JP2015008706A - ペットフード及びペットフードの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない食感を楽しめるペットフードを提供する。
【解決手段】1)芯部と被覆部を有するペットフードであって、該芯部に対する、被覆部の硬さの比が2以上であることを特徴とするペットフード。2)前記芯部の硬さが9.8〜392Nであって、前記被覆部の硬さが49〜980Nであるペットフード。3)前記芯部が気泡を含有するペットフード。4)前記芯部の凝集性(A)/硬さ(H)の比の値が0.003〜0.03であるペットフード。5)前記芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、凝集性(A)が0.5〜0.9であるペットフード。
【選択図】図2

Description

本発明は、ペットフード及びペットフードの製造方法に関する。より詳しくは、食感に優れたペットフード及びペットフードの製造方法に関する。

ペットとして飼われている動物のなかには、生まれつき何か物を噛みたい欲求の強いものが多く、そのようなペットの欲求を満足させるため、牛皮や馬アキレス腱を原料とした非常に硬いペットフードが一般的に普及している。また、そのような硬い芯部を硬いジャーキー等で被覆したペットフードも販売されている。特許文献1には、芯となる食材に動物の皮を巻いてなるペットフードが開示されている。しかしながら、ペットにペットフードを与えても、気に入らないペットフードであれば食べ残してしまう場合があり、ペットにとってより魅力的なペットフードの開発が望まれている。

特開2000−175627号公報

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、従来にない食感を楽しめるペットフードの提供を課題とする。

本発明者らは、芯部と被覆部を有するペットフードのうち、芯部と被覆部との硬さの比を大きくすることで、異なった二つの食感を楽しめるペットフードが得られることを見出だし、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の通りである。

(1)芯部と被覆部を有するペットフードであって、該芯部に対する、被覆部の硬さの比が2以上であることを特徴とするペットフード。
(2)前記芯部の硬さが9.8〜392Nであって、前記被覆部の硬さが49〜980Nである前記(1)に記載のペットフード。
(3)前記芯部が気泡を含有する前記(1)又は(2)に記載のペットフード。
(4)前記芯部の凝集性(A)/硬さ(H)の比の値が0.003〜0.03である前記(1)〜(3)のいずれか一に記載のペットフード。
(5)前記芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、凝集性(A)が0.5〜0.9である前記(1)〜(4)のいずれか一に記載のペットフード。
(6)前記芯部の弾力性(T)/硬さ(H)の比の値が0.01〜0.2である前記(1)〜(5)のいずれか一に記載のペットフード。
(7)前記芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、弾力性(T)が0.5〜1.0である前記(1)〜(6)のいずれか一に記載のペットフード。
(8)前記芯部の水分含量が10.0〜20.0重量%である前記(1)〜(7)のいずれか一に記載のペットフード。
(9)前記芯部の密度が0.02〜0.1g/cmである前記(1)〜(8)のいずれか一に記載のペットフード。
(10)前記芯部の少なくとも一部が被覆部から延出している前記(1)〜(9)のいずれか一に記載のペットフード。
(11)前記芯部は棒状である前記(1)〜(10)のいずれか一に記載のペットフード。
(12)ペットフード全体に対する被覆部の割合が50重量%以上である前記(1)〜(11)のいずれか一に記載のペットフード。
(13)前記芯部が、穀類を30.0重量%以上、加工デンプンを1.0重量%以上、及び保湿剤を5.0重量%以上含む前記(1)〜(12)のいずれか一に記載のペットフード。
(14)前記被覆部が、グリセリン及びプロピレングリコールを含む前記(1)〜(13)のいずれか一に記載のペットフード。
(15)前記被覆部が鶏肉、牛肉、豚肉、魚肉、及び鹿肉からなる群より選択される少なくとも1つの原材料を含む前記(1)〜(14)のいずれか一に記載のペットフード。
(16)芯部を成形及び膨化させる工程(工程I)、成形及び膨化させた芯部を加熱処理する工程(工程II)、被覆前の被覆部を成形する工程(工程III)、前記加熱処理された芯部に前記被覆前の被覆部を被覆する工程(工程IV)、芯部を被覆部で被覆した後にペットフード全体を加熱処理する工程(工程V)、を有する前記(1)〜(15)のいずれか一に記載のペットフードの製造方法。

本発明のペットフードによれば、ペットは異なった2種類の食感を楽しむことができる。

本発明の第一実施形態のペットフードを示す斜視図である。 本発明の第二実施形態のペットフードを示す斜視図である。 本発明の第二実施形態のペットフードを示す側面図である。 本発明の第一実施形態のペットフードを示す正面図である。 本発明のペットフードの硬さ、凝集性及び弾力性を測定する際に使用することができるV型プランジャーの正面図(左)と側面図(右)である。 物性測定器でペットフードを測定して得られる咀嚼波形の一例である。

《ペットフード》
本発明のペットフードは芯部と被覆部を有するペットフードである。本発明のペットフードの被覆部は、芯部の外周の少なくとも一部分を覆っていればよく、芯部全体が被覆部に完全に覆われていても、芯部の一部が露出していても構わない。
本発明の第一実施形態のペットフードを図1に示す。図1に示すように、このペットフード10は芯部11の外周を被覆部12が覆ってなる円柱状のものである。
本発明の第二実施形態のペットフードを図2に示す。図2に示すように、このペットフード20の芯部21は少なくとも一部が被覆部22から延出している。
なお、第一及び第二実施形態のペットフード10、20においては、芯部11、21の形状が円柱状の場合であるが、本発明のペットフードの芯部の形状としては棒状、板状、球状、管状、円柱状、円錐状等の任意の形状を採用することができる。

前記芯部の形状は、特に制限されないが、断面が略円状であり、直径が3〜15mm、長さが1〜20cmの棒状であることが好ましく、直径が4〜12mm、長さが3〜15cmの棒状であることがより好ましく、直径が6〜8mm、長さが7〜10cmの棒状であることがさらに好ましい。この形状であると、ペットにとって食べやすい形状であることに加え、ペットがペットフードを先端から少しずつを齧ることができるため、ペットにペットフードを長時間噛ませることができる。

前記被覆部の形状は、前記芯部を被覆できるものであれば特に制限されないが、図1中のDで示される被覆部の厚みは、1〜15mmであることが好ましく、2〜10mmであることがより好ましく、2〜8mmであることがさらに好ましい。

本発明の第二実施形態のペットフードにおいて、芯部21の被覆部22からの延出の長さは特に制限されないが、5〜25mmであることが好ましく、10〜20mmであることがより好ましく、12〜18mmであることがさらに好ましい。

本発明のペットフードが、第二実施形態で示されるような、芯部の少なくとも一部が被覆部から延出した形態である場合、ペットを延出した芯部に最初に噛みつきやすさせることができる。また、本発明のペットフードは芯部が被覆部よりも柔らかいため、ペットのペットフードに対する噛みつきやすさの印象を向上させることが可能である。さらに、芯部のみに噛みついた後に、被覆部に噛みつくこととなるため、異なった2つの食感が得られやすい。

本発明のペットフードは、芯部に対する、被覆部の硬さの比が2以上であることを特徴とするペットフードである。芯部に対する、被覆部の硬さの比は2以上30以下であることが好ましく、4以上20以下であることがより好ましく、7以上12以下であることがさらに好ましく、8以上10以下であることが特に好ましい。
ペットは、芯部若しくは被覆部を別々に口に入れて噛むことで、又は、芯部及び被覆部を同時に口に入れて芯部若しくは被覆部を別々に噛むことで、硬さの異なる2種類の食感を楽しむことができる。

芯部、芯部を覆った状態の被覆部に対する測定部位を、図3を参照して説明する。図3に示されるように芯部が被覆部から延出している場合、芯部に対する測定は、図3中のBで示される部分に対して行えばよく、具体的には、テクスチュロメーターの、プランジャーを図3中のB部分のいずれかに押し当てて計測できる。芯部が被覆部に完全に覆われている場合は、被覆部を芯部から剥離し、芯部を露出させて計測することが好ましい。
同様に、芯部を覆った状態の被覆部に対する測定は、図3中のCで示される部分に対して行えばよく、具体的には、テクスチュロメーターの、プランジャーを図3中のC部分のいずれかに押し当てて計測できる。
被覆部に対する測定は、被覆部を芯部から剥離し、被覆部のみを計測することが好ましいが、測定値に対して有意に影響しない限り、芯部を覆った状態の被覆部を測定し、被覆部の硬さとしてもよい。

本発明において、硬さは、下記の物性測定器を用いて、下記の測定条件により測定して得られる咀嚼波形から読み取られた数値として求められる。凝集性、及び弾力性についても下記のとおりである。

<物性測定器>
製造会社:有限会社タケモト電機
機器名:TEXTUROMETER(型番:GTX−2)
<測定条件>
プランジャー:ペットフードへの接触面PがV型(くさび型)の、図5に示すプランジャー(クロムV型)、プラットフォーム:平皿、クリアランス(最圧縮点):測定部位の直径の80%にまでの食い込み、出力1V、BITE SPEED:LOW(6回/分)、咀嚼回数:3回咀嚼
<測定方法>
上記平皿の上にペットフードを置き、上方から上記プランジャーを押し付けて、負荷をかける。この際、当該ペットフードにおける測定部位の直径の80%にまで(クリアランス)食い込むようにした。
<咀嚼波形からの数値の読み取り>
図6に示す咀嚼波形において、硬さ、凝集性及び弾力性は、次のように求められる。
硬さ(H):1回目の咀嚼時の波形の高さの最高値
凝集性(A2/A1):{2回目の咀嚼時の波形の面積(A2)/1回目の咀嚼時の波形の面積(A1)}
弾力性(T2/T1):{2回目の咀嚼時の時間(T2)/1回目の咀嚼時の時間(T1)}

図6に示す咀嚼波形において、T1>T2である理由は、1回目の咀嚼によりペットフードが崩れて柔らかくなっている又はペットフードの厚みが小さくなっているためだと考えられる。

図6に示す咀嚼波形において、各測定値はそれぞれ以下を意味する。
硬さ(H)は、プランジャーでペットフードに負荷を加えた際の最大試験力をいう。この単位はニュートン(N)である。ペットフードの物理的な硬さを表す。
粘り(A3)は、咀嚼波形における負の側(横軸の下側)の面積で表され、ペットフードに押し付けたプランジャーを引き戻す際に要する力をいう。ペットフードを手で触れたり、咀嚼した歯・舌・口腔に付着して、引き離そうとする力を表す。この単位はニュートン(N)である。
凝集性(A2/A1)は、ペットフードに負荷を連続2回加えて、1回目と2回目の負荷面積(エネルギー)の比をいう。ペットフードの組織の凝集力又は崩れ難さを表す。単位は無い(無次元量)。
弾力性(T2/T1)は、プランジャーでペットフードに連続2回の負荷を加える際に、各咀嚼時にペットフードに負荷が加わっている時間(センサーが反応している時間)の比をいう。単位は無い(無次元量)。

同様に、咀嚼回数がn回の場合は、凝集性(An/A1)、弾力性(Tn/T1)として算出する。

本明細書及び特許請求の範囲において、前記TEXTUROMETER(型番:GTX−2)で測定した咀嚼波形から求めた硬さ(kgw)の数値に9.8を掛け算する(乗じる)ことによって、硬さの数値単位をニュートン(N)に変換している。

本発明において、硬さ、凝集性及び弾力性は、前記以外の物性測定機器(テクスチュロメーター)を用いた場合にも、上記測定条件と同一の条件又は互換性のある条件で測定することにより得られた咀嚼波形に基づいて求めることができる。

本発明において、硬さ、凝集性及び弾力性を求める方法は、ツェスニアクのテクスチャープロファイル(Szczesniak,A.S.:J.Food Sci.,28,385(1963))に準拠している。ツェスニアクはアメリカのゼネラルフーズ社でテクスチャーに関する用語を整理・体系化し、テクスチュロメーターによる測定値とヒトの官能評価値の相関を示した(Szczesniak,A.S.,Blandt,M.A.&Freidman,H.H.:J.Food Sci.,28,397(1963))。

本発明のペットフードの芯部及び被覆部の硬さは、芯部に対する被覆部の硬さの比が2以上であれば特に制限されないが、ペットが安全に噛める硬さが好ましい。例えば、芯部の硬さを、9.8〜980Nとすることが好ましく、9.8〜392Nとすることがより好ましく、9.8〜196Nとすることがさらに好ましい。被覆部の硬さは、49〜980Nとすることが好ましく、147〜441Nとすることがより好ましく、196〜392Nとすることがさらに好ましく、245〜343Nとすることが特に好ましい。
従来の芯部と被覆部を有するペットフードは、硬い芯部にジャーキー等の硬い被覆部を巻いてなるペットフードが一般的であった。しかし、芯部の硬さの値が高い従来のペットフードでは、幼いペット、小型のペット、年老いたペット等の噛む力が弱いペットの場合、芯部が硬すぎるためペットが芯部を噛み砕くのを諦めてしまい、ペットがペットフードを食べ残すことがあった。
一方、芯部の硬さが前記の9.8〜392Nの範囲であって従来のペットフードよりも柔らかい場合、幼いペットや年老いたペット等にとっても食べやすく、ペットが芯部を噛むことを諦めにくい。

更に、本発明のペットフードは、芯部に対する被覆部の硬さの比が2以上のペットフードであるので芯部の硬さが前記9.8〜392Nの範囲にある柔らかい芯部の場合であっても、被覆部の適度な硬さによって、ペットの噛みたい欲求も満足させることができる。
また、逆の観点では、本発明のペットフードは、芯部に対する被覆部の硬さの比が2以上ペットフードであるので、被覆部が硬い場合でも、芯部が適度な柔らかさを有しているともいえる。したがって、ペットが硬い被覆部に噛みついた場合であっても、強く噛むことで被覆部の上から芯部の柔らかさを感じることができ、硬いペットフードが苦手なペットであっても、ペットにペットフード全体を長時間噛み続けさせることができる。

本発明のペットフードの芯部及び芯部を覆った状態の被覆部の凝集性は、特に制限されないが、芯部の凝集性が0.5〜0.9の範囲であり、芯部を覆った状態の被覆部の凝集性が0.6〜1.0の範囲であることが好ましい。芯部の凝集性は0.5〜0.8の範囲であることがより好ましく、0.5〜0.7の範囲であることがさらに好ましい。芯部を覆った状態の被覆部の凝集性は、0.6〜0.9の範囲であることがより好ましく、0.7〜0.9の範囲であることがさらに好ましい。

凝集性の値は、ペットフードの噛み砕かれ難さを表すと捉えることが可能である。凝集性の値が高いペットフードは、ペットが噛み砕くことが難しいので、ペットがペットフードを長時間噛んでいられることを表す。芯部及び/又は芯部を覆った状態の被覆部の凝集性が0.7〜0.9の範囲である場合、ペットはペットフードをすぐに噛み砕くことなく、長時間噛み続けることができる。すなわち、例えば、芯部の凝集性が0.7以下であるような場合でも、被覆部の凝集性が高ければ、ペットフード全体として長時間噛むことができる。

芯部の凝集性が高く、芯部が柔らかいペットフードは、ペットが噛むことを諦めにくく、且つ噛みちぎられにくい、長時間飽きずに噛むことのできる芯部とすることができる。すなわち、本発明のペットフードの芯部の凝集性(A)/硬さ(H)の比の値は、0.003〜0.03であることが好ましく0.005〜0.026であることがより好ましく、0.01〜0.02であることがさらに好ましい。

更には、芯部の硬さが従来のペットフードよりも柔らかい芯部であって、芯部の凝集性の値が従来の物と同程度以上の場合、幼いペット、小型のペット、年老いたペット等の噛む力が弱いペットにとって食べやすく、噛むことを諦めにくく、且つ噛みちぎられにくい、長時間飽きずに噛むことのできる芯部とすることができる。すなわち、本発明のペットフードの芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、凝集性(A)が0.5〜0.9であることが好ましく、芯部の硬さ(H)が9.8〜196Nであって、凝集性(A)が0.5〜0.8であることがより好ましく、芯部の硬さ(H)が9.8〜98Nであって、凝集性(A)が0.5〜0.7であることがさらに好ましい。

本発明のペットフードの芯部及び芯部を覆った状態の被覆部の弾力性は、特に制限されないが、芯部の弾力性が0.5〜1.0の範囲であり、芯部を覆った状態の被覆部の弾力性が0.6〜1.0の範囲であることが好ましい。芯部の弾力性は0.8〜1.0の範囲であることがより好ましく、0.9〜1.0の範囲であることがさらに好ましい。芯部を覆った状態の被覆部の弾力性は、0.7〜1.0の範囲であることがより好ましく、0.8〜0.9の範囲であることがさらに好ましい。
弾力性が上記の範囲にある場合、ペットはもちもちとした食感を楽しむことができる。

弾力性が高く、硬さが柔らかい芯部は、ペットにとって大変食べやすく食感にも優れた芯部である。すなわち、本発明のペットフードの芯部の弾力性(T)/硬さ(H)の比の値は、0.01〜0.2であることが好ましく、0.01〜0.1であることがより好ましく、0.01〜0.04であることがさらに好ましい。

更には、芯部の硬さが従来のペットフードよりも柔らかい芯部であって、芯部の弾力性の値が従来の物と同程度以上の場合、幼いペット、小型のペット、年老いたペット等の噛む力が弱いペットにとって食べやすく、噛むことを諦めにくく、且つ食感にも優れた芯部とすることができる。すなわち、本発明のペットフードの芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、弾力性(T)が0.5〜1.0であることが好ましく、芯部の硬さ(H)が9.8〜196Nであって、弾力性(T)が0.8〜1.0であることがより好ましく、芯部の硬さ(H)が9.8〜98Nであって、弾力性(T)が0.9〜1.0であることがさらに好ましい。

本発明のペットフードの芯部は気泡を含有していてもよい。気泡は芯部全体に略均一に分布していることが好ましい。芯部が気泡を含有することで、芯部に、例えばパン又はスポンジのような柔らかさ、弾力性又は脆さを付与することができ、ペットにとって噛みやすい芯部とすることができる。

また、本発明のペットフードの芯部の水分含量は特に制限されないが、10.0〜20.0重量%であることが好ましく、14.0〜19.0重量%であることがより好ましく、16.0〜18.0重量%であることがさらに好ましい。
前記芯部の水分含量を上記範囲内とすることにより、当該芯部にペットが咀嚼しやすい柔らかさと弾力性を付与させることができる。芯部が適度な柔らかさ及び適度な弾力性を有することで、ペットは芯部のもちもちとした食感を楽しむことができる。さらに、芯部の水分含量を上記範囲内とすることにより、芯部の凝集性を高めることができ、柔らかい芯部でありながらもペットが芯部を噛みちぎりにくい。そのため、ペットは咀嚼を長時間噛み続けることができる。
芯部の水分含量が10.0重量%を下回る場合、芯部が硬くなる場合があり、硬い食物が苦手なペット特に幼いペットや年老いたペットなどにとって好ましくない。また、芯部が脆くなるため、ペットは芯部を短い時間しか咀嚼できず、弾力性も低下するため、もちもちとした食感も低下してしまう。

本明細書中において、製造したペットフードの水分含量(重量%)は、以下に説明する常圧加熱乾燥法で測定したものである。
《常圧加熱乾燥法》
アルミ秤量缶の重量(W1グラム)を恒量値として予め測定する。このアルミ秤量缶に試料を入れて重量(W2グラム)を秤量する。つぎに強制循環式の温風乾燥器を使用して、135℃、2時間の条件で試料を乾燥させる。乾燥雰囲気中(シリカゲルデシケーター中)で放冷した後、重量(W3グラム)を秤量する。得られた各重量から下記式を用いて水分含量を求める。
水分(%)=(W2−W3)÷(W2−W1)×100

本発明のペットフードの芯部の密度は特に制限されないが、0.13〜0.01g/cmであることが好ましく、0.02〜0.10g/cmであることがより好ましく、0.03〜0.05g/cmであることがさらに好ましい。

本明細書中における密度は下記式を用いて算出したものである。
密度(g/cm)=試験片質量(g)/試験片体積(cm
式中の試験片は、ペットフードから所定の大きさの試験片を切り出し、体積を外径と長さから算出し、質量を測定した。
密度が上記範囲である芯部は、好ましい柔らかさ、弾力性及び凝集性を有しているため、ペットにとって噛みやすい芯部とすることができる。

また、ペットフード全体に対する被覆部の割合は50重量%以上であることが好ましく、60重量%以上であることがより好ましく、65重量%以上であることがさらに好ましい。被覆部を多くすることで、ペット及びその飼い主に対して豪華な印象を与えることができる。また、被覆部は直接ペットの舌に触れる頻度の高い部分であるため嗜好性の高い材料から製造されている場合が多い。したがって、被覆部の割合を高めることで、ペットフードの嗜好性をより高めることができる。

(ペットフードの原材料)
ペットフードを構成する原材料は特に制限されず、従来のペットフードに使用されている原材料を適用することができる。

本発明のペットフードの芯部は、穀類、加工デンプン、及び保湿剤を含んでいてもよい。前記穀類、加工デンプン、及び保湿剤の種類及び含有量は食用に用いられるものであれば特に制限されず、種々の穀類、加工デンプン、及び保湿剤を使用することができる。

前記穀類については、ペットフードの芯部は、穀類を30.0重量%以上含むことが好ましく、40〜80重量%であることがより好ましく、50〜70重量%であることがさらに好ましい。ここで云う穀類とは、米、麦、トウモロコシ、ソバ、豆等の種子を食用とする植物を指し、穀類を原料とした生成物であってもよい。芯部が穀類を含むことにより芯部の膨化(パフ化)を促進させることができる。穀類を30.0重量%以上含む場合には膨化の程度がより好ましくなり、柔らかさ、軽さ等の好ましい食感を有する芯部を製造することができる。

前記加工デンプンについては、ペットフードの芯部は、加工デンプンを1.0重量%以上含むことが好ましく、1.0〜10.0重量%含むことがより好ましく、5.0〜9.0重量%含むことがさらに好ましい。加工デンプンを使用することにより、芯部に多様な食感を与えることができる。ここで云う加工デンプンとは、デンプンに対して人為的な処理を行い、デンプン本来の物性を改変させたものを指す。加工デンプンとして、例えば、架橋デンプン、酸化デンプン、リン酸化デンプン、アセチル化デンプン等の種々の加工デンプンを用いることができる。特に、アセチル化加工されたデンプンは、デンプンの老化を防ぐことができ、更に、芯部にもちもちとした食感を与えることができるため、好適に用いることができる。前記アセチル化デンプンとしては、例えば、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化酸化デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプンが挙げられる。芯部に含まれることが好ましい加工デンプンとしては、他に、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、酢酸デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン、及びリン酸モノエステル化リン酸架橋デンプンが挙げられる。

前記保湿剤については、柔らかく、弾力性のある芯部を得ることが容易となることから、芯部あたり5.0重量%以上含まれることが好ましく、5.0〜20.0重量%含まれることがより好ましく、8.0〜15.0重量%含まれることがさらに好ましく、10.0〜13.0重量%含まれることが特に好ましい。芯部に含まれる前記保湿剤としては特に制限されないが、グリセリン及びプロピレングリコールが好ましい。

また、本発明のペットフードは、トレハロースを含んでいてもよい。トレハロースを含むことにより、芯部及び被覆部の水分含量を好適に保つことができる。また、トレハロースを含むことにより、ペットフードに含まれるデンプンの老化を防止できる。

本発明のペットフードの被覆部は、グリセリン及びプロピレングリコールを含んでもよい。プロピレングリコールは静菌作用を有するため、プロピレングリコールを用いることで、日持ちがよくなる。
また、グリセリン及びプロピレングリコールは、保湿剤として用いることができる。保湿剤としては、ブドウ糖、果糖、ショ糖等の糖類を用いることも可能であるが、グリセリン、プロピレングリコール等の糖アルコールを用いることがより好ましい。被覆部はペットフードの外観に大きく影響する部分であるため見栄えの良さも重要である。保湿剤として糖類を用いた場合、糖類はカルボニル基を有する化合物であるため、タンパク質のアミノ基とメイラード反応が生じ、被覆部を褐色に変化させて見栄えを低下さえる可能性がある。一方、保湿剤として糖アルコールを用いた場合は、糖アルコールはカルボニル基を持たない化合物であるため、メイラード反応が生じず、被覆部原材料の素材の本来の色相いを保つことができ、見栄えの良いペットフードとすることができる。

本発明のペットフードの被覆部は、鶏肉、牛肉、豚肉、魚肉、及び鹿肉からなる群より選択される少なくとも1つの原材料を含んでいてもよい。これらの肉類はペットに対する嗜好性が高い材料であるため、被覆部の原材料として用いることで、ペットフードの嗜好性を高めることができる。さらに、前記肉類はタンパク質を多く含んでいるため、加熱処理、乾燥処理等により被覆部を噛みごたえのある硬さとすることができる。前記肉類は被覆部あたり50.0重量%以上含有されていることが好ましく、60.0重量%以上含有されていることがより好ましく、65.0重量%以上含有されていることがさらに好ましい。

前記被覆部は、前記保湿剤及び肉類に加えて、食塩、アミノ酸等の調味料を適宜添加してもよい。

《ペットフードの製造方法》
本発明のペットフードの製造方法は、芯部を成形及び膨化させる工程(工程I)、成形及び膨化させた芯部を加熱処理する工程(工程II)、被覆前の被覆部を成形する工程(工程III)、前記加熱処理された芯部に前記被覆前の被覆部を被覆する工程(工程IV)、芯部を被覆部で被覆した後にペットフード全体を加熱処理する工程(工程V)、を有する。
以下、各工程について説明する。

<工程I>
芯部原材料をグラインダー等で細かく粉砕する。この際、ミキサー等で原材料を粉砕しつつ混合する公知の方法が適用できる。成形及び膨化に際しては、例えば、公知のエクストルーダー(押し出し機)を適用するのが好適である。エクストルーダーを用いて、例えば、前記混合物を加圧した後、成形と同時に混合物を大気開放させ急激に圧力を低下させると、混合物内の水蒸気が膨張し、芯部に気泡を含有させることができる。エクストルーダーを用いる場合、必要であれば、前記混合物は加熱されてもよく、また前記混合物に水が加えられてもよい。

前記芯部原材料としては、ペットフードの製造にあたり一般的に使用されるものが適用できる。当該芯部原材料としては、前述の米、麦、トウモロコシ、ソバ、豆等の穀類を含んでもよく、さらには鶏肉、牛肉、豚肉、魚肉、鹿肉等の肉類を含んでもよい。肉類及び穀類に含まれる重要な栄養素として、蛋白質及び炭水化物がある。前記炭水化物としては、加工デンプン等の加工品由来の炭水化物も例示できる。これらの穀類には、炭水化物の他に、蛋白質、灰分、ミネラル、ビタミン等が含まれうるので、栄養源として使用できる。
前記芯部原材料として、前記蛋白質及び前記炭水化物の他に、ビタミン・ミネラル類、塩類、脂肪、動物蛋白質のエキス(抽出物)等を前記混合物に添加してもよく、さらに必要があれば、香料、調味料、着色料、油脂、乳化剤、pH調整剤、膨張剤、酸化防止剤等の任意成分を配合させてもよい。更には、芯部に水分を保持させ、好ましい食感を付与させる観点から、前記芯部原材料としてソルビトール、グリセリン等の保湿剤を使用してもよい。

例えば表1に示す配合(重量%)で芯部原材料を混合することが例示できる。

前記芯部の形状は、特に制限されないが、断面が略円状であり、直径が3〜15mm、長さが1〜20cmの棒状であることが好ましく、直径が4〜12mm、長さが3〜15cmの棒状であることがより好ましく、直径が6〜8mm、長さが7〜10cmの棒状であることがさらに好ましい。この形状であると、前述のとおり、ペットにとって食べやすく、長時間ペットフードを噛ませることができるとともに、後段の工程II及び工程IVにおいても扱いやすい形状であるため好ましい。

<工程II>
当該成形及び膨化させた芯部を加熱処理する方法としては、特に制限されないが、後段の工程で扱いやすくさせる観点から、芯部を適度に乾燥させる方法、すなわちオーブン等で加熱する方法又は温風を吹き付けて加熱する方法が好ましい。芯部に柔らかさを与えるという観点からは、減圧乾燥による加熱がより好ましい。
前記加熱処理の加熱温度は特に制限されないが、例えば100℃以下で行うことが好ましく、50〜80℃がより好ましく、60〜70℃がさらに好ましい。この温度で加熱する場合、当該加熱処理の時間は、1分〜120分が好ましく、15分〜90分がより好ましく、20分〜60分がさらに好ましい。

<工程III>
被覆前の被覆部の成形は、例えば、被覆部材料を公知のミンチ機等で細かく切断し、ミキサー等で混合して被覆部原材料の混合物を得た後、該混合物を所望の形状に型抜き加工してもよい。
前記シートの形状は特に制限されないが、厚みが1〜15mmであることが好ましく、厚みが2〜10mmであることがより好ましく、厚みが3〜7mmであることがより好ましい。

前記被覆部原材料としては、ペットフードの製造にあたり一般的に使用されるものが適用できる。当該被覆部原材料としては、前述の鶏肉、牛肉、豚肉、魚肉、鹿肉等の肉類を含んでもよい。また、被覆部に水分を保持させ、好ましい食感を付与する観点から、前記被覆部原材料としてソルビトール、グリセリン等の保湿剤を使用してもよい。さらに必要があれば、香料、調味料、着色料、油脂、乳化剤、pH調整剤、酸化防止剤、保存料等の任意成分を配合させてもよい。

例えば表2に示す配合(重量%)で被覆部原材料を混合することが例示できる。

<工程IV>
芯部に被覆部を被覆する方法は特に制限されず、例えば、成形された被覆部に芯部を埋め込むことで被覆してもよく、芯部に被覆部を巻き付けることで被覆してもよい。
前記芯部に前記被覆前の被覆部を被覆する工程においては、例えば図4(a)〜(c)のように被覆部を芯部に被覆させることが例示できる。また、芯部に被覆部を被覆する方法として、少なくとも2層の被覆部が芯部を被覆する部分を形成させ、被覆を行ってもよい。少なくとも2層の被覆部が芯部を被覆する部分とは、例えば図4中のOのような部分を指す。芯部に被覆部を巻き付ける場合、例えば被覆部を2回以上折り曲げて、少なくとも2層の被覆部が芯部を被覆する部分を形成させることができる。少なくとも2層の被覆部が芯部を被覆する部分を形成させることで、芯部と被覆部の密着性を高めることができる。また、前述のように、被覆部原材料をミンチ機等で細かく切断した場合、成形された被覆部が芯部の形状に沿って変形しやすくなるため、密着性を高めることができる。芯部と被覆部の密着性を高めることで、ペットは芯部及び被覆部の異なった二つの食感を同時に楽しみやすくなる。

<工程V>
芯部を被覆部で被覆した後にペットフード全体を加熱処理することで、被覆部を熱凝固させることができる。これにより、芯部を被覆部が被覆した状態を維持させることができる。また、当該加熱処理する工程において、ペットフード全体の水分量を所望の量に調節することを行ってもよい。当該ペットフード全体を加熱処理する方法としては、特に制限されず、例えば、水蒸気で蒸す方法、オーブン等で加熱する方法又は温風を吹き付けて加熱する方法を例示することができる。例えば水蒸気で蒸す方法を採択した場合は、ペットフードの水分量を所望の量にまで高めることができる。また、例えばオーブン等で加熱する方法又は温風を吹き付けて加熱する方法を採択した場合には、ペットフードの水分量を所望の量にまで低下させることができる。

本明細書および特許請求の範囲において、「ペット」とは人に飼育されている動物をいう。より狭義の意味では、ペットは飼い主に愛玩される動物である。また、「ペットフード」とは、ペット用の飼料をいう。本発明にかかるペットフードを「動物用飼料」又は「動物の餌」として販売することが可能である。

次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

特に指定の無い場合、実施例におけるペットフードの製造及び物性の測定は室温(20℃〜25℃)で行った。

[実施例1]
まず、表3に示す配合率で、鶏肉、小麦粉、パン粉、加工デンプン(アセチル化デンプン)、大豆加工品(大豆タンパク、脱脂大豆、大豆粉)、保湿剤(グリセリン、プロピレングリコール)、膨張剤(重層)、油脂(紅花油)、トレハロース、及びその他原材料(調味料、着色料、乳化剤、pH調整剤、酸化防止剤)を混合して、芯部原材料の混合物を得た。次いで、エクストルーダーを用いて、芯部原材料の混合物を加圧した後、成形と同時に大気開放させ、直径8mm、長さが9.5cmの棒状で気泡入りの芯部を得た。得られた芯部に温風を吹き付けて68℃で30分間、減圧乾燥させた。

表3に示す配合率で、鶏肉、保湿剤(プロピレングリコール)、その他原材料(調味料、保存料)を混合して、被覆部原材料の混合物を得た。なお、鶏肉はミンチ機で細かく切断し、その他の被覆部材料とともにミキサーで混合した。次いで、被覆部原材料の混合物を型抜き加工し、厚みが5mmのシート状に加工した被覆部を得た。

芯部への被覆部の被覆は、シート状に加工した被覆部の上面の中心付近に芯部を位置させ、次いで被覆部の任意の端を反対側の端に近づけるようにして芯部の上面を被覆し、反対側の端も同様に行い、2層の被覆部が芯部を被覆する部分及び1層の被覆部が芯部を被覆する部分を形成させるように被覆した。この際、芯部の少なくとも一部が被覆部から延出するように作成した。

芯部を被覆部で被覆した後にペットフード全体に温風を吹き付けて68℃で12時間加熱処理(減圧乾燥)することで、被覆部を熱凝固させた。当該加熱処理は、芯部の最終水分量が17.8重量%、ペットフード全体の水分量が17.0重量%になるまで行い、実施例1のペットフードを得た。

[比較例1〜2]
市販の芯部と被覆部を有するペットフードを入手し、それらの芯部の硬さを計測し、そのうち芯部の硬さが最も低かった2製品を比較例1〜2とした。

<硬さ、凝集性および弾力性の測定>
実施例1及び比較例1〜2のペットフードの芯部および被覆部に対して、硬さ、凝集性および弾力性を測定した。測定は、TEXTUROMETER(型番:GTX−2、有限会社タケモト電機製)を用いて前述のとおり行った。咀嚼回数は3回咀嚼である。なお、被覆部の測定は、芯部を覆った状態の被覆部に対して行った。測定結果を表4に示す。

<芯部の密度の測定>
実施例1及び比較例1〜2のペットフードの芯部に対して密度を測定した。測定結果を表4に示す。

以上の結果から、実施例1のペットフードは芯部:被覆部の硬さの比が1:9.1であって、比較例1〜2のペットフードの芯部:被覆部の硬さの比とは全く異なることがわかる。そのため、実施例1のペットフードは異なった2つの食感を楽しめるペットフードであることがわかる。

さらに、実施例1のペットフードの芯部は、硬さが32.3Nと従来のペットフードよりも大変柔らかく、凝集性および弾力性がそれぞれ0.62と0.94であり、従来のペットフードと同程度の値を実現できた。したがって実施例1のペットフードは幼いペット、小型のペット、年老いたペット等の噛む力が弱いペットにとっても食べやすく、かつ長時間噛むことができる芯部を有していた。

実施例1のペットフードの芯部は気泡が多く含まれているために、密度が0.042g/cmと低く、そのために、従来のペットフードよりも硬さが柔らかく、且つ従来のペットフードと同等の弾力性を有していると考えらえる。

以上で説明した各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は各実施形態によって限定されることはなく、請求項(クレーム)の範囲によってのみ限定される。

本発明に係るペットフードは、愛玩動物の飼料の分野に広く適用可能である。

10、20…ペットフード、11、21…芯部、12、22…被覆部、A…被覆部の厚さ、B…芯部に対する測定部位、C…芯部を覆った状態の被覆部に対する測定部位、O…少なくとも2層の被覆部が芯部を被覆する部分、P…プランジャーのペットフードへの接触面

Claims (16)

  1. 芯部と被覆部を有するペットフードであって、該芯部に対する、被覆部の硬さの比が2以上であることを特徴とするペットフード。
  2. 前記芯部の硬さが9.8〜392Nであって、前記被覆部の硬さが49〜980Nである請求項1に記載のペットフード。
  3. 前記芯部が気泡を含有する請求項1又は2に記載のペットフード。
  4. 前記芯部の凝集性(A)/硬さ(H)の比の値が0.003〜0.03である請求項1〜3のいずれか一項に記載のペットフード。
  5. 前記芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、凝集性(A)が0.5〜0.9である請求項1〜4のいずれか一項に記載のペットフード。
  6. 前記芯部の弾力性(T)/硬さ(H)の比の値が0.01〜0.2である請求項1〜5のいずれか一項に記載のペットフード。
  7. 前記芯部の硬さ(H)が9.8〜392Nであって、弾力性(T)が0.5〜1.0である請求項1〜6のいずれか一項に記載のペットフード。
  8. 前記芯部の水分含量が10.0〜20.0重量%である請求項1〜7のいずれか一項に記載のペットフード。
  9. 前記芯部の密度が0.02〜0.1g/cmである請求項1〜8のいずれか一項に記載のペットフード。
  10. 前記芯部の少なくとも一部が被覆部から延出している請求項1〜9のいずれか一項に記載のペットフード。
  11. 前記芯部は棒状である請求項1〜10のいずれか一項に記載のペットフード。
  12. ペットフード全体に対する被覆部の割合が50重量%以上である請求項1〜11のいずれか一項に記載のペットフード。
  13. 前記芯部が、穀類を30.0重量%以上、加工デンプンを1.0重量%以上、及び保湿剤を5.0重量%以上含む請求項1〜12のいずれか一項に記載のペットフード。
  14. 前記被覆部が、グリセリン及びプロピレングリコールを含む請求項1〜13のいずれか一項に記載のペットフード。
  15. 前記被覆部が鶏肉、牛肉、豚肉、魚肉、及び鹿肉からなる群より選択される少なくとも1つの原材料を含む請求項1〜14のいずれか一項に記載のペットフード。
  16. 芯部を成形及び膨化させる工程(工程I)、成形及び膨化させた芯部を加熱処理する工程(工程II)、被覆前の被覆部を成形する工程(工程III)、前記加熱処理された芯部に前記被覆前の被覆部を被覆する工程(工程IV)、芯部を被覆部で被覆した後にペットフード全体を加熱処理する工程(工程V)、を有する請求項1〜15のいずれか一項に記載のペットフードの製造方法。
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