JP2015023693A - 帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置 - Google Patents

帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁極片部が噛み合った帯状固定子鉄心片同士を、作業性よく分離可能な帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置を提供する。
【解決手段】磁極片部12、13が噛み合った状態で板取りされた磁性条材14から、第1、第2の帯状固定子鉄心片10、11をプレス加工により分離して製造する方法であり、第1、第2の帯状固定子鉄心片10、11の各磁極片部12、13の先端を、各磁極片部13、12の間に位置するヨーク片部16、15の内周に位置させ、各磁極片部12、13の隙間を形成するスロット抜き工程と、各磁極片部12、13の先端と各ヨーク片部16、15の内周とをシャーカットするシャーカット工程と、この工程により曲げられた各磁極片部12、13を元の状態に戻す矯正工程と、この工程により磁極片部12、13が押し戻された第1、第2の帯状固定子鉄心片10、11を分離する分離工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層鉄心を製造するために用いる帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置に係り、更に詳細には、螺旋状に巻いて積層鉄心の積層体を形成するために用いる帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置に関する。
従来、図8(A)に示すように、金型内で打ち抜き形成した帯状鉄心片(帯状固定子鉄心片)90を、金型外で螺旋状に巻いて積層し積層体を形成する積層鉄心がある(例えば、特許文献1参照)。この帯状鉄心片90を形成するに際しては、図8(B)に示すように、2つの帯状鉄心片90を、その磁極片部91が噛み合った状態で磁性条材92に板取りし、打ち抜き形成することで、材料の歩留りを向上させている。
しかし、図8(B)に示すように、2つの帯状鉄心片90は、一方の帯状鉄心片90の各磁極片部91の先端と、他方の帯状鉄心片90の各磁極片部91の間に位置するヨーク片部93の内周との間に、隙間94が形成されるように、磁性条材92に板取りされているため、材料歩留りを更に向上させることが不可能であった。
そこで、図9に示すように、2つの帯状鉄心片(帯状固定子鉄心片)95を、一方の帯状鉄心片95の各磁極片部96の先端が、他方の帯状鉄心片95の各磁極片部96の間に位置するヨーク片部97の内周に当接するように、磁性条材98に板取りしていた。なお、図9では、1枚の磁性条材98に、4列の帯状鉄心片95を板取りしている(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−106151号公報 特開平11−299136号公報
しかしながら、上記した板取りを行う場合、各磁極片部96の先端とヨーク片部97の内周との分離に、シャーカット(切り曲げ)を用いる必要があるため、以下に示すように、磁極片部96の先端がヨーク片部97の内周に圧入されて嵌まり込んでいた。
例えば、シャーカットを行う際に磁極片部96が下方へ曲げられるため、次工程で、曲げられた磁極片部96をストリッパープレートとダイによって挟み込み、磁極片部96の曲げを矯正している。一方、シャーカットによってシャーカット近傍の材料幅が広がるため、曲げ矯正時に磁極片部96の先端がヨーク片部97の内周に圧入されて嵌まり込む。
また、磁極片部96の先端とヨーク片部97の内周とを、磁性条材98の弾性限度内でシャーカットする場合、磁極片部96が元の状態に戻ろうとする力により、磁極片部96の先端がヨーク片部97の内周に嵌まり込むおそれもある。
このように、磁極片部96の先端がヨーク片部97の内周に圧入されて嵌まり込むと、帯状鉄心片95の巻取り時又は巻き積層時に、各磁極片部96が噛み合った帯状鉄心片95同士を分離しずらいという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、磁極片部が噛み合った帯状固定子鉄心片同士を、作業性よく分離可能な帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法は、少なくとも2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有し、該第1、第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部が噛み合った状態で磁性条材に板取りされ、プレス加工によって前記磁性条材から前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離して製造する方法であって、
前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とをシャーカットするシャーカット工程と、
前記シャーカット工程によって曲げられた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部を元の状態に戻す矯正工程と、
前記矯正工程によって前記磁極片部が押し戻された前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有する。
前記目的に沿う第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法は、少なくとも2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有し、該第1、第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部が噛み合った状態で磁性条材に板取りされ、プレス加工によって前記磁性条材から前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離して製造する方法であって、
前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とを、前記磁性条材の弾性限度内でシャーカットするシャーカット工程と、
前記シャーカット工程によって前記各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とがシャーカットされた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有する。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記分離工程で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片は、上型に設置された上型分離部品及び下型に設置された下型分離部品によって、徐々に上下に分離されることが好ましい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられているのがよい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1の凸部の下面は、前記第1の帯状固定子鉄心片の磁極片部及びヨーク片部のいずれか一方又は双方に当接し、前記第2の凸部の上面は、前記第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部及びヨーク片部のいずれか一方又は双方に当接することができる。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1、第2の凸部で前記磁極片部に当接する上流側には、通過する前記第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされていることが好ましい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1の凸部の下面は、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜しているのがよい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第2の凸部の上面は、前記第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜しているのがよい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部は、前記下型に設置されたリフターによって支持されることが好ましい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記磁性条材は、4列の前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を有することができる。
前記目的に沿う第3の発明に係る金型装置は、第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法に用いる金型装置であって、
前記上型に設置された前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、
前記下型に設置された前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられている。
第3の発明に係る金型装置において、前記第1の凸部の下面は、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることが好ましい。
第3の発明に係る金型装置において、前記第2の凸部の上面は、前記第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることが好ましい。
第3の発明に係る金型装置において、前記第1、第2の凸部で前記磁極片部に当接する上流側には、通過する前記第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされているのがよい。
第3の発明に係る金型装置において、前記下型には、更に、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部を支持するリフターが設けられていることが好ましい。
第1、第2の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法、及び、第3の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法に用いる金型装置は、分離工程(これに用いる金型装置)を有するので、帯状固定子鉄心片の巻取り時又は巻き積層時に、磁極片部が噛み合った帯状固定子鉄心片同士を、作業性よく容易に分離できる。
特に、第1の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法は、シャーカット工程と矯正工程を順次行った後、分離工程を行うので、磁極片部の先端がヨーク片部の内周に圧入されて嵌まり込み易い。従って、上記した効果がより顕著になる。
また、分離工程で、第1、第2の帯状固定子鉄心片が、上型に設置された上型分離部品及び下型に設置された下型分離部品、特に、上型分離部品に設けられ、第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部と、下型分離部品に設けられ、第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部によって、徐々に上下に分離される場合、第1の凸部と第2の凸部が互いに干渉しないため、第1、第2の帯状固定子鉄心片を確実に分離できる。
ここで、第1の凸部の下面、又は、第2の凸部の上面が、帯状固定子鉄心片の磁極片部に当接する場合、ヨーク片部の内周に嵌まり込んだ磁極片部を、ヨーク片部の内周から容易に分離でき、また、第1の凸部の下面、又は、第2の凸部の上面が、帯状固定子鉄心片のヨーク片部に当接する場合、磁極片部にその内周が嵌まり込んだヨーク片部を、磁極片部から容易に分離できる。
そして、第1、第2の凸部で磁極片部に当接する上流側に、通過する第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされている場合、第1、第2の帯状固定子鉄心片の下流側への搬送を、スムーズに実施できる。
更に、第1の凸部の下面が、第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて徐々に下方へ傾斜している場合、分離工程の下流側へ向けて、第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部に対し、第1の凸部が徐々に噛み込んでいくため、第1、第2の凸部の押圧による第1、第2の帯状固定子鉄心片の変形を防止できる。
ここで、第2の凸部の上面が、第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて徐々に下方へ傾斜している場合、分離工程の下流側に配置された第2の凸部に対し、第1の凸部によって下方へ押し込まれる第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の噛み込み量を小さくできる。これにより、第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部が、第2の凸部へ引っ掛かることを更に防止できるので、第1、第2の帯状固定子鉄心片の下流側への搬送を、スムーズに実施できる。
また、第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部が、下型に設置されたリフターによって支持される場合、第1、第2の帯状固定子鉄心片の下流側への搬送時に、第1、第2の帯状固定子鉄心片が上型分離部品又は下型分離部品に引っ掛かることを防止でき、第1、第2の帯状固定子鉄心片の製造時の作業性を良好にできる。
更に、磁性条材が4列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有する場合、帯状固定子鉄心片の生産効率を向上できる。
本発明の一実施の形態に係る帯状固定子鉄心片の製造方法の説明図である。 同帯状固定子鉄心片の製造方法の分離工程で使用する金型装置の側面図である。 同金型装置の上型側の底面図である。 同金型装置の下型の平面図である。 同金型装置に設けられた上型分離部品と下型分離部品の動作状態を示す説明図である。 同金型装置に設けられた上型分離部品とリフターの動作状態を示す説明図である。 同金型装置に設けられた上型分離部品と下型分離部品の動作状態を模式的に示した説明図である。 (A)は帯状鉄心片を螺旋状に積層して形成する積層鉄心の製造方法の説明図、(B)は従来例1に係る帯状鉄心片の製造方法の説明図である。 従来例2に係る帯状鉄心片の製造方法の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る帯状固定子鉄心片の製造方法は、第1、第2の帯状固定子鉄心片(以下、単に帯状鉄心片ともいう)10、11を有し、この帯状鉄心片10、11の磁極片部12、13が噛み合った状態で磁性条材14に板取りされ、プレス加工によって磁性条材14から帯状鉄心片10、11を分離して製造する方法であり、準備工程、輪郭形成工程、スロット抜き工程、シャーカット工程、矯正工程、及び分離工程を有している。以下、詳しく説明する。
(準備工程)
厚みが、例えば、0.15〜0.5mm程度の電磁鋼板からなる磁性条材14に、第1、第2の帯状鉄心片10、11を板取りする。この第1、第2の帯状鉄心片10、11は実質的に同一形状であり、ヨーク片部15、16と、その内周側(一方側)に突出して一体的に設けられた複数の磁極片部12、13とを、それぞれ有している。
上記した板取りは、一方の帯状鉄心片10の各磁極片部12の先端を、他方の帯状鉄心片11の各磁極片部13の間に位置するヨーク片部16の内周に、他方の帯状鉄心片11の各磁極片部13の先端を、一方の帯状鉄心片10の各磁極片部12の間に位置するヨーク片部15の内周に、それぞれ位置するように行う。
(輪郭形成工程)
磁性条材14の幅方向両端部を、金型装置(図示しない)で打ち抜き、各帯状鉄心片10、11のヨーク片部15、16の輪郭(外周)を、それぞれ形成する。このとき、各ヨーク片部15、16の外周に、磁性条材14の位置決め用の窪み17も形成する。
これにより、磁性条材14の幅方向両側に配置されたパイロットピン18に、磁性条材14に形成した窪み17を位置させることで、磁性条材14の位置決めができる。なお、磁性条材14の搬送時の送りピッチは、例えば、図1に示す輪郭形成工程で(輪郭が太線で)示された磁性条材14の領域長さである。
(スロット抜き工程)
輪郭が形成された磁性条材14に対し、スロット19を打ち抜く。
具体的には、噛み合った状態である磁極片部12と磁極片部13との間に、隙間(即ち、磁極片部12、13の両側輪郭)が形成されるように、スロット19を打ち抜く。
これにより、一方の帯状鉄心片10の各磁極片部12の先端のみが、他方の帯状鉄心片11のヨーク片部16の内周に、他方の帯状鉄心片11の各磁極片部13の先端のみが、一方の帯状鉄心片10のヨーク片部15の内周に、それぞれ連結した状態となる。
(シャーカット工程)
2つの帯状鉄心片10、11の各磁極片部12、13の先端と、ヨーク片部16、15の内周とを、シャーカット(切り曲げ)する。このシャーカットは、せん断により、各磁極片部12、13の先端と、ヨーク片部16、15の内周とを切断する方法(従来公知の方法)である。
これにより、各磁極片部12、13の先端が、ヨーク片部16、15の内周から切り離されるが、このとき、各磁極片部12がヨーク片部16の下方へ、また、各磁極片部13がヨーク片部15の下方へ、それぞれ折れ曲がる。
(矯正工程)
上記したシャーカット工程で曲げられた2枚の帯状固定子鉄心片10、11の各磁極片部12、13を、図2〜図4に示す金型装置20を用いて元の状態に戻す(曲がりを矯正する)。
この金型装置20は、ストリッパープレート21を備えた上型と、ダイプレート22を備えた下型とを有し、ストリッパープレート21とダイプレート22によって帯状鉄心片10、11を挟み込むことで、各磁極片部12、13の曲げを矯正するものである。
なお、下型には、複数のリフター23が昇降可能に設けられており、ストリッパープレート21の押圧時は、各リフター23がダイプレート22内に収まり、ストリッパープレート21の非押圧時は、各リフター23がダイプレート22から突出し、2枚の帯状鉄心片10、11(ここでは、ヨーク片部15、16)を支持して、帯状鉄心片10、11の搬送を容易にしている。
(分離工程)
上記した矯正工程により、磁極片部12の先端がヨーク片部16の内周に、また、磁極片部13の先端がヨーク片部15の内周に、それぞれ圧入されて嵌まり込む。このため、その後に行う帯状鉄心片10、11の巻取り時又は巻き積層時に、磁極片部12と磁極片部13とが噛み合った帯状鉄心片10、11同士を分離しずらくなる。
そこで、各磁極片部12、13が押し戻された2枚の帯状鉄心片10、11を、本発明の一実施の形態に係る帯状固定子鉄心片の製造方法に用いる金型装置24により分離する。以下、金型装置24について、図2〜図7を参照しながら説明する。
金型装置24は、図2〜図4に示すように、ストリッパープレート25、26を備えた上型と、下型27とを有し、上型の上流側に位置するストリッパープレート25に上型分離部品28が、下型27の上流側に下型分離部品29が、それぞれ設置されている。この上型分離部品28と下型分離部品29は、2枚の帯状鉄心片10、11を、搬送方向下流側へ向けて徐々に上下に分離する機能を有するものである。
図2〜図7に示すように、上型分離部品28には、下方へ分離する帯状鉄心片10に、上方から当接する第1の凸部30が設けられ、また、下型分離部品29には、上方へ分離する帯状鉄心片11に、下方から当接する第2の凸部31が設けられている。
第1の凸部30は、図2、図3、図5〜図7に示すように、帯状鉄心片10に対応した構成、即ち下面がヨーク片部15に当接するヨーク片当接部32と、このヨーク片当接部32の一方側に間隔を有して所定ピッチで設けられ、下面が各磁極片部12に当接する磁極片当接部33とを有している。また、第2の凸部31も、図2、図4、図5、図7に示すように、帯状鉄心片11に対応した構成、即ち上面がヨーク片部16に当接するヨーク片当接部34と、このヨーク片当接部34の一方側に間隔を有して所定ピッチで設けられ、上面が各磁極片部13に当接する磁極片当接部35とを有している。
なお、図3、図4に示すように、第1の凸部30の隣り合う磁極片当接部33間の穴36は、第2の凸部31の磁極片当接部35の逃げ穴であり、第2の凸部31の隣り合う磁極片当接部35間の穴37は、第1の凸部30の磁極片当接部33の逃げ穴である。
この第1、第2の凸部は、上記した構成に限定されるものではなく、磁極片部(一部又は全部)のみ、又は、ヨーク片部(部分的又は全部)のみに当接する構成でもよい。
図2に示すように、上記した第1の凸部30を構成する各磁極片当接部33の上流側には、通過する帯状鉄心片10に引っ掛かることを防止するための面取りがなされ、また、第2の凸部31を構成する各磁極片当接部35の上流側にも、通過する帯状鉄心片11に引っ掛かることを防止するための面取りがなされている。
なお、第1、第2の凸部30、31を構成する各ヨーク片当接部32、34については、ヨーク片当接部の全部をヨーク片部に当接させる場合、上記した面取りがなされていないが、ヨーク片当接部を部分的にヨーク片部に当接させる場合、各ヨーク片当接部の上流側に、必要に応じて面取りを行うこともできる。
以上の構成により、第1の凸部30の下面は、帯状鉄心片10の上面に当接し、第2の凸部31の上面は、帯状鉄心片11の下面に当接し、しかも、通過する帯状鉄心片10、11への第1、第2の凸部30、31の引っ掛かりも防止できる。
また、第1の凸部30は、図2に示すように、ヨーク片当接部32の下面と、各磁極片当接部33の下面(各磁極片当接部33の下面を繋いだ仮想面)が、帯状鉄心片10、11の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜している。
これは、分離工程の上流側で、2枚の帯状鉄心片10、11を急激に分離しようとすれば、前記した矯正工程と分離工程との間で、各帯状鉄心片10、11に折れ曲がりが発生するおそれがあることによる。従って、第1の凸部30の下面の傾斜角度は、各帯状鉄心片10、11に折れ曲がりが発生しない範囲で適宜設定できるが、例えば、水平位置を基準(0度)として下方へ、0度を超え3度以下の範囲で設定できる。
このように、第1の凸部30の下面を傾斜させた場合は、第2の凸部31も、図2に示すように、ヨーク片当接部34の上面と、各磁極片当接部35の上面(各磁極片当接部35の上面を繋いだ仮想面)を、上記した第1の凸部30の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、帯状鉄心片10、11の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜させる。
これは(第2の凸部31の上面を傾斜させたのは)、分離工程の下型分離部品29の下流側に配置された第2の凸部31に対し、第1の凸部30によって下方へ押し込まれる帯状鉄心片10の各磁極片部12の噛み込み量を小さくするためである。これにより、帯状鉄心片10の各磁極片部12が、第2の凸部31へ引っ掛かることを防止できるので、2枚の帯状鉄心片10、11の搬送をスムーズに実施できる。
この第2の凸部32の上面の傾斜角度は、例えば、上記した第1の凸部30の下面の傾斜角度より、0度を超え2度以下の範囲内で小さく設定できる。
また、上型の下流側に位置するストリッパープレート26には、帯状鉄心片10と帯状鉄心片11の分離を完全に行うための第3の凸部38が設けられている。
第3の凸部38は、図2、図3、図5、図6に示すように、帯状鉄心片10に対応した構成、即ちヨーク片部15に当接するヨーク片当接部39と、このヨーク片当接部39の一方側に間隔を有して所定ピッチで設けられ、各磁極片部12に当接する磁極片当接部40とを有している。
なお、第3の凸部38は、図2に示すように、ヨーク片当接部39の下面と、各磁極片当接部40の下面(各磁極片当接部40の下面を繋いだ仮想面)が、同一高さになっている。これは、上記した第1の凸部30と異なり、各帯状鉄心片10、11に折れ曲がりが発生するおそれがないことによる。
そして、下型27には、図2、図4、図6に示すように、下型27の上流側から下流側へかけて、複数のリフター41、42が昇降可能に設けられている。
このリフター41とリフター42は、下型27の幅方向両側にそれぞれ配置され、幅方向一方側に配置されたリフター41が帯状鉄心片10のヨーク片部15を支持し、幅方向他方側に配置されたリフター42が帯状鉄心片11のヨーク片部16を支持するため、その突出高さが異なっている(リフター41よりリフター42の方が上面位置が高い)。
なお、下型27の上流側(図2、図4、図6においては1番目)に配置されたリフター41、42は、ストリッパープレート25の押圧時に下型27内に収まり、ストリッパープレート25の非押圧時に下型27から突出し、2枚の帯状鉄心片10、11を支持する。一方、下型27の上流側を除く他のリフター41、42は、上型分離部品28やストリッパープレート26に逃げ穴が形成されているため、上下に分離した2枚の帯状鉄心片10、11をそれぞれ支持できる。
以下、上記した金型装置24を使用した2枚の帯状鉄心片10、11の分離方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。なお、図5は、金型装置24の第1、第2の凸部30、31の動作状態を、図6は、金型装置24の第1の凸部30とリフター41、42の動作状態を、図7は、2枚の帯状鉄心片10、11の分離過程を模式的に、それぞれ示している。
矯正工程で各磁極片部12、13の曲げが矯正された帯状鉄心片10、11は、分離工程の金型装置24へ搬送され、以下に示すように、2枚の帯状鉄心片10、11が徐々に上下に分離される。
最上流側に配置したリフター41、42位置では、2枚の帯状鉄心片10、11同士が、まだ分離していない。このため、上型分離部品28に押圧された帯状鉄心片10、11の影響を受け、リフター41、42も降下している(図6参照)。
このリフター41、42を通過した位置では、上型分離部品28の第1の凸部30が、下型分離部品29の第2の凸部31に、側面視して半分程度噛み込む。このため、2枚の帯状鉄心片10、11が分離される。
なお、2枚の帯状鉄心片10、11が分離された後のリフター41、42位置には、前記したように、上型分離部品28にリフター41、42の逃げ穴が形成されているため、分離した一方の帯状鉄心片10をリフター41で、他方の帯状鉄心片11をリフター42で、それぞれ上方へ持ち上げることができる。
上記した2枚の帯状鉄心片10、11は、上型分離部品28及び下型分離部品29の下流側で、第3の凸部38によって完全に分離され、リフター41、42でそれぞれ支持されながら下流側へ搬送されて巻き取られる。
使用にあっては、帯状鉄心片10、11を螺旋状に巻いて積層し、例えば、積層方向全長にわたって溶接して使用する(図8(A)参照)。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、磁性条材に、磁極片部が噛み合った状態の2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を板取りした場合について説明したが、磁極片部が噛み合った状態の2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を、磁性条材の幅方向に2セット、合計4列の帯状固定子鉄心片を板取りすることもできる(図9参照)。
そして、前記実施の形態においては、準備工程、輪郭形成工程、スロット抜き工程、シャーカット工程、矯正工程、及び分離工程を、順次行った場合について説明したが、シャーカット工程において、第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と各ヨーク片部の内周とを、磁性条材の弾性限度内でシャーカットする場合は、矯正工程を経ることなく、分離工程を行うこともできる。これは、磁性条材を弾性限度内でシャーカットすることにより、第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部に、シャーカットに起因した曲がりが発生しない(自由状態では元の状態に戻る)ことによる。
10:第1の帯状固定子鉄心片、11:第2の帯状固定子鉄心片、12、13:磁極片部、14:磁性条材、15、16:ヨーク片部、17:窪み、18:パイロットピン、19:スロット、20:金型装置、21:ストリッパープレート、22:ダイプレート、23:リフター、24:金型装置、25、26:ストリッパープレート、27:下型、28:上型分離部品、29:下型分離部品、30:第1の凸部、31:第2の凸部、32:ヨーク片当接部、33:磁極片当接部、34:ヨーク片当接部、35:磁極片当接部、36、37:穴、38:第3の凸部、39:ヨーク片当接部、40:磁極片当接部、41、42:リフター

Claims (15)

  1. 少なくとも2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有し、該第1、第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部が噛み合った状態で磁性条材に板取りされ、プレス加工によって前記磁性条材から前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離して製造する方法であって、
    前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
    前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
    前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とをシャーカットするシャーカット工程と、
    前記シャーカット工程によって曲げられた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部を元の状態に戻す矯正工程と、
    前記矯正工程によって前記磁極片部が押し戻された前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  2. 少なくとも2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有し、該第1、第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部が噛み合った状態で磁性条材に板取りされ、プレス加工によって前記磁性条材から前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離して製造する方法であって、
    前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
    前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
    前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とを、前記磁性条材の弾性限度内でシャーカットするシャーカット工程と、
    前記シャーカット工程によって前記各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とがシャーカットされた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記分離工程で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片は、上型に設置された上型分離部品及び下型に設置された下型分離部品によって、徐々に上下に分離されることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  4. 請求項3記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられていることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  5. 請求項4記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1の凸部の下面は、前記第1の帯状固定子鉄心片の磁極片部及びヨーク片部のいずれか一方又は双方に当接し、前記第2の凸部の上面は、前記第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部及びヨーク片部のいずれか一方又は双方に当接することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  6. 請求項4又は5記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1、第2の凸部で前記磁極片部に当接する上流側には、通過する前記第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされていることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1の凸部の下面は、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  8. 請求項7記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第2の凸部の上面は、前記第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部は、前記下型に設置されたリフターによって支持されることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記磁性条材は、4列の前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を有することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
  11. 請求項3記載の帯状固定子鉄心片の製造方法に用いる金型装置であって、
    前記上型に設置された前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、
    前記下型に設置された前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられていることを特徴とする金型装置。
  12. 請求項11記載の金型装置において、前記第1の凸部の下面は、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする金型装置。
  13. 請求項12記載の金型装置において、前記第2の凸部の上面は、前記第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする金型装置。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項に記載の金型装置において、前記第1、第2の凸部で前記磁極片部に当接する上流側には、通過する前記第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされていることを特徴とする金型装置。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載の金型装置において、前記下型には、更に、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部を支持するリフターが設けられていることを特徴とする金型装置。
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