JP6000774B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オートドキュメントフィーダユニット(ADF)に代表される原稿読み取り装置、又はADFを備えた複写機やレーザビームプリンタ等に代表される画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置において、原稿を原稿読み取り部へ搬送する原稿搬送路と、記録材を画像形成部へ搬送する記録材搬送路は、互いに独立して構成されている。即ち、原稿と記録材の各々に対して、給紙部、所定の搬送経路を構成するガイド部材、複数の搬送ローラ、搬送ローラを駆動するモータ、排紙部等が互いに独立して配設されている。
このため、画像形成装置の全体的な機構構成の複雑化、コストの増大及び装置サイズの大型化を避けられなかった。この問題を解決するために、例えば特許文献1では、給紙部から排紙部に至る記録材搬送路中に原稿読み取り手段を配設することで、原稿搬送路と記録材搬送路を共通利用することにより、構成の簡素化と、コストダウン及びサイズダウンを提案している。
特開2000−185881号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている画像形成装置では、記録材搬送路中(例えば定着器と排紙部との間)に原稿読み取り手段が配設されている。そのため、原稿が記録材搬送路中に存在し、原稿読み取り動作中のときには、記録材への印字動作を停止しており、画像形成装置の生産性が低下していた。
更に、特許文献1の構成において複数の原稿の読み取りと複数の記録材への印字を行う場合、装置が原稿読み取り動作と印字動作を交互に実施すると、上述した理由により記録材印字の生産性が低下してしまう。これを回避するため、全ての原稿の読み取り動作を印字動作に先行して実施した後、記録材への印字動作を実施したとしても、十分な印字の生産性を得ることができない。そして更に、原稿読み取り後の全ての画像情報を保持しておく大容量の画像メモリが必要になり、コストアップを招く。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、記録材と原稿が共通の搬送路を使用する構成で、原稿読み取り動作と印字動作を並行して実施する場合における生産性の低下を抑制することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。
(1)記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成するために記録材が搬送される第一の搬送路と、前記画像形成手段により第一面に画像が形成された記録材を反転させて、再度、前記第一の搬送路に前記第一面に画像が形成された記録材を搬送するために記録材が搬送される第二の搬送路と、を備える画像形成装置であって、原稿を前記第二の搬送路に供給するための原稿給紙部と、前記原稿給紙部から前記第二の搬送路へ搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、記録材の前記第一面に画像を形成するために該記録材を前記第一の搬送路に搬送し、前記第一面に画像が形成された前記記録材を前記第二の搬送路に搬送させた後、前記第一面に画像が形成された前記記録材が前記第二の搬送路を搬送中に、該記録材と重ならないように前記原稿を前記第二の搬送路に搬送する際のタイミングを制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成するために記録材が搬送される第一の搬送路と、前記画像形成手段により第一面に画像が形成された記録材を反転させて、再度、前記第一の搬送路に前記第一面に画像が形成された記録材を搬送するために該記録材が搬送される第二の搬送路と、を備える画像形成装置であって、原稿を前記第二の搬送路に供給するための原稿給紙部と、前記原稿給紙部から前記第二の搬送路へ搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、前記画像形成手段により画像が形成された記録材を前記第二の搬送路に搬送するための反転開始位置から該記録材の搬送を開始するタイミングを制御することにより、前記第二の搬送路において原稿と前記記録材が交互に搬送されるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、記録材と原稿が共通の搬送路を使用する構成で、原稿読み取り動作と印字動作を並行して実施する場合における生産性の低下を抑制することができる。
実施例1の画像形成装置の構成を示す断面図、両面印字プロセスの説明図 実施例1の原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1の原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1の原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作を説明する図 実施例1の制御部の構成を示すブロック図 実施例1〜4の原稿読み取り部の回路構成を示すブロック図、実施例1の原稿及び記録材の共通搬送路への搬送順の説明図 実施例1の原稿の搬送開始待ちと両面搬送路への突入動作を示す図 実施例1の記録材と原稿の搬送動作を説明するタイミングチャート 実施例1のCPUの動作を説明するためのフローチャート 実施例2の制御部の構成を示すブロック図、原稿及び記録材の共通搬送路への搬送順の説明図 実施例2の原稿の搬送開始待ちと両面搬送路への突入動作を示す図 実施例2の原稿の両面搬送路内の搬送動作を示す図 実施例2の記録材と原稿の搬送動作を説明するタイミングチャート 実施例2のCPUの動作を説明するためのフローチャート 実施例3の記録材の搬送開始待ちと搬送動作を示す図 実施例3の記録材と原稿の搬送動作を説明するタイミングチャート 実施例3のCPUの動作を説明するためのフローチャート 実施例4の記録材の搬送開始待ちと両面搬送路への突入動作を示す図 実施例4の記録材の両面搬送路内の搬送動作を示す図 実施例4の記録材と原稿の搬送動作を説明するタイミングチャート 実施例4のCPUの動作を説明するためのフローチャート
以下本発明を実施するための形態を、実施例により詳しく説明する。
[画像形成装置における画像形成プロセス]
まず、画像形成プロセスについて説明する。図1(a)は、実施例1の画像形成装置1の断面図である。図1(a)において、画像形成装置1の中央には、像担持体である回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10に並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。画像形成指示を受けると、光学ユニット2が具備する発光部21は、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面には、電荷による潜像画像が形成される。感光ドラム10表面の潜像画像に、現像ローラ11が保持しているトナーを付着させて現像が行われると、感光ドラム10の表面にトナー画像が形成される。
第一の給紙手段である第一給紙部30には、搬送ローラ40と排紙ローラ60間に構成された第一の搬送路である画像形成のための搬送路を搬送され、画像形成が行われる記録材Sが収納されている。画像形成指示を受けると、記録材Sは、カセット(以下、CST)ピックアップローラ31と分離部材32により、1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。搬送ローラ40は、感光ドラム10上のトナー画像が記録材Sの所定の位置に転写されるように、搬送タイミングを調整して、記録材Sを転写部15へと搬送する。
感光ドラム10上のトナー画像は、転写部15に印加される転写電圧と圧力によって、記録材Sに転写され、記録材Sは定着部50に搬送される。定着部50では、加熱ローラ51の熱と、加熱ローラ51に対向した加圧ローラ52の圧力により、トナー画像が記録材Sに定着される。トナー画像が定着された記録材Sは、排紙ローラ60に搬送される。
片面印刷の場合、排紙ローラ60は記録材Sをそのまま機外へ搬送し、記録材Sは第一排紙部70に積載される。両面印刷の場合には、排紙ローラ60は、記録材Sの搬送方向後端(以下、「後端」という)が両面フラッパ61を通過するまで、記録材Sを搬送する。そして、記録材Sが両面フラッパ61を通過したことを検知すると、両面フラッパ61は、記録材Sの搬送先を、記録材Sと原稿Gが共に搬送される第二の搬送路である両面搬送路80側になるように切り替える。そして、排紙ローラ60は逆回転し、記録材Sを両面搬送路80へ搬送する。図1(b)に示すように、スイッチバックされた記録材Sは、搬送ローラ41により、読取手段である原稿読み取り部100に搬送される。更に、記録材Sは、搬送ローラ42及び40により、再び転写部15へ搬送され、記録材Sのもう片面へのトナー画像の転写、定着部50によるトナー画像の記録材Sへの定着を経て、排紙ローラ60により、第一排紙部70に積載されていく。
[原稿の両面読み取りと記録材の両面印刷の動作]
次に、原稿の画像の読み取りと、記録材への両面印刷を実施するプロセスについて説明する。図2−1(a)は、原稿Gの表面の読み取りを開始したときの状態を示した説明図である。両面搬送路80の搬送方向上流側に設けられた、第二の給紙手段である第二給紙部90に収納された原稿Gは、原稿ピックアップローラ91と分離部材92により、1枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。原稿読み取り部100は、第二給紙部90から搬送された原稿Gの表面である第一面目の読み取りを開始する前に、白基準部材101への発光と、白基準値の補正を実施した後、両面搬送路80に対面する位置に回転する。搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読み取り部100に搬送する。原稿読み取り部100は、原稿Gの搬送方向先端部(以下、「先端部」という)を検知すると、原稿G上の画像の読み取りを行う。原稿読み取り部100で読み取られた画像は、原稿第一面目の原稿画像データとして、後述する画像メモリ804に記憶される。尚、白基準部材101は、図中下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされているものとする。またここでは、基準部材に白基準板を使用しているが、基準部材の色は白色に限定されない。
図2−1(b)は、原稿Gの表面である第一面目の読み取りを終了したときの状態を示した説明図である。原稿読み取り部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過したことを検知すると停止し、原稿Gは、搬送ローラ42に挟持された状態で停止する。
図2−2(c)は、原稿Gの裏面である第二面目の読み取りを開始したときの状態を示した説明図である。スイッチバックフラッパ82が原稿Gの搬送路を、両面搬送路80側から第三の搬送路である原稿専用搬送路81側に切り替えると、原稿読み取り部100は、原稿専用搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転し、原稿Gは、原稿専用搬送路81に沿って、原稿読み取り部100へと反対方向に搬送される。原稿読み取り部100は、原稿Gの先端部を検知すると、原稿Gの裏面である第二面目の画像を読み取り、画像メモリ804に原稿第二面目の原稿画像データとして記憶する。なお、原稿Gの裏面の読み取りを行わない場合には、原稿Gは、原稿専用搬送路81を搬送ローラ43及び44により搬送され、第二排紙部110に積載される。
第一給紙部30から給紙された記録材Sは、1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。感光ドラム10への発光部21からのレーザ光により、まず画像メモリ804に記憶された原稿Gの裏面である第二面目の原稿画像データに基づいた潜像画像が、感光ドラム10上に形成される。次に、記録材Sは、転写部15で潜像画像を現像して形成されたトナー画像を転写された後、定着部50に搬送され、原稿Gの第二面目に対する画像形成が完了する。なお、図2−2(c)では、原稿Gの裏面である第二面目の画像の読み取りの開始と共に、記録材Sの給紙を開始しているが、原稿Gの第二面目の画像を読み取った後に、記録材の給紙を開始してもよい。
図2−2(d)は、原稿Gの裏面の読み取りを終了したときの状態を示す説明図である。原稿読み取りを終了すると、原稿Gは、搬送ローラ43及び44により搬送され、第二排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、両面搬送路80を搬送される記録材Sが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、記録材Sの搬送路を原稿専用搬送路81から両面搬送路80へ切り替える。原稿第二面目に対する画像形成が完了した記録材Sは、記録材Sの搬送方向下流側に設けられた排紙ローラ60の逆回転によって、両面フラッパ61によって切り替えられた両面搬送路80に搬送される。
図2−3(e)は、記録材Sが原稿Gの第一面に対する画像形成を行うために、画像形成部に搬送される状態を示す説明図である。第一面に画像が形成された記録材の第二面に画像を形成するための両面搬送路である両面搬送路80に搬送された記録材Sは、センサ部が原稿専用搬送路81側に対面している原稿読み取り部100を通過し、搬送ローラ42へと搬送される。そして、記録材Sは、破線で示したように、搬送ローラ40、42により、再び転写部15へ搬送される。既に原稿Gの第二面目に対する画像形成が終了している記録材Sに、画像メモリ804に記憶された原稿Gの第一面目の原稿画像データに基づいたトナー画像の画像形成が行われ、記録材Sは、第一排紙部70に積載される。
[画像形成装置の制御部の概要]
図3は、画像形成装置1を制御するCPU801を備えた制御部800の構成を示すブロック図である。図3において、回転多面鏡、モータ及びレーザ発光素子等を有する発光部21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)802に接続されている。CPU801は、感光ドラム10上にレーザ光を走査して所望の潜像を描くため、ASIC802に対して制御信号を出力し、光学ユニット2に設けられた発光部21の制御を行う。メインモータ830は、記録材Sを搬送するために、CSTピックアップローラ31、搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52を駆動する。CST給紙ソレノイド822は、記録材Sを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンされて、CSTピックアップローラ31を駆動させる。両面駆動モータ840は、原稿ピックアップローラ91、搬送ローラ41〜44を駆動する。排紙ローラ駆動モータ850は、排紙ローラ60を駆動する。CPU801は、ASIC802を介して、メインモータ830、CST給紙ソレノイド822、両面駆動モータ840、排紙ローラ駆動モータ850等の駆動系の制御を行う。
CPU801は、電子写真プロセスに必要な帯電電圧、現像電圧、転写電圧を制御する高電圧電源810、低電圧電源811、定着部50を制御する。更に、CPU801は、定着部50に設けられた不図示のサーミスタにより温度を検知し、定着部50の温度を一定に保つ制御を行う。
また、プログラムメモリ803は、不図示のバスを介して、CPU801に接続されている。プログラムメモリ803には、CPU801が行う処理を実行するためのプログラム及びデータが格納され、CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータに基づいて、画像形成装置1の動作を制御する。
ASIC802は、CPU801からの指示に基づいて、発光部21内部のモータの速度制御や、メインモータ830、両面駆動モータ840、排紙ローラ駆動モータ850の速度制御を行う。ASIC802は、各モータから出力されるタック信号(モータが回転される毎に、モータから出力されるパルス信号)を検出して、タック信号の出力間隔が所定の時間となるよう、各モータに対し加速又は減速信号を出力して、モータの速度制御を行う。このように、モータ等の制御は、ASIC802のようにハードウエア回路で対応したほうが、CPU801の制御負荷の低減となる。
次に、記録材の印刷時における制御部800の制御動作について説明する。CPU801は、不図示のホストコンピュータから記録材への印刷を指示するプリントコマンドを受信すると、ASIC802を介して、メインモータ830、両面駆動モータ840、CST給紙ソレノイド822を駆動して記録材Sを搬送する。記録材Sは、転写部15により感光ドラム10上に形成されたトナー像が転写された後、定着部50によってトナー像が記録材に定着されて、排紙ローラ60により記録材積載部としての第一排紙部70へ排出される。記録材の整列性を高めるため、第一排紙部70は、排紙口付近から記録材排出方向に向けて、緩やかな上り勾配が設けられている。ここで、CPU801は、低電圧電源811から定着部50に所定の電力供給を行い、定着部50に所望の熱量を発生させて記録材Sを加熱することにより、記録材S上のトナー画像を融着させ、記録材Sに定着させる。
続いて、原稿読み取り時における制御部800の制御動作について説明する。CPU801は、不図示のホストコンピュータから原稿Gの読み取りを指示するスキャンコマンドを受信すると、ASIC802を介して、両面フラッパソレノイド820、両面駆動モータ840を駆動し、原稿給紙ソレノイド823を操作する。その結果、両面駆動モータ840のトルクが原稿ピックアップローラ91に伝達され、原稿Gが搬送される。また、原稿読み取り部100は、ASIC802からの制御信号であるCISSTART信号902、CISLED信号903、Sl_in信号912、Sl_select信号913、SYSCLK信号914に基づいて、原稿Gの読み取りを行う。なお、これらの制御信号の詳細については後述する。そして、CPU801は、ASIC802を介した制御により、原稿読み取り部100からSl_out信号910として出力される、読み取られた原稿画像データを、ASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。その後、CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を原稿専用搬送路81側に倒し、両面駆動モータ840を反転させ、原稿Gを第二排紙部110まで搬送させる。
[原稿読み取り部の概要]
次に、図4(a)を用いて原稿読み取り部100の詳細について説明する。図4(a)は、原稿読み取り部100の回路ブロック図を示した図である。図4(a)において、CIS(Contact Image Sensor)センサ部901は、コンタクトイメージセンサ部分であり、例えば、10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば、1200dpi)でアレイ状に配置されている。CISSTART信号902は、CISセンサに入力される原稿読み取りのスタートパルス信号であり、CISLED信号903は、発光素子907を制御する制御信号である。電流増幅部906は、CISLED信号903に基づいて、発光素子907に供給する電流の制御を行い、発光素子907は、原稿Gを均一に照射する。タイミングジェネレータ917は、SYSCLK信号914を入力して、ADCLK信号916と、CISCLK信号915を生成する。SYSCLK信号914は、原稿読み取り部100の動作速度を決定するシステムクロックであり、ADCLK信号916は、A/Dコンバータ908のサンプリング速度を決定するサンプリングクロックである。CISCLK信号915は、シフトレジスタ905の出力信号であるCISSNS信号918の転送クロックとして使用される。
次に、原稿読み取り動作について説明する。CISSTART信号902がアクティブになると、CISセンサ部901は、発光素子907から照射され、原稿Gに反射されて受光した光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904に蓄積された電荷データを順次、設定する。タイミングジェネレータ917は、シフトレジスタ905に、例えば、クロック周波数が500kHz〜1MHz程度のCISCLK信号915を出力する。シフトレジスタ905は、入力されたCISCLK信号915に同期させて、出力バッファ904に設定された電荷データを、CISSNS信号918としてA/Dコンバータ908に出力する。CISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、A/Dコンバータ908は、転送クロックであるCISCLK信号915の立ち上りタイミングから所定の時間が経過した後に、CISSNS信号918をサンプリングする必要がある。また、CISSNS信号918は、転送クロックであるCISCLK信号915の立ち上りエッジと立ち下りエッジの双方のエッジに同期して、シフトレジスタ905から出力される。そのため、CISSNS信号918をサンプリングするクロックであるADCLK信号916は、その周波数がCISCLK信号915の2倍の周波数となるように、タイミングジェネレータ917にて生成される。そして、CISSNS信号918は、ADCLK信号916の立ち上りエッジでサンプリングされる。タイミングジェネレータ917は、入力されたシステムクロックであるSYSCLK信号914を分周して、ADCLK信号916と、転送クロックであるCISCLK信号915を生成する。ADCLK信号916の位相は、転送クロックのCISCLK信号915と比べ、前述したデータ保証領域分だけ遅延している。
CISSNS信号918は、A/Dコンバータ908でディジタル変換されて、CISSNS_D信号919として、出力インターフェース回路909に出力される。出力インターフェース回路909は、CISSNS_D信号919を、シリアルデータのSl_out信号910として、所定のタイミングで出力する。その際、スタートパルスであるCISSTART信号902から所定画素分のCISSNS_D信号919には、アナログ出力基準電圧が出力されており、有効画素としては使用できない。
また、制御回路911は、ASIC802を介して、CPU801からのSl_in信号912、Sl_select信号913に基づいて、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインの制御を行う。例えば、読み取られた原稿の画像のコントラストが得られない場合は、CPU801は、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくすることによりコントラストを増加させ、常に最良なコントラストで原稿の読み取りを行うことができる。
ここでは、全ての画素の画像情報が1つの出力信号であるCISSNS_D信号919として出力される装置構成を用いて説明を行なったが、原稿の高速読み取りのために、画素をエリア毎に分割し、複数エリアを同時にA/D変換を行う構成でも良い。また、原稿読み取り部100にCISセンサを用いた実施例にて説明を行ったが、CISセンサは、CMOSセンサやCCDセンサ等で置き換えることができる。
[原稿の搬送タイミング]
次に、本実施例の複数枚の原稿G両面の画像情報の読み取りと、読み取った画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字する際の、原稿Gの搬送タイミング制御について説明する。なお、説明文中において、記録材S又は原稿Gが複数枚存在し、複数枚の記録材S及び原稿Gをそれぞれ区別して説明する場合には、第一給紙部30に収納されている記録材Sを、画像形成時の搬送順からそれぞれS1、S2、S3、という定義規則で呼称する。同様に、原稿給紙部である第二給紙部90に収納されている原稿Gを、原稿読み取り時の搬送順からそれぞれG1、G2、G3、という定義規則で呼称する。特に複数枚であることに特化した説明を行わない場合は、説明文中で記録材S、原稿Gと表記して説明する。
また、排紙ローラ60から搬送ローラ41へ至る搬送路を記録材搬送路83、原稿ピックアップローラ91から搬送ローラ41へ至る搬送路を原稿搬送路84、搬送ローラ41から搬送ローラ42へ至る搬送路を共通搬送路85と定義して、以降の説明を行う。図4(b)は、本実施例における原稿G及び記録材Sの共通搬送路85への搬送順の説明図である。n枚の原稿の両面画像読み取りとn枚の記録材への両面画像印字プロセスの場合、原稿G1、記録材S1、原稿G2、記録材S2、原稿G3、・・・、記録材Sn−1、原稿Gn、記録材Snという順番で原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させる。このような順番で原稿G及び記録材Sを交互に搬送させながら、連続して原稿Gの読み取りと記録材Sの画像形成を実施する。本実施例では、原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させる搬送制御を実現するために、原稿Gの原稿搬送路84内への搬送開始時刻を制御している点に特徴がある。
本実施例の動作の説明をするにあたっては、前述した原稿Gと記録材Sの搬送順制御のうち、特に記録材S1と原稿G2の搬送順制御に焦点を当てて説明する。そのため以下の説明においては、既に原稿G1の両面の読み取りが完了し、記録材S1には原稿G1の裏面である第二面が印字され、記録材S1が共通搬送路85に向かって搬送中である状況が成り立っているとして、それ以降の動作について詳述する。
図5(a)は、原稿G2の搬送開始待ちの説明図である。ここで、原稿G2を示す濃い実線の両端に矢印が記載されていないが、これは原稿G2が停止していることを示し、以降同様とする。記録材S1は、第一排紙部70で一旦停止したあと、反転開始位置である排紙ローラ60の位置から排紙ローラ60によって搬送を開始される。そして、記録材S1は、排紙ローラ60によって記録材搬送路83内を搬送され、共通搬送路85への突入を開始する。原稿G2は、第二給紙部90に収納されており、後述するようにCPU801によって算出された原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻まで待機する。原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻とは、画像形成装置1のプリント開始時刻を基準時刻とした時刻である。かつ、原稿G2が原稿搬送路84を通過して共通搬送路85へと搬送される際、記録材S1と原稿G2が、共通搬送路85内で衝突することを避け、原稿G2が記録材S1の後端を追随するように搬送することが可能となる原稿G2の搬送開始時刻のことでもある。
図5(b)は、原稿G2の共通搬送路85への突入動作の説明図である。基準時刻からの時間経過が、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻に達すると、原稿G2は原稿ピックアップローラ91と分離部材92によって第二給紙部90から原稿搬送路84を通過し共通搬送路85に向かって搬送を開始する。原稿G2が共通搬送路85へ突入すると、原稿G2は搬送ローラ41に挟持される。原稿G2の先端が搬送ローラ41に挟持された時点で、記録材S1の後端は既に搬送ローラ41の通過を完了しており、原稿G2と記録材S1は互いに衝突しない十分な搬送間隔を持って共通搬送路85内を搬送される。一方、原稿読み取り部100は、原稿G2が共通搬送路85に突入し、原稿G2の表面である第一面目の読み取りを開始する前までに、原稿読み取り準備を終えておき、原稿G2の読み取りに備える。原稿読み取り準備とは、画像メモリ804内の画像記憶領域の確保や、共通搬送路85に対面する位置に画像読み取り部100を回転する動作等が該当する。原稿G2が原稿読み取り部100を通過すると、原稿読み取り部100が原稿G2の表面である第一面目の画像情報を読み取り、画像メモリ804へ画像情報を記憶する。
ここで、記録材S1の記録材搬送路83内の搬送速度をVp1、記録材S1の共通搬送路85内の搬送速度をVp2、原稿G2の原稿搬送路84内の搬送速度をVs1、原稿G2の共通搬送路85内の搬送速度をVs2とする。本実施例においては、Vp1は画像形成に最適な搬送速度によって決まり、Vs1、Vs2は原稿読み取りに最適な搬送速度によって決まることになり、Vp1、Vs1、Vs2は印字動作中に変化しない。また、共通搬送路85内への突入後は原稿G2の先端と記録材S1の後端の距離を一定に保ったまま搬送されるように、Vp2=Vs2となる搬送速度Vp2で記録材S1を制御する。
本実施例においては、記録材S1と原稿G2が共通搬送路85内で衝突することを避けるために、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻のみを制御し、原稿G2の原稿搬送路84内での搬送速度Vs1は制御しない。即ち、第二給紙部90から原稿G2の搬送を開始するタイミングのみを制御する。以降は、原稿G2の裏面である第二面目の読み取り、記録材S1への原稿G1の表面である第一面目の印字、記録材S2への原稿G2の裏面である第二面目の印字が実施される。ただし、以降の動作は図2−2(c)及び図2−3(e)で既に説明したプロセスにより実施されるため、詳細な説明は省略する。以上が、複数枚の原稿Gの両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字する際の、原稿Gの共通搬送路85への搬送タイミング制御についての説明である。
[記録材と原稿の搬送動作の説明]
図6は、記録材S1と原稿G2の搬送動作を説明するタイミングチャートである。図6において、記録材S1の記録材搬送路83通過中を(a)、記録材S1の搬送ローラ41通過中を(b)、記録材S1の共通搬送路85通過中を(c)に示す。また、原稿G2の原稿搬送路84通過中を(d)、原稿G2の搬送ローラ41通過中を(e)、原稿G2の共通搬送路85通過中を(f)に示す。ここで、プリント開始時刻を基準時刻0とした記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻をt131、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻をt132とする。更に、プリント開始時刻を基準時刻とした記録材S1の搬送ローラ41通過完了時刻をt133、原稿G2の搬送ローラ41通過開始時刻をt134と定義する。また、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間をT135、記録材S1の搬送ローラ41通過開始から完了までの所要時間をT136と定義する。更に、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間をT137と定義する。
搬送ローラ41通過開始時刻とは、原稿G又は記録材Sの先端が搬送ローラ41に到達した時刻を意味し、搬送ローラ41通過完了時刻とは、原稿G又は記録材Sの後端が搬送ローラ41を離れた時刻を意味する。本実施例の構成においては、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132を制御することにより、記録材S1と原稿G2の共通搬送路85の通過順を制御する。ここでは、記録材S1は原稿G2に先行して共通搬送路85を搬送されるように制御するため、図6に示すように、原稿G2の搬送ローラ41通過開始時刻t134よりも、記録材S1の搬送ローラ41通過完了時刻t133が先になる。即ち、記録材S1の後端が搬送ローラ41を通過したあとに、原稿G2の先端が搬送ローラ41に到達するようにすることで、記録材S1と原稿G2が、共通搬送路85内で衝突することを避ける。CPU801は、既知の情報である記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131と、記録材搬送速度Vp1、Vp2と原稿搬送速度Vs1、Vs2を用いて、所要時間T135、T136、T137、時刻t132、t133、t134の算出を行う。
[原稿の搬送開始決定処理]
以下に、CPU801による原稿G2の搬送開始決定処理について図7を用いて説明する。CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)から複数枚の原稿Gの両面の読み取りと複数枚の記録材Sへの両面の印字の指示を受ける。CPU801は読み取り制御と印字制御を行う過程で、原稿Gの搬送開始待機状態から搬送開始までの図7に記載の処理を実行する。以下では、原稿G2の搬送開始決定処理を説明する。
ステップ(以下、S)1401でCPU801は、既知の情報である記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を取得する。ここでCPU801が取得する時刻t131は、排紙ローラ60の逆回転開始時刻など、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻に相当する情報をCPU801内のRAM等に保持しておいたものを使用する。S1402でCPU801は、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間T135、記録材S1の搬送ローラ41通過開始から完了までの所要時間T136を算出する。更にCPU801は、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間T137を算出する。
CPU801は、搬送経路長等の既知の情報と、記録材S1の搬送速度Vp1、Vp2又は原稿G2の搬送速度Vs1を使用することにより、所要時間T135、T136、T137を算出可能である。具体的には、排紙ローラ60と搬送ローラ41間の搬送経路長と記録材S1の搬送速度Vp1とから所要時間T135を算出できる。また、記録材S1の搬送方向の長さと記録材S1の搬送速度Vp2(=Vs2)とから所要時間T136を算出できる。更に、原稿ピックアップローラ91と搬送ローラ41間の搬送経路長と原稿G2の搬送速度Vs1とから所要時間T137を算出できる。また、事前に搬送速度Vp1、Vp2、Vs1と所要時間T135、T136、T137との対応を示すテーブルを作成してプログラムメモリ803等に保持しておき、必要に応じてCPU801が各所要時間を参照する方法を用いてもよい。
S1403でCPU801は、時刻t131に所要時間T135と所要時間T136を加算し、記録材S1の搬送ローラ41通過完了時刻t133を算出する(t133=t131+T135+T136)。既に説明したように、原稿G2の搬送ローラ41通過開始時刻t134よりも時刻t133の方が先になるように原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132を制御する必要がある。よって、S1404でCPU801は、t133≦t134となる時刻t134を算出する。ここで、CPU801は、時刻t133と時刻t134との時刻差に搬送速度の変動や機械的な精度等を考慮したある一定の余裕を持たせるように、時刻t134を算出する。例えば、搬送速度の変動や機械的な精度等を考慮したある一定の余裕を持たせた時間差をΔtとすると、t134=t133+Δtのようにする。
S1405でCPU801は、S1404で算出した時刻t134から所要時間T137を減算し、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132を算出する(t132=t134−T137)。S1406でCPU801は、不図示のタイマ等を参照することにより、現在時刻が時刻t132を経過しているかどうかを判断し、経過していないと判断した場合は、S1407で処理の一定期間待機を行い、S1406の処理に戻る。一方、S1406でCPU801は、現在時刻が時刻t132を経過したと判断した場合は、原稿G2の搬送を開始する。以上が、CPU801による原稿G2の搬送開始決定処理の説明である。
本実施例の構成では、プリント開始時刻を基準時刻とした記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131の情報を保持し、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132の算出に使用した。しかし、記録材S1の搬送路の途中にセンサ等を配置する構成を取り、記録材S1がこのセンサを通過した時刻を用いて、時刻t132を算出する構成にしてもよい。また、記録材S1の第一給紙部30からの給紙開始時刻を用いて、時刻t132を算出する構成にしてもよい。なお本実施例では、原稿Gの表面である第一面目を読み取った後に原稿Gの裏面である第二面目を読み取るという順序で原稿Gの両面読み取りを行っている。また、記録材Sの裏面である第二面目を印字した後に記録材Sの表面である第一面目を印字するという順序で記録材Sの両面印字を行っている。しかし、本発明は上述した順序に限定されない。原稿Gの両面読み取り順序及び記録材Sの両面印字順序を変更したとしても、本発明は実施可能である。
このように、本実施例の構成によれば、原稿G2の原稿搬送路84内の搬送タイミング制御を可能とし、その結果、原稿Gと記録材Sの搬送順や搬送間隔を的確に制御することができる。これにより、複数枚の原稿Gの両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施するプロセスを、複雑な装置構成を取ることなく、高い生産性を持って実現することができる。以上、本実施例によれば、記録材と原稿が共通の搬送路を使用する構成で、原稿読み取り動作と印字動作を並行して実施する場合における生産性の低下を抑制することができる。
実施例1は、記録材Sが原稿Gよりも先に共通搬送路85を通過し、なおかつ原稿搬送開始時刻のみによって原稿Gの共通搬送路85への搬送タイミングを調整する構成であった。実施例2は、原稿Gが記録材Sよりも先に共通搬送路85を通過し、なおかつ原稿搬送速度と原稿搬送開始時刻の両方によって共通搬送路85の搬送タイミングを調整する点が実施例1と異なる。画像形成装置1の全体構成は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。ただし、実施例1の構成である制御部800は、本実施例では制御部1500となっている点が異なる。
[画像形成装置の制御部の概要]
以下に制御部1500について説明する。図8(a)は、本実施例における画像形成装置1のCPU801を中心とした制御部1500の説明図である。ASIC802によって制御される原稿反転駆動モータ860、原稿給紙駆動モータ870、原稿専用搬送路駆動モータ880を有する点が実施例1と異なる。以下に各モータが駆動するローラを記載する。実施例1で原稿ピックアップローラ91及び搬送ローラ41〜44を駆動していた両面駆動モータ840は、本実施例では搬送ローラ41のみを駆動する。そして、原稿反転駆動モータ860は、搬送ローラ42を駆動する。また、原稿給紙駆動モータ870は、原稿ピックアップローラ91を駆動する。更に、原稿専用搬送路駆動モータ880は、搬送ローラ43、44を駆動する。なお、実施例1同様、排紙ローラ駆動モータ850は、排紙ローラ60を駆動する。その他、制御部800と同じ機能については同一符号を付けて説明は省略する。
[原稿の搬送タイミング]
次に、本実施例の複数枚の原稿G両面の画像情報の読み取りと、読み取った画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施する際の、原稿Gの共通搬送路85への搬送タイミング制御方法について説明する。なお、本実施例においても、記録材S又は原稿Gが複数枚存在し、複数枚の記録材S及び原稿Gをそれぞれ区別して説明する場合には、実施例1と同様の定義規則を用いる。
図8(b)は、本実施例における原稿G及び記録材Sの共通搬送路85への搬送順の説明図である。原稿G1、原稿G2、記録材S1、原稿G3、記録材S2、・・・、原稿Gn−1、記録材Sn−2、原稿Gn、記録材Sn−1、記録材Snという順番で原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させる。このように原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させながら、原稿Gの読み取りと記録材Sの画像形成を実施する。本実施例では、原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させる搬送制御を実現するために、原稿Gの搬送開始時刻と原稿Gの搬送速度の両方を制御している点に特徴がある。
本実施例の動作の説明をするにあたっては、前述した原稿Gと記録材Sの搬送順制御のうち、特に記録材S1と原稿G2の搬送順制御に焦点を当てて説明する。そのため、以下の説明においては、既に原稿G1両面の読み取りが完了し、記録材S1に原稿G1の裏面である第二面目を印字すべく、記録材S1が第一給紙部30から搬送を開始している状況が成り立っているとして、それ以降の動作について詳述する。
図9−1(a)は、原稿G2の搬送開始待ちの説明図である。記録材S1は、転写部15と定着部50を通過し、既知の画像形成プロセスによって記録材S1の片面には原稿G1の裏面である第二面目の印字が行われる。原稿G2は、第二給紙部90に収納されており、後述するようにCPU801によって算出された原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻まで待機する。原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻とは、画像形成装置1のプリント開始時刻を基準時刻とした時刻のことであり、更に次のような時刻のことである。即ち、原稿G2が第二給紙部90から共通搬送路85へと搬送される際、記録材S1と原稿G2が、共通搬送路85内で衝突することを避け、記録材S1が原稿G2の後端を追随するように搬送することが可能となる原稿G2の搬送開始時刻のことでもある。
図9−1(b)は、原稿G2の共通搬送路85への突入動作の説明図である。基準時刻からの時間経過が、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻に達すると、原稿G2は原稿ピックアップローラ91と分離部材92によって第二給紙部90から原稿搬送路84を通過し共通搬送路85に向かって搬送を開始する。このときの原稿G2の原稿搬送路84内の搬送速度をVs1とする。搬送速度Vs1は、記録材S1と原稿G2が、共通搬送路85内で衝突することを避け、記録材S1が原稿G2の後端を追随するように搬送することが可能となる搬送速度へと調整される。原稿G2が共通搬送路85へと突入すると、原稿G2は搬送ローラ41に挟持され搬送される。記録材S1は排紙ローラ60に挟持され、第一排紙部70の方向に搬送される。一方、原稿読み取り部100は、原稿G2が共通搬送路85に突入し、原稿G2の表面である第一面目の読み取りを開始する前までに、原稿読み取り準備を終えておき、原稿G2の読み取りに備える。
図9−2(c)は、原稿G2の共通搬送路85内の搬送動作の説明図である。原稿G2は共通搬送路85内を移動し、原稿読み取り部100を通過すると、原稿読み取り部100が原稿G2の表面である第一面目の画像情報を読み取り、画像メモリ804へ画像情報を記憶する。このときの原稿G2の共通搬送路85内の搬送速度をVs2とすると、搬送速度Vs2は、原稿読み取り部100の読み取り速度等を考慮した最適な搬送速度へと調整される。記録材S1は、排紙ローラ60に挟持された状態でスイッチバックし、記録材搬送路83を通過して共通搬送路85へ向かう。記録材S1が共通搬送路85へ突入し、先端が搬送ローラ41に挟持される時点で、既に原稿G2の後端は搬送ローラ41の通過を完了している。原稿G2と記録材S1は互いに衝突しない十分な搬送間隔を持って共通搬送路85内を搬送されるように、搬送ローラ41及び搬送ローラ42を制御する。
ここで、記録材S1の記録材搬送路83内の搬送速度をVp1、記録材S1の共通搬送路85内の搬送速度をVp2とする。実施例1と同様に、Vp1は画像形成に最適な搬送速度によって決まり、Vp2は、Vp2=Vs2となる搬送速度で制御される。ただし、本実施例においては、記録材S1と原稿G2が共通搬送路85内で衝突することを避けるために、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻と原稿G2の原稿搬送路84内の搬送速度の両方を制御する。即ち、第二給紙部90から原稿G2の搬送を開始するタイミングを制御し、かつ、原稿G2が第二給紙部90から共通搬送路85へ到達するまでの間の原稿G2の搬送速度Vs1を制御する。
以降は、原稿G2の裏面である第二面目の読み取り、記録材S1への原稿G1の表面である第一面目の印字、記録材S2への原稿G2の裏面である第二面目の印字が実施される。ただし、以降の動作は図2−2(c)及び図2−3(e)で既に説明したプロセスにより実施されるため、詳細な説明は省略する。以上が、複数枚の原稿Gの両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字する際の、原稿Gの共通搬送路85への搬送制御についての説明である。
[記録材と原稿の搬送動作の説明]
図10は、記録材S1と原稿G2の搬送動作を説明するタイミングチャートであり、(a)〜(f)については実施例1と同様である。実施例1との違いは、新たに原稿G2の搬送ローラ41通過完了時刻をt201、記録材S1の搬送ローラ41通過開始時刻をt202と定義し、原稿G2の搬送ローラ41通過所要時間をT203と定義している点である。本実施例の構成においては、原稿G2の搬送ローラ41通過完了時刻t201よりも、記録材S1の搬送ローラ41通過開始時刻t202が後になる。CPU801は、既知の情報である記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131と、記録材搬送速度Vp1、Vp2と原稿搬送速度Vs2を用いて、所要時間T135、T137、T203、時刻t132、t201、t202の算出を行う。それ以外の処理は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[原稿の搬送開始決定処理]
以下に、CPU801による原稿G2の搬送開始決定処理について図11を用いて説明する。基本的な制御は実施例1と変わらないため、実施例1の図7と同じ処理には同じステップ番号を付して説明を省略し、ここでは実施例1と異なる点を説明する。S1401でCPU801が実施例1と同様の手段により、既知の情報である記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を取得した後、S2102以降の処理を行う。S2102でCPU801は、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間T135、原稿G2の搬送ローラ41通過開始から完了までの所要時間T203を算出する。ここで、所要時間T203を算出する際には、原稿G2の搬送方向の長さと、先に取得した原稿G2の共通搬送路85内での搬送速度Vs2(=Vp2)とを使用している。
S2103でCPU801は、時刻t131に所要時間T135を加算し、記録材S1の搬送ローラ41通過開始時刻t202を算出する(t202=t131+T135)。既に説明したように、原稿G2の搬送ローラ41通過完了時刻t201よりも時刻t202の方が後になるように原稿G2の搬送開始時刻を制御する必要がある。よって、S2104でCPU801は、t201≦t202となる時刻t201を算出する。そして、S2105でCPU801は、搬送速度Vs1、所要時間T137と、原稿G2の原稿搬送路84内の搬送開始時刻t132を算出する。本実施例においては、時刻t132は時刻t131の後になるように制御する必要がある(t131≦t132)。S2105でCPU801は、時刻t132の値が時刻t131の後になるように調整した搬送速度Vs1を算出した後、算出した搬送速度Vs1と、原稿ピックアップローラ91と搬送ローラ41間の搬送路長とから所要時間T137を算出する。そしてCPU801は、その後時刻t201から所要時間T137とS2102で算出した所要時間T203を減算し、時刻t132を算出する(t132=t201−T203−T137)。以降の処理は実施例1と同様であるため、説明を省略する。以上が、CPU801による原稿G2の搬送開始決定処理の説明である。
本実施例の構成によると、原稿Gの原稿搬送路84内の搬送タイミング制御と搬送速度制御とが可能となり、その結果、原稿Gと記録材Sの搬送順や搬送間隔を的確に制御することができる。更に本実施例では、原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132と原稿搬送路84内の搬送速度Vs1を共に調整する構成としている。これにより、複数枚の原稿Gの両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施するプロセスを、実施例1に比べてより高い生産性を持って実現することができる。以上、本実施例によれば、記録材と原稿が共通の搬送路を使用する構成で、原稿読み取り動作と印字動作を並行して実施する場合における生産性の低下を抑制することができる。
実施例1、実施例2は、記録材Sの搬送動作に合わせて原稿Gの共通搬送路85への搬送タイミングを制御する内容であった。実施例3では、原稿Gの搬送動作に合わせて記録材Sの共通搬送路85の通過時刻を制御する点が異なる。画像形成装置1の全体構成及び制御部1500は既に説明した実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[記録材の共通搬送路の通過時刻制御]
次に、本実施例の複数枚の原稿G両面の画像情報の読み取りと、読み取った画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施する際の、記録材Sの共通搬送路85への搬送タイミング制御方法について説明する。なお、本実施例においても、記録材S又は原稿Gが複数枚存在し、複数枚の記録材S及び原稿Gをそれぞれ区別して説明する場合には、実施例1と同様の定義規則を用いる。
本実施例における原稿G及び記録材Sの共通搬送路85への搬送順は、図8(b)で示した搬送順と同様とする。本実施例では、原稿G1、原稿G2、記録材S1、原稿G3、記録材S2、・・・という順番で原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させながら、原稿Gの読み取りと記録材Sの画像形成を実施する。本実施例では、この搬送制御を実現するために、記録材Sの搬送開始時刻を制御している点に特徴がある。
本実施例の動作の説明をするにあたっては、前述した原稿Gと記録材Sの搬送順制御のうち、特に記録材S1と原稿G2の搬送順制御に焦点を当てて説明する。そのため、以下の説明においては、既に原稿G1両面の読み取りが完了し、記録材S1に原稿G1の裏面である第二面の印字が完了している状況が成り立っているとして、それ以降の動作について詳述する。
図12(a)は、記録材S1の搬送開始待ちの説明図である。ここで、記録材S1を示す濃い実線の両端に矢印が記載されていないが、これは記録材S1が停止していることを示し、以降同様とする。記録材S1は、裏面である第二面目に印字が行われた後、第一排紙部70へ向かって搬送され、排紙ローラ60に挟持された状態で停止している。その後、後述するようにCPU801によって算出された記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻まで待機する。記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻とは、画像形成装置1のプリント開始時刻を基準時刻とした時刻である。また、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻とは、記録材S1が排紙ローラ60から記録材搬送路83を通過して共通搬送路85へと搬送される際、記録材S1と原稿G2が、共通搬送路85内で衝突することを避けることが可能となる時刻でもある。更に、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻とは、記録材S1が原稿G2の後端を追随するように搬送することが可能となる時刻のことでもある。原稿G2は、原稿読み取り部100にて読み取りを行うべく、第二給紙部90から原稿搬送路84へと搬送を開始する。原稿G2が原稿搬送路84から共通搬送路85へと突入すると、原稿G2は搬送ローラ41に挟持され搬送される。一方、原稿読み取り部100は、原稿G2が共通搬送路85に突入し、原稿G2の表面である第一面目の読み取りを開始する前までに、原稿読み取り準備を終えておき、原稿G2の読み取りに備える。
図12(b)は、記録材S1の搬送動作の説明図である。記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻に達すると、記録材S1は、排紙ローラ60に挟持された状態で搬送され、記録材搬送路83及び共通搬送路85へ向かう。原稿G2は共通搬送路85内を移動し、原稿読み取り部100を通過すると、原稿読み取り部100が原稿G2の表面である第一面目の画像情報を読み取り、画像メモリ804へ画像情報を記憶する。記録材S1が共通搬送路85へ突入し、記録材S1の先端が搬送ローラ41に挟持される時点で、既に原稿G2の後端は搬送ローラ41の通過を完了しており、原稿G2と記録材S1は互いに衝突しない十分な搬送間隔を持って共通搬送路85内を搬送される。
ここで、記録材S1の記録材搬送路83内の搬送速度をVp1、記録材S1の共通搬送路85内の搬送速度をVp2、原稿G2の原稿搬送路84内の搬送速度をVs1、原稿G2の共通搬送路85内の搬送速度をVs2とする。本実施例においては、Vp1は画像形成に最適な搬送速度によって決まり、Vs1、Vs2は原稿読み取りに最適な搬送速度によって決まることになり、Vp1、Vs1、Vs2は印字動作中に変化しない。また、共通搬送路85内への突入後は原稿G2の後端と記録材S1の先端の距離を一定に保ったまま搬送されるように、Vp2=Vs2となる搬送速度Vp2で記録材S1を制御する。
本実施例においては、記録材S1と原稿G2が共通搬送路85内で衝突することを避けるために、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻のみを制御し、記録材S1の記録材搬送路83内の搬送速度は制御しない。即ち、反転開始位置から記録材S1の搬送を開始するタイミングのみを制御する。以降は、原稿G2の裏面である第二面目の読み取り、記録材S1への原稿G1の表面である第一面目の印字、記録材S2への原稿G2の裏面である第二面目の印字が実施される。ただし、以降の動作は図2−2(c)及び図2−3(e)で既に説明したプロセスにより実施されるため、詳細な説明は省略する。以上が、複数枚の原稿Gの両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施する際の、記録材Sの共通搬送路85への搬送タイミング制御方法についての説明である。
[記録材と原稿の搬送動作の説明]
図13は、記録材S1と原稿G2の搬送動作を説明するタイミングチャートである。図13に記載の符号に関しては、実施例1及び実施例2の同一符号に関する説明と同じであるため、説明を省略する。本実施例の構成においては、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を制御することにより、記録材S1と原稿G2の共通搬送路85の通過順を制御する。ここでは、原稿G2は記録材S1に先行して共通搬送路85を搬送されるように制御するため、図13に示すように、原稿G2の搬送ローラ41通過完了時刻t201よりも、記録材S1の搬送ローラ41通過開始時刻t202が後になる。CPU801は、既知の情報である原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132と、記録材搬送速度Vp1、Vp2と原稿搬送速度Vs1、Vs2を用いて、所要時間T135、T137、T203、時刻t131、t201、t202の算出を行う。それ以外は既に説明した実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[記録材の搬送開始決定処理]
以下に、CPU801による記録材S1の搬送開始決定処理について図14を用いて説明する。基本的な制御は実施例1と変わらないため、実施例1の図7と同じ処理には同じステップ番号を付して説明を省略し、ここでは異なる点を説明する。まず、S2501でCPU801は、実施例1と同様の手段により、既知の情報である原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132を取得する。S2502でCPU801は、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間T135を、実施例1と同様にして算出する。また、CPU801は、原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間T137、原稿G2の搬送ローラ41通過開始から完了までの所要時間T203を、実施例1、実施例2と同様にして算出する。
S2503でCPU801は、時刻t132に所要時間T137と所要時間T203を加算し、原稿G2の搬送ローラ41通過完了時刻t201を算出する(t201=t132+T137+T203)。既に説明したように、時刻t201よりも記録材S1の搬送ローラ41通過開始時刻t202の方が後になるように記録材S1の搬送再開時刻を制御する必要がある。よって、S2504でCPU801は、t201≦t202となる時刻t202を算出する。そして、S2505でCPU801は、S2504で算出した時刻t202からS2502において算出した所要時間T135を減算し、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を算出する(t131=t202−T135)。
S2506でCPU801は、不図示のタイマ等を参照することにより現在時刻が時刻t131を経過しているか否かを判断し、経過していないと判断した場合は、S1407の処理に進む。一方、S2506でCPU801は、現在時刻が時刻t131を経過したと判断した場合、記録材S1の搬送を開始する。以上が、CPU801による記録材S1の搬送開始決定処理の説明である。
本実施例の構成では、プリント開始時刻を基準時刻とした原稿G2の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132の情報を保持し、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131の算出に使用していた。しかし、原稿G2の搬送路の途中にセンサ等を配置する構成を取り、原稿G2がそのセンサを通過した時刻を用いて、時刻t131を算出する構成にしてもよい。加えて、本実施例の構成では、記録材S1は搬送途中で排紙ローラ60によって挟持された状態で待機し、その後の記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を制御する構成である。しかし、記録材S1の第一給紙部30からの給紙開始時刻を制御する構成によって本実施例を実現してもよい。
本実施例の構成によれば、記録材S1の記録材搬送路83内の搬送タイミング制御が可能となり、その結果、原稿Gと記録材Sの搬送順や搬送間隔を的確に制御することができる。それにより、複数枚の原稿G両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施するプロセスを、複雑な装置構成を取ることなく、高い生産性を持って実現することができる。以上、本実施例によれば、記録材搬送路中に原稿読み取り部を有する構成で、原稿読み取りと両面印字を並行して実施する場合における生産性の低下を抑制することができる。
実施例3は、原稿Gが記録材Sよりも先に共通搬送路85を通過し、なおかつ記録材搬送開始時刻のみによって共通搬送路85への搬送タイミングを調整する構成であった。実施例4は、記録材Sが原稿Gよりも先に共通搬送路85を通過し、なおかつ記録材搬送速度と記録材搬送開始時刻の両方によって共通搬送路85の搬送タイミングを調整する点が実施例1と異なる。画像形成装置1の全体構成及び制御部1500は既に説明した構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[記録材の共通搬送路の搬送タイミング制御]
次に、本実施例における、複数枚の原稿G両面の画像情報の読み取りと、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字する際の、記録材Sの共通搬送路85への搬送タイミング制御方法について説明する。なお、本実施例においても、記録材S又は原稿Gが複数枚存在し、複数枚の記録材S及び原稿Gをそれぞれ区別して説明する場合には、実施例1と同様の定義規則を用いる。
本実施例における原稿G及び記録材Sの共通搬送路85への搬送順は、図8(b)で示した搬送順と同様、原稿G1、原稿G2、記録材S1、原稿G3、記録材S2、原稿G4、・・・という順番である。ただし、実施例2では原稿G2と記録材S1、原稿G3と記録材S2、・・・という組であったのに対し、本実施例では、記録材S1と原稿G3、記録材S2と原稿G4、・・・という組で、記録材Sが原稿Gよりも先に、共通搬送路85を搬送される。このように原稿G及び記録材Sを共通搬送路85へ交互に搬送させながら、原稿Gの読み取りと記録材Sの画像形成を実施する。本実施例では、この搬送制御を実現するために、記録材Sの搬送開始時刻と記録材Sの搬送速度の両方を制御している点に特徴がある。
本実施例の動作の説明をするにあたっては、前述した原稿Gと記録材Sの搬送順制御のうち、特に記録材S1と原稿G3の搬送順制御に焦点を当てて説明する。そのため、以下の説明においては、既に原稿G1両面の読み取りと、原稿G2の表面である第一面目の読み取りが完了し、記録材S1の片面に原稿G1の裏面である第二面の印字が完了している状況が成り立っているとして、それ以降の動作について詳述する。
図15−1(a)は、記録材S1の搬送開始待ちの説明図である。記録材S1は、裏面である第二面目に印字が行われた後、第一排紙部70へ向かって搬送され、排紙ローラ60に挟持された状態で停止している。その後、後述するようにCPU801によって算出された記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻まで待機する。記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻とは、記録材S1が排紙ローラ60から記録材搬送路83を通過して共通搬送路85へと搬送される際、記録材S1と原稿G3が、共通搬送路85内で衝突することを避けることが可能となる時刻である。更に、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻とは、原稿G3が記録材S1の後端を追随するように搬送することが可能となる時刻である。原稿G2は、原稿専用搬送路81内を移動し第二排紙部110へ向かう。画像読み取り部100は原稿G2の裏面である第二面目の画像情報を読み取り、画像メモリ804へ画像情報を記憶する。
図15−1(b)は、記録材S1の共通搬送路85への突入動作の説明図である。時間が経過し、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻に達すると、記録材S1は排紙ローラ60に挟持された状態で記録材搬送路83内を搬送され、共通搬送路85へ突入する。原稿G2は、第二排紙部110へと排紙される。このときの記録材S1の搬送速度をVp1とすると、搬送速度Vp1は、記録材S1と原稿G3が、共通搬送路85内で衝突することを避け、原稿G3が記録材S1の後端を追随するように搬送することが可能となる搬送速度へと調整される。
図15−2(c)は、記録材S1の搬送動作の説明図である。原稿G3は、原稿ピックアップローラ91と分離部材92によって、第二給紙部90から原稿搬送路84を通過し、共通搬送路85に向かって搬送を開始する。原稿G3が共通搬送路85へ突入すると、原稿G3は搬送ローラ41に挟持される。原稿G3の先端が搬送ローラ41に挟持された時点で、記録材S1の後端は既に搬送ローラ41の通過を完了しており、原稿G3と記録材S1は互いに衝突しない十分な搬送間隔を持って共通搬送路85内を搬送される。一方、原稿読み取り部100は、原稿G3が共通搬送路85に突入し、原稿G3の表面である第一面目の読み取りを開始する前までに、原稿読み取り準備を終えておき、原稿G3の原稿読み取りに備える。原稿G3が原稿読み取り部100を通過すると、原稿読み取り部100が原稿G3の表面である第一面目の画像情報を読み取り、画像メモリ804へ画像情報を記憶する。
ここで、原稿G3の原稿搬送路84内の搬送速度をVs1、原稿G3の共通搬送路85内の搬送速度をVs2とする。実施例3と同様に、Vs1、Vs2は原稿読み取りに最適な搬送速度によって制御される。ただし、本実施例においては、記録材S1と原稿G3が共通搬送路85内で衝突することを避けるために、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻と記録材搬送路83内の搬送速度の両方を制御する。即ち、反転開始位置から記録材S1の搬送を開始するタイミングを制御し、かつ、記録材S1が反転開始位置から共通搬送路85へ到達するまでの間の記録材S1の搬送速度Vp1を制御する。以降は、原稿G3の裏面である第二面目の読み取り、記録材S1への原稿G1の表面である第一面目の印字が実施される。ただし、以降の動作は図2−2(c)及び図2−3(e)で既に説明したプロセスにより実施されるため、詳細な説明は省略する。以上が、複数枚の原稿G両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施する際の、記録材Sの共通搬送路85への搬送制御方法についての説明である。
[記録材と原稿の搬送動作の説明]
図16は、記録材S1と原稿G3の搬送動作を説明するタイミングチャートである。本実施例では、(d)〜(f)は原稿G3の状態を示している。本実施例の構成においては、原稿G3の搬送ローラ41通過開始時刻t134よりも、記録材S1の搬送ローラ41通過完了時刻t133が先になる。CPU801は、既知の情報である原稿G3の原稿搬送路84搬送開始時刻t132と、記録材搬送速度Vp2と原稿搬送速度Vs1、Vs2を用いて、所要時間T135、T136、T137、時刻t131、t133、t134の算出を行う。それ以外は既に説明した実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
[記録材の搬送開始決定処理]
以下に、CPU801による記録材S1の搬送開始決定処理について図17を用いて説明する。基本的な制御は実施例3と変わらないため、実施例3の図14と同じ処理には同じステップ番号を付し、ここでは異なる点を説明する。また、実施例1の図7と同じ処理には図7と同じステップ番号を付し、説明は省略する。CPU801は、実施例3と同様の手段により、既知の情報である原稿G3の原稿搬送路84内への搬送開始時刻t132を取得した後、S3002の処理を行う。S3002でCPU801は、記録材S1の搬送ローラ41通過開始から完了までの所要時間T136、原稿G3の原稿搬送路84内の搬送開始から搬送ローラ41通過開始までの所要時間T137を算出する。所要時間T136、T137の算出方法は、上述した実施例1〜3と同様である。
S3003でCPU801は、時刻t132にS3002で算出した所要時間T137を加算し、原稿G3の搬送ローラ41通過開始時刻t134を算出する(t134=t132+T137)。既に説明したように、時刻t134よりも記録材S1の搬送ローラ41通過完了時刻t133の方が前になるように記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻を制御する必要がある。よって、S3004でCPU801は、t133≦t134となる時刻t133を算出する。そして、S3005でCPU801は、搬送速度Vp1、所要時間T135と、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を算出する。本実施例においては、時刻t131は時刻t132の後になるように制御する必要がある。S3005でCPU801は、時刻t131の値が、時刻t132の後になるように調整した搬送速度Vp1を算出した後、算出した搬送速度Vp1と、排紙ローラ60と搬送ローラ41間の搬送路長とから所要時間T135を算出する。そして、CPU801は、その後時刻t133から所要時間T135とS3002で算出した所要時間T136を減算し、記録材S1の記録材搬送路83内への搬送開始時刻t131を算出する(t131=t133−T136−T135)。以降の処理は実施例3と同様であるため、説明を省略する。以上が、CPU801による記録材S1の搬送タイミングの決定方法の説明である。
本実施例の構成によれば、記録材S1の記録材搬送路83内の搬送タイミング制御と搬送速度制御とを可能とし、その結果、原稿Gと記録材Sの搬送順や搬送間隔を的確に制御することができる。更に、搬送開始時刻t131と搬送速度Vp1を共に調整する。これにより、複数枚の原稿Gの両面の画像情報を読み取り、その画像情報を複数枚の記録材Sへ連続して両面印字を実施するプロセスを、実施例3に比べてより複雑な装置構成を取ることなく、高い生産性を持って実現することができる。以上、本実施例によれば、記録材と原稿が共通の搬送路を使用する構成で、原稿読み取り動作と印字動作を並行して実施する場合における生産性の低下を抑制することができる。
なお、上記の実施例においてはモノクロ画像を形成する画像形成装置の構成を前提に説明したが、本発明はカラー画像形成装置にも適用可能である。カラー画像形成装置としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成するための像担持体としての感光ドラムを並べて配置して、各感光ドラムから記録材、または、中間転写体に画像を転写する方式のカラー画像形成装置に適用できる。また、1つの像担持体(感光ドラム)に対して各色の画像を順次形成して、中間転写体にカラー画像を形成して記録材に転写する方式のカラー画像形成装置にも適用できる。
15 転写部
85 共通搬送路
90 第二給紙部
100 原稿読み取り部
801 CPU
G 原稿
S 記録材

Claims (8)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成するために記録材が搬送される第一の搬送路と、
    前記画像形成手段により第一面に画像が形成された記録材を反転させて、再度、前記第一の搬送路に前記第一面に画像が形成された記録材を搬送するために記録材が搬送される第二の搬送路と、
    を備える画像形成装置であって、
    原稿を前記第二の搬送路に供給するための原稿給紙部と、
    前記原稿給紙部から前記第二の搬送路へ搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、
    記録材の前記第一面に画像を形成するために該記録材を前記第一の搬送路に搬送し、前記第一面に画像が形成された前記記録材を前記第二の搬送路に搬送させた後、前記第一面に画像が形成された前記記録材が前記第二の搬送路を搬送中に、該記録材と重ならないように前記原稿を前記第二の搬送路に搬送する際のタイミングを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、原稿が前記原稿給紙部から前記第二の搬送路へ到達するまでの原稿の搬送速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像形成手段により画像が形成された記録材を前記第二の搬送路に搬送するための反転開始位置から記録材の搬送を開始するタイミングに基づいて、前記原稿給紙部から原稿の搬送を開始するタイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第二の搬送路において前記原稿の第一面が読み取られ、
    更に前記第二の搬送路において前記第一面が読み取られた原稿が搬送される第三の搬送路を有し、
    前記第三の搬送路において前記原稿が搬送中に、前記第二の搬送路に記録材が搬送されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成するために記録材が搬送される第一の搬送路と、
    前記画像形成手段により第一面に画像が形成された記録材を反転させて、再度、前記第一の搬送路に前記第一面に画像が形成された記録材を搬送するために記録材が搬送される第二の搬送路と、
    を備える画像形成装置であって、
    原稿を前記第二の搬送路に供給するための原稿給紙部と、
    前記原稿給紙部から前記第二の搬送路へ搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、
    記画像形成手段により画像が形成された記録材を前記第二の搬送路に搬送するための反転開始位置から記録材の搬送を開始するタイミングを制御することにより、前記第二の搬送路において原稿と前記記録材が交互に搬送されるよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記記録材が前記反転開始位置から前記第二の搬送路へ到達するまでの前記記録材の搬送速度を制御することにより、前記第二の搬送路において前記原稿と前記記録材が交互に搬送されるよう制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記原稿給紙部から原稿の搬送を開始するタイミングに基づいて、前記反転開始位置から前記記録材の搬送を開始するタイミングを制御することを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  8. 前記第二の搬送路において前記原稿の第一面が読み取られ、
    更に前記第二の搬送路において前記第一面が読み取られた原稿が搬送される第三の搬送路を有し、
    前記第三の搬送路において前記原稿が搬送中に、前記第二の搬送路に記録材が搬送されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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