JP2014060670A - 画像形成装置 - Google Patents

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大 青木
Yuki Nakajima
祐樹 仲島
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Abstract

【課題】簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させる。
【解決手段】原稿を読み取る原稿読み取り位置に回転可能な原稿読み取り部100と、原稿が搬送される搬送路81、80を介して原稿読み取り部100と対面する位置に設けられ、原稿読み取り部100が読み取り可能な位置検出パターンが形成された対向板102、103と、原稿読み取り部100の回転を制御するCPU801と、を備え、CPU801は、原稿読み取り部100により読み取られた対向板102、103の位置検出パターンの読み取り結果に基づいて、原稿読み取り部100の回転を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、オートドキュメントフィーダユニット(ADF)に代表される原稿読み取り装置、又はADFを備えた複写機やレーザビームプリンタ等に代表される画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置において、原稿を原稿読み取り部へ搬送する原稿搬送路と、記録材を画像形成部へ搬送する記録材搬送路は、互いに独立して構成されている。即ち、原稿と記録材の各々に対して、給紙部、所定の搬送経路を構成するガイド部材、複数の搬送ローラ、搬送ローラを駆動するモータ、排紙部等が互いに独立して配設されている。このため、画像形成装置の全体的機構の複雑化、コストの増大及び装置サイズの大型化が避けられなかった。そこで、例えば特許文献1では、給紙部から排紙部に至る記録材搬送路中に原稿読み取り部を配設し、原稿搬送路と記録材搬送路を共通化して利用することにより、搬送機構の簡素化と、コストダウン及びサイズダウンを提案している。
特開2000−185881号公報
特許文献1では、原稿読み取り部が定着器と排紙部との間、即ち記録材搬送路中に配設されているため、原稿搬送路が長くなり、原稿の読み取り時間を短くすることが搬送機構の構成上、困難である。また、原稿読み取り部が印字時に使用される記録材搬送路に配設されているため、読み取り原稿が記録材搬送路中にある時には印字動作を行うことができず、原稿の読み取り動作時には印字動作を停止しなくてはならなかった。
更に、原稿読み取り部は固定設置されているため、原稿読み取り部の取り付け精度が、原稿の読み取り品質に影響を与える。また、原稿読み取り部が移動・回転可能となるように構成した場合には、原稿読み取り部の原稿に対する停止位置の精度が、原稿の読み取り品質に影響を与える。そのため、原稿読み取り部の停止位置の精度を向上させるためには、ホームポジションセンサなどの追加が必要となる。
本発明はこのような状況のもとでなされたものであり、簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させることを目的とする。
前述した課題を解決するため、本発明では次のとおりに構成する。
(1)原稿を読み取る原稿読み取り位置に回転可能な読み取り手段と、原稿が搬送される搬送路を介して前記読み取り手段と対面する位置に設けられ、前記読み取り手段が読み取り可能な第一の検出パターンが形成された第一の対向板と、前記読み取り手段の回転を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記読み取り手段により読み取られた前記第一の対向板の前記第一の検出パターンの読み取り結果に基づいて、前記読み取り手段の回転を制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させることができる。
実施例1の画像形成装置の構成を示す断面図と、両面印刷プロセスの説明図 実施例1の原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1の原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1の原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1〜4の制御部の構成を示すブロック図 実施例1〜4の原稿読み取り部の回路構成を示すブロック図 実施例1〜3の原稿読み取り部の周辺部を示した図、及び原稿読み取り部、対向板の位置関係を説明する図 実施例1の位置検出パターン例を説明する図 実施例1〜3のCPUが原稿読み取り部の回転制御を行う制御シーケンスを示したフローチャート 実施例2の位置検出パターン例を説明する図 実施例3の位置検出パターン例を説明する図 実施例4の原稿読み取り部の周辺部を示した図、及びオーバーシュート検出パターン例を説明する図 実施例4のCPUが原稿読み取り部の回転制御を行う制御シーケンスを示したフローチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[画像形成装置における画像形成プロセス]
まず、画像形成プロセスについて説明する。図1(a)は、本実施例の画像形成装置の断面図である。図1(a)において、画像形成装置1の中央には、像担持体である回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10に並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。画像形成指示を受けると、光学ユニット2が具備する発光部21は、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面には、電荷による潜像画像が形成される。感光ドラム10表面の潜像画像に、現像ローラ11が保持しているトナーを付着させて現像が行われると、感光ドラム10の表面にトナー画像が形成される。
第一給紙部30には、搬送ローラ40と排紙ローラ60間に構成された第一の搬送路である画像形成のための搬送路を搬送され、画像形成が行われる記録材Sが収納されている。画像形成指示を受けると、記録材Sは、カセット(以下、「CST」という)ピックアップローラ31と分離部材32により、1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。搬送ローラ40は、感光ドラム10上のトナー画像が記録材Sの所定の位置に転写されるように、搬送タイミングを調整して、記録材Sを転写部15へと搬送する。
感光ドラム10上のトナー画像は、転写部15に印加される転写電圧と圧力によって、記録材Sに転写され、記録材Sは定着部50に搬送される。定着部50では、加熱ローラ51の熱と、加熱ローラ51に対向した加圧ローラ52の圧力により、トナー画像が記録材Sに定着される。トナー画像が定着された記録材Sは、排紙ローラ60に搬送される。
片面印刷の場合、排紙ローラ60は記録材Sをそのまま機外へ搬送し、記録材Sは第一排紙部70に積載される。両面印刷の場合には、排紙ローラ60は、記録材Sの搬送方向の後端が両面フラッパ61を通過するまで、記録材Sを転送する。そして、記録材Sが両面フラッパ61を通過したことを検出すると、両面フラッパ61は、記録材Sの搬送先を、記録材Sと原稿Gが共に搬送される第二の搬送路である共通搬送路80側になるように切り替える。そして、排紙ローラ60は逆回転し、記録材Sを共通搬送路80へ搬送する。図1(b)に示すように、スイッチバックされた記録材Sは、搬送ローラ41により、原稿読み取り部100に搬送される。更に、記録材Sは、搬送ローラ42及び40により、再び転写部15へ搬送され、記録材Sのもう片面にトナー画像の転写、定着部50によるトナー画像の記録材Sへの定着を経て、排紙ローラ60により、第一排紙部70に積載されていく。
[原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作]
次に、原稿の画像の読み取りと、記録材への両面印刷を実施するプロセスについて説明する。図2−1(a)は、原稿Gの表面の読み取りを開始したときの状態を示した説明図である。共通搬送路80の搬送方向上流部に設けられた第二給紙部90に収納された原稿Gは、原稿ピックアップローラ91と分離部材92により、1枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。原稿読み取り部100は、原稿読み取りを行わない場合には、白基準部材101に対面する位置にて待機している。そして、原稿読み取り部100は、第二給紙部90から搬送された原稿Gの表面である第一面目の読み取りを開始する前に、白基準部材101への発光と、白基準値の補正を実施した後、共通搬送路80に対面する位置に回転する。搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読み取り部100に搬送する。既に原稿読み取り部100は、共通搬送路80に対面する位置にあり、原稿Gの搬送方向先端部を検出すると、原稿G上の画像の読み取りを行う。原稿読み取り部100で読み取られた画像は、原稿第一面目の原稿画像データとして、後述する画像メモリ804に記憶される。なお、白基準部材101は、下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされている。更に、ここでは、基準部材に白基準部材101を使用しているが、白色に限定されない。
図2−1(b)は、原稿Gの表面である第一面目の読み取りを終了したときの状態を示した説明図である。原稿読み取り部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止し、原稿Gは、搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。
図2−2(c)は、原稿Gの裏面である第二面目の読み取りを開始したときの状態を示した説明図である。スイッチバックフラッパ82が原稿Gの搬送路を、共通搬送路80側から第3の搬送路である原稿専用搬送路81側に切り替えると、原稿読み取り部100は、原稿専用搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転して、原稿Gは、原稿専用搬送路81に沿って、原稿読み取り部100に搬送される。原稿読み取り部100は、原稿Gの搬送方向先端部を検出すると、原稿Gの裏面である第二面目の画像を読み取り、画像メモリ804に原稿第二面目の原稿画像データとして記憶される。なお、原稿Gの裏面の読み取りを行わない場合には、原稿Gは、原稿専用搬送路81を搬送ローラ43及び44により搬送され、第二排紙部110に積載される。
第一給紙部30から給紙された記録材Sは、1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に、感光ドラム10への発光部21からのレーザ光により、まず、画像メモリ804に記憶された原稿Gの裏面である第二面目の原稿画像データに基づいた潜像画像が、感光ドラム10上に形成される。次に、記録材Sは、転写部15で潜像画像を現像して形成されたトナー画像を転写された後、定着部50に搬送され、原稿Gの第二面目に対する画像形成が完了する。なお、図2−2(c)では、原稿Gの裏面である第二面目の画像の読み取りの開始と共に、記録材Sの給紙を開始しているが、原稿Gの第二面目の画像を読み取った後に、記録材の給紙を開始してもよい。
図2−2(d)は、原稿Gの裏面の読み取りを終了したときの状態を示す説明図である。原稿読み取りを終了すると、原稿Gは、搬送ローラ43及び44により搬送され、第二排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、共通搬送路80を搬送される記録材Sが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路を原稿専用搬送路81から共通搬送路80へ切り替える。原稿第二面目に対する画像形成が完了した記録材Sは、記録材Sの搬送路の搬送方向下流部に設けられた排紙ローラ60の逆回転によって、両面フラッパ61によって切り替えられた共通搬送路80に搬送される。
図2−3(e)は、記録材Sが原稿Gの第一面に対する画像形成を行うために、画像形成部に搬送される状態を示す説明図である。共通搬送路80に搬送された記録材Sは、センサ部が原稿専用搬送路81側に対面している原稿読み取り部100を通過し、搬送ローラ42により、搬送ローラ40へと搬送され、破線で示した記録材Sのように、再び転写部15へ搬送される。既に原稿Gの第二面目に対する画像形成が終了している記録材Sに、画像メモリ804に記憶された原稿Gの第一面目の原稿画像データに基づいたトナー画像の画像形成が行われ、記録材Sは、第一排紙部70に積載される。
[画像形成装置の制御部の概要]
図3は、画像形成装置1を制御するCPU801を備えた制御部800の構成を示すブロック図である。図3において、回転多面鏡、モータ及びレーザ発光素子等を有する発光部21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)802に接続されている。CPU801は、感光ドラム10上にレーザ光を走査して所望の潜像を描くため、ASIC802に対して制御信号を出力し、光学ユニット2に設けられた発光部21の制御を行う。メインモータ830は、記録材Sを搬送するために、CSTピックアップローラ31、搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52を駆動する。また、両面駆動モータ840は、記録材Sを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンされて、CSTピックアップローラ31を駆動させるCST給紙ソレノイド822や、原稿ピックアップローラ91、搬送ローラ41〜44を駆動する。CPU801は、ASIC802を介して、メインモータ830や両面駆動モータ840等の駆動系の制御を行う。
CPU801は、電子写真プロセスに必要な帯電電圧、現像電圧、転写電圧を制御する高電圧電源810、低電圧電源811、定着部50を制御する。更に、CPU801は、定着部50に設けられた不図示のサーミスタにより温度を検出し、定着部50の温度を一定に保つ制御を行う。
また、プログラムメモリ803は、不図示のバスを介して、CPU801に接続されている。プログラムメモリ803には、CPU801が行う処理を実行するためのプログラム及びデータが格納され、CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータに基づいて、画像形成装置1の動作を制御する。
ASIC802は、CPU801からの指示に基づいて、発光部21内部のモータの速度制御や、メインモータ830、両面駆動モータ840の速度制御を行う。ASIC802は、各モータから出力されるタック信号(モータが回転される毎に、モータから出力されるパルス信号)を検出して、タック信号の出力間隔が所定の時間となるよう、各モータに対し加速又は減速信号を出力して、モータの速度制御を行う。このように、モータ等の制御は、ASIC802のようにハードウエア回路で対応したほうが、CPU801の制御負荷の低減となる。
次に、記録材の印刷時における制御部800の制御動作について説明する。CPU801は、不図示のホストコンピュータから記録材への印刷を指示するプリントコマンドを受信すると、ASIC802を介して、メインモータ830、両面駆動モータ840、CST給紙ソレノイド822を駆動して記録材Sを搬送する。記録材Sは、転写部15により感光ドラム10上に形成されたトナー像が転写された後、定着部50によってトナー像が記録材に定着されて、排紙ローラ60により記録材積載部としての第一排紙部70へ排出される。記録材の整列性を高めるため、第一排紙部70は、排紙口付近から記録材排出方向に向けて、緩やかな上り勾配が設けられている。ここで、CPU801は、低電圧電源811から定着部50に所定の電力供給を行い、定着部50に所望の熱量を発生させて記録材Sを加熱することにより、記録材S上のトナー画像を融着させ、記録材Sに定着させる。
続いて、原稿読み取り時における制御部800の制御動作について説明する。CPU801は、不図示のホストコンピュータから原稿Gの読み取りを指示するスキャンコマンドを受信すると、ASIC802を介して、両面フラッパソレノイド820、両面駆動モータ840を駆動し、原稿給紙ソレノイド823を操作する。その結果、両面駆動モータ840のトルクが原稿ピックアップローラ91に伝達され、原稿Gが搬送される。また、原稿読み取り部100は、ASIC802からの制御信号であるCISSTART信号902、CISLED信号903、Sl_in信号912、Sl_select信号913、SYSCLK信号914に基づいて、原稿Gの読み取りを行う。なお、これらの制御信号の詳細については後述する。そして、CPU801は、ASIC802を介した制御により、原稿読み取り部100からSl_out信号910として出力される、読み取られた原稿画像データを、ASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。その後、CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を原稿専用搬送路81側に倒し、両面駆動モータ840を反転させ、原稿Gを第二排紙部110まで搬送させる。
[原稿読み取り部の概要]
次に、図4を用いて原稿読み取り部100の詳細について説明する。図4は、原稿読み取り部100の回路ブロック図を示した図である。図4において、CIS(Contact Image Sensor)センサ部901は、コンタクトイメージセンサ部分であり、例えば、10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば、1200dpi)でアレイ状に配置されている。CISSTART信号902は、CISセンサに入力される原稿読み取りのスタートパルス信号であり、CISLED信号903は、発光素子907を制御する制御信号である。電流増幅部906は、CISLED信号903に基づいて、発光素子907に供給する電流の制御を行い、発光素子907は、原稿Gを均一に照射する。タイミングジェネレータ917は、SYSCLK信号914を入力して、ADCLK信号916と、CISCLK信号915を生成する。SYSCLK信号914は、原稿読み取り部100の動作速度を決定するシステムクロックであり、ADCLK信号916は、A/Dコンバータ908のサンプリング速度を決定するサンプリングクロックである。CISCLK信号915は、シフトレジスタ905の出力信号であるCISSNS信号918の転送クロックとして使用される。
次に、原稿読み取り動作について説明する。CISSTART信号902がアクティブになると、CISセンサ部901は、発光素子907から照射され、原稿Gに反射されて受光した光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904に蓄積された電荷データを順次、設定する。タイミングジェネレータ917は、シフトレジスタ905に、例えば、クロック周波数が500kHz〜1MHz程度のCISCLK信号915を出力する。シフトレジスタ905は、入力されたCISCLK信号915に同期させて、出力バッファ904に設定された電荷データを、CISSNS信号918としてA/Dコンバータ908に出力する。CISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、A/Dコンバータ908は、転送クロックであるCISCLK信号915の立ち上りタイミングから所定の時間が経過した後に、CISSNS信号918をサンプリングする必要がある。また、CISSNS信号918は、転送クロックであるCISCLK信号915の立ち上りエッジと立ち下りエッジの双方のエッジに同期して、シフトレジスタ905から出力される。そのため、CISSNS信号918をサンプリングするクロックであるADCLK信号916は、その周波数がCISCLK信号915の2倍の周波数となるように、タイミングジェネレータ917にて生成される。そして、CISSNS信号918は、ADCLK信号916の立ち上りエッジでサンプリングされる。タイミングジェネレータ917は、入力されたシステムクロックであるSYSCLK信号914を分周して、ADCLK信号916と、転送クロックであるCISCLK信号915を生成する。ADCLK信号916の位相は、転送クロックのCISCLK信号915と比べ、前述したデータ保証領域分だけ遅延している。
CISSNS信号918は、A/Dコンバータ908でディジタル変換されて、CISSNS_D信号919として、出力インタフェース回路909に出力される。出力インタフェース回路909は、CISSNS_D信号919を、シリアルデータのSl_out信号910として、所定のタイミングで出力する。その際、スタートパルスであるCISSTART信号902から所定画素分のCISSNS_D信号919には、アナログ出力基準電圧が出力されており、有効画素としては使用できない。
また、制御回路911は、ASIC802を介して、CPU801からのSl_in信号912、Sl_select信号913に基づいて、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインの制御を行う。例えば、読み取られた原稿の画像のコントラストが得られない場合は、CPU801は、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくすることによりコントラストを増加させ、常に最良なコントラストで原稿の読み取りを行うことができる。
ここでは、全ての画素の画像情報が1つの出力信号であるCISSNS_D信号919として出力される装置構成を用いて説明を行ったが、原稿の高速読み取りのために、画素をエリア毎に分割し、複数エリアを同時にA/D変換を行う構成でもよい。また、原稿読み取り部100にCISセンサを用いた実施例について説明を行ったが、CISセンサは、CMOSセンサやCCDセンサ等で置き換えることができる。
[対向板の概要]
次に、図5を用いて、原稿読み取り部100を原稿の読み取り位置に高い精度で停止させるために設けられた第一の対向板である対向板102、対向板103について説明する。図5(a)は、画像形成装置1の原稿読み取り部100の周辺部を表示した図である。前述したように、原稿の第一面目の情報を読み取る場合には、CPU801は原稿読み取り部100を、待機位置である白基準部材101に対面する位置から、共通搬送路80に対面した原稿読み取り位置(以下、「第二の読み取り位置」と称する)に回転させる。同様に、原稿の第二面目の情報を読み取る場合には、CPU801は原稿読み取り部100を、待機位置である白基準部材101に対面する位置から、原稿専用搬送路81に対面した原稿読み取り位置(以下「第一の読み取り位置」と称する)に回転させる。図5(a)において、第一の読み取り位置では、原稿読み取り部100が撮像可能な位置に、原稿専用搬送路81を挟んで、対向板102が設置されている。同様に、第二の読み取り位置でも、原稿読み取り部100が撮像可能な位置に、共通搬送路80を挟んで、対向板103が設置されている。なお、図5(a)において、点Aは原稿読み取り部100の回転の中心点であり、矢印は原稿読み取り部100の回転方向を示す。すなわち、原稿読み取り部100は、原稿専用搬送路81の原稿を読み取る場合には点Aを中心に反時計回り方向に回転し、共通搬送路80の原稿を読み取る場合には点Aを中心に時計回り方向に回転する。
図5(b)は、原稿読み取り部100、CISセンサ部901、対向板102、対向板103、白基準部材101の位置関係を示すために立体的に表示した図である。原稿読み取り部100は、点Aを中心に回転し、対向板102、対向板103にCISセンサ部901が対向する位置まで回転をする。CISセンサ部901は、図5(b)において、手前(左側)から奥(右側)方向に向かって原稿の読み取りを行う。従って、CISセンサ部901は、対向板102に対しては左から右方向に、対向板103に対しては、右から左方向に原稿の読み取りを行うことになる。また、対向板102に実線で描かれた直線及び斜線(一部のみ表示)や、対向板103に破線で描かれた直線及び斜線は、原稿読み取り部100の位置検出を行うための第一の検出パターンである位置検出パターンである。そして、対向板102、103上に位置検出パターンを形成しておき、原稿読み取り部100が位置検出パターンを読み取り、読み取り結果に基づいて、CPU801が回転制御を行い、原稿読み取り部100を所定の読み取り位置に精度よく停止させる。原稿読み取り部100が読み取り位置に停止した後、原稿を読み取る際には、搬送路を搬送される原稿が対向板102、103を隠すため、対向板102、103上の位置検出パターンが原稿読み取りに影響を与えることはない。なお、第一の読み取り位置と第二の読み取り位置における原稿読み取り部100による検出動作は同様なので、以下の説明は、第一の読み取り位置の場合について行う。
[位置検出パターンによる原稿読み取り位置の検出]
図6(a)に、第一の読み取り位置に設置された対向板102に形成された位置検出パターンを示す。対向板102において、原稿読み取り部100による原稿の読み取り位置には横線(直線)で描かれた位置検出パターンが形成されており、更に、対向板102の左上を起点とし、右下方向に対向板102を横断する斜線で描かれた位置検出パターンが形成されている。前述したように、原稿読み取り部100のCISセンサ部901は、対向板102上に形成された位置検出パターンを左から右方向に読み取りを行う。更に、原稿読み取り部100の回転方向は、対向板102の上から下に向かう方向である。ここでは、対向板102の横幅を原稿読み取り部100の読み取り範囲であるCISセンサ部901とほぼ同じ大きさとしているが、これに限定されるものではなく、読み取り範囲よりも大きくてもよいし、逆に読み取り範囲より小さくてもよい。
次に、図6(b)〜(h)を用いて、上述した位置検出パターンを用いて、CPU801が原稿の読み取り位置を検出する方法について説明をする。図6(b)において、破線(1)、(2)、(3)は、原稿読み取り部100のCISセンサ部901が対向板102に対向している位置を示している。原稿読み取り部100を待機位置から横線の位置検出パターンで描かれた原稿読み取り位置まで回転させる場合において、破線(1)の位置では、原稿読み取り位置に対し、原稿読み取り部100が未達(到達していない)状態である。逆に、破線(3)の位置では、原稿読み取り部100は、原稿読み取り位置を行き過ぎている(通過している)状態である。破線(2)の位置は、原稿読み取り位置である横線で描かれた位置検出パターンと同じ位置であり、この位置では、原稿読み取り部100は原稿Gの情報読み取りを正確に行うことができる。
図6(c)、(d)、(e)は、それぞれ破線(1)、(2)、(3)の位置における原稿読み取り部100による検出結果、画素の順番、A/D変換後の画素の濃度、二値化後のデータを示している。ここでは、CISセンサ部901の画素数を9ビット、出力されるデジタルデータの階調を8ビット構成とし、階調は0〜255で表現される。図6(c)は、図6(b)の破線(1)の位置における原稿読み取り部100のCISセンサ部901による位置検出結果と各画素のA/D変換後の濃度データ、二値化後のデータを示す。破線(1)の位置においては、斜線で描かれた位置検出パターンの一部のみが撮像されており、図6(c)に示すように、左から2番目の画素のみ、位置検出パターンを検出している。CPU801は、ASIC802を介して、原稿読み取り部100からA/D変換後の濃度データを受け取り、所定の閾値を用いて、画素データの二値化を行い、白・黒を判断する。ここでは、A/D変換後の濃度データが所定の閾値以上の画素を白画素(以下、「W」と記載する場合もある)、所定の閾値より小さい画素を黒画素(以下、「B」と記載する場合もある)と判断するものとし、以下では、所定の閾値を128とする。そして、白・黒の判断結果を、図6(c)中に、「二値化後」として示す。なお、本実施例では、画素データの二値化の閾値として、128を用いて説明するが、例えば出力される画像の濃度に応じて、二値化の閾値を任意の閾値に設定することも可能である。
次に、CPU801は、いわゆるランレングス法や連長法と呼ばれる手法を用いて、特定の画素がどれだけ連続しているかを計算する。図6(c)のデータでは、左から順にWが1画素、Bが1画素、Wが7画素であり、図6(f)に示すように、W1B1W7と表現される。最も連続した画素は7画素が連続した白画素(W7)で、二値化後のデータ列の最後に出現し、一方、黒画素(B1)は二値化後のデータ列において2画素目に出現するため、CPU801は、原稿読み取り部100は原稿読み取り位置に到達していないと判断する。
次に、図6(e)、(h)を用いて、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置を通り過ぎたことを検出する場合について、説明をする。図6(e)では、原稿読み取り部100の位置検出結果と各画素のA/D変換後の濃度データ、二値化後のデータを示しており、ここでは、左から7番目の画素のみで位置検出パターンの黒画素(B)が検出されている。図6(c)と同様にランレングスを計算すると、左からWが6画素連続した後、Bが1画素、Wが2画素続いているので、図6(h)に示すように、ランレングスは、W6B1W2と表現される。最も連続した画素は6画素が連続した白画素(W6)で、二値化後のデータ列の最初に出現し、一方、黒画素(B1)は二値化後のデータ列において7画素目に出現するため、CPU801は、原稿読み取り部100は原稿読み取り位置を通り過ぎたと判断する。
最後に図6(d)、(g)を用いて、原稿読み取り部100が正確に原稿読み取り位置に到達したことを検出する場合について、説明をする。図6(d)は、原稿読み取り部100の位置検出結果と各画素のA/D変換後の濃度データ、二値化後のデータを示す。全ての画素において、横線で描かれた位置検出パターンの黒画素(B)を検出しているため、画素の濃度を示すデータ値が小さくなっており、二値化を行うと、全て黒画素(B)と検出される。黒画素が9画素連続して、白画素は存在しないので、ランレングスはB9となり、最も連続した画素は、B9となる。9画素全てが連続し、全ての画素が黒画素なので、CPU801は、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に到達したと判断する。
[原稿読み取り部の回転制御シーケンス]
次に、図7を用いて、CPU801が原稿読み取り部100による位置検出結果に基づいて、どのように原稿読み取り部100の回転制御を行うかについて説明する。図7は、原稿読み取り部100による位置検出結果に基づいて、CPU801が原稿読み取り部100の回転制御を行う制御シーケンスを示したフローチャートである。
ステップ1301(以下、S1301のように記す)では、CPU801は、原稿読み取り部100を待機位置から原稿読み取り位置へ回転させるために、原稿読み取り部100の正回転を開始する。なお、前述したように、ここでの説明は、対向板102が設けられた第一の読み取り位置の場合の説明である。従って、「正回転」とは、図5(b)において、対向板102が設けられた方向への回転である「反時計回り方向の回転」を指す。一方、第二の読み取り位置に設けられた対向板103の場合の「正回転」は、対向板103が設けられた方向への回転である「時計回り方向の回転」となる。
次に、S1302では、原稿読み取り部100は、現在の位置を検出するために画像を撮像し、撮像した画像をA/D変換して得られたデジタルデータをCPU801に送信する。CPU801は、ASIC802を介して、原稿読み取り部100からのデジタルデータを受信し、受信したデータを所定の閾値に基づいて、二値変換する。
S1303では、CPU801は、二値変換されたデータ列において、黒画素(B)が1画素目〜4画素目に検出されるかどうかにより、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に未達かどうかを判断する。そして、CPU801は、黒画素(B)が1画素目〜4画素目に出現した場合には、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に到達していないと判断してS1304に進み、そうでない場合にはS1305に進む。S1304では、CPU801は、原稿読み取り部100の正回転を続行し、S1302に戻る。
S1305では、CPU801は、二値変換されたデータ列において、全ての画素が黒画素(B)であるかどうかにより、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に到達したかどうかを判断する。そして、CPU801は、全ての画素が黒画素(B)である場合には、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に到達したと判断してS1309に進み、そうでない場合には、S1306に進む。S1309では、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に到達しているので、CPU801は、原稿読み取り部100の回転を停止させ、処理を終了する。
S1306では、CPU801は、二値変換されたデータ列において、黒画素(B)が6画素目〜9画素目に検出されるかどうかにより、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置を通過したかどうかを判断する。そして、CPU801は、黒画素(B)が6画素目〜9画素目に出現した場合には、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置を通過したと判断してS1307に進み、そうでない場合には、S1308に進む。S1307では、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置を通り過ぎているため、CPU801は、原稿読み取り部100を原稿読み取り位置に戻す必要がある。そのため、CPU801は、回転方向を逆回転(即ち、対向板102については、時計回り方向の回転)に変更して、原稿読み取り部100の逆回転を開始し、S1302に戻る。S1308では、CPU801は、二値変換されたデータ列において、黒画素(B)が出現していないので、原稿読み取り部100は対向板102まで到達していないと判断し、正回転を続行し、S1302に戻る。
ここまで、第一の読み取り位置に設置された対向板102を用いた原稿読み取り位置検出方法について、説明をしてきた。第二の読み取り位置に設置された対向板103を用いた原稿読み取り位置検出についても、正回転、逆回転の方向が対向板102の場合とは逆方向になることを除けば、図7のフローチャートに示す処理を適用することができる。
[原稿読み取り位置の検出の高速化]
前述したように、本実施例では、位置検出パターンとして、原稿読み取り位置に描かれた横線(直線)パターンと、左上から右下方向の斜線パターンが設けられている。一般に、CISセンサ部901による画像読み取りにおいては、画素数相応の読み出し時間が必要となる。例えば、原稿読み取り部100の回転速度が速く、CISセンサ部901のデータ読み出し時間が長い場合、CPU801が原稿読み取り部100の原稿読み取り位置到達を検出し、回転を停止させても、原稿読み取り位置を行き過ぎてしまう場合がある。そこで、本実施例では、原稿読み取り部100の行き過ぎを防止するために、読み取り画素数を減少させることにより、読み出し時間を短縮しつつ、原稿読み取り位置が近いことをCPU801が判断できるように、斜めの位置検出パターンを設けている。
本実施例においては、図6で説明したように、CISセンサ部901により読み取られる位置検出パターンは9つの画素で構成されている。そして、図6(b)に示す対向板102、103上に形成された位置検出パターンは、CISセンサ部901により左側から右側方向で読み取りが行われる。そのため、例えば、CISセンサ部901は、読み取られた位置検出パターンの画素のうち、左側から3分の1の画素のみのデータ読み出しを行うことにより、CPU801は、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に未達かどうかの検出を行うことができる。原稿読み取り位置に向けて回転中の原稿読み取り部100は、対向板102、103の上流側(上部側)より位置検出パターンの読み取りを行う。その結果、斜線の位置検出パターンの黒画素(B)は、まず、CISセンサ部901で読み取られた画素のうち、左側の画素に出現する。そのため、CISセンサ部901の3分の1の画素のみのデータ読み出しであっても、CPU801は、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に未達かどうかの検出を行うことができる。そこで、CISセンサ部901が対向板102に到達していないために、対向板上の位置検出パターンの黒画素を検出できない正回転時(S1308)においては、CPU801は原稿読み取り部100の回転速度を早く制御する。逆に、斜線の位置検出パターンの黒画素を検出したが、原稿読み取り位置まで到達しておらず、正回転を続行する場合(S1304)は、CPU801は原稿読み取り部100の回転速度を遅く制御する。このように原稿読み取り部100の回転制御を行うことにより、位置検出パターンを検出するまでの時間を短縮しつつ、原稿読み取り位置への原稿読み取り部100の停止精度を高めることができる。なお、本実施例では、CISセンサ部901は、対向板102上の位置検出パターンの読み取りを左側から右側に向かう方向で行う。例えば、CISセンサ部901による読み取りが対向板102の右側から左側に向かう方向で行われる場合には、斜線の位置検出パターンは対向板102の右上から左下方向に形成されることになる。
また、本実施例では、原稿読み出し位置の検出方法としてランレングス法を用いたが、ランレングス法に限定するものではなく、黒画素の検出位置から原稿読み出し位置を検出してもよい。更に、本実施例では、原稿読み取り位置に対向板を設置し、対向板に読み取り位置検出パターンを形成しているが、対向板を設置せず、搬送路そのものに読み取り検出パターンを形成してもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させることができる。原稿読み取り部100が撮像可能な位置に対向板を設置し、対向板に位置検出パターンを形成することにより、ホームポジションセンサ等を追加することなく、原稿読み取り部を所定の読み取り位置に精度よく停止させることができる。
本実施例では、実施例1とは異なる位置検出パターンについて説明する。なお、本実施例においては、原稿読み取り部100の基本的な構成や、位置検出の方法は、実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[位置検出パターンの概要]
図8に、本実施例における位置検出パターンを示す。図8(a)に示す位置検出パターンは、実施例1における位置検出パターンから原稿読み取り位置に描かれた横線の位置検出パターンを削除したものである。図8(b)は、原稿読み取り部100の位置検出結果と二値化後のデータを示し、図8(c)は、二値化後のデータのランレングスを示す。原稿読み取り部100の原稿読み取り位置の通過や、原稿読み取り位置に到達していない場合の検出方法は、実施例1と同様である。図8(a)において、位置検出パターンは、その斜線の中点で、原稿読み取り位置(破線(1)で示す位置)と交差している。従って、原稿読み取り部100の原稿読み取り位置(破線(1)で示す位置)への到達の検出には、図8(b)に示すように、原稿読み取り部100に読み取られた位置検出パターンの黒画素(B)が撮像範囲の中央である5画素目にあることを用いる。この場合のランレングスは、図8(c)に示すように、W4B1W4となる。そして、CPU801は、黒画素(B)の両側に白画素(W)の連続数が同じ数字(図8(c)ではW4)であることにより、読み取り位置に到達したと判断する。
図8(d)に示す位置検出パターンは、実施例1における位置検出パターンから斜線の位置検出パターンを削除したものである。図8(e)は、原稿読み取り部100の位置検出結果と二値化後のデータを示し、図8(f)は、二値化後のデータのランレングスを示す。図8(d)において、原稿読み取り部100の原稿読み取り位置(破線(2)で示す位置)の到達検出は、実施例1と同様に、全ての画素が黒画素(B9)となることにより判断される。図8(d)の位置検出パターンは、原稿読み取り部100に読み取られた位置検出パターンの黒画素(B)が撮像範囲の中央である5画素目に検出されなければならない図8(a)と比べ、高い左右取り付け位置精度は不要であるという特徴がある。
更に、図8(g)には、上述した位置検出パターンとは異なる位置検出パターンを示す。図8(g)は、二本の斜線の位置検出パターンで構成され、二本の斜線の位置検出パターンの交点が原稿読み取り位置となるように構成されている。図8(h)は、原稿読み取り部100の位置検出結果と二値化後のデータを示し、図8(i)は、二値化後のデータのランレングスを示す。図8(g)の破線(3)で示す原稿読み取り位置の検出は、図8(b)、(c)と同様に、原稿読み取り部100に読み取られた位置検出パターンの黒画素(B)が撮像範囲の中央である5画素目にあるかどうかにより行われる。図8(g)において、原稿読み取り部100が原稿読み取り位置を行き過ぎた位置(破線(4)で示す位置)では、図8(h)に示すように、中央の5画素目に白画素、両隣の4、6画素目に黒画素、更に両端の1〜3画素目、7〜9画素目は白画素となっている。図8(i)に示すように、ランレングスはW3B1W1B1W3となり、2つの黒画素(B1)の間に白画素(W1)が挟まれた二値化後のデータ列となっている。その結果、CPU801は、このランレングスに基づいて、原稿読み取り部100の位置が原稿読み取り位置にはないことを判断することができる。
本実施例における位置検出パターンの例を説明したが、原稿読み取り位置と原稿読み取り位置以外の位置において異なる位置検出パターンであれば、上述した位置検出パターンに限定するものでない。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させることができる。対向板に形成される位置検出パターンが、斜線の位置検出パターンや横線の位置検出パターンだけでも、ホームポジションセンサ等を追加することなく、原稿読み取り部を所定の読み取り位置に精度よく停止させることができる。
昨今、モノクロレーザビームプリンタであっても、カラー原稿の読み取り可能な原稿読み取り部100を備えた複合機能付画像形成装置が登場している。複合機能付画像形成装置においては、コピー機能については、モノクロ出力しか行えないが、スキャン機能については、カラー原稿の読み取りが可能である。そこで、本実施例では、位置検出パターンがカラー画像で構成された場合や、モノクロ階調で構成された場合について説明する。なお、本実施例においては、原稿読み取り部100の基本的な構成や、位置検出の方法は、実施例1、2と同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施例では、対向板102、103上に形成された、位置検出パターンのみが、実施例1、2と異なる。
[位置検出パターンの概要]
まず、カラー原稿を読み取り可能な画像読み取り部100に対応した位置検出パターンについて説明をする。図9(a)に、カラー画像である位置検出パターンの例を示す。図9(a)において、破線(1)、(2)、(3)は、それぞれ原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に未達の場合の位置、原稿読み取り位置に到達した場合の位置、原稿読み取り位置を通過した場合の位置を示す。そして、図9(a)においては、それぞれの破線を含む範囲は特定の色で構成されており、例えば、破線(1)を含む範囲を赤色(R)、破線(2)を含む範囲を緑色(G)、破線(3)を含む範囲を青色(B)で構成されている。図9(b)は、破線(1)の位置における各画素の赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の濃度を示している。同様に、図9(c)は、破線(2)の位置における各画素の濃度を、図9(d)は破線(3)の位置における各画素の濃度を示している。CPU801は、各画素の濃度に基づいて、図9(b)に示すように、赤色(R)成分が多い場合には、原稿読み取り部100は、原稿読み取り位置に到達していないと判断する。また、図9(d)に示すように、各画素の濃度において青色(B)成分が多い場合には、CPU801は、原稿読み取り部100は原稿読み取り位置を通過していると判断する。同様に、図9(c)に示すように、各画素の濃度において緑色(G)成分が多い場合には、CPU801は、原稿読み取り部100は、原稿読み取り位置に到達したと判断する。
次に、位置検出パターンがモノクロ階調で構成された場合の原稿読み取り部100の位置検出について説明する。図9(e)に、モノクロ階調で構成した位置検出パターンの例を示す。図9(e)において、破線(4)、(5)、(6)は、それぞれ原稿読み取り部100が原稿読み取り位置に未達の場合の位置、原稿読み取り位置に到達した場合の位置、原稿読み取り位置を通過した場合の位置を示す。そして、図9(e)においては、例えば、破線(4)を含む範囲を灰色、破線(5)を含む範囲を黒色、破線(6)を含む範囲を薄灰色で構成されている。図9(f)は、破線(4)の位置における画素の濃度を示す。同様に、図9(g)は、破線(5)の位置における画素の濃度を、図9(h)は破線(6)の位置における画素の濃度を示す。
まず、CPU801は、原稿読み取り部100のA/D変換された全ての画素の出力値の平均値を算出する。例えば、原稿読み取り部100において、A/D変換された黒色の画素濃度値は、白色の画素濃度値と比べて、小さくなる。その結果、図9(f)や図9(h)に示すように、CPU801は、全ての画素の濃度の平均値が、例えば50よりも大きい場合には、原稿読み取り部100は破線(4)に示す灰色で構成されている未達位置、又は破線(6)に示す行き過ぎ位置と判断できる。一方、図9(g)のように、画素の濃度の平均値が50以下の場合には、CPU801は、原稿読み取り部100は読み取り位置に到達したと判断する。なお、本実施例では、読み取り位置の到達・未達の閾値として、画素の濃度の平均値が50以下かどうかを用いたが、任意の閾値に設定することも可能である。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させることができる。対向板に形成された位置検出パターンが、カラー画像の位置検出パターンやモノクロ階調の位置検出パターンであっても、ホームポジションセンサ等を追加することなく、原稿読み取り部を所定の読み取り位置に精度よく停止させることができる。
本実施例では、原稿読み取り部が対向板上に形成された位置検出パターンを検出できずに、そのまま回転を続けることにより、部材を破壊してしまう事態を回避するために設けられるオーバーシュート検出板について、以下に説明する。なお、本実施例においては、原稿読み取り部100の基本的な構成や、位置検出の方法は、実施例1〜3と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[オーバーシュート検出板の概要]
図10を用いて、第二の対向板であるオーバーシュート検出板について説明をする。図10(a)に示すように、オーバーシュート検出板104は、対向板102よりも原稿読み取り部100の正回転方向(反時計回り方向)に対し、回転方向下流側に設置されている。同様に、オーバーシュート検出板105は、対向板103よりも原稿読み取り部100の正回転方向(時計回り方向)に対し、下流側に設置されている。共通搬送路80上を搬送される原稿の読み取り開始時には、CPU801は、原稿読み取り部100の正回転(時計回り方向の回転)を行い、対向板103の検出を行う。図10(a)に示すように、通常状態であれば、CPU801は、オーバーシュート検出板105の原稿読み取り部100の回転方向上流側にある対向板103を検出することができる。実施例1の図7に示すフローチャートでは、原稿読み取り開始時に原稿読み取り部100が白基準部材101に対面する待機位置にあることを前提にしている。そのため、図10(b)に示すように原稿読み取り部100が対向板103を通り過ぎた位置にある場合、CPU801が図7のフローチャートに沿って処理をスタートさせると、原稿読み取り部100を正回転させても、対向板103を検出することができない。このような状態は、例えば、ユーザが、共通搬送路80上に滞留した原稿や記録材を除去した際に、原稿読み取り部100に触れてしまった場合に起きることがある。そして、このような状態で、原稿読み取り部100がこのまま正回転を続けると、原稿読み取り部100が周囲の部材に接触し、部材の破損につながる可能性がある。そのため、CPU801は、オーバーシュート検出板105上に形成された第二の検出パターンを検出することにより、原稿読み取り部100が対向板103よりも下流側に回転したと判断し、原稿読み取り部100の回転を緊急停止させる。これにより、原稿読み取り部100に干渉する部材の破損等の発生を防ぐことができる。
[オーバーシュート検出パターンの概要]
次に、図10(c)に示すオーバーシュート検出パターンを用いて、CPU801が、原稿読み取り部100が対向板を通り過ぎてオーバーシュート検出板まで行き過ぎてしまう状態の検出を行う方法について、説明を行う。図10(c)に示すオーバーシュート検出パターンは、CISセンサ部901の画素の検出幅と同じ幅の複数の直線で構成された白黒パターンである。図10(d)は、原稿読み取り部100にて画像撮像を行った検出結果と、検出結果をA/D変換し、二値化後のデータである。二値化後のデータを実施例1で説明したように、ランレングス法にて処理をすると、図10(d)に示すように、W1B1W1B1W1B1W1B1W1と表現できる。2つ以上の黒画素(B)又は白画素(W)が連続する画素が存在しないため、画素の連続数は全て1になる。CPU801は、画素の連続数が全て1であることを検出することにより、原稿読み取り部100がオーバーシュート検出板まで行き過ぎた位置に到達していることを判断できる。
なお、オーバーシュート検出板104及びオーバーシュート検出板105のオーバーシュート検出パターンは、同じ検出パターンを使用することができる。共通搬送路80上の原稿を読み取るために、原稿読み取り部100を正回転(時計回り方向の回転)させているときに、CPU801は、オーバーシュート検出パターンを検出した場合には、オーバーシュート検出板105上の検出パターンであると判断できる。同様に、原稿専用搬送路81の原稿を読み取るために、原稿読み取り部100が正回転(反時計回り方向の回転)していて、オーバーシュート検出パターンを検出した場合は、CPU801はオーバーシュート検出板104上の検出パターンであると判断できる。
図10(e)は、図10(c)に示したオーバーシュート検出パターンとは異なる検出パターンであり、オーバーシュート検出板の領域を第一領域(左半分)と第二領域(右半分)に二分して、第一領域を白画素で、第二領域を黒画素で形成した例となっている。図10(f)には、原稿読み取り部100にて画像撮像を行った検出結果と、検出結果をA/D変換し、第一領域と第二領域における画素の濃度の平均値データを示す。
CPU801は、原稿読み取り部100のA/D変換された第一領域と第二領域の出力値(画素の濃度)の平均値を算出する。例えば、図10(f)のように、第一領域の画素の濃度の平均値が200よりも大きく、一方、第二領域の画素の濃度の平均値が50よりも小さい場合には、CPU801は、検出されたパターンは、オーバーシュート検出パターンであると判断する。そして、CPU801は、原稿読み取り部100は、対向板を通り過ぎて、オーバーシュート対向板が設けられた位置にあると判断する。また、実施例1と同様にランレングスを算出して、白画素と黒画素の連続数が同一であることを利用して、原稿読み取り部100は、オーバーシュート対向板が設けられた位置にあると判断してもよい。
[原稿読み取り部の回転制御シーケンス]
次に、図11を用いて、CPU801が原稿読み取り部100によるオーバーシュート検出パターンの検出結果に基づいて、どのように原稿読み取り部100の回転制御を行うかについて説明する。図11は、原稿読み取り部100による位置検出結果に基づいて、CPU801が原稿読み取り部100の回転制御を行う制御シーケンスを示したフローチャートである。図11は、実施例1の図7と比べて、S1310のオーバーシュート検出判断処理と、S1311のオーバーシュート検出時の原稿読み取り部100の回転停止処理が追加されている点が図7と異なる。図11において、S1301〜S1309までの処理は、実施例1の図7における処理と同様なので、説明を省略する。また、第一の読み取り位置と第二の読み取り位置の検出動作は同様であるので、以下の説明は、実施例1の図7と同様に、第一の読み取り位置の場合について行う。
S1306では、CPU801は、二値変換されたデータ列において、黒画素(B)が6画素目〜9画素目に出現するかどうか判断し、黒画素(B)が6画素目〜9画素目に出現した場合にはS1307に進み、そうでない場合には、S1310に進む。
S1310では、CPU801は、二値変換されたデータ列が前述したオーバーシュート検出パターンと一致するかどうか判断する。オーバーシュート検出パターンと一致した場合には、CPU801は、原稿読み取り部100が対向板102を通り過ぎてオーバーシュート検出板104まで到達していると判断してS1311に進み、一致しない場合には、S1308に進む。
S1311では、CPU801は、原稿読み取り部100がオーバーシュート検出板104に到達しているので、原稿読み取り部100の回転を停止させ、処理を終了する。
このように、オーバーシュート検出パターンを使用することにより、原稿読み取り部100がオーバーシュート検出板104、105まで回転したことを容易に検出することができる。なお、オーバーシュート検出パターンについては、単色の検出パターンを用いて説明を行ったが、例えば、実施例3で説明したようなモノクロ階調の検出パターンやカラー画像の検出パターンであってもよい。また、本実施例では、オーバーシュート検出時には、原稿読み取り部100の回転停止を行ったが、一旦、原稿読み取り部100を通常状態の待機位置まで復帰させた後に、再度、読み取り位置の検出を行う動作でもよい。あるいは、一旦、原稿読み取り部100の回転停止を行い、その後、画像読み取り部100の逆回転を行って、読み取り位置の検出を行う動作でもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、原稿の読み取り動作と記録材の画像形成動作を並行して実行する際の原稿の読み取り品質を向上させることができる。原稿読み取り部が撮像可能な位置にオーバーシュート検出板を設置することにより、原稿読み取り部が対向板を通り過ぎていることを精度よく検出することができる。
なお、上記の実施例においてはモノクロ画像を形成する画像形成装置の構成を前提に説明したが、本発明はカラー画像形成装置にも適用可能である。カラー画像形成装置としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成するための像担持体としての感光ドラムを並べて配置して、各感光ドラムから記録材、または、中間転写体に画像を転写する方式のカラー画像形成装置に適用できる。また、1つの像担持体(感光ドラム)に対して各色の画像を順次形成して、中間転写体にカラー画像を形成して記録材に転写する方式のカラー画像形成装置にも適用できる。
80、81 搬送路
100 原稿読み取り部
102、103 対向板
801 CPU
901 CISセンサ部

Claims (17)

  1. 原稿を読み取る原稿読み取り位置に回転可能な読み取り手段と、
    原稿が搬送される搬送路を介して前記読み取り手段と対面する位置に設けられ、前記読み取り手段が読み取り可能な第一の検出パターンが形成された第一の対向板と、
    前記読み取り手段の回転を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記読み取り手段により読み取られた前記第一の対向板の前記第一の検出パターンの読み取り結果に基づいて、前記読み取り手段の回転を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の検出パターンは、中点が前記原稿読み取り位置と交差する斜線から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一の検出パターンは、前記読み取り手段の読み取り方向に沿って、前記原稿読み取り位置に形成された直線から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一の検出パターンは、中点が前記原稿読み取り位置と交差する斜線と、前記読み取り手段の読み取り方向に沿って、前記原稿読み取り位置に形成された直線と、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一の検出パターンの前記斜線の起点は、前記読み取り手段の回転方向上流側で、かつ、前記読み取り手段の読み取り方向上流側であることを特徴とする請求項2又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の検出パターンは、単色で構成されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一の検出パターンは、前記原稿読み取り位置よりも前記読み取り手段の回転方向上流側の領域、前記原稿読み取り位置の領域、及び前記原稿読み取り位置よりも前記読み取り手段の回転方向下流側の領域から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一の検出パターンを構成する前記領域は、互いに異なる色で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一の検出パターンを構成する前記領域は、互いに異なるモノクロ階調で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記読み取り手段の回転方向下流側に、前記第一の検出パターンとは異なる第二の検出パターンが形成された第二の対向板を更に有し、
    前記制御手段は、前記読み取り手段により前記第二の対向板に形成された前記第二の検出パターンを読み取ったときには、前記読み取り手段の回転を停止させることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第二の検出パターンは、前記読み取り手段の回転方向に沿った複数の直線から構成されていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第二の検出パターンは、単色で構成されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記第二の検出パターンは、前記読み取り手段の回転方向に沿って二分された第一領域と第二領域から構成されていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  14. 前記第二の検出パターンを構成する前記第一領域と前記第二領域は、互いに異なる色で構成されていることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二の検出パターンを構成する前記第一領域と前記第二領域は、互いに異なるモノクロ階調で構成されていることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 原稿が搬送される前記搬送路は、原稿の第一面を読み取るための共通搬送路と、原稿の第二面を読み取るための専用搬送路と、を含むことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記共通搬送路と接続され、記録材を搬送するための搬送路を有し、
    前記制御手段は、前記読み取り手段により読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像形成手段により前記記録材を搬送するための搬送路を搬送される記録材に画像形成することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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