JP2013258634A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013258634A
JP2013258634A JP2012134837A JP2012134837A JP2013258634A JP 2013258634 A JP2013258634 A JP 2013258634A JP 2012134837 A JP2012134837 A JP 2012134837A JP 2012134837 A JP2012134837 A JP 2012134837A JP 2013258634 A JP2013258634 A JP 2013258634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image reading
reading unit
white reference
image
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012134837A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Utsunomiya
健人 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012134837A priority Critical patent/JP2013258634A/ja
Priority to US13/913,142 priority patent/US8928951B2/en
Publication of JP2013258634A publication Critical patent/JP2013258634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • H04N1/00798Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity
    • H04N1/00801Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity according to characteristics of the original
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00567Handling of original or reproduction media, e.g. cutting, separating, stacking
    • H04N1/0057Conveying sheets before or after scanning
    • H04N1/00572Conveying sheets before or after scanning with refeeding for double-sided scanning, e.g. using one scanning head for both sides of a sheet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4076Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/044Moving a scanning element into cooperation with a calibration element, e.g. a grey-wedge mounted on the document support, or vice versa

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 画像読取装置が白基準部材に対して平行移動できない場合、画像読取装置と白基準部材の位置関係によっては、白基準部材を読み取った値が変化する。
【解決手段】 センサを有する画像読取部を所定の角度単位で回転させ白基準部材を読み取り、前記白基準部材の輝度情報を取得し、取得された輝度情報を前記画像読取部の回転角度毎に予め決められている補正係数を用いて補正し、補正された輝度情報を用いてシェーディング補正を行う。
【選択図】 図15

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関するものである。
従来のフラットベッドタイプに代表される画像読取部移動型の画像読取部は、有効読取範囲までキャリッジが増速しながら移動していく。画像読取部が移動しながら白基準板の濃度を読取ることで、シェーディング補正用のシェーディングデータの生成を行っている(特許文献1)。また、シートスルータイプに代表される画像読取部固定型の画像読取部においては、固定された画像読取部の対向面に配置された白基準板又は白色ローラの濃度を読取ることで、シェーディング補正用のシェーディング補正データを生成している。
特開平4−265070号公報
特許文献1では、画像読取部は白基準板に対して平行に移動して白基準板を読むため、画像読取部がどの位置に移動しても白基準板の読み取り値は一定になる。しかしながら、画像読取部が白基準板に対して平行移動できない場合、画像読取部と白基準板の位置関係によっては、白基準板の読み取り値が変化する。例えば、画像読取部と白基準板との距離が遠くなるほど、白基準板を読み取り得られる輝度値が小さくなる。
本発明は、画像読取部を回転させて白基準板を読み取ってシェーディング補正を行う場合であっても、高精度なシェーディング補正を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、センサを有する画像読取部を所定の角度単位で回転させ白基準部材を読み取り、前記白基準部材の輝度情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された輝度情報を、前記画像読取部の回転角度毎に予め決められている補正係数を用いて補正する補正手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像読取部を回転させて白基準板を読み取ってシェーディング補正を行う場合であっても、回転角度毎に決められた補正係数を用いて読み取り得られた値に対して補正を行うことで、高精度なシェーディング補正を行うことができる。
本発明に係る印刷装置の一例である画像処理装置1の断面図を示す図である。 両面印刷のプロセスを説明するための図である。 原稿の第1面の読み取りを説明するための図である。 原稿の第1面の読み取りの終了時を説明するための図である。 原稿の第2面の読み取りを説明するための図である。 原稿の第2面の読み取りの終了時を説明するための図である。 原稿の第1面の画像情報に基づく画像形成を説明するための図である。 画像処理装置1の電装800を示すブロック図である。 画像読取部100の詳細を説明する図である。 本実施形態における全体の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施例1における画像読取部100のホームポジションを補正するフローチャートである。 画像読取部100が回転した状態と画像読取部100の構成を説明する図である。 実施例3における画像読取部100の回転角度と受光量の対応を示す図である。 実施例1における画像読取部100の回転角度と受光量の対応を示す図である。 シェーディング補正プログラムのフローチャートである。 画像読取部100の回転角度毎の補正係数を示す図である。 実施例1におけるCISで受光した黒基準データ群を示す図である。 実施例1におけるCISで受光した白基準データ群を示す図である。 実施例1における補正係数を用いて補正された白基準データ群を示す図である。 実施例1における黒基準補正値と白基準補正値を示す図である。 本実施形態における操作部805の一例を示す図である。 シェーディング補正の一例を示す図である。 実施例2における画像読取部100の回転角度と受光量の対応を示す図である。 実施例3における画像読取部100のホームポジションを補正するフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明に係る実施例を説明する。
図1は、本発明に係る印刷装置の一例である画像処理装置1の断面図を示す図である。画像処理装置1内には、感光ドラム10と現像ローラ11が配置されている。感光ドラム10は、回転可能な像担持体である。現像ローラ11は感光ドラム10と並接し、トナーを保持しながら回転する。光学ユニット2が印刷信号を受けると、発光部21は、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面には、電荷による潜像画像が形成される。現像ローラ11が回転しながら、感光ドラム10の表面に形成された潜像画像にトナーを供給すると、感光ドラム10の表面にはトナー画像が形成される。
第1給紙部30は、用紙やOHPシートなどの記録材を収納する。第1給紙部30に収納されていた記録材Sは、CSTピックアップローラ31と分離手段32によって一枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。図1において、太い線の矢印は記録材Sと記録材Sの進行方向とを示す。搬送ローラ40は、感光ドラム10の表面上にあるトナー画像と記録材Sの先端とが合うようにタイミングを調整して、記録材Sを転写部15へ搬送する。
トナー画像は感光ドラム10の回転によって転写部15の方に向かい、転写部15に付与される印加バイアスと圧力とによって記録材Sに転写される。転写部15は記録材Sを定着部50に搬送する。定着部50では、回転可能な加熱ローラ51からの熱と加圧ローラ52による圧力とがトナー画像を記録材Sに定着させる。トナー画像が定着された記録材Sは排紙ローラ60に搬送される。片面印刷の場合には、排紙ローラ60は記録材Sを機外へ搬送し、記録材Sは第1排紙部70に積載される。
図2は両面印刷のプロセスを説明するための図である。記録材Sの後端が両面フラッパ61を通過した後、両面フラッパ61は搬送路を切り替える。その後、排紙ローラ60は逆回転をし始め、記録材Sを両面搬送路80へ搬送する。記録材Sは搬送ローラ41によって画像読取部100に搬送される。その後、記録材Sは搬送ローラ42及び搬送ローラ40によって再び転写部15に搬送される。記録材Sに対してトナー画像の転写及び定着が行われた後、両面印刷が施された記録紙Sは第1排紙部70に積載される。
図3は、原稿の第1面の読み取りを説明するための図である。図3において、太い線の矢印は原稿Gと原稿Gの進行方向とを示す。第2給紙部90に収納されていた原稿Gは、CISピックアップローラ91と分離手段92によって一枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。画像読取部100は、原稿Gの第1面目の読み取りを開始する前に、画像読取部100の感度不均一や光源・光量の不均一等に起因する画像信号の出力レベルのばらつきを補正するためのシェーディング補正係数の算出を行う。画像読取部100が白基準部材101に対面する位置において、発光素子907が白基準部材101へ発光することで得られる白基準画像と、発光素子907が発光しない状態で画像読取部100が読み取る黒基準画像とから、シェーディング補正係数が算出される。算出されたシェーディング補正係数を、新たなシェーディング補正係数として設定する。その後、画像読取部100は両面搬送路80に対面する位置に回転する。搬送ローラ41は原稿Gを画像読取部100に搬送する。両面搬送路80に対面する位置に待機していた画像読取部100は原稿の第1面を読み取る。読み取られた情報は、図8にて詳細を説明する画像メモリ804に原稿の第1面の画像情報として記憶される。尚、白基準部材101は、下向きに配置されているのは、ごみ付着に対する配慮がなされているためである。尚、基準部材に白基準部材101を使用しているが、基準部材は白色以外でもよい。
図4は、原稿の第1面の読み取りの終了時を説明するための図である。画像読取部100を通過した原稿Gは搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止する。このとき、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。所定時間の経過後、搬送ローラ42は原稿Gを原稿搬送路81へ搬送する。この所定時間のあいだに、スイッチバックフラッパ82は搬送路を両面搬送路80から原稿搬送路81に切り替える。
また、原稿の第1面の読み取りが終了した後、画像読取部100は白基準部材101に対面する位置に回転する。ここで、白基準部材101に対面する位置は、画像読取部100の回転軌道上にある。画像読取部100が白基準部材101に対面する位置において、発光素子907が白基準部材101へ発光することで得られる白基準画像と、発光素子907が発光しない状態で画像読取部100が読み取る黒基準画像とから、シェーディング補正係数が算出される。算出されたシェーディング補正係数を、新たなシェーディング補正係数として設定する。
画像読取部100が原稿の第1面の読み取りを終了し、原稿の第2面の読み込みを行うために回転する途中に白基準部材101は設置されている。
図5は原稿の第2面の読み取りを説明するための図である。スイッチバックフラッパ82が原稿Gの搬送路を両面搬送路80から原稿搬送路81に切り替えると同時に、画像読取部100は原稿搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転をし始め、原稿搬送路81を介して原稿Gを画像読取部100に搬送する。原稿Gが画像読取部100を通過するときに、画像読取部100は原稿Gの第2面を読み取り、読み取られた画像情報は原稿Gの第2面の画像情報として画像メモリ804に記憶される。
一方、第1給紙部30に収納されていた記録材Sは一枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に、発光部21は、画像メモリ804に記憶された原稿Gの第2面の画像情報に基づいてレーザ光を感光ドラム10の表面に照射し、原稿Gの第2面の画像情報に基づく潜像画像が感光ドラム10の表面に形成される。転写部15は、潜像画像により形成されたトナー画像を記録材Sに転写し、定着部50はトナー画像を記録材Sに定着して、原稿Gの第2面の画像情報に基づく画像形成が完了する。図5では、原稿の第2面の読み取りの開始とともに記録材Sの搬送が開始されているが、原稿の第2面の読み取りの後に記録材Sの搬送が開始されてもよい。
図6は原稿の第2面の読み取りの終了時を説明するための図である。原稿Gは搬送ローラ43及び搬送ローラ44によって機外へ搬送され、第2排紙部110に積載される。原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過すると、スイッチバックフラッパ82は、記録材Sが搬送ローラ40に搬送されるように、搬送路を原稿搬送路81から両面搬送路80へ切り替える。原稿の第2面の画像形成が完了した記録材Sは、排紙ローラ60の逆回転によって、記録材Sを両面フラッパ61によって切り替えられた両面搬送路80に向けて搬送する。
図7は原稿の第1面の画像情報に基づく画像形成を説明するための図である。記録材Sの後端が両面フラッパ61を通過した後、両面フラッパ61は搬送路を切り替える。その後、排紙ローラ60は逆回転をし始め、記録材Sを両面搬送路80へ搬送する。両面搬送路80に搬送された記録材Sは画像読取部100を通過し、搬送ローラ42によって搬送ローラ40に搬送され、搬送ローラ40によって転写部15に搬送される。図7において、破線の矢印はその様子を示している。発光部21は、画像メモリ804に記憶された原稿Gの第1面の画像情報に基づいてレーザ光を感光ドラム10の表面に照射し、原稿Gの第1面の画像情報に基づく潜像画像が感光ドラム10の表面に形成される。転写部15は、潜像画像により形成されたトナー画像を記録材Sに転写し、定着部50はトナー画像を記録材Sに定着して、原稿Gの第1面の画像情報に基づく画像形成が完了する。その後、記録材Sは第1排紙部70に積載される。
以下では、感光ドラム10、現像ローラ11、転写部15、定着部50など、印刷に係るユニットを印刷部と総称する。
図8は、画像処理装置1のハードウェアを示す図である。また、図8を用いて画像処理装置1の電装800を説明する。図8には、制御CPU801(以下、CPU801)によって制御される各ユニットが記載されている。
CPU801は、ポリゴンミラー、モータ及びレーザ発光素子などを含む発光部21に、ASIC802を介して接続している。感光ドラム10の表面にレーザ光を走査して所望の潜像画像を形成するために、CPU801はASIC802に制御信号を送信して、発光部21を制御する。また、記録材Sを搬送するために、CPU801はASIC802に制御信号を送信して、メインモータ830、両面駆動モータ840、CST給紙ソレノイド822、CIS給紙ソレノイド823などの駆動系を制御する。メインモータ830は、CSTピックアップローラ31、搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52などを駆動する。CST給紙ソレノイド822は、記録材Sを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンにしてCSTピックアップローラ31を駆動する。両面駆動モータ840はCISピックアップローラ91と搬送ローラ41〜44を駆動する。
CPU801は、電子写真プロセスに必要な帯電、現像、転写などを制御する高電圧電源ユニット810と、定着を制御する低電圧電源ユニット811とを制御する。さらに、CPU801は、定着部50に設けられたサーミスタ(不図示)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つための制御を行う。
CPU801は、バス等を介してプログラムメモリ803に接続している。プログラムメモリ803には、CPU801によって行われる処理の全てまたは一部を実行するためのプログラム及びデータが格納されている。すなわち、CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータを用いて以下で説明する処理を実行する。
ASIC802は、CPU801の指示に基づいて光学部21内部のモータの速度制御、メインモータ830の速度制御、両面駆動モータ840の速度制御を行う。モータの速度制御では、モータからのタック信号を検出して、タック信号の間隔が所定の時間となるように加速信号または減速信号をモータに送信する。タック信号とは、モータが回転するごとにモータから出力されるパルス信号である。ASIC802を用いることにより、CPU801の制御負荷の低減が図られるというメリットがある。
CPU801は操作部805と接続している。操作部805は、タッチパネルなどの表示部、操作キーを有している。CPU801は操作画面を表示するよう操作部805を制御したり、ユーザからの指示を操作部805を介して受信したりする。
図14は、操作部805の一例を示す図である。表示部1401は、タッチパネルシートが貼られた液晶ディスプレイから構成されていて、操作画面やソフトキーを表示する。表示部1401は、ソフトキーが押下されると、押下された位置を示す位置情報をCPU801に送信する。CPU801はその位置情報に基づいて、ユーザの指示を判別する。
キーボード1407はテンキー1402、ストップキー1404、ユーザモードキー1405、スタートキー1406を有する。テンキー1402は、数字と文字を入力するためのキーであり、コピー部数の設定や画面の切り替えで使われる。ストップキー1404は、稼働中の動作を止めるためのキーである。ユーザモードキー1405は、画像処理装置1の設定を行うためのキーである。スタートキー1406は、画像の読み取りの開始や印刷の開始を指示するためのキーである。
スタートキー1406の中央には、2色LED1403がある。LED1403が緑色であるときはスタートキー1406が使えることを示す。LED1403が赤色であるときはスタートキー1406が使えないことを示す。
CPU801は、コピーの指示を操作部805から受信した場合、あるいはホストコンピュータからプリントコマンドを受信した場合、メインモータ830、両面駆動モータ840を駆動させて、記録材を搬送する。感光ドラム10の表面に形成されたトナー画像が転写部15によって記録材に転写されて、トナー画像が定着部50によって記録材Sに定着された後、記録材は第1排紙部70に排出される。画像形成済みの記録材の整列性を高めるため、第1排紙部70には、排紙口付近から記録材の排出方向に向けてゆるやかな上がり勾配が設けられている。CPU801は、定着部50に所定の電力を供給するよう低電圧電源ユニット811を制御し、定着部50は所定の熱量を発生して、その熱量を記録材に与え、記録材上のトナー画像を融着させ、トナー画像を記録材に定着させる。
CPU801は、コピーの指示を操作部805から受信した場合、あるいはホストコンピュータからスキャンコマンドを受信した場合、両面駆動モータ840を駆動させる。両面駆動モータ840のトルクがCISピックアップローラ91に伝達されて、CISピックアップローラ91は原稿を搬送する。画像読取部100は信号線902、903、910、912、913及び914を介してASIC802と接続している。ASIC802は、CPU801の指示に従って、画像読取部100を制御して、画像読取部100で読み取られた画像情報を画像メモリ804に格納する。
図9は画像読取部100の詳細を説明する図である。図9では、CIS(Contact Image Sensor)の回路ブロックを示している。コンタクトイメージセンサ901では、例えば10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば1200dpi)でアレイ状に配置されている。
画像読取部100は、スタートパルス信号(CISSTART)902、発光素子制御信号(CISLED)903、Sl_in信号912、Sl_select信号913、CISの動作速度を決めるシステムクロック(SYSCLK)914を受信する。また、画像読取部100は、Sl_out信号910を送信する。
発光素子907は、電流増幅部906によって増幅された電流に基づいて発光し、原稿Gを均一に照射する。
CISSTART信号902がアクティブになると、コンタクトイメージセンサ901は、受けた光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904にデータを順次セットする。転送クロック(CISCLK)915(例えば500kHzから1MHz)がシフトレジスタ905に与えられると、シフトレジスタ905は、出力バッファ904にセットされたデータをCISSNS信号918としてA/Dコンバータ908に転送する。
CISSNS信号918には所定のデータ保障領域があるため、転送クロック915の立ち上がりタイミングから所定の時間が経過したのちにCISSNS信号918のサンプリングが行われる。CISSNS信号918は、転送クロック915の立ち上がりと立ち下りの双方のエッジに同期して出力される。A/Dコンバータのサンプリング速度を決定するCISサンプリングクロック(ADCLK)916の周波数は転送クロック915の2倍となるように生成される。そして、CISサンプリングクロック916の立ち上がりのエッジにてCISSNS信号918がサンプリングされる。タイミングジェネレータ917はシステムクロック914を分周して、CISサンプリングクロック916及び転送クロック915を生成する。CISサンプリングクロック916の位相は、転送クロック915と比べて、データ保障領域分だけ遅延している。
A/Dコンバータ908でデジタル変換されたCISSNS信号918は、出力インターフェース回路909によって所定のタイミングでSl_out信号910として送信される。Sl_out信号910はシリアルデータである。その際、CISSTART信号902から所定画素数分のCISSNS信号918は、アナログ出力基準電圧であるため、有効画素としては使用されない。
制御回路911は、Sl_in信号912及びSl_select信号913に従ってA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを可変に制御することができる。例えば、撮像された画像のコントラストが適切に得られない場合、CPU801は、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくするよう制御回路911に指示し、コントラストを増加させる。これにより、画像を最良なコントラストで撮影することができる。
図9では、全ての画素が一つずつCISSNS信号918として出力される例を説明した。しかし、画像を高速で読み取るために、複数画素をエリアごとに分割して、複数のエリアを並行してA/D変換してもよい。また、図9では、CISを画像読取部100に用いた。しかし、CMOSセンサやCCDセンサを画像読取部100に用いてもよい。
図10は、画像処理装置1で実行されるシェーディング補正処理のフローチャートである。本実施例では、CPU801がフローチャートに基づく制御プログラムを実行することにより、下記の補正処理が実行される。
S1001において、CPU801は、画像読取部100が基準位置(ホームポジション)の補正を行うか否かの判断を行う。白基準部材101を読み取ってシェーディング係数を求めるとき、画像読取部100は白基準部材101に対面する位置にある(図2の100と101)。理想的には、シェーディング係数を求める直前は、画像読取部100は白基準部材101に対面する位置にあるが(図12(b))、画像読取部100の経年劣化や外部からの振動等により、画像読取部100の基準位置がずれてしまう。画像読取部100の基準位置がずれると、ずれた位置を基準位置と判断して後述する図16の回転角度毎の補正係数が、本来かけるべき回転角度とは異なる、ずれた角度にかかってしまう。例えば、経年劣化等により画像読取部100の基準位置が2度ずれている場合、2度ずれた位置で読み取ったデータに対して1.00(回転角度0度の補正係数)の補正係数がかかってしまう。
そのような問題があるため、画像読取部100の基準位置を回転角度0度の位置に補正する必要がある。
画像処理装置1の設置後、または、前回の印刷が終了してから予め決められた時間が経過した後、または、スキャンジョブの実行を行う直前、または、画像読取部100が原稿の読み取りを行う直前のタイミングの場合、S1001において基準位置の補正を行う必要があると判断し、S1002にすすむ。
S1001にてホームポジションの補正を行うと判断された場合、CPU801は、画像読取部100のホームポジションを補正するプログラムを実行する(S1002)。ホームポジションを補正するプログラムの詳細については、図11を用いて後述する。
CPU801は、画像読取部100における光源やCIS(コンタクトイメージセンサ)901の特性による輝度ムラに対して、読み込む原稿に対して一様な明るさの画像で取り込むためのシェーディング補正を行うか否かの判断を行う(S1003)。S1003は、スキャンジョブの実行を行う直前、又は、画像読取部100が原稿の読み取りを行う直前、又は、画像処理装置1の内部に設置されている各種温度センサからの情報を受信したタイミング、又は所定枚数の印刷が終了した後に行われる。S1003にてシェーディング補正を実施すると判断された場合、CPU801は、画像読取部100のCIS901に対するシェーディング補正のプログラムを実行する。シェーディング補正プログラムの詳細については、図15を用いて後述する。なお、S1002のホームポジションを補正するタイミングは、S1004のシェーディング補正プログラムを実行した後でもかまわない。
次に、図10のS1002で実行される画像読取部100のホームポジションを補正するプログラムについて、図11のフローチャート及び図12、図14を用いて説明する。図12(c)は、画像読取部100のホームポジションが、時計方向にθ=“2度”(図12の1202)ずれている例である。なお、画像読取部100が傾いていない理想的な状態(図12(b))から、画像読取部100が時計方向に傾いた場合(図12(c)の状態)回転角度θはプラス(+)になり、画像読取部100が反時計方向に傾いた場合(図12(a)の状態)回転角度θはマイナス(−)になる。
S1101では、CPU801はASIC802に制御信号を送信し、両面駆動モータ840を制御して、画像読取部100を現在のホームポジションとされる位置(図12(c))から反時計方向に15度回転させる。次に、S1102では、CPU801は、発光素子907に対して発光するよう制御を行う。S1103では、発光素子907が発光している状態において、CPU801は、画像読取部100内のセンサ901の主走査密度分(10368画素分)の全てのデータの値を読み取る。図12(g)は、図12(f)の画像読取部100の中にあるCIS901と発光素子907を示す。CIS901の主走査密度分は、図12(g)に示すセンサNo.0(図12の1301)からNo.10367(図12の1302)となる。本実施例では、主走査の画素数を10368画素としているが、もちろんそれ以外の画素数でもよい。次に、S1104では、CPU801は、S1103で読み取った1ライン分の受光量(L(i):i=0〜10367)を式(1)を用いて平均化処理を行い、読み取った際の回転角度と共に、前記受光量の平均値を画像メモリ804に記憶する。図14(a)は、回転角度θに対する受光量を示す図である。
Figure 2013258634
ここで、受光量とは輝度のことであり、L*a*b空間のLでもよいし、YUV系のYでもよいし、輝度を表わすそれ以外の単位でもよい。
次に、S1105において、CPU801はASIC802に制御信号を送信し、両面駆動モータ840を制御して、画像読取部100を時計方向に1度だけ回転させる。S1106において、CPU801は、画像読取部100の回転角度θが時計方向に+16度以上であるか否かを判断する。画像読取部100の回転角度θが−15度から+15度になるまで、S1102〜S1105の処理を繰り返す。S1106において、回転角度θが16度以上であると判定された場合S1107に移行する。S1107では、CPU801は、回転角度θが−15度から+15度までの各回転角度における受光量の中から、受光量が最大となる回転角度を画像メモリ804内に記憶したデータ群の中から抽出する。図14(b)は、S1101からS1106のステップで得られた各回転角度における受光量(輝度情報)を示す図である。図14(b)では、受光量の最大値は”210”(図14の1403)となり、受光量が最大のときの画像読取部100の回転角度は”−2度”(図14の1404)となる。これは、画像読取部100の現在の位置が、図12(c)のように時計方向に“2度”ずれていることを意味する。
S1108において、CPU801はASIC802に制御信号を送信し、両面駆動モータ840を制御して、画像読取部100を反時計方向に2度だけ回転させる。なお、画像読取部を回転させる方向は、画像読取部100が白基準部材101に近くなる方向である。そして、回転後の位置を新たなるホームポジションとなるように再設定を行う。以上が、画像読取部100のホームポジション(基準位置)を補正するプログラムのフローとなる。
次に、図10のS1004で実行される画像読取部100内のセンサ901に対するシェーディング補正プログラムについて図15のフローチャート及び図16から図21を用いて詳細に説明する。
S1501では、CPU801は、原稿の第1面となる表面読み取り用のシェーディング補正係数を生成するのか、原稿の第2面となる裏面読み取り用のシェーディング補正係数を生成するのかを決定する。図3に示すように、画像読取部100が両面搬送路80に対面する位置に回転して原稿の第1面の読み取りを開始する前は、画像読取部100は白基準部材101に対面する位置にある。そして、発光素子907が発光し、白基準部材101で反射された光をCIS901で受光することで、原稿の第1面となる表面読み取り用のシェーディング補正係数を生成する。ここで、画像読取部100が白基準部材101に対面する位置は、図2に示す位置である。また、図5に示すように、画像読取部100が原稿搬送路81に対面する位置に回転して原稿の第2面の読み取りを開始する前は、画像読取部100は白基準部材101に対面する位置にある。そして、発光素子907が発光し、白基準部材101で反射された光をCIS901で受光することで、原稿の第2面となる裏面読み取り用のシェーディング補正係数を生成する。S1501において、表面読み取り用のシェーディング補正係数を生成すると判定した場合S1502にすすみ、裏面読み取り用のシェーディング補正係数を生成すると判定した場合S1503にすすむ。
S1502では、CPU801は、画像読取部100の初期回転角度であるパラメータStartDegに”−5度”、画像読取部100の測定停止回転角度であるパラメータStopDegに”+25度”を設定する。なお、画像読取部100が傾いていない理想的な状態(図12(b))から、画像読取部100が時計方向に傾いた場合(図12(c)の状態)回転角度θはプラス(+)になり、画像読取部100が反時計方向に傾いた場合(図12(a)の状態)回転角度θはマイナス(−)になる。ここで、原稿の第1面(表面)読み取り用のシェーディング補正係数の算出において、画像読取部100の回転角度θを”−5度”から”+25度”にする理由を以下に説明する。図3に示すように、画像読取部100が両面搬送路80(第1搬送路)に対面する位置に回転して原稿の第1面を読み取る。原稿の第1面を読み取ったデータに対してシェーディング補正を行う際は、両面搬送路80に対面する位置の近くに白基準部材101を設置することが理想である。これは、画像読取部100の読み取り位置の温度、湿度と異なる環境でシェーディング係数を算出すると、シェーディング補正の精度がわるくなるからです。例えば、CIS901は、受光する環境の温度によって受光感度が変わり、センサが受光する光のダイナミックレンジが変わる。すなわち、CIS901による受光時、温度が上昇するにつれ、暗部の電圧が上昇し、黒基準補正値が大きくなり、ダイナミックレンジが狭くなる。よって、画像読取部100の読み取り位置の温度と同じ温度でシェーディング係数を算出するべきである。本実施例の画像処理装置1では、両面搬送路80の近くに定着部50の加熱ローラ51があるため、原稿搬送路81よりも両面搬送路80に対面する位置のほうが、温度が高くなる。よって、両面搬送路80に対面する位置と同じ温度で白基準部材101を読み取るために、白基準部材101のうち両面搬送路80に近い位置の白基準部材101(図12(d)の1204)のみに光を発光する。
S1503では、CPU801は、画像読取部100の初期回転角度であるパラメータStartDegに”−25度”、画像読取部100の測定停止回転角度であるパラメータStopDegに”+5度”を設定する。原稿の第2面(裏面)読み取り用のシェーディング補正係数の算出において、画像読取部100の回転角度θを”−25度”から”+5度”にする理由を以下に説明する。図5に示すように、画像読取部100が原稿搬送路81(第2搬送路)に対面する位置に回転して原稿の第2面を読み取る。前述したように、画像読取部100の読み取り位置の温度、湿度と異なる環境でシェーディング係数を算出すると、シェーディング補正の精度がわるくなるため、白基準部材101のうち、原稿搬送路81に近い位置の白基準部材101に対して発光素子907が光を発光する。例えば、原稿の第2面(裏面)読み取り用のシェーディング補正係数の算出においては、図12(e)に示すように、白基準部材101の左側の位置(1205)のみに光を発光すればよい。
S1504において、CPU801はASIC802に制御信号を送信し、両面駆動モータ840を制御して、現在のホームポジションの位置からStartDegで設定されている回転角度θまで画像読取部100を回転させる。S1505において、CPU801は、画像読取部100の発光素子907に対して発光指示がされている状態であれば発光停止の制御を行う。S1506において、CPU801は、発光素子907が発光していない状態において画像読取部100が白基準部材101を読み取ることにより輝度情報を取得し、取得された輝度情報をシェーディング補正用の黒基準データとして画像メモリ804の黒基準データ記憶領域に記憶する。なお、黒基準データをメモリ804に記憶する際は、読み取り時の画像読取部100の回転角度と共に記憶する。図17(b)は、原稿の第1面(表面)の読み取り用のシェーディング補正係数の算出における、S1506で得られた黒基準データ群である。図17(a)は、原稿の第2面(裏面)の読み取り用のシェーディング補正係数の算出における、S1506で得られた黒基準データ群である。図17(a)と図17(b)は、画像読取部100の各回転角度θに対する、センサ901の各画素が白基準部材101を読み取ったときの輝度値である。
S1507において、CPU801は、画像読取部100の発光素子907に対して発光指示を出す。S1508において、CPU801は、発光素子907が発光している状態において画像読取部100が白基準部材101を読み取ることにより輝度情報を取得し、取得された輝度情報をシェーディング補正用の白基準データとして画像メモリ804の白基準データ記憶領域に記憶する。なお、白基準データをメモリ804に記憶する際は、読み取り時の画像読取部100の回転角度と共に記憶する。図18(b)は、原稿の第1面(表面)の読み取り用のシェーディング補正係数の算出における、S1508で得られた白基準データ群である。図18(a)は、原稿の第2面(裏面)の読み取り用のシェーディング補正係数の算出における、S1508で得られた白基準データ群である。図18(a)、図18(b)は、画像読取部100の各回転角度θにおいて、センサ901の各画素が白基準部材101を読み取ったときの輝度値である。
次に、S1509において、CPU801はASIC802に制御信号を送信し、両面駆動モータ840を制御して、画像読取部100の現在の位置から時計方向に+1度だけ回転させる。なお、S1509では、画像読取部100を1度ずつ回転させているが、所定の角度単位であれば、2度でも4度でもそれ以外の角度でもよい。S1510において、CPU801は、画像読取部100の回転角度が測定停止回転角度であるStopDegに達したか否かを判断し、達していない場合にはS1505に移行する。画像読取部100の回転角度が測定停止回転角度StopDegに達したと判断された場合はS1511に移行する。
S1511では、CPU801は、S1508で得られた白基準データ群(図18(a)、図18(b))に対して回転角度毎に決められている補正係数を乗じ、白基準データ群の補正を行う。図18(a)の白基準データ群を補正すると図19(a)が得られ、図18(b)の白基準データ群を補正すると図19(b)が得られる。図16は、各回転角度に対する補正係数の関係を示している。図16において、回転角度θが大きいほど(または小さいほど)補正係数が大きくなる理由を以下で説明する。画像読取部100の回転角度θが0度から離れるにつれて、発光素子907から発光された光が白基準部材101を反射してセンサ901まで到達する距離が長くなり、発光素子907からの発光に対して、反射してくる光量が減るからである。具体的な補正方法としては、画像読取部100の回転角度θが”−25度”であった場合に、センサNo“0”で読み取られた情報(図18の1803)に対して、図16に示す回転角度”−25度“の補正係数”1.411”を乗じる。センサNo”0“で読み取られた情報は145であるため、145×1.411=205になる。センサで読み取られた情報と補正係数との乗算を全ての角度とセンサ画素に対して行うことで、図19に示す補正された白基準データ群の生成を行い、生成された白基準データ群を画像メモリ804に記憶する。なお、S1511では、S1508で得られた白基準データに対して図16に示す回転角度毎の補正係数を乗じたが、S1506で得られた黒基準データに対して図16に示す回転角度毎の補正係数を乗じてもよい。
S1512において、画像メモリ804に記憶されているS1511で補正された白基準のデータ群(図19)とS1506で得られた黒基準のデータ群(図17)とから、CPU801は、CIS901に対する最終的な白基準補正値(図20(c)、図20(d))と黒基準補正値(図20(a)、図20(b))の生成を行う。画像メモリ804内に記憶されている白基準のデータ群(図19(a))のセンサ画素毎に”−25度”から”+5度”までの輝度値の平均値を算出することで、センサ画素毎に第2面(裏面)の読み取り時における白基準補正値が算出される。図20(c)にセンサ画素毎の第2面の読み取り時における白基準補正値を示す。画像メモリ804内に記憶されている白基準のデータ群(図19(b))のセンサ画素毎に”−5度”から”+25度”までの情報値の平均値を算出することで、センサ画素毎に第1面(表面)の読み取り時における白基準補正値が算出される。図20(d)にセンサ画素毎の第1面の読み取り時における白基準補正値を示す。画像メモリ804内に記憶されている黒基準のデータ群(図17(a))のセンサ画素毎に”−25度”から”+5度”まで(第2の角度範囲)の情報値の平均値を算出することで、センサ画素毎に第2面(裏面)の読み取り時における黒基準補正値が算出される。図20(a)にセンサ画素毎の第2面の読み取り時における黒基準補正値を示す。画像メモリ804内に記憶されている黒基準のデータ群(図17(b))のセンサ画素毎に”−5度”から”+25度”まで(第1の角度範囲)の情報値の平均値を算出することで、センサ画素毎に第1面(表面)の読み取り時における黒基準補正値が算出される。図20(b)にセンサ画素毎の第1面の読み取り時における黒基準補正値を示す。
ここで、画像メモリ804に記憶されている輝度値が所定の範囲外の値である場合は、所定の範囲外の輝度値はS1511における平均化に使用しないようにしてもよい。これは、白基準データ群のデータを得る際に、白基準部材101に何らかのゴミ等が付着しているとき、又は経年劣化等により白基準部材101の一部が劣化している場合、得られる輝度値が白基準補正値を生成するのに適さないからである。
次に、S1512において生成された白基準補正値(図20(c)、図20(d))と黒基準補正値(図20(a)、図20(b))とを用いて、読み取った原稿の輝度情報に対してどのようにシェーディング補正を行うかを説明する。
シェーディング補正を行った後の信号レベルVout(i)は、下記の式(2)に基づいて算出される。Vin(i)(i=0〜10367)は、画像読取部100によって読み込まれた原稿の輝度レベルである。図3に示すように、画像読取部100が両面搬送路80に対面する位置に回転して原稿の第1面を読み取る場合は、図20(b)と図20(d)に示す原稿の第1面読み取り用の黒基準補正値と白基準補正値を使用する。また、図5に示すように、画像読取部100が原稿搬送路81に対面する位置に回転して原稿の第2面の読み取る場合は、図20(a)と図20(c)に示す原稿の第2面読み取り用の黒基準補正値と白基準補正値を使用する。
Vout(i) = {Vin(i) − 黒基準補正値(i)} x {255/(白基準補正値(i) − 黒基準補正値(i))} 式(2)
画像読取部100から読み取られたセンサ毎の信号レベルから該当するセンサの黒基準補正値を減じた値に対して、出力を期待する輝度の最大値である”255”を白基準補正値から黒基準補正値を減じた値で割った値を乗じることで、シェーディング補正を行った後の信号レベルを算出する。なお、式(2)において、Vin(i) にかかる値がシェーディング補正係数である。すなわち、シェーディング補正係数は、{255/(白基準補正値(i) − 黒基準補正値(i))} である。図20(b)と図20(d)に示す原稿の第1面読み取り用の黒基準補正値と白基準補正値からは第1のシェーディング補正係数が算出される。図20(a)と図20(c)に示す原稿の第2面読み取り用の黒基準補正値と白基準補正値からは第2のシェーディング補正係数が算出される。
例えば、第2面(裏面)用のシェーディング補正において、センサ画素Noが”0”(図12の1301)のシェーディング補正を行う場合、該センサの白基準補正値が”210”(図20(c)の2112)、黒基準補正値が”10”(図20(a)の2012)であり、シェーディング補正を行う変換式は式(3)のようになる。
Vout(0)={Vin(0)−10}x{255/(210−10)}式(3)
これをグラフにしたものが、図22のようになり、入力されるVin(0)に対し、”0”から”255”に正規化された値Vout(0)が得られる。同様に第一面(表面)用のシェーディング補正においては、センサ画素Noが”10367”(図12の1302)のシェーディング補正を行う場合、該センサの白基準補正値が”221”(図20(d)の2113)、黒基準補正値が”10”(図20(b)の2013)である時、シェーディング補正を行う変換式は式(4)のようになる。
Vout(0)={Vin(0)−10}x{255/(221-10)}式(4)
実施例1では、画像読取部100の回転角度毎に予め決められた補正係数を用いて白基準補正値を補正し、補正された白基準補正値を使用してシェーディング補正を行うことで、画像読取部100が回転して白基準部材を読む場合であっても、高精度に白基準補正値を算出することができる。
また本実施例では、画像処理装置1のCPU801及び画像メモリ804を使用して、ホームポジションを補正するプログラム及び、シェーディングデータを補正するプログラムを実行することを説明したが、画像処理装置1に接続される制御コントローラが該プログラムを実行してもよい。
実施例2では、実施例1で説明したS1002における画像読取部100のホームポジションからのずれを検出する他の方法について説明する。
実施例1では図11のS1104において、1ライン分の受光量(L(i):i=0〜10367)を、式(1)を用いて平均化処理を行った。実施例2では、1ラインを均等に3分割し、分割された中での平均値を算出し、それぞれの平均値を画像メモリ804に蓄積する。図23(a)は、i=0画素目から3455画素目までの受光量の平均値であり、図23(b)はi=3456画素目から6911画素目までの受光量の平均値であり、図23(c)はi=6912画素目から10367画素目までの受光量の平均値である。図23(a)、(b)、(c)に示す回転角度θに対する受光量は、画像メモリ804に格納されている。画像読取部100のホームポジションが図12(b)の位置の場合、分割された受光量のデータ群内の最大値は、いずれの分割された中においても同一の角度となる。しかしながら、図23の(a)においては”+2度”、(b)においては”0度”、(c)においては”−2度”と全て異なる角度であることから、図23のようなデータ群となった場合、画像読取部100のホームポジションが傾いていると判断される。画像読取部100のホームポジションが傾いている場合、CPU801は画像処理装置1の操作部805を介して、画像読取部100のホームポジションが傾いていることをユーザーに通知する。
実施例3では、実施例1で説明した図10のS1002における画像読取部100のホームポジションの補正を行う他の方法について説明する。実施例3では、白基準部材101の端部を利用してホームポジションの補正を行う。図24は、画像処理装置1で実行されるホームポジションの補正処理のフローチャートである。本実施例では、CPU801がフローチャートに基づく制御プログラムを実行することにより、下記の補正処理が実行される。
図24のS2402〜S2405の処理は、実施例1の図11のS1102〜S1105の処理と同様のため、説明を省略する。また、図24のS2401は、図11のS1101とは回転角度のみが異なり、S1101では−15度の位置に回転するが、S2401では−50度の位置に回転する。回転させるための制御については図11のS1101と同様である。
次にS2406について説明する。S2406において、回転角度θが50度よりも大きいと判定された場合はS2407に移行し、回転角度θが50度以下と判定された場合はS2402へ戻る。
S2407では、CPU801は、画像メモリ804に記憶されている各回転角度における受光量(輝度情報)を参照し、回転角度間で所定以上の受光量の差がある角度の検出を行う。すなわち、S2407では、隣り合う回転角度間で輝度情報の変化量が所定値以上である角度を決定する。図13は、各回転角度θに対する受光量を示す。図13では、”−48度”の受光量“10”(図13の2501)と”−47度”の受光量”114”(図13の2502)と、”+43度”の受光量“120”(図13の2503)と“+44度”の受光量”10”(図13の2504)となる。CPU801は、白基準部材101の左の端部の角度を”−48度”、右の端部の角度を“+44度”と判断する。
白基準部材101の左の端部の角度と右の端部の角度の中間地点が画像読取部100の現在のホームポジションであることから、S2408では、CPU801は、白基準部材101の左の端部の角度と右の端部の角度とを足して“2”で割った値を、現在の画像読取部100のホームポジションの角度(傾き角度)と判断する。例えば、図13の場合、{+44度 + (−48度)}/2=“―2度”の位置が現在のホームポジションであると判断する。そして、画像読取部100の傾き角度を“0度”に補正するために、CPU801はASIC802に制御信号を送信し、両面駆動モータ840を制御して、画像読取部100を現在のホームポジションから時計方向に”2度”回転させる。そして、回転後の位置を新たなるホームポジションとなるように再設定を行う
このように、画像読取部100を回転させて白基準部材101からの受光量の差が所定値以上ある角度を検出することで、容易に画像読取部100のホームポジションのずれを検出することが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
80 両面搬送路
81 原稿専用搬送路
100 画像読取部
101 白基準部材
801 CPU
802 ASIC
804 画像メモリ
840 両面駆動モータ
901 CIS(コンタクトイメージセンサ)
907 発光素子

Claims (9)

  1. センサを有する画像読取部を所定の角度単位で回転させ白基準部材を読み取り、前記白基準部材の輝度情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された輝度情報を、前記画像読取部の回転角度毎に予め決められている補正係数を用いて補正する補正手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記白基準部材を読み取る位置は、原稿を読み取る位置とは異なる位置であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記白基準部材を読み取る位置は、前記画像読取部の回転軌道上であって、前記原稿の第1面を読み取る位置と前記原稿の第2面を読み取る位置との間にあることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記原稿の第1面を読み取るときに行うシェーディング補正で使用する第1のシェーディング補正係数を算出するために、前記画像読取部を第1の角度範囲に渡って回転させて輝度情報を取得し、前記原稿の第2面を読み取るときに行うシェーディング補正で使用する第2のシェーディング補正係数を算出するために、前記画像読取部を第2の角度範囲に渡って回転させて輝度情報を取得することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記画像読取部を前記第1の角度範囲に渡って回転させることで、前記白基準部材において第1搬送路に近い部材の輝度情報を取得し、前記画像読取部を前記第2の角度範囲に渡って回転させることで、前記白基準部材において第2搬送路に近い部材の輝度情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1搬送路は、前記原稿の第1面を読む取るときに前記原稿が搬送される搬送路であり、前記第2搬送路は、前記原稿の第2面を読む取るときに前記原稿が搬送される搬送路であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. さらに、前記補正手段によって補正された輝度情報を用いて、前記画像読取部によって読み取り得られたデータに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段を有すること特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. センサを有する画像読取部を所定の角度単位で回転させ白基準部材を読み取り、前記白基準部材の輝度情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された輝度情報を、前記画像読取部の回転角度毎に予め決められている補正係数を用いて補正する補正ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2012134837A 2012-06-14 2012-06-14 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Pending JP2013258634A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012134837A JP2013258634A (ja) 2012-06-14 2012-06-14 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US13/913,142 US8928951B2 (en) 2012-06-14 2013-06-07 Image processing apparatus, image processing method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012134837A JP2013258634A (ja) 2012-06-14 2012-06-14 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013258634A true JP2013258634A (ja) 2013-12-26

Family

ID=49755642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012134837A Pending JP2013258634A (ja) 2012-06-14 2012-06-14 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8928951B2 (ja)
JP (1) JP2013258634A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5131566B2 (ja) * 2010-05-12 2013-01-30 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
JP2013236186A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2015076832A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP6225764B2 (ja) * 2014-03-12 2017-11-08 富士ゼロックス株式会社 画像の読取装置および画像形成装置
US9300829B2 (en) * 2014-04-04 2016-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and correction method thereof
US9565325B1 (en) * 2015-07-24 2017-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP6611513B2 (ja) * 2015-08-07 2019-11-27 キヤノン株式会社 画像読取装置、その制御方法、及びプログラム
JP2017079374A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置、およびシェーディングデータ処理方法
EP3182697A1 (en) * 2015-12-15 2017-06-21 Thomson Licensing A method and apparatus for correcting vignetting effect caused on an image captured by lightfield cameras
JP6903023B2 (ja) * 2018-03-12 2021-07-14 株式会社Pfu 画像読取装置、画像処理システム及び異物検出方法
JP2020039078A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 キヤノン株式会社 撮像装置および画像監視システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4967233A (en) * 1989-12-11 1990-10-30 Xerox Corporation Fixed full width array scan head calibration apparatus
US5280368A (en) * 1992-11-02 1994-01-18 Xerox Corporation Fixed full width array scan head calibration apparatus
JP2001077986A (ja) * 1999-09-03 2001-03-23 Sharp Corp 原稿端検知装置、原稿読取り装置、およびファクシミリ装置
US6989915B2 (en) * 2000-09-21 2006-01-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus for optically reading image information recorded on sheetlike recording medium
JP2002290686A (ja) 2001-03-27 2002-10-04 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置及びファクシミリ装置
US7164507B2 (en) * 2002-10-25 2007-01-16 Xerox Corporation Image input terminal
JP4163536B2 (ja) * 2003-03-12 2008-10-08 株式会社リコー 画像読取装置
US7433097B2 (en) * 2003-04-18 2008-10-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Optical image scanner with moveable calibration target
TWI246314B (en) * 2004-06-30 2005-12-21 Avision Inc Sheet-fed scanner capable of switching backgrounds
TWI264219B (en) * 2005-05-04 2006-10-11 Avision Inc Sheet-fed scanner capable of scanning multiple scan lines for image signal calibration
US20070223061A1 (en) * 2006-03-22 2007-09-27 Canon Denshi Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image reading unit thereof, and reference member thereof for shading correction
JP4324626B2 (ja) * 2007-07-30 2009-09-02 シャープ株式会社 原稿搬送読取装置、原稿搬送読取装置の読取位置調整方法、および画像形成装置
JP2013258633A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20130335788A1 (en) 2013-12-19
US8928951B2 (en) 2015-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013258634A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2013258633A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5917281B2 (ja) 画像形成装置
JP2013236167A (ja) 画像形成装置
EP2924969B1 (en) Image reading device and image forming apparatus
US9154652B2 (en) Display input device, and image forming apparatus including display portion
JP5979962B2 (ja) 画像形成装置
JP2023090753A (ja) 画像形成装置およびその制御方法、プログラム
US9420134B2 (en) Image forming apparatus having a control unit to control and move a read unit
US9030684B2 (en) Image forming apparatus, control method of image forming apparatus, and storage medium
JP6156174B2 (ja) 画像読取装置
US9348286B2 (en) Printing apparatus, printing apparatus control method, and storage medium for performing background color removal
JP6150618B2 (ja) 画像処理装置、データ転送方法
JP2014102387A (ja) 画像形成装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6448309B2 (ja) 画像形成装置
JP6537888B2 (ja) 画像処理装置
JP2013236179A (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷方法を制御するプログラム
JP2014103526A (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP2014059518A (ja) 画像形成装置
JP2013050574A (ja) 露光装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2017152944A (ja) 画像処理装置
JP2016165077A (ja) 画像形成装置
JP2014060670A (ja) 画像形成装置
JP2016046715A (ja) 画像読取装置及びその制御方法、プログラム
JP2014120893A (ja) 画像読取装置および画像読取装置の制御方法、ならびに、画像形成装置