JP6998254B2 - 複合菓子の焼き菓子用油脂組成物 - Google Patents
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Description
S:炭素数16以上の飽和脂肪酸
U:炭素数16以上の不飽和脂肪酸
SSS:Sが3分子結合しているトリグリセリド
S2U:Sが2分子、Uが1分子結合しているトリグリセリド
SU2:Sが1分子、Uが2分子結合しているトリグリセリド
UUU:Uが3分子結合しているトリグリセリド
SSU:1,2位又は2,3位にS、1又3位にUが結合しているトリグリセリド
SUS:1,3位にS、2位にUが結合しているトリグリセリド
M:炭素数10以下の飽和脂肪酸
SSM:1,2位又は2,3位にS、1又3位にMが結合しているトリグリセリド
本発明でいう「複合菓子の焼き菓子用油脂組成物」(以下、「焼き菓子用油脂組成物」または「油脂組成物」と略する場合もある)とは、複合菓子を構成する菓子の1つである焼き菓子を作製する際に配合され、作製された焼き菓子に含まれることになる油脂組成物のことをいう。該油脂組成物は、主に油脂から構成される。油脂は、1分子のグリセリンに対し3分子の脂肪酸がエステル結合してなるトリグリセリドである。本願では、トリグリセリドを構成している前記脂肪酸を、油脂中の構成脂肪酸という。
S:炭素数16以上の飽和脂肪酸(好ましくは炭素数24以下)
U:炭素数16以上の不飽和脂肪酸(好ましくは炭素数24以下)
SSS:構成脂肪酸としてSが3分子結合しているトリグリセリド
S2U:構成脂肪酸としてSが2分子、Uが1分子結合しているトリグリセリド
SU2:構成脂肪酸としてSが1分子、Uが2分子結合しているトリグリセリド
UUU:構成脂肪酸としてUが3分子結合しているトリグリセリド
SSU:グリセリンの1位及び2位、又は、2位及び3位に構成脂肪酸としてSが、1位又は3位にUが結合しているトリグリセリド
SUS:1,3位にS、2位にUが結合しているトリグリセリド
S:炭素数16以上の飽和脂肪酸(好ましくは炭素数24以下)
M:炭素数10以下の飽和脂肪酸(好ましくは炭素数6以上)
SSM:グリセリンの1位及び2位、又は、2位及び3位に構成脂肪酸としてSが、1位又3位にMが結合しているトリグリセリド
本発明の焼き菓子は、穀粉類、水、本発明の油脂組成物等の各成分を混合して生地を作製した後、該生地を所定の形状に成型し、焼成して作製されるものであれば特に限定されない。該焼き菓子の具体例としては、プレッツェル、ビスケット、クッキー、クラッカー、ウェハース、サブレ、ラングドシャ、パイ等が挙げられる。
前記着色料としては、β-カロチン、アナトー色素等を挙げることができる。
本発明の複合菓子は、上述した焼き菓子と、チョコレート等の油性食品とを組み合わせてなる菓子である。具体的には、焼き菓子の表面に油性食品の層が形成されてなる菓子、焼き菓子内部の空洞に油性食品が注入されてなる菓子、複数の焼き菓子のあいだに油性食品が挟まれてなる菓子等が挙げられる。なかでも、焼き菓子の表面に油性食品の層を形成されてなる菓子が好ましい。
トランス脂肪酸含有量は、AOCS Ce 1f-96に準拠して測定した。
ラウリン酸含有量は、日本油化学会制定の基準油脂分析試験法2.4.4.3-2013に準拠して測定した。
トリグリセリド組成は、日本油化学会制定の基準油脂分析法2.4.6.2-2013に準拠して高速液体クロマトグラフ法により測定した。
SSU含有量/SUS含有量(重量比)は、「Journal of the American Oil Chemists Society,68,289-293,1991」記載の条件に準じて、HPLCを用いて硝酸銀カラムにより測定した。
SSM含有量は、日本油化学会制定の基準油脂分析試験法2.4.6.1-2013に準拠してガスクロマトグラフ法にて測定した。
ヨウ素価は、日本油化学会制定の基準油脂分析試験法2.3.4.1-1996に準拠して測定した。
水分含有量は、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)分析マニュアル」の「第1章 一般成分及び関連成分」第1~2頁に記載の常圧加熱乾燥法の直接法に準拠して測定した。
脱酸処理されたパームステアリン(ヨウ素価35)100重量部を500Paの減圧下で90℃に加熱し、0.2重量部のナトリウムメチラートを加えて30分攪拌してランダムエステル交換した。水洗した後、500Paの減圧下、90℃において2重量部の白土を加えて脱色した。脱色後の油脂を、70℃に加熱して完全に溶解させ、46℃で攪拌しながら24時間晶析した。晶析後、3MPaでフィルタープレスして液状部を得た。得られた液状部を240℃、200Paの条件で1時間脱臭して、ヨウ素価43のパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を得た。
アクターM-2(理研ビタミン(株)製)50重量部とローエルシン極度硬化菜種油50重量部を500Paの減圧下で90℃に加熱し、0.2重量部のナトリウムメチラートを加えて30分攪拌してランダムエステル交換した。水洗した後、500Paの減圧下、90℃において2重量部の白土を加えて脱色した。得られた油脂を250℃、200Paの条件で1時間脱臭して、エステル交換油脂Aを得た。得られたエステル交換油脂Aにおいて、油脂全体中、SSM含有量は44.7重量%であった。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を75重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを5重量部、及び、菜種油を20重量部混合した。この混合した油脂99.94重量%に対し、レシチン(昭和産業(株)製「昭和Mレシチン」)0.03重量%、酸化防止剤(理研ビタミン(株)製「理研Eオイル700」)0.03重量%を溶解させ、急冷捏和装置で急冷して捏和し、複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を70重量部、及び、菜種油を30重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を37重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を40重量部、及び、パームオレインを13重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を62重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを7重量部、菜種油を26重量部、及び、パームステアリンを5重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を35重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を37重量部、及び、パームオレインを18重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を50重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を23重量部、パーム油を10重量部、及び、パームステアリンを7重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表1の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を40重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを5重量部、菜種油を20重量部、パームオレインを10重量部、及び、パーム核極度硬化油を25重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を35重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を47重量部、及び、パーム油を8重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を56重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を20重量部、及び、パームミッドフラクションを14重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を35重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を47重量部、及び、パームステアリンを8重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を58重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを8重量部、菜種油を22重量部、及び、パームオレインを12重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を29重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を50重量部、及び、パーム油を11重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を49重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を20重量部、パームオレインを4重量部、及び、パームミッドフラクションを17重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を32重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を45重量部、パームステアリンを10重量部、及び、パームミッドフラクションを3重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表2の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を45重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を26重量部、及び、パームオレインを19重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を67重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを7重量部、菜種油を19重量部、及び、パームオレインを7重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を45重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを5重量部、及び、菜種油を50重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を35重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を39重量部、及び、パームオレインを16重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を26重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を40重量部、及び、ラードを24重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を55重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を18重量部、パームオレインを9重量部、及び、パームミッドフラクションを8重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を37重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを6重量部、菜種油を52重量部、及び、パームミッドフラクションを5重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表3の配合に従って、製造例1で作製したパーム系油脂のエステル交換油の分別液状部を31重量部、製造例2で作製したエステル交換油脂Aを10重量部、菜種油を39重量部、パームオレインを15重量部、及び、パームステアリンを5重量部混合した以外は、実施例1と同様に複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を得た。
表4の配合に従い、小麦粉100重量部、グラニュー糖9重量部、及び、実施例1~12又は比較例1~10で得た焼き菓子用油脂組成物5.7重量部に対して、イースト2重量部及び重曹0.1重量部を水37.5重量部に溶かしたものを加えて混合して生地を作製した。
実施例13~24及び比較例11~20で作製したプレッツェルを18℃で4、8、12、16及び20週間保管した後に、熟練した10名のパネラーに食べてもらい、以下の基準で評価し、その平均点を評価値とした。尚、下記の異味とは、ラウリン系油脂由来の石鹸臭、液油由来の酸化劣化臭を示す。
5点:保管開始から20週間経過後においても異味が全く感じられなかった。
4点:保管開始から16週間経過後には異味はなかったが、20週間経過後において異味が感じられた。
3点:保管開始から12週間経過後には異味がなかったが、16週間経過後において異味が感じられた。
2点:保管開始から8週間経過後には異味がなかったが、12週間経過後において異味が感じられた。
1点:保管開始から4週間経過後には異味がなかったが、8週間経過後において異味が感じられた。
実施例13~24及び比較例11~20でプレッツェルを作製する際、プレッツェルの生地を作製する工程において、焼き菓子用油脂組成物を低速(回転数63rpm)で混合した際の生地への分散性(練り込まれ性)を、以下の基準で評価した。
5点:3分間の混合で、焼き菓子用油脂組成物が速やかに生地に練り込まれる。
4点:5分間の混合で、焼き菓子用油脂組成物がスムーズに生地に練り込まれる。
3点:7分間の混合で、焼き菓子用油脂組成物がスムーズに生地に練り込まれる。
2点:9分間の混合で、焼き菓子用油脂組成物が生地に練り込まれる。
1点:11分間の混合で、焼き菓子用油脂組成物が生地に練り込まれる。
表6の配合に従い、砂糖42.5重量部、カカオマス22重量部、カカオバター8.5重量部、全粉乳16.1重量部、植物油脂10.5重量部、及び、レシチン0.4重量部からなる配合にて、常法に従い、チョコレートを得た。
実施例25~36及び比較例21~30で作製した複合菓子を18℃で4、8、12、16及び20週間保管した後に、熟練した10名のパネラーに複合菓子でチョコレートに覆われていないプレッツェル部分の表面を目視で確認してもらい、以下の基準で評価し、その平均点を評価値とした。
5点:保管開始から20週間経過後においても全く白色化がなかった。
4点:保管開始から16週間経過後には白色化がなかったが、20週間経過後において白色化していた。
3点:保管開始から12週間経過後には白色化はなかったが、16週間経過後において白色化していた。
2点:保管開始から8週間経過後には白色化はなかったが、12週間経過後において白色化していた。
1点:保管開始から4週間経過後には白色化はなかったが、8週間経過後において白色化していた。
実施例25~36及び比較例21~30で作製した複合菓子を18℃で1週間保管した後に、熟練した10名のパネラーに、人差し指で複合菓子のチョコレート部分に触れてもらい、以下の基準で評価し、その平均点を評価値とした。
5点:全くべたつく感覚はなく、指にも全くチョコレートはつかない。
4点:べたつく感覚はなく、指にもチョコレートはつかない。
3点:ほんのわずかにべたつく感覚はあるが、指にチョコレートはつかない。
2点:べたつく感覚があり、指にもチョコレートがつく。
1点:かなりべたつく感覚があり、指にもかなりチョコレートがつく。
実施例25~36及び比較例21~30で作製した複合菓子を18℃で4、8、12、16及び20週間保管した後に、熟練した10名のパネラーに複合菓子のチョコレート部分の表面を目視で確認してもらい、以下の基準で評価し、その平均点を評価値とした。
5点:保管開始から20週間経過後においてもブルームが発生しなかった。
4点:保管開始から16週間経過後にはブルームが発生しなかったが、20週間経過後において発生した。
3点:保管開始から12週間経過後にはブルームが発生しなかったが、16週間経過後において発生した。
2点:保管開始から8週間経過後にはブルームが発生しなかったが、12週間経過後において発生した。
1点:保管開始から4週間経過後にはブルームが発生しなかったが、8週間経過後において発生した。
実施例1で製造した焼き菓子用油脂組成物を含む実施例13のプレッツェルは、風味の経時的な劣化が十分に抑制されており、作業性よく生地を製造できるものであった。実施例13のプレッツェルとチョコレートを組み合わせた実施例25の複合菓子は、プレッツェルの白色化、チョコレートの軟化及びブルームがいずれも発生しにくいものであった。
Claims (9)
- 複合菓子の焼き菓子用油脂組成物の油脂中の構成脂肪酸全体中、トランス脂肪酸含有量が5重量%以下で、かつラウリン酸含有量が2重量%未満であり、
焼き菓子用油脂組成物の油脂全体中、SSSを4~8重量%、S2Uを20~40重量%、SU2を18~25重量%、UUUを18~42重量%含有し、
SSU含有量/SUS含有量(重量比)が1~3.5である、複合菓子の焼き菓子用油脂組成物。
S:炭素数16以上の飽和脂肪酸
U:炭素数16以上の不飽和脂肪酸
SSS:Sが3分子結合しているトリグリセリド
S2U:Sが2分子、Uが1分子結合しているトリグリセリド
SU2:Sが1分子、Uが2分子結合しているトリグリセリド
UUU:Uが3分子結合しているトリグリセリド
SSU:1,2位又は2,3位にS、1又3位にUが結合しているトリグリセリド
SUS:1,3位にS、2位にUが結合しているトリグリセリド - SSMを15~80重量%含有する油脂を、複合菓子の焼き菓子用油脂組成物の油脂全体中1~10重量%含有する、請求項1記載の複合菓子の焼き菓子用油脂組成物。
M:炭素数10以下の飽和脂肪酸
SSM:1,2位又は2,3位にS、1又3位にMが結合しているトリグリセリド - 複合菓子の焼き菓子用油脂組成物の油脂全体中、液油を20~60重量%、及び、パーム系油脂を40~80重量%含有する、請求項1又は2に記載の複合菓子の焼き菓子用油脂組成物。
- 焼き菓子用油脂組成物の油脂中の構成脂肪酸全体中、リノレン酸含有量が5重量%以下である、請求項1~3何れかに記載の複合菓子の焼き菓子用油脂組成物。
- パーム系油脂が、パーム系油脂のエステル交換油の分別液状部であり、且つヨウ素価が35~62の油脂である、請求項3又は4に記載の複合菓子の焼き菓子用油脂組成物。
- 請求項1~5何れかに記載の複合菓子の焼き菓子用油脂組成物を含む焼き菓子。
- 焼き菓子全体中の水分含有量が10重量%以下である、請求項6に記載の焼き菓子。
- 請求項1~5何れかに記載の複合菓子の焼き菓子用油脂組成物、穀粉類、及び、水を混合して生地を作製した後、該生地を成型し、焼成することを含む、焼き菓子の製造方法。
- 請求項6又は7に記載の焼き菓子と、油性食品とを組み合わせた複合菓子。
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