JP2015000441A - サファイア基板の加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サファイアインゴットからの切り出しに無駄が少なく、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層との馴染みが良好なA面を表裏面とするサファイア基板の面精度を確保することができるサファイア基板の加工方法を提供する。
【解決手段】サファイアのインゴットから切り出されA面によって表面と裏面が形成されたサファイア基板を研削加工するサファイア基板の加工方法であって、被加工物を保持し回転可能なチャックテーブルにサファイア基板の一方の面を保持する保持工程と、サファイア基板を保持したチャックテーブルを回転するとともに、研削砥石が環状に配設された研削ホイールを回転しつつ研削砥石をサファイア基板の他方の面に接触させてサファイア基板の他方の面を研削する研削工程とを含み、研削工程においては、研削砥石による研削部にダイアモンド砥粒が混入されたスラリーを研削液として供給する。
【選択図】図7

Description

本発明は、サファイア基板、更に詳しくはサファイアのインゴットから切り出されA面によって表面と裏面が形成されたサファイア基板を研削するサファイア基板の加工方法に関する。
光りデバイス製造工程においては、サファイア基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層が積層され格子状に形成された複数のストリートによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスを形成して光デバイスウエーハを構成する。そして、光デバイスウエーハをストリートに沿って切断することにより光デバイスが形成された領域を分割して個々の光デバイスを製造している。
サファイアはA面、C面、R面と称する結晶面を持った結晶構造をしており、サファイアインゴットの切り出し方でA面、C面、R面を表裏面とするサファイア基板が形成される。即ち、サファイアインゴットは円柱に近い円錐台形を呈しており、円錐台形の底面および上面がA面、A面と直交する面がC面、C面に対して傾斜する面がR面となっていて、上面から底面に向かってコアを刳り貫きスライスするとA面を表裏面とするサファイア基板が形成され、円錐台形の側面からA面と平行な方向に刳り貫きスライスするとC面を表裏面とするサファイア基板が形成され、R面と直交する方向からコアを刳り貫きスライスするとR面を表裏面とするサファイア基板が形成される。A面、C面、R面は、結晶構造が異なるため積層される発光層の結晶構造に対応したサファイア基板が適宜選択されることが好ましい。
光デバイスウエーハを製造するためにはサファイア基板の表面に発光層を積層して形成するが、発光層を積層する前に切り出されたサファイア基板も表面および裏面は研削装置によって研削されて平坦化される(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−38357号公報
サファイアの上記C面は研削装置による研削が良好なことから、光デバイスウエーハの基板としてはC面を表裏面とするサファイア基板が一般に利用されている。
しかるに、C面を表裏面とするサファイア基板は、上述したように円錐台形のサファイアインゴットを側面からA面と平行な方向に刳り貫きスライスするので、サファイアインゴットの無駄が多く生産性が悪いという問題がある。
一方、A面を表裏面とするサファイア基板は、上述したように円錐台形のサファイアインゴットの上面から底面に向かってコアを刳り貫きスライスするのでサファイアインゴットの無駄が少ないとともに、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層との馴染みが良いという利点を有しているが、研削装置でA面を研削するとムシレが生じて表面精度が確保できないという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、サファイアインゴットからの切り出しに無駄が少なく、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層との馴染みが良好なA面を表裏面とするサファイア基板の面精度を確保することができるサファイア基板の加工方法を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、サファイアのインゴットから切り出されA面によって表面と裏面が形成されたサファイア基板を研削加工するサファイア基板の加工方法であって、
被加工物を保持し回転可能なチャックテーブルにサファイア基板の一方の面を保持する保持工程と、
サファイア基板を保持したチャックテーブルを回転するとともに、研削砥石が環状に配設された研削ホイールを回転しつつ研削砥石をサファイア基板の他方の面に接触させてサファイア基板の他方の面を研削する研削工程と、を含み、
該研削工程においては、研削砥石による研削部にダイアモンド砥粒が混入されたスラリーを研削液として供給する、
ことを特徴とするサファイア基板の加工方法が提供される。
上記研削砥石は粒径が1〜2μmのダイアモンド砥粒をボンド剤に混入して構成され、上記研削液は粒径が3〜9μmのダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーからなっている。
本発明によるサファイア基板の加工方法においては、A面によって表面と裏面が形成されたファイア基板の一方の面を保持したチャックテーブルを回転するとともに、研削砥石が環状に配設された研削ホイールを回転しつつ研削砥石をサファイア基板の他方の面に接触させてサファイア基板の他方の面を研削する研削工程は、研削砥石による研削部にダイアモンド砥粒が混入されたスラリーを研削液として供給するので、研削砥石による研削とダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーを研削砥石による研削部に供給することによるポリッシングの相乗効果によって、サファイア基板のA面である被研削面にムシレが生ずることなく良好な面精度を得ることができる。
本発明によるサファイア基板の研削方法を実施するための研削装置の斜視図。 図1に示す研削装置に装備される研削手段を構成するホイールマウントの下方から視た斜視図。 図2に示すホイールマウントに装着する研削ホイールの斜視図。 図2に示すホイールマウントに図3に示す研削ホイールを装着した状態を示す断面図。 本発明によるサファイア基板の研削方法によって研削加工されるサファイア基板の斜視図。 図5に示すサファイア基板の裏面にサブストレートを張り付けた状態を示す斜視図。 図1に示す研削装置によって実施される研削工程を示す説明図。 本発明によるサファイア基板の研削方法によって研削されたサファイア基板の面粗さ測定領域を示す説明図。
以下、本発明によるサファイア基板の加工方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1には、本発明によるサファイア基板の加工方法を実施するための研削装置の斜視図が示されている。図1に示す研削装置1は、全体を番号2で示す装置ハウジングを具備している。この装置ハウジング2は、細長く延在する直方体形状の主部21と、該主部21の後端部(図1において右上端)に設けられ上方に延びる直立壁22とを有している。直立壁22の前面には、上下方向に延びる一対の案内レール221、221が設けられている。この一対の案内レール221、221に移動基台3が摺動可能に装着されている。移動基台3は、後面両側に上下方向に延びる一対の脚部31、31が設けられており、この一対の脚部31、31に上記一対の案内レール221、221と摺動可能に係合する被案内溝311、311が形成されている。このように直立壁22に設けられた一対の案内レール221、221に摺動可能に装着された移動基台3の前面には前方に突出した支持部32が設けられている。この支持部32に研削手段としてのスピンドルユニット4が取り付けられる。
スピンドルユニット4は、支持部32に装着された円筒状のスピンドルハウジング41と、該スピンドルハウジング41に回転自在に配設された回転スピンドル42と、該回転スピンドル42を回転駆動するための駆動源としてのサーボモータ43とを具備している。スピンドルハウジング41に回転可能に支持された回転スピンドル42は、一端部(図1において下端部)がスピンドルハウジング41の下端から突出して配設されており、その一端(図1において下端)にホイールマウント44が設けられている。そして、このホイールマウント44の下面に研削ホイール5が取り付けられる。
上記ホイールマウント44および研削ホイール5について、図2乃至図4を参照して説明する。
図2には回転スピンドル42の下端に設けられたホイールマウント44の斜視図が示されており、図3にはホイールマウント44の下面に装着される研削ホイール5の斜視図が示されており、図4には図2に示すホイールマウント44の下面に図3に示す研削ホイール5が装着された断面図が示されている。図2および図4に示すホイールマウント44は円形状に形成され、回転スピンドル42の下端に一体的に設けられている。このホイールマウント44には、図2に示すように周方向に所定の間隔を置いて4個のボルト挿通穴441が形成されている。また、ホイールマウント44には、図4に示すように回転スピンドル42の軸心に形成された研削液供給通路421と連通する複数(図示の実施形態においては8個)の連通路422が形成されている、この連通路422は図2および図4に示すように下面に開口している。なお、回転スピンドル42の軸心に形成された研削液供給通路421は、図1に示すように研削液供給手段40に接続されている。この研削液供給手段40は、ダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーからなる研削液を供給するようになっている。
上述したように構成されたホイールマウント44に装着される研削ホイール5について、図3および図4を参照して説明する。
図3および図4に示す研削ホイール5は、環状のホイール基台51と、該ホイール基台51の下面における外周部の砥石装着部に装着された複数の研削砥石52とからなっている。ホイール基台51には、上記ホイールマウント44に形成された複数のボルト挿通穴441と対応する位置に上面から形成された4個の雌ねじ穴511が設けられている。なお、研削砥石52は、粒径が1〜2μmのダイアモンド砥粒をボンド剤に混入して混練し、所定の形状に成型して焼成することによって構成されている。
以上のように構成された研削ホイール5をホイールマウント44に装着するには、図4に示すように研削ホイール5のホイール基台51の上面をホイールマウント44の下面に押し当て、ホイールマウント44に形成された複数のボルト挿通穴441(図2参照)から締結ボルト55を挿入しホイール基台51に設けられた複数の雌ねじ穴511(図3参照)に螺合することにより、ホイールマウント44の下面に研削ホイール5を取り付けることができる。このようにしてホイールマウント44の下面に取り付けられた研削ホイール5の研削砥石52による研削部には、上記研削液供給手段40が作動することにより、ダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーからなる研削液が回転スピンドル42に設けられた研削液供給通路421およびホイールマウント44に形成された複数の連通路422を介して供給される。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態における研削装置1は、上記スピンドルユニット4を上記一対の案内レール221、221に沿って上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる研削送り手段6を備えている。この研削送り手段6は、直立壁22の前側に配設され上下方向に延びる雄ねじロッド61を具備している。この雄ねじロッド61は、その上端部および下端部が直立壁22に取り付けられた軸受部材62および63によって回転自在に支持されている。上側の軸受部材62には雄ねじロッド61を回転駆動するための駆動源としてのパルスモータ64が配設されており、このパルスモータ64の出力軸が雄ねじロッド61に伝動連結されている。上記移動基台3の後面にはその幅方向中央部から後方に突出する連結部(図示していない)も形成されており、この連結部には貫通雌ねじ穴(図示していない)が形成されており、この雌ねじ穴に上記雄ねじロッド61が螺合せしめられている。従って、パルスモータ64が正転すると移動基台3およびスピンドルユニット4が下降即ち前進せしめられ、パルスモータ64が逆転すると移動基台3およびスピンドルユニット4が上昇即ち後退せしめられる。
図1を参照して説明を続けると、ハウジング2の主部21にはチャックテーブル機構7が配設されている。チャックテーブル機構7は、被加工物保持手段としてのチャックテーブル71と、該チャックテーブル71の周囲を覆うカバー部材72と、該カバー部材72の前後に配設された蛇腹手段73および74を具備している。チャックテーブル71は、図示しない回転駆動機構によって回転せしめられるようになっており、その上面に被加工物であるウエーハを図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持するように構成されている。また、チャックテーブル71は、図示しないチャックテーブル移動手段によって図1に示す被加工物載置域24と上記研削ユニット4を構成する研削ホイール5と対向する研削域25との間で移動せしめられる。蛇腹手段73および74はキャンパス布の如き適宜の材料から形成することができる。蛇腹手段73の前端は主部21の前面壁に固定され、後端はカバー部材72の前端面に固定されている。また、蛇腹手段74の前端はカバー部材72の後端面に固定され、後端は装置ハウジング2の直立壁22の前面に固定されている。チャックテーブル71が矢印23aで示す方向に移動せしめられる際には蛇腹手段73が伸張されて蛇腹手段74が収縮され、チャックテーブル71が矢印23bで示す方向に移動せしめられる際には蛇腹手段73が収縮されて蛇腹手段74が伸張せしめられる。
図1乃至図4に示す研削装置1は以上のように構成されており、後述する仕上げ研削加工を実施する際に使用される。
図5には、本発明による加工方法によって加工されるサファイア基板が示されている。図5に示すサファイア基板10は、表面10aおよび裏面10bをA面とするサファイア基板からなっており、直径が150mm、厚みが300μmに形成されている。このように形成されたサファイア基板10は、図6に示すように一方の面(図示の実施形態においては裏面10bがガラス板等からなるサブストレート11にワックスを介して張り付けられる。
上述したサファイア基板10を所定の厚みに加工するには、先ず粗研削加工を実施する。この粗研削加工は、上記図1乃至図4に示す研削装置1における研削液供給手段40および研削ホイール5の研削砥石52が相違するが他の構成は実質的に同一でよいので、図1乃至図4に示す研削装置1に用いた符号を用いて説明する。なお、粗研削加工を実施する際には、研削液供給手段40は従来のように純水からなる研削水を供給する。また、研削ホイール5の研削砥石52は、粒径が10〜15μmのダイアモンド砥粒をレジンボンドに混入して混練し、所定の形状に成型して焼成することによって構成したものが用いられる。
サファイア基板10の粗研削加工を実施するには、上述したようにサブストレート11に貼り付けられたサファイア基板10を、図1に示す研削装置1と同様の粗研削装置における被加工物載置域24に位置付けられているチャックテーブル71の上面である保持面上にサブストレート11側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することによりチャックテーブル71上にサブストレート11を介してサファイア基板10を吸引保持する。このようにして、チャックテーブル71上にサブストレート11を介してサファイア基板10を吸引保持したならば、図示しないチャックテーブル移動手段を作動してチャックテーブル71を矢印23aで示す方向に移動し研削域25に位置付ける。
このようにしてチャックテーブル71が研削域25に位置付けられたならば、図7に示すようにチャックテーブル71を所定の方向に200rpmの回転速度で回転させるとともに、研削ホイール5を800rpmの回転速度で回転しつつ研削送り手段6のパルスモータ64を正転駆動して研削ユニット4を0.1μm/秒の速度で下降し、研削ホイール5の複数の研削砥石52の研削面をチャックテーブル71に保持されたサファイア基板10の表面10a(上面)に接触させ所定量(100μm)研削送りする。この結果、チャックテーブル71に保持されたサファイア基板10は、100μm研削される(粗研削工程)。この粗研削工程においては、回転スピンドル42に形成された研削水供給通路421、ホイールマウント44に形成された連通路422を介して研削ホイール5の研削砥石52による研削部に純水からなる研削水が供給される。
上述した粗研削加工が実施されたサファイア基板10の表面10aを仕上げ研削加工して面精度を高める。この仕上げ研削加工は、図1乃至図4に示す研削装置1を用いて実施する。即ち、研削液供給手段40は、ダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーからなる研削液を供給し、また、研削ホイール5の研削砥石52は粒径が1〜2μmのダイアモンド砥粒をボンド剤に混入して混練し、所定の形状に成型して焼成することによって構成されている。以下、本発明者による実験例について説明する。
[実験1]
上述したように粗研削加工が実施されたサファイア基板10を、図1に示す研削装置1の被加工物載置域24に位置付けられているチャックテーブル71の上面である保持面上にサブストレート11側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することによりチャックテーブル71上にサブストレート11を介してサファイア基板10を吸引保持する。このようにして、チャックテーブル71上にサブストレート11を介してサファイア基板10を吸引保持したならば、図示しないチャックテーブル移動手段を作動してチャックテーブル71を矢印23aで示す方向に移動し研削域25に位置付ける。
このようにしてチャックテーブル71が研削域25に位置付けられたならば、図7に示すようにチャックテーブル71を矢印71aで示す方向に200rpmの回転速度で回転させるとともに、研削ホイール5を矢印5aで示す方向に800rpmの回転速度で回転しつつ研削送り手段6のパルスモータ64を正転駆動して研削ユニット4を0.1μm/秒の速度で下降し、研削ホイール5の複数の研削砥石52の研削面をチャックテーブル71に保持されたサファイア基板10の表面10a(上面)に接触させ所定量(30μm)研削送りする。この結果、チャックテーブル71に保持されたサファイア基板10は、30μm研削される(仕上げ研削工程)。この仕上げ研削工程においては、回転スピンドル42に形成された研削水供給通路421、ホイールマウント44に形成された研連通路422を介して研削ホイール5の研削砥石52による研削部に粒径が9μm前後のダイアモンド砥粒を純水1リットルに対して5g混入したスラリーを研削液として1分間に5リットル(5リットル/分)の割合で供給される。
[実験2(比較例)]
上述したように粗研削加工が実施されたサファイア基板10を、上記実験1と同様にチャックテーブル71の上面である保持面上にサブストレート11を介して保持した後、上述したと同様(研削液だけ異なる)に仕上げ研削加工を実施する。即ち、研削域25に位置付けられたャックテーブル71を所定の方向に200rpmの回転速度で回転させるとともに、研削ホイール5を800rpmの回転速度で回転しつつ研削送り手段6のパルスモータ64を正転駆動して研削ユニット4を0.1μm/秒の速度で下降し、研削ホイール5の複数の研削砥石52の研削面をチャックテーブル71に保持されたサファイア基板10の表面10a(上面)に接触させ所定量(30μm)研削送りする。この結果、チャックテーブル71に保持されたサファイア基板10は、30μm研削される(仕上げ研削工程)。この仕上げ研削工程においては、回転スピンドル42に形成された研削水供給通路421、ホイールマウント44に形成された研連通路422を介して研削ホイール5の研削砥石52による研削部に純水からなる研削水が供給される。
上述した実験1と実験2(比較例)の仕上げ研削工程が実施されたサファイア基板10の表面10a(上面)を図8に示すI、II、III、IV、Vの領域で面粗さを測定したところ、下記の結果が得られた。

測定領域 I II III IV V
実験1の面粗さ(Ra) 0.031 0.017 0.044 0.038 0.019
実験2の面粗さ(Ra) 0.283 0.257 0.284 0.142 0.157
上記実験結果から、実験1のようにダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーを研削液として使用すると、実験2(比較例)のように純水からなる研削水を使用した場合と比較してサファイア基板のA面の面粗さ(Ra)が1/10に激減することが判る。これは研削砥石52による研削とダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーを研削砥石52による研削部に供給することによるポリッシングの相乗効果によるものである。従って、ダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーを研削液として使用することによりA面を表裏面とするサファイア基板の面精度を確保することができるため、サファイア基板のA面を発光層の積層面として使用することができる。なお、研削ホイール5の研削砥石52による研削部に供給するスラリーに混入するダイアモンド砥粒は、粒径が10μm以上のものを用いると研削傷が発生し易いことが判った。従って、研削砥石52による研削部に供給するスラリーに混入するダイアモンド砥粒は、研削砥石52を構成するダイアモンド砥粒の粒径(1〜2μm)より大きく研削傷が発生し易い粒径(10μm)より小さい3〜9μmに設定することが望ましい。
このように本発明によるサファイア基板の加工方法を実施することにより、光デバイスウエーハの基板としてA面を表裏面とするサファイア基板を用いることが可能となるので、サファイアインゴットを効率よく切り出すことができるため、サファイア基板の単価が下がりLED等の光デバイスを安価に製造することができる。また、サファイア基板のA面は、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層の成長に良好な結晶方位であるため、LED等の光デバイスの品質が向上する。
2:装置ハウジング
3:移動基台
4:スピンドルユニット
40:研削液供給手段
41:スピンドルハウジング
42:回転スピンドル
44:ホイールマウント
5:研削ホイール
51:ホイール基台
52:研削砥石
6:研削送り手段
7:チャックテーブル機構
71:チャックテーブル
10:サファイア基板

Claims (2)

  1. サファイアのインゴットから切り出されA面によって表面と裏面が形成されたサファイア基板を研削加工するサファイア基板の加工方法であって、
    被加工物を保持し回転可能なチャックテーブルにサファイア基板の一方の面を保持する保持工程と、
    サファイア基板を保持したチャックテーブルを回転するとともに、研削砥石が環状に配設された研削ホイールを回転しつつ研削砥石をサファイア基板の他方の面に接触させてサファイア基板の他方の面を研削する研削工程と、を含み、
    該研削工程においては、研削砥石による研削部にダイアモンド砥粒が混入されたスラリーを研削液として供給する、
    ことを特徴とするサファイア基板の加工方法。
  2. 該研削砥石は粒径が1〜2μmのダイアモンド砥粒をボンド剤に混入して構成され、該研削液は粒径が3〜9μmのダイアモンド砥粒を純水に混入したスラリーからなっている、請求項1記載のサファイア基板の加工方法。
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