JP6988288B2 - 画像処理装置、紙厚推定プログラム及び紙厚推定方法 - Google Patents

画像処理装置、紙厚推定プログラム及び紙厚推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、紙厚推定プログラム及び紙厚推定方法に関し、特に、スキャナや測色器などの読取部を備える画像処理装置、当該画像処理装置を含むシステムで動作する紙厚推定プログラム及び当該システムにおける紙厚推定方法に関する。
プリンタなどの画像処理装置では、色補正テーブル(プロファイル)を用いて色補正が行われる。この色補正テーブルは用紙の厚みに応じて変化することから、色補正を実施する途中で紙の厚さが変わった場合は、色補正テーブルを切り替える必要が生じる。この色補正では、用紙を挟んで背景板に対向配置されたスキャナや測色器などの読取部を用いて用紙の読み取りを行うが、特に背景板が黒色の場合に紙の厚さの影響が大きくなる。
そこで、読取部を用いて測定した情報に基づいて紙の厚さを推定する様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、同一原稿の同一面の画像を、無彩色の暗背景部材及び白背景部材をそれぞれ背景として読み取る第1及び第2の読取手段と、前記第1の読取手段による読み取りで得た第1の画像データの地肌レベルと、前記第2の読取手段による読み取りで得た第2の画像データの地肌レベルとから、読み取った原稿の厚さを推定する推定手段と、前記推定手段が推定した厚さに応じた補正係数を用いて、前記第2の画像データを補正する第1の補正手段と、を設けた画像読取装置が開示されている。
特開2012−191580号公報
上記特許文献1の方法を用いることによって紙の厚さを推定することはできるが、この方法では、同一原稿の同一面の画像を、無彩色の暗背景部材及び白背景部材をそれぞれ背景として2回測定する必要があるため、測定に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、背景色を切り替えることなく、色検証やキャリブレーションなどの別のカラーマネージメント機能の実施と同時に紙の厚さを推定することができる画像処理装置、紙厚推定プログラム及び紙厚推定方法を提供することにある。
本発明の一側面は、背景板を背景にして用紙を読み取る読取部と制御部とを備える画像処理装置において、前記制御部は、前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得部と、予め作成したテーブルを参照して、前記第1乃至第3色彩値に基づいて前記用紙の厚みを推定する紙厚推定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムで動作する紙厚推定プログラムであって、前記画像処理装置若しくは当該画像処理装置を制御する制御装置に、前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得処理、予め作成したテーブルを参照して、前記第1乃至第3色彩値に基づいて前記用紙の厚みを推定する紙厚推定処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムにおける紙厚推定方法であって、前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得処理と、予め作成したテーブルを参照して、前記第1乃至第3色彩値に基づいて前記用紙の厚みを推定する紙厚推定処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の画像処理装置、紙厚推定プログラム及び紙厚推定方法によれば、背景色を切り替えることなく、色検証やキャリブレーションなどの別のカラーマネージメント機能の実施と同時に紙の厚さを推定することができる。
その理由は、背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムにおいて、スキャナや測色器などの読取部から、用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、用紙の他方の面の画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得し、予め作成したテーブルを参照して、第1乃至第3色彩値に基づいて用紙の厚みを推定するからである。
本発明の一実施形態に係る紙厚推定方法(薄紙の場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る紙厚推定方法(厚紙の場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る紙厚推定テーブルの一例である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの構成例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプロファイル作成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るプリンタ(スキャナ及び測色器を含む場合)の構成例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプリンタ(スキャナ及び測色器を含む場合)の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るプリンタの動作(色補正LUT切替処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るプリンタの動作(紙厚推定処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、色補正テーブルは用紙の厚みに応じて変化することから、色補正を実施する途中で紙の厚さが変わった場合は、色補正テーブルを切り替える必要が生じ、特に背景板が黒色の場合に紙の厚さの影響が大きくなる。この問題に対して、特許文献1では、同一原稿の同一面の画像を、無彩色の暗背景部材及び白背景部材をそれぞれ背景として読み取ることによって紙の厚さを推定する方法を提案しているが、この方法では、暗背景と白背景で2回測定する必要があるため、測定に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、トナーの裏写り量を測定することで紙の厚さを推定する。具体的には、スキャナや測色器などの読取部から、用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値(例えば、用紙の一方の面側に配置された測色器が画像を読み取ったL*a*b*値やXYZ値などの測色値)と、用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値(例えば、用紙の他方の面側に配置されたスキャナが用紙の地色を読み取ったRGB値1)と、用紙の他方の面の画像に対応する部分を読み取った第3色彩値(例えば、上記スキャナが画像の裏写りを読み取ったRGB値2)と、を取得し、予め画像の濃度を変化させて作成した、紙の厚さとRGB値の比率(RGB値2/RGB値1)とを対応付ける紙厚推定テーブルを参照して、第1乃至第3色彩値(測色値、RGB値1、RGB値2)に基づいて用紙の厚みを推定する。
上述した本実施形態の紙厚推定方法について、図面を参照して説明する。図1及び図2は、用紙の搬送路に沿って用紙の表裏の一方に測色器、他方にスキャナを備え、測色器及びスキャナの各々に用紙を挟んで対向する同色(好ましくは白色)の背景板を備える画像処理装置における紙厚推定方法を説明する模式図であり、図1は薄紙の場合、図2は厚紙の場合を示している。
例えば、図1(a)及び図2(a)に示すように、表面(あるいは裏面)に付着させたトナー像A(好ましくはKベタのトナー像)を測色器で測定した測色値を取得し、裏面(あるいは表面)のトナー像A以外の部分(用紙の下地)をスキャナで測定した紙白のRGB値1を取得する。次に、図1(b)及び図2(b)に示すように、通紙方向に用紙を搬送して、上記トナー像Aを裏面(あるいは表面)からスキャナで測定した裏写りのRGB値2を取得する。
一方、図3に示すような、紙の厚さとRGB値1/RGB値2との対応関係を示す紙厚推定テーブルを、トナー像(好ましくは黒のトナー像)の濃度に応じて予め複数用意しておき、複数の紙厚推定テーブルの中からトナー像Aの測色値に応じた紙厚推定テーブルを決定する。そして、RGB値1とRGB値2との比率(RGB値1/RGB値2)を算出し、上記で決定した紙厚推定テーブルを用いて、算出したRGB値1/RGB値2に対応する紙の厚さを取得する。
このように、測色器でトナー像を測定した測色値に基づいて紙厚推定テーブルを決定し、スキャナで紙の地色及びトナー像の裏写りを測定したRGB値の比率を算出し、決定した紙厚推定テーブルを用いて、算出した比率に対応する紙の厚さを取得することにより、適切な色補正計算の実施や、紙の入れ間違いの防止が可能になる。また、この紙厚推定方法では、背景板を切り替えて2回測定する必要がないため、簡便に紙の厚みを取得することができ、色検証やキャリブレーションなどの別のカラーマネージメント機能の実施と同時に紙の厚さを推定することができる。更に、インラインの測色器とスキャナとを備える画像処理装置では、追加のセンサを設けずに紙の厚さを推定することができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像処理装置、紙厚推定プログラム及び紙厚推定方法について、図4乃至図9を参照して説明する。図4は、本実施例の印刷システムの構成例を示す模式図であり、図5は、本実施例のプロファイル作成装置の構成を示すブロック図である。また、図6は、本実施例のプリンタ(スキャナ及び測色器を含む場合)の構成例を示す模式図、図7は、プリンタ(スキャナ及び測色器を含む場合)の構成を示すブロック図であり、図8及び図9は、本実施例のプリンタの動作を示すフローチャート図である。
図4に示すように、本実施例の印刷システムは、出力指示端末10と、コントローラ20と、プロファイル作成装置30と、プリンタ40と、スキャナ50と、測色器60などで構成される。これらはイーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク70を介して接続されている。なお、コントローラ20とプリンタ40とはPCI(Peripheral Component Interconnect)接続など、専用線で接続されていてもよい。
出力指示端末10は、クライアントのコンピュータ装置であり、プリンタドライバや専用のソフトウェアを用いて、コントローラ20に印刷指示を行うジョブを発行する。
コントローラ20は、出力指示端末10によって発行されたジョブに対して、色変換、色補正、スクリーニング、ラスタライズ等の画像処理を行い、画像処理後の画像データをプリンタ40に転送する。上記色変換や色補正は、プロファイル作成装置30が作成したスキャナプロファイルやプリンタプロファイル、色補正LUTを用いて行う。
プロファイル作成装置30は、プリンタ40から出力されたカラーチャートを用いてスキャナプロファイルやプリンタプロファイルを作成する。このプロファイル作成装置30の詳細な構成は後述する。
プリンタ40は、コントローラ20から画像データを受け取り、画像データに基づく画像を用紙上に形成して出力する。このプリンタ40の詳細な構成も後述する。
スキャナ50は、例えば、RGBの3種類のセンサで構成され、プリンタ40から出力されたカラーチャートをスキャンし、RGB値を出力する。
測色器60は、光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式の測色器(分光測色器)であり、プリンタ40から出力されたカラーチャートを測色し、測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。
なお、図4は本実施例の印刷システムの一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、コントローラ20はプリンタ40に内蔵される構成としてもよいし、プロファイル作成装置30はコントローラ20やプリンタ40に内蔵される構成としてもよいし、スキャナ50や測色器60はプリンタ40に内蔵される構成としてもよい。以下、プロファイル作成装置30とプリンタ40について詳細に説明する。
[プロファイル作成装置]
プロファイル作成装置30は、図5(a)に示すように、制御部31、記憶部35、ネットワークI/F部36、表示部37、操作部38などで構成される。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)32とROM(Read Only Memory)33やRAM(Random Access Memory)34などのメモリとで構成され、CPU32は、ROM33や記憶部35に記憶した制御プログラムをRAM34に展開して実行することにより、プロファイル作成装置30全体の動作を制御する。
記憶部35は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU32が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、後述するプロファイル作成部31cが作成したプロファイルや色補正LUTなどを記憶する。
ネットワークI/F部36は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、プロファイル作成装置30を通信ネットワーク70に接続し、コントローラ20やプリンタ40、スキャナ50、測色器60とのデータ通信を可能にする。
表示部37は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどであり、スキャナプロファイルの作成や修正に関する各種画面を表示する。
操作部38は、マウス、キーボード、ハードスイッチなどであり、スキャナプロファイルの作成や修正に関する各種操作を可能にする。
上記制御部31は、図5(b)に示すように、RGB値取得部31a、測色値取得部31b、プロファイル作成部31cなどとしても機能する。
RGB値取得部31aは、スキャナ50(又は後述するプリンタ40のインラインスキャナ49a)から、カラーチャートの各パッチのRGB値を取得する。
測色値取得部31bは、測色器60(又は後述するプリンタ40のインライン測色器49b)から、カラーチャートの各パッチの測色値を取得する。
プロファイル作成部31cは、RGB値取得部31aが取得したRGB値と、測色値取得部31bが取得した測色値とを対応付ける(RGB値を測色値に変換する)プロファイルを作成する。また、プロファイルを補正するための色補正LUTを作成する。その際、カラーチャートの用紙情報(特に、用紙の厚さ)を取得し、用紙の厚さに対応付けて、作成したプロファイルや色補正LUTを記憶部35などに保存したり、プリンタ40に送信したりする。
[プリンタ]
プリンタ40は、MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像処理装置であり、スキャナプロファイル作成用のカラーチャートや、プリンタのキャリブレーション用やプリンタプロファイル作成用、色検証用などのカラーチャートを出力することができ、色補正や色検証、キャリブレーションなどのカラーマネージメント機能を備える。なお、図4では、プリンタ40とスキャナ50と測色器60とを別々の装置としているが、図6に示すように、プリンタ40にスキャナ50及び測色器60が内蔵される構成としてもよい。このプリンタ40は、図7(a)に示すように、制御部41、記憶部45、ネットワークI/F部46、表示操作部47、画像処理部48、画像形成部49などで構成される。
制御部41は、CPU42とROM43やRAM44などのメモリとで構成され、CPU42は、ROM43や記憶部45に記憶した制御プログラムをRAM44に展開して実行することにより、プリンタ40全体の動作を制御する。
記憶部45は、HDDやSSDなどで構成され、CPU42が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、スキャナプロファイル、プリンタプロファイル、色補正LUT、後述する紙厚推定テーブル生成部41dが生成した紙厚推定テーブルなどを記憶する。
ネットワークI/F部46は、NICやモデムなどで構成され、プリンタ40を通信ネットワーク70に接続し、コントローラ20やプロファイル作成装置30などとのデータ通信を可能にする。
表示操作部47は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面を表示し、印刷に関する各種操作を可能にする。本実施例では、特に、後述する紙厚推定部41cが推定した紙の厚さを通知する画面や、ユーザが設定した紙の厚さと紙厚推定部41cが推定した紙の厚さとが一致しない場合に、ユーザにその旨を警告する警告画面を表示する。また、紙厚推定部41cが色補正LUTを変更した場合に、ユーザが次の処理を指示する画面を表示する。また、プリンタ40がプロファイル作成装置30の機能を備える場合は、表示操作部47は、スキャナプロファイルの作成や修正に関する各種画面を表示し、スキャナプロファイルの作成や修正に関する各種操作を可能にする。
画像処理部48は、プリンタ40がコントローラ20の機能を備える場合に設けられ、出力指示端末10によって発行されたジョブに対して、色変換、色補正、スクリーニング、ラスタライズ等の画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像形成部49に転送する。
画像形成部(印刷エンジン)49は、画像処理後の画像データに基づいて、給紙トレイから供給される用紙に対して印刷処理を実行する。この画像形成部49は、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙上のトナー像を定着させる処理を行う。各々の給紙トレイには、当該給紙トレイの開閉を検知するセンサを備える。また、プリンタ40がスキャナ50及び測色器60の機能を備える場合、画像形成部49は、読取部として、インラインスキャナ49a及びインライン測色器49bを備える。
インラインスキャナ49aは、例えば、RGBの3種類のセンサで構成され、RGBセンサで取得したRGB値を出力する。このインラインスキャナ49aは、本実施例では用紙の表面側及び裏面側に配置され、用紙の搬送路を挟んで当該インラインスキャナ49aが読み取りを行う際の背景となる背景板(好ましくは白色の背景板)を備える。
インライン測色器49bは、例えば、外部測色器と同様に光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式の測色器(分光測色器)であり、外部測色器と同様な精度で測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。このインライン測色器49bは、本実施例では用紙の表面側に配置され、用紙の搬送路を挟んで当該インライン測色器49bが読み取りを行う際の背景となる背景板(好ましくはインラインスキャナ49aの背景板と同色の背景板)を備える。
なお、インラインスキャナ49aやインライン測色器49bは反射光の測定値を取得可能な装置であればよい。また、上記のように、用紙の両面にインラインスキャナ49aとインライン測色器49bとを配置することにより、1パスで紙の厚さを推定することができるが、用紙の片面にインラインスキャナ49a及びインライン測色器49bを配置し、用紙の搬送路に用紙の表裏を反転する反転機構を設け、2回通紙して(1回通紙した後、表裏反転して再度通紙して)測定するようにしても良い。また、本実施例では、読取部としてインラインスキャナ49aとインライン測色器49bとを設ける場合について説明したが、用紙の両面にインラインスキャナ49aを設ける構成としてもよい。
上記制御部41は、図7(b)に示すように、RGB値取得部41a、測色値取得部41b、紙厚推定部41c、紙厚推定テーブル生成部41dなどとしても機能する。上記RGB値取得部41aと測色値取得部41bとを総称して色彩値取得部と呼ぶ。
RGB値取得部41aは、インラインスキャナ49aから、用紙の裏面の画像外(非画像部)の地色を読み取ったRGB値(紙白のRGB値と呼ぶ。)を取得すると共に、用紙の裏面の画像に対応する部分を読み取ったRGB値(裏写りのRGB値と呼ぶ。)を取得する。
測色値取得部41bは、インライン測色器49bから、用紙の表面の画像を読み取った測色値を取得する。用紙の表面に形成する画像として、Kベタの画像、若しくは、複数パッチの画像を用いることが好ましい。
紙厚推定部41cは、後述する紙厚推定テーブル生成部41dが生成した画像の濃度に応じた複数の紙厚推定テーブルの中から、測色値取得部41bから取得した測色値に対応する紙厚推定テーブルを決定する。そして、RGB値取得部41aから取得した紙白のRGB値と裏写りのRGB値との比率を算出し、決定した紙厚推定テーブルを用いて、算出した比率に対応する紙の厚さを取得する。なお、画像の濃度に応じた複数の紙厚推定テーブルの中に測色値取得部41bから取得した測色値に対応する紙厚推定テーブルがない場合は、当該測色値よりも高い濃度に対応する第1の紙厚推定テーブル及び当該測色値よりも低い濃度に対応する第2の紙厚推定テーブルを特定し、前記第1の紙厚推定テーブル及び前記第2の紙厚推定テーブルを用いて補間計算を行うことによって、測色値取得部41bから取得した測色値に対応する紙厚推定テーブルを作成する。また、紙の厚さを推定するタイミングは適宜設定することができるが、紙厚推定部41cは、各々の給紙トレイに設けられた給紙トレイの開閉を検知するセンサからの出力信号を監視し、給紙トレイの開閉を検知したら紙の厚さを推定したり、表示操作部47からの信号を監視し、表裏調整を指示する操作を検知したら紙の厚さを推定したりすることができる。また、紙厚推定部41cは、必要に応じて、推定した紙の厚さをユーザに通知したり、ユーザが設定した紙の厚さと推定した紙の厚さとが一致しない場合に、ユーザに警告したりする。また、紙厚推定部41cは、必要に応じて、ユーザが設定した紙の厚さと推定した紙の厚さとが一致しない場合に、推定した紙の厚さに基づいて色補正に使用する色補正LUTを切り替えるように制御したり、ユーザによる次の処理の指示を受け付けたりする。
紙厚推定テーブル生成部41dは、濃度が異なる画像が表面に形成された、厚さが異なる複数の用紙の各々から、紙白のRGB値と裏写りのRGB値とを取得し、画像の濃度毎に、用紙の厚さと、紙白のRGB値と裏写りのRGB値との比率と、を対応付けた紙厚推定テーブルを生成し、記憶部45などに保存する。
上記RGB値取得部41a、測色値取得部41b、紙厚推定部41c、紙厚推定テーブル生成部41dは、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部41を、RGB値取得部41a、測色値取得部41b、紙厚推定部41c、紙厚推定テーブル生成部41d(特に、RGB値取得部41a、測色値取得部41b、紙厚推定部41c)として機能させる紙厚推定プログラムとして構成し、当該紙厚推定プログラムをCPU42に実行させるようにしてもよい。
なお、図4乃至図7は、本実施例の印刷システム、プロファイル作成装置30及びプリンタ40の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、上記では、プリンタ40の制御部41を、RGB値取得部41a、測色値取得部41b、紙厚推定部41c、紙厚推定テーブル生成部41dとして機能させる構成としたが、プリンタ40を制御するコントローラ20の制御部をRGB値取得部41a、測色値取得部41b、紙厚推定部41c、紙厚推定テーブル生成部41dとして機能させる(コントローラ20のCPUに紙厚推定プログラムを実行させる)構成としてもよい。
以下、本実施例の印刷システムの動作について説明する。CPU42は、ROM43又は記憶部45に記憶した紙厚推定プログラムをRAM44に展開して実行することにより、図8及び図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下のフローでは、図7のプリンタ40を前提とし、プリンタ40の画像形成部49にインラインスキャナ49aとインライン測色器49bとを含み、用紙の表面側にインライン測色器49bが配置され、用紙の裏面側にインラインスキャナ49aが配置され、インラインスキャナ49a及びインライン測色器49bの各々には、用紙の搬送路を挟んで対向する背景板が配置されているものとする。また、紙厚推定テーブル生成部41dは、予め、画像の濃度に応じた複数の紙厚推定テーブル(ここでは紙厚推定LUTと呼ぶ。)を生成し、記憶部45などに保存しているものとする。
まず、制御部41(紙厚推定部41c)は、各々の給紙トレイに設けられた給紙トレイの開閉を検知するセンサからの出力信号を監視し、給紙トレイが開閉されたかを判断する(S101)。紙厚の推定は、紙種の入れ間違いが発生するタイミングで確認することが望ましいため、本実施例では、給紙トレイの開閉をトリガーとしているが、表裏調整機能など、紙を測るその他の工程と合わせて実施しても良く、その場合は、表示操作部47からの信号を監視し、表裏調整の指示をトリガーとして紙厚の推定を実施することができる。
次に、制御部41(紙厚推定部41c)は、給紙トレイが開閉されたと判断したら(S101のYes)、紙の厚さを推定する(S102)。図9は、このステップの詳細を示しており、通紙が開始され、インラインスキャナ49a及びインライン測色器49bに紙が送られると(S201)、インラインスキャナ49aは、画像(ここではチャート)が描画されている面とは反対側の面(面Aとする。)の非画像部を測定し、制御部41(RGB値取得部41a)は、インラインスキャナ49aから紙白のRGB値1を取得する(S202)。
次に、インライン測色器49bは、画像が描画されている面(面Bとする。)の画像部を測定し、制御部41(測色値取得部41b)は、インライン測色器49bから面Bの画像部の測色値1を取得する(S203)。なお、インライン測色器49bは分光測色器とすることが望ましいが、簡易的な測色器でも構わない。また、精度は落ちるがCCD(Charge Coupled Devices)などのセンサを用いても良い。また、上記画像は感度が高いKベタとすることが望ましいが、複数パッチを測定し、重み付けを行って平均を求めても良い。また、Kベタの画像はCCDなどのセンサでは測定値が安定しないため、CCDなどのセンサを用いる場合はベタよりは薄いパッチの方が良い場合もある。
次に、インラインスキャナ49aは、面Bの画像部に対応する位置にて面Aを測定し、制御部41(RGB値取得部41a)は、インラインスキャナ49aから面Aの裏写りのRGB値2を取得する(S204)。ここで、紙が薄ければ面Bの画像部が透けるため、紙白を測定したRGB値1よりも、暗いRGB値が取得されることになる。
次に、制御部41(紙厚推定部41c)は、記憶部45に予め保存された複数の紙厚推定LUTの中から、S203で取得した画像部の測色値1に対応する紙厚推定LUT1を決定する(S205)。画像部の測色値は色材(トナー)の厚み(濃度)と相関が有り、色が濃いほどRGB値2が暗くなりやすくなる。よって、紙の厚さを推定するためには、色材の量によって紙厚推定LUTを切り替える必要がある。そこで、本実施例では、紙厚推定LUTを色材の量に応じて複数保持しておき、色材の量が近い紙厚推定LUTを選択したり、補間計算によって紙厚推定LUTを算出したりする。色材の量の指標は、Kベタパッチを用いる場合はCIELABのL*値を用いるのが良いが、XYZのY値などを用いても良い。また、複数パッチの場合はその平均L*などを用いれば良い。なお、Yベタなど明度に依存しないパッチは使用しない方が望ましい。
次に、制御部41(紙厚推定部41c)は、紙白のRGB値1に対する画像部の裏写りのRGB値2の比率(透過比率:RGB2/RGB1)を算出する(S206)。色材の量が一定であるとすると、この透過比率RGB2/RGB1は紙の厚さと高い相関がある。
次に、制御部41(紙厚推定部41c)は、S205で決定した紙厚推定LUT1を用いて、S206で算出した透過比率RGB2/RGB1に対応する紙の厚さを取得することによって紙の厚さを推定する(S207)。
図8に戻って、制御部41(紙厚推定部41c)は、給紙トレイの開閉の前に格納されていた紙の厚さ(ユーザが設定した紙の厚さ)と上記ステップで推定した紙の厚さとを比較し、使用していた紙の厚さに変更があるかを判断する(S103)。なお、格納されていた紙の厚さと推定した紙の厚さとの差が予め設定した閾値内であれば、同一の紙の厚さとみなして良い。
そして、制御部41(紙厚推定部41c)は、使用していた紙の厚さに変更があると判断したら(S103のYes)、推定した紙の厚さをユーザに通知したり、ユーザが設定した紙の厚さと推定した紙の厚さとが一致しない旨の警告を行ったり、色補正LUTを変更したりする。ここでは、制御部41(紙厚推定部41c)は、推定した紙の厚さに対応する色補正LUTに変更し(S104)、色補正LUTを変更した旨の情報をコントローラ20などにフィードバックする。なお、ここでは、色補正LUTを切り替えて一連の処理を終了しているが、色補正LUTの切り替えをトリガーとしてキャリブレーションの再実施などを実行しても良い。更に、表示操作部47などに「紙の厚さの変更を確認しました」といった表示を行い、ユーザが次の処理を指示するようにしても良い。ユーザが選択できる指示としては、再度確認する、無視して進める、色補正LUTを切り替える、といったものが挙げられる。
以上説明したように、インライン測色器49bで画像部を測定した測色値1に基づいて紙厚推定テーブルを決定し、インラインスキャナ49aで紙の地色を測定したRGB値1と画像の裏写りを測定したRGB値2との透過比率を算出し、決定した紙厚推定テーブルを用いて、算出した透過比率に対応する紙の厚さを取得することにより、適切な色補正計算の実施や、紙の入れ間違いの防止が可能になる。また、本実施例の方法では、背景板を切り替えて2回測定する必要がないため、簡便に紙の厚みを取得することができ、色検証やキャリブレーションなどの別のカラーマネージメント機能の実施と同時に紙の厚さを推定することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、システムや各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、プリンタ40は、CMYKプリンタでもRGBプリンタでも良く、また、電子写真プリンタ、インクジェットプリンタ、オフセット印刷機などとすることができ、特に制限されない。
また、上記実施例では、測色値としてCIE 1976色空間のL*a*b*値を例示したが、CIE 1931色空間のXYZ値としてもよいし、CIECAM02などの色の見えモデルなどとしてもよく、特に制限されない。
本発明は、スキャナや測色器などの読取部を備える画像処理装置、当該画像処理装置を含むシステムで動作する紙厚推定プログラム、当該紙厚推定プログラムを記録した記録媒体及び当該システムにおける紙厚推定方法に利用可能である。
10 出力指示端末
20 コントローラ
30 プロファイル作成装置
31 制御部
31a RGB値取得部
31b 測色値取得部
31c プロファイル作成部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 ネットワークI/F部
37 表示部
38 操作部
40 プリンタ
41 制御部
41a RGB値取得部
41b 測色値取得部
41c 紙厚推定部
41d 紙厚推定テーブル生成部
42 CPU
43 ROM
44 RAM
45 記憶部
46 ネットワークI/F部
47 表示操作部
48 画像処理部
49 画像形成部
49a インラインスキャナ
49b インライン測色器
50 スキャナ
60 測色器
70 通信ネットワーク

Claims (28)

  1. 背景板を背景にして用紙を読み取る読取部と制御部とを備える画像処理装置において、
    前記制御部は、
    前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得部と、
    前記第1色彩値に基づいて決定したテーブルを参照するとともに、前記第2色彩値と前記第3色彩値との比率を算出して、前記用紙の厚みを推定する紙厚推定部と、を備える、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 背景板を背景にして用紙を読み取る読取部と制御部とを備える画像処理装置において、
    前記制御部は、
    前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得部と、
    予め作成したテーブルを参照して、前記第1乃至第3色彩値に基づいて前記用紙の厚みを推定する紙厚推定部と、
    度が異なる画像が表面に形成された、厚さが異なる複数の用紙の各々から、前記用紙の裏面の地色を読み取った地色の色彩値と、前記用紙の裏面の前記画像に対応する部分を読み取った裏写りの色彩値と、を取得し、前記画像の濃度毎に、前記用紙の厚さと、前記地色の色彩値と前記裏写りの色彩値との比率と、を対応付けるテーブルを生成するテーブル生成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記紙厚推定部は、前記生成したテーブルの中から前記第1色彩値に対応するテーブルを決定し、前記第2色彩値と前記第3色彩値との比率を算出し、前記決定したテーブルを用いて、前記算出した比率に対応する紙の厚さを取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記紙厚推定部は、前記第1色彩値に対応するテーブルがない場合は、前記第1色彩値よりも高い濃度に対応する第1のテーブル及び前記第1色彩値よりも低い濃度に対応する第2のテーブルを特定し、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルを用いて補間計算を行うことによって、前記第1色彩値に対応するテーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記読取部は、前記用紙の表裏の一方の側に配置される第1読取部と、前記用紙の表裏の他方の側に配置される第2読取部と、を含み、1回の通紙で前記第1乃至第3色彩値を測定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像処理装置。
  6. 前記読取部は、前記用紙の表裏の同じ側に配置される第1読取部及び第2読取部を含み、前記用紙の表裏を反転した2回の通紙で前記第1乃至第3色彩値を測定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1読取部に対向する第1背景板と前記第2読取部に対向する第2背景板とは、同一色である、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1背景板及び前記第2背景板は、白色である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記紙厚推定部は、Kベタの画像、若しくは、複数パッチの画像に基づいて紙の厚さを推定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の画像処理装置。
  10. 前記紙厚推定部は、給紙トレーの開閉、若しくは、用紙の表裏調整の指示をトリガーにして紙の厚さを推定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の画像処理装置。
  11. 前記紙厚推定部は、推定した紙の厚さをユーザに通知、若しくは、ユーザが設定した紙の厚さと推定した紙の厚さとが一致しない場合に、ユーザに警告する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像処理装置は、色補正が可能であり、
    前記紙厚推定部は、ユーザが設定した紙の厚さと推定した紙の厚さとが一致しない場合に、推定した紙の厚さに基づいて、前記色補正に用いる色補正テーブルを切り替える、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1色彩値は、分光測色器が測定したL*a*b*値又はXYZ値であり、
    前記第2色彩値及び前記第3色彩値は、スキャナが測定したRGB値である、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一に記載の画像処理装置。
  14. 前記用紙に画像を形成する画像形成部を備え、
    前記分光測色器及び前記スキャナは、画像形成後の用紙を搬送する搬送路上に配置される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムで動作する紙厚推定プログラムであって、
    前記画像処理装置若しくは当該画像処理装置を制御する制御装置に、
    前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得処理、
    前記第1色彩値に基づいて決定したテーブルを参照するとともに、前記第2色彩値と前記第3色彩値との比率を算出して、前記用紙の厚みを推定する紙厚推定処理、を実行させる、
    ことを特徴とする紙厚推定プログラム。
  16. 背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムで動作する紙厚推定プログラムであって、
    前記画像処理装置若しくは当該画像処理装置を制御する制御装置に、
    前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得処理、
    予め作成したテーブルを参照して、前記第1乃至第3色彩値に基づいて前記用紙の厚みを推定する紙厚推定処理、
    度が異なる画像が表面に形成された、厚さが異なる複数の用紙の各々から、前記用紙の裏面の地色を読み取った地色の色彩値と、前記用紙の裏面の前記画像に対応する部分を読み取った裏写りの色彩値と、を取得し、前記画像の濃度毎に、前記用紙の厚さと、前記地色の色彩値と前記裏写りの色彩値との比率と、を対応付けるテーブルを生成するテーブル生成処理を実行させる、
    ことを特徴とする紙厚推定プログラム。
  17. 前記紙厚推定処理では、前記生成したテーブルの中から前記第1色彩値に対応するテーブルを決定し、前記第2色彩値と前記第3色彩値との比率を算出し、前記決定したテーブルを用いて、前記算出した比率に対応する紙の厚さを取得する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の紙厚推定プログラム。
  18. 前記紙厚推定処理では、前記第1色彩値に対応するテーブルがない場合は、前記第1色彩値よりも高い濃度に対応する第1のテーブル及び前記第1色彩値よりも低い濃度に対応する第2のテーブルを特定し、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルを用いて補間計算を行うことによって、前記第1色彩値に対応するテーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の紙厚推定プログラム。
  19. 前記紙厚推定処理では、Kベタの画像、若しくは、複数パッチの画像に基づいて紙の厚さを推定する、
    ことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一に記載の紙厚推定プログラム。
  20. 前記紙厚推定処理では、給紙トレーの開閉、若しくは、用紙の表裏調整の指示をトリガーにして紙の厚さを推定する、
    ことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか一に記載の紙厚推定プログラム。
  21. 前記第1色彩値は、分光測色器が測定したL*a*b*値又はXYZ値であり、
    前記第2色彩値及び前記第3色彩値は、スキャナが測定したRGB値である、
    ことを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一に記載の紙厚推定プログラム。
  22. 背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムにおける紙厚推定方法であって、
    前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得処理と、
    前記第1色彩値に基づいて決定したテーブルを参照するとともに、前記第2色彩値と前記第3色彩値との比率を算出して、前記用紙の厚みを推定する紙厚推定処理と、を実行する、
    ことを特徴とする紙厚推定方法。
  23. 背景板を背景にして用紙を読み取る読取部を備える画像処理装置を含むシステムにおける紙厚推定方法であって、
    前記読取部から、前記用紙の一方の面の画像を読み取った第1色彩値と、前記用紙の他方の面の地色を読み取った第2色彩値と、前記用紙の他方の面の前記画像に対応する部分を読み取った第3色彩値と、を取得する色彩値取得処理と、
    予め作成したテーブルを参照して、前記第1乃至第3色彩値に基づいて前記用紙の厚みを推定する紙厚推定処理と、
    濃度が異なる画像が表面に形成された、厚さが異なる複数の用紙の各々から、前記用紙の裏面の地色を読み取った地色の色彩値と、前記用紙の裏面の前記画像に対応する部分を読み取った裏写りの色彩値と、を取得し、前記画像の濃度毎に、前記用紙の厚さと、前記地色の色彩値と前記裏写りの色彩値との比率と、を対応付けるテーブルを生成するテーブル生成処理と、を実行する、
    ことを特徴とする紙厚推定方法。
  24. 前記紙厚推定処理では、前記生成したテーブルの中から前記第1色彩値に対応するテーブルを決定し、前記第2色彩値と前記第3色彩値との比率を算出し、前記決定したテーブルを用いて、前記算出した比率に対応する紙の厚さを取得する、
    ことを特徴とする請求項23に記載の紙厚推定方法。
  25. 前記紙厚推定処理では、前記第1色彩値に対応するテーブルがない場合は、前記第1色彩値よりも高い濃度に対応する第1のテーブル及び前記第1色彩値よりも低い濃度に対応する第2のテーブルを特定し、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルを用いて補間計算を行うことによって、前記第1色彩値に対応するテーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項24に記載の紙厚推定方法。
  26. 前記紙厚推定処理では、Kベタの画像、若しくは、複数パッチの画像に基づいて紙の厚さを推定する、
    ことを特徴とする請求項22乃至25のいずれか一に記載の紙厚推定方法。
  27. 前記紙厚推定処理では、給紙トレーの開閉、若しくは、用紙の表裏調整の指示をトリガーにして紙の厚さを推定する、
    ことを特徴とする請求項22乃至26のいずれか一に記載の紙厚推定方法。
  28. 前記第1色彩値は、分光測色器が測定したL*a*b*値又はXYZ値であり、
    前記第2色彩値及び前記第3色彩値は、スキャナが測定したRGB値である、
    ことを特徴とする請求項22乃至27のいずれか一に記載の紙厚推定方法。
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