JP2015107064A - 層状穀粉膨化食品生地及び層状穀粉膨化食品 - Google Patents

層状穀粉膨化食品生地及び層状穀粉膨化食品 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、焼き上がりがさくっとした食感を持ちながら、ソフトで口どけの良い食感が楽しめる層状穀粉膨化食品の生地を提供することである。また、該生地を加熱焼成した層状穀粉膨化食品を提供することである。さらには、該生地の調製に適した可塑性油脂組成物を提供することである。
【解決手段】構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、6〜20質量%含む、層状穀粉膨化食品生地。
【選択図】なし

Description

本発明は、層状穀粉膨化食品生地及び該生地を焼成したパイ、クロワッサン、デニッシュ等の層状穀粉膨化食品に関する。
パイ、クロワッサン、デニッシュ等の生地中に油脂を層状に折り込み、生地が層状を成して焼き上がる層状穀粉膨化食品は、さくっとした食感が心地よく、人気のあるベーカリー食品である。さくっとした食感が身上のため、さくっとした食感を出すための様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1には、馬鈴薯、タピオカ及び糯種穀物に由来する澱粉又は穀粉の少なくとも一種以上を、原料粉中に5〜20重量%配合するベーカリーの製造方法が開示されており、特許文献2には、モノグリセリド有機酸エステルを0.05〜10重量%含有するロールイン用油脂組成物を使用したペストリーが開示されており、また、特許文献3には、直接β型結晶である油脂を含有し、特定のSFC(固体脂含量)であるロールイン用油脂組成物を使用したベーカリー製品が記載されている。
しかしながら、上記における提案は、焼き上がりの層状穀粉膨化食品をさくっとした食感に改質するに止まり、さくっとした中にもふわっとしたソフト感が求められる現在の嗜好には対応できないものであった。このようなソフトな食感を付与するために、例えば、特許文献4には、特定のトリグリセリド組成を満たすベーカリー食品用油脂組成物を使用したベーカリー食品が開示されており、特許文献5には、油脂の結晶化を遅延させる特定の結晶調整剤を含有するロールイン用油中水型乳化組成物を使用した層状小麦粉膨化食品が記載されている。
しかしながら、上記における提案は、ソフトでジューシーのある食感を追及するあまり、さくっと感を大幅に犠牲としたものであり、すでに飽きられつつある。従って、層状穀粉膨化食品本来のさくっとした食感を持ちながら、ソフトで口どけの良い食感が楽しめる層状穀粉膨化食品の開発が求められている。
特開2002−345394号公報 特開2000−253816号公報 特開2002−65160号公報 特開2013−188205号公報 WO2007/026466
本発明の課題は、焼き上がりがさくっとした食感を持ちながら、ソフトで口どけの良い食感が楽しめる層状穀粉膨化食品の生地を提供することである。また、該生地を加熱焼成した層状穀粉膨化食品を提供することである。さらには、該生地の調製に適した可塑性油脂組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを層状穀粉膨化食品の生地中に特定量含むことにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のようなものを提供する。
(1)構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、6〜20質量%含む、層状穀粉膨化食品生地である。
(2)上記トリアシルグリセロールを構成するカプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸中のカプロン酸含量が30質量%以下である、(1)の層状穀粉膨化食品生地である。
(3)上記トリアシルグリセロールを構成するカプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸中のカプリン酸含量が30質量%以上である、(1)又は(2)の層状穀粉膨化食品生地である。
(4)上記構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロール中の、構成脂肪酸が、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸のみからなるトリアシルグリセロールの含量が30質量%以上である、(1)〜(3)の何れかの層状穀粉膨化食品生地である。
(5)(1)〜(4)の何れかの層状穀粉膨化食品生地を加熱焼成してなる、層状穀粉膨化食品である。
(6)構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、35質量%以上含む、折り込み用可塑性油脂組成物である。
(7)以下の油脂Aと油脂Bとを含む、(6)の折り込み用可塑性油脂組成物である。
油脂A:固体脂含量(SFC)が、20℃で60〜100%、30℃で35〜90%、40℃で0〜50%、45℃で0〜30%である油脂
油脂B:構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを40質量%以上含み、固体脂含量(SFC)が、10℃で10%以下である油脂
(8)構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを含む可塑性油脂組成物を、穀粉100質量部に対して30〜70質量部折り込むことにより、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを6〜20質量%含む生地を得る、層状穀粉膨化食品生地の製造方法である。
本発明によると、焼き上がりがさくっとした食感を持ちながら、ソフトで口どけの良い食感が楽しめる層状穀粉膨化食品の生地を提供することができる。また、該生地を加熱焼成した層状穀粉膨化食品を提供することができる。さらには、該生地の調製に適した作業性が良好な可塑性油脂組成物を提供することができる。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明でいう層状穀粉膨化食品生地とは、穀粉生地に油脂を折り込み幾多の層を形成した生地のことであり、層状穀粉膨化食品とは、該生地を加熱焼成することにより得られる食品である。具体的には、パイ、デニッシュペストリー、クロワッサンなどを挙げることができる。
本発明の層状穀粉膨化食品生地は、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、6〜20質量%含む。カプロン酸はn−ヘキサン酸、カプリル酸はn−オクタン酸、カプリン酸はn−デカン酸とも呼ばれる、いわゆる中鎖脂肪酸であり、以下、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロール(以下、MTGとも表す)と表すことがある。
本発明の層状穀粉膨化食品生地に使用する中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールは、上記中鎖脂肪酸を構成脂肪酸の一部もしくは全部とするトリアシルグリセロールである。構成脂肪酸の全部が中鎖脂肪酸であるトリアシルグリセロールは、中鎖脂肪酸トリアシルグリセロール(以下、MCTとも表す)であり、MTGに含まれる。
本発明の層状穀粉膨化食品生地に使用する中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロール(MTG)は、全MTGに含まれる中鎖脂肪酸中のカプリン酸含量が30質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、60〜100質量%であることがさらに好ましい。また、全MTGに含まれる中鎖脂肪酸中のカプロン酸含量が、30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましく、0〜10質量%であることがさらに好ましい。全MTGに含まれる中鎖脂肪酸中のカプリン酸含量及びカプロン酸含量が上記範囲程度であると、層状穀粉膨化食品生地を加熱焼成した層状穀粉膨化食品の風味が良く、また、食した場合の胃への負担感が軽減できるので好ましい。
本発明における中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールの中鎖脂肪酸以外の脂肪酸は、長鎖脂肪酸であることが好ましい。長鎖脂肪酸とは炭素数が12以上、好ましくは12〜22の飽和および不飽和脂肪酸を言い、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。長鎖脂肪酸は、炭素数16〜22であることがより好ましい。
本発明における中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールが長鎖脂肪酸を含む場合(以下、MLCTとも表す)、中鎖脂肪酸をM、長鎖脂肪酸をLとすると、そのトリアシルグリセロールが、MLL、LML、LLM、MML、MLM、LMMの構造を有するものを意味する。また、中鎖脂肪酸トリアシルグリセロールの構造は、MMMである。中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールの分析及び計算方法は、当技術分野に周知の方法を用いることができ、詳しくは、R.J.VANDER WALの総説(Jarnal of American Oil Chemists' Society 40, 242−247 (1963))等を参照できる。
本発明における中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールは、油脂加工において通常行われるエステル交換及び/又はエステル化により得られる。例えば、中鎖脂肪酸トリアシルグリセロール(MCT)の場合、常法に従って、中鎖脂肪酸とグリセロールとを、触媒下、好ましくは無触媒下で、また、好ましくは減圧下で、120〜180℃に加熱し、脱水縮合させることにより製造できる。反応後必要に応じて、触媒の除去、通常の食用油脂の精製工程で行われる脱色、脱臭処理を施すことができる。
本発明における中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールが長鎖脂肪酸を含む場合、例えば、MCTと、菜種油、パーム油等の構成脂肪酸として炭素数16以上の脂肪酸が90質量%以上の油脂とを、質量比で好ましくは10:90〜90:10、より好ましくは20:80〜80:20で混合した混合油脂をエステル交換することにより得られる。エステル交換の方法としては、特に制限はなく、化学的エステル交換、酵素的エステル交換のどちらの方法でもよい。なお、化学的エステル交換は、触媒としてナトリウムメチラート等の化学触媒を用いて行われるものであり、反応は位置選択性の低い非選択的エステル交換となる。
なお、天然油脂には、例えばヤシ油やパーム核油等のようにMTGを含有するものがあり、それら及びそれらを混合、硬化、分別、エステル交換処理等から選ばれる一種もしくは二種以上の加工を行った油脂も、本発明のMTGの全部乃至一部として利用することができる。
化学的エステル交換は、例えば、常法に従って、原料油脂を十分に乾燥させ、触媒を原料油脂に対して0.1〜1質量%添加した後、減圧下、80〜120℃で0.5〜1時間攪拌しながら反応を行うことができる。エステル交換反応終了後は、水洗にて触媒を洗い流した後、通常の食用油脂の精製工程で行われる脱色、脱臭処理を施すことができる。
酵素的エステル交換は、触媒としてリパーゼ製剤を用いて行われるものであり、リパーゼ製剤の選択により、1,3位選択性のあるエステル交換が可能である。酵素的エステル交換は、例えば、常法に従って、原料油脂にリパーゼ製剤を対油脂0.01〜5質量%添加した後、30〜70℃で、1〜40時間攪拌しながら反応を行うことができる。エステル交換反応終了後は、ろ過によりリパーゼ製剤を除去した後、通常の食用油脂の精製工程で行われる脱色、脱臭処理を施すことができる。
本発明の層状穀粉膨化食品生地は、上記中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールを8〜18質量%含むことが好ましく、10〜16質量%含むことがより好ましい。また、本発明の層状穀粉膨化食品生地は、MTG中のMCT含量が30質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、60質量%以上であることがさらに好ましい。また、本発明の層状穀粉膨化食品生地は、MCT含量が5〜20質量%であることが好ましく、7〜18質量%であることがより好ましく、9〜16質量%であることがさらに好ましい。本発明の層状穀粉膨化食品生地に中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールを上記含量程度使用することにより、さくっとした食感を持ちながら、ソフトで口どけの良い食感が楽しめる層状穀粉膨化食品が焼き上がる生地とすることができるので好ましい。
本発明の層状穀粉膨化食品生地に含まれる中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロール(MTG)は、生地中に折り込まれた状態であることが好ましい。中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールが層状穀粉膨化食品生地に折り込まれた状態とするには、予めMTGを含む可塑性油脂組成物を調製しておき、該可塑性油脂組成物を層状穀粉膨化食品生地の製造に使用する態様が便利である。ここで可塑性油脂組成物は、含水のマーガリンタイプであってもよいし、無水のショートニングタイプであってもよく、油脂の含有量が、好ましくは60〜100質量%、より好ましくは、80〜98質量%である。可塑性油脂組成物中のMTGの含量は、35質量%以上であることが好ましく、40〜90質量%であることがより好ましく、51〜80質量%であることがさらに好ましい。
上記可塑性油脂組成物には、本発明の特徴を損なわない限りにおいて、必要に応じてMTGを含まない食用油脂を使用することができる。例えば、例えばパーム油、カカオ脂、サル脂、シア脂、大豆油、菜種油、コーン油、綿実油、サフラワー油、ヒマワリ油、米油、ゴマ油、オリーブ油、グレープシード油、落花生油、亜麻仁油、ラード、牛脂、魚油等の油脂、これらの油脂を、混合、分別、水素添加、エステル交換等から選ばれる一種もしくは二種以上の加工を行った油脂が挙げられる。
上記可塑性油脂組成物の好ましい態様の1つとしては、以下の油脂Aと油脂Bとを含む可塑性油脂組成物が挙げられる。
油脂A:固体脂含量(SFC)が、20℃で60〜100%、30℃で35〜90%、40℃で0〜50%、45℃で0〜30%である油脂
油脂B:構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを40質量%以上含み、固体脂含量(SFC)が、10℃で10%以下である油脂
上記油脂Aの好ましい態様としては、ハードバター(カカオ代用脂肪)が挙げられる。ハードバターは、ラウリン系ハードバター(例えば、極度硬化パーム核ステアリン)、高トランス酸型ハードバター(例えば、パーム分別軟質油を異性化水素添加した油脂を分別した中融点部)、テンパータイプハードバター(例えば、シア脂やサル脂の分別ステアリン)、非ラウリン非トランス非テンパータイプハードバター(例えば、パームステアリンをエステル交換した油脂を分別した中融点部)等が挙げられる。また、油脂Aの好ましい態様としては、構成脂肪酸としてラウリン酸を30質量%以上含むラウリン系油脂と、構成脂肪酸として炭素数16以上の脂肪酸を90質量%以上含む油脂とを質量比20:80〜80:20(好ましくは30:70〜70:30)で混合した混合油のエステル交換油脂が挙げられる。該エステル交換油脂はヨウ素価が0〜40であることが好ましく、0〜20であることがより好ましい。油脂Aは、上記ハードバター乃至エステル交換油脂に、上記MTGを含まない食用油脂の極度硬化油を混合して、SFCを調整してもよい。油脂Aは可塑性油脂組成物の油脂中に、20〜50質量%含有されることが好ましく、25〜45質量%含有されることがより好ましい。
上記油脂Bの好ましい態様としては、中鎖脂肪酸トリアシルグリセロール(MCT)が挙げられる。また、油脂Bの好ましい態様としては、MCTと構成脂肪酸として炭素数16以上の脂肪酸が90質量%以上の油脂(例えば、菜種油、コーン油等の液体油)とを質量比10:90〜90:10(好ましくは20:80〜80:20)で混合した混合油のエステル交換油脂が挙げられる。油脂Bは、上記MCT乃至エステル交換油脂に、融点が10℃以下である食用油脂(例えば、菜種油、コーン油等の液体油)を混合して、SFCを調整してもよい。油脂B中の中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールの含量は、50〜100質量%であることが好ましく、60〜100質量%であることがより好ましい。また、油脂Bは可塑性油脂組成物の油脂中に、50〜80質量%含有されることが好ましく、55〜75質量%含有されることがより好ましい。
上記可塑性油脂組成物には、本発明の特徴を損なわない限りにおいて、必要に応じて通常のマーガリン・ショートニングに用いられる食品素材を適宜含有することができる。食品素材としては、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン等の乳化剤、澱粉類、ガム類、ペクチン等の増粘安定剤、食塩、塩化カリウム等の塩味剤、酢酸、乳酸、グルコン酸等の酸味料、糖類や糖アルコール類、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、β−カロテン、カラメル、紅麹色素等の着色料、トコフェロール、茶抽出物等の酸化防止剤、小麦蛋白や大豆蛋白といった植物蛋白、卵及び各種卵加工品、香料、香辛料、調味料、pH調整剤、食品保存料、全脂粉乳、脱脂粉乳等の乳製品、果実、果汁、コーヒー、ナッツペースト、ココアマス、ココアパウダー等が挙げられる。上記食品素材の含有量は、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。
上記可塑性油脂組成物は、マーガリン・ショートニングの製造において採られる常法に従って、融解した中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールを含む油脂に油溶性素材を混合した油相を、必要に応じて水に水溶性素材を混合した水相と混合乳化し、例えば、ボテーター、コンビネーター、パーフェクター等により急冷可塑化することにより製造することができる。
上記可塑性油脂組成物は、その形状として、シート状、ブロック状、円柱状、直方体状等様々な形状とすることができる。その中でも、加工の容易性の観点から、シート状とすることが好ましい。可塑性油脂組成物をシート状とした場合の好ましい大きさは、その幅が50〜1000mm、その長さが50〜1000mm、その厚さが1〜50mmである。
本発明の層状穀粉膨化食品生地は、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、6〜20質量%含む以外は、パイ、クロワッサン、デニッシュ等の通常の層状穀粉膨化食品生地に使用される食品素材を使用できる。
本発明の層状穀粉膨化食品生地に使用する穀粉は、通常ベーカリー食品に使用される穀粉を使用することができる。具体例としては、小麦粉(強力粉、中力粉、薄力粉等)、大麦粉、米粉、とうもろこし粉、ライ麦粉、そば粉、大豆粉等が挙げられるが、好ましくは小麦粉を使用する。穀粉中の小麦粉の使用量は、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。
本発明の層状穀粉膨化食品生地に使用する穀粉以外の食品素材としては、例えば、活性グルテン、でんぷん、セルロース粉末等の粉類、イースト、イーストフード、酵素、食塩、砂糖(グラニュー糖、上白糖)等の糖類・糖アルコール類、卵(全卵、液卵)、各種卵加工品、脱脂粉乳、牛乳等の乳製品、練り込み用油脂(バター等)、水、豆乳等の水性成分等を配合することができる。
本発明の層状穀粉膨化食品生地は、パイ、クロワッサン、デニッシュ等の通常の層状穀粉膨化食品生地と同様の製造条件及び製造方法により製造することができる。例えば、ミキシング、発酵(一次発酵)、分割・丸め、リタード、折り込み、リタード、折り込み、リタード、成形、ホイロ(最終発酵)の工程を経て製造することができる。折り込みは、シート状とした可塑性油脂組成物を穀粉生地で包み込んで折りたたみ、更に薄く伸ばしたり折り畳んだりしながら幾多の層を形成することが好ましいが、練りパイのように、チップ状の可塑性油脂組成物を生地に練りこみ、薄く伸ばして折りたたんで層を形成してもよい。折り込み、リタードの回数は製品により適宜調整すればよく、パイの場合、発酵工程は省略される。また、ホイロ前もしくホイロ後の生地は冷凍保管してもよい。また、生地以外の部分として、果実、ジャム、クリームなどを包餡、トッピング等してもよい。
本発明の層状穀粉膨化食品生地の製造における好ましい態様としては、上記中鎖脂肪酸含有トリアシルグリセロールを含む可塑性油脂組成物を生地への折り込みに使用する。該可塑性油脂組成物は、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールの生地中の含量が6〜20質量%となるように、穀粉100質量部に対して30〜70質量部折り込まれることが好ましく、40〜60質量部折り込まれることがより好ましい。
本発明の層状穀粉膨化食品は、本発明の層状穀粉膨化食品生地を加熱焼成する(焼き上げる)ことにより得ることができる。ここで加熱焼成(焼き上げる)は、オーブン加熱や直焼きが好ましいが、揚げる、蒸す、などの加熱調理の態様全般を指すものである。オーブン加熱の場合、例えば、190〜240℃で5〜30分間、加熱焼成すればよい。本発明の層状穀粉膨化食品生地を加熱焼成することで、焼き上がりがさくっとした食感を持ちながら、ソフトで口どけの良い食感が楽しめる層状穀粉膨化食品を提供することができる。
次に、実施例及び比較例により本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は、これらの実施例になんら制限されるものではない。
<分析方法>
トリアシルグリセロール含量は、AOCS Ce5−86に準じて測定した。
各脂肪酸含量は、AOCS Ce1f−96に準じて測定した。
固体脂含量(SFC)は、社団法人日本油化学会編、「基準油脂分析試験法」の2.2.9−2003 固体脂含量(NMR法)に準じて測定した。
<使用油脂>
〔油脂A1〕:パームステアリン極度硬化油50質量部とパーム核オレイン極度硬化油50質量部との混合油を化学的エステル交換したエステル交換油(トリアシルグリセロールを構成する脂肪酸中の中鎖脂肪酸含量3.2質量%(内訳:カプリル酸含量2.0質量%、カプリン酸含量1.2質量%)、MTG含量13.2質量%、MCT含量0質量%、SFC:20℃で94%、30℃で83%、40℃で40%、45℃で17%)を油脂A1とした。
〔油脂B1〕:トリアシルグリセロールを構成する脂肪酸がカプリル酸(n−オクタン酸)とカプリン酸(n−デカン酸)であり、その質量比が30:70であるMCT(日清オイリオグループ株式会社社内製、MCT含量100質量%、SFC:10℃で0%)を油脂B1とした。
〔油脂B2〕:トリアシルグリセロールを構成する脂肪酸がカプリル酸(n−オクタン酸)とカプリン酸(n−デカン酸)であり、その質量比が75:25であるMCT(日清オイリオグループ株式会社製、MCT含量100質量%、SFC:10℃で0%)を油脂B2とした。
〔植物油脂1〕:パームオレイン(日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価61、MTG含量0質量%)を植物油脂1とした。
〔植物油脂2〕:菜種油(日清オイリオグループ株式会社製、MTG含量0質量%)を植物油脂2とした。
<折り込み用可塑性油脂組成物の調製>
表1の配合に従って、油相と水相とを調製し、常法に従って、コンビネーターにより急冷可塑化後、幅220mm、長さ300mm、厚さ10mmのシート状に成形することにより、可塑性油脂組成物1〜3を調製した。各可塑性油脂組成物中の、MTG含量、MTG中のMCT含量、油脂を構成する中鎖脂肪酸中のカプリン酸含量について表1に示した。
Figure 2015107064
<クロワッサンの作製及び評価>
上記で得られたシート状の可塑性油脂組成物1〜3を用いて、表2の配合に従ってクロワッサンを作製した。すなわち、表2の配合で可塑性油脂組成物を除く生地を調製し、得られた生地1800gに可塑性油脂組成物500gをのせ、常法に従って3×3×3の折り込みを行った。折り込み後、成形し、クロワッサン生地(層状穀粉膨化食品生地)を得た。得られた生地をオーブンで215℃、12分間焼成し、実施例1及び比較例1〜2のクロワッサンを得た。クロワッサンの作製における折り込み時の作業性(可塑性油脂組成物の伸展性)、焼成したクロワッサンの口溶け及び食感を以下の評価基準により熟練者5名で総合的に評価した。クロワッサン生地中のMTG含量及び評価結果を表3に示した。
Figure 2015107064
*1:MTG含量0質量%
<折り込み時の作業性及びクロワッサンの評価基準>

可塑性油脂組成物の折り込み時の作業性(伸展性)の評価基準
◎:伸びが非常に良好
○:良好
△:若干油脂切れが起こるか、生地に練りこまれる傾向があり、やや不良である
×:油脂切れが起こるか、生地に練りこまれ、不良である

クロワッサンの口どけの評価基準
◎:さらっと口どけが良く、非常に良好
○:良好
△:若干ワキシー感またはベタつき感あり
×:ワキシー感またはベタつき感あり

クロワッサンの食感の評価基準
◎:外はさくっと、中はソフトであり、非常に良好
○:さくっとして良好
△:さくっとしているが硬い、または、さくっと感に乏しい
×:ザクっとして硬い、または、さくっと感がない
Figure 2015107064

Claims (8)

  1. 構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、6〜20質量%含む、層状穀粉膨化食品生地。
  2. 前記トリアシルグリセロールを構成するカプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸中のカプロン酸含量が30質量%以下である、請求項1に記載の層状穀粉膨化食品生地。
  3. 前記トリアシルグリセロールを構成するカプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸中のカプリン酸含量が30質量%以上である、請求項1又は2に記載の層状穀粉膨化食品生地。
  4. 前記構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロール中の、構成脂肪酸が、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸のみからなるトリアシルグリセロールの含量が30質量%以上である、請求項1〜3の何れか1項に記載の層状穀粉膨化食品生地。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の層状穀粉膨化食品生地を加熱焼成してなる、層状穀粉膨化食品。
  6. 構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを、35質量%以上含む、折り込み用可塑性油脂組成物。
  7. 以下の油脂Aと油脂Bとを含む、請求項6に記載の折り込み用可塑性油脂組成物。
    油脂A:固体脂含量(SFC)が、20℃で60〜100%、30℃で35〜90%、40℃で0〜50%、45℃で0〜30%である油脂
    油脂B:構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを40質量%以上含み、固体脂含量(SFC)が、10℃で10%以下である油脂
  8. 構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを含む可塑性油脂組成物を、穀粉100質量部に対して30〜70質量部折り込むことにより、構成脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸及びカプリン酸から選ばれる1種以上の脂肪酸を含むトリアシルグリセロールを6〜20質量%含む生地を得る、層状穀粉膨化食品生地の製造方法。
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