JP2015076832A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な操作でシートの両面に印刷された画像を読み取る際に発生し得る裏写り画像を自動的に消去する。【解決手段】第1のパスを介して原稿を読取手段へ搬送する第1の搬送手段と、搬送されるシートの表面または裏面に画像を印刷する印刷手段と、前記シートの表面または裏面に画像が印刷されたシートを第2のパスと、前記第1のパスを介して前記読取手段へ搬送する第2の搬送手段と、前記読取手段が前記第2の搬送手段により搬送されるシートから読み取る裏面画像または表面画像から下地レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された下地レベルに基づいて、前記読取手段が印刷したシートから読み取って記憶される裏面画像または表面画像に下地除去処理を行う画像処理手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図10
Description
本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、この種の複写機および複合機能付画像形成装置の画像読み取りにおいて、原稿の裏面にある画像が表面に再現される、いわゆる裏写りを防止する技術として、下地除去処理がある。下地除去処理では、ユーザが操作画面から画像再現濃度を薄くするために指定するレベル、または、読み取った画像情報の輝度または濃度レベルのヒストグラムから推定した下地レベルに従って、読み取った画像情報に対して階調補正を行う。前記レベルによっては読み取った画像の品質が劣化する可能性があるため、特に後者については下地レベルの推定精度を高めるための技術が提案されている(例えば特許文献1および2を参照)。
□□
特開平5−183749号公報□□
特開平8−237485号公報□□
特開2001−91621号公報□□
特開2000−185881号公報
しかしながら、原稿に印刷された画像の種類、原稿の紙厚、光源の照射強度などの様々な要因によりそのヒストグラムの特性が異なるため、どうしても推定誤差が発生してしまう。
また、ヒストグラムからの下地レベル推定ではなく、例えば特許文献3のように、片面のみ印刷された原稿を印刷面の裏面から読み取り、実際に裏写りのみしている画像を読み取った結果を用いることで最適な下地レベルを決定できると考えられる。
しかしながら、従来の画像形成装置は、原稿搬送式画像読み取り手段の原稿搬送系統と、印刷紙に対する印刷手段の印刷紙搬送系統は互に独立に構成されている。そのため、片面のみ印刷された原稿を予め読み取り(プレスキャン)することで下地レベルを決定し、その後もう片面を印刷し、さらに、それらの両面に印刷された原稿を読み取るといった煩わしいユーザ操作が必要となってしまう。
しかしながら、従来の画像形成装置は、原稿搬送式画像読み取り手段の原稿搬送系統と、印刷紙に対する印刷手段の印刷紙搬送系統は互に独立に構成されている。そのため、片面のみ印刷された原稿を予め読み取り(プレスキャン)することで下地レベルを決定し、その後もう片面を印刷し、さらに、それらの両面に印刷された原稿を読み取るといった煩わしいユーザ操作が必要となってしまう。
発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、簡単な操作でシートの両面に印刷された画像を読み取る際に発生し得る裏写り画像を自動的に消去できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
第1のパスを介して原稿を読取手段へ搬送する第1の搬送手段と、搬送されるシートの表面または裏面に画像を印刷する印刷手段と、前記シートの表面または裏面に画像が印刷されたシートを第2のパスと、前記第1のパスを介して前記読取手段へ搬送する第2の搬送手段と、前記読取手段が前記第2の搬送手段により搬送されるシートから読み取る裏面画像または表面画像から下地レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された下地レベルに基づいて、前記読取手段が印刷したシートから読み取って記憶される裏面画像または表面画像に下地除去処理を行う画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
第1のパスを介して原稿を読取手段へ搬送する第1の搬送手段と、搬送されるシートの表面または裏面に画像を印刷する印刷手段と、前記シートの表面または裏面に画像が印刷されたシートを第2のパスと、前記第1のパスを介して前記読取手段へ搬送する第2の搬送手段と、前記読取手段が前記第2の搬送手段により搬送されるシートから読み取る裏面画像または表面画像から下地レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された下地レベルに基づいて、前記読取手段が印刷したシートから読み取って記憶される裏面画像または表面画像に下地除去処理を行う画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な操作でシートの両面に印刷された画像を読み取る際に発生し得る裏写り画像を自動的に消去できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置を適用する複合機能付画像形成装置の概略図である。
図1において、印刷装置1の中央には、像担持体となる回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10と並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。印刷信号を受けると、光学ユニット2が具備する発光部21が、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面は、電荷による潜像画像を形成する。現像ローラ11が回転しながら、感光ドラム10表面の潜像画像に、保持しているトナーを供給すると、感光ドラム10の表面には、トナー画像が形成される。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置を適用する複合機能付画像形成装置の概略図である。
図1において、印刷装置1の中央には、像担持体となる回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10と並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。印刷信号を受けると、光学ユニット2が具備する発光部21が、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面は、電荷による潜像画像を形成する。現像ローラ11が回転しながら、感光ドラム10表面の潜像画像に、保持しているトナーを供給すると、感光ドラム10の表面には、トナー画像が形成される。
一方、第1の給紙部30に収納された記録シートSは、ピックアップローラ31と分離手段32により、一枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。搬送ローラ40は、感光ドラム10の表面のトナー画像と記録シートSの先端位置のタイミングを合わせるように、記録シートSを転写部15へと搬送する。
感光ドラム10の回転により転写部15に搬送されるトナー画像は、転写部15に付与される印加バイアスと圧力によって、記録シートSに転写される。更に、転写部15は、記録シートSを定着部50に搬送する。定着部50では、回転可能な加熱ローラ51からの熱と、加熱ローラ51と対向し、回転可能な加圧ローラ52の圧力が、トナー画像を記録シートSに定着させる。トナー画像を定着された記録シートSは、排紙ローラ60に搬送される。片面印刷の場合、排紙ローラ60は記録シートSをそのまま機外へ搬送し、記録シートSは第1排紙部70に積載される。
また、印刷装置1の原稿読取処理、画像処理、印刷処理等は、後述する図8にて説明をするコントローラ800によって制御される。
また、印刷装置1の原稿読取処理、画像処理、印刷処理等は、後述する図8にて説明をするコントローラ800によって制御される。
図2〜図7は、本実施形態を示す印刷装置の断面図である。
以下、図2を用いて、本実施形態を示す印刷装置の両面印刷プロセスについて説明する。
図2において、両面フラッパ61は記録シートSの後端が通過した後、搬送路を切り替える。その後、排紙ローラ60は逆回転し、記録シートSを第2のパスを介して搬送路80へ搬送する。スイッチバックした記録シートSは、搬送ローラ41を介して原稿読取り部100に搬送される。その後、記録シートSは、搬送ローラ42及び搬送ローラ4240に搬送され、再び転写部15へ搬送され、トナー画像の転写、定着を経て、第1排紙部70に積載されていく。なお、第1のパスと第2のパスとの関係は、第2のパスが第1尾パスにバイパスするようにパスが形成されている。したがって、本実施形態では、原稿Gを搬送する搬送路80が第1のパスとして用いられ、排紙ローラ60から搬送路80へ向かうパスが第2のパスとして機能している。これにより、一旦記録シートSを第2のパスから第1のパスへバイパスするように搬送することが可能に構成されている。
以下、図2を用いて、本実施形態を示す印刷装置の両面印刷プロセスについて説明する。
図2において、両面フラッパ61は記録シートSの後端が通過した後、搬送路を切り替える。その後、排紙ローラ60は逆回転し、記録シートSを第2のパスを介して搬送路80へ搬送する。スイッチバックした記録シートSは、搬送ローラ41を介して原稿読取り部100に搬送される。その後、記録シートSは、搬送ローラ42及び搬送ローラ4240に搬送され、再び転写部15へ搬送され、トナー画像の転写、定着を経て、第1排紙部70に積載されていく。なお、第1のパスと第2のパスとの関係は、第2のパスが第1尾パスにバイパスするようにパスが形成されている。したがって、本実施形態では、原稿Gを搬送する搬送路80が第1のパスとして用いられ、排紙ローラ60から搬送路80へ向かうパスが第2のパスとして機能している。これにより、一旦記録シートSを第2のパスから第1のパスへバイパスするように搬送することが可能に構成されている。
次に、図3、図4を用いて、原稿表面の読み取りと、記録シートへの両面印刷を実施するプロセスについて説明する。本実施形態では、記録シートに先行して印刷される面に記録される画像を表面画像と呼び、反転された記録シートの面に記録される画像を裏面画像と呼ぶ。
図3において、第2給紙部90に収納された原稿Gは、ピックアップローラ91と分離手段92により、第1のパスを介して一枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。一方、原稿読取り部100は、第2給紙部90から給紙された原稿Gが原稿表面である第1面目の読み取り開始前までに白基準部材101への発光と、白基準値の修正を実施した後、搬送路80に対面する位置に回転する。
搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読取り部100に搬送する。既に原稿読取り部100は搬送路80に対面する位置に待機しており、原稿読取り部100で読み取られた情報は、図8にて詳細を説明する画像メモリ804に原稿第1面目の情報として記憶される。尚、白基準部材101は、下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされている事を追記しておく。
図3において、第2給紙部90に収納された原稿Gは、ピックアップローラ91と分離手段92により、第1のパスを介して一枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。一方、原稿読取り部100は、第2給紙部90から給紙された原稿Gが原稿表面である第1面目の読み取り開始前までに白基準部材101への発光と、白基準値の修正を実施した後、搬送路80に対面する位置に回転する。
搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読取り部100に搬送する。既に原稿読取り部100は搬送路80に対面する位置に待機しており、原稿読取り部100で読み取られた情報は、図8にて詳細を説明する画像メモリ804に原稿第1面目の情報として記憶される。尚、白基準部材101は、下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされている事を追記しておく。
図4は、原稿表面である第1面目の読み取り終了時の状態を示す。
図4において、原稿読取り部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止する。よって、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。所定時間の経過後、搬送路81へ搬送されるように構成されている。
図4において、原稿読取り部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止する。よって、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。所定時間の経過後、搬送路81へ搬送されるように構成されている。
図5は、原稿裏面である第二面目の読み取り開始時の状態を示す。
図5において、スイッチバックフラッパ82が搬送路を、搬送路80から搬送路81に切り替えると同時に、原稿読取り部100は、搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転すると、原稿Gは、搬送路81に沿って、原稿読取り部100に搬送される。
原稿Gが原稿読取り部100に搬送され通過することで、原稿裏面である第二面目の情報を読み取り、画像メモリ804に原稿第二面目の情報として記憶する。第1の給紙部30から給紙された記録シートSは1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に画像メモリ804に記憶された原稿裏面である第二面目の情報を基に発光部21から先の画像情報に基づく感光ドラム10への潜像画像が形成される。次に記録シートSは転写部15で潜像画像により形成されたトナー画像を転写されたのち、定着部50等を搬送され、原稿第二面目の画像形成が完了する。
なお、図5では原稿裏面である第二面の情報を読み取り開始とともに記録シートSの給紙を開始しているが、第二面の情報を読み取ったのち記録シートSを搬送しても良い。
図5において、スイッチバックフラッパ82が搬送路を、搬送路80から搬送路81に切り替えると同時に、原稿読取り部100は、搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転すると、原稿Gは、搬送路81に沿って、原稿読取り部100に搬送される。
原稿Gが原稿読取り部100に搬送され通過することで、原稿裏面である第二面目の情報を読み取り、画像メモリ804に原稿第二面目の情報として記憶する。第1の給紙部30から給紙された記録シートSは1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に画像メモリ804に記憶された原稿裏面である第二面目の情報を基に発光部21から先の画像情報に基づく感光ドラム10への潜像画像が形成される。次に記録シートSは転写部15で潜像画像により形成されたトナー画像を転写されたのち、定着部50等を搬送され、原稿第二面目の画像形成が完了する。
なお、図5では原稿裏面である第二面の情報を読み取り開始とともに記録シートSの給紙を開始しているが、第二面の情報を読み取ったのち記録シートSを搬送しても良い。
図6は、原稿裏面の読み取り終了時の状態を示す。
図6において、画像読み取りを終了した原稿Gは、搬送ローラ43及び44に搬送され、第2排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、記録シートSが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路を搬送路81から搬送路80へ切り替える。原稿第二面目の画像形成が完了した記録シートSは、排紙ローラ60の逆回転によって、記録シートSを両面フラッパ61によって切り替えられた搬送路80に向けて搬送する。
図6において、画像読み取りを終了した原稿Gは、搬送ローラ43及び44に搬送され、第2排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、記録シートSが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路を搬送路81から搬送路80へ切り替える。原稿第二面目の画像形成が完了した記録シートSは、排紙ローラ60の逆回転によって、記録シートSを両面フラッパ61によって切り替えられた搬送路80に向けて搬送する。
図7は、記録シートSへの画像形成の完了した状態を示す。
図7において、搬送路80に搬送された記録シートSは、反転している原稿読取り部100を通過し、搬送ローラ42を介して、搬送ローラ40に搬送される、更に搬送され破線で記載されている記録シートSにあるように再び転写部15へ搬送される。記録シートSは、先の画像メモリ804に記憶された原稿第1面目の画像情報に基づき、光学ユニット2と感光ドラム10と現像ローラ11と転写部15と定着部50とによって構成される画像形成手段によってトナー画像の転写及び定着が行われる。そして、記録シートSは、第1排紙部70に積載されていく。
次に、記録シートに対して両面印刷すると同時に、記録シートに印刷された両面の画像の読み取りを実施するプロセスについて説明する。
図7において、搬送路80に搬送された記録シートSは、反転している原稿読取り部100を通過し、搬送ローラ42を介して、搬送ローラ40に搬送される、更に搬送され破線で記載されている記録シートSにあるように再び転写部15へ搬送される。記録シートSは、先の画像メモリ804に記憶された原稿第1面目の画像情報に基づき、光学ユニット2と感光ドラム10と現像ローラ11と転写部15と定着部50とによって構成される画像形成手段によってトナー画像の転写及び定着が行われる。そして、記録シートSは、第1排紙部70に積載されていく。
次に、記録シートに対して両面印刷すると同時に、記録シートに印刷された両面の画像の読み取りを実施するプロセスについて説明する。
図1を用いた前述の説明のように記録シートSの片面に対して画像形成を行い、図2を用いた前述の説明と同様に両面フラッパ61は記録シートSの後端が通過した後、搬送路を切り替える。その後、排紙ローラ60は逆回転し、記録シートSを搬送路80へ搬送する。スイッチバックした記録シートSは、搬送ローラ41を介して原稿読取り部100に搬送される。
一方、原稿読取り部100は、記録シートS が搬送されてくる前までに白基準部材101への発光と、白基準値の修正を実施した後、搬送路80に対面する位置に回転する。記録シートSが搬送されてきた時には既に原稿読取り部100は搬送路80に対面する位置に待機しており、原稿読取り部100で読み取られた情報は、図8にて詳細を説明する画像メモリ804に記憶される。この時搬送されてくる記録シートSは原稿読取り部100に対する面(画像読み取り面)には画像形成されておらず、もう一方の面に画像形成が行われている。
そのため、この時には実際に裏写りしている画像情報のみを読み取ることが可能となる。その後、記録シートSは、搬送ローラ42及び40に搬送され、再び転写部15へ搬送され、トナー画像の転写、定着を経て、記録シートSの両面に画像形成される。両面フラッパ61は記録シートSの後端が通過した後、搬送路を切り替え、排紙ローラ60は逆回転することで記録シートSを搬送路80へ搬送する。以降、記録シートSに形成された両面の画像の読み取りについては、図3から図6を用いて説明した原稿両面の画像読み取りのプロセスと同様である。
そのため、この時には実際に裏写りしている画像情報のみを読み取ることが可能となる。その後、記録シートSは、搬送ローラ42及び40に搬送され、再び転写部15へ搬送され、トナー画像の転写、定着を経て、記録シートSの両面に画像形成される。両面フラッパ61は記録シートSの後端が通過した後、搬送路を切り替え、排紙ローラ60は逆回転することで記録シートSを搬送路80へ搬送する。以降、記録シートSに形成された両面の画像の読み取りについては、図3から図6を用いて説明した原稿両面の画像読み取りのプロセスと同様である。
また、記録シート片面に対して印刷すると同時に、記録シートに印刷された片面分の画像の読み取りを実施するプロセスについては、片面に画像形成された記録シートSが搬送路80に搬送された後は図4を用いて説明した画像読み取りのプロセスと同様である。
図8は、本実施形態を示す印刷装置の制御構成を説明するブロック図である。以下、印刷装置1の画像形成動作におけるCPU(Central Processing Unit)801およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)802の動作について説明する。
図8において、CPU801は、ポリゴンミラー、モータ及びレーザ発光素子などを含む発光部21に、ASIC802を介して接続されている。そして、CPU801は感光ドラム10面上にレーザ光を走査することにより所望の潜像を描くため、ASIC802に対して制御信号を出力することによって光学ユニット2の制御を行う。同様に、CPU801は、記録シートSを搬送するためにピックアップローラ31及び搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52、排紙ローラ60を駆動するためのメインモータ830を制御する。また、CPU801は、記録シートSを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンしてピックアップローラ31を駆動させるための記録シート給紙ソレノイド822、ピックアップローラ91と搬送ローラ41〜44を駆動するための駆動モータ840を制御する。
図8において、CPU801は、ポリゴンミラー、モータ及びレーザ発光素子などを含む発光部21に、ASIC802を介して接続されている。そして、CPU801は感光ドラム10面上にレーザ光を走査することにより所望の潜像を描くため、ASIC802に対して制御信号を出力することによって光学ユニット2の制御を行う。同様に、CPU801は、記録シートSを搬送するためにピックアップローラ31及び搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52、排紙ローラ60を駆動するためのメインモータ830を制御する。また、CPU801は、記録シートSを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンしてピックアップローラ31を駆動させるための記録シート給紙ソレノイド822、ピックアップローラ91と搬送ローラ41〜44を駆動するための駆動モータ840を制御する。
さらにCPU801は、電子写真プロセスに必要な1次帯電、現像、1次転写、2次転写バイアスを制御する高電圧電源810、並びに定着部50及び低電圧電源811を制御する。さらに、CPU801は、定着部50に設けられたサーミスタ(図示せず)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つ制御を行う。
また、CPU801は、バス等(図示せず)を介してプログラムメモリ803に接続されている。プログラムメモリ803には、以上の制御及び本明細書に記載される各実施形態においてCPU801が行う処理のすべて又は一部を実行するためのプログラム及びデータが格納される。すなわち、CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータを用いて本発明の各実施形態の動作を実行する。
ASIC802は、CPU801の指示に基づいて発光部21内部のモータ速度制御、メインモータ830および駆動モータ840の速度制御を行う。モータの速度制御は、モータ(図示せず)からのタック信号(モータが回転されるごとにモータから出力されるパルス信号)を検出して、タック信号の間隔が所定の時間となるようモータに対し加速又は減速信号を出力して行う。このように、制御回路はASIC802のハードウエアによる回路で構成したほうが、CPU801の制御負荷の低減が図れるメリットがある。
CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)または操作部870から指示されたプリントコマンドを受信すると、メインモータ830、駆動モータ840、記録シート給紙ソレノイド822を駆動して記録シートSを搬送する。
記録シートSは、転写部15により感光ドラム10表面に形成されたトナー像が転写された後、定着部50によりトナー像が定着されてから、排紙ローラ60により第1排紙部70へ排出される。
画像形成済み記録シートの整列性を高めるため、第1排紙部70は排紙口付近から記録シート排出方向に向けてゆるやかな上り勾配が設けられている。ここでCPU801は、定着部50に対して低電圧電源811を介して所定の電力を供給することよって所望の熱量を発生させて記録シートSに与え、記録シート上のトナー画像を融着し定着させる。
画像形成済み記録シートの整列性を高めるため、第1排紙部70は排紙口付近から記録シート排出方向に向けてゆるやかな上り勾配が設けられている。ここでCPU801は、定着部50に対して低電圧電源811を介して所定の電力を供給することよって所望の熱量を発生させて記録シートSに与え、記録シート上のトナー画像を融着し定着させる。
次に本実施形態を示す印刷装置における原稿読み取り動作について説明する。
CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)または操作部870から指示されたスキャンコマンドを受信すると、両面フラッパソレノイド820、駆動モータ840を駆動し、原稿給紙ソレノイド823を操作する。これにより、CPU801は、駆動モータ840のトルクをピックアップローラ91に伝達させ、原稿Gを搬送する。また原稿読取り部100は、ASIC802に接続されている。CPU801は、ASIC802を介して各種制御により原稿読取り部100から読み取った画像データをASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。
CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)または操作部870から指示されたスキャンコマンドを受信すると、両面フラッパソレノイド820、駆動モータ840を駆動し、原稿給紙ソレノイド823を操作する。これにより、CPU801は、駆動モータ840のトルクをピックアップローラ91に伝達させ、原稿Gを搬送する。また原稿読取り部100は、ASIC802に接続されている。CPU801は、ASIC802を介して各種制御により原稿読取り部100から読み取った画像データをASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。
その後、CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を搬送路81側に倒し、駆動モータ840を反転し、原稿Gを第2排紙部110まで搬送をする。なお、CPU801は、前述のようなスイッチバックソレノイド821の操作を行わず、駆動モータ840を介して搬送ローラ40を駆動し、原稿Gを転写部15に向けて搬送してもよい。また、CPU801は、操作部870から送信されるコピーコマンドを受信すると、前述の印刷動作と原稿読取動作とを組み合わせて制御する。
また、CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)または操作部870からの指示に応じて前述の印刷動作をし、記録シートSを排紙部に排出することなく原稿読取り部100に搬送する。そして、原稿読取り部100は、前述の原稿読み取り動作と同様にして記録シートSに印刷された画像を読み取る。
表示部860はLED(Light Emitting Diode)や液晶ディスプレイを備え、CPU801はオペレータの操作内容や装置の内部状態を表示部860に表示する。操作部870はオペレータから操作を受け付ける。操作部870は、複数の操作ボタンを備えるだけでなく、表示部860とともにタッチディスプレイとして実現される場合もある。
図9は、図1に示した原稿読取り部100の構成を説明する図である。本例は、読取部をCIS(Contact Image Sensor)センサで構成した例である。
図9において、901はコンタクトイメージセンサ(イメージセンサ)であり、例えば10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば1200dpi)でアレイ状に配置される。902はスタートパルス信号(CISSTART信号)で、イメージセンサ901の出力バッファ904に入力される。915は転送クロックCISCLKで、イメージセンサ901のシフトレジスタ905に入力される。
914はシステムクロックSYSCLKで、CISセンサ部の動作速度が決定される。
908はA/Dコンバータで、CISサンプリングクロックADCLKにより、サンプリング速度が決定される。917はタイミングジェネレータである。
903は発光素子制御信号で、電流増幅手段906に入力される。907は発光素子で、搬送される原稿Gを均一に照射する。以下、図9を用いて原稿読取動作について説明する。
図9は、図1に示した原稿読取り部100の構成を説明する図である。本例は、読取部をCIS(Contact Image Sensor)センサで構成した例である。
図9において、901はコンタクトイメージセンサ(イメージセンサ)であり、例えば10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば1200dpi)でアレイ状に配置される。902はスタートパルス信号(CISSTART信号)で、イメージセンサ901の出力バッファ904に入力される。915は転送クロックCISCLKで、イメージセンサ901のシフトレジスタ905に入力される。
914はシステムクロックSYSCLKで、CISセンサ部の動作速度が決定される。
908はA/Dコンバータで、CISサンプリングクロックADCLKにより、サンプリング速度が決定される。917はタイミングジェネレータである。
903は発光素子制御信号で、電流増幅手段906に入力される。907は発光素子で、搬送される原稿Gを均一に照射する。以下、図9を用いて原稿読取動作について説明する。
図9に示すCISSTART信号902をアクティブとすると、イメージセンサ901は受光した原稿からの反射光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904にデータを順次セットする。
次に、転送クロックCISCLK915(例えば500kHz〜1MHz程度)を与えると、出力バッファ904にセットされたデータは、シフトレジスタ905によって、CISSNS信号918として、A/Dコンバータ908ヘと転送される。このCISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、転送クロックCISCLK915の立ち上がりタイミングから所定の時間が経過したのちにサンプリングする必要がある。またCISSNS信号918は、転送クロックCISCLK915の立ち上がりと立ち下りの双方のエッジに同期して出力される。
そのため、CISサンプリングクロックADCLK916の周波数は、転送クロックCISCLK915の2倍となるように生成され、CISサンプリングクロックDCLK916の立ち上りエッジにて、CISSNS信号918がサンプリングされる。タイミングジェネレータ917は、システムクロックSYSCLK914を分周して、CISサンプリングクロックADCLK916および転送クロックCISCLK915を生成する。CISサンプリングクロックADCLK916の位相は、転送クロックCISCLK915と比べ、前記データ保証領域分だけ遅延している。
次に、転送クロックCISCLK915(例えば500kHz〜1MHz程度)を与えると、出力バッファ904にセットされたデータは、シフトレジスタ905によって、CISSNS信号918として、A/Dコンバータ908ヘと転送される。このCISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、転送クロックCISCLK915の立ち上がりタイミングから所定の時間が経過したのちにサンプリングする必要がある。またCISSNS信号918は、転送クロックCISCLK915の立ち上がりと立ち下りの双方のエッジに同期して出力される。
そのため、CISサンプリングクロックADCLK916の周波数は、転送クロックCISCLK915の2倍となるように生成され、CISサンプリングクロックDCLK916の立ち上りエッジにて、CISSNS信号918がサンプリングされる。タイミングジェネレータ917は、システムクロックSYSCLK914を分周して、CISサンプリングクロックADCLK916および転送クロックCISCLK915を生成する。CISサンプリングクロックADCLK916の位相は、転送クロックCISCLK915と比べ、前記データ保証領域分だけ遅延している。
A/Dコンバータ908でディジタル変換されたCISSNS信号918は、出力インターフェース回路909によって所定のタイミングで制御されて、910のSl_out信号にシリアルデータとして出力される。その際、CISSTART信号902から所定画素分のCISSNS信号918には、アナログ出力基準電圧が出力されており、有効画素としては使用できない。
一方、制御回路911によって、Sl_in信号912およびSl_select信号913によりA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインが可変制御できる。
一方、制御回路911によって、Sl_in信号912およびSl_select信号913によりA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインが可変制御できる。
例えば、撮像した撮像のコントラストが得られない場合は、CPU801はA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくすることによりコントラストを増加させ、常に最良なコントラストで撮像することができる。
本実施形態では、すべての画素が一つの出力信号(CISSNS信号)918として出力される系にて説明を行なったが、高速読み取りのために画素をエリアごとに分割し、複数エリアを同時にA/D変換を行なっても良い。また、ここまで原稿読取り部100にCISセンサを用いて説明を行なってきたものの、CMOSセンサやCCDセンサ等にて置き換え可能である。
図10は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、記録シートに対して両面印刷すると同時に、記録シートに印刷された両面の画像を読み取るプロセス例である。なお、各ステップに対応する制御プログラムは、プログラムメモリ803に格納されている。CPU801は、本制御プログラムの処理を実行することにより本制御が実現される。以下、この時に印刷する画像および読み取る画像の一例を示す図11とともに説明する。
CPU801は、第1の給紙部30に収納された記録シートSを転写部15および定着部50に向けて搬送し、記録シートSの第1面目に対して画像を形成(印刷)する(S1001)。この時、例えば記録シートSの第1面目には画像1101を印刷する。
次に、CPU801は排紙ローラ60を逆回転させることで記録シートSをスイッチバックさせ、原稿読取り部100まで搬送する。CPU801は、原稿読取り部100にて記録シートSの第2面目(つまり、この時はまだ画像が形成されていない面)の画像を読み取る(S1002)。この時読み取ることができる画像の一例が、図11に示す画像1111であり、第1面目で印刷された画像1101が裏写りした内容が読み取られている。CPU801は、S1002にて読み取った画像から輝度レベルに関するヒストグラムを生成し、その最小輝度値を下地レベルとする(S1003)。
図12は読み取った画像から得られる輝度レベルのヒストグラムの一例を示しており、最小輝度値Yminが下地レベルとして決定される。なお、図12において、縦軸は頻度を示し、横軸は輝度を示す。
なお、輝度レベルのヒストグラムの頻度が最大となる輝度値(図12中のYhmin)を下地レベルとしてもよい。なお、CPU801は、読み取った画像から濃度レベルのヒストグラムを作成し、濃度ヒストグラムを元に下地レベルを決定してもよい。また、下地レベルは読み取った画像データの色成分ごとに決定してもよい。これにより、シートの白色以外の色シートに印刷する場合にも本発明を適用可能である。
ここで、CPU801は決定した下地レベルをプログラムメモリ803または画像メモリ804に記憶し、S1002にて読み取った画像データを画像メモリ804から削除する。
なお、輝度レベルのヒストグラムの頻度が最大となる輝度値(図12中のYhmin)を下地レベルとしてもよい。なお、CPU801は、読み取った画像から濃度レベルのヒストグラムを作成し、濃度ヒストグラムを元に下地レベルを決定してもよい。また、下地レベルは読み取った画像データの色成分ごとに決定してもよい。これにより、シートの白色以外の色シートに印刷する場合にも本発明を適用可能である。
ここで、CPU801は決定した下地レベルをプログラムメモリ803または画像メモリ804に記憶し、S1002にて読み取った画像データを画像メモリ804から削除する。
次に、CPU801は記録シートSを再度転写部15および定着部50に向けて搬送するよう制御し、記録シートSの第2面目に対して画像を形成する(S1004)。この時、例えば記録シートSの第2面目には画像1102を印刷する。
同様にして、CPU801は記録シートSをスイッチバックさせ、原稿読取り部100まで搬送し、記録シートSの第1面目の画像を読み取る(S1005)。この時読み取ることができる画像の一例が画像1112であり、第1面目で印刷された画像1101の内容と第2面目で印刷された画像1102が裏写りした内容が読み取られている。
その後、CPU801は、S1005にて読み取った画像に対して、S1003にて決定した下地レベルを用いて下地除去処理を施す(S1006)。なお、ASIC802が前記下地除去処理を行ってもよい。また、この時に行う下地除去処理として、下地レベルごとに予め設けてある濃度変換テーブルを用いて、読み取った画像データの濃度補正を行ってもよい。CPU801が下地レベルに応じてA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを可変制御することで下地除去してもよい。
CPU801は下地レベルに応じて発光素子907の照射強度を変化させることにより、読み取り画像の階調を補正することで下地除去してもよい。また、CPU801はS1001にて用いた第1面目の印刷画像データ、および、S1004にて用いた第2面目の印刷画像データを画像メモリ804に保持しておき、当該の印刷画像データも利用して下地除去してもよい。また、記録シートSに対して印刷される画像の種類(例えば、写真や文字など)も考慮した補正処理により下地除去してもよい。
CPU801は下地レベルに応じて発光素子907の照射強度を変化させることにより、読み取り画像の階調を補正することで下地除去してもよい。また、CPU801はS1001にて用いた第1面目の印刷画像データ、および、S1004にて用いた第2面目の印刷画像データを画像メモリ804に保持しておき、当該の印刷画像データも利用して下地除去してもよい。また、記録シートSに対して印刷される画像の種類(例えば、写真や文字など)も考慮した補正処理により下地除去してもよい。
次に、CPU801は記録シートSを搬送路81に対して搬送するよう制御し、さらに、原稿読取り部100を搬送路81に対面する位置に回転するよう制御して、記録シートSの第2面目の画像を読み取る(S1007)。この時読み取ることができる画像の一例が1113であり、第2面目で印刷された画像1102の内容と第1面目で印刷された画像1101が裏写りした内容が読み取られている。
その後、CPU801は、S1007にて読み取った画像に対して、S1003にて決定した下地レベルを用いて下地除去処理を施して(S1008)、本処理を終了する。なお、S1006と同様に、ASIC802が上述した下地除去処理を行ってもよい。
これにより、シートの両面に印刷された一方面側の画像が他方面側に裏写りしてしまうことによる下地の影響を除去した状態で印刷された画像を両面について1プロセスで読み取ることができる。
また、原稿搬送系統と印刷紙搬送系統を共通利用する印刷装置において、ユーザが煩わしい作業を行うことなく、印刷紙に対する印刷と印刷画像の読み取りを順次実施することを可能とする。さらに、正確な下地レベルの検出を行うことにより読み取り画像の品質を向上することが可能となる。
これにより、シートの両面に印刷された一方面側の画像が他方面側に裏写りしてしまうことによる下地の影響を除去した状態で印刷された画像を両面について1プロセスで読み取ることができる。
また、原稿搬送系統と印刷紙搬送系統を共通利用する印刷装置において、ユーザが煩わしい作業を行うことなく、印刷紙に対する印刷と印刷画像の読み取りを順次実施することを可能とする。さらに、正確な下地レベルの検出を行うことにより読み取り画像の品質を向上することが可能となる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
100 画像読取部
801 CPU
801 CPU
Claims (6)
- 第1のパスを介して原稿を読取手段へ搬送する第1の搬送手段と、
搬送されるシートの表面または裏面に画像を印刷する印刷手段と、
前記シートの表面または裏面に画像が印刷されたシートを第2のパスと、前記第1のパスを介して前記読取手段へ搬送する第2の搬送手段と、
前記読取手段が前記第2の搬送手段により搬送されるシートから読み取る裏面画像または表面画像から下地レベルを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された下地レベルに基づいて、前記読取手段が印刷したシートから読み取って記憶される裏面画像または表面画像に下地除去処理を行う画像処理手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記決定手段は、搬送されるシートから読み取る裏面画像または表面画像に対する輝度レベルまたは濃度レベルのヒストグラムを作成して、下地レベルを決定することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記読取手段は、コンタクトイメージセンサであることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記第2のパスは、印刷されたシートを前記第1のパスへ導くバイパスであることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 第1のパスを介して原稿を読取手段へ搬送する第1の搬送工程と、
搬送されるシートの表面または裏面に画像を印刷する印刷工程と、
前記シートの表面または裏面に画像が印刷されたシートを第2のパスと、前記第1のパスを介して前記読取手段へ搬送する第2の搬送工程と、
前記読取手段が前記第2の搬送手段により搬送されるシートから読み取る裏面画像または表面画像から下地レベルを決定する決定工程と、
前記決定工程により決定された下地レベルに基づいて、前記読取手段が印刷したシートから読み取って記憶された裏面画像または表面画像に下地除去処理を行う画像処理工程と、
を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。 - 請求項5に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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