JP4197133B2 - 食品処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品の計量、包装、検査等の処理を行う処理装置に関し、特に食品処理装置の表示技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
例えばスナック菓子やキャンディ等の食品の自動計量に用いられる組合せ計量装置は、一例として特許文献1に記載されているように、多数の計量ホッパが備えられ、該計量ホッパの上方に対応配置されたプールホッパを介してこれらの計量ホッパのそれぞれに食品を分散供給してその重量を計量すると共に該計量値に基づいて組合せ演算を行ない、その結果、組合せ重量が目標重量に一致または許容範囲内で最も近い重量となる組合せを選択し、この最適組合せに該当した計量ホッパのみから食品を排出させることにより、目標重量に一致または最も近い重量の食品を得るようにしたものである。
【0003】
このような組合せ計量装置を用いた計量作業は、生産効率の面から交代勤務制のもとに、複数のオペレータの引き継ぎによって行われることがある。そして、オペレータが次のオペレータと対面して引き継ぎを行うことができない場合、次のオペレータに対する装置の状態に関する伝言があれば、その内容を記載したメモ用紙を、次のオペレータが運転にあたって見ることになる当該装置の操作ボックスに貼り付けておくことがある。また、次のオペレータへの伝言でなくとも、自身の覚え書きとしてメモ用紙を操作ボックスに貼り付けることがある。これらのことは、オペレータ間の引き継ぎが遺漏なく行われたり、あるいはオペレータ自身の失念対策となったりして、円滑な生産活動の継続に役立っている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−122943号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のようなやり方では、例えばメモ用紙を粘着テープ等によって操作ボックスに貼り付けると、粘着剤による操作ボックスの汚れを招くことがある。一方、適度の粘着性と剥離性とを兼ね備えた繰り返し貼付及び剥離が可能なメモ用紙も好まれて使用されているが、この場合には操作ボックスの汚れが比較的少ない代わりに、ややもすればメモ用紙が剥離して失われたり、さらにはメモ用紙が食品中に混入するおそれさえある。いずれにしても、操作ボックスに多数のメモ用紙が貼付されると美観上見苦しくなり、また、記載事項が次第に不鮮明になってメモ用紙としての機能を果たさなくなることがある。
【0006】
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、装置の状態に関する伝言や覚え書きのためのメモ用紙の撤廃が可能な食品処理装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】
まず、請求項1に記載の発明は、食品に関する所定の処理を行う食品処理装置であって、エラー情報を含む当該装置の状態に関するメモ情報を記憶するメモ情報記憶手段を有すると共に、前記処理を行うための操作部に、前記メモ情報を入力するメモ情報入力手段と、前記記憶手段に記憶されたメモ情報の存在を報知するメモ情報存在報知手段と、前記記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しを指示するメモ情報呼出指示手段と、前記メモ情報を表示するメモ情報表示手段とが設けられ、且つ、前記メモ情報存在報知手段によりメモ情報の存在が報知されている状態で前記呼出指示手段によってメモ情報の呼び出しが指示されたとき、前記メモ情報記憶手段から呼び出されたメモ情報の前記表示手段への表示を制御するメモ情報表示制御手段が備えられていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、従来の操作ボックス等への貼付式のメモ用紙が撤廃されるから、美観上見苦しくなることなくメモ情報の入力者と閲覧者との間の情報の伝達を行ったり入力者自身の失念を防止したりすることが可能になると共に、メモ用紙が失われて食品中に混入するおそれがない。この発明は、交代勤務制が導入されており、しかも対面して引き継ぎを行うことができない場合等に効果的である。さらに、オペレータは、メモ情報報存在知手段により閲覧可能なメモ情報があることを認識することができ、閲覧可能なメモ情報がないのにわざわざメモ情報呼出指示手段により呼び出しを指示するという無駄を冒すことがない。
【0010】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の食品処理装置において、前記メモ情報入力手段は、文字コード入力機能と手書き入力機能とを有していることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、メモ情報の入力に際し、入力者は文字コード入力機能と手書き入力機能とを選択することができ、利便性が増す。特に手書き入力機能を用いると、例えば特定の言語しか認識することができない者の間での情報の伝達が容易に可能となる。さらにその場合、特定の言語の入力及び表示のための機能が不要であるから、コスト面で有利となる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の食品処理装置において、前記メモ情報記憶手段には、前記メモ情報と前記操作部における操作可能範囲を特定する操作レベルとが関連付けられて記憶されるようになっており、且つ、前記メモ情報表示制御手段は、前記メモ情報呼出指示手段によって前記メモ情報記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報に関連付けられて記憶された前記操作レベルに応じてメモ情報を前記メモ情報表示手段に表示するように制御することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、メモ情報呼出指示手段によってメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報表示制御手段は操作レベルに応じて特化されたメモ情報をメモ情報表示手段に表示させるから、閲覧者がメモ情報を閲覧する場合に煩わしさがなくなる。なお、例えばオペレータが運転開始にあたり、予めそれぞれに付された作業パスワードを操作部を介して入力し、この作業パスワードに対応して操作レベルが設定されるようにしておけば、この操作レベルに特化して表示されたメモ情報を閲覧することができる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の食品処理装置において、前記メモ情報記憶手段には、前記メモ情報と食品アイテムを特定する予約番号とが関連付けられて記憶されるようになっており、且つ、前記メモ情報表示制御手段は、前記メモ情報呼出指示手段によって前記メモ情報記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報に関連付けられて記憶された前記予約番号に応じてメモ情報を前記メモ情報表示手段に表示するように制御することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、同じくメモ情報呼出指示手段によってメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報表示制御手段は予約番号に応じて特化されたメモ情報をメモ情報表示手段に表示させるから、閲覧者がメモ情報を閲覧する場合に煩わしさがなくなる。例えばオペレータが運転開始にあたり、予め予約番号を操作部を介して入力するようにしておけば、オペレータは、この予約番号に特化して表示されたメモ情報を閲覧することができる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の食品処理装置において、前記メモ情報記憶手段には、前記メモ情報と該メモ情報の閲覧者を特定する識別子とが関連付けられて記憶されるようになっており、且つ、前記メモ情報表示制御手段は、前記メモ情報呼出指示手段によって前記メモ情報記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報に関連付けられて記憶された前記識別子に応じてメモ情報を前記メモ情報表示手段に表示するように制御することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、同じくメモ情報呼出指示手段によってメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報表示制御手段は識別子に応じて特化されたメモ情報をメモ情報表示手段に表示させるから、閲覧者がメモ情報を閲覧する場合に煩わしさがなくなる。例えばオペレータが運転開始にあたり、予めそれぞれに付された識別子としての作業者コードを操作部を介して入力するようにしておけば、オペレータは、自己の識別子に特化して表示されたメモ情報を閲覧することができる。
【0018】
また、メモ情報の入力者が閲覧者を指定するようにすれば、例えば、入力者が当該装置のエラー情報を入力したオペレータである一方、閲覧者が保守担当者である場合等には、極めて有効な伝言手段が提供される。
【0019】
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項1から請求項5のいずれかに記載の食品処理装置において、前記操作部に、エラー発生時に当該装置の運転可否を指示する運転可否指示手段が設けられ、且つ、前記メモ情報記憶手段は、前記メモ情報入力手段によって入力された当該エラーに関する情報と、前記運転可否指示手段による指示とを関連付けて記憶するように構成されていることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、メモ情報の入力者が、おもに装置の目視情報を入力するようにすれば、メモ情報の閲覧者は、当該装置を目の前にしながらメモ情報を閲覧することができるから、メモ情報が装置のエラー情報に関するものだけに伝達効果は一段と増す。なお、エラー情報としては、時刻、エラー現象、エラー原因、エラー対処状況、エラー対処後の装置状態等が例示される。
【0021】
また、エラー対処後、メモ情報の入力者が、今後当該装置を運転すべきではないと判断すると、運転可否指示手段によって運転不可を指示することができる。
【0022】
そして、請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の食品処理装置において、前記メモ情報記憶手段に当該装置の運転不可情報が記憶されているとき、次の始動操作時に当該装置の運転を規制する運転規制手段が備えられていることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、運転可否指示手段によって運転不可が指示されている場合、運転規制手段は次の始動操作時に該装置の運転を規制するから、さらなる装置異常を招くことはない。その場合、次のオペレータは、メモ情報を閲覧することによって運転不可の理由を知ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置について説明する。
【0025】
[全体構成]
図1に示すように、この組合せ計量装置1は、フレームF上の複数の支持脚11…11で支持された箱状の本体ケース12を有し、該本体ケース12に、スナック菓子やキャンディ等の食品を分散させる分散テーブル13、該分散テーブル13の周囲に放射状に配置された複数の放射トラフ14…14、該放射トラフ14…14ごとに設けられた上下一対のプールホッパ15…15及び計量ホッパ16…16等が組み付けられている。
【0026】
組合せ計量装置1に投入された食品は、まず、分散テーブル13によって放射トラフ14…14に均等に分散された後、該放射トラフ14…14からプールホッパ15…15を経て計量ホッパ16…16に供給され、該計量ホッパ16…16に連結された重量検出器16a…16aでそれぞれの重量が計量されて、組合せ演算が行なわれる。
【0027】
そして、計量ホッパ16…16の下方にはそれぞれ個別シュート17…17が配置されており、組合せ演算の結果、最適組合せに該当した計量ホッパ16…16から食品が該個別シュート17…17に排出される。排出されて個別シュート17…17を滑落した食品は、この組合せ計量装置1の略中央に配置された漏斗形状の集合シュート18を経て、さらに下流側の例えば包装機等へ供給されることになる。
【0028】
[制御システム]
図1に示すように、この組合せ計量装置1の制御システムは、該装置1の動作を総括的に制御するコントロールユニット20を備えている。そして、制御部21とメモリ22とを有するコントロールユニット20には、前記装置1の運転に必要な操作を行うための操作部としてのタッチパネル30が、信号を授受可能に接続されている。そして、コントロールユニット20は、プールホッパ15…15や計量ホッパ16…16からの食品の排出を制御する制御信号を出力する。また、コントロールユニット20は、各計量ホッパ16…16における重量検出器16a…16aからの計量信号を入力し、この計量信号に基づいて組合せ演算を行い、目標重量に一致または許容範囲内で最も近い重量となる最適組合わせを選択する。
【0029】
タッチパネル30は、組合せ計量装置1に近接して備えられていると共に液晶画面のような表示画面を有しており、該装置1の運転に際し、表示画面の所定の表示箇所にタッチすることで各種の操作、入力、指示、及び表示を行なうことが可能に構成されている。そして、特に該装置1においては、このタッチパネル30は、メモ情報の入力を行うためのメモ情報入力手段、メモリ22に記憶されたメモ情報の呼び出しを指示するためのメモ情報呼出指示手段、当該装置1の運転可否を指示するための運転可否指示手段、及びメモリ22から呼び出されたメモ情報を表示するためのメモ情報表示手段として機能する。また、タッチパネル30は、メモ情報の入力に際して文字コード入力機能と手書き入力機能とを有している。
【0030】
本発明の特徴部分であるメモリ22は、登録情報記憶部22aとメモ情報記憶部22bとを有している。登録情報記憶部22aには、食品アイテムを意味する予約番号ごとに設定登録された各種のデータ、タッチパネル30を操作する者の作業者コードと氏名、及び作業パスワード等が記憶されている。一方、メモ情報記憶部22bには、入力された組合せ計量装置1の状態に関するメモ情報や運転可否情報等が記憶されている。
【0031】
そして、同様に本発明の特徴部分である制御部21は、タッチパネル30を介してメモ情報記憶部22bに記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報表示制御手段として機能し、操作レベル、予約番号、あるいは閲覧者の作業者コードつまり識別子に応じてメモ情報をタッチパネル30に表示するように制御する。また、制御部21は、メモ情報記憶部22bに運転不可情報が記憶されているとき、運転規制手段として機能し、次の始動操作時に該装置1の運転を規制するように制御する。
【0032】
なお、前記操作レベルは、タッチパネル30におけるキー操作の操作可能範囲を特定するもので、タッチパネル30を操作する者の概ね担当業務に応じて設定されるのが通例である。一例を示すと、操作レベルは、「作業レベル」、「管理レベル」、及び「設置調整レベル」に区分され、この場合、後者になるほど上位概念である。すなわち、「作業レベル」は、操作対象者がオペレータとされ、その操作内容は毎日作業する上での基本的な操作が該当し、例えば運転や零点調整等に係るキー操作が含まれる。「管理レベル」は、操作対象者がシステム管理者とされ、操作内容は前記作業レベルのものに加えて計量等の処理のための登録や調整操作が該当し、例えば予約番号や計量目標値等の設定登録に係るキー操作が含まれる。そして、「設置調整レベル」は、操作対象者が当該装置1の製造メーカの技術サービスマンとされ、操作内容は前記管理レベルのものに加えて装置設置時に必要な調整等の操作が該当し、例えば各種の運転パラメータの設定等に係るキー操作が含まれる。操作対象者は、予めそれぞれに付された作業パスワードをタッチパネル30を介して入力することにより、それぞれの属する操作レベルに応じてキー操作の操作可能範囲が設定される。なお、各作業パスワードは、対応する操作レベルと共に登録情報記憶部22aに記憶されている。
【0033】
また、前記予約番号は、予め登録されて登録情報記憶部22aに記憶されている食品アイテムのことで、この予約番号ごとに、例えば品名、製品重量、生産能力(例えば1分間あたりの計量回数)、分散テーブル13及び放射トラフ14…14の動作条件、プールホッパ15…15及び計量ホッパ16…16の開閉タイミング条件、組合せ計量時の計量目標値、計量上限値、計量下限値等が登録されている。
【0034】
そして、前記作業者コードは、この組合せ計量装置1の運転にあたり、タッチパネル30を操作する者を識別するため、予め操作する者ごとに付されたコードであって、各作業者コードと対応する氏名とは登録情報記憶部22aに記憶されている。作業者コードとしては、例えば従業員番号が使用される。
【0035】
[運用例]
次に、この組合せ計量装置1におけるメモ情報の運用例について説明する。
【0036】
まず、この組合せ計量装置1のオペレータは、運転開始にあたって主電源スイッチ(図示せず)をON操作し、タッチパネル30に表示された図2に示す初期画面31の作業者コード入力欄31aと作業パスワード入力欄31bとに、随時表示されるテンキーパッド31cを使用して、オペレータに付された作業者コードと作業パスワードとをそれぞれ入力する。
【0037】
そして、オペレータは、タッチパネル30に新たに表示された図3に示すメニュー画面32を介してキー操作することにより、該装置1を運転する。この場合、作業パスワードが入力されたことにより、入力したオペレータの操作レベルに応じてキー操作の操作可能範囲が設定される。
【0038】
また、この組合せ計量装置1は、エラーつまり後述するような運転上の不具合が発生すると、警報音が鳴ると共に運転が停止されるように構成されている。このとき、該装置1のタッチパネル30にエラーメッセージが自動表示される。エラーメッセージとしては、例えば、「零点異常」、「オーバースケール」、「計量ホッパエラー」、「送信不能」等のエラー名称の他に、エラー箇所、エラー現象、想定されるエラー原因、及び代表的なエラー処置等がある。
【0039】
オペレータは、通常、前記表示に基づいてエラーに対処することが多い。その場合に、目視情報を中心に、対処の顛末を該装置1の保守担当者や作業を引き継ぐ次のオペレータ等への伝言あるいは自身の覚え書きとしてのメモ情報にしておくことは、以降の円滑な生産活動を継続する上で有益である。そこで、前記エラーに関するメモ情報をはじめ、この装置1の状態に関するメモ情報の入力、呼出指示、及び表示手順につき、さらに詳しく説明する。
【0040】
<メモ情報の入力>
オペレータは、図3に示すメニュー画面32のメモ情報入力キー32aにタッチし、図4に示すメモ情報入力画面33を表示させる。この画面33には、メモ情報を入力するためのメモ情報入力領域33aの他に、文字コード入力のためのキーボード(図例では50音順のかな入力キーボード)33b、登録キー33c、消去キー33d、閉じるキー33e、運転禁止キー33f、メニュー画面32へ戻るためのメニューキー33g、入力を図例のかな入力からアルファベット入力あるいは手書き入力に変更するためのアルファベット入力キー33hや手書き入力キー33i等が表示されている。さらに、予約番号を入力する予約番号入力欄33jと、メモ情報の閲覧者つまり相手先を指定する場合にこの相手先を入力する相手先入力欄33kとが表示されている。そして、オペレータが相手先入力欄33kにタッチすると、鎖線で示す氏名と作業者コードとからなる相手先リスト(詳細は図示せず)33lが表示され、オペレータは、適宜相手先を選択することによりこれを相手先入力欄33kに入力することができるようになっている。
【0041】
オペレータは、メモ情報入力画面33のキーボード33bにタッチすることによって、エラー名称、エラー原因、エラー対処、対処後の状態、以降の運転の可否等の目視情報を中心としたエラー情報をはじめ、この組合せ計量装置1の状態をメモ情報としてメモ情報入力領域33aに入力する。
【0042】
そして、特にメモ情報がエラー情報であって、対処の結果エラーを解消することができず、この組合せ計量装置1は運転禁止にすべきとオペレータが判断した場合、オペレータは運転禁止キー33fにタッチする。運転禁止キー33fがタッチされると、該キー33fにチェックマークが表示されると共にこのタッチ信号を入力した制御部21は運転禁止のフラグを1にセットし、該装置1の運転を規制する。なお、該装置1が正常復帰すると、運転禁止のフラグは1から0に変更してセットされ、前記規制は解除される。
【0043】
図4に示す例では、「オーバースケールなるエラーが発生したので、原因はWH(計量ホッパ)への供給過多と判断し、フィーダ強度を調整するという対処をしたにも拘わらず正常に復帰せず、不明のため運転禁止にすべきと判断した」という趣旨のメモ情報が入力されている。また、運転禁止キー33fがタッチされ、該キー33fにチェックマークが表示されている。
【0044】
そして、メモ情報がいかなる予約番号に対応したものであるかを関連付けて記憶させる場合、オペレータは予約番号入力欄33jに予約番号(図例では「2」)を入力する。また、メモ情報の閲覧者を指定する場合、オペレータは相手先入力欄33kにタッチし、表示された相手先リスト33lから該当する相手先(図例では「123456」)を選択することによりこれを相手先入力欄33kに入力する。
【0045】
オペレータは、前記キーボード33bを用いてメモ情報を入力したが、このタッチパネル30においては、アルファベット入力あるいは手書き入力も可能とされている。例えば手書き入力を行う場合、オペレータがメモ情報入力画面33の手書き入力キー33iにタッチすると、図5に示す手書き入力時のメモ情報入力画面33′がタッチパネル30に表示されるから、オペレータは、手書き入力ペンを用いてこの画面33′のメモ情報入力領域33a′にメモ情報を入力すればよい。なお、手書き入力されたメモ情報は、TIFやJPEG等のイメージファイルとしてメモ情報記憶部22bに記憶される。
【0046】
こうすることにより、オペレータはメモ情報の入力時にキーボード33bによる文字コード入力あるいは手書き入力を選択することができるから、利便性が増す。特に手書き入力機能を用いると、特定の言語しか認識することができない者の間での情報の伝達が容易に可能となる。その場合、特定の言語の入力及び表示のための機能等が不要であるから、コスト面で有利となる。また、メモ情報を図示することができるメリットがある。
【0047】
そして、メモ情報の入力を終えると、オペレータは登録キー33c(図4参照)にタッチして、キーボード33bを用いて入力したメモ情報をメモ情報記憶部22bに記憶させる。このメモ情報は、テキストファイルとして記憶される。このとき、予約番号や相手先の作業者コードも記憶されると共に、メモ情報を入力した時刻、運転にあたり初期画面31を介して入力していたオペレータの作業者コード及び作業パスワードが自動的に記憶される。
【0048】
一方、メモ情報を入力したものの、該メモ情報をメモ情報記憶部22bに記憶させない場合には、オペレータは、消去キー33dにタッチしてこのメモ情報を消去する。また、オペレータが登録キー33cにタッチしないまま閉じるキー33eにタッチすると、このメモ情報入力画面33が閉じる前に、入力したメモ情報を登録するか否かのメッセージが表示されるから、オペレータは、改めて登録の要否を確認することができる。
【0049】
<メモ情報記憶部の構成>
メモ情報記憶部22bの記憶内容をテーブル化して図6に示す。なお、登録されたメモ情報のうち不要となったものは適宜消去されて、現実のメモ情報記憶部22bには、消去されないメモ情報のみが記憶された構成となっているのが通例であるが、ここでは多様なメモ情報の存在を示すため、登録されたメモ情報は消去されることなく全て記憶されているという形をとっている。
【0050】
メモ情報は時系列的に追番であるメモ番号を付されており、入力時刻、入力者コードつまり入力者の作業者コード、作業パスワードに基づく操作レベル、予約番号、相手先コードつまり指定された閲覧者の作業者コード、及び運転禁止フラグ等と関連付けられている。一例として、メモ番号0008のメモ情報は、「2」なる予約番号の生産作業に係った「X」なる操作レベルに属する「345678」なる作業者コードのオペレータが、「456789」なる作業者コードのオペレータを閲覧者に指定して「2002年2月26日5時55分」に手書き入力したもので、「0202260555.jpg」なるファイル名が付されたイメージファイルとして記憶されていることを示す。
【0051】
<メモ情報の呼出指示及び表示>
作業を引き継いだ次のオペレータは、この組合せ計量装置1の主電源スイッチをON操作し、前述したと同様に、タッチパネル30に表示された初期画面31の作業者コード入力欄31aと作業パスワード入力欄31bとに、オペレータに付された作業者コードと作業パスワードとをそれぞれ入力すると共に、タッチパネル30にメニュー画面32を表示させる。
【0052】
(第1運用例)
制御部21は、メモ情報の表示に際し、メモ情報記憶部22bに記憶されている全てのメモ情報を呼び出して表示するように制御する。そして、該当するメモ情報があれば、制御部21は、メニュー画面32のメモ情報表示キー32b(図3参照)を点滅させる。これにより、オペレータは、閲覧可能なメモ情報があることを認識することができる。
【0053】
そして、オペレータは、点滅するメモ情報表示キー32bにタッチして図7に示すメモ情報表示画面34の呼び出しを指示すると共に、メモ情報表示領域34aに表示されたメモ情報を閲覧する。さらに、メモ情報表示画面34のメモ番号表示欄34b、入力時刻表示欄34c、入力者表示欄34d、相手先表示欄34e、及び予約番号表示欄34fに、当該メモ情報に付されたメモ番号、入力時刻、入力者の作業者コードと氏名、相手先の作業者コードと氏名、及び予約番号が自動的に表示されるから、オペレータは、例えば、このメモ情報の入力者が誰であるか、あるいは、このメモ情報がいかなる予約番号に係るものであるか等を認識することができる。
【0054】
また、複数の閲覧可能なメモ情報がある場合、オペレータは、メモ情報表示画面34の図例上右下方の進むキー34gや戻るキー34hにタッチすることで、所望のメモ情報を表示させることができる。
【0055】
そして、オペレータは、消去キー34iにタッチすることにより、メモ情報表示画面34に表示されたメモ情報をメモ情報記憶部22bから消去することができる。また、所定の期間を経過したメモ情報が自動的に消去されるようにしてもよい。その結果、不要なメモ情報の表示による閲覧の煩わしさや不要なメモ情報によるメモ情報記憶部22bの占有が回避される。
【0056】
こうすることにより、従来の操作ボックス等への貼付式のメモ用紙が撤廃されるから、美観上見苦しくなることはない。その上で、このオペレータは、先のオペレータ等が入力したメモ情報を閲覧することができるから、円滑な引き継ぎ等が可能となる。しかも、タッチパネル30が組合せ計量装置1に近接して備えられているため、オペレータは、該装置1を目の前にしながらメモ情報を閲覧することができるから、メモ情報が特に当該装置1の目視結果を中心としたエラー情報に関するものである場合、伝達効果は一段と増す。なお、閲覧者がメモ情報の入力者本人であってもよく、この場合には、入力者の失念防止を図ることができる。
【0057】
一方、閲覧可能なメモ情報がなければ、メモ情報表示キー32bは点滅しないから、オペレータは、閲覧可能なメモ情報がないのにわざわざメモ情報表示キー32bにタッチして呼び出しを指示するという無駄を冒すことがない。
【0058】
なお、タッチパネル30に表示される前記各画面31,32,33,33′,34の構成は一例であって、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
【0059】
(第2運用例)
制御部21は、メモ情報の表示に際し、メモ情報の閲覧者の操作レベルに応じてメモ情報を呼び出して表示するように制御することができる。この場合、作業パスワードの入力は必須である。
【0060】
すなわち、運転開始にあたり、次のオペレータが初期画面31を介して作業パスワードを入力すると、この入力信号を入力した制御部21は、メモ情報記憶部22bに記憶されているメモ情報の中から、オペレータが属する操作レベルに応じてメモ情報を呼び出す。そして、該当するメモ情報があれば、制御部21は、メニュー画面32のメモ情報表示キー32bを点滅させる。これにより、オペレータは、閲覧可能なメモ情報があることを認識することができる。オペレータが、点滅するメモ情報表示キー32bにタッチしてメモ情報表示画面34の呼び出しを指示すると、制御部21は、操作レベルに応じてメモ情報を表示するように制御し、オペレータは、メモ情報表示領域34aに表示されたメモ情報を閲覧する。
【0061】
その場合、このオペレータをはじめとする閲覧者は、自身が属する操作レベル及びこれより下位概念の操作レベルに応じたメモ情報を閲覧することができる。例えば図6に基づけば、操作レベルX(この場合、作業レベル)に属する閲覧者はメモ番号0003〜0008及び0010のメモ情報、操作レベルY(同じく、管理レベル)に属する閲覧者はメモ番号が0003〜0008及び0010のメモ情報に加えてメモ番号0009のメモ情報、そして操作レベルZ(同じく、設置調整レベル)に属する閲覧者は全てのメモ情報の閲覧が可能である。したがって、閲覧者は、その属する操作レベルに特化して表示されたメモ情報を閲覧するから、閲覧時の煩わしさがなくなる。
【0062】
一方、該当するメモ情報がなければ、メモ情報表示キー32bは点滅しないから、オペレータは、閲覧可能なメモ情報がないのにわざわざメモ情報表示キー32bにタッチして呼び出しを指示するという無駄を冒すことがない。
【0063】
(第3運用例)
制御部21は、メモ情報の表示に際し、予約番号に応じてメモ情報を呼び出して表示するように制御することができる。この場合、予約番号の入力は必須である。
【0064】
すなわち、運転開始にあたり、次のオペレータはメニュー画面32を介して通常のキー操作の一環として所定の予約番号を入力すると、この入力信号を入力した制御部21は、メモ情報記憶部22bに記憶されているメモ情報の中から、前記予約番号に応じてメモ情報を呼び出す。そして、該当するメモ情報があれば、制御部21は、メニュー画面32のメモ情報表示キー32bを点滅させる。これにより、オペレータは、閲覧可能なメモ情報があることを認識することができる。オペレータが、点滅するメモ情報表示キー32bにタッチしてメモ情報表示画面34の呼び出しを指示すると、制御部21は、予約番号に応じてメモ情報を表示するように制御し、オペレータは、メモ情報表示領域34aに表示されたメモ情報を閲覧する。
【0065】
その場合、オペレータは、これから係る予約番号に特化して表示されたメモ情報を閲覧するから、生産作業を円滑に行うために有効な情報を効果的に得ることができる。
【0066】
一方、該当するメモ情報がなければ、メモ情報表示キー32bは点滅しないから、オペレータは、閲覧可能なメモ情報がないのにわざわざメモ情報表示キー32bにタッチするという無駄を冒すことがない。
【0067】
(第4運用例)
制御部21は、メモ情報の表示に際し、作業者コードに応じてメモ情報を呼び出して表示するように制御することができる。この場合、作業者コードの入力は必須である。
【0068】
すなわち、運転開始にあたり、次のオペレータが初期画面31を介して作業者コードを入力すると、この入力信号を入力した制御部21は、メモ情報記憶部22bに記憶されているメモ情報の中から、前記作業者コードに応じてメモ情報を呼び出す。そして、該当するメモ情報があれば、制御部21は、メニュー画面32のメモ情報表示キー32bを点滅させる。これにより、オペレータは、閲覧可能なメモ情報があることを認識することができる。オペレータが、点滅するメモ情報表示キー32bにタッチしてメモ情報表示画面34の呼び出しを指示すると、制御部21は、作業者コードに応じてメモ情報を表示するように制御し、オペレータは、メモ情報表示領域34aに表示されたメモ情報を閲覧する。
【0069】
その場合、オペレータは、自身の作業者コードに特化して呼び出されたメモ情報を閲覧するから、閲覧時の煩わしさがなくなる。また、メモ情報の入力者が該メモ情報の閲覧者を指定することができるから、例えば、入力者が当該装置1のエラー情報を入力したオペレータである一方、閲覧者が保守担当者である場合等には、極めて有効な伝言手段が提供される。また、メモ情報の入力者が閲覧者に自身を指定すれば、このメモ情報は失念対策のための覚え書きとして有効に機能することになる。
【0070】
一方、該当するメモ情報がなければ、メモ情報表示キー32bは点滅しないから、オペレータは、閲覧可能なメモ情報がないのにわざわざメモ情報表示キー32bにタッチして呼び出しを指示するという無駄を冒すことがない。
【0071】
(第5運用例)
制御部21は、メモ情報の表示に際し、運転禁止のフラグが1にセットされたメモ情報が記憶されている場合、このメモ情報は極めて重要な情報であることから、該メモ情報を前記第2〜第4運用例で説明したような操作レベル、予約番号、及び作業者コードに基づく制御から独立したものとし、最優先で呼び出すと共に表示すべきメモ情報とすることができる。この場合、メモ情報入力画面33における運転禁止キー33fへのタッチは必須である。
【0072】
すなわち、メモ情報の表示に際し、制御部21は、メモ情報記憶部22bに記憶されているメモ情報の中から、運転禁止のフラグが1である最新のメモ情報を含め、前記第2〜第4運用例のように要求される所定のメモ情報を呼び出す。そして、該当するメモ情報があれば、メニュー画面32のメモ情報表示キー32bを点滅させる。
【0073】
次いで、オペレータがメモ情報表示キー32bにタッチしたとき、前記運転禁止のフラグが1であるメモ情報を最優先で表示させるようにすれば、オペレータは、エラー情報の内容と共に運転禁止を明確に認識することができる。しかも、先に運転禁止キー33fがタッチされたことによって、この組合せ計量装置1は運転モードに入らないように制御されるから、さらなる装置異常が確実に回避される。
【0074】
[他の実施の形態]
前記実施の形態では、手書き入力したメモ情報はイメージファイルとしてメモ情報記憶部22bに記憶されたが、このイメージファイルが手書きされた文字からなる場合、該イメージファイルをOCR(光学式文字読み取り装置)を介してテキストファイルに変換した上で記憶させてもよい。こうすることにより、記憶されたメモ情報の活用の自由度が拡大する。
【0075】
また、前記実施の形態におけるコントロールユニット20に、メモ情報の入力手段としてスキャナを接続してもよい。こうすることにより、例えば印刷図面にエラー発生箇所を書き加え、該図面をスキャナを介してイメージファイルとして入力すると、一段と正確なメモ情報が提供されることがある。
【0076】
また、前記実施の形態におけるコントロールユニット20に、マイクロフォンやスピーカ等を備えた音声入出力装置を接続し、該音声入出力装置を介してメモ情報を入出力するようにしてもよい。こうすることにより、利便性が増すことがある。
【0077】
また、前記実施の形態では、操作部としてタッチパネル30を使用したが、操作部に、操作、入力、及び指示手段としての通常のキーボードと表示手段としての通常のディスプレイとを備えてもよい。こうすることによっても、前記実施の形態におけると同様の作用効果が得られる。
【0078】
また、前記実施の形態では、メモ情報の入力に際し、予約番号入力欄33jを設け、この入力欄33jに該当する予約番号を入力するようにしたが、オペレータが生産作業のためにこれまで呼び出していた予約番号を自動的に記憶させるようにしてもよい。こうすることにより、入力の手間を省略することができる。
【0079】
また、前記実施の形態では、オペレータが閲覧可能なメモ情報がある場合、メニュー画面32のメモ情報表示キー32bが点滅したが、閲覧可能なメモ情報がある場合に限ってメモ情報表示キー32bが画面表示されるようにしてもよい。こうすることによっても、オペレータは、閲覧可能なメモ情報があることを認識することができる。
【0080】
また、前記実施の形態において、メモ情報が特に運転禁止の判断を含むエラー情報の場合、運転禁止キー33fや登録キー33cのタッチ信号ないしメモ情報が、さらにこの組合せ計量装置1の固有機械コードを付された上で、イーサーネット等のLANを介して事業所の設備保全部門のコンピュータへ転送されるようにしたり、あるいは、該装置1の製造番号を付された上で、製造メーカへメール送信されるようにするという展開も可能である。こうすることにより、情報あるいは問題意識のタイムリーな共有化を図ることができ、不具合の再発防止につながる。
【0081】
また、前記実施の形態では、制御部21は、メモ情報の表示に際して第1〜第5運用例に示すような制御を行ったが、これらに限定されることはなく、各運用例を適宜組合せた制御も可能である。
【0082】
そして、前記実施の形態では、本発明が適用された組合せ計量装置1について説明したが、本発明はその他、自動計量装置、製袋包装機、箱詰め装置、重量チェッカ、シールチェッカ、X線検査装置等の多様な食品処理装置へ適用可能である。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、食品処理装置の状態に関する伝言や覚え書きのためのメモ情報を記憶するメモ情報記憶手段と、メモ情報の入力手段・存在報知手段・呼出指示手段・表示手段として機能する操作部と、前記記憶手段から呼び出されたメモ情報の操作部への表示を制御するメモ情報表示制御手段とを備えたことにより、従来のような貼付式のメモ用紙の撤廃が可能な食品処理装置が提供される。本発明は、多様な食品処理装置の技術分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成を示す概略側面図である。
【図2】 初期画面を示す図である。
【図3】 メニュー画面を示す図である。
【図4】 文字コード入力時のメモ情報入力画面を示す図である。
【図5】 手書き入力時のメモ情報入力画面を示す図である。
【図6】 メモ情報記憶部の記憶内容をテーブル化したものである。
【図7】 メモ情報表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置(食品処理装置)
21 制御部(メモ情報表示制御手段、運転規制手段)
22b メモ情報記憶部(メモ情報記憶手段)
30 タッチパネル(操作部)
32b メモ情報表示キー(メモ情報呼出指示手段)
33b キーボード(メモ情報入力手段)
33f 運転禁止キー(運転可否指示手段)
34a メモ情報表示領域(メモ情報表示手段)

Claims (7)

  1. 食品に関する所定の処理を行う食品処理装置であって、エラー情報を含む当該装置の状態に関するメモ情報を記憶するメモ情報記憶手段を有すると共に、前記処理を行うための操作部に、前記メモ情報を入力するメモ情報入力手段と、前記記憶手段に記憶されたメモ情報の存在を報知するメモ情報存在報知手段と、前記記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しを指示するメモ情報呼出指示手段と、前記メモ情報を表示するメモ情報表示手段とが設けられ、且つ、前記メモ情報存在報知手段によりメモ情報の存在が報知されている状態で前記呼出指示手段によってメモ情報の呼び出しが指示されたとき、前記メモ情報記憶手段から呼び出されたメモ情報の前記表示手段への表示を制御するメモ情報表示制御手段が備えられていることを特徴とする食品処理装置。
  2. 前記メモ情報入力手段は、文字コード入力機能と手書き入力機能とを有していることを特徴とする請求項1に記載の食品処理装置。
  3. 前記メモ情報記憶手段には、前記メモ情報と前記操作部における操作可能範囲を特定する操作レベルとが関連付けられて記憶されるようになっており、且つ、前記メモ情報表示制御手段は、前記メモ情報呼出指示手段によって前記メモ情報記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報に関連付けられて記憶された前記操作レベルに応じてメモ情報を前記メモ情報表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食品処理装置。
  4. 前記メモ情報記憶手段には、前記メモ情報と食品アイテムを特定する予約番号とが関連付けられて記憶されるようになっており、且つ、前記メモ情報表示制御手段は、前記メモ情報呼出指示手段によって前記メモ情報記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報に関連付けられて記憶された前記予約番号に応じてメモ情報を前記メモ情報表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の食品処理装置。
  5. 前記メモ情報記憶手段には、前記メモ情報と該メモ情報の閲覧者を特定する識別子とが関連付けられて記憶されるようになっており、且つ、前記メモ情報表示制御手段は、前記メモ情報呼出指示手段によって前記メモ情報記憶手段に記憶されたメモ情報の呼び出しが指示されたとき、メモ情報に関連付けられて記憶された前記識別子に応じてメモ情報を前記メモ情報表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の食品処理装置。
  6. 前記操作部に、エラー発生時に当該装置の運転可否を指示する運転可否指示手段が設けられ、且つ、前記メモ情報記憶手段は、前記メモ情報入力手段によって入力された当該エラーに関する情報と、前記運転可否指示手段による指示とを関連付けて記憶するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の食品処理装置。
  7. 前記メモ情報記憶手段に当該装置の運転不可情報が記憶されているとき、次の始動操作時に当該装置の運転を規制する運転規制手段が備えられていることを特徴とする請求項6に記載の食品処理装置。
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