JP4397420B2 - 点火コイル鉄心の製造方法 - Google Patents

点火コイル鉄心の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4397420B2
JP4397420B2 JP2008040344A JP2008040344A JP4397420B2 JP 4397420 B2 JP4397420 B2 JP 4397420B2 JP 2008040344 A JP2008040344 A JP 2008040344A JP 2008040344 A JP2008040344 A JP 2008040344A JP 4397420 B2 JP4397420 B2 JP 4397420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition coil
iron core
metal plate
manufacturing
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008040344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008235881A (ja
Inventor
徳夫 鳥巣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui High Tech Inc
Original Assignee
Mitsui High Tech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui High Tech Inc filed Critical Mitsui High Tech Inc
Priority to JP2008040344A priority Critical patent/JP4397420B2/ja
Publication of JP2008235881A publication Critical patent/JP2008235881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4397420B2 publication Critical patent/JP4397420B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えば点火プラグに導電する点火コイル鉄心の製造方法に関する。
点火コイルは高効率で、かつ小型とするために、電磁鋼板等の金属板から幅を変えた単板(鉄心片)を複数枚打抜き、図8に示すように、これらを積層して断面形状を略円形にしたコイル鉄心60が望まれる。この点火コイル鉄心60の製造方法については、例えば、特許文献1に記載されている。この特許文献1においては、点火コイル鉄心60の下層部及び上層部に積層される小幅の単板61、62は、図9に示すように、一対の打抜き装置63、64を被打抜き金属板65の幅方向に順次接近及び離反させつつ、対向する側縁66、67(図10参照)を打抜いて形成し、中層部に積層する最大幅の単板68は、単板68の外周形に対応した矩形のパンチを備えた打抜き装置で打抜き、小幅の単板61、62と、最大幅の単板68を所定の順序で積層して点火コイル鉄心60を製造していた。
また、特許文献2にも、磁性体の平板を切断して幅の異なる複数の帯材を形成し、この複数の帯材をそれぞれ所定の長さに切断して幅の異なる複数の板材を形成し、該複数の板材を各板材の切断方向が同一となるように配置し、板材の幅が増加、そして減少するように積層して点火コイル鉄心を製造する方法が記載されている。
更に、点火コイル鉄心の製造方法として特許文献3がある。この特許文献3には、点火コイル鉄心となる最小幅から最大幅に至る異幅の複数の単板を、被打抜き金属板の幅方向から形成し、これらの各単板をかしめ積層し点火コイルを製造する。この方法では各単板の境界をカッター等の刃物で分断、あるいはスリットにて分離するので、抜きカスが殆ど無く材料歩留りが向上する。
特開平10−163051号公報 特開平11−260657号公報 特開2004−281520号公報
しかしながら、特許文献1の方法では前記小幅の単板61、62は対向する側縁66、67を打抜きして形成されるから、材料歩留りが低い問題がある。また上層部に位置する単板61を形成する場合、図9に示すように、単板61の側縁66、67をそれぞれパンチ69、ダイ70を有する打抜き装置63、64で打抜き形成していたので、パンチ69で金属板65をダイ70に向けて押圧して剪断した場合、パンチ69で剪断された部分の金属板65が伸びて、側縁66、67の下部に金属板65の底面から下方に突出するバリ71、73が発生していた。このバリ71、73が上層部の単板61に発生すると、図10に示すようにバリ71、73が障害となって上下の単板61の間に隙間72が発生し、この隙間72によって鉄心の充填密度が下がるという問題があった。
また、下層側の単板62においては、バリ71、73が突出し、鉄心に巻回される絶縁材やコイルに疵を与えることがあるという問題があった。
特許文献2においては、幅の異なる複数の鉄心片を別々の装置で形成しているので、ペンシルコアと称される小型の鉄心を製造するのに、極めて大型で複雑な設備を必要とするという問題があった。
また、特許文献3においては、幅の異なる鉄心片を製造するには、最終工程で、被打抜き金属板の1幅方向から異幅の複数の単板を順次に外形抜きし、これら単板のかしめ積層は、打抜き装置を幅方向に移動させて行わねばならず、この工程が終了しなければ、被打抜き金属板を1ステップ移動できないので、生産性が低い問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、点火コイル鉄心を材料歩留りよく、且つ生産性よく製造するとともに、鉄心を構成する各鉄心片の側縁のバリの発生を抑制し、より充填密度の高い、更には巻かれる絶縁物やコイルに疵を付けない点火コイル鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
目的に沿う第1の発明に係る点火コイル鉄心の製造方法は、プレス加工により磁性の金属板(帯状の被加工板、以下同じ)にかしめ部を形成した点火コイル用の鉄心片を形成し、これらの鉄心片を前記かしめ部を介して積層し、断面形状が実質円形又は多角形状の点火コイル鉄心を複数列に並べて製造する方法であって、
前記金属板の幅方向両側にパイロット孔を形成する第1工程と、
前記パイロット孔の両側に、前記各鉄心片の短辺側端部の一部を形成するスロットを形成する第2工程と、
刃物とダイを有し前記金属板の幅方向に移動可能な第1の金型を用い、前記鉄心片の一方の長辺側端部を切り曲げ加工により形成する第3工程と、
刃物とダイを有し前記金属板の幅方向に移動可能な第2の金型を用い、前記鉄心片の他方の長辺側端部を切り曲げ加工により形成する第4工程と、
前記金属板に前記かしめ部を形成する第5工程と、
前記それぞれのスロット間を打抜いて前記金属板から前記鉄心片を切り離しかしめ積層する第工程とを有し、
しかも、前記第3工程及び前記第4工程による長辺側端部の形成は、前記鉄心片の板幅を積層方向に徐々に可変させながら行っている。
第1の発明に係る点火コイル鉄心の製造方法において、前記第3工程及び前記第4工程の切り曲げ加工は、前記鉄心片の長辺側端部が垂直面となるように行ってもよい。これによって、バリの発生を最小限にすることができる。
また、第2の発明に係る点火コイル鉄心の製造方法は、プレス加工により磁性の金属板にかしめ部を形成した長尺かつ平面視して長方形の点火コイル用の鉄心片を形成し、これらの鉄心片を前記かしめ部を介して積層し、断面形状が実質円形又は多角形状の点火コイル鉄心を複数列に並べて製造する方法であって、
前記金属板の幅方向両側にパイロット孔を形成する第1工程と、
前記パイロット孔の両側に、前記各鉄心片の短辺側端部の一部を形成するスロットを形成する第2工程と、
前記金属板の幅方向に移動可能で、刃角度が鋭角の刃物及びダイを有する第1の金型を用い、前記各鉄心片の一方の長辺側端部をその垂直状態を保持しながら切断する第1の切り曲げ加工を行う第3工程と、
前記金属板の幅方向に移動可能で、刃角度が鋭角の刃物及びダイを有する第2の金型を用い、前記各鉄心片の他方の長辺側端部をその垂直状態を保持しながら切断する第2の切り曲げ加工を行う第4工程と、
前記金属板に前記かしめ部を形成する第5工程と、
前記それぞれのスロット間を打抜いて前記金属板から前記鉄心片を切り離し、かしめ積層する第工程を有する。
第1、第2の発明に係る点火コイル鉄心の製造方法において、前記第3工程及び前記第4工程の切り曲げ加工は、前記第1、第2の金型をそれぞれ形成する刃物を下から上に移動させることによって行ってもよい。これによって切り曲げ加工によって折り曲げた残りの金属板が上を向くので、金属板の装置への通板性が増加する。
第1、第2の発明に係る点火コイル鉄心の製造方法において、前記刃物の刃角度は30度以上90度未満(好ましくは、60度以上90度未満、より好ましくは、65度以上85度未満、更に好ましくは70度以上80度以下)であるのがよい。
また、第1、第2の発明に係る点火コイル鉄心の製造方法において、前記金属板から2列、3列又は4列以上の該点火コイル鉄心を製造するのがよい。
請求項1〜6記載の点火コイル鉄心の製造方法は、プレス加工により磁性の金属板から幅が異なり、かしめ部を形成した複数の点火コイル用の鉄心片を形成し、これらの鉄心片をかしめ部を介して積層し、断面形状が実質円形又は多角形状の点火コイル鉄心を製造する方法において、金属板から各鉄心片の長辺側端部の形成を、鉄心片側が垂直面となって他側に折り曲げ部が形成される切り曲げによって行っているため、鉄心片形成の際に抜きカスが生じず、また鉄心片の切り曲げ加工は、刃物の金属板厚みを通す少ない切り込みによってなされ、材料歩留りがよく、併せて生産性よくなされる。また点火コイル鉄心片の長辺側の端部にはバリが少なく、鉄心片の平坦度が高く、点火コイル鉄心片を積層した場合に、層間に隙間を生じない。従って、これらの鉄心片を積層して形成された断面が実質的に円形又は多角形の点火コイル鉄心は鉄心の充填率が向上し、磁気的特性がよくなり、高効率の点火コイル鉄心となる。
更には、外部にバリが露出しないので、絶縁物やコイルの疵などが激減し、また、鉄心片の形成にあって長辺側の側縁が切り曲げ加工によって形成されるので、加工刃物の磨耗が少なく、加工刃物の再研磨の頻度を少なくでき、この点からも生産性を高めることができるなどの効果がある。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1(A)は本発明の一実施の形態に係る点火コイル鉄心の製造方法の説明図、(B)は同方法を適用して作られた点火コイル鉄心片の断面図、(C)は点火コイル鉄心片の他の製造方法を示す説明図、図2及び図3は同点火コイル鉄心の製造方法の具体的説明図、図4(A)、(B)はそれぞれ図2のA−A断面図、図3のB−B断面図、図5は同点火コイル鉄心の製造方法の更に具体的な説明図、図6は同点火コイル鉄心の製造方法によって製造された点火コイル鉄心の断面図、図7は本発明の変形例に係る製造方法で形成された点火コイル鉄心の断面図である。
本発明の一実施の形態に係る点火コイル鉄心の製造方法においては、幅が異なる各点火コイル鉄心片(以下、「鉄心片」という)10を製造する場合に、切り曲げ(以下、「切り曲げ加工」と称する場合もある)を行うので、これについて図1(A)を参照しながら説明する。
磁性の金属板11の切り曲げ加工においては、図1に示すように刃物12とこの刃物12が丁度嵌入するダイ13を用いる。刃物12は刃角度αが鋭角(例えば30度から60度又は60度を超え90度未満)となって、金属板11の下部にダイ13をおいて刃物12を下降させた場合、刃先14が金属板11内に食込み、鉄心片10の長辺側の端部が刃物12の垂直面16によって切断形成される。なお、刃物角αが90度に近づくと折り曲げ度合いが減少し、刃物の消耗も減少するが、刃物の切れ度合いが下がってバリの発生が増える傾向にある。また、刃物角αの鋭角度合いが進むと刃物の切れは良くなり、バリの発生も減少するが、刃物の消耗期間が短くなるので、これらと刃物の材質及びクリアランスを考慮して、更に適当角度(例えば、下限が60度又は65度、上限が80度又は85度)を選択するのがよい。
この場合、鉄心片10ではない側の金属板11には刃物12の裏側の傾斜面17が当接し、刃角度αで折れ曲がり、折り曲げ部18が形成される。刃物12の最下降位置は鉄心片10の長辺側が金属板11から切り離され端部が完全に形成できれば十分であるので、生産性及び材料歩留りをよくする点からも刃物12を完全に切り離した後、更に押し下げる必要がない。
刃物12を必要以上に押し下げると、刃物12によって形成された折り曲げ部18を無理に押し退けることになるので、傾斜面17の上端部が金属板11の上面位置までしか下げられず、図1(A)に示すこの位置が刃物12の最下端となる。
また、図1(C)に示すように、ダイ13に対して刃物12を下に配置することもできる。この場合、刃物12が昇降することによって、金属板11を切断し、これによって図4(A)、(B)に示すように、切断された折り曲げ部18が金属板11の上にあるので、通板時に折り曲げ部18が金型装置の一部に引っかからないで送ることができる。
なお、前記折り曲げ部18が次工程で再度押圧されて金属板に戻らぬように、図1(A)の場合はダイ13に、図1(C)の場合は、ストリッパ(押さえ板)にそれぞれ逃がしを、設けて折り曲げ部18との接触を回避させるようにしてもよい。
この切り曲げ加工を図9に示すパンチ69とダイ70を用いた打抜き加工と比較すると、打抜き加工の場合、パンチ69の下端面は押し下げ方向(切断方向)に対して直角となっているので、金属板を押して、剪断で切ることになり、更に、一つの抜き孔を形成する場合でも抜き孔の両端を切断する必要がある。一方、切り曲げ加工の場合、一方のみが鋭利な刃となっているので、剪断のみによって金属板を打抜きする場合に比較して切断荷重は小さく、更に切断面と対向する側は切り曲げてあるので、切断する場合に比較して小さな荷重で済む。従って、打抜き加工に比較して切り曲げ加工の方が、切断荷重が小さく、刃物にも無理な荷重がかからず、図1(B)に示すような下端にバリが少ない鉄心片10が形成される。
次に、図2、図3を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る点火コイル鉄心の製造方法について具体的に説明する。なお、図2、図3は理解を容易にするために、同一幅の鉄心片の製造過程の流れを示しているが、実際は図5に示すように、金属板の流れ方向(即ち、長手方向)に隣り合う鉄心片はその幅が順次異なる(順次増大してその後減少)。
図2、図3、図5に示すように、所定幅の磁性鋼板からなる帯状の金属板11を用意し、長尺かつ平面視して長方形の鉄心片10の全長より少し長い距離d1ずつ間欠搬送を行って、複数のステーションを通じてプレス加工を行い、金属板11から多列、この実施の形態では3列にて点火コイル鉄心を製造する場合について説明する。
まず、図2に示すように、ステーションaで金属板11の幅方向両側にパイロット孔20、21を形成する。
そして、ステーションbで、パイロット孔20、21の両側に、鉄心片10の長辺方向両端部(短辺側の両端部)の一部を形成するスロット22、23を形成する。この実施の形態では3枚の鉄心片10の長辺方向両側に形成するので、片側6個の矩形抜きを行うことになる。次のステーションcはアイドルステーションとなる。
次のステーションdは、鉄心片10の一側の長辺の片側端部(即ち、長辺側端部)を切り曲げすることになる(切り曲げ線を25とする)。切り曲げ(第1の切り曲げ加工)は、図4(A)に示すように、金属板11の下面側から上面側向きに、鉄心片10を得る側の端部が垂直となるように切断する。なお、このステーションdで使用される3組の第1の金型をそれぞれ構成する刃物12及びダイ13(図1参照)は、積層方向に徐々に幅が異なる鉄心片10の幅に応じて金属板11の幅方向に移動可能で所望の鉄心片10を得るのに応じて移動する。また、切り曲げ加工は本実施の形態のように金属板11の下面側から上面側向きに行ってもよいし、逆に上面側から下面側向きに行ってもよい。
ステーションeはアイドルステーションであって、ステーションfでは、鉄心片10の他の側の長辺側端部を形成する切り曲げ(第2の切り曲げ加工)を行う(その切り曲げ線を26とする)。要領はステーションdと同じで、3組の第2の金型をそれぞれ構成する刃物及びダイは製造しようとする鉄心片10の幅に応じて移動可能である。また、鉄心片10の他の長辺側端部がバリの少ない垂直面として形成される。この場合の金属板11の断面を図4(B)に示す。このステーションfと前記ステーションdとにより、所望の点火コイル鉄心の断面形状を得るために鉄心片10は幅を変えて形成される。次のステーションgはアイドルステーションとする。
そして、ステーションhでは、積層鉄心(点火コイル鉄心)31(図6参照)を形成する最下部の最幅狭の鉄心片10について、その上部の鉄心片10に形成されたかしめ突起28が嵌入するかしめ貫通孔29を形成する。なお、ステーションhは、積層鉄心31の最下部を除く鉄心片10については、アイドルステーションとなる。なお、かしめ突起28及びかしめ貫通孔29はそれぞれかしめ部を構成する。
ステーションiではかしめ突起28の形成を行う。なお、最下部の鉄心片10に対してはアイドルステーションとする。かしめ突起28は周知の半抜きかしめであっても、V字かしめであってもよい。かしめ貫通孔29、かしめ突起28は一つの鉄心片10については複数で、かつその中央に形成されている。
ステーションjはブランクステーションであって、スロット22と22間、及びスロット23と23間を打抜いて金属板11から鉄心片10を切り離し、該ブランクステーションjでかしめ積層する。図6に幅の異なる鉄心片10を順次積層して、断面実質円形にした積層鉄心31を示す。この3列の積層鉄心31においては、鉄心片10は切り曲げ加工の位置がステーションd、fによって金属板11の幅方向で変えられているので、この実施の形態では断面形状が実質円形の所定の点火コイル鉄心が製造される。また断面形状が多角形状の点火コイル鉄心を製造する場合も、前記切り曲げ加工の位置を金属板の幅方向で変えることによりなされる。
本発明は前記実施の形態では金属板11から3列にて鉄心片10を切り曲げ加工により形成し、それらをそれぞれの列でかしめ積層して3つの点火コイル鉄心31を金属板11から並べて製造する場合について説明したが、図7のように隣り合う点火コイル鉄心31の位置をずらして鉄心片10の板取り性を向上し、金属板の使用効率を高めることもできる。この場合、隣り合う一方の点火コイル鉄心の上下方向中央位置に、隣り合う他方の点火コイル鉄心31の上端又は下端が位置するようにするのがよい。
また、この実施の形態では鉄心片10の形成は3列であったが、2列又は4列以上であっても本発明は適用される。
(A)は本発明の一実施の形態に係る点火コイル鉄心の製造方法の説明図、(B)は同方法を適用して作られた点火コイル鉄心片の断面図、(C)は点火コイル鉄心片の他の製造方法を示す説明図である。 同点火コイル鉄心の製造方法の具体的説明図である。 同点火コイル鉄心の製造方法の具体的説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ図2のA−A断面図、図3のB−B断面図である。 同点火コイル鉄心の製造方法の更に具体的な説明図である。 同点火コイル鉄心の製造方法によって製造された点火コイル鉄心の断面図である。 本発明の変形例に係る製造方法で形成された点火コイル鉄心の断面図である。 従来例に係る点火コイル鉄心の斜視図である。 従来例に係る点火コイル鉄心の製造方法を示す説明図である。 従来例に係る点火コイル鉄心の製造方法を示す説明図である。
10:点火コイル鉄心片、11:金属板、12:刃物、13:ダイ、14:刃先、16:垂直面、17:傾斜面、18:折り曲げ部、20、21:パイロット孔、22、23:スロット、25、26:切り曲げ線、28:かしめ突起、29:かしめ貫通孔、31:点火コイル鉄心(積層鉄心)

Claims (6)

  1. プレス加工により磁性の金属板にかしめ部を形成した点火コイル用の鉄心片を形成し、これらの鉄心片を前記かしめ部を介して積層し、断面形状が実質円形又は多角形状の点火コイル鉄心を複数列に並べて製造する方法であって、
    前記金属板の幅方向両側にパイロット孔を形成する第1工程と、
    前記パイロット孔の両側に、前記各鉄心片の短辺側端部の一部を形成するスロットを形成する第2工程と、
    刃物とダイを有し前記金属板の幅方向に移動可能な第1の金型を用い、前記鉄心片の一方の長辺側端部を切り曲げ加工により形成する第3工程と、
    刃物とダイを有し前記金属板の幅方向に移動可能な第2の金型を用い、前記鉄心片の他方の長辺側端部を切り曲げ加工により形成する第4工程と、
    前記金属板に前記かしめ部を形成する第5工程と、
    前記それぞれのスロット間を打抜いて前記金属板から前記鉄心片を切り離しかしめ積層する第工程とを有し、
    しかも、前記第3工程及び前記第4工程による長辺側端部の形成は、前記鉄心片の板幅を積層方向に徐々に可変させながら行うことを特徴とする点火コイル鉄心の製造方法。
  2. 請求項1記載の点火コイル鉄心の製造方法において、前記第3工程及び前記第4工程の切り曲げ加工は、前記鉄心片の長辺側端部が垂直面となるように行うことを特徴とする点火コイル鉄心の製造方法。
  3. プレス加工により磁性の金属板にかしめ部を形成した長尺かつ平面視して長方形の点火コイル用の鉄心片を形成し、これらの鉄心片を前記かしめ部を介して積層し、断面形状が実質円形又は多角形状の点火コイル鉄心を複数列に並べて製造する方法であって、
    前記金属板の幅方向両側にパイロット孔を形成する第1工程と、
    前記パイロット孔の両側に、前記各鉄心片の短辺側端部の一部を形成するスロットを形成する第2工程と、
    前記金属板の幅方向に移動可能で、刃角度が鋭角の刃物及びダイを有する第1の金型を用い、前記各鉄心片の一方の長辺側端部をその垂直状態を保持しながら切断する第1の切り曲げ加工を行う第3工程と、
    前記金属板の幅方向に移動可能で、刃角度が鋭角の刃物及びダイを有する第2の金型を用い、前記各鉄心片の他方の長辺側端部をその垂直状態を保持しながら切断する第2の切り曲げ加工を行う第4工程と、
    前記金属板に前記かしめ部を形成する第5工程と、
    前記それぞれのスロット間を打抜いて前記金属板から前記鉄心片を切り離し、かしめ積層する第工程を有することを特徴とする点火コイル鉄心の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の点火コイル鉄心の製造方法において、前記第3工程及び前記第4工程の切り曲げ加工は、前記第1、第2の金型をそれぞれ形成する刃物を下から上に移動させることによって行うことを特徴とする点火コイル鉄心の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の点火コイル鉄心の製造方法において、前記刃物の刃角度は30度以上90度未満であることを特徴とする点火コイル鉄心の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の点火コイル鉄心の製造方法において、前記金属板から2列、3列又は4列以上の該点火コイル鉄心を製造することを特徴とする点火コイル鉄心の製造方法。
JP2008040344A 2007-02-23 2008-02-21 点火コイル鉄心の製造方法 Expired - Fee Related JP4397420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008040344A JP4397420B2 (ja) 2007-02-23 2008-02-21 点火コイル鉄心の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007044309 2007-02-23
JP2008040344A JP4397420B2 (ja) 2007-02-23 2008-02-21 点火コイル鉄心の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008235881A JP2008235881A (ja) 2008-10-02
JP4397420B2 true JP4397420B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=39908254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008040344A Expired - Fee Related JP4397420B2 (ja) 2007-02-23 2008-02-21 点火コイル鉄心の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4397420B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103489578B (zh) * 2013-06-30 2016-01-13 腾普(常州)精机有限公司 汽车火花塞点火器铁芯组及其生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008235881A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4467640B2 (ja) 固定子積層鉄心の製造方法
CN102111042B (zh) 层叠铁心的制造方法
JP6315537B2 (ja) 積層鉄心の製造方法及びその製造装置
JP5379522B2 (ja) 分割鉄心片の製造方法
JP6538419B2 (ja) 金型装置及び薄板材の打抜き方法
JP2008113529A (ja) 積層鉄心およびその製造方法
JP2007190570A (ja) プレス送り込み方法及びその設備
EP3902640A1 (en) Multi-layer fine blanking process for manufacturing metal parts and fine blanking device for carrying out such process
JP4397420B2 (ja) 点火コイル鉄心の製造方法
JP6307285B2 (ja) 鉄心片の打ち抜き方法
JP5202577B2 (ja) 固定子積層鉄心の製造方法
JP4300050B2 (ja) モータ用コイルの製造方法及び製造装置
JP4630858B2 (ja) 積層鉄心およびその製造方法
JP2007135314A (ja) 回転子積層鉄心の製造方法
US11389911B2 (en) Method of manufacturing heat sink and heat sink
JP4990108B2 (ja) 点火コイル用積層鉄心の製造方法
JP2006340938A (ja) 電気かみそり器の内刃及びその製法
JP2008245468A (ja) 固定子用部品の製造方法
JP2006136896A (ja) フィンの製造方法およびフィンの製造装置
JP2012210001A (ja) 角線被膜除去方法及び装置
JP2017189785A (ja) 薄帯積層材の打抜方法および打抜装置
JP3842146B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
CN104416043B (zh) 一种锯片的多孔冲裁无碎料处理成型方法
JP4375981B2 (ja) 円筒コイル用鉄心の製造方法及びその製造装置
CN216065152U (zh) 一种无披锋毛刺冲压模具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090316

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090316

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees