憶部8を経由することなくデータ保管
部9に記憶させる。あるいは、制御・処理部7は、例え
ば、図19に示すように、検出器32から信号を受けた
時点t0の直前に感知器20から感知信号が得られた時
点t10と当該時点t10から所定時間T10経過した
時点t13との間の期間(図19中のハッチングを付し
た期間)に渡ってカメラ4により撮像された複数の画像
データの各々を、一時記憶部8からデータ保管部9に記
憶させる。時点t11から時点t0までに撮像された画
像データや時点t10から時点t0までに撮像された画
像データは、時点t0に対する過去のデータであるの
で、一時記憶部8からデータ保管部9へ記憶させる。一
方、時点t0から時点t12までに撮像された画像デー
タや時点t0から時点t13までに撮像された画像デー
タは、時点t0に対する未来のデータであるので、一時
記憶部8を経由してデータ保管部9に記憶させてもよい
し、一時記憶部8を経由することなくデータ保管部9に
記憶させてもよい。このとき、複数の画像データは、複
数枚の静止画像ファイルの形式でデータ保管部9に保管
してもよいし、1つの動画像ファイルの形式でデータ保
管部9に保管してもよい。これらのファイルは、撮像時
刻と関連づけてデータ保管部9に保管しておく。所定時
間T11,T12や感知器20の位置を適宜設定してお
けば、前述したようにしてデータ保管部9に記憶される
時間的に相前後する複数の画像データは、不正車両のブ
ース2前付近での様子を示すものとなる。
【0086】したがって、本実施の形態によっても、前
記第5の実施の形態と同様の利点が得られる。
【0087】[第7の実施の形態]
【0088】本発明では、前述した第1乃至第6の態様
において、軸重違反車両撮影装置としての機能を付加し
てもよい。ここでは、その一例として、前述した図9及
び図10に示す第4の実施の形態に軸重違反車両撮影装
置としての機能を付加したものを、第7の実施の形態に
よる不正車両情報取得装置として説明する。
【0089】図20は、本発明の第7の実施の形態によ
る不正車両情報取得装置を示す概略ブロック図である。
図21は、この不正車両情報取得装置を高速道路等の料
金所に設置した状態を示す概略平面図である。図20及
び図21において、図9及び図10中の要素と同一又は
対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は
省略する。
【0090】本実施の形態が前記第4の実施の形態と異
なる所は、軸重違反車両撮影用のカメラ41、光線式の
感知器21,22及び載荷板42が追加されている点
と、制御・処理部7の機能として以下に説明する機能が
追加されている点である。
【0091】カメラ41は、例えば、デジタルスチルカ
メラでもよいし、動画用のテレビカメラでもよい。本実
施の形態では、図21に示すように、カメラ41もカメ
ラ4,5と同じ場所に上限に並べてアイランド1上に設
置されている。もっとも、カメラ5をカメラ4と同じ位
置に設置する必要はない。なお、カメラ41は、カメラ
4又はカメラ5と兼用することも可能であるし、カメラ
41,4,5を単一のカメラで兼用することも可能であ
る。
【0092】載荷板42は、レーン3の入路付近に設置
され、そこを通過する車両の軸重を計測する。制御・処
理部7は、載荷板42からの信号に基づいて当該車両が
軸重違反車両か否かを判定する。軸重違反車両であれ
ば、制御・処理部7は、光線式の車両感知器20〜22
の信号に基づいて、当該軸重違反車両が感知器20の位
置に到達したときに、その前面を撮像するようになって
いる。このように、本実施の形態では、3つの感知器2
0〜22により軸重違反車両が撮影位置(本例では感知
器22の位置)に達したことを検出する方式が採用され
ている。この方式は、例えば、特公平4−11817号
公報に開示されている。もっとも、この方式に限定され
るものではない。
【0093】そして、本実施の形態では、制御・処理部
7は、カメラ41により撮像された軸重違反車両の画像
データをデータ保管部9に、軸重データ等と共に記憶さ
せる。
【0094】本実施の形態によれば、料金に関する不正
車両の情報を取得することができるのでみならず、軸重
違反車両に関する情報も取得することができ、しかも、
制御・処理部7のハードウエアや感知器20を共用して
いるので、コストダウンを図ることができる。
【0095】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0096】例えば、前述した各実施の形態は高速道路
等の料金所に適用した例であったが、本発明は、例え
ば、大規模な駐車場などの出入口にも適用することも好
ましい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不正車両に関する情報を係員に多大な負担を強いること
なく確実に信頼性高く取得することができる。また、本
発明によれば、得た情報の証拠性も確保することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による不正車両情報
取得装置を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示す不正車両情報取得装置を高速道路等
の料金所に設置した状態を示す概略平面図である。
【図3】データ取得期間の一例を示す図である。
【図4】データ取得期間の他の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による不正車両情報
取得装置を示す概略ブロック図である。
【図6】図5に示す不正車両情報取得装置の表示部の表
示例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による不正車両情報
取得装置を示す概略ブロック図である。
【図8】図7に示す不正車両情報取得装置を高速道路等
の料金所に設置した状態を示す概略平面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態による不正車両情報
取得装置を示す概略ブロック図である。
【図10】図9に示す不正車両情報取得装置を高速道路
等の料金所に設置した状態を示す概略平面図である。
【図11】データ取得期間の更に他の例を示す図であ
る。
【図12】データ取得期間の更に他の例を示す図であ
る。
【図13】本発明の第5の実施の形態による不正車両情
報取得装置を示す概略ブロック図である。
【図14】図13に示す不正車両情報取得装置を高速道
路等の料金所に設置した状態を示す概略平面図である。
【図15】データ取得期間の更に他の例を示す図であ
る。
【図16】本発明の第6の実施の形態による不正車両情
報取得装置を示す概略ブロック図である。
【図17】図16に示す不正車両情報取得装置を高速道
路等の料金所に設置した状態を示す概略平面図である。
【図18】データ取得期間の更に他の例を示す図であ
る。
【図19】データ取得期間の更に他の例を示す図であ
る。
【図20】本発明の第7の実施の形態による不正車両情
報取得装置を示す概略ブロック図である。
【図21】図20に示す不正車両情報取得装置を高速道
路等の料金所に設置した状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 アイランド 2 ブース 3 レーン 4,5,41 カメラ 6 押しボタンスイッチ 7 制御・処理部 8 一時記憶部 9,13 データ保管部 10 通信部 11 通信網 12 サーバ 14 選択入力部 15 表示部 20〜22 車両感知器 30 遮断機 31 遮断バー 32 遮断機異常検出器 42 載荷板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA16 BA02 BA19 BA26 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 CE09 CH12 CH20 DA08 DA16 DB02 DB09 5C053 FA23 KA04 LA02 LA15 5C054 AA01 AA05 CA04 CC03 CH02 CH04 EA01 EA05 EA07 GB02 HA18 HA26 5H180 AA01 BB15 CC04 DD10 EE10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路の所定箇所を不正に通過する不正車
    両に関する情報を取得する不正車両情報取得方法におい
    て、前記所定箇所付近を含む領域を撮像する撮像手段を
    用いて撮像した複数の画像データであって、前記不正車
    両の前記所定箇所付近での様子を示す時間的に相前後す
    る複数の画像データを、データ保管手段に記憶させるこ
    とを特徴とする不正車両情報取得方法。
  2. 【請求項2】 通路の所定箇所を不正に通過する不正車
    両に関する情報を取得する不正車両情報取得装置であっ
    て、前記所定箇所付近を含む領域を撮像する撮像手段
    と、データ保管手段と、前記撮像手段により撮像された
    複数の画像データであって、前記不正車両の前記所定箇
    所付近での様子を示す時間的に相前後する複数の画像デ
    ータを、前記データ保管手段に記憶させる手段とを備え
    たことを特徴とする不正車両情報取得装置。
  3. 【請求項3】 通路の所定箇所を不正に通過する不正車
    両に関する情報を取得する不正車両情報取得装置であっ
    て、 前記所定箇所付近を含む領域を順次撮像する撮像手段
    と、 現時点までの所定時間に渡って前記撮像手段により撮像
    された複数の画像データを順次記憶する一時記憶手段
    と、 データ保管手段と、 前記所定箇所を通過する車両が不正車両であることを示
    す信号を受け、該信号を受けた時点を基準にして定まる
    期間に渡って前記撮像手段により撮像された複数の画像
    データの各々を、前記一時記憶手段を経由して又は前記
    一時記憶手段を経由することなく、前記データ保管手段
    に記憶させる手段と、 を備えたことを特徴とする不正車両情報取得装置。
  4. 【請求項4】 係員が前記所定箇所を通過する車両が不
    正車両であることを認識したときにその旨を入力する入
    力手段を備え、前記信号は前記入力手段から得られる信
    号であり、前記信号を受けた時点を基準にして定まる前
    記期間は、前記信号を受けた時点に対する過去の所定期
    間であることを特徴とする請求項3記載の不正車両情報
    取得装置。
  5. 【請求項5】 前記信号は前記所定箇所で不正車両の通
    行を閉じる遮断機に対する異常な物理的作用を検出する
    検出手段からの検出信号であり、前記信号を受けた時点
    を基準にして定まる前記期間は、前記信号を受けた時点
    の前後に渡る所定期間であることを特徴とする請求項3
    記載の不正車両情報取得装置。
  6. 【請求項6】 通路の所定箇所を不正に通過する不正車
    両に関する情報を取得する不正車両情報取得装置であっ
    て、 車両が前記所定箇所付近に到達したことを感知する車両
    感知手段と、 前記車両感知手段により感知される時点から所定時間を
    経過する時点までの車両感知応答期間を、少なくとも含
    む期間において、前記所定箇所付近を含む領域を順次撮
    像する撮像手段と、 前記車両感知応答期間において前記撮像手段により撮像
    された最新の所定数の画像データを記憶する一時記憶手
    段と、 データ保管手段と、 前記所定箇所を通過する車両が不正車両であることを示
    す信号を受け、前記信号を受けた時点を基準にして定ま
    る期間に渡って前記撮像手段により撮像された複数の画
    像データの各々を、前記一時記憶手段を経由して又は前
    記一時記憶手段を経由することなく、前記データ保管手
    段に記憶させる手段と、 を備えたことを特徴とする不正車両情報取得装置。
  7. 【請求項7】 係員が前記所定箇所を通過する車両が不
    正車両であることを認識したときにその旨を入力する入
    力手段を備え、前記信号は前記入力手段から得られる信
    号であり、前記信号を受けた時点を基準にして定まる前
    記期間は、前記信号を受けた時点に対する過去の所定期
    間であるか又は前記信号を受けた時点と当該時点の直前
    に前記車両感知手段により感知された時点との間の期間
    であることを特徴とする請求項6記載の不正車両情報取
    得装置。
  8. 【請求項8】 前記信号は前記所定箇所で不正車両の通
    行を閉じる遮断機に対する異常な物理的作用を検出する
    検出手段からの検出信号であり、前記信号を受けた時点
    を基準にして定まる前記期間は、前記信号を受けた時点
    の前後に渡る所定期間であるか又は前記信号を受けた時
    点の直前に前記車両感知手段により感知された時点から
    前記所定期間を経過するまでの期間であることを特徴と
    する請求項6記載の不正車両情報取得装置。
  9. 【請求項9】 前記所定箇所を通過する車両の車両ナン
    バーを読み取る読み取り手段と、該読み取り手段により
    読み取られた最新の所定数の車両ナンバーを表示して係
    員に示す表示手段とを備え、 前記入力手段は、前記係員が、前記所定箇所を通過する
    車両が不正車両であることを認識したときに、前記表示
    手段により表示されている車両ナンバーのうちから当該
    不正車両の車両ナンバーを選択する選択入力手段であ
    り、 前記選択入力手段により選択された車両ナンバーを不正
    車両の車両ナンバーとして前記データ保管手段に記憶さ
    せる手段を更に備えたことを特徴とする請求項4又は7
    記載の不正車両情報取得装置。
  10. 【請求項10】 前記所定箇所を通過する車両の車両ナ
    ンバーを読み取る読み取り手段と、該読み取り手段によ
    り読み取られた車両ナンバーを読み取り時刻に関連づけ
    て前記データ保管手段に記憶させる手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載の不正車
    両情報取得装置。
  11. 【請求項11】 通路の所定箇所を不正に通過する不正
    車両に関する情報を取得する不正車両情報取得装置であ
    って、 前記所定箇所を通過する車両の車両ナンバーを読み取る
    読み取り手段と、 該読み取り手段により読み取られた最新の所定数の車両
    ナンバーを表示して係員に示す表示手段と、 前記係員が、前記所定箇所を通過する車両が不正車両で
    あることを認識したときに、前記表示手段により表示さ
    れている車両ナンバーのうちからの当該不正車両の車両
    ナンバーの選択を入力する選択入力手段と、 データ保管手段と、 前記選択入力手段により選択された車両ナンバーを不正
    車両の車両ナンバーとして前記データ保管手段に記憶さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする不正車両情報取得
    装置。
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