JP2015023693A - 帯状固定子鉄心片の製造方法及びこれに用いる金型装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁極片部12、13が噛み合った状態で板取りされた磁性条材14から、第1、第2の帯状固定子鉄心片10、11をプレス加工により分離して製造する方法であり、第1、第2の帯状固定子鉄心片10、11の各磁極片部12、13の先端を、各磁極片部13、12の間に位置するヨーク片部16、15の内周に位置させ、各磁極片部12、13の隙間を形成するスロット抜き工程と、各磁極片部12、13の先端と各ヨーク片部16、15の内周とをシャーカットするシャーカット工程と、この工程により曲げられた各磁極片部12、13を元の状態に戻す矯正工程と、この工程により磁極片部12、13が押し戻された第1、第2の帯状固定子鉄心片10、11を分離する分離工程とを有する。
【選択図】図1
Description
また、磁極片部96の先端とヨーク片部97の内周とを、磁性条材98の弾性限度内でシャーカットする場合、磁極片部96が元の状態に戻ろうとする力により、磁極片部96の先端がヨーク片部97の内周に嵌まり込むおそれもある。
前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とをシャーカットするシャーカット工程と、
前記シャーカット工程によって曲げられた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部を元の状態に戻す矯正工程と、
前記矯正工程によって前記磁極片部が押し戻された前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有する。
前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とを、前記磁性条材の弾性限度内でシャーカットするシャーカット工程と、
前記シャーカット工程によって前記各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とがシャーカットされた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有する。
前記上型に設置された前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、
前記下型に設置された前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられている。
特に、第1の発明に係る帯状固定子鉄心片の製造方法は、シャーカット工程と矯正工程を順次行った後、分離工程を行うので、磁極片部の先端がヨーク片部の内周に圧入されて嵌まり込み易い。従って、上記した効果がより顕著になる。
ここで、第2の凸部の上面が、第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて徐々に下方へ傾斜している場合、分離工程の下流側に配置された第2の凸部に対し、第1の凸部によって下方へ押し込まれる第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の噛み込み量を小さくできる。これにより、第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部が、第2の凸部へ引っ掛かることを更に防止できるので、第1、第2の帯状固定子鉄心片の下流側への搬送を、スムーズに実施できる。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る帯状固定子鉄心片の製造方法は、第1、第2の帯状固定子鉄心片(以下、単に帯状鉄心片ともいう)10、11を有し、この帯状鉄心片10、11の磁極片部12、13が噛み合った状態で磁性条材14に板取りされ、プレス加工によって磁性条材14から帯状鉄心片10、11を分離して製造する方法であり、準備工程、輪郭形成工程、スロット抜き工程、シャーカット工程、矯正工程、及び分離工程を有している。以下、詳しく説明する。
厚みが、例えば、0.15〜0.5mm程度の電磁鋼板からなる磁性条材14に、第1、第2の帯状鉄心片10、11を板取りする。この第1、第2の帯状鉄心片10、11は実質的に同一形状であり、ヨーク片部15、16と、その内周側(一方側)に突出して一体的に設けられた複数の磁極片部12、13とを、それぞれ有している。
上記した板取りは、一方の帯状鉄心片10の各磁極片部12の先端を、他方の帯状鉄心片11の各磁極片部13の間に位置するヨーク片部16の内周に、他方の帯状鉄心片11の各磁極片部13の先端を、一方の帯状鉄心片10の各磁極片部12の間に位置するヨーク片部15の内周に、それぞれ位置するように行う。
磁性条材14の幅方向両端部を、金型装置(図示しない)で打ち抜き、各帯状鉄心片10、11のヨーク片部15、16の輪郭(外周)を、それぞれ形成する。このとき、各ヨーク片部15、16の外周に、磁性条材14の位置決め用の窪み17も形成する。
これにより、磁性条材14の幅方向両側に配置されたパイロットピン18に、磁性条材14に形成した窪み17を位置させることで、磁性条材14の位置決めができる。なお、磁性条材14の搬送時の送りピッチは、例えば、図1に示す輪郭形成工程で(輪郭が太線で)示された磁性条材14の領域長さである。
輪郭が形成された磁性条材14に対し、スロット19を打ち抜く。
具体的には、噛み合った状態である磁極片部12と磁極片部13との間に、隙間(即ち、磁極片部12、13の両側輪郭)が形成されるように、スロット19を打ち抜く。
これにより、一方の帯状鉄心片10の各磁極片部12の先端のみが、他方の帯状鉄心片11のヨーク片部16の内周に、他方の帯状鉄心片11の各磁極片部13の先端のみが、一方の帯状鉄心片10のヨーク片部15の内周に、それぞれ連結した状態となる。
2つの帯状鉄心片10、11の各磁極片部12、13の先端と、ヨーク片部16、15の内周とを、シャーカット(切り曲げ)する。このシャーカットは、せん断により、各磁極片部12、13の先端と、ヨーク片部16、15の内周とを切断する方法(従来公知の方法)である。
これにより、各磁極片部12、13の先端が、ヨーク片部16、15の内周から切り離されるが、このとき、各磁極片部12がヨーク片部16の下方へ、また、各磁極片部13がヨーク片部15の下方へ、それぞれ折れ曲がる。
上記したシャーカット工程で曲げられた2枚の帯状固定子鉄心片10、11の各磁極片部12、13を、図2〜図4に示す金型装置20を用いて元の状態に戻す(曲がりを矯正する)。
この金型装置20は、ストリッパープレート21を備えた上型と、ダイプレート22を備えた下型とを有し、ストリッパープレート21とダイプレート22によって帯状鉄心片10、11を挟み込むことで、各磁極片部12、13の曲げを矯正するものである。
なお、下型には、複数のリフター23が昇降可能に設けられており、ストリッパープレート21の押圧時は、各リフター23がダイプレート22内に収まり、ストリッパープレート21の非押圧時は、各リフター23がダイプレート22から突出し、2枚の帯状鉄心片10、11(ここでは、ヨーク片部15、16)を支持して、帯状鉄心片10、11の搬送を容易にしている。
上記した矯正工程により、磁極片部12の先端がヨーク片部16の内周に、また、磁極片部13の先端がヨーク片部15の内周に、それぞれ圧入されて嵌まり込む。このため、その後に行う帯状鉄心片10、11の巻取り時又は巻き積層時に、磁極片部12と磁極片部13とが噛み合った帯状鉄心片10、11同士を分離しずらくなる。
そこで、各磁極片部12、13が押し戻された2枚の帯状鉄心片10、11を、本発明の一実施の形態に係る帯状固定子鉄心片の製造方法に用いる金型装置24により分離する。以下、金型装置24について、図2〜図7を参照しながら説明する。
図2〜図7に示すように、上型分離部品28には、下方へ分離する帯状鉄心片10に、上方から当接する第1の凸部30が設けられ、また、下型分離部品29には、上方へ分離する帯状鉄心片11に、下方から当接する第2の凸部31が設けられている。
なお、図3、図4に示すように、第1の凸部30の隣り合う磁極片当接部33間の穴36は、第2の凸部31の磁極片当接部35の逃げ穴であり、第2の凸部31の隣り合う磁極片当接部35間の穴37は、第1の凸部30の磁極片当接部33の逃げ穴である。
この第1、第2の凸部は、上記した構成に限定されるものではなく、磁極片部(一部又は全部)のみ、又は、ヨーク片部(部分的又は全部)のみに当接する構成でもよい。
なお、第1、第2の凸部30、31を構成する各ヨーク片当接部32、34については、ヨーク片当接部の全部をヨーク片部に当接させる場合、上記した面取りがなされていないが、ヨーク片当接部を部分的にヨーク片部に当接させる場合、各ヨーク片当接部の上流側に、必要に応じて面取りを行うこともできる。
以上の構成により、第1の凸部30の下面は、帯状鉄心片10の上面に当接し、第2の凸部31の上面は、帯状鉄心片11の下面に当接し、しかも、通過する帯状鉄心片10、11への第1、第2の凸部30、31の引っ掛かりも防止できる。
これは、分離工程の上流側で、2枚の帯状鉄心片10、11を急激に分離しようとすれば、前記した矯正工程と分離工程との間で、各帯状鉄心片10、11に折れ曲がりが発生するおそれがあることによる。従って、第1の凸部30の下面の傾斜角度は、各帯状鉄心片10、11に折れ曲がりが発生しない範囲で適宜設定できるが、例えば、水平位置を基準(0度)として下方へ、0度を超え3度以下の範囲で設定できる。
これは(第2の凸部31の上面を傾斜させたのは)、分離工程の下型分離部品29の下流側に配置された第2の凸部31に対し、第1の凸部30によって下方へ押し込まれる帯状鉄心片10の各磁極片部12の噛み込み量を小さくするためである。これにより、帯状鉄心片10の各磁極片部12が、第2の凸部31へ引っ掛かることを防止できるので、2枚の帯状鉄心片10、11の搬送をスムーズに実施できる。
この第2の凸部32の上面の傾斜角度は、例えば、上記した第1の凸部30の下面の傾斜角度より、0度を超え2度以下の範囲内で小さく設定できる。
第3の凸部38は、図2、図3、図5、図6に示すように、帯状鉄心片10に対応した構成、即ちヨーク片部15に当接するヨーク片当接部39と、このヨーク片当接部39の一方側に間隔を有して所定ピッチで設けられ、各磁極片部12に当接する磁極片当接部40とを有している。
なお、第3の凸部38は、図2に示すように、ヨーク片当接部39の下面と、各磁極片当接部40の下面(各磁極片当接部40の下面を繋いだ仮想面)が、同一高さになっている。これは、上記した第1の凸部30と異なり、各帯状鉄心片10、11に折れ曲がりが発生するおそれがないことによる。
このリフター41とリフター42は、下型27の幅方向両側にそれぞれ配置され、幅方向一方側に配置されたリフター41が帯状鉄心片10のヨーク片部15を支持し、幅方向他方側に配置されたリフター42が帯状鉄心片11のヨーク片部16を支持するため、その突出高さが異なっている(リフター41よりリフター42の方が上面位置が高い)。
なお、下型27の上流側(図2、図4、図6においては1番目)に配置されたリフター41、42は、ストリッパープレート25の押圧時に下型27内に収まり、ストリッパープレート25の非押圧時に下型27から突出し、2枚の帯状鉄心片10、11を支持する。一方、下型27の上流側を除く他のリフター41、42は、上型分離部品28やストリッパープレート26に逃げ穴が形成されているため、上下に分離した2枚の帯状鉄心片10、11をそれぞれ支持できる。
矯正工程で各磁極片部12、13の曲げが矯正された帯状鉄心片10、11は、分離工程の金型装置24へ搬送され、以下に示すように、2枚の帯状鉄心片10、11が徐々に上下に分離される。
このリフター41、42を通過した位置では、上型分離部品28の第1の凸部30が、下型分離部品29の第2の凸部31に、側面視して半分程度噛み込む。このため、2枚の帯状鉄心片10、11が分離される。
なお、2枚の帯状鉄心片10、11が分離された後のリフター41、42位置には、前記したように、上型分離部品28にリフター41、42の逃げ穴が形成されているため、分離した一方の帯状鉄心片10をリフター41で、他方の帯状鉄心片11をリフター42で、それぞれ上方へ持ち上げることができる。
使用にあっては、帯状鉄心片10、11を螺旋状に巻いて積層し、例えば、積層方向全長にわたって溶接して使用する(図8(A)参照)。
また、前記実施の形態においては、磁性条材に、磁極片部が噛み合った状態の2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を板取りした場合について説明したが、磁極片部が噛み合った状態の2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を、磁性条材の幅方向に2セット、合計4列の帯状固定子鉄心片を板取りすることもできる(図9参照)。
Claims (15)
- 少なくとも2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有し、該第1、第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部が噛み合った状態で磁性条材に板取りされ、プレス加工によって前記磁性条材から前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離して製造する方法であって、
前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とをシャーカットするシャーカット工程と、
前記シャーカット工程によって曲げられた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部を元の状態に戻す矯正工程と、
前記矯正工程によって前記磁極片部が押し戻された前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。 - 少なくとも2列の第1、第2の帯状固定子鉄心片を有し、該第1、第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部が噛み合った状態で磁性条材に板取りされ、プレス加工によって前記磁性条材から前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離して製造する方法であって、
前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、前記第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端を、前記第1の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の間に位置するヨーク片部の内周に、それぞれ位置させて、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の隙間を形成するスロットを打ち抜くスロット抜き工程と、
前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とを、前記磁性条材の弾性限度内でシャーカットするシャーカット工程と、
前記シャーカット工程によって前記各磁極片部の先端と前記各ヨーク片部の内周とがシャーカットされた前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を分離する分離工程とを有することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。 - 請求項1又は2記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記分離工程で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片は、上型に設置された上型分離部品及び下型に設置された下型分離部品によって、徐々に上下に分離されることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項3記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられていることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項4記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1の凸部の下面は、前記第1の帯状固定子鉄心片の磁極片部及びヨーク片部のいずれか一方又は双方に当接し、前記第2の凸部の上面は、前記第2の帯状固定子鉄心片の磁極片部及びヨーク片部のいずれか一方又は双方に当接することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項4又は5記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1、第2の凸部で前記磁極片部に当接する上流側には、通過する前記第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされていることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項4〜6のいずれか1項に記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1の凸部の下面は、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項7記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第2の凸部の上面は、前記第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項3〜8のいずれか1項に記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部は、前記下型に設置されたリフターによって支持されることを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の帯状固定子鉄心片の製造方法において、前記磁性条材は、4列の前記第1、第2の帯状固定子鉄心片を有することを特徴とする帯状固定子鉄心片の製造方法。
- 請求項3記載の帯状固定子鉄心片の製造方法に用いる金型装置であって、
前記上型に設置された前記上型分離部品には、前記第1の帯状固定子鉄心片に上方から当接する第1の凸部が設けられ、
前記下型に設置された前記下型分離部品には、前記第2の帯状固定子鉄心片に下方から当接する第2の凸部が設けられていることを特徴とする金型装置。 - 請求項11記載の金型装置において、前記第1の凸部の下面は、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする金型装置。
- 請求項12記載の金型装置において、前記第2の凸部の上面は、前記第1の凸部の下面の傾斜角度よりも小さい角度で、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の搬送方向下流側へむけて、徐々に下方へ傾斜していることを特徴とする金型装置。
- 請求項11〜13のいずれか1項に記載の金型装置において、前記第1、第2の凸部で前記磁極片部に当接する上流側には、通過する前記第1、第2の帯状固定子鉄心片に引っ掛かることを防止するための面取りがなされていることを特徴とする金型装置。
- 請求項11〜14のいずれか1項に記載の金型装置において、前記下型には、更に、前記第1、第2の帯状固定子鉄心片の各ヨーク片部を支持するリフターが設けられていることを特徴とする金型装置。
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