JP2015039814A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤の残量検知精度に依存することなく、ジョブに基づいて実印刷されたシートの画像を読取りながら、できるだけ印刷処理を継続させることができる仕組みを提供する。
【解決手段】搬送される原稿を読み取る読取手段と、シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送手段と、現像剤の残量を検知する検知手段と、印刷開始前に、検知手段により検知される残量が所定の残量よりも少ない状態であるかどうかを判断する判断手段と、残量が所定の残量よりも少ない状態であると判断した場合、搬送手段を用いて印刷されたシートを読取手段に読み取らせて排紙させるように制御し、残量が所定の残量よりも少ない状態でないと判断した場合、搬送手段を用いて画像が印刷されたシートを排紙させるように制御する搬送制御手段と、印刷手段による印刷処理を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図10
【解決手段】搬送される原稿を読み取る読取手段と、シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送手段と、現像剤の残量を検知する検知手段と、印刷開始前に、検知手段により検知される残量が所定の残量よりも少ない状態であるかどうかを判断する判断手段と、残量が所定の残量よりも少ない状態であると判断した場合、搬送手段を用いて印刷されたシートを読取手段に読み取らせて排紙させるように制御し、残量が所定の残量よりも少ない状態でないと判断した場合、搬送手段を用いて画像が印刷されたシートを排紙させるように制御する搬送制御手段と、印刷手段による印刷処理を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図10
Description
本発明は、画像を読み取る機能を備える画像形成装置、の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、この種の画像形成装置において、原稿搬送式画像読み取り手段の原稿搬送系統と、印刷紙に対する印刷手段の印刷紙搬送系統は互に独立に構成されている。即ち、原稿搬送系統と印刷紙搬送系統は互に独立して各々に以下の構成を備える。具体的には、原稿または印刷紙の給紙部、給紙手段、所定の搬送経路を構成するガイド部材、複数の搬送ローラ、同ローラへの駆動力伝達手段、駆動源であるモータ、同モータの駆動回路、排紙部等が設けられて構成されている。
このため、画像形成装置の全体的な機構構成の複雑化、コストの増大および装置サイズの大型化を避けられなかった。この問題を解決するために、特許文献1では、給紙部から排紙部に至る転写紙搬送経路中に画像読み取り手段を配設することで、原稿搬送系統と転写紙搬送系統を共通利用することにより、構成の簡素化と、コストダウンおよびサイズダウンを提案している。
また、ファクシミリ受信文書を印刷出力する際に、トナー残量が少ないことによるかすれや白抜け等の印刷不良を防止する画像形成装置が知られている。トナー残量少の状態で印刷出力を継続するかどうかの設定を設け、印刷継続「しない」に設定されていると、トナー残量少の状態で印刷出力を行わない構成となっている。
また、特許文献2では、トナー残量少を検知した後、使用したトナー量を算出し、トナー残量が一定レベル以下となった場合にファクシミリ文書の印刷出力を停止する構成となっている。
また、特許文献2では、トナー残量少を検知した後、使用したトナー量を算出し、トナー残量が一定レベル以下となった場合にファクシミリ文書の印刷出力を停止する構成となっている。
従来、トナー残量検知の精度が低い画像形成装置では、ばらつき等を考慮してトナー残量少が早く通知されることがある。そのため、トナー残量少の状態でも印刷出力すれば正常に出力される可能性があるが、印刷結果を保証できないため、印刷継続「しない」に設定されていると受信文書の出力を行わない。また、特許文献2においては、トナー残量検知の精度や、トナー残量の算出の精度の問題により、トナー残量が少なくなったことによる印刷不良を確実に防止できるわけではないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、現像剤の残量検知精度に依存することなく、ジョブに基づいて実印刷されたシートの画像を読取りながら、できるだけ印刷処理を継続させることができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
ジョブを受信する受信手段と、受信したジョブから生成される印刷すべき画像データに基づいて給紙されるシートに画像を印刷する印刷手段と、前記画像データを記憶する記憶手段と、搬送される原稿を読み取る読取手段と、シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送手段と、前記印刷手段が使用する現像剤の残量を検知する検知手段と、前記印刷手段による印刷開始前に、前記検知手段により検知される残量が所定の残量よりも少ない状態であるかどうかを判断する判断手段と、前記残量が所定の残量よりも少ない状態であると判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを前記読取手段に読み取らせて排紙させるように制御し、前記残量が所定の残量よりも少ない状態でないと判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを排紙させるように制御する搬送制御手段と、前記読取手段が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とに基づいて、印刷手段による印刷処理を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
ジョブを受信する受信手段と、受信したジョブから生成される印刷すべき画像データに基づいて給紙されるシートに画像を印刷する印刷手段と、前記画像データを記憶する記憶手段と、搬送される原稿を読み取る読取手段と、シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送手段と、前記印刷手段が使用する現像剤の残量を検知する検知手段と、前記印刷手段による印刷開始前に、前記検知手段により検知される残量が所定の残量よりも少ない状態であるかどうかを判断する判断手段と、前記残量が所定の残量よりも少ない状態であると判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを前記読取手段に読み取らせて排紙させるように制御し、前記残量が所定の残量よりも少ない状態でないと判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを排紙させるように制御する搬送制御手段と、前記読取手段が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とに基づいて、印刷手段による印刷処理を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤の残量検知精度に依存することなく、ジョブに基づいて実印刷されたシートの画像を読取りながら、できるだけ印刷処理を継続させることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1〜図7は、本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断面図である。本例では、複合機能を備える画像形成装置例である。本実施形態に示す画像形成装置には、現像剤(トナー)をカートリッジで交換可能なユニットを備える場合を示すが、ホッパー等の現像剤を補給するタイプの画像形成装置であっても本発明を適用可能である。また、トナー残量を検知するセンサとしては、圧電センサ、透磁率センサ、光学式センサ等があるが本発明の適用におういて制限とはならない。また、トナー残量を検知するセンサは、現像剤の補給方法により異なるため、本実施形態では図示しない。
図1〜図7において、画像形成装置1の中央には、印刷手段を構成するハードウエア資源として像担持体となる回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10と並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。また、後述する画像形成装置1を制御するCPUより印刷信号を受けると、印刷処理を開始して光学ユニット2が具備する発光部21が、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面は、電荷による潜像画像を形成する。現像ローラ11が回転しながら、感光ドラム10表面の潜像画像に、保持しているトナーを供給すると、感光ドラム10の表面には、トナー画像が形成される。なお、上記CPUは、後述するネットワークコントローラを介して、あるいは公衆回線を介して受信する情報に基づいて印刷すべき画像データが生成される。
図1〜図7において、画像形成装置1の中央には、印刷手段を構成するハードウエア資源として像担持体となる回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10と並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。また、後述する画像形成装置1を制御するCPUより印刷信号を受けると、印刷処理を開始して光学ユニット2が具備する発光部21が、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光を照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面は、電荷による潜像画像を形成する。現像ローラ11が回転しながら、感光ドラム10表面の潜像画像に、保持しているトナーを供給すると、感光ドラム10の表面には、トナー画像が形成される。なお、上記CPUは、後述するネットワークコントローラを介して、あるいは公衆回線を介して受信する情報に基づいて印刷すべき画像データが生成される。
一方、第1の給紙部30に収納されたシートSは、CSTピックアップローラ31と分離手段32により、一枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。搬送ローラ40は、感光ドラム10の表面のトナー画像とシートSの先端位置のタイミングを合わせるように、シートSを転写部15へと搬送する。
感光ドラム10の回転により転写部15に搬送されるトナー画像は、転写部15に付与される印加バイアスと圧力によって、シートSに転写される。更に、転写部15は、シートSを定着部50に搬送する。定着部50では、回転可能な加熱ローラ51からの熱と、加熱ローラ51と対向し、回転可能な加圧ローラ52の圧力が、トナー画像をシートSに定着させる。トナー画像を定着されたシートSは、搬送ローラ60に搬送される。片面印刷の場合、搬送ローラ60はシートSをそのまま機外へ搬送し、シートSは第2の排紙部70に積載される。また、画像形成装置1には図8にて説明をするコントローラ部800によって制御されている。なお、本実施形態に示す画像形成装置では、読み取られた原稿を排紙する第1の排紙手段(後述する第1の排紙部110に対応する)と、印刷されたシートを排紙する第2の排紙手段(後述する第2の排紙部70)を備える。この第1、第2の別は便宜的なものである。以下、図2を参照して両面印刷プロセスを説明する。
図2において、両面フラッパ61はシートSの後端が通過した後、搬送路を切り替える。その後、搬送ローラ60は逆回転し、シートSを両面搬送路80へ搬送する。スイッチバックしたシートSは、搬送ローラ41を介して原稿読取部100に搬送される。その後、シートSは、搬送ローラ42及び搬送ローラ40に搬送され、再び転写部15へ搬送され、トナー画像の転写、定着を経て、第2の排紙部70に積載されていく。
次に、図3を参照して原稿情報の読み取りと、シートへの両面印刷を実施するプロセスについて説明する。なお、本実施形態に示す画像形成装置は、シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送機構を備える。また、原稿読取部100は、原稿が給紙される搬送路と、当該原稿が機外に排紙される搬送路とによって挟み込まれる位置に設けられる。そして、当該原稿読取部100を回転させて原稿の読取面が当該2つの搬送路面と並行する位置に位置決めされて、原稿の両面または画像が印刷されたシートの画像を読取可能に構成されている。
図3に示す原稿表面の読み取り開始時には、第2給紙部90に収納された原稿Gは、CISピックアップローラ91と分離手段92により、一枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。一方、原稿読取部100は、第2給紙部90から給紙された原稿Gが原稿表面である第一面目の読み取り開始前までに白基準部材101への発光と、白基準値の修正を実施した後、両面搬送路80に対面する位置に回転する。
搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読取部100に搬送する。既に原稿読取部100は両面搬送路80に対面する位置に待機しており、原稿読取部100で読み取られた情報は、後述する図8にて詳細を説明する画像メモリ804に原稿第一面目の情報として記憶される。尚、白基準部材101は、下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされている事を追記しておく。
図3に示す原稿表面の読み取り開始時には、第2給紙部90に収納された原稿Gは、CISピックアップローラ91と分離手段92により、一枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。一方、原稿読取部100は、第2給紙部90から給紙された原稿Gが原稿表面である第一面目の読み取り開始前までに白基準部材101への発光と、白基準値の修正を実施した後、両面搬送路80に対面する位置に回転する。
搬送ローラ41は、原稿Gを、原稿読取部100に搬送する。既に原稿読取部100は両面搬送路80に対面する位置に待機しており、原稿読取部100で読み取られた情報は、後述する図8にて詳細を説明する画像メモリ804に原稿第一面目の情報として記憶される。尚、白基準部材101は、下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされている事を追記しておく。
以下、図4を参照して原稿表面である第一面目の読み取り終了時の動作について説明する。
図4において、原稿読取部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止する。よって、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。所定時間の経過後、原稿専用搬送路81へ搬送されるように構成されている。
図4において、原稿読取部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止する。よって、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止している。所定時間の経過後、原稿専用搬送路81へ搬送されるように構成されている。
以下、図5を参照して原稿裏面である第二面目の読み取り開始時の動作について説明する。
図5において、スイッチバックフラッパ82が搬送路を、両面搬送路80から原稿専用搬送路81に切り替えると同時に、原稿読取部100は、原稿専用搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転すると、原稿Gは、原稿専用搬送路81に沿って、原稿読取部100に搬送される。原稿Gが原稿読取部100に搬送され通過することで、原稿裏面である第二面目の情報を読み取り、画像メモリ804に原稿第二面目の情報として記憶する。第1の給紙部30から給紙されたシートSは1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に画像メモリ804に記憶された原稿裏面である第二面目の情報を基に発光部21から先の画像情報に基づく感光ドラム10への潜像画像が形成される。次にシートSは転写部15で潜像画像により形成されたトナー画像を転写されたのち、定着部50等を搬送され、原稿第二面目の画像形成が完了する。
なお、図5では原稿裏面である第二面の情報を読み取り開始とともにシートSの給紙を開始しているが、第二面の情報を読み取ったのちシートSを搬送しても良い。
図5において、スイッチバックフラッパ82が搬送路を、両面搬送路80から原稿専用搬送路81に切り替えると同時に、原稿読取部100は、原稿専用搬送路81に対面する位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転すると、原稿Gは、原稿専用搬送路81に沿って、原稿読取部100に搬送される。原稿Gが原稿読取部100に搬送され通過することで、原稿裏面である第二面目の情報を読み取り、画像メモリ804に原稿第二面目の情報として記憶する。第1の給紙部30から給紙されたシートSは1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に画像メモリ804に記憶された原稿裏面である第二面目の情報を基に発光部21から先の画像情報に基づく感光ドラム10への潜像画像が形成される。次にシートSは転写部15で潜像画像により形成されたトナー画像を転写されたのち、定着部50等を搬送され、原稿第二面目の画像形成が完了する。
なお、図5では原稿裏面である第二面の情報を読み取り開始とともにシートSの給紙を開始しているが、第二面の情報を読み取ったのちシートSを搬送しても良い。
以下、図6を参照して原稿裏面の読み取り終了時の動作について説明する。
図6において、画像読み取りを終了した原稿Gは、搬送ローラ43及び44に搬送され、第2の排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、シートSが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路を原稿専用搬送路81から両面搬送路80へ切り替える。原稿第二面目の画像形成が完了したシートSは、搬送ローラ60の逆回転によって、シートSを両面フラッパ61によって切り替えられた両面搬送路80に向けて搬送する。
図6において、画像読み取りを終了した原稿Gは、搬送ローラ43及び44に搬送され、第2の排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過すると、シートSが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路を原稿専用搬送路81から両面搬送路80へ切り替える。原稿第二面目の画像形成が完了したシートSは、搬送ローラ60の逆回転によって、シートSを両面フラッパ61によって切り替えられた両面搬送路80に向けて搬送する。
以下、図7を参照してシートSへの画像形成が完了した際の動作を説明する。
図7において、両面搬送路80に搬送されたシートSは、反転している原稿読取部100を通過し、搬送ローラ42を介して、搬送ローラ40に搬送される、更に搬送され破線で記載されているシートSにあるように再び転写部15へ搬送される。既にシートSには、原稿第二面目の画像形成が終了している。
この場合、先の画像メモリ804に記憶された原稿第一面目の画像情報に基づき原稿第一面目の画像が光学ユニット2と感光ドラム10と現像ローラ11と転写部15と定着部50とによりトナー画像の転写及び定着を経て、第2の排紙部70に積載されていく。
図7において、両面搬送路80に搬送されたシートSは、反転している原稿読取部100を通過し、搬送ローラ42を介して、搬送ローラ40に搬送される、更に搬送され破線で記載されているシートSにあるように再び転写部15へ搬送される。既にシートSには、原稿第二面目の画像形成が終了している。
この場合、先の画像メモリ804に記憶された原稿第一面目の画像情報に基づき原稿第一面目の画像が光学ユニット2と感光ドラム10と現像ローラ11と転写部15と定着部50とによりトナー画像の転写及び定着を経て、第2の排紙部70に積載されていく。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。以下、画像形成装置1の制御手段であるCPUを中心としたコントローラ部800の構成並び画像形成動作におけるCPUおよびASIC802の動作について説明する。ここで、ASICとは、Application Specific Integrated Circuitを意味する。本実施形態に示す画像形成装置は、画像データを記憶する記憶手段として画像メモリ804を備え、原稿読取部100が搬送される原稿から読み取った画像データ、印刷されて搬送されるシートから読み取った画像データを一時的に記憶する。画像メモリ804には、FAX受信処理や送信処理に必要な記憶容量を備える。
図8において、CPU801は、ポリゴンミラー、モータ及びレーザ発光素子などを含む発光部21に、ASIC802を介して接続されており、感光ドラム10面上にレーザ光を走査することにより所望の潜像を描く。このため、ASIC802に対して制御信号を出力することによって光学ユニット2の制御を行う。
同様に、CPU801は、シートSを搬送するためにCSTピックアップローラ31及び搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52を駆動するためのメインモータ830を制御する。
さらに、CPU801は、シートSを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンしてCSTピックアップローラ31を駆動させるためのCST給紙ソレノイド822を制御する。さらに、CPU801は、CISピックアップローラ91と搬送ローラ4144を駆動するための両面モータ840などの駆動系を制御する。
図8において、CPU801は、ポリゴンミラー、モータ及びレーザ発光素子などを含む発光部21に、ASIC802を介して接続されており、感光ドラム10面上にレーザ光を走査することにより所望の潜像を描く。このため、ASIC802に対して制御信号を出力することによって光学ユニット2の制御を行う。
同様に、CPU801は、シートSを搬送するためにCSTピックアップローラ31及び搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15、加熱ローラ51、加圧ローラ52を駆動するためのメインモータ830を制御する。
さらに、CPU801は、シートSを給紙する給紙ローラの駆動開始時にオンしてCSTピックアップローラ31を駆動させるためのCST給紙ソレノイド822を制御する。さらに、CPU801は、CISピックアップローラ91と搬送ローラ4144を駆動するための両面モータ840などの駆動系を制御する。
さらに、CPU801は、電子写真プロセスに必要な1次帯電、現像、1次転写、2次転写バイアスを制御する高電圧電源810、並びに定着部50及び低電圧電源811を制御する。さらに、CPU801は、定着部50に設けられたサーミスタ(図示せず)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つ制御を行う。
また、CPU801は、バス等(図示せず)を介してプログラムメモリ803に接続されている。このプログラムメモリ803には、以上の制御及び本明細書に記載される各実施形態においてCPUが行う処理のすべて又は一部を実行するためのプログラム及びデータが格納される。すなわち、CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータを用いて本発明の各実施形態の動作を実行する。
ASIC802は、CPU801の指示に基づいて発光部21内部のモータ速度制御、メインモータ830および両面モータ840の速度制御を行う。モータの速度制御は、モータ(図示せず)からのタック信号(モータが回転されるごとにモータから出力されるパルス信号)を検出して、タック信号の間隔が所定の時間となるようモータに対し加速又は減速信号を出力して行う。このように、制御回路は、ASIC802のハードウエアによる回路で構成したほうが、CPUの制御負荷の低減が図れるメリットがある。
CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)から指示されたプリントコマンドを受信すると、メインモータ830、両面モータ840、CST給紙ソレノイド822を駆動してシートSを搬送する。850はネットワークコントローラ(NIC)で、所定のジョブを受信するためにネットワーク870に接続されて情報処理装置860と通信可能に接続される。また、図示しない公衆回線に接続してファクシミリ装置と送受信処理を行う機能を備えている。ここで、所定のジョブには、プリントジョブと、ファクシミリ受信ジョブとを含む。
シートSは、転写部15により感光ドラム10表面に形成されたトナー像が転写された後、定着部50によりトナー像が定着されてから、搬送ローラ60によりシート積載部としての第2の排紙部70へ排出される。画像形成済みシートの整列性を高めるため、第2の排紙部70は排紙口付近からシート排出方向に向けてゆるやかな上り勾配が設けられている。ここでCPU801は、定着部50に対して低電圧電源811を介して所定の電力を供給することよって所望の熱量を発生させてシートSに与え、シート上のトナー画像を融着し定着させる。
以下、本実施形態を示す画像形成装置における原稿読取動作について説明する。
CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)から指示されたスキャンコマンドを受信すると、両面フラッパソレノイド820、両面モータ840を駆動し、CIS給紙ソレノイドを操作する。これにより、CPU801は、両面モータ840のトルクをCISピックアップローラ91に伝達させ、原稿Gを搬送する。
また原稿読取部100は、後述する各種制御信号であるCISLED、CISSTART、SYSCLK、Sl_in、Sl_select、Sl_outによりASIC802に接続されている。CPU801は、ASIC802を介して各種制御により原稿読取部100から読み取った画像をASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。その後、CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を原稿専用搬送路側に倒し、両面モータ840を反転し、原稿Gを第2の排紙部110まで搬送をする。
CPU801は、ホストコンピュータ(図示せず)から指示されたスキャンコマンドを受信すると、両面フラッパソレノイド820、両面モータ840を駆動し、CIS給紙ソレノイドを操作する。これにより、CPU801は、両面モータ840のトルクをCISピックアップローラ91に伝達させ、原稿Gを搬送する。
また原稿読取部100は、後述する各種制御信号であるCISLED、CISSTART、SYSCLK、Sl_in、Sl_select、Sl_outによりASIC802に接続されている。CPU801は、ASIC802を介して各種制御により原稿読取部100から読み取った画像をASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。その後、CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を原稿専用搬送路側に倒し、両面モータ840を反転し、原稿Gを第2の排紙部110まで搬送をする。
図9は、図1に示した原稿読取部100の詳細を説明する図である。本例では、読取センサとして、CISセンサ(Contact Image Sensor)を用いている例に対応する。
図9において、901はコンタクトイメージセンサ(CIS)部であり、例えば10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば1200dpi)でアレイ状に配置される。902はスタートパルス(CISSTART)信号である。915は、前記CISセンサ部901に入力される転送クロック(CISCLK)である。
914は、前記CISセンサ部901の動作速度を決めるシステムクロック(SYSCLK)である。908はA/Dコンバータである。916は、前記A/Dコンバータ908のサンプリング速度を決定するCISサンプリングクロック(ADCLK)である。
917はタイミングジェネレータ、904は出力バッファである。905はシフトレジスタである。903は発光素子制御信号(CISLED)である。906は電流増幅手段である。907は発光素子で、搬送路上を搬送される原稿Gを均一に照射する。
図9において、901はコンタクトイメージセンサ(CIS)部であり、例えば10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば1200dpi)でアレイ状に配置される。902はスタートパルス(CISSTART)信号である。915は、前記CISセンサ部901に入力される転送クロック(CISCLK)である。
914は、前記CISセンサ部901の動作速度を決めるシステムクロック(SYSCLK)である。908はA/Dコンバータである。916は、前記A/Dコンバータ908のサンプリング速度を決定するCISサンプリングクロック(ADCLK)である。
917はタイミングジェネレータ、904は出力バッファである。905はシフトレジスタである。903は発光素子制御信号(CISLED)である。906は電流増幅手段である。907は発光素子で、搬送路上を搬送される原稿Gを均一に照射する。
次に動作について説明する。
CISSTART信号902をアクティブとすると、CISセンサ部901は受光した光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904にデータを順次セットする。次に、転送クロックCISCLK915(例えば500kHz1MHz程度)を与えると、出力バッファ904にセットされたデータは、シフトレジスタ905によって、CISSNS信号918として、A/Dコンバータ908ヘと転送される。このCISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、転送クロックCISCLK915の立ち上がりタイミングから所定の時間が経過したのちにサンプリングする必要がある。
また、CISSNS信号918は、転送クロックCISCLK915の立ち上がりと立下りの双方のエッジに同期して出力される。そのため、CISサンプリングクロックADCLK916の周波数は、転送クロックCISCLK915の2倍となるように生成され、CISサンプリングクロックADCLK916の立ち上りエッジにて、CISSNS信号918がサンプリングされる。
タイミングジェネレータ917は、システムクロックSYSCLK914を分周して、CISサンプリングクロックADCLK916および転送クロックCISCLK915を生成する。ここで、CISサンプリングクロックADCLK916の位相は、転送クロックCISCLK915と比べ、前記データ保証領域分だけ遅延している。
CISSTART信号902をアクティブとすると、CISセンサ部901は受光した光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904にデータを順次セットする。次に、転送クロックCISCLK915(例えば500kHz1MHz程度)を与えると、出力バッファ904にセットされたデータは、シフトレジスタ905によって、CISSNS信号918として、A/Dコンバータ908ヘと転送される。このCISSNS信号918には所定のデータ保証領域があるため、転送クロックCISCLK915の立ち上がりタイミングから所定の時間が経過したのちにサンプリングする必要がある。
また、CISSNS信号918は、転送クロックCISCLK915の立ち上がりと立下りの双方のエッジに同期して出力される。そのため、CISサンプリングクロックADCLK916の周波数は、転送クロックCISCLK915の2倍となるように生成され、CISサンプリングクロックADCLK916の立ち上りエッジにて、CISSNS信号918がサンプリングされる。
タイミングジェネレータ917は、システムクロックSYSCLK914を分周して、CISサンプリングクロックADCLK916および転送クロックCISCLK915を生成する。ここで、CISサンプリングクロックADCLK916の位相は、転送クロックCISCLK915と比べ、前記データ保証領域分だけ遅延している。
A/Dコンバータ908でディジタル変換されたCISSNS信号918は、出力インターフェース回路909によって所定のタイミングで制御されて、910のSl_out信号にシリアルデータとして出力される。その際、スタートパルスCISSTART902から所定画素分のCISSNS信号918には、アナログ出力基準電圧が出力されており、有効画素としては使用できない。
一方、制御回路911によって、Sl_in信号912およびSl_select信号913によりA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインが可変制御できる。
一方、制御回路911によって、Sl_in信号912およびSl_select信号913によりA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインが可変制御できる。
例えば、撮像した映像のコントラストが得られない場合は、CPU801はA/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくすることによりコントラストを増加させ、常に最良なコントラストで撮像することができる。
ここでは、すべての画素が一つの出力(CISSNS)信号918として出力される系にて説明を行なったが、高速読み取りのために画素をエリアごとに分割し、複数エリアを同時にA/D変換を行なっても良い。また、ここまで原稿読取部100にCISセンサを用いて説明を行なってきたものの、CMOSセンサやCCDセンサ等にて置き換え可能である。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例では、シートに形成された画像を読取り画像形成状態を診断する処理に対応する。なお、各ステップは、画像形成装置1のCPUが、プログラムメモリ303に格納されたプログラム及びデータを用いて実行することで実現される。以下、本実施形態における特徴的なCPU801による制御動作を説明する。具体的には、印刷手段による印刷開始前に、図示しない残量センサにより検知されるトナーの残量が所定の残量よりも少ない状態であるとCPU801が判断した場合、共有する搬送手段を用いてシートの搬送を制御する。具体的には、CPU801が印刷手段により画像が印刷されたシートを原稿読取部100に読み取らせて排紙させるように搬送制御する。一方、トナー残量が所定の残量よりも少ない状態でないとCPU801が判断した場合、搬送手段を用いて印刷手段により画像が印刷されたシートを排紙させるように搬送制御する。そして、CPU801は、原稿読取部100が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とに基づいて、印刷手段による印刷処理を制御する。以下、その詳細例を説明する。
画像形成装置は、外部装置から受信プリントの要求があると、S1001において、図示しない残量センサから出力されるトナー残量信号に基づいてトナー残量が少であるかどうか判断する。ここで、トナー残量が少でないとCPU801が判断すると、S1002において、第1の給紙部30に格納されたシートSを給紙し、転写部15に搬送して印刷出力を行う。S1003において、搬送ローラ60によりシートSを第2の排紙部70に排紙する(図1)。次にS1004において印刷出力した画像データを削除し処理を終了する。そして、CPU801は、次のページの画像データがあれば、次のページの画像データを受信し、S1001以降の処理を実行する。
画像形成装置は、外部装置から受信プリントの要求があると、S1001において、図示しない残量センサから出力されるトナー残量信号に基づいてトナー残量が少であるかどうか判断する。ここで、トナー残量が少でないとCPU801が判断すると、S1002において、第1の給紙部30に格納されたシートSを給紙し、転写部15に搬送して印刷出力を行う。S1003において、搬送ローラ60によりシートSを第2の排紙部70に排紙する(図1)。次にS1004において印刷出力した画像データを削除し処理を終了する。そして、CPU801は、次のページの画像データがあれば、次のページの画像データを受信し、S1001以降の処理を実行する。
一方、S1001において、トナー残量が少であるとCPU801が判断した場合、S1005において、第1の給紙部30に格納されたシートSを給紙し、転写部15に搬送して印刷出力を行う。S1006において、搬送ローラ60を制御しシートSをスイッチバックさせて両面搬送路80に搬送させる(図2)。その後、シートSは搬送ローラ41を経由して搬送ローラ42に搬送される(図11)。
S1007において、搬送ローラ42により印刷出力されたシートSをスイッチバックさせ、原稿読取部100によりシートSに印刷された画像を読み取る(図12)。S1008において、S1007で読み取った画像情報に基づき印刷出力された画像の画像評価を行う。なお、ここでは、CPU801が画像メモリ804を用いて、S1007で読み取った画像データとS1002で印刷出力した画像データとの比較結果に基づき画像評価判断を行うものとする。
S1009において、ここで、CPU801が画像評価の結果が正常(OK)であると判断すると、S1010に進む。そして、S1010において、搬送ローラ40、42、43、44を制御してシートSを搬送ローラ60に搬送し、S1003において搬送ローラ60によりシートSを第2の排紙部70に排紙する。次に、S1004において、画像メモリ804に記憶される印刷出力した画像データを削除して、本処理を終了する。そして、CPU801は、次のページの画像データがあれば、次のページの画像データを受信し、S1001以降の処理を実行する。
一方、S1009において、原稿の画像と印刷された画像との比較に基づく画像評価の結果が正常でないとCPU801が判断した場合、S1011へ進む。そして、S1011において、搬送ローラ40、42、43、44を制御してシートSを搬送ローラ60に搬送し、S1012において、CPU801は搬送ローラ60を制御することによりシートSを第2の排紙部70に排紙する。この際、画像メモリ804に記憶された画像データは削除されないように制御する。それによって、後で、必要に応じて、記憶された画像データを用いて再印刷することができる。そして、CPU801は、それ以降のページを受信しても、トナーの補給があるまでは印刷を継続しないよう制御する。その後、トナー残量が少ではないと判定された場合に、CPU801は、印刷の実行を許可する。その後、ユーザから、再印刷の指示を受け付けた場合に、記憶されている画像データを用いて再印刷が実行される。
このように本実施形態では、CPU801が上記ステップにおいて、原稿読取部100が読み取る原稿の画像と、シートから読み取る原稿の画像とを比較して印刷続行できる画質であるか否かを判断する。ここで、印刷続行できると判断した場合は、CPU801は、印刷手段による印刷処理を継続させるように制御させる。一方、印刷続行できる画質でないと判断した場合は、CPU801は、印刷手段による印刷処理を継続させないように制御する。
本実施形態では、CPU801が印刷続行できる画質であると判断した場合は、画像メモリ804に記憶された画像データを削除し、印刷続行できない画質であると判断した場合は、印刷を停める。そして、CPU801は、画像メモリ804に記憶された画像データを削除しないように制御している。
このように本実施形態では、CPU801が上記ステップにおいて、原稿読取部100が読み取る原稿の画像と、シートから読み取る原稿の画像とを比較して印刷続行できる画質であるか否かを判断する。ここで、印刷続行できると判断した場合は、CPU801は、印刷手段による印刷処理を継続させるように制御させる。一方、印刷続行できる画質でないと判断した場合は、CPU801は、印刷手段による印刷処理を継続させないように制御する。
本実施形態では、CPU801が印刷続行できる画質であると判断した場合は、画像メモリ804に記憶された画像データを削除し、印刷続行できない画質であると判断した場合は、印刷を停める。そして、CPU801は、画像メモリ804に記憶された画像データを削除しないように制御している。
なお、S1008におけるCPU801による画像評価するための判断処理において、画像内の後端部分の特定領域でのみ判断するように構成してもよい。具体的には、CPU801が原稿読取部100により読み取られる原稿の画像の特定の領域と、印刷処理がなされたシートから読み取る原稿の特定の領域の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断する構成としてもよい(第1の画質判断処理)。
また、S1008におけるCPU801による画像評価するための判断処理において、出力画像の黒部分のみ抽出して画質判断を行うように構成してもよい。具体的には、CPU801が原稿読取部100により読み取られる原稿の画像の特定の色領域と、シートから読み取る原稿の特定の色領域の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断する構成としてもよい(第2の画質判断処理)。これにより、画像評価を高速に行うことができる。
さらに、文字部と写真部とに像域分離し、それぞれ個別に画像評価を行って判断するように構成してもよい。具体的には、CPU801が原稿読取部100により読み取られる原稿の画像とシートから読み取る原稿の文字領域と写真領域とをそれぞれ分離する。そして、CPU801は、分離したそれぞれの文字領域と写真領域とを個別に比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断するように構成してもよい(第3の画質判断処理)。これにより、例えば、画像評価における正常/異常を判断する閾値を文字部と写真部とで異なる値を設定することができる。ここで挙げた画像評価の方法は一例であり、これに限定されるものではない。
また、S1008におけるCPU801による画像評価するための判断処理において、出力画像の黒部分のみ抽出して画質判断を行うように構成してもよい。具体的には、CPU801が原稿読取部100により読み取られる原稿の画像の特定の色領域と、シートから読み取る原稿の特定の色領域の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断する構成としてもよい(第2の画質判断処理)。これにより、画像評価を高速に行うことができる。
さらに、文字部と写真部とに像域分離し、それぞれ個別に画像評価を行って判断するように構成してもよい。具体的には、CPU801が原稿読取部100により読み取られる原稿の画像とシートから読み取る原稿の文字領域と写真領域とをそれぞれ分離する。そして、CPU801は、分離したそれぞれの文字領域と写真領域とを個別に比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断するように構成してもよい(第3の画質判断処理)。これにより、例えば、画像評価における正常/異常を判断する閾値を文字部と写真部とで異なる値を設定することができる。ここで挙げた画像評価の方法は一例であり、これに限定されるものではない。
本実施形態によれば、受信したプリントジョブを実行する際に、トナー残量が少なくなったことを検知した場合、記録手段による給紙したシートに印刷出力する。その後、読取手段に紙搬送して印刷されたシートの画像を読み取り、当該シートから読み取った画像情報に基づき印刷出力した画像が正常かどうか判断する。
これより、トナー残量少による印刷不良を確実に防止することができる。また、印刷出力した画像が正常でない場合、画像データを削除しないため、必要に応じて再印刷することが可能になる。
これより、トナー残量少による印刷不良を確実に防止することができる。また、印刷出力した画像が正常でない場合、画像データを削除しないため、必要に応じて再印刷することが可能になる。
〔第2実施形態〕
図13は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例では、シートに形成された画像を読取り画像形成状態を診断する処理に対応する。なお、各ステップは、画像形成装置1のCPUが、プログラムメモリ303に格納されたプログラム及びデータを用いて実行することで実現される。また、説明は、第1実施形態と異なる処理について説明する。
S1309において、画像評価の結果が正常でないとCPU801が判断した場合、S1311において、CPU801は搬送ローラ44を制御してシートSを第1の排紙部110に排紙して、本処理を終了する。
図13は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例では、シートに形成された画像を読取り画像形成状態を診断する処理に対応する。なお、各ステップは、画像形成装置1のCPUが、プログラムメモリ303に格納されたプログラム及びデータを用いて実行することで実現される。また、説明は、第1実施形態と異なる処理について説明する。
S1309において、画像評価の結果が正常でないとCPU801が判断した場合、S1311において、CPU801は搬送ローラ44を制御してシートSを第1の排紙部110に排紙して、本処理を終了する。
本実施形態によれば、画像評価の結果が正常であると判断した場合、シートを第2の排紙部に排紙し、正常でないと判断すると第2の排紙部とは異なる第1の排紙部に排紙する。このため、印刷された画像が正常なシートと印刷された画像が正常でないシートとが同じ排紙先で混在してしまうことを防止できる。
〔第3実施形態〕
図14は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例では、シートに形成された画像を読取り画像形成状態を診断する処理に対応する。なお、各ステップは、画像形成装置1のCPUが、プログラムメモリ303に格納されたプログラム及びデータを用いて実行することで実現される。また、説明は、第2実施形態と異なる処理について説明する。
図14は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例では、シートに形成された画像を読取り画像形成状態を診断する処理に対応する。なお、各ステップは、画像形成装置1のCPUが、プログラムメモリ303に格納されたプログラム及びデータを用いて実行することで実現される。また、説明は、第2実施形態と異なる処理について説明する。
S1409において、画像評価の結果が正常でないとCPU801が判断した場合、S1411において、CPU801は搬送ローラ44を制御してシートSを第1の排紙部110に排紙する。次に、S1412において、CPU801は、印刷ジョブで指定された枚数または部数の印刷処理が完了していない場合でも、それ以降の印刷出力を停止する。なお、停止した場合には、その旨を画像形成装置の操作部に表示したり、ジョブの要求元の外部装置にその旨を通知する制御を実行したりする。さらに、その際、CPU801は、読み取られた画像データの一部または全部をジョブの要求元に通知することで、ジョブのオーナーがその状態を情報処理装置上の画面もしくは、プリンタドライバの管理画面等に表示できるように構成してもよい。
本実施形態によれば、印刷出力した画像が正常でないと判断した場合、それ以降の印刷出力を停止させ、シート無駄や電力無駄を節減することも可能となる。
このように各実施形態によれば、現像剤の残量検知精度に依存することなく、ジョブに基づいて実印刷されたシートの画像を読取りながら、できるだけ印刷処理を継続させたり、印刷処理を中止させたりする制御を実現ができる。
本実施形態によれば、印刷出力した画像が正常でないと判断した場合、それ以降の印刷出力を停止させ、シート無駄や電力無駄を節減することも可能となる。
このように各実施形態によれば、現像剤の残量検知精度に依存することなく、ジョブに基づいて実印刷されたシートの画像を読取りながら、できるだけ印刷処理を継続させたり、印刷処理を中止させたりする制御を実現ができる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
800 電装
801 制御CPU
802 ASIC
803 プログラムメモリ
804 画像メモリ
810 高電圧電源
811 低電圧電源
801 制御CPU
802 ASIC
803 プログラムメモリ
804 画像メモリ
810 高電圧電源
811 低電圧電源
Claims (12)
- ジョブを受信する受信手段と、
受信したジョブから生成される印刷すべき画像データに基づいて給紙されるシートに画像を印刷する印刷手段と、
前記画像データを記憶する記憶手段と、
搬送される原稿を読み取る読取手段と、
シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送手段と、
前記印刷手段が使用する現像剤の残量を検知する検知手段と、
前記印刷手段による印刷開始前に、前記検知手段により検知される残量が所定の残量よりも少ない状態であるかどうかを判断する判断手段と、
前記残量が所定の残量よりも少ない状態であると判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを前記読取手段に読み取らせて排紙させるように制御し、前記残量が所定の残量よりも少ない状態でないと判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを排紙させるように制御する搬送制御手段と、
前記読取手段が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とに基づいて、印刷手段による印刷処理を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記読取手段が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断する画質判断手段と、
前記画質判断手段が印刷続行できる画質であると判断した場合は、前記制御手段は、前記印刷手段による印刷処理を継続させるように制御し、前記画質判断手段が印刷続行できる画質でないと判断した場合は、前記制御手段は、前記印刷手段による印刷処理を継続させないように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記画質判断手段が印刷続行できる画質であると判断した場合は、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データを削除し、
前記画質判断手段が印刷続行できない画質であると判断した場合は、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データを削除しないことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 読み取られた原稿を排紙する第1の排紙手段と、
印刷されたシートを排紙する第2の排紙手段と、を備え、
前記画質判断手段が印刷続行できる画質であると判断した場合は、前記制御手段は、読み取ったシートを第2の排紙手段に排紙させ、
前記画質判断手段が印刷続行できない画質であると判断した場合は、前記制御手段は、読み取ったシートを第1の排紙手段に排紙させるように搬送を制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記ジョブは、プリントジョブ、ファクシミリ受信ジョブを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記画質判断手段は、前記読取手段が読み取る原稿の画像の特定の領域と、前記シートから読み取る原稿の特定の領域の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記画質判断手段は、前記読取手段が読み取る原稿の画像の特定の色領域と、前記シートから読み取る原稿の特定の色領域の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記画質判断手段は、前記読取手段が読み取る原稿の画像と前記シートから読み取る原稿の文字領域と写真領域とをそれぞれ分離し、分離したそれぞれの文字領域と写真領域とを個別に比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記読取手段は、読取面が複数の搬送路と並行するように回転して位置決めされることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像形成装置。
- ジョブを受信する受信手段と、受信したジョブから生成される印刷すべき画像データに基づいて給紙されるシートに画像を印刷する印刷手段と、前記画像データを記憶する記憶手段と、搬送される原稿を読み取る読取手段と、シートの両面に画像を印刷するための搬送路と、搬送される原稿の両面の画像を読み取るための搬送路とを共有する搬送手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
前記印刷手段が使用する現像剤の残量を検知する検知工程と、
前記印刷手段による印刷開始前に、前記検知工程により検知される残量が所定の残量よりも少ない状態であるかどうかを判断する判断工程と、
前記残量が所定の残量よりも少ない状態であると判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを前記読取手段に読み取らせて排紙させるように制御し、前記残量が所定の残量よりも少ない状態でないと判断した場合、前記搬送手段を用いて前記印刷手段により画像が印刷されたシートを排紙させるように制御する搬送制御工程と、
前記読取手段が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とに基づいて、印刷手段による印刷処理を制御する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記読取手段が読み取る原稿の画像と、前記シートから読み取る原稿の画像とを比較して印刷続行できる画質であるかどうかを判断する画質判断工程と、
前記画質判断工程が印刷続行できる画質であると判断した場合は、前記制御工程は、前記印刷手段による印刷処理を継続させるように制御し、前記画質判断工程が印刷続行できる画質でないと判断した場合は、前記制御工程は、前記印刷手段による印刷処理を継続させないように制御することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置の制御方法。 - 請求項10乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2017195539A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | キヤノン株式会社 | 画像形成システムおよび画像形成装置 |
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-
2013
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