JP5379522B2 - 分割鉄心片の製造方法 - Google Patents
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1)前記各分割鉄心片の半径方向中心線が平行で、2)前記幅広部の側端部に、隣接する前記分割鉄心片の幅狭部の側端部が当接し、3)前記分割鉄心片の幅広部と幅狭部との間に磁極軸片部を形成する抜き孔を形成するように、隣り合う前記分割鉄心片を互い違いに配置した鉄心片群を、磁性材料からなる条材に板取りする板取り工程と、
前記板取りに沿ってプレス加工により、前記各分割鉄心片を打ち抜くプレス加工工程とを有する。
ここで、幅広部の側端部に幅狭部の側端部が当接するとは、幅広部の側端部と幅狭部の側端部とが同一線上にあることをいう。
前記板取りに沿って、前記分割鉄心片の幅広部及び幅狭部に当接する隣接した前記分割鉄心片の幅狭部及び幅広部の角部に刃物逃がし用の小孔を形成する第2工程と、
前記板取りに沿って、前記鉄心片群の隣り合う前記分割鉄心片の間に前記抜き孔を形成する第3工程と、
前記板取りに沿って、前記鉄心片群に形成された抜き孔に連接する前記各分割鉄心片の半径方向内側を切り曲げした後、曲がった部分を押し戻して平坦にする第4工程と、
前記板取りに沿って、前記鉄心片群に形成された抜き孔に連接する前記分割鉄心片の半径方向外側を打ち抜きして前記各分割鉄心片を前記条材から分離する第5工程と、
前記第1工程の後で前記第5工程の前にあって、前記鉄心片群の各分割鉄心片で、最底部に位置する分割鉄心片にかしめ孔を、最底部以外の分割鉄心片にかしめ突起を有するかしめ部を形成するかしめ形成工程とを有する。
また、複数の分割鉄心片を同時に一体的に生産することができ、生産性に優れ、また、製造装置にかかるコストを削減できる。
そして、鉄心片群の隣り合う分割鉄心片を互い違いに交互に配置し、かつその位置を交互にずらすことによって、打ち抜き積層された分割積層鉄心がダイ(又はその下の金型)で位置決めされることになり、かしめ位置が正確となり、ダイ内での分割積層鉄心の倒れ等による積層不良を無くすことができる。
また、複数の工程でプレス加工を行う場合に、切り抜き又は打ち抜き線の連接部分に刃物逃がし用の小孔や切欠きを形成することによって、同一箇所の二度切りを防止し、切り滓の発生等を抑えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る分割鉄心片の製造方法は、図7に示すように、環状の固定子鉄心10を円周方向に複数に分割した分割積層鉄心11に積層して使用される分割鉄心片12の製造方法に関するものである。分割鉄心片12は、図3(A)に示すように、半径方向外側には幅広部の一例である分割ヨーク片部13が、半径方向内側には幅狭部の一例である磁極歯片部14が形成され、分割ヨーク片部13と磁極歯片部14との間には磁極軸片部15が形成されている。
また、図3(B)に示す分割鉄心片12aにおいては、分割ヨーク片部19の両側端部22bには、刃物逃がし用の小孔29に使用した半円切欠き29aが形成され、磁極片部20の両側角部には、刃物逃がし用の小孔29に使用した1/4円切欠き29cが形成されている。そして、この分割鉄心片12aの磁極片部20の両側端部22cには抜き孔25aの一部を構成する刃物逃がし用の切欠き29dが形成されている。
条材16に対して、各分割鉄心片12の半径方向中心線mが平行で、かつ分割ヨーク片部(即ち、幅広部)13の側端部22(正確にはその両端部を除く中央部分)に、隣接する分割鉄心片12の磁極歯片部(即ち、幅狭部)14の側角部23が位置するように、分割ヨーク片部13の側端部22に隣接する分割鉄心片12の磁極歯片部14の側端部22aを当接させて、隣り合う4つの分割鉄心片12を互い違いに複数(この実施の形態では4)配置した鉄心片群24を、条材16に幅方向に沿って板取りする(板取り工程)。これによって、条材16に方向性磁性鋼板を使用した場合には、鉄心の磁気的特性が向上する。
また、条材16の長手方向(送り方向)に配置される鉄心片群24は、僅少の隙間(1〜3mm)を有して配置されるのがよい。鉄心片群24を当接させて板取りすると、プレス加工がしにくくなる。
条材16に対して、各分割鉄心片12aの半径方向中心線mが平行で、かつ分割ヨーク片部(即ち、幅広部)19の側端部22b(正確にはその両端部を除く中央部分)に、隣接する分割鉄心片12aの磁極片部(即ち、幅狭部)20の側端部22cの半径方向内側部分(即ち、幅狭部)の側角部23aが位置するように、隣り合う4つの分割鉄心片12aを互い違いに中心線m方向にずらして配置した鉄心片群24aを、条材16に幅方向に沿って板取りする。
このプレス加工工程は、図1の(A)に示すように、条材16の所定位置である両側部に複数(この実施の形態では2)のパイロット孔28を形成する(第1工程)。
次に、図1の(D)に示すように、板取りに沿って、鉄心片群24の隣り合う分割鉄心片12の間に抜き孔25を形成する(第3工程)。図1(E)はアイドル工程である。
なお、以上の「かしめ形成工程」は、第1工程の後で第5工程の前であれば何時でもよい。
以上の方法によって製造された分割積層鉄心11を組み合わせると、図7に示すような固定子鉄心10となる。
分割鉄心片の製造方法を固定子鉄心に限定して説明したが、環状の積層鉄心であれば、他の鉄心(例えば、ロータ)等であっても本発明は適用される。
Claims (6)
- 環状の積層鉄心を円周方向に複数に分割した分割積層鉄心に積層して使用され、半径方向外側には幅広部が半径方向内側には幅狭部がそれぞれ形成される複数の分割鉄心片の製造方法であって、
1)前記各分割鉄心片の半径方向中心線が平行で、2)前記幅広部の側端部に、隣接する前記分割鉄心片の幅狭部の側端部が当接し、3)前記分割鉄心片の幅広部と幅狭部との間に磁極軸片部を形成する抜き孔を形成するように、隣り合う前記分割鉄心片を互い違いに配置した鉄心片群を、磁性材料からなる条材に板取りする板取り工程と、
前記板取りに沿ってプレス加工により、前記各分割鉄心片を打ち抜くプレス加工工程とを有することを特徴とする分割鉄心片の製造方法。 - 請求項1記載の分割鉄心片の製造方法において、隣合う前記分割鉄心片の前記幅広部の側端部と前記幅狭部の側端部の位置が半径方向にずれて当接していることを特徴とする分割鉄心片の製造方法。
- 請求項1記載の分割鉄心片の製造方法において、隣り合う前記分割鉄心片の前記幅広部の側端部と、前記幅狭部の側端部の位置が半径方向に一致していることを特徴とする分割鉄心片の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1記載の分割鉄心片の製造方法において、前記鉄心片群は、前記条材の幅方向に沿って配置されていることを特徴とする分割鉄心片の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1記載の分割鉄心片の製造方法において、前記プレス加工工程は、前記条材の所定位置に複数のパイロット孔を形成する第1工程と、
前記板取りに沿って、前記分割鉄心片の幅広部及び幅狭部に当接する隣接した前記分割鉄心片の幅狭部及び幅広部の角部に刃物逃がし用の小孔を形成する第2工程と、
前記板取りに沿って、前記鉄心片群の隣り合う前記分割鉄心片の間に前記抜き孔を形成する第3工程と、
前記板取りに沿って、前記鉄心片群に形成された抜き孔に連接する前記各分割鉄心片の半径方向内側を切り曲げした後、曲がった部分を押し戻して平坦にする第4工程と、
前記板取りに沿って、前記鉄心片群に形成された抜き孔に連接する前記分割鉄心片の半径方向外側を打ち抜きして前記各分割鉄心片を前記条材から分離する第5工程と、
前記第1工程の後で前記第5工程の前にあって、前記鉄心片群の各分割鉄心片で、最底部に位置する分割鉄心片にかしめ孔を、最底部以外の分割鉄心片にかしめ突起を有するかしめ部を形成するかしめ形成工程とを有することを特徴とする分割鉄心片の製造方法。 - 請求項5記載の分割鉄心片の製造方法において、前記抜き孔には別工程で使用する刃物逃がし用の切欠きが設けられていることを特徴とする分割鉄心片の製造方法。
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