JP2015015268A - 電子部品実装システムにおける伝言伝達装置 - Google Patents

電子部品実装システムにおける伝言伝達装置 Download PDF

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Abstract

【課題】実装ラインを備えた電子部品実装システムにおいて伝言を確実に伝えることができる電子部品実装システムにおける伝言伝達装置を提供する。
【解決手段】「0時」、「8時」、「16時」に通知時刻を設定し、各シフトでオペレータA,B,Cが勤務する形態下で、オペレータAが実装機で登録した伝言をオペレータB,Cに伝達する場合、登録時に伝言の状態を「新規」に、有効期限を「0時」に設定する。「8時」になったとき、未読設定処理部は伝言を抽出して「新規」から「未読」に設定し、実装機において報知を行う。オペレータBが伝言を確認して画面上の「再読」を操作すると、伝言が「未読」から「再読」に変更される。「16時」になったとき、未読設定処理部は伝言を再び抽出して「再読」から「未読」に設定し、実装機において報知を行う。これにより、オペレータCは未読伝言の存在に気付いて伝言を確認する。
【選択図】図10

Description

本発明は、基板に電子部品を実装する電子部品実装システムにおける伝言伝達装置に関するものである。
基板に電子部品を実装した実装基板を製造する製造工場では、はんだを基板に印刷するスクリーン印刷装置や基板に電子部品を搭載する電子部品実装装置等をコンベアで連結した実装ラインを備えた電子部品実装システムを使用している。実装基板の製造工場では、実装ラインへの部材供給やトラブルに対応するためのオペレータ(作業者)を配置して実装ラインを稼働させているが、実装ラインの24時間稼働に対応するため、一日の作業時間を複数の時間帯に区切ってオペレータを交代するようにしている。
オペレータは、交代時に実装ラインの稼働状況やトラブルの発生状況等の情報を申し送り事項として次のオペレータに伝言して実装ラインの正常な稼働をサポートするようにしている。かかる伝言は、紙等の媒体を介して行うのが一般的であるが、特許文献1,2のように、端末で入力した文章データや音声データで伝言する装置も提案されている。
特開2004−4035号公報 国際公開第2011/148410号
実装ラインを24時間稼働させる製造工場では、オペレータの勤務形態を1日3交代でローテーションすることが多いが、伝言の内容によっては次のオペレータだけでなく、その次のオペレータにも伝える必要があるものが少なからず発生する。しかしながら、特許文献1,2のものでは、1日3交代以上の勤務形態をとるような製造工場では実用的とはいえなかった。
そこで本発明は、実装ラインを備えた電子部品実装システムにおいて伝言を確実に伝えることができる電子部品実装システムにおける伝言伝達装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、基板に電子部品を実装する電子部品実装システムにおける伝言伝達装置であって、伝言を登録する伝言登録手段と、伝言登録手段で登録された伝言を記憶する伝言記憶部と、前記伝言記憶部に記憶された伝言を表示部に出力する伝言出力手段と、電子部品実装システムを担当するオペレータの勤務交代のタイミングに応じて伝言を通知すべきタイミングを複数設定する伝言通知タイミング設定手段と、前記伝言を確認すべきタイミングにおいて通知すべき伝言を前記伝言記憶部から抽出する通知伝言抽出手段と、前記通知伝言抽出手段で抽出された伝言のうち、前記伝言出力手段で出力されていないものがあれば未確認伝言がある旨の報知を報知部にて実行させる未確認伝言報知手段とを備えた。
本発明によれば、伝言を確認すべきタイミングにおいて通知すべき伝言を伝言記憶部から抽出し、抽出された伝言のうち、伝言出力手段で出力されていないものがあれば未確認伝言がある旨の報知を報知部にて実行させるので、オペレータに対して伝言を確実に伝えることができる。
本発明の一実施の形態における電子部品実装システムの全体構成図 本発明の一実施の形態における電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態における通知時刻設定画面の説明図 本発明の一実施の形態における伝言登録画面の説明図 本発明の一実施の形態における伝言登録処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態における伝言リスト表示画面の説明図 本発明の一実施の形態における未読伝言通知処理のフロー図 本発明の一実施の形態における伝言表示処理のフロー図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における伝言表示ウインドの説明図 本発明の一実施の形態における電子部品実装システムにおける伝言伝達装置を生産現場で用いた事例を示す説明図
まず図1を参照して、本発明の電子部品実装システムの全体構成について説明する。電子部品実装システム1は基板に電子部品を実装する機能を有し、無線又は有線から成る通信ネットワーク2を介して上位システム3と複数(ここでは2つ)の実装ライン4A,4Bとを通信可能に接続して構成される。上位システム3は演算処理機能を有し、実装ライン4A,4Bを構成する複数の実装ライン設備を統括して制御する。
製造工場等の生産現場では、オペレータによる監視の下で実装ライン4A,4Bを24時間稼働させる形態がとられ得る。かかる場合、24時間を複数に分割することにより3つ以上に区分けされた時間帯ごとにオペレータが勤務交代し、1日で3人以上のオペレータをローテーションするいわゆるシフト勤務制が採用される。このシフト勤務制に対応すべく、電子部品実装システム1は、各実装ライン設備の稼働状況やトラブルの発生状況等を伝言事項として次のオペレータに伝達するための伝言伝達機能を有している。
次に、実装ライン4A,4Bについて説明する。実装ライン4A,4Bは、基板供給装置M1、印刷機M2、実装機M3,M4,M5、リフロー装置M6及び基板回収装置M7を含む実装ライン設備を連結して構成される。基板供給装置M1は実装ライン4A,4Bの先頭に配置され、生産対象となる基板を印刷機M2に供給する。印刷機M2は、基板に形成された電極に半田等のペーストを印刷する。実装機M3,M4,M5は、半田印刷後の基板に電子部品を搭載する。リフロー装置M6は、電子部品搭載後の基板を所定の温度プロファイルに従って加熱することにより、電子部品と基板をはんだ接合させる。基板回収装置M7は、リフロー装置M6から搬出された基板を回収する。
次に図2を参照して、上位システム3及び実装ライン設備M2〜M6の詳細について説明する。上位システム3は表示部5、入力部6を備えている。表示部5はモニタ等の表示手段であり、実装ライン4A,4Bの実装ライン設備M1〜M7の運転に必要な情報や稼働状況等の各種情報を表示する。また、実装ライン設備M2〜M6において登録された伝言の確認や編集等、オペレータが伝言に関する作業を行う際の案内画面を表示する。入力部6はキーボードやマウス等の入力手段であり、伝言の表示要求、編集時の文字、数字、記号等の入力、案内画面の切り替え操作等を行う。
実装ライン設備M2〜M6は表示・入力部7、シグナルタワー8、ブザー9、マイク10、カメラ11及び作業部12を備えている。表示・入力部7(図1参照)はタッチパネル等の表示・入力手段であり、実装ライン設備M2〜M6の運転に必要な操作画面や各種情報を表示する。また、表示・入力部7はオペレータの操作によって、文字、数値、記号等の入力、伝言の作成、伝言の登録、伝言の表示要求等を行う。さらに、オペレータが確認していない伝言(以下、「未読伝言」と称する)がある場合にはその内容を表示する。
シグナルタワー8は、実装ライン設備M2〜M6を覆うカバー部材の上面に立設されている(図1参照)。シグナルタワー8は警告灯を備えており、警告灯を使用して材料切れやトラブル等による停止の報知や各種警告をオペレータに報知する。また、各実装ライン設備M2〜M6において未読伝言がある場合に警告灯を点灯させてその旨を報知する場合にも使用する。ブザー9は警告音発生装置であり、シグナルタワー8と同様に報知や警告が必要なときに警告音を発生させてその旨を報知する。
マイク10は音声で伝言を作成する際に用いられる。実装ライン設備M2〜M6にはスピーカが備えられており、音声で登録された伝言はスピーカを介して再生される。カメラ11は動画で伝言を作成する際に用いられる。作業部12は、実装ライン設備M2〜M6において基板に電子部品を実装するための各種の部品実装機構を構成する。
次に図2を参照して、伝言伝達機能を中心とした電子部品実装システム1の制御系の構成について説明する。上位システム3は処理・演算部13を備えており、内部処理機能として伝言管理部14、通知時刻設定部15、未読設定処理部16、未読伝言通知処理部17及び通信部18を有する。また、処理・演算部13は記憶部19、表示部5及び入力部6と接続されている。
実装ライン設備M2〜M6は処理・演算部20を備えており、内部処理機能として通信部21、伝言登録処理部22、有効期限設定部23及び伝言表示処理部24を有する。また、処理・演算部20は表示・入力部7、シグナルタワー8、ブザー9、マイク10、カメラ11及び作業部12と接続されている。上位システム3の通信部18と実装ライン設備M2〜M6の通信部21は通信ネットワーク2を介して接続されており、これにより両者間でデータ通信が行われる。
伝言管理部14は、記憶部19に記憶された伝言に関する情報を含む伝言データ19aの管理を行う。具体的には、伝言管理部14は記憶部19からの伝言データ19aの読み取り、編集、表示部5への表示の他、伝言データ19aに音声や動画を媒体とした伝言が含まれている場合にはその再生等、伝言データ19aに関する種々の処理を行う。
通知時刻設定部15は、実装ライン設備M2〜M6に対して伝言の通知処理を行う複数の通知時刻(通知タイミング)を設定する。通知時刻としては、24時間を複数に分割することにより区分けされた各時間帯で勤務するオペレータが伝言を確認する必要のある時刻、例えば勤務交代する各時間帯の開始時刻若しくはその周辺時刻を設定する。すなわち、通知時刻はオペレータに伝言を確認させるための伝言確認時刻と言い換えることができる。このように、通知時刻設定部15は、電子部品実装システム1を担当するオペレータの勤務交代のタイミングに応じて伝言を通知すべきタイミングを複数設定する伝言通知タイミング設定手段となっている以後、複数の通知時刻を設定することによって区分けされた時間帯を「シフト」と称する。
未読設定処理部16は、設定された通知時刻で通知処理を行う必要がある一又は複数の伝言を伝言データ19aの中から抽出し、抽出した伝言を「未読」の状態に設定する。伝言を抽出するか否かは、通知時刻が到来したときの伝言データ19aに含まれる伝言の状態に基づいて判断する(詳細は後述する)。このように、未読設定処理部16は、伝言を確認すべきタイミングにおいて通知すべき伝言を記憶部19から抽出する通知伝言抽出手段となっている。
未読伝言通知処理部17は、所定の通知時刻において、伝言データ19aの中に未読設定処理部16によって「未読」の状態に設定された伝言が存在する場合に、通信部18を介して対象となる実装ライン設備M2〜M6にその旨の通知処理を行う。
記憶部19は伝言データ19aを記憶する。伝言データ19aには、伝言の登録日時、伝言内容、伝言の登録が行われた実装ライン設備M2〜M6を特定する情報、伝言の状態等の情報が含まれる。また、伝言管理部14において伝言データ19aが編集された場合、記憶部19は編集後の伝言データ19aを記憶する。
伝言登録処理部22は、実装ライン設備M2〜M6において、表示・入力部7、マイク10、カメラ11を介して作成された伝言の登録処理を実行する。登録した伝言は、伝言データ19aに含まれる一の情報として上位システム3の記憶部19に記憶される。このように伝言登録処理部22は、伝言を登録する伝言登録手段となっている。また記憶部19は、伝言登録手段で登録された伝言を記憶する伝言記憶部となっている。
有効期限設定部23は、伝言登録処理部22によって登録される伝言ごとに有効期限を設定する。有効期限とは、登録された伝言の通知処理を行う期限を定めたものであり、複数の通知時刻のうち一の通知時刻と同時刻に設定される。登録された伝言は有効期限と関連付けられたうえで記憶部19に記憶される。このように有効期限設定部23は、伝言ごとに伝言の有効期限を設定する有効期限設定手段となっている。有効期限の設定方法は後述する。
伝言表示処理部24は、記憶部19に記憶された伝言データ19aに含まれる伝言を表示・入力部7に出力して表示する。ここでいう表示には、テキストによる表示の他、音声及び動画の再生が含まれる。すなわち、伝言がテキストにより作成されている場合は、表示・入力部7にテキストを表示する。また、伝言が音声により作成されている場合はスピーカを介して音声を再生し、伝言が動画により作成されている場合は表示・入力部7上で動画を再生する。伝言の表示は、オペレータが表示・入力部7を操作して表示要求を行うことによってなされる。このように、伝言表示処理部24は、記憶部19に記憶された伝言を表示・入力部7(表示部)に出力する伝言出力手段となっている。
次に図3を参照して、通知時刻設定部15を起動させたときに上位システム3の表示部5に表示される通知時刻設定画面5aについて説明する。通知時刻設定画面5aは、複数の通知時刻を設定する際の案内画面であり、時刻1、時刻2、時刻3・・・時刻n毎に「時刻設定欄」25が設けられている。通知時刻の設定は、オペレータが時刻n(n=1,2,3・・・)の「時刻設定欄」25に所望の時刻を入力し、画面上に表示される「登録」28を操作(クリック)することによってなされる。
「時刻設定欄」25と同列上に表示される「削除」26を操作することにより、対応する時刻nが削除されて通知時刻の数が減少する。また、画面上に表示される「追加」27を操作することにより、新たな時刻nが追加されて通知時刻の数が増加する。図3に示す例では、「追加」27を操作することにより、4つ目の通知時刻(時刻4)を設定するための「時刻設定欄」25が新たに表示される。通知時刻は、24時間の範囲内で任意の数を設定することができる。通知時刻設定画面5aを終了する場合は、画面上に表示される「閉じる」29を操作する。
次に図4を参照して、実装ライン設備M2〜M6の表示・入力部7に表示される伝言登録画面7aについて説明する。伝言登録画面7aは、実装ライン設備M2〜M6において伝言を作成・登録する際の案内画面であり、「テキスト」30、「動画」31、「音声」32、「伝言表示欄」33、「キーパッド」34、「通知設定」35、「登録」36及び「閉じる」37の表示を含む。
「テキスト」30は、伝言をテキストで作成する際の操作スイッチである。テキストによる伝言の作成は、「伝言表示欄」33と「キーパッド」34を介して行う。「伝言表示欄」33は、「キーパッド」34を用いて入力された文字、数字、記号等を表示する。「キーパッド」34は、文字、数字、記号等を入力するための入力キー34aを複数配列した入力部として機能する。「テキスト」30を操作後、所望の入力キー34aを操作することで対応する文字等が「伝言表示欄」33に表示され、これにより文章を作成する。
「動画」31は、伝言を動画で作成する際の操作スイッチである。「動画」31を操作することによりカメラ11が起動し、動画の撮影を行うことができる。「音声」32は、伝言を音声で作成する際の操作スイッチである。「音声」32を操作することによりマイク10が起動し、音声の録音を行うことができる。
「通知設定」35は、伝言の通知態様を設定するための案内画面であり、「次シフト」、「1ローテーション(1日)」、「手動」の表示と、それぞれの表示に対応したチェックボックスの表示を含む。オペレータが所望のチェックボックスを操作することでチェックボックス内が「黒」に変化し、これにより選択された一の通知態様が設定される。
「次シフト」を選択すると、伝言が登録された後に最初に到来する通知時刻から開始される時間帯、すなわち次シフトの開始タイミングと同時刻に設定された通知時刻で伝言の通知処理が行われる。換言すれば、伝言が登録された時点から起算して次々回の通知時刻が伝言の有効期限として設定される。例えば、通知時刻を「0時」、「8時」、「16時」に設定し(図3参照)、伝言を「0時」から「8時」までの間に登録したとき、有効期限は登録した時点から起算して次々回の通知時刻にあたる「16時」に設定される。
「1ローテーション(1日)」を選択すると、伝言が登録されたシフトから当該シフトよりも一つ前のシフトが終了するまでの間、つまり24時間(1日)を1ローテーションとし、この1ローテーションが終了するまでに到来する複数の通知時刻で伝言の通知処理が行われる。換言すれば、伝言が登録された直前の通知時刻が伝言の有効期限として設定される。前述の例を転用すると、伝言を「0時」から「8時」までの間に登録したとき、有効期限は伝言を登録した直前の通知時刻にあたる「0時」に設定される。このように、「通知設定」35は伝言の有効期限を設定する案内画面として機能する。
「手動」を選択すると、伝言の有効期限は設定されず、各シフトで勤務するオペレータによって次回の通知時刻に伝言の通知処理を行うか否かが決定される。前述の例を転用すると、伝言を「0時」から「8時」までの間に登録したとき、その伝言は次回の通知時刻である「8時」に通知処理が行われるが、次々回の通知時刻である「16時」に伝言の通知処理がなされるか否かは、「8時」から「16時」のシフトで勤務するオペレータの判断に委ねられる。
以上説明したように、伝言登録画面7aでは、伝言の作成と通知設定を行うことができる。そして、オペレータが「登録」36を操作することにより後述する伝言登録処理が実行される。なお、伝言はテキスト、動画、音声を組み合わせて作成することができる。例えば、テキストを作成した後、「音声」32を操作して音声の録音を行ったうえで「登録」36を操作することにより、テキストと音声を含む一の伝言を登録することができる。伝言登録画面7aを終了する場合には、「閉じる」37を操作する。
次に図5を参照して、伝言登録処理のフローについて説明する。伝言登録画面7aの「登録」36が操作されると、伝言登録処理部22によって伝言登録処理が実行される。まず、伝言登録処理部22は伝言登録画面7aを介して作成された伝言をデータ化して上位システム3にアップロードする(ST1:伝言アップロード工程)。アップロードした伝言は記憶部19に記憶される。次いで、伝言登録処理部22はアップロードした伝言の通知設定が「手動」であるかを判断する(ST2:通知設定判断工程)。すなわち、ここでは伝言登録画面7a上の「通知設定」35で「手動」が選択されているか否かが判断され、「手動」が選択されている場合には有効期限を設定せずに伝言登録処理を終了する。
その一方で、通知設定が「手動」ではく「次シフト」又は「1ローテーション(1日)」の何れかである場合には有効期限を設定する(ST3:有効期限設定工程)。すなわち、「次シフト」が選択されている場合、有効期限設定部23は伝言が登録された時点から起算して次々回の通知時刻を有効期限として設定する。また、「1ローテーション(1日)」が選択されている場合、有効期限設定部23は伝言が登録された直前の通知時刻を有効期限として設定する。有効期限の設定後、伝言登録処理を終了する。
次に図6を参照して、上位システム3の表示部5に表示される伝言リスト表示画面5bについて説明する。伝言リスト表示画面5bには、記憶部19に記憶された伝言データ19aに含まれる各種の情報が一覧表示される。具体的に説明すると、伝言リスト表示画面5bには「登録日時」40、「伝言」41、「設備(場所)」42、「既読処理」43、「状態」44を含む情報が表示され、1つの列が1つの伝言に対応している。
「登録日時」40は、伝言登録処理が実行されることによって伝言が登録された日時を表示する。本実施の形態では、「西暦(YYYY)」、「月(MM)」、「日(DD)」、「時刻(hh:mm)」が表示される。「伝言」41は、実装ライン設備M2〜M6において作成・登録された伝言の内容を表示する。伝言がテキストを含む場合、「伝言」41にはテキストの冒頭部分が表示される。テキストが表示される画面上を操作することによって、全文が表示されるとともにテキストの編集が可能となる。また、伝言が音声又は動画を含む場合、「伝言」41には再生ボタン41aが表示される。再生ボタン41aを操作することによって、上位システム3に設けられたスピーカを介して音声が再生され、また表示部5の画面上で動画が再生される。
「設備(場所)」42は、伝言の登録が行われた実装ライン設備M2〜M6を特定するための識別情報を表示する。伝言の登録が行われた実装ライン設備M2〜M6は、未読伝言通知処理部17による通知処理の対象となる。従って、「設備(場所)」42の識別情報は、通知処理の対象となる実装ライン設備M2〜M6を特定するための情報ともいえる。
「既読処理」43は、伝言の通知設定に関する情報を表示する。すなわち、通知設定が「手動」である場合、「既読処理」43には「手動」と表示される。伝言の通知設定が「次シフト」又は「1ローテーション(1日)」である場合、「既読処理」43には「自動」と表示される。
「状態」44は、伝言の現在の状態を示すものであり、「新規」、「再読」、「既読」、「未読」の何れかが表示される。「新規」は、伝言が現在のシフトで登録され、通知処理が一度も行われていない状態を示す。「再読」は、伝言が次回の通知時刻で通知処理されるものであって、且つ現在のシフトで勤務するオペレータがその伝言を確認済みである状態を示す。すなわち、「再読」は次々回以降の通知時刻で有効期限を迎える伝言に対して表示される。「既読」は、伝言が次回の通知時刻で通知処理されないものであって、且つ現在のシフトで勤務するオペレータがその伝言を確認済みである状態を示す。すなわち、「既読」は次回の通知時刻で有効期限を迎える伝言に対して表示される。「未読」は、伝言が直前の通知時刻で通知処理されているものの、現在のシフトで勤務するオペレータがその伝言を確認していない状態を示す。
以上説明したように、伝言リスト表示画面5b上では「登録日時」40、「伝言」41、「設備」42、「既読処理」43及び「状態」44を含む情報が、伝言データ19aとして表示される。なお、画面上の一側(紙面右側)に表示されたスクロールバー45を上下方向にスクロールさせることにより(矢印A)、画面欄外に隠れている情報を表示させることができる。伝言リスト表示画面5bを終了する場合は、画面上に表示される「閉じる」46を操作する。
次に図7を参照して、未読伝言が存在する旨を実装ライン設備M2〜M6に通知するために、上位システム3において実行される未読伝言通知処理のフローについて説明する。まず、未読設定処理部16は通知時刻が到来したかを判断する(ST11:通知時刻判断工程)。通知時刻が到来したならば、未読設定処理部16はその通知時刻において通知処理を行う必要がある伝言を伝言データ19aの中から抽出し、抽出した伝言を「未読」に設定する(ST12:未読設定工程)。ここでは、伝言データ19aの中で「新規」、「再読」の状態となっている伝言のみを抽出し、「既読」の状態となっている伝言は抽出しない。
次いで、未読伝言通知処理部17は、(ST12)の未読設定工程において「未読」に設定された伝言があるかを確認する(ST13:未読伝言確認工程)。未読伝言がある場合、その伝言を通知すべき実装ライン設備M2〜M6にその旨を通知する処理を行い(ST14:未読伝言表示通知工程)、これにより未読伝言通知処理を終了する。その一方で「未読」に設定された伝言がない場合、通知処理を行わずに未読伝言通知処理を終了する。
次に図8を参照して、オペレータに伝言を表示するために実装ライン設備M2〜M6において実行される伝言表示処理について説明する。まず、伝言表示処理部24は未読伝言通知処理部17からの通知の有無を判断する(ST21:未読伝言有無判断工程)。すなわち、伝言表示処理部24は当該通知の有無をもって、この実装ライン設備に関して「未読」に設定された伝言が存在するか否かを判断する。
(ST21)で通知無しの場合、伝言表示処理部24は次の通知があるまで(ST21)の処理を繰り返す待機状態に入るが、通知有りの場合は伝言存在報知工程(ST22)を実行する。未読伝言存在報知工程において、伝言表示処理部24は表示・入力部7、シグナルタワー8、ブザー9等より構成される報知部を用いてオペレータに未読伝言の存在を報知する。
次いで、伝言表示処理部24は、(ST22)での報知後にオペレータから伝言の表示要求がなされたか否かを判断する(ST23:伝言表示要求判断工程)。ここでの判断は、オペレータによる表示・入力部7上での操作によって「未読」に設定された伝言の表示が行われたか否かで行う。伝言の表示要求がなされた場合、伝言表示処理部24は対象となる伝言を伝言データ19aから読み取り、その伝言の情報を含む伝言表示ウインド7b(図9)を表示する(ST24:未読伝言表示工程)。このとき、伝言表示ウインド7bの表示は、有効期限の設定の有無と設定された有効期限に応じて異なる。
ここで図9を参照して、表示・入力部7に表示される伝言表示ウインド7bについて説明する。まず、有効期限の設定状況に関わらず共通に表示される情報について説明する。伝言表示ウインド7bは、「伝言表示欄」47、「既読」48、「再読」49を含む情報を表示する。「伝言表示欄」47は、表示要求された伝言を表示する。伝言がテキストを含む場合には、テキストを表示する。伝言が音声又は動画を含む場合には、再生ボタン(図6に示す「再生ボタン41a」を参照)を表示する。
「既読」48は、表示された伝言を「未読」から「既読」の状態に変更するための操作スイッチである。すなわち、「既読」48を操作することにより、記憶部19の伝言データ19aのうち、「伝言表示欄」47に表示されている伝言に対応する伝言データの状態が「未読」から「既読」に変更される。これにより、記憶部19の伝言データ19a内の「未読」の伝言が一つ減る。「既読」に変更された伝言は、次回以降の通知時刻において未読設定処理部16による抽出対象から除外される。
「再読」49は、表示された伝言を「未読」から「再読」の状態に変更するための操作スイッチである。すなわち、「再読」49を操作することにより、記憶部19の伝言データ19aのうち、「伝言表示欄」47に表示されている伝言に対応する伝言データが「未読」から「再読」に変更される。これにより、記憶部19の伝言データ19a内の「未読」に設定された伝言が一つ減る。「再読」に変更された伝言は、次回の通知時刻において再び未読設定処理部16による抽出対象となる。
次に、有効期限の設定状況に応じた伝言表示ウインド7bの表示態様について説明する。図9(a)は、表示された伝言が次々回以降の通知時刻で有効期限を迎える場合に表示される伝言表示ウインド7b1を示している。この伝言表示ウインド7b1では、「既読」48は操作ボタンとして反応しない非アクティブ状態(破線で図示)になっている。すなわち、この画面上では「再読」49の操作のみ許容されている。これは、表示された伝言が次回の通知時刻で通知処理を行う必要があるもの、すなわち次回のシフトで勤務するオペレータにも伝達すべきものであることを意味する。
伝言表示処理部24は、伝言表示ウインド7b1の表示態様で伝言を表示した場合において、オペレータによる「再読」49の操作を検出したら(ST25:既読/再読入力検出工程)、該当する伝言の状態を「未読」から「再読」に変更する(ST26:第1の伝言状態変更工程)。「再読」に変更された伝言は、次回の通知時刻で未読設定処理部16によって「未読」に再び設定され、未読伝言通知処理部17による通知処理の対象となる。通知処理の対象となった伝言は、次シフトにおいて報知対象となる。
図9(b)は、表示された伝言が次回の通知時刻で有効期限を迎える場合の伝言表示ウインド7b2を示している。この伝言表示ウインド7b2では、「既読」48がアクティブ状態に、「再読」49が非アクティブ状態になっている。これは、表示された伝言が次回の通知時刻で通知処理を行う必要のないもの、すなわち次シフトのオペレータに伝達する必要がないものを意味する。伝言表示処理部24は、伝言表示ウインド7b2の表示態様で伝言を表示した場合において、オペレータによる「既読」48の操作を検出したら(ST25:既読/再読入力検出工程)、該当する伝言の状態を「既読」に変更する(ST27:第2の伝言状態変更工程)。「既読」に変更された伝言は、次回の通知時刻で未読設定処理部16によって抽出されない。したがって、未読伝言通知処理部17による通知処理の対象から除外され、次シフトにおいて報知されない。このように、伝言表示処理部24は、表示・入力部7の画面に出力された伝言のうち、次回の伝言を確認すべきタイミングにおいて設定された有効期限を超過するものについては、通知伝言抽出手段において通知すべき伝言として通知されないように設定する伝言設定手段としても機能する。
図9(c)は、有効期限が設定されていない伝言、すなわち通知設定が「手動」である伝言を表示した伝言表示ウインド7b3を示している。この伝言表示ウインド7b3では、「既読」48及び「再読」49の双方がアクティブ状態となっている。すなわち、オペレータが自らの判断で「既読」48、「再読」49の何れかを選択することができる表示態様となっている。伝言表示処理部24は伝言表示ウインド7b3の表示態様で伝言を表示した場合において、オペレータによる「既読」48又は「再読」49の操作に応じて(ST25)、該当する伝言の状態を「未読」から「既読」あるいは「未読」から「再読」に変更する(ST26,ST27)。
(ST26)、(ST27)で伝言が所定の状態に変更されたならば、伝言表示処理部24は伝言表示ウインド7bを閉じる(ST28:伝言表示ウインド閉工程)。次いで、伝言表示処理部24は、記憶部19の伝言データ19aに「未読」に設定された伝言(当該実装ライン設備に関するものに限る)があるかを判断する(ST29:未読伝言有無判断工程)。そして、未読伝言が無い場合、報知を解除し(ST30:報知解除工程)、伝言表示処理を終了する。一方、未読伝言がある場合は、再び(ST22)に戻り、未読伝言がなくなるまで同様の処理が繰り返される。ゆえに、伝言表示処理部24は、未確認伝言がある旨の報知を報知部にて実行させる未確認伝言報知手段としても機能する。
以上説明したように、本実施の形態では、有効期限を迎えるまでに到来する複数のシフト開始時刻、すなわち通知時刻でオペレータが伝言を未確認である場合にはその旨の報知が行われるので、伝言を登録してから次々回のシフト以降で勤務するオペレータに対しても伝言を確実に伝達することができる。本実施の形態では、伝言登録処理部22、記憶部19、伝言表示処理部24、通知時刻設定部15、未読設定処理部16、表示・入力部7、シグナルタワー8、ブザー9及び有効期限設定部23が電子部品実装システム1における伝言伝達装置を構成する。
次に図10を参照して、生産現場で行われる伝言伝達の具体的な事例を、これまで説明した処理内容と照合させながら説明する。以下の事例では、オペレータの勤務形態を1日3交代とし、「0時」から「8時」のシフトは「オペレータA」、「8時」から「16時」のシフトは「オペレータB」、「16時」から「0時」のシフトは「オペレータC」が担当し、オペレータAが登録した一の伝言をオペレータB,Cに伝達する必要があることとする。また、伝言の通知時刻(伝言を確認すべきタイミング)を各シフトの開始時刻と同じ「0時」、「8時」、「16時」に設定する。伝言内容は、「(実装機M3に備えられた)No.14のフィーダーのカバーが閉まりにくくなっている(図9参照)」ことに対する注意喚起のみとする。
まず、オペレータAは実装機M3の表示・入力部7に表示された伝言登録画面7a(図4)を介して伝言を作成する。そして、「通知設定」35を「1ローテーション(1日)」に選択したうえで「登録」36を操作する。この操作を受け、電子部品実装システム1では伝言登録処理(符号a)が実行される(図5に示すST1〜ST3)。このとき、本シフトでの伝言の状態は「新規」(符号b)に設定される。また、有効期限は本シフトの開始タイミングと同時刻に設定された通知時刻の「0時」に設定される。
時刻が「8時」になったならば、オペレータAとオペレータBが勤務交代する。また、「8時」は伝言を確認すべきタイミングとして設定した通知時刻であるので、未読設定処理部16はオペレータAが登録した伝言を抽出し、伝言の状態を「新規」から「未読」(符号c)に設定する(図7に示すST11,ST12)。そして、未読伝言の存在に基づいて、実装機M3に対する通知処理(符号d)が行われる(図7に示すST13,ST14)。これを受け、実装機M3は未読伝言の存在に起因した報知を行う(図8に示すST21,ST22)。
前述の報知によって未読伝言の存在に気付いたオペレータBは、表示・入力部7を介して伝言の表示要求を行う。これを受け、伝言表示処理部24は伝言表示ウインド7b上で対象となる伝言を表示する(符号e)(図8に示すST23,ST24)。このとき、伝言の有効期限は次回の通知時刻の「16時」ではないため、表示・入力部7には「再読」49のみがアクティブ状態の伝言表示ウインド7b1(図9(a))が表示される。オペレータBは、伝言を確認後「再読」49を操作する。これを受け、伝言の状態が「未読」から「再読」(符号f)に変更され(図8に示すST25,ST27)、伝言表示ウインド7b1が閉じられる(図8に示すST28)。なお、本事例では他に未読伝言が存在しないため、実装機M3は報知を終了する(図8に示すST29,ST30)。
時刻が「16時」になったならば、オペレータBとオペレータCが勤務交代する。また、「16時」は伝言を確認すべきタイミングとして設定した通知時刻であるので、未読設定処理部16はオペレータAが登録した「再読」の状態となっている伝言を再び抽出し、伝言の状態を「再読」から「未読」(符号g)に設定する(図7に示すST11,ST12)。そして、未読伝言の存在に基づいて、実装機M3に対する通知処理(符号h)が行われる。そして、実装機M3は未読伝言の存在に起因した報知を行う。
前述の報知を受けて未読伝言の存在に気付いたオペレータCは、伝言の表示要求を行う。これを受け、伝言表示処理部24は伝言表示ウインド7b上で対象となる伝言を表示する(符号i)。このとき、伝言の有効期限は次回の通知時刻の「0時」であるため、表示・入力部7には「既読」48のみがアクティブ状態の伝言表示ウインド7b2(図9(b))が表示される。オペレータCは、伝言を確認後「既読」48を操作する。これを受け、伝言の状態が「未読」から「既読」(符号j)に変更され(図8に示すST25,ST26)、伝言表示ウインド7b2が閉じられる。そして、実装機M3は報知を終了する。
以上説明したように、本実施の形態における電子部品実装システム1の伝言伝達装置を用いることによって、オペレータAが伝言を登録してから次々回のシフトで勤務するオペレータCに対しても当該伝言を確実に伝達することができる。このように、通知すべき伝言には、伝言表示処理部24(伝言出力手段)で出力されて他のオペレータ(オペレータB)に既に伝達された伝言であって現在のオペレータ(オペレータC)に伝達すべきものが含まれる。
時刻が「0時」になったならば、オペレータCとオペレータAが勤務交代する。また、「0時」は伝言を確認すべきタイミングとして設定した通知時刻であるので、未読設定処理部16による処理(ST11,ST12)が実行されるが、伝言は先の処理で「既読」の状態に変更されているため、未読設定処理部16による抽出対象から除外される。したがって、実装機M3に通知処理(符号k)は行われず、伝言登録者であるオペレータAに対してその伝言が未読である旨の報知も行われない。このように、伝言に有効期限を定め、有効期限を超える伝言については通知処理を行わないようにすることで、伝言登録者等、伝言を伝達する必要のないオペレータへの不要な報知を防止することができる。
次に、図10に示す事例において、通知設定を「次シフト」にした場合について簡潔に説明する。「0時」から「8時」の間にオペレータAが伝言を登録したとき、有効期限は登録してから次々回の通知時刻にあたる「16時」に設定される。したがって、次シフトのオペレータBが伝言の表示要求を行ったとき、表示・入力部7には「既読」48のみがアクティブ状態の伝言表示ウインド7b2(図9(b))が表示される。伝言を確認後、オペレータBが「既読」48を操作することによって、伝言の状態が「未読」から「既読」に変更される。「既読」の状態になった伝言は、次回の通知時刻である「16時」に未読設定処理部16によって抽出されない。したがって、「16時」に伝言の通知処理は行われず、オペレータCへの報知も行われない。このように、通知設定を「次シフト」にすることで、登録した伝言は次シフトのオペレータに対してのみ通知される。
最後に、図10に示す事例において、通知設定を「手動」にした場合について簡潔に説明する。「0時」から「8時」の間にオペレータAが伝言を登録したとき、次回の通知時刻にあたる「8時」に伝言の通知処理が行われる。そして、次シフトのオペレータBが伝言の表示要求を行ったとき、表示・入力部7には「既読」48、「再読」49の双方がアクティブ状態の伝言表示ウインド7b3(図9(c))が表示される。ここで、オペレータBが「既読」48を操作したならば、次回の通知時刻である「16時」に伝言の通知処理は行われない。その一方で、「再読」49を操作したならば、「16時」に伝言の通知処理が行われる。そして、オペレータCが伝言の表示要求を行うことにより、図9(c)に示す伝言表示ウインド7b3が再び表示される。このように、次シフトへの伝言の通知の有無は、各シフトで勤務するオペレータによって決定される。
以上説明したように、本実施の形態の電子部品実装システム1によれば、伝言を通知すべきタイミングにおいて通知すべき伝言を抽出し、抽出された伝言のうち伝言出力手段で出力されていないものがあれば未確認伝言がある旨の報知を報知部に実行させるので、伝言を登録した直後の次回のシフトで勤務するオペレータのみならず、次々回以降のシフトで勤務するオペレータに対しても伝言を確実に伝えることができる。つまり、本発明は1日に3人以上のオペレータが勤務交代する勤務体制下で顕著な効果を奏する。かかる場合、通知時刻は少なくとも3つ設定する。
本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されるものではない。例えば、伝言の登録機能を上位システム3側に備え、上位システム3で伝言を作成・登録するようにしてもよい。また、実装ライン4A,4Bは任意の実装ライン設備を複数配列すればよく、伝言伝達機能は任意の実装ライン設備にのみ組み入れてよい。さらには、伝言出力手段が伝言を出力する先の「表示部」としては、実装ライン設備M2〜M6に固定された操作・入力部7に限定されるものではなく、当該実装ライン設備を担当するオペレータが携行する携帯型の表示装置等であっても良い。さらには、伝言を通知すべきタイミングとして「通知時刻」を例に説明をしたが、例えば、「シフト交代時刻から5分後」等、伝言の通知すべき時期を特定できる方法であればどのような方法でも良い。また、伝言を通知すべきタイミングは1シフト内に複数設定しても良い。例えば、シフト内の休憩時間後や数時間毎に設定することでも良い。さらに、報知部としては実装ライン設備M2〜M6に装備されている表示・入力部7、シグナルタワー8、ブザー9以外も使用してもよく、携帯型の通信装置や工場内に備えた情報伝達用のモニタや館内放送設備でもよい。
本発明によれば、オペレータに対して伝言を確実に伝えることができ、電子部品の実装分野において特に有用である。
1 電子部品実装システム
7 表示・入力部(表示部、報知部)
8 シグナルタワー(報知部)
9 ブザー(報知部)
19 記憶部(伝言記憶部)
15 通知時刻設定部(伝言通知タイミング設定手段)
16 未読設定処理部(通知伝言抽出手段)
17 未読伝言通知処理部
22 伝言登録処理部(伝言登録手段)
23 有効期限設定部(有効期限設定手段)
24 伝言表示処理部(伝言出力手段、伝言設定手段、未確認伝言報知手段)

Claims (3)

  1. 基板に電子部品を実装する電子部品実装システムにおける伝言伝達装置であって、
    伝言を登録する伝言登録手段と、
    伝言登録手段で登録された伝言を記憶する伝言記憶部と、
    前記伝言記憶部に記憶された伝言を表示部に出力する伝言出力手段と、
    電子部品実装システムを担当するオペレータの勤務交代のタイミングに応じて伝言を通知すべきタイミングを複数設定する伝言通知タイミング設定手段と、
    前記伝言を確認すべきタイミングにおいて通知すべき伝言を前記伝言記憶部から抽出する通知伝言抽出手段と、
    前記通知伝言抽出手段で抽出された伝言のうち、前記伝言出力手段で出力されていないものがあれば未確認伝言がある旨の報知を報知部にて実行させる未確認伝言報知手段とを備えたことを特徴とする電子部品実装システムにおける伝言伝達装置。
  2. 通知すべき伝言には、前記伝言出力手段で出力されて他のオペレータに伝達された伝言であって現在のオペレータに伝達すべきものが含まれることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装システムにおける伝言伝達装置。
  3. 伝言毎に伝言の有効期限を設定する有効期限設定手段をさらに備え、前記伝言出力手段で出力された伝言のうち、次回の伝言を確認すべきタイミングにおいて設定された有効期限を超過するものについては、前記通知伝言抽出手段において通知すべき伝言として通知されないように設定する伝言設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装システムにおける伝言伝達装置。
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