JPH02166101A - 重合体の精製方法 - Google Patents

重合体の精製方法

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JPH02166101A
JPH02166101A JP31854288A JP31854288A JPH02166101A JP H02166101 A JPH02166101 A JP H02166101A JP 31854288 A JP31854288 A JP 31854288A JP 31854288 A JP31854288 A JP 31854288A JP H02166101 A JPH02166101 A JP H02166101A
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JP
Japan
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polymer
porphyrin
aluminum
aluminum complex
purification
Prior art date
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Pending
Application number
JP31854288A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Shimazaki
和弘 島崎
Hitomi Takeuchi
竹内 仁美
Kuniaki Takada
高田 邦章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポルフィリンアルミニウム錯体を含有する重
合体からポルフィリンアルミニウム錯体を除去して重合
体を精製する方法に関する。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題)従来、■
ホキサイドやラクトンあ、るいはメタクリル酸エステル
類の重合にポル、フィリンアルミニウム錯体を触媒とし
て用いると分子量分布の狭いポリエーテル、ポリエステ
ル、ポリメタクリル酸エステルを合成出来ることが知ら
れている(特開昭61−218632号公報、ジャーナ
ルオプアメリカンケミカルソサエティ 1983年10
5号1304Lマクロモレキユールズ 1987年20
号3076頁)。
このようにして得られた重合体中には、触媒残渣として
ポルフィリンアルミニウム錯体が含まれている。ポルフ
ィリンアルミニウム錯体は大環状共役化合物であり、可
視光領域に大きな吸収を有する。そのために得られた重
合体が着色するという欠点があった。上記の重合体は分
子量分布が狭く、各種の用途に使用できる可能性を有し
ているにもかかわらず、着色しているためにその用途は
大きく制限されていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、このような問題を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、ポルフィリンアルミニウム錯体を触媒とす
る重合により得られた重合体を活性炭と接触させること
により、上記の目的を達成し得ることを見出し、本発明
を完成するに至った。
即ち、本発明は、ポルフィリンアルミニウム錯体を含有
する重合体を活性炭と接触させることを特徴とする重合
体の精製方法である。
本発明の精製方法により除去されるポルフィリンアルミ
ニウム錯体は、有機アルミニウム化合物とポルフィリン
化合物との反応により得られるものであれば何ら制限さ
れない。本発明で好適に除去し得るポルフィリンアルミ
ニウム錯体を一般式で示すと次のとおりである。
上記一般式(1)に於いて、R1〜R1!で示される炭
化水素基としては、炭素数が1〜10の範囲であること
が好ましく、アルキル基、アリール基、アルキレン基、
アルケニレン基等が採用される。これらの炭化水素基の
置換基としては、ハロゲン原子やアルコキシ基が挙げら
れる。
本発明におけるポルフィリンアルミニウム錯体の具体例
を示すと、例えば、テトラフェニルポルフィリンアルミ
ニウムクロリド、テトラベンズポルフィリンアルミニウ
ムクロリド、テトラナフトポルフィリンアルミニウムク
ロリド、テトラフェニルテトラベンズポルフィリンアル
ミニウムクロリド、テトラフェニルテトラナフトポルフ
ィリンアルミニウムクロリド、オクタエチルポルフィリ
ンアルミニウムクロリド、テトラキスペンタフルオロフ
ェニルポルフィリンアルミニウムクロリド、テトラキス
トリメトキシフェニルポルフィリンアルミニウムクロリ
ド、テトラフェニルポルフィリンアルミニウムメトキシ
ド、テトラベンズポルフィリンアルミニウムメトキシド
、テトラナフトポルフィリンアルミニウムメトキシド、
テトラフェニルテトラベンズポルフィリンアルミニウム
メトキシド、テトラフェニルテトラナフトポルフィリン
アルミニウムメトキシド、オクタエチルポルフィリンア
ルミニウムメトキシド、テトラキスベンタフルオ凸フェ
ニルポルフィリンアルミニウムメトキシド、テトラキス
トリメトキシフェニルポルフィリンアルミニウムメトキ
シド、テトラフェニルポルフィリンアルミニウムメチル
、テトラベンズポルフィリンアルミニウムメチル、テト
ラキスペンタフルオロフェニルポルフィリンアルミニウ
ムエチル等が挙げられる。
本発明において精製の対象となる重合体は、上記のポル
フィリンアルミニウム錯体を含有するものであれば何ら
制限されない。特に、ポルフィリンアルミニウム錯体を
触媒とし、必要により加えられるアルコール類、フェノ
ール類、カルボン酸類等の活性水素化合物の存在下の重
合によって得られたポルフィリンアルミニウム錯体を触
媒残渣として含有する重合体の場合は、本発明により効
果的に精製することができる。、このような重合体を具
体的に例示すれば、例えばポリプロピレンオキサイド、
ポリエピクロルヒドリン、ポリエチレンオキサイド、ポ
リブテンオキサイド、ポリスチレンオキサイド等のポリ
エーテル類;ポリδ−バレロラクトン、ポリε−カプト
ラクトン、ポリβ−ブチロラクトン等のポリラクトン類
;ポリエチレンカーボネート、ポリプロピレンカーボネ
ート、ポリエピクロルヒドリンカーボネート、ポリシク
ロヘキセンカーボネート、ポリスチレンカーボネート等
のポリカーボネート類:ポリ乳酸等のポリラクチド頻;
ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸t−ブチル
等のポリメタクリル酸エステル類等が挙げられる。
本発明で使用される活性炭は、特に限定されるものでは
なく、公知のものが使用される。活性炭は粉末状、粒状
を問わず使用可能であるが、重合体と接触させた後の活
性炭を除去するために口過を採用する場合には粒状のも
のを使用することが好ましい。
活性炭の使用量は、重合体との接触温度及び時間によっ
て異なるために最適量を接触条件に応じて決定すればよ
い。一般には重合体の重量の0.5〜10倍、好ましく
は1〜5倍の重量の活性炭が用いられる。
重合体と活性炭の接触方法は特に制限されないが、通常
は、重合体を適当な溶媒に溶解又は分散させた状態で活
性炭と接触させる方法が採用される。具体的には、活性
炭を充填したカラム中に重合体を溶解又は分散させた溶
媒を流下させる方法、又は、重合体を溶解又は分散させ
た溶媒中に活性炭を投入する方法等が挙げられる。溶媒
は精製しようとする重合体により異なるが、一般的には
塩化メチレン、メタノール、クロロホルム、テトラヒド
ロフラン、水等が好適に用いられる。例えば、アルキレ
ンカーボネート類、ラクトン類、ラクチド類にはクロロ
ホルムやテトラヒドロフランが、ポリプロピレンオキサ
イドにはメタノールやテトラヒドロフランが、ポリエチ
レンオキサイドには水が好適に用いられる。溶媒の使用
量は、重合体を均一に分散又は溶解させるために、重合
体1g当り5〜1000−の範囲が好ましい。
又、接触温度は、一般には室温で充分に精製が可能だが
、加温することで精製速度及び活性炭の精製能力をあげ
ることができる。従って、温度は精製しようとする重合
体のS類及び用いる溶媒の種類に合わせ、最適な温度を
選んで用いればよい。
一般には、室温〜100℃の範囲で、好ましくは室温〜
70℃の範囲で行なえばよい。
又、接触時間は、精製しようとする重合体の種類や接触
温度、溶媒、あるいは重合体と活性炭の割合により異な
るが、一般的には数分がら数時間の接触時間で精製を完
了させることができる。
本発明の方法によれば、重合体を変化させることなく、
重合体中に含まれるポルフィリンアルミニウム錯体を除
去することができる。重合体が変化しないという確認は
、赤外吸収スペクトル(以下、IRという)、′H−核
磁気共鳴スベクトル(一般式、’H−NMRという)に
よる構造解析とゲルパーミェーションクロマトグラフィ
ー(以下、GPCという)による分子量及び分子量分布
の測定によって行なうことができる。
又、ポルフィリンアルミニウム錯体が完全に除去された
ことは、ポルフィリンアルミニウム錯体が350〜40
0nl1)付近ニソーレ吸収及び600〜700nmに
Q吸収を有することから、精製後の重合体の吸収スペク
トルを分析し、これらのピークが消失することで定量的
にll1mできる。もちろん視覚的に色が消失すること
でも確認できる。
(効果) 本発明の方法によれば、ポルフィリンアルミニウム錯体
を含有する重合体からポルフィリンアルミニウム錯体を
容易に除去することができる。従って、ポルフィリンア
ルミニウム錯体に基づく重合体の着色の問題を解決する
ことができる。その際に、重合体自体を変化させること
はない。従って、従来、ポルフィリンアルミニウム錯体
によって得られる重合体が着色していることあるいは不
純物としてポルフィリンアルミニウム錯体が存在してい
たことによって重合体の用途が限定されていたという問
題を活性炭という安価な化合物を用いてしかも簡単な操
作で解決することができる。
(実施例) 以下実施例をもって本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものでない。
実施例1 触媒としてテトラベンズポルフィリンアルミニウム錯体
及び活性水素化合物としてメタノールを用いてエピクロ
ルヒドリンと二酸化炭素の共重合を行ない、得られたエ
ピクロルヒドリンカーボネート2.1)gを100N1
のクロロホルムに溶解させた0次いで、この溶液の中に
6.33 gの活性炭を投入し、70℃で50分攪拌し
て重合体の精製を行なった。得られた重合体の収量は2
. OOgであり95%の回収率であった。精製前と精
製後のGPCのチャートを比較すると精製前後で分子量
及び分子量分布に変化はみられなかった。
又、I R,’H−NMR分析により精製前後での構造
を比較したところ全く変化はみられなかった(第1図及
び第2図)。
又、精製により得られた重合体は無色透明の粘稠な流動
体であり、紫外・可視スペクトルでも精製前に存在した
ポルフィリンアルミニウム錯体に由来する400nm付
近のソーレ吸収及び620na+付近のQ吸収は検出で
きなかった(第3図)。
以上の結果より、ポルフィリンアルミニウム錯体の全く
ない精製重合体が得られたことが確認された。
実施例2〜7 実施例1と同様な方法で、第1表に示した触媒を活性水
素化合物を用いた重合により得られた各種重合体を第2
表にあげた条件で精製し、第3表にあげた品質の重合体
を高収率で得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られたポリエピクロルヒドリン
カーボネートの精製前後の赤外吸収スペクトルのチャー
トを示す。 第2図は、実施例1で得られたポリエピクロルヒドリン
カーボネートの精製前後のプロトン−核磁気共鳴スペク
トルのチャートを示す。 第3図は、実施例1で得られたポリエピクロルヒドリン
カーボネートの精製前後の紫外・可視吸収スペクトルの
チャートを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポルフィンアルミニウム錯体を含有する重合体を
    活性炭と接触させることを特徴とする重合体の精製方法
JP31854288A 1988-12-19 1988-12-19 重合体の精製方法 Pending JPH02166101A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503078A (ja) * 2008-09-17 2012-02-02 ノボマー, インコーポレイテッド ポリカーボネートの精製
JP2013057088A (ja) * 2012-12-27 2013-03-28 Nippon Zeon Co Ltd ポリエーテル系重合体の製造方法およびポリエーテル系重合体

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US9868816B2 (en) 2008-09-17 2018-01-16 Saudi Aramco Technologies Company Aliphatic polycarbonate quench method
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