JP2015106577A - 光通信用半導体パッケージ - Google Patents

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純司 藤野
明洋 松末
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明洋 松末
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Abstract

【課題】温度上昇に起因する光源部分における不具合を補償しつつ、コストアップの上昇を抑えることも可能な光通信用半導体パッケージを提供する。
【解決手段】 半導体レーザ部6を冷却素子9とともに装着する基台1と、凹部4a及びレンズ5を有し半導体レーザ部を凹部内に収納してレーザ光の光軸に対向してレンズが位置するキャップ部材4とを有する光通信用半導体パッケージにおいて、キャップ部材の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有し、キャップ部材の外面又は凹部の内面を覆って取り付けられる熱膨張制止部材13をさらに有する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、高速大容量通信を実現する光ファイバー通信に用いるレーザダイオードを含む光通信用半導体パッケージに関する。
インターネットの普及とモバイル通信の発展に伴い、光ファイバーを用いた通信網の構築が進められており、その光源に用いられるレーザダイオードの高出力化が求められている。一方、レーザダイオードの高出力化に伴い、レーザダイオードの発熱が大きくなる。その結果、光源部分からの波長変動が発生し、高速通信時の信号劣化が問題となる。また、光源部分の熱膨張に伴う焦点距離の変動も発生し、これに対してはフレネルレンズを用いて補償する提案がなされている(例えば特許文献1)。
さらにまた、光源部分の温度を一定に制御するために、光源パッケージ内にペルチェ素子を設けた構造も提案されている。
特開平6−118346号公報
上述のように、高出力化に伴うレーザダイオードにおける発熱増加は避けられず、温度上昇に対する補償が必要である。一方、上述した特許文献1に記載の技術では、レーザダイオードを有する光源部分の外側に、フレネルレンズと球面レンズとを組み合わせた補正用のレンズ構造を配置している。よって部品点数が増え、構造の大型化が避けられないという問題がある。またフレネルレンズは、設計が難しく高価である。これらのことから、コストアップも発生する。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、温度上昇に起因する光源部分における不具合を補償しつつ、コストアップの上昇を抑えることも可能な光通信用半導体パッケージを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の一態様における光通信用半導体パッケージは、光源としての半導体レーザ部を冷却素子とともに装着する基台と、凹部、及び上記半導体レーザ部が発するレーザ光を光ファイバーへ出射するレンズを有するキャップ部材であって、上記凹部の開口端を上記基台に接合して上記半導体レーザ部を上記凹部内に収納し、この収納状態において上記レーザ光の光軸に対向して上記レンズが位置するキャップ部材と、を備えた光通信用半導体パッケージにおいて、上記キャップ部材の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有し、上記キャップ部材の外面又は上記凹部の内面を覆って取り付けられる熱膨張制止部材をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の一態様における光通信用半導体パッケージによれば、キャップ部材の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する熱膨張制止部材をキャップ部材に取り付けることで、半導体レーザ部の発熱に伴うキャップ部材の熱膨張を抑えることができる。また、半導体レーザ部は冷却素子とともに設けられている。したがって、半導体レーザ部の発熱に起因する波長変動、信号劣化の発生を抑制することができ、また、熱膨張に伴う焦点距離の変動も抑制することができる。また、レンズを有するキャップ部材は、熱膨張係数の比較的大きい、従来使用していた材質のものが使用でき、その結果、従来と同様に、生産性の高い熱ばめ工法にてレンズをキャップ部材に固定することができる。したがって、加工の困難な低熱膨張係数を有する材料は、単純な形状、例えば円筒形状とすることができる。その結果、従来使用したフレネルレンズ等を用いた構成を採る必要もなく、構造の大型化を最小限に留めることができ、周辺部材の変更無しに従来品との置き換えが容易である。これらのことから、コストアップの低下を図ることが可能である。
本発明の実施の形態1における光通信用半導体パッケージを含む構成の概略を示す断面図である。 図1Aに示す光通信用半導体パッケージの変形例の概略を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における光通信用半導体パッケージを含む構成の概略を示す断面図である。 図2Aに示す光通信用半導体パッケージの変形例の概略を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における光通信用半導体パッケージを含む構成の概略を示す断面図である。 光通信用半導体パッケージを含む基本的構成の概略を示す断面図である。 図4に示す基本的構成にさらにペルチェクーラーを設けた光通信用半導体パッケージを含む構成の概略を示す断面図である。
本発明の実施形態である光通信用半導体パッケージについて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
実施の形態1.
本実施の形態1における光通信用半導体パッケージについて説明する前に、まず、光通信用半導体パッケージの基本的構成について説明する。
図4には、この、光通信に用いるレーザ光を発生する光源を備えた光通信用半導体パッケージ100を示す。光源としては半導体レーザ部に相当するレーザダイオード6を用いる。光通信用半導体パッケージ100は、レーザダイオード6を装着するステム1と、レンズ5を有するキャップ部材4とを有し、さらに光ファイバー11を保持する保持部材に相当するレセプタクル12がキャップ部材4に取り付けられている。以下に各構成部分について詳しく説明する。
ステム1は、基台に相当する板状の金属製部材であり、このステム1を貫通して外部電極2が配置されている。ステム1と外部電極2とはガラス3で絶縁され互いに固定されている。またステム1には、ブロック7が設けられており、ブロック7に取り付けたサブマウント8にレーザダイオード6が配置されている。レーザダイオード6は、外部電極2の一端とワイヤボンド10で電気的に接続され、光通信に用いるレーザ光を発生する。また、通常、ステム1とブロック7との間には、図5に示すように、例えばペルチェ素子を有するペルチェクーラー9を配置している。このペルチェクーラー9によって、ブロック7、サブマウント8、及びレーザダイオード6を含めて凹部4a内は、除熱され冷却される。尚、図示を省略しているが、ペルチェ素子には外部から電力供給がなされている。
キャップ部材4は、コップ形状の金属製部材であり、レーザダイオード6を収納する凹部4a及びレンズ5を有する。レーザダイオード6として、GaAsあるいはGaNなど耐候性に乏しい半導体素子を用いていることが多いことから、キャップ部材4は、レーザダイオード6の気密封止のための部材としても機能する。即ち、レーザダイオード6が発するレーザ光の光束6aの光軸とキャップ部材4の軸方向4cとを平行に配置して、凹部4aの開口端4bをステム1に接合して、レーザダイオード6の気密封止を行う。このように配置したとき、レーザ光の光軸とレンズ5の光軸とが一致もしくはほぼ一致するように、レンズ5は、キャップ部材4の凹部4aの底部4dに取り付けられている。尚、底部4dは、開口端4bに対向する部分である。キャップ部材4は、通常、低炭素鋼あるいはステンレス鋼を用い、ガラス材のレンズ5よりも大きな熱膨張率を有する部材を用いる。よってキャップ部材4へのレンズ5の取り付けは、キャップ部材4の熱膨張を利用して熱ばめによって行う。
以上の構成にて、基本的な光通信用半導体パッケージ100は構成されるが、ここではさらにレセプタクル12をキャップ部材4の外側に設けている。レセプタクル12は、その中央に光ファイバー11を保持する金属製の部材であり、キャップ部材4のレンズ5に対応して光ファイバー11が位置するように、キャップ部材4の底部4dの外側に固定される。これにより、レーザダイオード6で発生したレーザ光は、レンズ5を介して光ファイバー11に入射する。
このように構成される光通信用半導体パッケージ100において、仮に、ペルチェクーラー9を設けなかった場合には、レーザダイオード6が発するレーザ光の焦点ズレは生じない。即ち、キャップ部材4として熱膨張係数が約12ppm/Kである低炭素鋼を用い、一方、ブロック7及びサブマウント8は、熱膨張係数が約17ppm/KのCuと、約5ppm/KのAlNとの各厚みを調整し組み合わせることで、ほぼ低炭素鋼と同じ熱膨張係数に設計する。このような両者を用いることで、ペルチェクーラー9がない場合には、環境温度による熱膨張はバランスが取れている。よってキャップ部材4の伸縮に応じて、凹部4a内におけるレーザダイオード6を含む内部構造も伸縮し、レーザダイオード6が発するレーザ光の焦点ズレは生じない。
一方、上述のように発熱による波長変動を抑えるべくペルチェクーラー9を設けて構成した光通信用半導体パッケージ100では、キャップ部材4は、周囲の環境温度に応じて熱膨張する。一方、キャップ部材4の凹部4a内におけるレーザダイオード6を含む内部構造は、レーザダイオード6の作動により発熱するがペルチェクーラー9によってその温度はほぼ一定に維持され、熱膨張がほとんど発生しない。したがって、環境温度の上昇に伴うキャップ部材4とレーザダイオード6を含む内部構造との間の熱膨張差に起因して、レーザダイオード6とレンズ5との間の距離が変化して、レーザダイオード6が発するレーザ光の焦点ズレが問題となる。
このような問題を解決するために、キャップ部材4の材質に熱膨張係数の小さい素材を用いることも考えられる。しかしながら、特にガラス(熱膨張係数:6〜7ppm/K)よりも熱膨張係数が小さい素材を用いた場合、キャップ部材4へのレンズ5の取付方法として従来から行われ、簡易でしっかり気密した固定が可能な上述の熱ばめ手法が採れなくなるという問題が発生する。
また、レンズ5の固定方法として熱ばめを用いない場合、熱膨張係数の小さい材料、例えばコバール(熱膨張係数:約5ppm/K)あるいはインバー(熱膨張係数:約2ppm/K)、でキャップ部材4を製作することは可能である。しかしながらこれらの材料は、切削性が乏しいため生産性が低いという問題もある。また、熱ばめではなくレンズ5を固定する場合、樹脂接着あるいは金属接合による方法があるが、樹脂接着で気密を得ることは難しく、金属接合するためにはレンズ5の接合面だけをメタライズする必要があり、生産性に与える影響は非常に大きいという問題がある。
そこでこれらの問題を解決するために、上述した光通信用半導体パッケージ100に改良を加えた光通信用半導体パッケージについて以下に説明する。
図1Aを参照して、実施の形態1に対応する光通信用半導体パッケージ101について、より具体的に説明を行う。尚、上述した光通信用半導体パッケージ100と同一あるいは類似の構成部分については、同じ符号を付し、重複説明を省略する場合がある。
光通信用半導体パッケージ101は、光通信用半導体パッケージ100に対して、キャップ部材4の外面に熱膨張制止部材13を取り付けた構成で相違する。その他の構成は、基本的に光通信用半導体パッケージ100の構成に同じである。以下に一つの実施例を交えながら説明を行う。
ステム1は、低炭素鋼製であり、一例として、φ5.6mm×厚さ1.2mmのサイズを有し、その表面をNi/Auにてメタライズしている。
外部電極2は、コバール製の棒材であり、一例としてφ0.4mm、長さ6mmのサイズを有し、表面をNi/Auにてメタライズし、低融点封止ガラスであるガラス3によってステム1に気密固定されている。
ペルチェクーラー9は、一例として3mm角、厚さ1.2mmのサイズであり、ステム1の表面にはんだ付けされている。このペルチェクーラー9には、Cu製であり、一例として1.2mm×1.5mm×2.5mmのサイズを有するブロック7がはんだ付けされている。
レーザダイオード6は、例えばGaAs製であり、一例として0.7mm×0.3mm、厚さ0.2mmのサイズを有し、放熱のためサブマウント8を介してブロック7に搭載されている。サブマウント8は、AlN製であり、一例として1.5mm×2mm、厚さ0.15mmのサイズを有し、その両面をTi/Ni/Auでメタライズしている。レーザダイオード6と外部電極2とは、ワイヤ10、一例としてφ0.03mm、Au線、を用いて接続し、電気回路を形成する。ペルチェクーラー9も同様に外部電極2に対して接続する。
キャップ部材4は、従来と同じ低炭素鋼製あるいはステンレス鋼であり、一例としてφ5.0mm×長さ7.0mmのサイズを有する。このような材質によってキャップ部材4の加工性は、従来同様に良好である。よってキャップ部材4は、切削加工によって凹部4aを有するコップ形状に形成され、その底部4dの貫通穴にはレンズ5が焼きばめによって位置決め固定されている。ここでレンズ5は、ガラス製であり、一例としてφ1.5mm×厚さ0.8mmのサイズを有する。さらにこのようなキャップ部材4は、その開口端4bをステム1上に位置決めして、プロジェクション溶接によって接合され、凹部4aの気密封止が完了する。
本実施の形態1において特徴的な構成部分の一つである熱膨張制止部材13は、例えばコバール製であり、一例として外径5.6mm、内径5.05mm、長さ6.5mmのサイズを有する円筒形状である。このような熱膨張制止部材13は、キャップ部材4の外周を覆って配置され、両者の界面に設けた接着剤14にてキャップ部材4に固定する。設置された熱膨張制止部材13は、軸方向4cに沿って、キャップ部材4の全長又はほぼ全長にわたり延在する。
以上の構成により、光通信用半導体パッケージ101が完成する。
その後、キャップ部材4のレンズ5の光軸と光ファイバー11の中心軸とを一致させてキャップ部材4の底部4dの外側に対してレセプタクル12を配置する。そして、キャップ部材4とレセプタクル12との接合部における周辺部をYAGレーザによって溶接して、両者を接合する。
以上の構成により光通信モジュールとなる。
以上のような構成を有する光通信用半導体パッケージ101によれば、キャップ部材4に熱膨張制止部材13を取り付けたことから、キャップ部材4の軸方向4cへの熱膨張を抑制でき、レーザダイオード6が発するレーザ光の焦点ズレの発生を抑制することができる。またこれにより、フレネルレンズ等を用いた従来の構成を採る必要もなく、構造の大型化を最小限に留めることも可能となる。また、キャップ部材4に取り付ける熱膨張制止部材13は、熱膨張係数の小さい部材であり加工性に難点があるが、比較的加工が容易な円筒形状としたことで生産性の低下を抑制あるいは防止することができる。さらにまた、熱膨張制止部材13を用いることで、レンズ5を有するキャップ部材4は、熱膨張係数の比較的大きい従来使用していた材料が使用できる。その結果、従来と同様に、生産性の高い熱ばめ工法にてレンズ5をキャップ部材4に固定することができ、また、周辺部材を変更することなく従来品との置き換えも容易に行うことができる。これらのことから、コストアップの低下を図ることが可能である。
また、ペルチェクーラー9を設けているので、レーザダイオード6の温度上昇を抑えることができ、レーザ光の波長変動を抑え、信号劣化の発生を抑制することも可能である。
上述したように本実施の形態1では、接着剤14を用いてキャップ部材4と熱膨張制止部材13とを固定したが、これに限定されず、例えば圧入、はんだ付け、ろう付け等によって固定を行っても、同様の効果を得ることができる。
また本実施の形態1では、熱膨張制止部材13の素材としてコバールを用いたが、これに限定されず、キャップ部材4よりも低熱膨張で、例えば円筒形状のような加工性が良好な素材、例えばインバー等を用いることができ、同様の効果を得ることができる。
また本実施の形態1では、熱膨張制止部材13は円筒形状としたが、これに限定するものではなく、キャップ部材4に対して接点を有し、接合可能な面積を有する形態であれば、その形状は問わない。例えば、その外形は直方体であり、外部への放熱ブロックを兼ねるような形状でもよい。この場合でも同様の効果が得られる。
また、キャップ部材4をステム1にプロジェクション溶接する前に、キャップ部材4に対して熱膨張制止部材13を接着してもよく、この場合でも同様の効果が得られる。この構成の場合、図1Bに示すように、光通信用半導体パッケージ101−1は、キャップ部材4の凹部4aの内周面に沿って熱膨張制止部材131を配置してもよく接着剤14にて固定してもよい。このときの熱膨張制止部材131は、インバー製であり、一例として外径4.95mm、内径4.6mm、長さ3.0mmの円筒形状を有する。
このようにキャップ部材4の凹部4a内に熱膨張制止部材13を設けることで、光通信用半導体パッケージ101−1は、キャップ部材4の外径寸法をそのまま維持した状態で、特性改善を行うことが可能となるという利点がある。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、キャップ部材4と熱膨張制止部材13との取り付けは、接着剤14による構成を示したが、本実施の形態2では、溶接により取り付ける構成を示す。尚、実施の形態2におけるその他の構成は、実施の形態1における構成と同じであり、ここでの説明を省略する。よって以下では、相違部分についてのみ説明を行う。
図2A及び図2Bに示すように、本実施の形態2の光通信用半導体パッケージ102、102−1においても、上述の光通信用半導体パッケージ101の場合と同様に、キャップ部材4の開口端4bをステム1にプロジェクション溶接した後、キャップ部材4の外面に対して、円筒形状の熱膨張制止部材13を挿入する。そして、熱膨張制止部材13の外周面に対して、その周方向に沿って例えば60°おきにスポット的にYAGレーザ装置15にてレーザを照射して周方向に6箇所でスポット溶接16を行う。このような一列の溶接群をキャップ部材4の軸方向4cに沿って例えば4列にスポット溶接16を行う。これらのスポット溶接16により、キャップ部材4と熱膨張制止部材13との固定を行い、光通信用半導体パッケージ102、102−1を完成する。
尚、図2Aに図示する熱膨張制止部材13において、光通信用半導体パッケージ102の中心軸よりも上側はスポット溶接16が行われた状態を示し、その下側はスポット溶接16前の状態を示している。
その後、実施の形態1の場合と同様に、キャップ部材4の底部4dの外側にレセプタクル12をYAGレーザによって溶接して光通信モジュールを完成する。
このように構成される本実施の形態2の光通信用半導体パッケージ102、102−1においては、キャップ部材4と熱膨張制止部材13とをレーザ溶接にて取り付けたことから、両部材間の伸縮を考慮する必要がなく、残留熱応力による接合部へのダメージを軽減することができる。即ち、キャップ部材4と熱膨張制止部材13との接合をはんだ付けで行う場合はもちろん、接着剤で行う場合であっても加熱プロセスが必要な場合がある。その結果、キャップ部材4及び熱膨張制止部材13が常温まで冷却される間に、両部材間の伸縮差に伴う熱応力が問題となる場合がある。一方、本実施の形態2のようにレーザ溶接を行う場合には、局所加熱による接合が可能なため、部材間の伸縮を考慮する必要がなくなる。さらに、キャップ部材4におけるレンズ5の焼きばめによる固定部分の気密性に与える影響も少ないという効果もある。
また、実施の形態1の場合と同様に、本実施の形態2においてもキャップ部材4に熱膨張制止部材13を取り付けたことから、既に説明したように、レーザ光の焦点ズレの発生の抑制、構造の大型化の抑制、生産性の低下抑制、及びコストアップの低下、等の効果を得ることができる。
さらにまた、上述のスポット溶接16に関して、図2Bに示す光通信用半導体パッケージ102−1のように、熱膨張制止部材13の外周面に、他箇所に比べて肉厚の薄い薄肉凹部132を形成した熱膨張制止部材133を使用することもできる。薄肉凹部132に対してスポット溶接16が行われる。尚、熱膨張制止部材133は、薄肉凹部132を有する以外、上述の熱膨張制止部材13と変わる部分はない。また、図2Bに図示する熱膨張制止部材133において、光通信用半導体パッケージ102−1の中心軸よりも上側はスポット溶接16が行われた状態を示し、その下側はスポット溶接16前の薄肉凹部132の状態を示している。
薄肉凹部132は、円筒形状である熱膨張制止部材133の肉厚tを約1/2まで減肉加工した部分である。本実施の形態2では、熱膨張制止部材133の外周面の全周にわたり形成し、軸方向4cにおいて4列にて形成したストライプ状である。そして図2Aを参照して説明したように、各薄肉凹部132において、上述のように例えば60°毎にスポット的にレーザ溶接を行う。尚、薄肉凹部132の形成位置は、これに限定されず、熱膨張制止部材133の外周面に、上述のように例えば60°毎に一定間隔で、あるいはランダムにて、スポット的に配置してもよい。
このような薄肉凹部132に対してレーザ溶接を行うことで、図2Aに示すように熱膨張制止部材13を用いてスポット溶接16を行う場合に比べると、肉厚が薄いことからより短時間で容易に溶接ができ、溶接性の向上を図ることができる。よって、入熱量をさらに抑えることができ、上述の熱応力に関する問題をさらに低減することができるという利点がある。
本実施の形態2においても実施の形態1で既に説明したように、熱膨張制止部材133の素材のコバールからインバーあるいはアンバーなどへの変更も可能であり、同様の効果が得られる。また、実施の形態1で既に説明したように、キャップ部材4をステム1に溶接する前に、キャップ部材4に熱膨張制止部材13を溶接してもよく、同様の効果を得ることができる。この場合、熱膨張制止部材134は、凹部4aの内側に溶接によって取り付けられても良い。
実施の形態3.
上述の実施の形態1では、キャップ部材4と熱膨張制止部材13との取り付けは、接着剤14による構成を示したが、本実施の形態3では、螺合により取り付ける構成を示す。尚、実施の形態3におけるその他の構成は、実施の形態1における構成と同じであり、ここでの説明を省略する。よって以下では、相違部分についてのみ説明を行う。
図3に示すように、本実施の形態3の光通信用半導体パッケージ103では、実施の形態1におけるキャップ部材4に代えてキャップ部材41を用いる。キャップ部材41は、低炭素鋼製あるいはステンレス鋼製で、その外面が円形状(円周面)の部材であり、その外周面に雄ねじ41aを形成した。キャップ部材41の一実施例として、その材質及びサイズは実施の形態1にて説明したキャップ部材4の実施例の場合と同じであり、例えばφ5.0mm×長さ7.0mmのサイズである。尚、このキャップ部材41の一実施例における外径φ5.0mmは、雄ねじ41aの山径に対応する。
キャップ部材41に対応して、実施の形態1における熱膨張制止部材13に代えて熱膨張制止部材134を用いる。熱膨張制止部材134は、コバール製の円筒形状の部材であり、その内周面には、キャップ部材41の雄ねじ41aに螺合する雌ネジ134aを形成している。熱膨張制止部材134の一実施例として、その材質及びサイズは実施の形態1にて説明した熱膨張制止部材13の実施例の場合と同じであり、例えば外径5.6mm、内径5.05mm、長さ6.5mmのサイズである。尚、この熱膨張制止部材134の一実施例における内径5.05mmは、雌ネジ134aの谷径に対応する。
上述のキャップ部材41及び熱膨張制止部材134を有する、本実施の形態3における光通信用半導体パッケージ103においても、上述の光通信用半導体パッケージ101の場合と同様に、キャップ部材41の開口端4bをステム1にプロジェクション溶接した後、キャップ部材41の外面に形成した雄ねじ41aに、円筒形状の熱膨張制止部材134の雌ネジ134aを螺合して、キャップ部材41に熱膨張制止部材134を取り付ける。このようにして光通信用半導体パッケージ103を完成する。
その後、実施の形態1の場合と同様に、キャップ部材41の底部4dの外側にレセプタクル12をYAGレーザによって溶接して光通信モジュールを完成する。
このように構成される本実施の形態3の光通信用半導体パッケージ103によれば、螺合によってキャップ部材41と熱膨張制止部材134とを固定することから、キャップ部材41の軸方向4cのほぼ全長にわたり熱膨張制止部材134にて拘束が可能となる。よって、光通信用半導体パッケージ103の長期信頼性を確保することが可能となる。
また、雄ねじ41a及び雌ネジ134aの少なくとも一方に接着剤を塗布してキャップ部材41と熱膨張制止部材134とを螺合し固定することで、より高い長期信頼性を得ることも可能である。
また、実施の形態1の場合と同様に、本実施の形態3においてもキャップ部材41に熱膨張制止部材134を取り付けたことから、既に説明したように、レーザ光の焦点ズレの発生の抑制、構造の大型化の抑制、生産性の低下抑制、及びコストアップの低下、等の効果を得ることができる。
また、本実施の形態3においても実施の形態1で既に説明したように、熱膨張制止部材134の素材について、キャップ部材41よりも熱膨張率が低く、ねじ溝加工が可能であれば、コバールをインバーあるいはアンバーなどへ変更してもよく、同様の効果が得られる。また、実施の形態1で既に説明したように、キャップ部材41をステム1に溶接する前に、キャップ部材41に熱膨張制止部材134を螺合してもよく、同様の効果を得ることができる。この場合、熱膨張制止部材134は、凹部4aの内側に螺合によって取り付けられても良い。
また、上述した各実施の形態の内容を適宜組み合わせた構成を採ることも可能であり、その場合には各実施の形態における構成の効果が得られる。
1 ステム、4 キャップ部材、4a 凹部、4b 開口端、4c 軸方向、
5 レンズ、6 レーザダイオード、9 ペルチェクーラー、11 光ファイバー、
13 熱膨張制止部材、14 接着剤、16 溶接部
41 キャップ部材、41a 雄ねじ、
101,101−1、102,102−1、103 光通信用半導体パッケージ、
131 熱膨張制止部材、132 薄肉凹部、133,134 熱膨張制止部材、
134a 雌ネジ。

Claims (6)

  1. 光源としての半導体レーザ部を冷却素子とともに装着する基台と、
    凹部、及び上記半導体レーザ部が発するレーザ光を光ファイバーへ出射するレンズを有するキャップ部材であって、上記凹部の開口端を上記基台に接合して上記半導体レーザ部を上記凹部内に収納し、この収納状態において上記レーザ光の光軸に対向して上記レンズが位置するキャップ部材と、を備えた光通信用半導体パッケージにおいて、
    上記キャップ部材の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有し、上記キャップ部材の外面又は上記凹部の内面を覆って取り付けられる熱膨張制止部材をさらに備えたことを特徴とする光通信用半導体パッケージ。
  2. 上記キャップ部材の外面は円周状であり、上記熱膨張制止部材は円筒形状であり上記キャップ部材の外面に取り付けられる、請求項1に記載の光通信用半導体パッケージ。
  3. 上記熱膨張制止部材は、当該熱膨張制止部材の外面に肉厚の薄い薄肉凹部を有し、この薄肉凹部はスポット状又はストライプ状にて上記外面に存在する、請求項1又は2に記載の光通信用半導体パッケージ。
  4. 上記キャップ部材の外面は円周状であり、その外面に雄ねじを有し、上記熱膨張制止部材は円筒形状であり、その内周面に上記雄ねじに螺合する雌ネジを有する、請求項1に記載の光通信用半導体パッケージ。
  5. 上記熱膨張制止部材は、上記キャップ部材の外面に接着剤によって取り付けられる、請求項1、2又は4のいずれか1項に記載の光通信用半導体パッケージ。
  6. 上記熱膨張制止部材は、上記薄肉凹部に対するレーザ溶接によって上記キャップ部材の外面に取り付けられる、請求項3に記載の光通信用半導体パッケージ。
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