JP2015083701A - 脂肪族ポリカーボネートクエンチ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本開示は、一部分において、反応混合物を形成するために触媒の遷移金属配位子錯体の存在下、エポキシドと二酸化炭素を合わせることによって開始される脂肪族ポリカーボネート重合反応と、この反応混合物を、改善された安定性および加工性を有する粗ポリマー溶液を生成する非求核性アニオンを含有する酸と接触させることによりその重合反応をさらにクエンチすることを対象とする。本開示の目的は、様々な非求核性酸を利用して、合成手順および関連する方法を拡大することによって、触媒系をクエンチすることである。
【選択図】なし
Description
(項目1)
ポリカーボネート鎖を含む反応混合物を形成するために、触媒の遷移金属配位子錯体の存在下、エポキシドを二酸化炭素と合わせることによって、脂肪族ポリカーボネート重合反応を開始するステップと、
該反応混合物を、重合開始剤ではないアニオンを含有する酸と接触させることによって、前記重合反応をクエンチするステップと
を含む方法。
(項目2)
ポリカーボネート鎖を含む反応混合物を形成するために、触媒の遷移金属配位子錯体の存在下、エポキシドと二酸化炭素を合わせることによって、脂肪族ポリカーボネート重合反応を開始するステップと、
鎖移動剤および配位子を該反応混合物に加えることによって、該重合反応をクエンチするステップと
を含む方法であって、
該加えられた配位子が重合開始剤ではなく、該加えられた配位子が、前記遷移金属配位子錯体の遷移金属に対して、該ポリカーボネート鎖または該加えられた鎖移動剤が有する親和性より高い親和性を有する方法。
(項目3)
前記触媒の遷移金属配位子錯体が、重合開始剤である少なくとも1つの配位子と、重合開始剤ではない少なくとも1つの配位子とを含む、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
重合開始剤である前記配位子が求核性配位子である、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記求核性配位子が、−ORx、−O(C=O)Rx、−NC、−CN、ハロ(例えば、−Br、−I、−Cl)および−N3(式中、各Rxは、独立して、水素、場合によって置換されている脂肪族、場合によって置換されているヘテロ脂肪族、場合によって置換されているアリールおよび場合によって置換されているヘテロアリールから選択される)からなる群から選択される、項目4に記載の方法。
(項目6)
Rxが、場合によって置換されている脂肪族、場合によって置換されているヘテロ脂肪族、場合によって置換されているアリールおよび場合によって置換されているヘテロアリールからなる群から選択される、項目5に記載の方法。
(項目7)
重合開始剤でない前記配位子が、サレン配位子を含む、項目3に記載の方法。
(項目8)
前記サレン配位子が、以下からなる群から選択される、項目7に記載の方法
(式中、
Rdは、出現するたびに、独立して、
の基、場合によって置換されているC1〜C20脂肪族、場合によって置換されているC1〜C20ヘテロ脂肪族、場合によって置換されている6から14員のアリール、場合によって置換されている5から14員のヘテロアリール、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(O)R13、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−N+(R11)3、−NR11C(O)R10、−NR11C(O)OR13、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13m −SO2NR11R12、−NO2、−C(R13)zH(3−z)、−(CH2)kR14、−(CH2)k−Z−R16−、および−(CH2)k−Z−(CH2)m−R14からなる群から選択され、2つ以上の適切なRd基は、介在する原子と一緒になって、1つまたは複数の環を形成することができ、
Rd’は、出現するたびに、独立して、−H、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2−C12アルキニル、−CN、−CNO、−C(O)R13、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−C(R13)zH(3−z)、−(CH2)kR14、−(CH2)k−Z−R16−、−(CH2)k−Z−(CH2)m−R14からなる群から選択され、2つ以上の適切なRd’基は、介在する原子と一緒になって、1つまたは複数の環を形成することができ、
Aは、−O−、−S(O)x−、−(CH2)−、−C(O)−、−C(=NOR10)−、−(C(R14)xH(2〜x))k−、C3からC8の置換または非置換の炭素環およびC1〜C8の置換または非置換の複素環からなる群から選択される二価のリンカーであり、
R10は、出現するたびに、独立して、−H、−C(R13)zH(3〜z)、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの炭素環、C12までの複素環、−S(O)2R13、−Si(R15)3およびヒドロキシル保護基からなる群から選択され、
R11およびR12は、出現するたびに、独立して、−H、場合によって置換されているC1〜C20脂肪族、場合によって置換されているC1〜C20ヘテロ脂肪族、場合によって置換されている6から14員のアリール、場合によって置換されている5から14員のヘテロアリールおよび−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、R11およびR12は、両方存在する場合、場合によって、これらが結合している原子と一緒になって、3〜10員の環を形成することができ、
R13は、出現するたびに、−H、場合によって置換されているC1〜C20脂肪族、場合によって置換されているC1〜C20ヘテロ脂肪族、場合によって置換されている6〜14員のアリール、場合によって置換されている5〜14員のヘテロアリールからなる群から独立して選択される、場合によって置換されている部分であり、
R14は、出現するたびに、独立して、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)R13、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−NR11C(O)R13、−NR11C(O)OR10、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13、−SO2NR11R12、C12までの複素環およびC12までの炭素環からなる群から選択され、
R15は、出現するたびに、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、およびC12までの置換または非置換の炭素環からなる群から選択され、
R16は、出現するたびに、独立して、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの複素環、C12までの炭素環および−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、
Zは、−(CH=CH)a−、−(CH=CH)a−、−C(O)−、−C(=NOR11)−、−C(=NNR11R12)−、−O−、−N(R11)−、−N(C(O)R13)−、−S(O)x−、ポリエーテル、およびポリアミンからなる群から選択される二価のリンカーであり、
aは、1、2、3または4であり、
は、共有結合テザーを介して前記配位子に結合している、1つまたは複数の、独立して定義された共触媒部分を表し、
各Z’は、独立して、本明細書中に記載されている前記重合反応において、共触媒として作用することが可能な任意の部分を表し、適切な共触媒部分として、これらに限らないが、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、アルソニウム塩、グアニジウム塩、アゾニウム塩、アミノ基、ホスフィン基、グアニジン基、アミジン基、複素環基およびヘテロアリール基が挙げられ、
mは、1から4の整数(1と4を含む)であり、該テザー上に存在するZ’基の数を表し、
は、1つまたは複数の原子からなる共有結合のテザーを表し、
kは、1から8の整数(1と8を含む)であり、
mは、1から8の整数(1と8を含む)であり、
xは、0、1または2であり、
yは、0、1、2、3または4であり、
zは、1、2または3である)。
(項目9)
重合開始剤ではない前記配位子がポルフィリン配位子である、項目3に記載の方法。
(項目10)
前記ポルフィリン配位子が、
である、項目9に記載の方法
(式中、
Rdは、出現するたびに、独立して、−H、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(O)R13、−C(R13)zH(3〜z)、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−NR11C(O)R10、−NR11C(O)OR13、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13m−SO2NR11R12、−NO2、−C(R13)zH(3〜z)、−(CH2)kR14、−(CH2)k−Z−R16−および−(CH2)k−Z−(CH2)m−R14からなる群から選択され、
Aは、−O−、−S(O)x−、−(CH2)−、−C(O)−、−C(=NOR10)−、−(C(R14)xH(2〜x))k−、C3〜C8の置換または非置換の炭素環およびC1〜C8の置換または非置換の複素環からなる群から選択される二価のリンカーであり、
R10は、出現するたびに、独立して、−C(R13)zH(3〜z)、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの炭素環、C12までの複素環、−S(O)2R13、−Si(R15)3およびヒドロキシル保護基からなる群から選択され、
R11およびR12は、出現するたびに、独立して、−H、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニルおよび−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、R11およびR12は、両方存在する場合、場合によって、これらが結合している原子と一緒になって、3〜10員の環を形成でき、
R13は、出現するたびに、独立して、−H、b)C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの炭素環、C12までの複素環からなる群から選択され、
R14は、出現するたびに、独立して、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(R13)zH(3〜z)、−C(O)R13、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−NR11C(O)R13、−NR11C(O)OR10、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13、−SO2NR11R12、C12までの複素環およびC12までの炭素環からなる群から選択され、
R15は、出現するたびに、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニルおよびC12までの置換または非置換の炭素環からなる群から選択され、
R16は、出現するたびに、独立して、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12複素環、C12までの炭素環および−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、
Zは、−(CH=CH)a−、−(CH≡CH)a−、−C(O)−、−C(=NOR11)−、−C(=NNR11R12)−、−O−、−N(R11)−、−N(C(O)R13)−、−S(O)x−、ポリエーテルおよびポリアミンからなる群から選択される二価のリンカーであり、
aは、1、2、3または4であり、
kは、1〜8の整数(1と8を含む)であり、
mは、1〜8の整数(1と8を含む)であり、
xは、0、1、または2であり、
yは、0、1、2、3または4であり
zは、1、2、または3である)。
(項目11)
前記触媒の遷移金属錯体が、
からなる群から選択される、項目8または項目10に記載の方法
(式中、Mは、前記金属原子であり、原子価が許容する通り、X1およびX2のうちの1つまたは両方が存在し、それぞれが独立して、−ORx,−O(C=O)Rx,−NC、−CN、ハロおよび−N3からなる群から選択され、各Rxは、独立して、水素、場合によって置換されている脂肪族、場合によって置換されているヘテロ脂肪族、場合によって置換されているアリールおよび場合によって置換されているヘテロアリールから選択される)。
(項目12)
前記触媒の遷移金属錯体が、以下からなる群から選択される、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記触媒の遷移金属錯体が、以下からなる群から選択される、項目12に記載の方法
(式中、Mは前記遷移金属である)。
(項目14)
前記アニオンが、非求核性である、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記酸がスルホン酸である、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記スルホン酸が、式R1SO3H(式中、R1は、場合によって置換されている脂肪族、場合によって置換されているアリールおよび場合によって置換されている複素環からなる群から選択されるラジカルである)を有する、項目15に記載の方法。
(項目17)
R1が、場合によって置換されているC1〜C20のアルキル、C1〜C20のアルケニルおよび場合によって置換されているフェニルからなる群から選択される、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記スルホン酸が、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1−プロパンスルホン酸、トリフルオロメチルスルホン酸、4−ニトロフェニルスルホン酸、スルホ酢酸、クメンスルホン酸、キシレンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、2−(メチルアミノ)エタンスルホン酸、2−アミノエタンスルホン酸、2−スルファニルエタンスルホン酸、3−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、3−ピリジンスルホン酸、2−ピリジンスルホン酸、4−ピペリジンスルホン酸、2−アミノベンゼンスルホン酸、1−メチルピリジニウム3−スルホネート、1−メチル−2−ピリジニウム−スルホネート、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、シクロヘキサンスルホン酸、4−エチルベンゼンスルホン酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸、4−メチルメタニル酸、4−アミノ−3−メチルベンゼンスルホン酸、1−ナフタレンスルホン酸、2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸およびパーフルオロオクタンスルホン酸からなる群から選択される、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記スルホン酸が、p−トルエンスルホン酸である、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記酸が、スルファミン酸誘導体である、項目1に記載の方法。
(項目21)
前記スルファミン酸誘導体が、式R1R2N−SO3H(式中、R1およびR2は、−H、場合によって置換されているアルキル、場合によって置換されているアリールおよび場合によって置換されている複素環からなる群から独立して選択されるラジカルであり、R1およびR2が、場合によって、介在する原子と一緒になって、場合によって置換されている環を形成してもよい)を有する、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記酸が、少なくとも1個の酸性の水素原子を有するリン酸誘導体である、項目1に記載の方法。
(項目23)
前記リン酸誘導体が、リン酸;ピロリン酸;トリリン酸;リン酸、ピロリン酸またはトリリン酸のアルキル誘導体;リン酸、ピロリン酸またはトリリン酸のアリール誘導体およびこれらのうちの任意の2つ以上の混合物からなる群から選択される、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記リン酸誘導体が、式:
を有する、項目22に記載の方法
(式中、R1およびR2は、水素、一リン酸基、二リン酸基、場合によって置換されているアルキル、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されている複素環、一リン酸基のエステル誘導体および二リン酸基のエステル誘導体からなる群から独立して選択されるラジカルである)。
(項目25)
前記酸が固体支持体に会合している、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記固体支持体が、無機固体支持体およびポリマー固体支持体からなる群から選択される、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記無機固体支持体が、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニア、ゼオライト、金属酸化物および粘土からなる群から選択される、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記ポリマー固体支持体が、スチレン、クロロメチル化スチレンおよびジビニルベンゼンのうちの少なくとも1つを含む、項目26に記載の方法。
(項目29)
前記ポリマー固体支持体が、ポリスチレン、ポリスルホン、ナイロン、ポリ(クロロメチルスチレン)および架橋結合したエトキシレートアクリレート樹脂ポリマーからなる群から選択される、項目30に記載の方法。
(項目30)
前記遷移金属が、6族遷移金属である、項目1、2または3に記載の方法。
(項目31)
前記遷移金属が、クロムまたはモリブデンである、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記遷移金属が、7族遷移金属である、項目1、2または3に記載の方法。
(項目33)
前記遷移金属が、マンガンである、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記遷移金属が、9族遷移金属である、項目1、2または3に記載の方法。
(項目35)
前記遷移金属が、コバルトである、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記遷移金属が、12族遷移金属である、項目1、2または3に記載の方法。
(項目37)
前記遷移金属が、カドミウムである、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記反応混合物中に存在する触媒の遷移金属配位子錯体の量に対して、10当量未満の前記酸が、前記反応混合物に加えられる、項目1に記載の方法。
(項目39)
前記反応混合物中に存在する触媒の遷移金属配位子の錯体の量に対して、0.1〜10当量の間の前記酸が、前記反応混合物に加えられる、項目1に記載の方法。
(項目40)
前記反応混合物中に存在する触媒の遷移金属配位子錯体の量に対して、約0.1〜約2当量の間の前記酸が、前記反応混合物に加えられる、項目1に記載の方法。
(項目41)
前記反応混合物中に存在する触媒の遷移金属配位子錯体の量に対して、1〜2当量の間の前記酸が、前記反応混合物に加えられる、項目1に記載の方法。
(項目42)
前記反応混合物中に存在する触媒の遷移金属配位子錯体の量に対して、約1当量の前記酸が、前記反応混合物に加えられる、項目1に記載の方法。
(項目43)
前記クエンチのステップが、約−20℃〜約70℃の範囲の温度で実施される、項目1に記載の方法。
(項目44)
前記クエンチのステップが、約0℃〜約35℃の範囲の温度で実施される、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記クエンチのステップが、室温で実施される、項目1に記載の方法。
(項目46)
前記エポキシドが、エチレンオキシド、一置換のアルキルエポキシド、1,2二置換のアルキルエポキシド、1,1−二置換のエポキシドおよび多環式エポキシドからなる群から選択される、項目1に記載の方法。
(項目47)
前記エポキシドが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エピクロロヒドリン、グリシジルエーテル、グリシジルエステル、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、シクロペンテンオキシド、シクロヘキセンオキシド、シクロオクテンオキシド、ノルボルネンオキシド、グリシジルエーテルおよびリモネンオキシドからなる群から選択される、項目1に記載の方法。
(項目48)
前記エポキシドがプロピレンオキシドである、項目1に記載の方法。
(項目49)
前記重合反応が、反応器内で実施される方法であって、
前記反応混合物を含有する前記反応器を減圧するステップと、
該反応器からの過剰の二酸化炭素を除去するステップと、
前記クエンチのステップの前に溶媒を加えることによって、前記反応混合物を希釈するステップと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目50)
前記溶媒が、前記エポキシドより高い沸点を有する、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記溶媒が、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、アセトン、ブタノン、ガンマブチロラクトンおよびテトラヒドロフランからなる群から選択される、項目49に記載の方法。
(項目52)
前記クエンチのステップの後で、前記反応混合物を加熱するステップをさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目53)
前記加熱のステップの結果、過剰なエポキシドが、前記反応混合物から除去される、項目52に記載の方法。
(項目54)
前記反応混合物が、約40℃〜約100℃の範囲の温度まで加熱される、項目52に記載の方法。
(項目55)
前記反応混合物が、約1atm〜約0.05atmの範囲の圧力下で加熱される、項目52に記載の方法。
触媒の遷移金属配位子錯体、例えばコバルトサレン錯体は、脂肪族ポリカーボネート(APC)重合反応を触媒するために使用することができる。以前には、このような重合反応は通常、酢酸などのカルボン酸の添加、またはHClなどの鉱酸を用いてクエンチしていた。このような場合多くは、安定したポリマー生成物を提供するため、これら試薬を多大なモル過剰で提供することが必要とされる。大過剰の酸がクエンチに使用されない場合、粗反応混合物は、不安定となり、その後のポリマー単離ステップの間、静置または加熱時に分解または分子量の低下を示す可能性がある。他方では、多量の酸の存在はまた、その後の単離および精製ステップに対して望ましくない結果を生じ得る。したがって、ある状況では、重合に利用する触媒に対して、モル過剰を必要としない、または多大なモル過剰を必要としないクエンチ剤を使用することが望ましいこともある。
特定の官能基および化学的用語の定義は、以下でより詳細に記載されている。本開示の目的のため、化学元素は、Periodic Table of the Elements、CAS version、Handbook of Chemistry and
Physics、第75版、内表紙に従い特定され、特定の官能基は、本明細書中で記載の通り、一般的に定義される。さらに、有機化学の一般的原理、ならびに特定の官能基の部分および反応性は、それぞれの全体の内容が本明細書に参照により組み込まれている、Organic Chemistry、Thomas Sorrell、University Science Books、Sausalito、1999年、Smith and March March’s Advanced Organic Chemistry、第5版、John Wiley & Sons, Inc.、New York、2001年、Larock、Comprehensive Organic Transformations、VCH Publishers, Inc.、New York、1989年、Carruthers、Some Modern Methods
of Organic Synthesis、第3版、Cambridge University Press、Cambridge、1987年に記載されている。
Compounds(McGraw−Hill、NY、1962年)、Wilen、S.H.、Tables of Resolving Agents and Optical Resolutions、268頁(E.L.Eliel編、Univ. of Notre Dame Press、Notre Dame、1972年)を参照されたい。
一態様では、本開示は、触媒の遷移金属配位子錯体の存在下、エポキシドを二酸化炭素と合わせることによって、脂肪族ポリカーボネート(APC)重合反応を開始させるステップと、この重合反応をある期間に渡り進行させることによって、ポリカーボネート鎖を含む反応混合物を形成するステップとを含む方法を提供する。様々なエポキシドおよび触媒の遷移金属錯体が本開示された方法に使用することができることを当業者であれば理解されたい。
Mは、金属原子であり、
R1a、R1a’、R3aおよびR3a’は、独立して、
R2a、R2a’は、独立して、
各Rは、独立して、水素であるか、アシル;カルバモイル;アリールアルキル;6から10員のアリール;C1〜12脂肪族;C1〜12ヘテロ脂肪族;窒素、酸素および硫黄からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、5から10員のヘテロアリール;4から7員のヘテロシクリル;酸素保護基ならびに窒素保護基からなる群から選択される、場合によって置換されている基であるか、または、
2つのR基が、介在する原子と一緒になって、場合によって置換されている基を形成し、[R2a’およびR3a’]、[R2aおよびR3a]、[R1aおよびR2a]ならびに[R1a’およびR2a’]のいずれかは、場合によって、介在する原子と一緒になって、1つまたは複数の環を形成してもよく、この環は、1つまたは複数のR20a基で置換されていてもよく、
R4aは、
Rcは、出現するたびに、独立して、
2つ以上のRc基が、介在する原子と一緒になって、1つまたは複数の環を形成してもよく、
2つのRc基が同じ炭素原子に結合している場合、これらは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、3から8員のスピロ環式環、カルボニル、オキシム、ヒドラゾン、イミンからなる群から選択される部分を形成してもよい)からなる群から選択され、
X1は、エポキシドの開環が可能な求核剤であり、
Yは、−NR−、−N(R)C(O)−、−C(O)NR−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−SO−、−SO2−、−C(=S)−、−C(=NR)−、または−N=N−;ポリエーテル;C3からC8の置換もしくは非置換の炭素環、およびC1からC8の置換もしくは非置換の複素環からなる群から選択される二価のリンカーであり、
各Z’は、独立して、本明細書中に記載されている重合反応において共触媒として作用することが可能な任意の部分を表す。適切な共触媒部分として、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、アルソニウム塩、グアニジウム塩、アゾニウム塩、アミノ基、ホスフィン基、グアニジン基、アミジン基、複素環基およびヘテロアリール基が挙げられるが、これらに限らず、
mは、1から4の整数(1と4を含む)であり、テザー上に存在するZ’基の数を表し、
m’は、0または1から4の整数(1と4を含む)であり、
qは、0または1から4の整数(1と4を含む)であり、
xは、0、1または2である)。
Rdは、出現するたびに、独立して、
Rd’は、出現するたびに、独立して、−H、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2−C12アルキニル、−CN、−CNO、−C(O)R13、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−C(R13)zH(3−z)、−(CH2)kR14、−(CH2)k−Z−R16−、−(CH2)k−Z−(CH2)m−R14からなる群から選択され、2つ以上の適切なRd’基は、介在する原子と一緒になって、1つまたは複数の環を形成することができ、
Aは、−O−、−S(O)x−、−(CH2)−、−C(O)−、−C(=NOR10)−、−(C(R14)xH(2〜x))k−、C3からC8の置換または非置換の炭素環およびC1〜C8の置換または非置換の複素環からなる群から選択される二価のリンカーであり、
R10は、出現するたびに、独立して、−H、−C(R13)zH(3〜z)、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの炭素環、C12までの複素環、−S(O)2R13、−Si(R15)3およびヒドロキシル保護基からなる群から選択され、
R11およびR12は、出現するたびに、独立して、−H、場合によって置換されているC1〜C20脂肪族、場合によって置換されているC1〜C20ヘテロ脂肪族、場合によって置換されている6から14員のアリール、場合によって置換されている5から14員のヘテロアリールおよび−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、R11およびR12は、両方存在する場合、場合によって、これらが結合している原子と一緒になって、3〜10員の環を形成することができ、
R13は、出現するたびに、−H、場合によって置換されているC1〜C20脂肪族、場合によって置換されているC1〜C20ヘテロ脂肪族、場合によって置換されている6〜14員のアリール、場合によって置換されている5〜14員のヘテロアリールからなる群から独立して選択される、場合によって置換されている部分であり、
R14は、出現するたびに、独立して、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)R13、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−NR11C(O)R13、−NR11C(O)OR10、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13、−SO2NR11R12、C12までの複素環およびC12までの炭素環からなる群から選択され、
R15は、出現するたびに、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、およびC12までの置換または非置換の炭素環からなる群から選択され、
R16は、出現するたびに、独立して、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの複素環(heterocylic)、C12までの炭素環および−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、
Zは、−(CH=CH)a−、−(CH=CH)a−、−C(O)−、−C(=NOR11)−、−C(=NNR11R12)−、−O−、−N(R11)−、−N(C(O)R13)−、−S(O)x−、ポリエーテル、およびポリアミンからなる群から選択される二価のリンカーであり、
aは、1、2、3または4であり、
各Z’は、独立して、本明細書中に記載されている重合反応において、共触媒として作用することが可能な任意の部分を表し、適切な共触媒部分として、これらに限らないが、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、アルソニウム塩、グアニジウム塩、アゾニウム塩、アミノ基、ホスフィン基、グアニジン基、アミジン基、複素環基およびヘテロアリール基が挙げられ、
mは、1から4の整数(1と4を含む)であり、テザー上に存在するZ’基の数を表し、
kは、1から8の整数(1と8を含む)であり、
mは、1から8の整数(1と8を含む)であり、
xは、0、1または2であり、
yは、0、1、2、3または4であり、
zは、1、2または3である)。
Rdは、出現するたびに、独立して、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2−C12アルキニル、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(O)R13、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−NR11C(O)R10、−NR11C(O)OR13、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13m −SO2NR11R12、−NO2、−C(R13)zH(3−z)、−(CH2)kR14、−(CH2)k−Z−R16−、および−(CH2)k−Z−(CH2)m−R14からなる群から選択され、Aは、−O−、−S(O)x−、−(CH2)−、−C(O)−、−C(=NOR10)−、−(C(R14)xH(2〜x))k−、C3からC8の置換または非置換の炭素環およびC1〜C8の置換または非置換の複素環からなる群から選択される二価のリンカーであり、
R10は、出現するたびに、独立して、−C(R13)zH(3〜z)、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12までの炭素環、C12までの複素環、−S(O)2R13、−Si(R15)3およびヒドロキシル保護基からなる群から選択され、
R11およびR12は、出現するたびに、独立して、−H、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニルおよび−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、R11およびR12は、両方存在する場合、場合によって、これらが結合している原子と一緒になって、3〜10員の環を形成することができ、
R13は、出現するたびに、−H、b)C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、、C2〜C12アルキニル、C12までの炭素環、C12までの複素環からなる群から独立して選択され、
R14は、出現するたびに、独立して、ハロゲン、−OR10、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−OC(O)NR11R12、−CN、−CNO、−C(R13)zH(3−z)、−C(O)R13、−C(O)OR13、−C(O)NR11R12、−NR11R12、−NR11C(O)R13、−NR11C(O)OR10、−NR11SO2R13、−NCO、−N3、−NO2、−S(O)xR13、−SO2NR11R12、C12までの複素環およびC12までの炭素環からなる群から選択され、
R15は、出現するたびに、独立して、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、およびC12までの置換または非置換の炭素環からなる群から選択され、
R16は、出現するたびに、独立して、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C2〜C12アルキニル、C12の複素環、C12までの炭素環および−C(R13)zH(3〜z)からなる群から選択され、
Zは、−(CH=CH)a−、−(CH≡CH)a−、−C(O)−、−C(=NOR11)−、−C(=NNR11R12)−、−O−、−N(R11)−、−N(C(O)R13)−、−S(O)x−、ポリエーテル、およびポリアミンからなる群から選択される二価のリンカーであり、
aは、1、2、3または4であり、
kは、1から8の整数(1と8を含む)であり、
mは、1から8の整数(1と8を含む)であり、
xは、0、1または2であり、
yは、0、1、2、3または4であり、
zは、1、2または3である)。
一態様において、本開示は、以下のスキームIIに全般的に記載されているように、反応混合物を、重合開始剤ではないアニオンを含有する酸と接触させることによって、重合反応をクエンチするステップの後のステップを含む方法を提供する。
バイアル内での酢酸クエンチ試験
背景:
PPCを作製する大きな規模でのPPC合成の間(400ガロン反応器内で)、重合は成功したが、本方法のクエンチおよび希釈のステップの後、分子量の分解が観察された(図1を参照されたい)。次いで同じことがより小さな規模の反応で観察された(2ガロン反応器)(図2を参照されたい)。本方法のクエンチのステップを理解するため、より一層の注意を払った。特に、クエンチ後のポリマーの熱安定性を理解することに集中した。
A.PPC重合を2ガロン反応器内で行った。分子量(GPCで求めたもの)が目標に到達した時点で、200グラムのドープをポットから取り除き、200グラムの酢酸プロピルで希釈した。この時点でのドープの組成は、酢酸プロピル約50重量%、プロピレンオキシド30重量%、およびPPCポリマー20重量%であった。
対照:酢酸なし
1/10クエンチ:触媒に対して8モル当量のAcOH
標準のクエンチ:触媒に対して80モル当量のAcOH
10×クエンチ:触媒に対して800モル当量のAcOH
結果:
加熱を施す前の、元の希釈したドープ:Mw=249,904(オレンジ色/黄色)
80Cで17時間後:対照(酢酸なし):Mw=134,892(深い赤/オレンジ色)1/10クエンチする:Mw=137,523(深い赤/オレンジ色)
標準のクエンチ:Mw=24,326(オレンジ色/黄色)
10×クエンチ:Mw=241,897(淡黄色)
図3も参照されたい。
MWの有意な分解を示さなかった唯一の試料は、10×クエンチのバイアル(触媒に対して、800モル当量AcOH)であった。本実験において分子量に関して熱的に安定したドープを生成するために、有意に過剰なこのクエンチ剤が存在しなければならない。すべてのケースにおいて、ポリマー分解は、3つの要素の組合せにより示唆された。
a)対照に対して、有意な(>10%)MWの減少
b)対照に対して、多分散性の同時増加
c)対照に対して、GPCトレースの形の変化であり、集団内のより高い分子量部分の消失、より低い分子量部分の増加、曲線全体の幅の広がりを表示している(図7を参照されたい)。
バイアル内の2つの追加の酢酸クエンチ試験
以前の実験と同様の方法でこれらの実験を行うことによって、実験を繰り返し、以前の実験結果をさらに展開させた。
結果:
図4および図5を参照されたい。
クエンチしていないまたは酢酸でアンダークエンチしたPPCドープは、加熱を施すとMW分解を示すことになる。しかし、500〜800モル当量のAcOHが存在する場合、MWは安定している。したがって、大きな規模での反応および実験室規模に見られるMWの分解は、ポリマードープの不十分なクエンチによるものであった。すなわち、触媒がこのような活性状態のままであったため、適切な条件下で、この触媒がPPC鎖の脱重合を触媒することになる。理論に拘束されることを望むことなく、これを説明する仮定は、酢酸が触媒を無効にするのではなく、鎖移動剤として作用することによって、むしろ「触媒と結びつく」または「触媒を無駄なく働かせる」ことであった。過度に起これば、この種の相互作用は、活性触媒がポリマー鎖に結合しないようにする効果があり、よって、これらを分解から保護することになる。同様に、酢酸の過剰が不十分であれば、いくつかの触媒をポリマー鎖への作用に利用可能な状態のまま残すことになる。
10×酢酸クエンチを用いた大きな規模での反応
以前に論じたバイアル実験を数回繰り返し、結果は一致した。より多くの酢酸が、熱的に安定したポリマードープを生成するという自信と共に、第2の大きな規模での反応(400ガロン反応器)を行った。今回、クエンチ後のMWは安定した。図6を参照されたい。
交互の酸クエンチ剤
背景:
他の酸性のクエンチ剤、すなわちパラ−トルエンスルホン酸(pTSA)、メタンスルホン酸(MSA)およびトリフルオロメタンスルホン酸(「triflic」)をスクリーニングすることによって、クエンチ剤としての有効性を判定した。
A.PPCポリマーを加圧した反応器内で、以前に記載したように調製し、次いで酢酸プロピルで希釈することによって、約50重量%の酢酸プロピル、30重量%のプロピレンオキシドおよび20重量%のPPCポリマーのドープを生成した。
図8を参照されたい。pTSAの触媒に対して1および2モル当量の添加により、熱的に安定したPPCドープがもたらされた。pTSAの量がより少ないバイアルは、対照と同様に、ポリマーの低下を示した。
pTSA、MSAおよびtriflic酸は、触媒に対して1モル当量しか用いずに、触媒に対して有効なクエンチ剤である。これは、熱的に安定なポリマードープを生成するために800モル当量の酢酸が以前には必要であったということとは対照的に、特に大きな意義を有する。理論的には、これらの酸は、実際に触媒を結合し、無効にし、これによって、上に記載のように、触媒がポリマー鎖と相互作用することを効果的に防ぐ。
本出願に引用されたすべての物質は、これらだけに限らないが、特許および特許出願を含めて、そのような文献および同様の資料の様式に関わらず、その全体が参照により、明示的に取り込まれる。取り込まれた文献および同様の資料のうちの1つまたは複数が、これだけに限らないが、定義された用語、用語の使用法、記載の技法などを含めて、本出願と異なるまたは矛盾する場合には、本出願が優先される。
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