JP3780724B2 - 防災機器設計システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防災監視盤などの防災機器を、特別な設計知識を必要とせずに設計することができ、また、防災機器の設計から、防災機器に組み込まれる各機器の工場への発注までにかかる時間を、大幅に短縮することのできる防災機器設計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ビルなどに設置される防災監視盤などの防災機器を設計する際には、防災機器CAD装置が使用され、防災機器を構成すべき各機器を、ポインティングデバイス等の操作により、順次ディスプレイ上に表示させ、機器図を完成させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の防災機器CAD装置では、設計者自身のスキルに基づいて、設計中の防災機器が法規に適合しているか、あるいは、これを構成する機器に漏れがないか等を検討しながら防災機器を設計しているので、設計知識を有する人しか、この作業を行うことができなかった。
【0004】
また、防災機器を設計した後、その機器図をプリントアウトし、プリントアウトされた機器図を参照しながら、各種帳票、例えば、見積書や、停電時などの非常時に、防災機器を動作させるために必要な予備電源の容量を示すバッテリー計算書などの帳票を作成して、機器図とともに客先に送付し、客先からの製造指示があれば、再度プリントアウトされた機器図を参照しながら、防災機器に組み込まれる各機器の製造を依頼するための製造手配書を作成して工場に送付しているので、防災機器の設計から、防災機器に組み込まれる各機器の工場への発注まで、多大な時間を要していた。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、防災監視盤などの防災機器を、特別な設計知識を必要とせずに設計することができ、また、防災機器の設計から、防災機器に組み込まれる各機器の工場への発注までにかかる時間を、大幅に短縮することのできる防災機器設計システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の防災機器設計システムでは、
防災機器情報、法規情報などの防災機器設計に必要な情報を格納し、これらの情報を読み出して、防災機器を設計する防災機器CAD装置と、この防災機器CAD装置に、通信ネットワークを介して接続された、1または複数の演算処理装置とで構成された防災機器設計システムであって、防災機器CAD装置は、演算処理装置のいずれかから、通信ネットワークを介して、少なくとも、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報を受信したときには、これらの情報に基づいて、防災機器内に必要な機器を組み込んだ状態の機器図を作成し、この作成した機器図情報を、演算処理装置に送信する。
【0007】
ここに、通信ネットワークには、インターネット、専用線、公衆回線網、ISDN、LAN(ローカルエリアネットワーク)等の通信網が含まれる。また、演算処理装置は、データ伝送機能と、ブラウザ(閲覧用ソフトウェア)を備えていることが必要である。
請求項2に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、函体表面の機器配置と、函体内部の機器配置とを、予め定められた優先順に従って設計する。
【0008】
請求項3に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、函体内部の機器配置を、函体表面に配置される機器の種別に従って設計する。
請求項4に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、作成された機器図に基づいて、各機器の名称や種別などの情報を一覧とした機器名称表を作成する。
【0009】
請求項5に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、防災機器に配置した機器の総重量が、所定の重量を超えたときには、エラー報知を行う。
請求項6に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、演算処理装置から受信した情報を基にして、見積入力用帳票、バッテリー計算書、納入仕様書、予備品リストなどの各種帳票を作成する。
【0010】
ここに、見積入力用帳票とは、設計した防災機器の価格を見積り、その見積書を作成するために参照する帳票を意味し、バッテリー計算書とは、停電時など非常時に、防災機器を動作させるために必要な予備電源の容量を示す帳票を意味し、納入仕様書とは、設計した防災機器の仕様について説明する帳票を意味し、予備品リストとは、防災機器に付属して納入する予備品を示す帳票を意味している。
【0011】
請求項7に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、演算処理装置のいずれかから、通信ネットワークを介して、少なくとも、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報を、音声データで受信したときには、文字データに変換してから機器図を作成する。
ここに、音声データは、演算処理装置から受信されるにとどまらず、電話機から受信されることもできる。
【0012】
請求項8に記載の防災機器設計システムでは、演算処理装置は、防災機器CAD装置から受信した情報を、通信ネットワークを介して、他の演算処理装置に送信する。
ここに、防災機器CAD装置から受信した情報は、他の演算処理装置に送信するにとどまらず、ファクシミリ装置に送信したり、プリンタに送信して記録させることもできる。
【0013】
請求項9に記載の防災機器設計システムでは、演算処理装置は、他の演算処理装置の宛先、及び/または、上記演算処理装置に送信を開始する時間を、予め設定できる。
請求項10に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、通信ネットワークを介して、更に、製造者の演算処理装置を接続しており、演算処理装置から受信した情報を基にして、防災機器に組み込まれる各機器を発注するための製造手配書を作成し、この製造手配書情報を製造者の演算処理装置に送信する。
【0014】
ここに、製造者とは、防災機器に組み込まれる各機器や、各機器を構成する部品を製造する工場を意味しており、また、このような工場は1つに限られず、複数の工場であってもよい。また、製造者の演算処理装置は、データ伝送機能を有していることが必要である。
請求項11に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、防災機器に組み込まれる各機器を、各機器を構成する部品に展開して、製造手配書を作成する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。
図1は、本発明の防災機器設計システムの要部構成の一例を示した図である。
ここには、防災機器製造会社のシステムが示されており、各支社毎に演算処理装置1とファクシミリ装置2とを設置し、また、演算処理装置1の各々にはプリンタ3を接続している。
【0016】
一方、本社には、防災機器CAD装置4が設置され、防災機器CAD装置4には、専用線Lを介して、工場に設置される演算処理装置1’が接続されている。各支社に設置される演算処理装置1は、ISDNや電話網などの公衆回線網N1を介して、各支社が契約したプロバイダP(#1〜#n)と、インターネットN2とを介して、防災機器CAD装置4にアクセスできるようになっており、防災機器CAD装置4との間で、HTML文書や、テキスト文書等のデータのやり取りができるようになっている。
【0017】
防災機器CAD装置4は、図2に示すように、CPU等で構成され、以下の各部を制御する主制御部40と、各種操作キーで構成される操作部41と、インターネットN2に接続するためのインターフェイス42と、設計知識データを格納した設計知識データベース43と、機器配置ルールを格納した機器配置ルールデータベース44と、件名管理データを格納した件名管理データベース45と、RAMやROM等で構成される記憶部46と、工場に設置される演算処理装置1’に専用線Lを介して接続するためのインターフェイス47と、ディスプレイ等で構成される表示部48とを備えている。
【0018】
主制御部40は、法規判定部40Aと、自動設計用情報収集処理部40Bと、自動設計処理部40Cと、帳票作成処理部40Dと、工場連携処理部40Eと、音声入力処理部40Fと、web表示処理部40Gとを備えており、これらの機能については後述することにする。
設計知識データベース43、機器配置ルールデータベース44、件名管理データベース45は、各々ハードディスク等で構成されており、設計知識データベース43には、法規データなど、防災機器を設計する際に必要な各種データが格納され、機器配置ルールデータベース44には、機器配置ルールデータとして、防災機器を構成する各機器に対応して、その配置順を示すデータと、その種別を示すデータとが格納され、件名管理データベース45には、件名管理データとして、防災機器を設計する際に登録される物件名や、その設計者名等のデータが格納される。
【0019】
なお、この防災機器設計システムでは、通信ネットワークとして、公衆回線網N1と、インターネットN2と、専用線Lとを用いているが、本発明はこの例に限られず、各支社に設置される演算処理装置1以外に、工場に設置される演算処理装置1’を、インターネットN2を介して、防災機器CAD装置4に接続したり、工場に設置される演算処理装置1’に、各支社に設置される演算処理装置1を、専用線を介して、防災機器CAD装置4に接続してもよく、その接続態様は問わない。
【0020】
次に、この防災機器設計システムにおける防災機器CAD装置4の基本動作の一例について、図3のフローチャート(100〜117)とともに説明する。
まず、ユーザーは、演算処理装置1を操作して、ブラウザ(閲覧用ソフトウェア)を起動させ、各プロバイダP(#1〜#n)が有するアクセスポイントにアクセスした後、防災機器CAD装置4に割り付けられた、URLなどのアドレス情報を指定し、防災機器CAD装置4にアクセスする。
【0021】
すると、防災機器CAD装置4は、web表示処理部40Gによって、設計知識データベース43より件名管理情報登録画面情報を読み出し、この情報を演算処理装置1に対して送信するので、これを受信した演算処理装置1では、そのディスプレイ上に、件名管理情報登録画面が表示される。
ユーザーは、この画面を参照して、防災機器を設計するにあたって名付ける物件名や、設計者名、設計日等の情報を入力し、この情報を防災機器CAD装置4に送信すると、防災機器CAD装置4は、受信した件名管理情報を、件名管理データベース45に登録する(100)。
【0022】
その後、防災機器CAD装置4は、web表示処理部40Gによって、機器図作成用情報登録画面情報を、設計知識データベース43より読み出し、この情報を演算処理装置1に対して送信するので、これを受信した演算処理装置1では、そのディスプレイ上に、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報などの承認図作成用情報を登録するための機器図作成用情報登録画面が表示される。
【0023】
機器図作成用情報登録画面の表示態様としては、例えば、まず最初に、図4に示すような、防災機器に接続する回線情報と、防災機器に組み込む機器情報と、防災機器の函体情報とのうち、いずれの情報を登録するかの選択を促す画面を表示させ、ボタンA〜Cが操作される毎に、web表示処理部40Gによって、図5に示すような回線情報登録画面、図6に示すような組込機器情報登録画面、図7に示すような函体情報登録画面を順次表示させ、登録ボタンDの操作によって、各々の画面で設定された情報を登録させるようにしたものがあり、特にこのような態様に限られるものではない。
【0024】
この機器図作成用情報登録画面では、ユーザーが、図5〜図7に示す画面を参照して、各々の情報を入力して登録する毎に(101)、図4に示す選択画面に戻るようになっており、ボタンEが操作されたときに、防災機器CAD装置4が、登録された各情報に基づいて、防災機器の自動設計を行うようになっている。
ここで、件名管理情報と機器図作成用情報を入力する作業は、前述するように、演算処理装置1で、表示画面を参照しながら行うだけではなく、公衆回線網N1に接続される電話機(不図示)などからこれらの情報を音声データとして入力することができ、また、演算処理装置1にこれらの情報を音声データとして格納し、格納した音声データを文字データに変換して入力することができる。
【0025】
件名管理情報や機器図作成用情報が音声データとして入力されると、防災機器CAD装置4では、音声入力処理部40Fによって、音声データから文字データへと変換される。
ボタンEが操作され、防災機器の自動設計指示がなされたときには(102)、
防災機器CAD装置4では、法規判定部40Aが、設計知識データベース43より法規データを読み出し、機器図作成用情報登録画面において登録された各情報が、法規に適合しているかどうかを判定し、法規に適合している情報について、自動設計用情報収集処理部40Bが収集する(103)。
【0026】
その後、自動設計用情報収集処理部40Bによって収集された各情報のうち、防災機器に組み込む機器情報については、自動設計処理部40Cが、機器配置ルールデータベース44より、機器の配置順を示すデータを読み出し、このデータを参照することで、各機器を図面上に配置する順番を決定するようになっている(104)。
【0027】
ここで、各機器の配置順の一例として、図8に図示しておく。
ここでは、最初に、銘板パネルaを配置し、その後、表示部を構成するメイン機器b、ブランクパネルc、非常電話設備d、操作部を構成するメイン機器のうち、ガス漏れ監視動作に際して操作する機器e、操作部を構成するメイン機器のうち、オプションとして取り付ける機器f、操作部を構成するメイン機器のうち、火災監視動作あるいは警報監視動作に際して操作する機器g、プリンタhの順に配置するように決定付けられている。
【0028】
そして、自動設計処理部40Cは、自動設計用情報収集処理部40Bによって収集された機器情報より、防災機器に組み込む機器、例えば、函体表面のサッシ内に配置される機器の総重量を集計し(105)、集計した総重量が、所定の重量を超えるときには(106)、エラー報知を行い(107)、エラーメッセージ情報を演算処理装置1に送信するので、これを受けた演算処理装置1では、そのディスプレイ上にエラーメッセージが表示されたり、ブザー報知等がなされる。
【0029】
一方、集計した総重量が、所定の重量以下のときには、自動設計処理部40Cは、機器配置ルールデータベース43より、機器の種別を示すデータを収集し(108)、このデータと、自動設計用情報収集処理部40Bによって収集された各情報とに基づき、防災機器の自動設計を行って機器図情報を作成するとともに(109)、機器の名称とその種別とを対比させた各部名称表情報を作成し、作成した機器図情報と、各部名称表情報とを記憶部46に格納し、また、自動設計情報収集処理部40Bによって収集された各情報を、記憶部46に格納する。
【0030】
ここで、機器配置ルールデータベース43に、機器の種別を示すデータとして、函体表面に配置される機器に対応して、その機器が配置された箇所の内部に配置させるべき機器を予め設定しておけば、自動設計処理部40Cが自動設計を行う際に、函体表面に機器を配置したときに、その内部に配置する機器が自ずと決定され、他の機器がその内部に配置されなくなる。
【0031】
その後、演算処理装置1で送信指示操作を行えば(110)、送信指示コマンドが防災機器CAD装置4に対して送信されるので、このコマンドを受けた防災機器CAD装置4では、web表示処理部40Gが、記憶部46に格納された、機器図情報と各部名称表情報とを読み出し、演算処理装置1に対して送信するので(111)、演算処理装置1では、ブラウザ(ホームページ参照用ソフトウェア)の機能により、これらの情報が合成され、そのディスプレイ上に、例えば、図9に示すような画面が表示される。
【0032】
ここでは、自動設計された機器図に加えて、各部名称表Fが付記されており、ユーザーはこの各部名称表Fと、機器図に付記された番号とを対比することで、防災機器に組み込まれている各機器の名称、その種別が確認できるようになっている。
この画面を受けて、ボタンGを操作して、帳票作成指示を行えば(112)、帳票作成指示コマンドが防災機器CAD装置4に対して送信されるので、このコマンドを受けた防災機器CAD装置4では、帳票作成処理部40Dが、件名管理データベース45より、防災機器を設計するにあたって名付けられた物件名や、設計者名、設計日等のデータを読み出し、また、記憶部46より、自動設計用情報収集処理部40Bによって収集された各情報を読み出し、これらの情報に基づき、各種帳票情報を作成し(113)、作成した各種帳票情報を記憶部46に格納する。
【0033】
その後、演算処理装置1で送信指示操作を行えば(114)、送信指示コマンドが防災機器CAD装置4に対して送信されるので、このコマンドを受けた防災機器CAD装置4では、web表示処理部40Gが、記憶部46より各種帳票情報を読み出し、演算処理装置1に送信する(115)。
これを受けた演算処理装置1では、そのディスプレイ上に、各種帳票を表示するようになっている。
【0034】
各種帳票としては、例えば、図10,図11に示すような、設計した防災機器の価格を見積り、その見積書を作成するために参照する見積入力用帳票、図12に示すような、停電時など非常時に、防災機器を動作させるために必要な予備電源の容量を示すバッテリー計算書、図13に示すような、設計した防災機器の仕様について説明する納入仕様書、図14に示すような、防災機器に付属して納入する予備品を示す予備品リストなどがあり、これらの例に限られるものではなく、また、表示態様もこれらの例に限られるものではない。
【0035】
ここで、演算処理装置1で表示された機器図(図9参照)や、各種帳票(図10〜図14参照)は、ブラウザ(ホームページ参照用ソフトウェア)の機能により、装置1のハードディスク等の記憶手段に格納させることができる。
また、記憶手段に格納した機器図や各種帳票は、装置1自身に接続されるプリンタ3に送信して記録させたり、公衆回線網N1を介して、ファクシミリ装置2に送信したり、インターネットN2を介して、他の演算処理装置1に送信することができる。
【0036】
このとき、演算処理装置1は、プリンタ3、ファクシミリ装置2、他の演算処理装置1に対して、これらの機器図や各種帳票を送信する時刻を指定することもできる。
なお、図3では、防災機器CAD装置4によって作成された機器図情報や各種帳票情報を、演算処理装置1の送信指示操作があったときに送信するようにしているが、この例に限られず、機器図情報や各種帳票情報を作成後、すぐに演算処理装置1に送信するようにしてもよい。
【0037】
ここで、防災機器CAD装置4は、防災機器を自動設計したり、各種帳票を作成するだけではなく、防災機器に組み込まれる各機器や、各機器を構成する部品を、工場に対して製造依頼できるようにもなっている。
すなわち、ボタンH(図9参照)が操作されると(116)、工場連携指示コマンドが防災機器CAD装置4に対して送信されるので、このコマンドを受けた防災機器CAD装置4では、工場連携処理部40Eが、記憶部46より、各種帳票情報と機器図情報とを読み出し、読み出した各種帳票情報に基づき、防災機器に組み込まれる各機器の製造を依頼するための製造手配書情報を作成し、機器図情報とともに、専用線Lを介して、演算処理装置1’に送信する(117)。
【0038】
このとき、演算処理装置1’に対して製造手配書情報を送信したことを通知するメッセージ情報を、web表示処理部40Gによって、演算処理装置1に対して送信するようにしてもよく、また、製造手配書情報は、各機器を構成する部品に展開して作成するようにしてもよい。
なお、上記した説明では、入力操作や画面表示は、すべて演算処理装置1側で行われるようになっているが、この例に限られず、入力操作は防災機器CAD装置4の操作部41で、また、画面表示は表示部48で行われるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、請求項1に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、演算処理装置から、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報などの情報を受信したときには、これらの情報に基づいて、防災機器内に必要な機器を組み込んだ状態の機器図を作成し、この作成した機器図情報を、演算処理装置に送信するので、通信ネットワークに接続されてさえいれば、どの演算処理装置からでも、防災監視盤などの防災機器を、特別な設計知識を必要とせずに設計することができる。
【0040】
請求項2に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、函体表面の機器配置と、函体内部の機器配置とを、予め定められた優先順に従って設計することができる。
請求項3に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、函体内部の機器配置を、函体表面に配置される機器の種別に従って設計するので、ある機器が、函体表面に配置されたときに、その内部に配置する機器が自ずと決定され、他の機器がその内部に配置されなくなる。
【0041】
請求項4に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、作成された機器図に基づいて、各機器の名称や種別などの情報を一覧とした機器名称表を作成するので、機器名称表を参照することで、防災機器に組み込まれている各機器の名称、その種別などの情報が容易に確認できる。
請求項5に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、防災機器に配置した機器の総重量が、所定の重量を超えたときには、エラー報知を行うので、防災機器に載置された機器の総重量が、サッシの耐久重量を超えてしまうことを未然に防止できる。
【0042】
請求項6に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、演算処理装置から受信した情報を基にして、見積入力用帳票、バッテリー計算書、納入仕様書、予備品リストなどの各種帳票を作成するので、帳票を作成する作業が非常に楽になる。
請求項7に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、演算処理装置のいずれかから、通信ネットワークを介して、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報などの情報を、音声データで受信したときには、文字データに変換してから機器図を作成するので、これらの情報を、電話機などから防災機器CAD装置に入力しても、防災機器を自動設計させることができる。
【0043】
請求項8に記載の防災機器設計システムでは、演算処理装置は、防災機器CAD装置によって作成され、受信した情報を、通信ネットワークを介して、他の演算処理装置に送信するので、これを受信した他の演算処理装置でも、この情報を格納させたり、そのディスプレイ上に表示させたり、これに接続されるプリンタから記録させたりすることができる。
【0044】
請求項9に記載の防災機器設計システムでは、演算処理装置は、防災機器CAD装置から受信した情報を送信すべき、他の演算処理装置の宛先、あるいはこの情報の送信を開始する時間を、予め設定できるので、ユーザにとって非常に便利である。
請求項10に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、演算処理装置から受信した情報を基にして、防災機器に組み込まれる各機器を発注するための製造手配書を作成し、この製造手配書情報を製造者の演算処理装置に送信するので、防災機器に組み込まれる各機器の製造を、工場に発注する作業が非常に楽になる。
【0045】
請求項11に記載の防災機器設計システムでは、防災機器CAD装置は、防災機器に組み込まれる各機器を、各機器を構成する部品に展開して製造手配書を作成するので、部品の発注漏れを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災機器設計システムの要部構成を示す図である。
【図2】防災機器CAD装置の要部構成を示す図である。
【図3】防災機器CAD装置の基本動作の一例について説明するためのフローチャートである。
【図4】機器図作成用情報登録画面の一例を示す図である(選択画面)。
【図5】機器図作成用情報登録画面の一例を示す図である(回線情報登録画面)。
【図6】機器図作成用情報登録画面の一例を示す図である(機器情報登録画面)。
【図7】機器図作成用情報登録画面の一例を示す図である(函体情報登録画面)。
【図8】機器の配置順について説明するための図である。
【図9】機器図の表示態様の一例を示す図である。
【図10】各種帳票の表示態様の一例を示す図である(見積入力用帳票)。
【図11】各種帳票の表示態様の一例を示す図である(見積入力用帳票)。
【図12】各種帳票の表示態様の一例を示す図である(バッテリー計算書)。
【図13】各種帳票の表示態様の一例を示す図である(納入仕様書)。
【図14】各種帳票の表示態様の一例を示す図である(予備品リスト)。
【符号の説明】
1,1’・・・演算処理装置
4・・・防災機器CAD装置
L・・・専用線
N1・・・公衆回線網
N2・・・インターネット
Claims (11)
- 防災機器情報、法規情報などの防災機器設計に必要な情報を格納し、これらの情報を読み出して、防災機器を設計する防災機器CAD装置と、この防災機器CAD装置に、通信ネットワークを介して接続された、1または複数の演算処理装置とで構成された防災機器設計システムであって、
上記防災機器CAD装置は、上記演算処理装置のいずれかから、上記通信ネットワークを介して、少なくとも、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報を受信したときには、これらの情報に基づいて、防災機器内に必要な機器を組み込んだ状態の機器図を作成し、この作成した機器図情報を、演算処理装置に送信することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1において、上記防災機器CAD装置は、
函体表面の機器配置と、函体内部の機器配置とを、予め定められた優先順に従って設計することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1または請求項2において、上記防災機器CAD装置は、
函体内部の機器配置を、函体表面に配置される機器の種別に従って設計することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、上記防災機器CAD装置は、
上記作成された機器図に基づいて、各機器の名称や種別などの情報を一覧とした機器名称表を作成することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、上記防災機器CAD装置は、
上記防災機器に配置した機器の総重量が、所定の重量を超えたときには、エラー報知を行うことを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、上記防災機器CAD装置は、
上記演算処理装置から受信した情報を基にして、見積入力用帳票、バッテリー計算書、納入仕様書、予備品リストなどの各種帳票を作成することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、上記防災機器CAD装置は、
上記演算処理装置のいずれかから、上記通信ネットワークを介して、少なくとも、防災機器に接続する回線情報、防災機器に組み込む機器情報、防災機器の函体情報を、音声データで受信したときには、文字データに変換してから上記機器図を作成することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、上記演算処理装置は、
上記防災機器CAD装置から受信した情報を、上記通信ネットワークを介して、他の演算処理装置に送信することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項8において 上記演算処理装置は、
上記他の演算処理装置の宛先、及び/または、上記他の演算処理装置に送信を開始する時間を、予め設定できることを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項1〜請求項9のいずれかにおいて、上記防災機器CAD装置は、上記通信ネットワークを介して、更に、製造者の演算処理装置を接続しており、
上記演算処理装置から受信した情報を基にして、上記防災機器に組み込まれる各機器を発注するための製造手配書を作成し、この製造手配書情報を上記製造者の演算処理装置に送信することを特徴とする防災機器設計システム。 - 請求項10において、上記防災機器CAD装置は、
上記防災機器に組み込まれる各機器を、各機器を構成する部品に展開して、製造手配書を作成することを特徴とする防災機器設計システム。
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