JP3012598B2 - 表示付き無線選択呼び出し受信機及びメッセージ情報表示方法 - Google Patents

表示付き無線選択呼び出し受信機及びメッセージ情報表示方法

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JP3012598B2
JP3012598B2 JP10183113A JP18311398A JP3012598B2 JP 3012598 B2 JP3012598 B2 JP 3012598B2 JP 10183113 A JP10183113 A JP 10183113A JP 18311398 A JP18311398 A JP 18311398A JP 3012598 B2 JP3012598 B2 JP 3012598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示付き無線選択呼
び出し受信機及びメッセージ情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示付き無線選択呼び出し受信機
は、メッセージを受信した際には鳴音、LED発光、表
示画面にメッセージの表示などを行い、携帯者に通報す
る。携帯者は周囲の状況に応じて通報時の報知方法を鳴
音の代わりに振動にするとか、振動も鳴音もLED発光
も行わず、表示のみの報知にするとか自由に設定するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
無線選択呼び出し受信器は、実装や部品点数の削減のた
めにLED回路を持たない機種もあり、鳴音も振動もし
ない設定にしていると、表示画面上に表示されるメッセ
ージが新たに受信したメッセージであるのか、既にメッ
セージ内容を確認済みで再読み出ししているだけのメッ
セージであるのかが判らないという問題が生じる。
【0004】また、近年、情報受信サービスにより一日
中数十件ものメッセージを受信することがあり、メッセ
ージ読み出し中に新たなメッセージを受信した場合、上
記の問題はさらに重要視されることになる。
【0005】また、メッセージを読み出すときに表示さ
れるメッセージが一度表示したが携帯者によりメッセー
ジの確認操作が行われずに再度表示されたメッセージで
あるのか、すでに確認済みのメッセージであるのかが判
らないという不具合が生じる。このため、実際には携帯
者により確認されているメッセージであるのに未確認メ
ッセージとして記憶回路にそのまま保存されてしまうと
いう問題が起こる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、既に携帯者により情報内容を確認済みのメッセ
ージと、新たに受信したメッセージ及び一度表示画面に
表示したが携帯者による確認操作が行われなかったメッ
セージとの区別を明確に行うことができる表示付き無線
選択呼び出し受信機及びメッセージ情報表示方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の表示付き無線選択呼び出し受信機は、自機
指定の選択呼出信号を受信した際に、選択呼出信号に含
まれるメッセージ情報を記憶手段に記憶し、記憶したメ
ッセージ情報を記憶手段より読み出して表示手段に表示
し、所定の時間を経過しても携帯者からの確認操作入力
を得ることができなかったメッセージ情報を未確認属性
を有するメッセージ情報として記憶手段に記憶する表示
付き無線選択呼び出し受信機であって、表示手段に表示
したが携帯者による確認操作入力を得ることができなか
った未確認メッセージ情報が記憶手段に記憶されている
場合に表示する第1の表示と、未確認メッセージ情報、
及び新たに受信したメッセージ情報を表示手段に表示す
る際に表示する第2の表示とを有する表示手段と、記憶
手段に記憶されているメッセージ情報が未確認メッセー
ジ情報であるか否かを検出する未確認メッセージ確認識
別手段と、表示手段に表示したメッセージ情報に対し
て、携帯者による確認操作入力が行われたか否かを識別
する通報確認識別手段と、未確認メッセージ確認識別手
段及び通報確認識別手段の検出結果に従って、表示手段
の表示を切り換える表示制御手段とを有することを特徴
とする。
【0008】上記の第1の表示は、記憶手段に未確認メ
ッセージ情報が記憶されていない時には消灯している第
1のシンボルの点灯であり、第2の表示は、第1のシン
ボルの点滅であることを特徴とする。
【0009】上記の第1の表示は、記憶手段に未確認メ
ッセージ情報が記憶されていない時には消灯している第
1のシンボルの点灯であり、第2の表示は、未確認メッ
セージ情報、及び新たに受信したメッセージ情報を表示
手段に表示した際にだけ点灯される第2のシンボルの点
灯であることを特徴とする。
【0010】上記の第1の表示は、記憶手段に未確認メ
ッセージ情報が記憶されていない時には消灯している第
1のシンボルの点灯であり、第2の表示は、表示手段に
未確認メッセージ情報、及び新たに受信したメッセージ
情報を表示した際にだけ表示される所定の背景画の表示
であることを特徴とする。
【0011】上記の第1の表示は、記憶手段に未確認メ
ッセージ情報が記憶されていない時には消灯している第
1のシンボルの点灯であり、第2の表示は、表示手段に
未確認メッセージ情報、及び新たに受信したメッセージ
情報を表示した際にだけ表示される所定の文字情報の表
示であることを特徴とする。
【0012】本発明の表示付き無線選択呼び出し受信機
は、受信したメッセージ情報を記憶する記憶手段と、記
憶手段に記憶したメッセージ情報を表示する表示手段
と、操作者からの設定を入力する操作入力手段と、表示
手段に表示したメッセージ情報の表示時間を計時する計
時手段と、上記各手段を制御する制御手段とを有し、表
示手段は、表示手段に表示したメッセージが携帯者から
の確認操作入力を得ていない未確認メッセージ情報であ
ること、及び記憶手段に未確認メッセージ情報が記憶さ
れていることを表示形態を変えることによって示すシン
ボルを有し、記憶手段は、受信したメッセージ情報を記
憶するメッセージ記憶手段と、表示手段に表示し所定の
時間を経過しても携帯者からの確認操作入力を得ること
ができなかったメッセージ情報を未確認属性を有するメ
ッセージ情報として記憶する未確認属性記憶手段と、記
憶手段に未確認メッセージ情報が記憶されているか否か
を識別するための自動通報停止情報を記憶する自動通報
停止情報記憶手段とを有し、制御手段は、表示手段に表
示したメッセージ情報に対する携帯者からの確認操作が
入力されたか否かを識別し、メッセージ毎の未確認属性
を制御する未確認メッセージ確認識別手段と、表示手段
に表示した未確認メッセージ情報に対する携帯者からの
確認操作が入力されたか否かを識別し、自動通報停止情
報を制御する通報確認識別手段と、未確認メッセージ確
認識別手段及び通報確認識別手段の検出結果に従って、
シンボルの表示形態を切り換える表示制御手段とを有
し、制御手段は、新たに受信したメッセージ情報を記憶
手段に記憶し、記憶したメッセージ情報を記憶手段から
読み出して表示手段に表示する際に、新たなメッセージ
情報を受信したことを示すためにシンボルを点滅させ
て、通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
段により操作入力手段からの操作入力を所定の時間監視
し、通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
段により所定の時間内に操作入力手段からの操作入力を
検出できなかった場合、表示制御手段によりシンボルを
点滅から点灯に切り替えるとともに、自動通報停止情報
記憶手段に自動通報停止情報をセットして、未確認属性
記憶手段に表示したメッセージ情報の未確認属性をセッ
トし、通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別
手段により所定の時間内に操作入力手段からの操作入力
を検出した場合、表示制御手段によりシンボルを点滅か
ら点灯に切り替えて、未確認属性記憶手段に未確認属性
がセットされたメッセージ情報が他にあるか否かを検出
し、未確認属性のあるメッセージ情報を検出した場合、
シンボルを点灯させたままとし、未確認属性のある他の
メッセージ情報を検出できなかった場合、シンボルを消
灯させ、自動通報停止情報記憶手段に自動通報停止情報
がセットされた状態で、操作入力手段によりメッセージ
読み出し操作入力があった場合、未確認属性を有するメ
ッセージ情報を表示手段に表示するとともに、表示制御
手段によりシンボルを点灯から点滅に切り替えて、通報
確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により
操作入力手段による操作入力を所定の時間監視し、通報
確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により
所定の時間内に操作入力手段からの操作入力を検出でき
なかった場合、表示制御手段によりシンボルを点滅から
点灯に切り替え、未確認属性記憶手段に未確認属性をセ
ットされた他のメッセージ情報が記憶されているか否か
を検出し、通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認
識別手段により所定の時間内に操作入力手段による操作
入力を検出した場合、表示制御手段によりシンボルを点
滅から点灯に切り替えると共に表示したメッセージ情報
の未確認属性を解除して、未確認属性記憶手段に未確認
属性をセットされた他のメッセージ情報が記憶されてい
るか否かを検出し、未確認属性記憶手段に未確認属性を
セットされた他のメッセージ情報が記憶されている場
合、メッセージ情報を表示手段に表示するとともに通報
表示制御手段によりシンボルを点灯から点滅に切り替
え、未確認属性記憶手段に未確認属性をセットされた他
のメッセージ情報が記憶されていない場合、表示制御手
段によりシンボルを消灯させ、自動通報停止情報記憶手
段に記憶された自動通報停止情報をリセットすることを
特徴とする。
【0013】本発明の表示付き無線選択呼び出し受信機
は、受信したメッセージ情報を記憶する記憶手段と、記
憶手段に記憶したメッセージ情報を表示する表示手段
と、操作者からの設定を入力する操作入力手段と、表示
手段に表示したメッセージ情報の表示時間を計時する計
時手段と、上記各手段を制御する制御手段とを有し、表
示手段は、表示手段に表示したメッセージ情報が携帯者
からの確認操作入力を得ていない未確認メッセージ情報
であることを示す第1の表示と、未確認メッセージ情報
の表示を終了する際に表示される第2の表示と、記憶手
段に未確認メッセージ情報が記憶されている場合に表示
される第3の表示と、記憶手段に未確認メッセージ情報
が記憶されていない場合に表示される第4の表示とを有
し、記憶手段は、受信したメッセージ情報を記憶するメ
ッセージ記憶手段と、表示手段に表示し所定の時間を経
過しても携帯者からの確認操作入力を得ることができな
かったメッセージ情報を未確認属性を有するメッセージ
情報として記憶する未確認属性記憶手段と、記憶手段に
未確認メッセージ情報が記憶されているか否かを識別す
るための自動通報停止情報を記憶する自動通報停止情報
記憶手段とを有し、制御手段は、表示手段に表示したメ
ッセージ情報に対する携帯者からの確認操作が入力され
たか否かを識別し、メッセージ毎の未確認属性を制御す
る未確認メッセージ確認識別手段と、表示手段に表示し
た未確認メッセージ情報に対する携帯者からの確認操作
が入力されたか否かを識別し、自動通報停止情報を制御
する通報確認識別手段と、通報確認識別手段及び未確認
メッセージ確認識別手段の識別結果により第1の表示及
び第2の表示とを切り替える第1の切り替え手段と、未
確認メッセージ確認識別手段の識別結果により第3の表
示及び第4の表示とを切り替える第2の切り替え手段と
を有し、制御手段は、新たに受信したメッセージ情報を
記憶手段に記憶し、記憶したメッセージ情報を記憶手段
から読み出して表示手段に表示する際に、新たなメッセ
ージ情報を受信したことを示すために第1の表示を表示
させて、通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識
別手段により操作入力手段からの操作入力を所定の時間
監視し、通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識
別手段により所定の時間内に操作入力手段からの操作入
力を検出できなかった場合、第1の切り替え手段により
表示手段の表示を第1の表示から第2の表示に切り替え
るとともに、自動通報停止情報記憶手段に自動通報停止
情報をセットして、表示手段に第3の表示を表示させて
未確認属性記憶手段に表示したメッセージ情報の未確認
属性をセットし、通報確認識別手段及び未確認メッセー
ジ確認識別手段により所定の時間内に操作入力手段から
の操作入力を検出した場合、第1の切り替え手段により
表示手段の表示を第1の表示から第2の表示に切り替え
て、未確認属性記憶手段に未確認属性がセットされたメ
ッセージ情報が他にあるか否かを検出し、未確認属性の
あるメッセージ情報を検出した場合、表示手段に第3の
表示を表示させ、未確認属性のある他のメッセージ情報
を検出できなかった場合、表示手段に第4の表示を表示
させ、自動通報停止情報記憶手段に自動通報停止情報が
セットされた状態で、操作入力手段によりメッセージ読
み出し操作入力があった場合、未確認属性を有するメッ
セージ情報を表示手段に表示するとともに、表示手段に
表示された第2の表示を第1の表示に切り替え、通報確
認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により操
作入力手段による操作入力を所定の時間監視し、通報確
認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により所
定の時間内に操作入力手段からの操作入力を検出できな
かった場合、第1の切り替え手段により第1の表示を第
2の表示に切り替え、未確認属性記憶手段に未確認属性
をセットされた他のメッセージ情報が記憶されているか
否かを検出し、通報確認識別手段及び未確認メッセージ
確認識別手段により所定の時間内に操作入力手段による
操作入力を検出した場合、第1の切り替え手段により第
1の表示を第2の表示に切り替えると共に表示したメッ
セージ情報の未確認属性を解除して、未確認属性記憶手
段に未確認属性をセットされた他のメッセージ情報が記
憶されているか否かを検出し、未確認属性記憶手段に未
確認属性をセットされた他のメッセージ情報が記憶され
ている場合、メッセージ情報を表示手段に表示するとと
もに第2の表示を第1の表示に切り替え、未確認属性記
憶手段に未確認属性をセットされた他のメッセージ情報
が記憶されていない場合、第2の切り替え手段により第
3の表示を第4の表示に切り替え、自動通報停止情報記
憶手段に記憶された自動通報停止情報をリセットするこ
とを特徴とする。
【0014】上記の第1の表示は、未確認のメッセージ
情報を表示手段に表示中であることを示す通報中シンボ
ルの点灯であり、第2の表示は、通報中シンボルの消灯
であり、第3の表示は、記憶手段に未確認のメッセージ
情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、第
4の表示は、未確認シンボルの消灯であり、第1の切り
替え手段は、通報確認識別手段の識別結果に従って、通
報中シンボルの点灯、消灯を切り替え、第2の切り替え
手段は、未確認メッセージ確認識別手段の識別結果に従
って、未確認シンボルの点灯、消灯を切り替えることを
特徴とする。
【0015】上記の第1の表示は、未確認のメッセージ
情報を表示手段に表示中であることを示す通報中シンボ
ルの点滅であり、第2の表示は、通報中シンボルの点灯
であり、第3の表示は、記憶手段に未確認のメッセージ
情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、第
4の表示は、未確認シンボルの消灯であり、第1の切り
替え手段は、通報確認識別手段の識別結果に従って、通
報中シンボルの点滅、点灯を切り替え、第2の切り替え
手段は、未確認メッセージ確認識別手段の識別結果に従
って、未確認シンボルの点灯、消灯を切り替えることを
特徴とする。
【0016】上記の第1の表示は、メッセージ情報を表
示するメッセージ表示領域の背景の点滅であり、第2の
表示は、背景の点灯であり、第3の表示は、記憶手段に
未確認のメッセージ情報があることを示す未確認シンボ
ルの点灯であり、第4の表示は、未確認シンボルの消灯
であり、第1の切り替え手段は、通報確認識別手段の識
別結果に従って、背景の点滅、点灯を切り替え、第2の
切り替え手段は、未確認メッセージ確認識別手段の識別
結果に従って、未確認シンボルの点灯、消灯を切り替え
ることを特徴とする。
【0017】上記の第1の表示は、表示手段に表示した
メッセージ情報が未確認の情報であることを示す背景画
の表示であり、第2の表示は、背景画の消去であり、第
3の表示は、記憶手段に未確認のメッセージ情報がある
ことを示す未確認シンボルの点灯であり、第4の表示
は、未確認シンボルの消灯であり、第1の切り替え手段
は、通報確認識別手段の識別結果に従って、背景画の表
示、消去を切り替え、第2の切り替え手段は、未確認メ
ッセージ確認識別手段の識別結果に従って、未確認シン
ボルの点灯、消灯を切り替えることを特徴とする。
【0018】上記の第1の表示は、メッセージ情報を表
示するメッセージ表示領域に表示された所定の文字情報
であり、第2の表示は所定の文字情報の消去であり、第
3の表示は、記憶手段に未確認のメッセージ情報がある
ことを示す未確認シンボルの点灯であり、第4の表示
は、未確認シンボルの消灯であり、第1の切り替え手段
は、通報確認識別手段の識別結果に従って、文字情報の
追加、削除を切り替え、第2の切り替え手段は、未確認
メッセージ確認識別手段の識別結果に従って、未確認シ
ンボルの点灯、消灯を切り替えることを特徴とする。
【0019】本発明のメッセージ情報表示方法は、自機
指定の選択呼出信号を受信した際に、選択呼出信号に含
まれるメッセージ情報を記憶手段に記憶し、記憶したメ
ッセージ情報を記憶手段より読み出して表示手段に表示
する表示付き無線選択呼び出し受信機におけるメッセー
ジ情報表示方法であって、受信したメッセージ情報、ま
たは表示手段に表示した際に携帯者からの確認操作入力
を得ることが出来なかったメッセージ情報を表示手段に
表示する際に、未確認のメッセージ情報であることを表
す第1の表示と共に表示させる第1の表示工程と、表示
手段に表示されたメッセージ情報の表示時間を計時する
計時工程と、表示手段に表示したメッセージ情報に対
し、所定の時間内に携帯者からのメッセージ確認操作入
力があったか否かを検出する検出工程と、検出工程によ
り、携帯者からの確認操作入力を得ることができなかっ
たことを検出した場合、表示手段に表示したメッセージ
情報を未確認属性を有するメッセージ情報として記憶手
段に記憶する記憶工程と、記憶手段に未確認属性を有す
るメッセージ情報が記憶されている場合に、表示手段に
第2の表示を表示させる第2の表示工程とを有すること
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
表示付き無線選択呼び出し受信機及びメッセージ情報表
示方法に係る実施の形態を詳細に説明する。図1〜図2
1を参照すると本発明の表示付き無線選択呼び出し受信
機及びメッセージ情報表示方法に係る実施の形態が示さ
れている。
【0021】まず、図1を用いて本発明の第1の実施形
態の構成を説明する。図1に示された第1の実施形態
は、受信回路1と、プログラム制御により動作する制御
部2と、受信したメッセージを記憶する記憶回路3と、
受信したメッセージを表示する表示出力部4と、スイッ
チ5と、タイマ6とにより構成されている。
【0022】受信回路1は公知の無線復調復号技術によ
り無線信号から自機宛のメッセージを取り出し制御部2
へ出力する。
【0023】制御部2は、通報確認識別手段(A21)
と、通報表示制御手段1(A22)と、未確認メッセー
ジ確認識別手段(A23)と、メッセージ出力制御手段
(A24)と、通報出力制御手段(A25)とを含む。
通報確認識別手段(A21)は、新たに受信し表示出力
部に表示したメッセージが携帯者により確認されたか
(確認操作があったかどうか)を識別する。未確認メッ
セージ確認識別手段(A23)は、携帯者による未確認
メッセージの確認があったか(確認操作があったか)ど
うかを識別する。通報表示制御手段1(A22)は、通
報確認識別手段(A21)の結果と未確認メッセージ確
認識別手段(A23)の結果により未確認シンボルの表
示状態を変更する。通報出力制御手段(A25)は、携
帯者によって設定された通報時の出力方法に従い、受信
通報時および再通報時の出力方法の切り替えを行う。
【0024】記憶回路3は、自動通報停止情報記憶部
(A31)と、メッセージ記憶部(A32)と、通報出
力設定記憶部(A33)を含む。メッセージ記憶部(A
32)は、受信したメッセージを記憶するとともに、未
確認メッセージ確認識別手段によるメッセージ毎の識別
結果である携帯者による確認操作があったか否かを表す
未確認属性の有無を記憶する。自動通報停止情報記憶部
(A31)は、通報確認識別手段A21による識別結果
である新たに受信したメッセージに対して携帯者による
確認操作があったか否かを記憶する。通報出力設定記憶
部(A33)は、携帯者によって設定される通報時の出
力方法の設定情報を記憶する。
【0025】表示出力部4は、図3に示されるように未
確認シンボル表示部(A41)とメッセージ表示部(A
42)を含む。メッセージ表示部(A42)はメッセー
ジ出力制御手段(A24)による制御によりメッセージ
を出力する。未確認シンボル表示部(A41)は、通報
表示制御手段1(A22)による制御により未確認シン
ボルの点灯、点滅および消灯を行う。
【0026】スイッチ5には、新たなメッセージを受信
した時、一度表示したが携帯者によるメッセージの確認
操作が行われなかったメッセージを再度表示した時、メ
ッセージ読み出し時などの携帯者によるメッセージの確
認行為に用いられるスイッチが設けられている。
【0027】タイマ6は、新たにメッセージを受信した
時、表示出力部に表示したが携帯者による確認操作が行
われなかったメッセージを再度表示する時、メッセージ
の読み出し時、あるいは携帯者の意志とは無関係にスイ
ッチ操作があった時に、携帯者による意図的な操作なの
かを判定する基準として、また、消費電流低減のため、
スイッチ操作を監視する時間をカウントする。
【0028】報知出力部7は、LED(Light Emitting
Diode)、サウンダ、バイブレータを含む。ただし、本
実施形態では、通報時の通報方法を表示のみの設定とし
た場合の動作であるため、報知出力部7の動作について
の説明は省略する。
【0029】上記構成の第1の実施形態は、LEDやサ
ウンダが無い場合や、表示のみの通報を行うように設定
した場合に、着信があった時にメッセージ表示を行い、
呼び出しが行われたことを携帯者に知らしめる受信通報
動作時、および受信通報動作時に携帯者による通報停止
操作が行われず自動的に通報終了となった状態で、その
後携帯者によるメッセージの読み出し動作が行われたと
きに再度通報を行う(以下、再通報という)時に、現在
表示されているメッセージが再通報状態であることを携
帯者が認識できる表示付き無線選択呼び出し受信機であ
る。つまり、受信通報時と、再通報動作時には通報(以
下、携帯者により確認されていないメッセージを表示出
力部に表示する時には通報という)中であることを明確
に示し、メッセージの読み出し動作時には通報中でない
ことをはっきりと認識できる表示付き無線選択呼び出し
受信機を提供することを目的とする。
【0030】この目的を達成するために上記構成の第1
の実施形態は、着信があると、そのメッセージを表示画
面に表示すると共に未確認のメッセージであることを示
すために未確認シンボルA41を点滅させる。そして通
報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段によ
り携帯者によるメッセージの確認操作を監視する。携帯
者によるメッセージの確認操作があった場合には、通報
表示制御手段1(A22)が通報確認識別手段及び未確
認メッセージ確認識別手段の識別結果に従い、未確認シ
ンボルを点灯(未確認のメッセージが残っている場合)
または消灯(未確認のメッセージが残っていない場合)
に切り替える。また、携帯者によるメッセージの確認操
作が行われなかった場合には、未確認メッセージ確認識
別手段の識別結果に従って、通報表示制御手段1(A2
2)が未確認シンボルを点灯または消灯に切り替える。
そして制御部は、通報確認識別手段の識別結果に従い、
記憶回路の自動通報停止情報記憶部に自動通報停止情報
をセットする。また、未確認メッセージ確認識別手段の
識別結果に従って未確認属性のあるメッセージとして記
憶回路のメッセージ記憶部に記憶される。これにより認
識されなかったメッセージが再通報情報として未確認シ
ンボルを点滅させた状態で表示される。
【0031】次に図4に示された表示出力部4を参照し
ながら受信通報時の表示について説明する。図4aに示
された待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受信機
は、未確認シンボル(A41)が点灯しており、未確認
メッセージが残っていることを表している。メッセージ
を受信すると、メッセージ内容を表示するとともに通報
中であることを知らしめるため、図4bに示されるよう
に未確認シンボル(A41)を点滅させる。スイッチ操
作による通報停止(メッセージの確認行為)があった場
合、または所定の時間を経過してもスイッチ操作による
通報停止がなかった場合には、図4cに示されるように
未確認シンボル(A41)を点滅から点灯に切り替え
る。さらに表示終了のスイッチ操作があると、図4のd
に示されるようにメッセージ表示を終了する。このとき
未確認メッセージが残っていれば未確認シンボル(A4
1)を点灯したまま待ち状態へ移行する。
【0032】また、再通報時の表示について説明する
と、待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受信機
が、受信通報時に携帯者によるメッセージの確認がなか
った(自動通報停止情報あり)場合、メッセージ内容を
表示するとともに再通報中であることを知らしめるた
め、図4bに示されるように未確認シンボル(A41)
を点滅させる。スイッチ操作による通報停止(メッセー
ジの確認行為)があった場合、または所定の時間を経過
してもスイッチ操作による再通報停止がなかった場合に
は、図4cに示されるように未確認シンボル(A41)
を点滅から点灯に切り替える。さらに表示終了のスイッ
チ操作やタイマの時間切れがあれば、メッセージ表示を
終了する。このとき未確認メッセージが残っていれば、
未確認シンボルを点灯したまま待ち状態へ移行する。
【0033】次に第1の実施形態による受信通報時の動
作について図5に示されたフローチャートを参照しなが
ら詳細に説明する。尚、以下に示す動作は、通報出力制
御手段(A25)により、受信通報時および再通報時に
は表示のみの通報を行うように設定されている状態であ
る。
【0034】無線選択呼び出し受信機において、待ち状
態(ステップS1)から自機宛のメッセージを受信した
場合、制御部2は受信回路1が受信した自機宛のメッセ
ージを記憶回路3に記憶し、同時にメッセージの内容を
表示画面により出力する(メッセージ表示開始)。同時
にスイッチ5を監視するタイマをスタートする。このと
き、受信したメッセージに対して未確認属性をセットす
る(ステップS2)。
【0035】制御部2は、このメッセージが通報中であ
ることを示すため、図4bに示されるように表示画面上
の未確認シンボル(A41)を点滅させる(ステップS
3)。そして、通報確認識別手段及び未確認メッセージ
確認識別手段により携帯者によるスイッチ操作をタイマ
終了時間まで監視する(ステップS4)。スイッチ操作
がなかった場合(ステップS4/NO、かつステップS
5/YES)、図4cに示されるように未確認シンボル
(A41)を点灯する(通報状態が終了したことを点滅
から点灯に切り替えることによって表す)(ステップS
6)。その後、制御部2は、記憶回路3の自動通報停止
情報記憶部A31に自動通報停止情報をセットし(ステ
ップS7)、メッセージ表示を終了し(ステップS
8)、待ち状態(ステップS1)へ移行する。
【0036】ステップS4にて、タイムアウト前にスイ
ッチ操作が行われた場合(ステップS4/YES)、図
4cに示されるように未確認シンボル(A41)を点灯
する(点滅から点灯に切り替える)(ステップS9)。
このとき、制御部2はタイマ6をストップし、再スター
トする(ステップS10)。制御部2は携帯者によるス
イッチ操作をタイマ終了時間まで監視し(ステップS1
1)、スイッチ操作がなかった場合(ステップS11/
NO、かつステップS12/YES)、携帯者によるメ
ッセージの確認操作がなかったものとして記憶回路3に
自動通報停止情報をセットし(ステップS7)、メッセ
ージ表示を終了する(ステップS8)。
【0037】また、ステップS11においてスイッチ操
作が行われた場合、制御部2はタイマ6をストップする
とともにメッセージの未確認属性を解除する(ステップ
S13)。その後、制御部2はメッセージ記憶部(A3
2)のメッセージについて未確認属性のあるものを検索
し(ステップS14)、未確認のメッセージがない場合
(ステップS14/NO)、未確認シンボル(A41)
を消灯し(ステップS15)メッセージ表示を終了する
(ステップS8)。また、ステップS14において未確
認メッセージが残っている場合には、未確認シンボル
(A41)を点灯させたままメッセージ表示を終了する
(ステップS8)。
【0038】次に再通報時の動作フローについて図6を
参照しながら詳細に説明する。無線選択呼び出し受信機
において、待ち状態(ステップS21)からメッセージ
確認を行う場合、制御部2はスイッチ操作を監視し(ス
テップS22)、スイッチ操作があった場合にはタイマ
6をスタートする(ステップS23)。制御部2は、記
憶回路3に自動通報停止情報がセットされているかを識
別し(ステップS24)、自動通報停止情報がない場合
(ステップS24/NO)には、メッセージ記憶部(A
32)からメッセージを取り出し、表示を行う(ステッ
プS25)。その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS2
7)。スイッチ操作がなく(ステップS26/NO)、
タイマ6が終了時間(ステップS27/YES)となる
と、制御部2はメッセージの表示を終了する(ステップ
S29)。
【0039】また、ステップS26にて、スイッチ操作
があった場合(ステップS26/YES)には、タイマ
6をストップし(ステップS28)、スイッチ操作に応
じた動作を行う。その後、待ち状態となり、受信やスイ
ッチ操作が行われるのを待つ。
【0040】また、ステップS24にて、自動通報停止
情報がある(ステップS24/YES)と識別すると、
制御部2は最後に受信したメッセージの表示を開始する
(ステップS30)。同時に再通報中であることを示す
ため未確認シンボル(A41)を点滅させる(ステップ
S31)。その後、制御部2はタイマ6動作中スイッチ
操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS3
2)。スイッチ操作がなく(ステップS32/NO)、
タイマ6が終了時間となると(ステップS33/YE
S)、携帯者による確認操作が行われなかったものとし
て、制御部2は未確認シンボル(A41)を点灯させる
(点滅から点灯に切り替わる)(ステップS34)。
【0041】また、ステップS32にて、スイッチ操作
があった場合にはタイマ6をストップし、再スタートす
る。同時に、自動通報停止情報を解除し、出力中のメッ
セージの未確認属性を解除する(ステップS35)。そ
の後、制御部2は、未確認シンボル(A41)を点灯さ
せる(点滅から点灯に切り替える)(ステップS3
6)。そして、タイマ6動作中スイッチ操作があるまで
スイッチ5を監視する(ステップS37)。
【0042】スイッチ操作がなく(ステップS37/N
O)、タイマ6が終了時間となると(ステップS39/
YES)、制御部2はメッセージ記憶部(A32)に未
確認属性のあるメッセージ(未確認のメッセージ)があ
るかを検索し(ステップS40)、ない場合(ステップ
S40/NO)には、未確認シンボル(A41)を消灯
させる(ステップS41)。
【0043】また、ステップS37にて、スイッチ操作
があった場合(ステップS37/YES)には、タイマ
6をストップし(ステップS38)、記憶部(A32)
に未確認属性のあるメッセージがあるかを検索する(ス
テップS40)。記憶部(A32)に未確認メッセージ
がある場合(ステップS40/YES)には、未確認シ
ンボル(A41)を点灯したままステップS29へ移行
する。
【0044】上述したように本実施形態は、着信がある
とそのメッセージを表示画面に表示すると共に未確認の
メッセージであることを表示するために未確認シンボル
A41を点滅させて、通報確認識別手段および未確認メ
ッセージ確認識別手段により携帯者によるメッセージの
確認操作を監視する。そして、携帯者によるメッセージ
の確認操作が行われなかった場合には、通報確認識別手
段の識別結果に従い、記憶回路の自動通報停止情報記憶
部に自動通報停止情報をセットする。また、未確認メッ
セージ確認識別手段の識別結果に従って未確認属性のあ
る情報として記憶回路のメッセージ記憶部に記憶され
る。これにより表示出力部には、再通報情報として未確
認シンボルを点滅させて表示される。
【0045】従って、本装置を鳴音も振動もしない設定
にしている状態において、表示画面上に表示されるメッ
セージが新たに受信したメッセージであるのか、既にメ
ッセージ内容を確認済みで再読み出ししているだけのメ
ッセージであるのかの判別が容易になる。
【0046】また、メッセージ読み出し動作のときに表
示されるメッセージが一度表示したが携帯者によりメッ
セージの確認操作が行われずに再度表示されたメッセー
ジであるのか、すでに確認済みのメッセージであるのか
の判別が容易になる。従って、実際には携帯者により確
認されているメッセージであるのに未確認メッセージと
して記憶回路にそのまま保存されてしまうという問題の
発生を防止することができる。
【0047】次に本発明の第2の実施形態について詳細
に説明する。
【0048】まず、図7及び図8を用いて第2の実施形
態の構成を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形
態とは制御部及び表示出力部の構成において異なる。図
7に示されるように第2の実施形態の制御部には、通報
表示制御手段1(A22)に代わり通報表示制御手段2
(B22)が設けられている。また、未確認表示制御手
段(B26)が新たに設けられている。また表示出力部
4には、第1の実施形態とは表示動作の異なる未確認シ
ンボル(B41)、及び新たに設けられた通報中シンボ
ル(B43)とを有している。
【0049】通報表示制御手段2(B22)は、通報確
認識別手段(A21)の結果により通報中シンボル(B
43)の点灯、消灯(点滅)を行う。未確認表示制御手
段(B26)は未確認メッセージ確認識別手段(A2
3)の結果により未確認シンボル(B41)の点灯、消
灯(点滅)を行う。
【0050】第2の実施形態においても上記第1の実施
形態と同様に、受信通報時と、再通報動作時には通報中
であることを明確に示し、メッセージの読み出し動作時
には通報中でないことをはっきりと認識できる機能を提
供することを目的としている。
【0051】この目的を達成するために、第2の実施形
態では、着信があると、そのメッセージを表示画面に表
示すると共に未確認のメッセージであることを示すため
に通報中シンボルB43を点灯させる。そして通報確認
識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により携帯
者によるメッセージの確認操作を監視する。携帯者によ
るメッセージの確認操作があった場合には、通報表示制
御手段2(B22)が通報確認識別手段の識別結果に従
い、通報中シンボルを消灯させる。また、携帯者による
メッセージの確認操作が行われなかった場合には、通報
表示出力手段2(B22)が通報確認識別手段の識別結
果に従い、通報中シンボルを消灯させる。また、制御部
により記憶回路の自動通報停止情報記憶部に自動通報停
止情報がセットされる。さらに未確認メッセージ確認識
別手段の識別結果に従って未確認属性のあるメッセージ
として記憶回路のメッセージ記憶部に記憶される。これ
により認識されなかったメッセージが再通報情報として
通報中シンボルを点灯させた状態で表示される。
【0052】次に図9に示された表示出力部4を参照し
ながら受信通報時の表示について説明する。図9aに示
される待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受信機
は、未確認シンボル(B41)が点灯している状態であ
る(未確認メッセージが残っていることを表してい
る)。メッセージを受信すると、メッセージ内容を表示
するとともに通報中であることを知らしめるため、図9
bに示されるように通報中シンボル(B43)を点灯さ
せる。スイッチ操作による通報停止(メッセージの確認
行為)及び所定の時間内にスイッチ操作による通報停止
がなかった場合には、図9cに示されるように通報中シ
ンボル(B43)を消灯する。さらに表示終了のスイッ
チ操作があると、図9dに示されるようにメッセージ表
示を終了する。このとき未確認メッセージが残っていれ
ば未確認シンボル(B41)を点灯したまま待ち状態へ
移行する。
【0053】また、再通報時の表示について説明する
と、待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受信機
が、受信通報時に携帯者によるメッセージの確認がなか
った(自動通報停止情報あり)の場合、メッセージ内容
を表示するとともに再通報中であることを知らしめるた
め、図9bに示されるように通報中シンボル(B43)
を点灯させる。スイッチ操作による通報停止(メッセー
ジの確認行為)があった場合、または所定の時間内にス
イッチ操作による通報停止がなかった場合には、図9c
に示されるように通報中シンボル(B43)を消灯させ
る。さらに表示終了のスイッチ操作やタイマの時間切れ
があれば、メッセージ表示を終了する。このとき未確認
メッセージが残っていれば、未確認シンボルを点灯した
まま待ち状態へ移行する。なお、通報中シンボルは、メ
ッセージを通報中に点滅させ、メッセージの通報が終了
すると点灯させる構成であってもよい。
【0054】次に第2の実施形態による受信通報時の動
作について図10に示されたフローチャートを参照しな
がら詳細に説明する。無線選択呼び出し受信機におい
て、待ち状態(ステップS51)から自機宛のメッセー
ジを受信した場合(ステップS52)、受信回路1が受
信した自機宛ての無線信号の中から復調信号を取り出
し、制御部2へ出力する。制御部2は出力された復調信
号中のメッセージを記憶回路3に記憶し、同時にメッセ
ージの内容を表示画面により出力する(メッセージ表
示)(ステップS52)。同時に、スイッチ5を監視す
るタイマ6をスタートする(ステップS52)。このと
き、メッセージに対して未確認属性をセットする(ステ
ップS52)。
【0055】次に制御部2は未確認シンボル(B41)
が点灯中であるか否かを検索し(ステップS53)、点
灯していない場合(ステップS53/NO)には未確認
シンボル(B41)を点灯させる(ステップS54)。
その後、受信したメッセージが通報状態であることを示
す通報中シンボル(B43)を点灯させる(ステップS
55)。また、既に点灯中である場合(ステップS53
/YES)には、通報中シンボルを点灯させる(ステッ
プS55)。図9bには未確認シンボル(B41)及び
通報中シンボル(B43)が点灯された状態が示されて
いる。
【0056】制御部2は携帯者によるスイッチ操作をタ
イマ終了時間まで監視し(ステップS56)、スイッチ
操作がなかった場合(ステップS56/NO、かつステ
ップS57/YES)には、図9cに示されるように通
報中シンボル(B43)を消灯する(通報状態終了)
(ステップS58)。その後、制御部2は、自動通報停
止情報を記憶部にセットし(ステップS59)、メッセ
ージ表示を終了し(ステップS60)、待ち状態へ移行
する。
【0057】ステップS56にて、タイマの終了時間前
にスイッチ操作が行われた場合には、図9cに示される
ように通報中シンボル(B43)を消灯する(ステップ
S61)。このとき、制御部2はタイマ6をストップ
し、再スタートさせ(ステップS62)、携帯者による
スイッチ操作をタイマ終了時間まで監視する(ステップ
S63)。タイマ終了時間までスイッチ操作がなかった
場合(ステップS63/NO、かつステップS64/Y
ES)には、携帯者によるメッセージの確認操作がなか
ったものとして自動通報停止情報を記憶部にセットし
(ステップS59)、メッセージ表示を終了する(ステ
ップS60)。
【0058】また、ステップS63にて、スイッチ操作
が行われた場合(ステップS63/YES)、制御部2
はタイマ6をストップするとともにメッセージの未確認
属性を解除する(ステップS65)。その後、制御部2
はメッセージ記憶部(A32)のメッセージについて未
確認属性のあるものを検索し(ステップS66)、未確
認のメッセージがない場合(ステップS66/NO)に
は、未確認シンボル(B41)を消灯し(ステップS6
7)、メッセージ表示を終了する(ステップS60)。
また、ステップS66にて、未確認メッセージが残って
いる場合には、未確認シンボル(B41)を点灯させた
ままメッセージ表示を終了する(ステップS60)。
【0059】次に、第2の実施形態の再通報時の動作に
ついて図11に示されたフローチャートを参照しながら
詳細に説明する。無線選択呼び出し受信機において、待
ち状態(ステップS71)からメッセージ確認を行う場
合、制御部2はスイッチ操作を監視し(ステップS7
2)、スイッチ操作があった場合にはタイマ6をスター
トする(ステップS73)。制御部2は、記憶回路3に
自動通報停止情報がセットされているかを識別し(ステ
ップS74)、自動通報停止情報がない場合(ステップ
S74/NO)には、メッセージ記憶部(A32)から
メッセージを取り出し、表示を行う(ステップS7
5)。その後、制御部2はタイマ6動作中スイッチ操作
があるまでスイッチ5を監視する(ステップS76)。
【0060】スイッチ操作がなく(ステップS76/N
O)、タイマ6が終了時間(ステップS77/YES)
となると、制御部2はメッセージの表示を終了する(ス
テップS79)。また、ステップS76にて、スイッチ
操作があった場合(ステップS76/YES)には、タ
イマ6をストップし(ステップS78)、スイッチ操作
に応じた動作を行う。その後、待ち状態となり、受信や
スイッチ操作が行われるのを待つ。
【0061】また、ステップS74にて、自動通報停止
情報がある(ステップS74/YES)と識別すると、
制御部2は最後に受信したメッセージの表示を開始する
(ステップS80)。同時に再通報中であることを示す
ため通報中シンボル(B43)を点灯させる(ステップ
S81)。
【0062】その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS8
2)。スイッチ操作がなく(ステップS82/NO)、
タイマ6が終了時間となると(ステップS83/YE
S)、携帯者による確認操作が行われなかったものとし
て、制御部2は通報中シンボル(B43)を消灯する
(ステップS84)。また、ステップS82にて、スイ
ッチ操作があった場合にはタイマ6をストップし、再ス
タートさせる(ステップS85)。同時に、自動通報停
止情報を解除し、出力中のメッセージの未確認属性を解
除する(ステップS85)。その後、制御部2は、スイ
ッチ操作が行われたことにより通報停止行為が行われた
ものと判断し、通報中シンボル(B43)を消灯させる
(ステップS86)。
【0063】その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS8
7)。スイッチ操作がなく(ステップS87/NO)、
タイマ6が終了時間となると(ステップS89/YE
S)、制御部2はメッセージ記憶部(A32)に未確認
属性のあるメッセージ(未確認のメッセージ)があるか
を検索し(ステップS90)、ない場合(ステップS9
0/NO)には、未確認シンボル(B41)を消灯させ
る(ステップS91)。また、ステップS87にて、ス
イッチ操作があった場合(ステップS87/YES)に
は、タイマ6をストップし(ステップS88)、記憶部
(A32)に未確認属性のあるメッセージがあるかを検
索する(ステップS90)。記憶部(A32)に未確認
メッセージがある場合(ステップS90/YES)に
は、未確認シンボル(B41)を点灯したままステップ
S79へ移行する。 通報中シンボル(B43)は、通
報中を点滅、通報中以外を点灯としてもよい。また、未
確認シンボル(B41)も同様である。
【0064】上述したように本実施形態は、着信がある
とそのメッセージを表示画面に表示すると共に未確認の
メッセージであることを表示するために通報中シンボル
B43を点灯させて、通報確認識別手段および未確認メ
ッセージ確認識別手段により携帯者によるメッセージの
確認操作を監視する。そして、携帯者によるメッセージ
の確認操作が行われなかった場合には、通報確認識別手
段の識別結果に従い、記憶回路の自動通報停止情報記憶
部に自動通報停止情報をセットする。また、未確認メッ
セージ確認識別手段の識別結果に従って未確認属性のあ
る情報として記憶回路のメッセージ記憶部に記憶され
る。これにより表示出力部には、再通報情報として通報
中シンボルを点灯させて表示される。
【0065】従って、第1の実施形態と同様に本装置を
鳴音も振動もしない設定にしている状態において、表示
画面上に表示されるメッセージが新たに受信したメッセ
ージであるのか、既にメッセージ内容を確認済みで再読
み出ししているだけのメッセージであるのかの判別が容
易になる。
【0066】また、メッセージ読み出し動作のときに表
示されるメッセージが一度表示したが携帯者によりメッ
セージの確認操作が行われずに再度表示されたメッセー
ジであるのか、すでに確認済みのメッセージであるのか
の判別が容易になる。従って、実際には携帯者により確
認されているメッセージであるのに未確認メッセージと
して記憶回路にそのまま保存されてしまうという問題の
発生を防止することができる。
【0067】次に本発明の第3の実施形態について説明
する。
【0068】まず、図12及び図13を用いて第3の実
施形態の構成を説明する。第3の実施形態は、第1及び
第2の実施形態と制御部及び表示出力部の構成において
異なる。図12に示されるように第3の実施形態の制御
部には、第1及び第2の実施形態のように通報表示制御
手段が設けられてはおらず、背景画表示制御手段C27
が新たに設けられている。また、表示出力部には第2の
実施形態のように通報中シンボルは設けられてはおら
ず、背景画表示部(C44)が新たに設けられている。
【0069】背景画表示制御手段(C27)は携帯者に
よる背景画設定を識別するとともに、通報確認識別手段
(A21)の結果により通報中において背景画表示部
(C44)に通報中画面の表示を行う。背景画表示部
(C44)は背景画表示制御手段(C27)による制御
により背景画を表示する。また、未確認シンボル(B4
1)は未確認表示制御手段(B26)による制御により
第2の実施形態と同一の動作を行う。
【0070】第3の実施形態においても上述した第1及
び第2の実施形態と同様に受信通報時と、再通報動作時
には通報中であることを明確に示し、メッセージの読み
出し動作時には通報中でないことをはっきりと認識でき
る機能を提供することを目的としている。
【0071】この目的を達成するために、第3の実施形
態では、着信があると、そのメッセージを表示画面に表
示すると共に未確認のメッセージであることを示すため
に背景画を通報中画面に切り替える。そして通報確認識
別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により携帯者
によるメッセージの確認操作を監視する。携帯者による
メッセージの確認操作があった場合には、背景画表示制
御手段(C27)が通報確認識別手段の識別結果に従
い、背景画をもとに戻す。また、携帯者によるメッセー
ジの確認操作が行われなかった場合には、背景画表示手
段(C27)が通報確認識別手段の識別結果に従い、背
景画をもとに戻す。また、制御部により記憶回路の自動
通報停止情報記憶部に自動通報停止情報がセットされ
る。さらに未確認メッセージ確認識別手段の識別結果に
従って未確認属性のあるメッセージとして記憶回路のメ
ッセージ記憶部に記憶される。これにより認識されなか
ったメッセージが再通報情報として背景画を通報中画面
に切り替えた状態で表示される。
【0072】次に図14に示された表示出力部4を参照
しながら受信通報時の表示について説明する。図14a
に示される待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受
信機は、未確認シンボル(B41)が点灯している状態
である(未確認メッセージが残っていることを表してい
る)。メッセージを受信すると、メッセージ内容を表示
するとともに通報中であることを知らしめるため、図1
4bに示されるように背景画を通報中画面に切り替え
る。スイッチ操作による通報停止(メッセージの確認行
為)があった場合、または所定の時間内にスイッチ操作
による通報停止がなかった場合には、図14cに示され
るように通報中画面を背景画面に切り替える。さらに表
示終了のスイッチ操作があると、図14dに示されるよ
うにメッセージ表示を終了する。このとき未確認メッセ
ージが残っていれば未確認シンボル(B41)を点灯し
たまま待ち状態へ移行する。
【0073】また、再通報時の表示について説明する
と、待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受信機
が、受信通報時に携帯者によるメッセージの確認がなか
った(自動通報停止情報あり)の場合、メッセージ内容
を表示するとともに再通報中であることを知らしめるた
め、図14bに示されるように背景画を通報中画面に切
り替える。スイッチ操作による通報停止(メッセージの
確認行為)があった場合、または所定の時間内にスイッ
チ操作による通報停止がなかった場合には、図14cに
示されるように通報中画面から背景画画面に切り替え
る。さらに表示終了のスイッチ操作やタイマの時間切れ
があれば、メッセージ表示を終了する。このとき未確認
メッセージが残っていれば、図14dに示されるように
未確認シンボルを点灯したまま待ち状態へ移行する。な
お、第3の実施形態の変形として、背景画を通知中画面
に切り替えるのではなく、もとの背景画を点滅させるこ
とによって、通報中であることを示すようにしても良
い。
【0074】次に、第3の実施形態の受信通報時の動作
について図15に示されたフローチャートを参照しなが
ら説明する。無線選択呼び出し受信機において、待ち状
態(ステップS101)から自機宛のメッセージを受信
した場合(ステップS102)、受信回路1が受信した
自機宛ての無線信号の中から復調信号を取り出し、制御
部2へ出力する。制御部2は出力された復調信号中のメ
ッセージを記憶回路3に記憶し、同時にメッセージの内
容を表示画面により出力する(メッセージ表示)(ステ
ップS102)。同時に、スイッチ5を監視するタイマ
6をスタートする(ステップS102)。このとき、メ
ッセージに対して未確認属性をセットする(ステップS
102)。
【0075】次に制御部2は未確認シンボル(B41)
点灯中かを検索し(ステップS103)、点灯していな
い場合(ステップS103/NO)には未確認シンボル
(B41)を点灯させる(ステップS104)。その
後、受信したメッセージが通報状態であることを示すた
め、背景画を通報中画面に切り替える(ステップS10
5)。そして、制御部2は携帯者によるスイッチ操作を
タイマ終了時間まで監視する(ステップS106)。タ
イマ終了時間までにスイッチ操作がなかった場合(ステ
ップS106/NO、かつステップS107/YES)
には、背景画を通報中画面からもとの背景画に切り替え
る(通報状態終了)(ステップS108)。その後、制
御部2は、記憶回路3に自動通報停止情報をセットし
(ステップS109)、メッセージ表示を終了し(ステ
ップS110)、待ち状態へ移行する。
【0076】ステップS106にて、タイマの終了時間
前にスイッチ操作が行われた場合には、制御部は背景画
表示部(C44)を通報中画面から、もとの背景画に切
り替える(ステップS111)とともに、タイマ6をス
トップし、再スタートさせる(ステップS112)。そ
して、制御部2は携帯者によるスイッチ操作をタイマ終
了時間まで監視する(ステップS113)。タイマ終了
時間までスイッチ操作がなかった場合(ステップS11
3/NO、かつステップS114/YES)には、携帯
者によるメッセージの確認操作がなかったものとして自
動通報停止情報を記憶部にセットし(ステップS10
9)、メッセージ表示を終了する(ステップS11
0)。
【0077】また、ステップS113にて、スイッチ操
作が行われた場合、制御部2はタイマ6をストップする
とともにメッセージの未確認属性を解除する(ステップ
S115)。その後、制御部2はメッセージ記憶部(A
32)のメッセージについて未確認属性のあるものを検
索し(ステップS116)、未確認のメッセージがない
場合(ステップS116/NO)には、未確認シンボル
(B41)を消灯し(ステップS117)、メッセージ
表示を終了する(ステップS110)。また、ステップ
S116にて、未確認メッセージが残っている場合に
は、未確認シンボル(B41)を点灯させたままメッセ
ージ表示を終了する(ステップS110)。
【0078】次に、第3の実施形態の再通報時の動作に
ついて図16に示されたフローチャートを参照しながら
詳細に説明する。無線選択呼び出し受信機において、待
ち状態(ステップS121)からメッセージ確認を行う
場合、制御部2はスイッチ操作を監視し(ステップS1
22)、スイッチ操作があった場合にはタイマ6をスタ
ートする(ステップS123)。制御部2は、記憶回路
3に自動通報停止情報がセットされているかを識別し
(ステップS124)、自動通報停止情報がない場合
(ステップS124/NO)には、メッセージ記憶部
(A32)からメッセージを取り出し、表示を行う(ス
テップS125)。その後、制御部2はタイマ6動作中
スイッチ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステッ
プS126)。スイッチ操作がなく(ステップS126
/NO)、タイマ6が終了時間(ステップS127/Y
ES)となると、制御部2はメッセージの表示を終了す
る(ステップS129)。
【0079】また、ステップS126にて、スイッチ操
作があった場合(ステップS126/YES)には、タ
イマ6をストップし(ステップS128)、スイッチ操
作に応じた動作を行う。その後、待ち状態となり、受信
やスイッチ操作が行われるのを待つ。また、ステップS
124にて、自動通報停止情報がある(ステップS12
4/YES)と識別すると、制御部2は最後に受信した
メッセージの表示を開始する(ステップS130)。同
時に再通報中であることを示すため背景画を通報中画面
に切り替える(ステップS131)。
【0080】その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS1
32)。スイッチ操作がなく(ステップS132/N
O)、タイマ6が終了時間となると(ステップS133
/YES)、携帯者による確認操作が行われなかったも
のとして、制御部2は通報中画面を背景画面に切り替え
る(ステップS134)。また、ステップS132に
て、スイッチ操作があった場合にはタイマ6をストップ
し、再スタートさせる(ステップS135)。同時に、
自動通報停止情報を解除し、出力中のメッセージの未確
認属性を解除する(ステップS135)。その後、制御
部2は、スイッチ操作が行われたことにより通報停止行
為が行われたものと判断し、通報中画面をもとの背景画
面に戻す(ステップS136)。
【0081】その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS1
37)。スイッチ操作がなく(ステップS137/N
O)、タイマ6が終了時間となると(ステップS139
/YES)、制御部2はメッセージ記憶部(A32)に
未確認属性のあるメッセージ(未確認のメッセージ)が
あるかを検索し(ステップS140)、ない場合(ステ
ップS140/NO)には、未確認シンボル(A41)
を消灯させる(ステップS141)。また、ステップS
137にて、スイッチ操作があった場合には、タイマ6
をストップし(ステップS138)、記憶部(A32)
に未確認属性のあるメッセージがあるかを検索する(ス
テップS140)。記憶部(A32)に未確認メッセー
ジがある場合(ステップS140/YES)には、未確
認シンボル(B41)を点灯したままメッセージ表示を
終了する(ステップS129)。
【0082】上述したように本実施形態は、着信がある
とそのメッセージを表示画面に表示すると共に未確認の
メッセージであることを表示するために背景画を通報中
画面に切り替えて、通報確認識別手段および未確認メッ
セージ確認識別手段により携帯者によるメッセージの確
認操作を監視する。そして、携帯者によるメッセージの
確認操作が行われなかった場合には、通報確認識別手段
の識別結果に従い、記憶回路の自動通報停止情報記憶部
に自動通報停止情報をセットする。また、未確認メッセ
ージ確認識別手段の識別結果に従って未確認属性のある
情報として記憶回路のメッセージ記憶部に記憶される。
これにより表示出力部には、再通報情報として背景画を
通報中画面に切り替えた状態で表示される。
【0083】従って、上述した第1及び第2の実施形態
と同様に本装置を鳴音も振動もしない設定にしている状
態において、表示画面上に表示されるメッセージが新た
に受信したメッセージであるのか、既にメッセージ内容
を確認済みで再読み出ししているだけのメッセージであ
るのかの判別が容易になる。
【0084】また、メッセージ読み出し動作のときに表
示されるメッセージが一度表示したが携帯者によりメッ
セージの確認操作が行われずに再度表示されたメッセー
ジであるのか、すでに確認済みのメッセージであるのか
の判別が容易になる。従って、実際には携帯者により確
認されているメッセージであるのに未確認メッセージと
して記憶回路にそのまま保存されてしまうという問題の
発生を防止することができる。
【0085】次に本発明の第4の実施形態について説明
する。
【0086】まず、図17及び図18を用いて第4の実
施形態の構成を説明する。第4の実施形態は、上述した
実施形態とは制御部の構成において異なる。図17に示
されるように第4の実施形態の制御部には、上述した第
3の実施形態に設けられた背景画表示制御手段がなく、
通報ガイダンス追加手段(D45)が設けられている。
【0087】通報ガイダンス追加手段(D28)は通報
確認識別手段(A21)の識別結果によりメッセージ通
報中においては、例えばn行表示(n≧2)する場合、
図18に示されるようにメッセージ文中のn行目に通報
中であることを伝える通報ガイダンス文(D45)を追
加する。
【0088】第4の実施形態においても上述した実施形
態と同様に受信通報時と、再通報動作時には通報中であ
ることを明確に示し、メッセージの読み出し動作時には
通報中でないことをはっきりと認識できる機能を提供す
ることを目的としている。
【0089】この目的を達成するために、第4の実施形
態では、着信があると、そのメッセージを表示画面に表
示すると共に未確認のメッセージであることを示すため
にメッセージに通報中ガイダンス文を追加する。そして
通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手段に
より携帯者によるメッセージの確認操作を監視する。携
帯者によるメッセージの確認操作があった場合には、通
報ガイダンス文追加手段(D28)が通報確認識別手段
の識別結果に従い、通報中ガイダンス文を削除する。ま
た、携帯者によるメッセージの確認操作が行われなかっ
た場合には、通報ガイダンス文追加手段(D28)が通
報確認識別手段の識別結果に従い、通報中ガイダンス文
を削除する。また、制御部により記憶回路の自動通報停
止情報記憶部に自動通報停止情報がセットされる。さら
に未確認メッセージ確認識別手段の識別結果に従って未
確認属性のあるメッセージとして記憶回路のメッセージ
記憶部に記憶される。これにより認識されなかったメッ
セージが再通報情報として通報中ガイダンス文を追加し
た状態で表示される。
【0090】次に図19に示された表示出力部4を参照
しながら受信通報時の表示について説明する。図19a
に示される待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受
信機は、未確認シンボル(B41)が点灯している状態
である(未確認メッセージが残っていることを表してい
る)。メッセージを受信すると、メッセージ内容を表示
するとともに通報中であることを知らしめるため、図1
9bに示されるようにメッセージ文中に通報中ガイダン
ス文を追加する。スイッチ操作による通報停止(メッセ
ージの確認行為)があった場合、または所定の時間内に
スイッチ操作による通報停止がなかった場合には、図1
9cに示されるように通報ガイダンス文を削除する。さ
らに表示終了のスイッチ操作があると、図19dに示さ
れるようにメッセージ表示を終了する。このとき未確認
メッセージが残っていれば未確認シンボル(B41)を
点灯したまま待ち状態へ移行する。
【0091】また、再通報時の表示について説明する
と、待ち状態にある表示付き無線選択呼び出し受信機
が、受信通報時に携帯者によるメッセージの確認がなか
った(自動通報停止情報あり)の場合、メッセージ内容
を表示するとともに再通報中であることを知らしめるた
め、図19bに示されるようにメッセージ文中に通報中
ガイダンス文を追加する。スイッチ操作による通報停止
(メッセージの確認行為)があった場合、または所定の
時間内にスイッチ操作による通報停止がなかった場合に
は、図19cに示されるように通報中ガイダンス文を表
示から削除する。さらに表示終了のスイッチ操作やタイ
マの時間切れがあれば、メッセージ表示を終了する。こ
のとき未確認メッセージが残っていれば、図19dに示
されるように未確認シンボルを点灯したまま待ち状態へ
移行する。
【0092】次に、第4の実施形態の受信通報時の動作
について図20に示されたフローチャートを参照しなが
ら説明する。表示付き無線選択呼び出し受信機におい
て、待ち状態(ステップS151)から自機宛のメッセ
ージを受信した場合(ステップS152)、受信回路1
が受信した自機宛ての無線信号の中から復調信号を取り
出し、制御部2へ出力する。制御部2は出力された復調
信号中のメッセージを記憶回路3に記憶し、同時にメッ
セージの内容を表示画面により出力する(メッセージ表
示)(ステップS152)。同時に、スイッチ5を監視
するタイマ6をスタートする(ステップS152)。こ
のとき、メッセージに対して未確認属性をセットする
(ステップS152)。
【0093】次に制御部2は未確認シンボル(B41)
点灯中かを検索し(ステップS153)、点灯していな
い場合(ステップS153/NO)には未確認シンボル
(B41)を点灯させる(ステップS154)。その
後、受信したメッセージが通報状態であることを示すた
め、メッセージ文中に通報中ガイダンス文を追加する
(ステップS155)。そして、制御部2は携帯者によ
るスイッチ操作をタイマ終了時間まで監視する(ステッ
プS156)。タイマ終了時間までにスイッチ操作がな
かった場合(ステップS156/NO、かつステップS
157/YES)には、通報中ガイダンス文をメッセー
ジ文中から削除する(通報状態終了)(ステップS15
8)。その後、制御部2は、記憶回路3に自動通報停止
情報をセットし(ステップS159)、メッセージ表示
を終了し(ステップS160)、待ち状態へ移行する。
【0094】ステップS156にて、タイマの終了時間
前にスイッチ操作が行われた場合には、制御部は通報中
ガイダンス文をメッセージ文中から削除する(ステップ
S161)とともに、タイマ6をストップし、再スター
トさせる(ステップS162)。そして、制御部2は携
帯者によるスイッチ操作をタイマ終了時間まで監視する
(ステップS163)。タイマ終了時間までスイッチ操
作がなかった場合(ステップS163/NO、かつステ
ップS164/YES)には、携帯者によるメッセージ
の確認操作がなかったものとして自動通報停止情報を記
憶部3にセットし(ステップS159)、メッセージ表
示を終了する(ステップS160)。
【0095】また、ステップS163にて、スイッチ操
作が行われた場合、制御部2はタイマ6をストップする
とともにメッセージの未確認属性を解除する(ステップ
S165)。その後、制御部2はメッセージ記憶部(A
32)のメッセージについて未確認属性のあるものを検
索し(ステップS166)、未確認のメッセージがない
場合(ステップS166/NO)には、未確認シンボル
(B41)を消灯し(ステップS167)、メッセージ
表示を終了する(ステップS160)。また、ステップ
S166にて、未確認メッセージが残っている場合に
は、未確認シンボル(B41)を点灯させたままメッセ
ージ表示を終了する(ステップS160)。
【0096】次に、第4の実施形態の再通報時の動作に
ついて図21に示されたフローチャートを参照しながら
詳細に説明する。無線選択呼び出し受信機において、待
ち状態(ステップS171)からメッセージ確認を行う
場合、制御部2はスイッチ操作を監視し(ステップS1
72)、スイッチ操作があった場合にはタイマ6をスタ
ートする(ステップS173)。制御部2は、記憶回路
3に自動通報停止情報がセットされているかを識別し
(ステップS174)、自動通報停止情報がない場合
(ステップS174/NO)には、メッセージ記憶部
(A32)からメッセージを取り出し、表示を行う(ス
テップS175)。その後、制御部2はタイマ6動作中
スイッチ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステッ
プS176)。スイッチ操作がなく(ステップS176
/NO)、タイマ6が終了時間(ステップS177/Y
ES)となると、制御部2はメッセージの表示を終了す
る(ステップS179)。
【0097】また、ステップS176にて、スイッチ操
作があった場合には、タイマ6をストップし(ステップ
S178)、スイッチ操作に応じた動作を行う。その
後、待ち状態となり、受信やスイッチ操作が行われるの
を待つ。また、ステップS174にて、自動通報停止情
報がある(ステップS174/YES)と識別すると、
制御部2は最後に受信したメッセージの表示を開始する
(ステップS180)。同時に再通報中であることを示
すためメッセージ文中に通報中ガイダンス文を追加する
(ステップS181)。
【0098】その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS1
82)。スイッチ操作がなく(ステップS182/N
O)、タイマ6が終了時間となると(ステップS183
/YES)、携帯者による確認操作が行われなかったも
のとして、制御部2はメッセージ文中から通報中ガイダ
ンス文を削除する(ステップS184)。また、ステッ
プS182にて、スイッチ操作があった場合にはタイマ
6をストップし、再スタートさせる(ステップS18
5)。同時に、自動通報停止情報を解除し、出力中のメ
ッセージの未確認属性を解除する(ステップS18
5)。その後、制御部2は、スイッチ操作が行われたこ
とにより通報停止行為が行われたものと判断し、メッセ
ージ文中から通報中ガイダンス文を削除する(ステップ
S186)。
【0099】その後、制御部2はタイマ6動作中スイッ
チ操作があるまでスイッチ5を監視する(ステップS1
87)。スイッチ操作がなく(ステップS187/N
O)、タイマ6が終了時間となると(ステップS189
/YES)、制御部2はメッセージ記憶部(A32)に
未確認属性のあるメッセージ(未確認のメッセージ)が
あるかを検索し(ステップS190)、ない場合(ステ
ップS190/NO)には、未確認シンボル(B41)
を消灯させる(ステップS191)。また、ステップS
187にて、スイッチ操作があった場合には、タイマ6
をストップし(ステップS188)、記憶部(A32)
に未確認属性のあるメッセージがあるかを検索する(ス
テップS190)。記憶部(A32)に未確認メッセー
ジがある場合(ステップS190/YES)には、未確
認シンボル(B41)を点灯したままメッセージ表示を
終了する(ステップS179)。
【0100】上述したように本実施形態は、着信がある
とそのメッセージを表示画面に表示すると共に未確認の
メッセージであることを表示するためにメッセージに通
報中ガイダンス文を追加して、通報確認識別手段および
未確認メッセージ確認識別手段により携帯者によるメッ
セージの確認操作を監視する。そして、携帯者によるメ
ッセージの確認操作が行われなかった場合には、通報確
認識別手段の識別結果に従い、記憶回路の自動通報停止
情報記憶部に自動通報停止情報をセットする。また、未
確認メッセージ確認識別手段の識別結果に従って未確認
属性のある情報として記憶回路のメッセージ記憶部に記
憶される。これにより表示出力部には、再通報情報とし
て通報ガイダンス文を追加された状態で表示される。
【0101】従って、上述した第1、第2及び第3の実
施形態と同様に本装置を鳴音も振動もしない設定にして
いる状態において、表示画面上に表示されるメッセージ
が新たに受信したメッセージであるのか、既にメッセー
ジ内容を確認済みで再読み出ししているだけのメッセー
ジであるのかの判別が容易になる。
【0102】また、メッセージ読み出し動作のときに表
示されるメッセージが一度表示したが携帯者によりメッ
セージの確認操作が行われずに再度表示されたメッセー
ジであるのか、すでに確認済みのメッセージであるのか
の判別が容易になる。従って、実際には携帯者により確
認されているメッセージであるのに未確認メッセージと
して記憶回路にそのまま保存されてしまうという問題の
発生を防止することができる。
【0103】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
表示付き無線選択呼び出し受信機は、着信があるとその
メッセージを表示画面に表示すると共に未確認のメッセ
ージであることを示す所定の表示を表示させて、通報確
認識別手段および未確認メッセージ確認識別手段により
携帯者によるメッセージの確認操作を監視する。そし
て、携帯者によるメッセージの確認操作が行われなかっ
た場合には、通報確認識別手段の識別結果に従い、記憶
手段の自動通報停止情報記憶部に自動通報停止情報をセ
ットする。また、未確認メッセージ確認識別手段の識別
結果に従って未確認属性のある情報として記憶回路のメ
ッセージ記憶部に記憶する。これにより未確認のメッセ
ージが再度表示手段に表示されるときには表示されたメ
ッセージ情報が未確認のメッセージであることを示す所
定の表示を表示した状態で表示される。
【0104】従って、本発明の表示付き無線選択呼び出
し受信機を鳴音も振動もしない設定にしている状態にお
いて、表示画面上に表示されるメッセージが新たに受信
したメッセージであるのか、既にメッセージ内容を確認
済みで再読み出ししているだけのメッセージであるのか
の判別が容易になる。
【0105】また、メッセージ読み出し動作のときに表
示されるメッセージが一度表示したが携帯者によりメッ
セージの確認操作が行われずに再度表示されたメッセー
ジであるのか、すでに確認済みのメッセージであるのか
の判別が容易になる。従って、実際には携帯者により確
認されているメッセージであるのに未確認メッセージと
して記憶回路にそのまま保存されてしまうという問題の
発生を防止することができる。また、メッセージ読み出
し時に同じメッセージが何度も表示されるという不具合
を生じることがなくなる。
【0106】また、未確認のメッセージを表示中である
ことを示す媒体としてLED等を使用する必要がなくな
るので消費電力を削減させることができる。また、同様
の理由により部品点数を削減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示付き無線選択呼び出し受信機の実
施形態の構成を表すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の制御部及び記憶回路の構成を
表す図である。
【図3】第1の実施形態の表示出力部の構成を表す図で
ある。
【図4】第1の実施形態の表示出力部に表示される表示
例を表す図である。
【図5】第1の実施形態の受信通報時の動作フローを表
すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態の再通報時の動作フローを表す
フローチャートである。
【図7】第2の実施形態の制御部及び記憶回路の構成を
表す図である。
【図8】第2の実施形態の表示出力部の構成を表す図で
ある。
【図9】第2の実施形態の表示出力部に表示される表示
例を表す図である。
【図10】第2の実施形態の受信通報時の動作フローを
表すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態の再通報時の動作フローを表
すフローチャートである。
【図12】第3の実施形態の制御部及び記憶回路の構成
を表す図である。
【図13】第3の実施形態の表示出力部の構成を表す図
である。
【図14】第3の実施形態の表示出力部に表示される表
示例を表す図である。
【図15】第3の実施形態の受信通報時の動作フローを
表すフローチャートである。
【図16】第3の実施形態の再通報時の動作フローを表
すフローチャートである。
【図17】第4の実施形態の制御部及び記憶回路の構成
を表す図である。
【図18】第4の実施形態の表示出力部の構成を表す図
である。
【図19】第4の実施形態の表示出力部に表示される表
示例を表す図である。
【図20】第4の実施形態の受信通報時の動作フローを
表すフローチャートである。
【図21】第4の実施形態の再通報時の動作フローを表
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信回路 2 制御部 3 記憶回路 4 表示出力部 5 スイッチ 6 タイマ 7 報知出力部 A21 通報確認識別手段 A22 通報表示制御手段1 A23 未確認メッセージ確認識別手段 A24 メッセージ出力制御手段 A25 通報出力制御手段 A31 自動通報停止情報記憶部 A32 メッセージ記憶部 A33 通報出力設定記憶部 A41 未確認シンボル B22 通報表示制御手段2 B26 未確認表示制御手段 B41 未確認シンボル B43 通報中シンボル C27 背景画表示制御手段 C44 背景画表示部 D28 通報ガイダンス追加手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自機指定の選択呼出信号を受信した際
    に、該選択呼出信号に含まれるメッセージ情報を記憶手
    段に記憶し、該記憶したメッセージ情報を前記記憶手段
    より読み出して表示手段に表示し、所定の時間を経過し
    ても携帯者からの確認操作入力を得ることができなかっ
    たメッセージ情報を未確認属性を有するメッセージ情報
    として前記記憶手段に記憶する表示付き無線選択呼び出
    し受信機であって、 前記表示手段に表示したが携帯者による確認操作入力を
    得ることができなかった未確認メッセージ情報が前記記
    憶手段に記憶されている場合に表示する第1の表示と、
    前記未確認メッセージ情報、及び新たに受信したメッセ
    ージ情報を前記表示手段に表示する際に表示する第2の
    表示とを有する前記表示手段と、 前記記憶手段に記憶されているメッセージ情報が前記未
    確認メッセージ情報であるか否かを検出する未確認メッ
    セージ確認識別手段と、 前記表示手段に表示したメッセージ情報に対して、携帯
    者による確認操作入力が行われたか否かを識別する通報
    確認識別手段と、 前記未確認メッセージ確認識別手段及び前記通報確認識
    別手段の検出結果に従って、前記表示手段の表示を切り
    換える表示制御手段と、 を有することを特徴とする表示付き無線選択呼び出し受
    信機。
  2. 【請求項2】 前記第1の表示は、前記記憶手段に前記
    未確認メッセージ情報が記憶されていない時には消灯し
    ている第1のシンボルの点灯であり、 前記第2の表示は、前記第1のシンボルの点滅であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線選択呼び出し受信
    機。
  3. 【請求項3】 前記第1の表示は、前記記憶手段に前記
    未確認メッセージ情報が記憶されていない時には消灯し
    ている第1のシンボルの点灯であり、 前記第2の表示は、前記未確認メッセージ情報、及び前
    記新たに受信したメッセージ情報を前記表示手段に表示
    した際にだけ点灯される第2のシンボルの点灯であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線選択呼び出し受信
    機。
  4. 【請求項4】 前記第1の表示は、前記記憶手段に前記
    未確認メッセージ情報が記憶されていない時には消灯し
    ている第1のシンボルの点灯であり、 前記第2の表示は、前記表示手段に前記未確認メッセー
    ジ情報、及び前記新たに受信したメッセージ情報を表示
    した際にだけ表示される所定の背景画の表示であること
    を特徴とする請求項1記載の表示付き無線選択呼び出し
    受信機。
  5. 【請求項5】 前記第1の表示は、前記記憶手段に前記
    未確認メッセージ情報が記憶されていない時には消灯し
    ている第1のシンボルの点灯であり、 前記第2の表示は、 前記第2の表示は、前記表示手段
    に前記未確認メッセージ情報、及び前記新たに受信した
    メッセージ情報を表示した際にだけ表示される所定の文
    字情報の表示であることを特徴とする請求項1記載の表
    示付き無線選択呼び出し受信機。
  6. 【請求項6】 受信したメッセージ情報を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶したメッセージ情報を表示する表示
    手段と、 操作者からの設定を入力する操作入力手段と、 前記表示手段に表示したメッセージ情報の表示時間を計
    時する計時手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを有し、 前記表示手段は、 前記表示手段に表示したメッセージが携帯者からの確認
    操作入力を得ていない未確認メッセージ情報であるこ
    と、及び前記記憶手段に前記未確認メッセージ情報が記
    憶されていることを表示形態を変えることによって示す
    シンボルを有し、 前記記憶手段は、 受信したメッセージ情報を記憶するメッセージ記憶手段
    と、 前記表示手段に表示し所定の時間を経過しても携帯者か
    らの確認操作入力を得ることができなかったメッセージ
    情報を未確認属性を有するメッセージ情報として記憶す
    る未確認属性記憶手段と、 前記記憶手段に前記未確認メッセージ情報が記憶されて
    いるか否かを識別するための自動通報停止情報を記憶す
    る自動通報停止情報記憶手段とを有し、 前記制御手段は、前記表示手段に表示したメッセージ情
    報に対する携帯者からの確認操作が入力されたか否かを
    識別し、メッセージ毎の前記未確認属性を制御する未確
    認メッセージ確認識別手段と、 前記表示手段に表示した前記未確認メッセージ情報に対
    する携帯者からの確認操作が入力されたか否かを識別
    し、前記自動通報停止情報を制御する通報確認識別手段
    と、 前記未確認メッセージ確認識別手段及び前記通報確認識
    別手段の検出結果に従って、前記シンボルの表示形態を
    切り換える表示制御手段とを有し、 前記制御手段は、新たに受信したメッセージ情報を前記
    記憶手段に記憶し、該記憶した前記メッセージ情報を前
    記記憶手段から読み出して前記表示手段に表示する際
    に、新たなメッセージ情報を受信したことを示すために
    前記シンボルを点滅させて、前記通報確認識別手段及び
    前記未確認メッセージ確認識別手段により前記操作入力
    手段からの操作入力を所定の時間監視し、 前記通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
    段により所定の時間内に前記操作入力手段からの操作入
    力を検出できなかった場合、 前記表示制御手段により前記シンボルを点滅から点灯に
    切り替えるとともに、前記自動通報停止情報記憶手段に
    自動通報停止情報をセットして、前記未確認属性記憶手
    段に前記表示したメッセージ情報の前記未確認属性をセ
    ットし、 前記通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
    段により所定の時間内に前記操作入力手段からの操作入
    力を検出した場合、 前記表示制御手段により前記シンボルを点滅から点灯に
    切り替えて、前記未確認属性記憶手段に前記未確認属性
    がセットされたメッセージ情報が他にあるか否かを検出
    し、該未確認属性のあるメッセージ情報を検出した場
    合、前記シンボルを点灯させたままとし、前記未確認属
    性のある他のメッセージ情報を検出できなかった場合、
    前記シンボルを消灯させ、 前記自動通報停止情報記憶手段に前記自動通報停止情報
    がセットされた状態で、前記操作入力手段によりメッセ
    ージ読み出し操作入力があった場合、 前記未確認属性を有するメッセージ情報を前記表示手段
    に表示するとともに、前記表示制御手段により前記シン
    ボルを点灯から点滅に切り替えて、前記通報確認識別手
    段及び未確認メッセージ確認識別手段により前記操作入
    力手段による操作入力を所定の時間監視し、 前記通報確認識別手段及び前記未確認メッセージ確認識
    別手段により所定の時間内に前記操作入力手段からの操
    作入力を検出できなかった場合、 前記表示制御手段により前記シンボルを点滅から点灯に
    切り替え、前記未確認属性記憶手段に前記未確認属性を
    セットされた他のメッセージ情報が記憶されているか否
    かを検出し、 前記通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
    段により所定の時間内に前記操作入力手段による操作入
    力を検出した場合、 前記表示制御手段により前記シンボルを点滅から点灯に
    切り替えると共に表示したメッセージ情報の前記未確認
    属性を解除して、前記未確認属性記憶手段に前記未確認
    属性をセットされた他のメッセージ情報が記憶されてい
    るか否かを検出し、 前記未確認属性記憶手段に前記未確認属性をセットされ
    た他のメッセージ情報が記憶されている場合、該メッセ
    ージ情報を前記表示手段に表示するとともに前記通報表
    示制御手段により前記シンボルを点灯から点滅に切り替
    え、 前記未確認属性記憶手段に前記未確認属性をセットされ
    た他のメッセージ情報が記憶されていない場合、前記表
    示制御手段により前記シンボルを消灯させ、前記自動通
    報停止情報記憶手段に記憶された前記自動通報停止情報
    をリセットすることを特徴とする表示付き無線選択呼び
    出し受信機。
  7. 【請求項7】 受信したメッセージ情報を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶したメッセージ情報を表示する表示
    手段と、 操作者からの設定を入力する操作入力手段と、 前記表示手段に表示したメッセージ情報の表示時間を計
    時する計時手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを有し、 前記表示手段は、 前記表示手段に表示したメッセージ情報が携帯者からの
    確認操作入力を得ていない未確認メッセージ情報である
    ことを示す第1の表示と、 前記未確認メッセージ情報の表示を終了する際に表示さ
    れる第2の表示と、 前記記憶手段に前記未確認メッセージ情報が記憶されて
    いる場合に表示される第3の表示と、 前記記憶手段に前記未確認メッセージ情報が記憶されて
    いない場合に表示される第4の表示とを有し、 前記記憶手段は、 受信したメッセージ情報を記憶するメッセージ記憶手段
    と、 前記表示手段に表示し所定の時間を経過しても携帯者か
    らの確認操作入力を得ることができなかったメッセージ
    情報を未確認属性を有するメッセージ情報として記憶す
    る未確認属性記憶手段と、 前記記憶手段に前記未確認メッセージ情報が記憶されて
    いるか否かを識別するための自動通報停止情報を記憶す
    る自動通報停止情報記憶手段とを有し、 前記制御手段は、 前記表示手段に表示したメッセージ情報に対する携帯者
    からの確認操作が入力されたか否かを識別し、メッセー
    ジ毎の前記未確認属性を制御する未確認メッセージ確認
    識別手段と、 前記表示手段に表示した前記未確認メッセージ情報に対
    する携帯者からの確認操作が入力されたか否かを識別
    し、前記自動通報停止情報を制御する通報確認識別手段
    と、 前記通報確認識別手段及び前記未確認メッセージ確認識
    別手段の識別結果により前記第1の表示及び前記第2の
    表示とを切り替える第1の切り替え手段と、 前記未確認メッセージ確認識別手段の識別結果により前
    記第3の表示及び前記第4の表示とを切り替える第2の
    切り替え手段とを有し、 前記制御手段は、新たに受信したメッセージ情報を前記
    記憶手段に記憶し、該記憶した前記メッセージ情報を前
    記記憶手段から読み出して前記表示手段に表示する際
    に、新たなメッセージ情報を受信したことを示すために
    前記第1の表示を表示させて、前記通報確認識別手段及
    び前記未確認メッセージ確認識別手段により前記操作入
    力手段からの操作入力を所定の時間監視し、 前記通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
    段により所定の時間内に前記操作入力手段からの操作入
    力を検出できなかった場合、 前記第1の切り替え手段により前記表示手段の表示を前
    記第1の表示から前記第2の表示に切り替えるととも
    に、前記自動通報停止情報記憶手段に自動通報停止情報
    をセットして、前記表示手段に前記第3の表示を表示さ
    せて前記未確認属性記憶手段に前記表示したメッセージ
    情報の前記未確認属性をセットし、 前記通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
    段により所定の時間内に前記操作入力手段からの操作入
    力を検出した場合、 前記第1の切り替え手段により前記表示手段の表示を第
    1の表示から前記第2の表示に切り替えて、前記未確認
    属性記憶手段に前記未確認属性がセットされたメッセー
    ジ情報が他にあるか否かを検出し、該未確認属性のある
    メッセージ情報を検出した場合、前記表示手段に前記第
    3の表示を表示させ、前記未確認属性のある他のメッセ
    ージ情報を検出できなかった場合、前記表示手段に前記
    第4の表示を表示させ、 前記自動通報停止情報記憶手段に前記自動通報停止情報
    がセットされた状態で、前記操作入力手段によりメッセ
    ージ読み出し操作入力があった場合、 前記未確認属性を有するメッセージ情報を前記表示手段
    に表示するとともに、前記表示手段に表示された前記第
    2の表示を前記第1の表示に切り替え、前記通報確認識
    別手段及び未確認メッセージ確認識別手段により前記操
    作入力手段による操作入力を所定の時間監視し、 前記通報確認識別手段及び前記未確認メッセージ確認識
    別手段により所定の時間内に前記操作入力手段からの操
    作入力を検出できなかった場合、 前記第1の切り替え手段により前記第1の表示を前記第
    2の表示に切り替え、前記未確認属性記憶手段に前記未
    確認属性をセットされた他のメッセージ情報が記憶され
    ているか否かを検出し、 前記通報確認識別手段及び未確認メッセージ確認識別手
    段により所定の時間内に前記操作入力手段による操作入
    力を検出した場合、 前記第1の切り替え手段により前記第1の表示を前記第
    2の表示に切り替えると共に表示したメッセージ情報の
    前記未確認属性を解除して、前記未確認属性記憶手段に
    前記未確認属性をセットされた他のメッセージ情報が記
    憶されているか否かを検出し、 前記未確認属性記憶手段に前記未確認属性をセットされ
    た他のメッセージ情報が記憶されている場合、該メッセ
    ージ情報を前記表示手段に表示するとともに前記第2の
    表示を前記第1の表示に切り替え、 前記未確認属性記憶手段に前記未確認属性をセットされ
    た他のメッセージ情報が記憶されていない場合、前記第
    2の切り替え手段により前記第3の表示を前記第4の表
    示に切り替え、前記自動通報停止情報記憶手段に記憶さ
    れた前記自動通報停止情報をリセットすることを特徴と
    する表示付き無線選択呼び出し受信機。
  8. 【請求項8】 前記第1の表示は、未確認のメッセージ
    情報を前記表示手段に表示中であることを示す通報中シ
    ンボルの点灯であり、 前記第2の表示は、前記通報中シンボルの消灯であり、 前記第3の表示は、前記記憶手段に未確認のメッセージ
    情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、 前記第4の表示は、前記未確認シンボルの消灯であり、 前記第1の切り替え手段は、前記通報確認識別手段の識
    別結果に従って、前記通報中シンボルの点灯、消灯を切
    り替え、 前記第2の切り替え手段は、前記未確認メッセージ確認
    識別手段の識別結果に従って、前記未確認シンボルの点
    灯、消灯を切り替えることを特徴とする請求項7記載の
    表示付き無線選択呼び出し受信機。
  9. 【請求項9】 前記第1の表示は、未確認のメッセージ
    情報を前記表示手段に表示中であることを示す通報中シ
    ンボルの点滅であり、 前記第2の表示は、前記通報中シンボルの点灯であり、 前記第3の表示は、前記記憶手段に未確認のメッセージ
    情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、 前記第4の表示は、前記未確認シンボルの消灯であり、 前記第1の切り替え手段は、前記通報確認識別手段の識
    別結果に従って、前記通報中シンボルの点滅、点灯を切
    り替え、 前記第2の切り替え手段は、前記未確認メッセージ確認
    識別手段の識別結果に従って、前記未確認シンボルの点
    灯、消灯を切り替えることを特徴とする請求項7記載の
    表示付き無線選択呼び出し受信機。
  10. 【請求項10】 前記第1の表示は、メッセージ情報を
    表示するメッセージ表示領域の背景の点滅であり、 前記第2の表示は、前記背景の点灯であり、 前記第3の表示は、前記記憶手段に未確認のメッセージ
    情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、 前記第4の表示は、前記未確認シンボルの消灯であり、 前記第1の切り替え手段は、前記通報確認識別手段の識
    別結果に従って、前記背景の点滅、点灯を切り替え、 前記第2の切り替え手段は、前記未確認メッセージ確認
    識別手段の識別結果に従って、前記未確認シンボルの点
    灯、消灯を切り替えることを特徴とする請求項7記載の
    表示付き無線選択呼び出し受信機。
  11. 【請求項11】 前記第1の表示は、前記表示手段に表
    示したメッセージ情報が未確認の情報であることを示す
    背景画の表示であり、 前記第2の表示は、前記背景画の消去であり、 前記第3の表示は、前記記憶手段に未確認のメッセージ
    情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、 前記第4の表示は、前記未確認シンボルの消灯であり、 前記第1の切り替え手段は、前記通報確認識別手段の識
    別結果に従って、前記背景画の表示、消去を切り替え、 前記第2の切り替え手段は、前記未確認メッセージ確認
    識別手段の識別結果に従って、前記未確認シンボルの点
    灯、消灯を切り替えることを特徴とする請求項7記載の
    表示付き無線選択呼び出し受信機。
  12. 【請求項12】 前記第1の表示は、メッセージ情報を
    表示するメッセージ表示領域に表示された所定の文字情
    報であり、 前記第2の表示は前記所定の文字情報の消去であり、 前記第3の表示は、前記記憶手段に未確認のメッセージ
    情報があることを示す未確認シンボルの点灯であり、 前記第4の表示は、前記未確認シンボルの消灯であり、 前記第1の切り替え手段は、前記通報確認識別手段の識
    別結果に従って、前記文字情報の追加、削除を切り替
    え、 前記第2の切り替え手段は、前記未確認メッセージ確認
    識別手段の識別結果に従って、前記未確認シンボルの点
    灯、消灯を切り替えることを特徴とする請求項7記載の
    表示付き無線選択呼び出し受信機。
  13. 【請求項13】 自機指定の選択呼出信号を受信した際
    に、該選択呼出信号に含まれるメッセージ情報を記憶手
    段に記憶し、該記憶したメッセージ情報を前記記憶手段
    より読み出して表示手段に表示する表示付き無線選択呼
    び出し受信機におけるメッセージ情報表示方法であっ
    て、 受信したメッセージ情報、または表示手段に表示した際
    に携帯者からの確認操作入力を得ることが出来なかった
    メッセージ情報を前記表示手段に表示する際に、未確認
    のメッセージ情報であることを表す第1の表示と共に表
    示させる第1の表示工程と、 前記表示手段に表示されたメッセージ情報の表示時間を
    計時する計時工程と、 前記表示手段に表示したメッセージ情報に対し、所定の
    時間内に携帯者からのメッセージ確認操作入力があった
    か否かを検出する検出工程と、 前記検出工程により、携帯者からの確認操作入力を得る
    ことができなかったことを検出した場合、前記表示手段
    に表示したメッセージ情報を未確認属性を有するメッセ
    ージ情報として前記記憶手段に記憶する記憶工程と、 前記記憶手段に前記未確認属性を有するメッセージ情報
    が記憶されている場合に、前記表示手段に第2の表示を
    表示させる第2の表示工程と、 を有することを特徴とするメッセージ情報表示方法。
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