JP2014532940A - オンライン会議におけるノートの共有 - Google Patents

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Abstract

ノートは、オンライン会議を開催することと関連するソフトウェア・アプリケーション、例えば、オンライン・ミーティング・ソフトウェア、カレンダー操作ソフトウェア、ノート作成ソフトウェアなどを通じて、オンライン会議において会議参加者により共有できる。ノートは、会議参加者により、オンライン会議の前、最中、および/または後に、作成および/または共有できる。オンライン会議のためにノートが共有されるとき、会議参加者には通知がなされ得る。ノートは、オンライン会議の開催と関連するソフトウェア・アプリケーションのアイテムを用いて共有できる。例えば、ノートは、オンライン・ミーティング・ソフトウェアにおいて、オンライン会議で共有できる。ノートは、様々なソフトウェア・アプリケーションのアイテム間で共有でき、例えば、オンライン・ミーティング・ソフトウェアにおいて共有されるノートは、カレンダー操作アプリケーションのカレンダー・アイテムと、自動的に共有されるようにできる。

Description

[0001] ソフトウェア・アプリケーションを利用して会議を開催することは、コンピューターのユーザーがよく経験することである。例えば、ユーザーは、ミーティング・オーガナイザー・ソフトウェア・アプリケーションを用いて会議の開催を予定して、会議参加者を招待することや、会議室を予約することなどのタスクを完了することができる。別の例では、ユーザーは、会議での発表者であり得、オンライン・ミーティング・オーガナイザー・ソフトウェア・アプリケーションを用いて、会議参加者への会議のリアル・タイムのオーディオおよび/またはビデオによるオンライン・プレゼンテーションにより、オンライン会議を行うことができる。
[0002] オンライン会議の発表者は、例えば、ノートをEメールで会議参加者へ送ることにより、またはアクセス可能な場所にあるノートへのリンクをEメールで会議参加者へ送ることにより、会議の前にノートを配布することができる。オンライン会議参加者は、同様に、オンライン会議参加者自体の貢献を、ノートへ提供することができる。しかし、これは、ノートをEメールにより配布する場合には、例えば、貢献を行う会議参加者が増加すると、すぐに不便なものとなり得る。ノートがオンライン会議参加者のアクセス可能な場所に格納される場合、それらのノートは、複数の著作者を同時に提供するアプリケーションによりアクセスされ得、それにより、オンライン会議参加者が、ノートに対して、それらオンライン会議参加者自体の貢献を行うことを許可する。しかし、現在まで、そのようなソリューションは、ノートを、オンライン会議を実行または予定するためのソフトウェアから分離した状態となっている。
[0003] この概要は、以下の詳細な説明で更に説明する概念のうちの選択したものを、簡素化した形で紹介するものである。この概要は、特許請求の範囲に記載の主題事項の鍵となる特徴や本質的な特徴を排他的に特定することを意図しておらず、また、特許請求の範囲に記載の主題事項の範囲を決定する際の支援として用いることを意図していない。
[0004] 実施形態は、オンライン会議におけるノートの共有に関する。ノートは、オンライン会議を開催することと関連するソフトウェア・アプリケーション、例えば、オンライン・ミーティング・ソフトウェア、カレンダー操作ソフトウェア、ノート作成ソフトウェアなどを通じて、会議参加者により共有することができる。ノートは、会議の開催者により、会議の前、最中、および/または後に、作成および/または共有することができる。会議のためにノートが共有されるとき、会議参加者には通知がなされ得る。ノートは、オンライン会議を開催することと関連するソフトウェア・アプリケーションのアイテムを用いて共有することができる。例えば、ノートは、オンライン・ミーティング・ソフトウェアにおいて、オンライン会議で共有することができる。ノートは、様々なソフトウェア・アプリケーションのアイテム間で共有することができ、例えば、オンライン・ミーティング・ソフトウェアにおいて共有されるノートは、カレンダー操作アプリケーションのカレンダー・アイテムと、自動的に共有されるようにできる。
[0005] これら及び他の構成や利点は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を検討することにより、明らかになるであろう。上記の一般的な説明と下記の詳細な説明との双方が例示であり、特許請求される構成を制限しないことは、理解される。
図1は、オンライン・ミーティング・ノートを共有するためのローカルの環境およびネットワーク化した環境を示す概念的な図を含み、この環境において、実施形態をインプリメントすることができる。 図2は、幾つかの実施形態に従った、オンライン・ミーティング・アプリケーションと組み合わせてミーティング・ノートを共有するための、ユーザー・インターフェース・エレメントのスクリーンショットを例示する概念的な図である。 図3は、他の実施形態に従った、スケジューリング・プログラムと組み合わせてミーティング・ノートを共有するための、ユーザー・インターフェース・エレメントの更なるスクリーンショットを例示する概念的な図である。 図4Aは、更なる実施形態に従った、ノート作成プログラムと組み合わせてミーティング・ノートを共有するための、ユーザー・インターフェース・エレメントの更なるスクリーンショットを例示する概念的な図である。 図4Bは、共有されるノートをユーザーに通知するための、ユーザー・インターフェース・エレメントの更なるスクリーンショットを例示する概念的な図である。 図5は、ネットワーク化した環境であり、この環境において、実施形態に従ったノート共有システムをインプリメントすることができる。 図6は、ノート共有のための計算動作環境を例示するブロック図であり、この計算動作環境において、実施形態をインプリメントすることができる。 図7は、実施形態に従ったノートを共有するプロセスのための論理フロー図を示す。 図8は、実施形態に従ったノートを共有するプロセスに含まれ得るオペレーションの更なる例を示す。
[0015] 上記で簡単に説明したように、ノートをオンライン会議において共有することができる。ノートは、オンライン会議を開催することと関連するソフトウェア・アプリケーション、例えば、オンライン・ミーティング・ソフトウェア、カレンダー操作ソフトウェア、ノート作成ソフトウェアなどを通じて、オンライン会議参加者により共有することができる。ノートはまた、会議の開催者により、会議の前、最中、および/または後に、作成および/または共有することができる。会議のためにノートが共有されるとき、会議参加者には通知がなされ得る。
[0016] 以下の詳細な説明では、詳細な説明の一部を形成し、特定の実施形態または例を示す添付の図面を参照する。本開示の精神または範囲から離れずに、それらの構成を組み合わせることや、他の構成を用いることや、構成を変更することができる。従って、以下の詳細な説明は、限定を意識するものと理解すべきではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその等価物により定められる。
[0017] 実施形態は、パーソナル・コンピューターのオペレーティング・システム上で実行されるアプリケーション・プログラムと関連して実行されるプログラム・モジュールの一般的コンテキストで説明されるが、当業者は、他のプログラム・モジュールとの組み合わせで構成を実施できることも、理解するであろう。
[0018] 一般に、プログラム・モジュールは、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、および特定のタスクを行ったり特定の抽象データ型を実施したりする他のタイプの構造を含む。更に、当業者は、手持ち型デバイス、マルチプロセッサー・システム、マイクロプロセッサー・ベースまたはプログラマブルの消費者用電子機器、ミニコンピューター、メインフレーム・コンピューター、および同等の計算デバイスを含む他のコンピューター・システム構成を用いて実施形態を実施できることも、理解するであろう。実施形態はまた、分散型計算環境で実施することもでき、分散型計算環境では、タスクは、通信ネットワークを介してリンクされるリモート処理装置により行われる。分散型計算環境では、プログラム・モジュールは、ローカルおよびリモートの双方のメモリ・ストレージ・デバイスに配されることができる。
[0019] 実施形態は、コンピューターにより実行される方法、計算システム、またはコンピューター・プログラム製品やコンピューター読取可能媒体などのような製品として、実施することができる。コンピューター・プログラム製品は、コンピューター・システムにより読み取ることができ、コンピューター・プログラムをエンコードするコンピューター・ストレージ媒体とすることができ、コンピューター・プログラムは、コンピューターまたはコンピューター・システムに例示の方法を行わせる命令を含む。コンピューター読取可能ストレージ媒体は、例えば、揮発性コンピューター・メモリ、不揮発性メモリ、ハード・ドライブ、フラッシュ・ドライブ、フロッピー(登録商標)・ディスク、またはコンパクト・ディスク、および同等の媒体のうちの1以上のものを介して、実施することができる。
[0020] この明細書を通して、「プラットフォーム」という用語は、オンライン会議のためのノートを共有するための、ソフトウェア・コンポーネントとハードウェア・コンポーネントとの組み合わせであり得る。プラットフォームの例は、複数のサーバーを介して実行されるホストされるサービス、1つの計算デバイスで実行されるアプリケーション、および同等のシステムを含むが、これらには限定されない。「サーバー」という用語は、一般に、典型的にはネットワーク化された環境で1以上のソフトウェア・プログラムを実行する計算デバイスのことを言う。しかし、サーバーは、1以上の計算デバイスで実行されてネットワーク上の1つのサーバーとして見られる仮想サーバー(ソフトウェア・プログラム)として、実施することもできる。これらの技術および例示的な動作についての詳細は以下で提供する。更に、「オンライン会議」という用語は、オンライン・コンポーネントを用いる任意の会議のことを言い、そのような会議では、オーディオ、ビデオ、アプリケーション、データ、およびそれらと似たコンポーネントを、1以上のネットワークを介して参加者間で共有することができる。実際、幾つかのシナリオでは、参加者は、実際の会議中にオンラインで接続される必要がない場合もある。ノートを伴う会議がオンラインで予定されている場合、それらのノートは、会議後にも、ミーティング・ソフトウェアを操作することにより、人々に対して使用可能とされることができる。
[0021] 図1を参照すると、概念的なダイアグラム100およびダイアグラム110は、実施形態をインプリメントすることができるローカルおよびネットワークの環境を示す。ダイアグラム100に示す計算デバイスおよび計算環境は、例示を目的とするものである。実施形態は、様々なローカル計算環境、ネットワーク計算環境、およびそれらと似た計算環境で、様々な計算デバイスおよびシステムを用いて、インプリメントすることができる。
[0022] ダイアグラム100は、計算デバイス102におけるローカル計算環境を表し、その環境において、ソフトウェア・アプリケーション104は、オンライン会議においてユーザーがノートを共有することを可能にする。計算デバイス102は、デスクトップ・コンピューター、ラップトップ・コンピューター、サーバー、手持ち型コンピューター、車両搭載コンピューター、スマート・フォン、およびそれらと同等のデバイスを含む任意の計算デバイスとすることができるが、これらには限定されない。アプリケーション104は、オンライン会議と関連して有用である任意のアプリケーションとすることができ、それらは、例えば、オンライン会議を行うためのソフトウェア、オンライン会議を予定するためのソフトウェア、オンライン会議のためのノートまたは他の素材の準備または呈示のためのソフトウェアなどのソフトウェアである。ミーティング・ノート共有モジュール106は、分離したアプリケーションとすることも、アプリケーション104における統合された部分とすることもできる。アプリケーション104および/またはミーティング・ノート共有モジュール106は、ユーザー・インターフェースを制御して、ユーザーに対して、使用可能なオプションと関連する情報を見るためや、選択を行うためなどのために、適切な視覚エレメントを提供することができる。
[0023] ダイアグラム110はネットワーク化したノート共有環境を示す。この例示の環境では、ノート共有機能は、ホストされた/ウェブのアプリケーション(hosted/web application)116により提供され、そのミーティング・ノート共有モジュール118はサーバー114で実行される。サーバー114は、データ・ストア112を用いて、オンライン会議と関連するデータを格納および取得(retrieve)することができる。ユーザーは、計算デバイス120Aで実行されるユーザーのクライアント・アプリケーション112A(例えば、ブラウジング・アプリケーション)を通じて、ホストされた/ウェブのアプリケーション116とインタラクションすることができる。ホストされた/ウェブのアプリケーション116と、ミーティング・ノート共有モジュール118とは、上記のように動作することができる。ネットワーク化した環境は、1以上のネットワークを介しての計算デバイス120とサーバー114との間での通信を含み、ネットワークは、エンタープライズ・ネットワーク、クラウド・ベースのネットワーク、これら2種の組み合わせ、およびこれらと似たものを含むことができる。計算デバイス、例えば、122B、122C、および122Dのそれぞれで実行される追加のクライアント・アプリケーション、例えば、120B、120C、および120Dを含むこともできる。従って、ホストされた/ウェブのアプリケーションと、ミーティング・ノート共有モジュール118とは、クライアント・アプリケーション120A、120B、120C、および120Dのユーザー間でノートを共有させることができる。ホストされた/ウェブのアプリケーション116はまた、オンライン会議を行うことができ、その場合、クライアント・アプリケーション120A、120B、120C、および120Dのユーザーは、会議参加者でもあり得る。
[0024] 104や116などのようなアプリケーションは、オンライン会議と関連する有用な任意のアプリケーションとすることができ、それらは、例えば、オンライン会議を行うために用いられるソフトウェア、オンライン会議を開催するために用いられるソフトウェア、オンライン会議のための素材を準備するために用いられるソフトウェア、および/またはオンライン会議のために素材を呈示するために用いられるソフトウェアなどである。
[0025] 幾つかの例では、104や116などのようなアプリケーションは、オンライン会議のためにテキストまたは他のデータを準備または表示するために用いることができ、それらは、例えば、ワード・プロセッシング・アプリケーション、ノート作成アプリケーション、スライド・プレゼンテーション・アプリケーション、スプレッドシート・アプリケーション、ウェブ・ブラウザー・アプリケーション、イメージまたはビデオ・アプリケーションなどである。ノート作成アプリケーションは、専用のノート作成アプリケーション、例えば、OneNote(登録商標)(ワシントン州レドモンドのマイクロソフト(登録商標)・コーポレーション)、ワード・プロセッシング・アプリケーション、スプレッドシート・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、Eメール・アプリケーションなどのような通信アプリケーション、テキスト・メッセージング・アプリケーションなどとすることができる。
[0026] 幾つかの例では、104や116などのようなアプリケーションは、例えば会議アプリケーションなどのように、オンライン会議を行うために用いることができ、それらはウェブ・ベースまたはサーバー・ベースとすることができる。ホストされた/ウェブのアプリケーション116は、120A、120B、120C、および120Dなどのようなクライアント・アプリケーションと通信するように、構成することができる。従って、幾つかの実施形態では、サーバー114は、オンライン会議およびノート共有を容易にするように、構成することができる。
[0027] 幾つかの例では、104や116などのようなアプリケーションは、オンライン会議を開催または予定するために用いることができ、それらは、例えば、カレンダー操作アプリケーションやEメール・アプリケーションである。カレンダー操作やスケジューリングの機能は、オフィススイートの一部とすることができ、これは、オンライン会議などのような通信を、カレンダー機能と組み合わせることができる。例えば、オンライン会議を開催することは、会議のためのカレンダー・アイテムを作成すること、会議の時間を設定すること、会議室やオンライン・ミーティング・サーバー時間などのような会議用の資源を予約すること、会議参加者を招待すること、ミーティング・プレゼンテーション素材を作成および/または共有すること、ミーティング・ノートを作成および/または共有することなどのうちの1以上のものを含むことができる。ミーティング・ノートを共有することは、アプリケーション104に限定されない。アプリケーション104は、別のアプリケーションまたはデバイスからのデータを用いて、ミーティング・ノートを共有すること、またはミーティング・ノートを共有するために、別のアプリケーションまたはデバイスを制御することを、可能にすることができる。
[0028] 幾つかの実施形態では、106や118などのようなミーティング・ノート共有モジュールは、ユーザーがノートを共有することを可能にするミーティング・ノート制御と、ミーティング・ノート制御のアクティブ化の検出と、選択のための1以上のノートの提供と、1以上の共有可能ノートの選択の検出と、選択された共有可能ノートのデータへの、オンライン会議と関連する識別子情報の挿入と、会議情報および選択された共有可能ノートを用いての、オンライン会議と関連するミーティング・ノート・ページの設定と、会議参加者の使用可能な選択された共有可能ノートをレンダリングするオンライン会議中の、1以上の会議参加者とのミーティング・ノート・ページの共有と、ユーザーが新たなノートを作成することを可能にすることと、ミーティング・ノート・ページを通じて新たなノートをユーザーが会議参加者と共有することを可能にすることとのうちの、1以上のものを提供することができる。
[0029] 別の実施形態では、会議情報は、予想される会議参加者のリストと、現在の会議参加者のリストと、オンライン会議の開催日および開催時間と、オンライン会議の1以上の開催場所(物理的および/または仮想的)と、会議の名称と、1以上の共有可能ミーティング・ノートのリストと、ミーティング・コンテンツのリストとのうちの1以上のものを含むことができる。
[0030] 更なる実施形態では、106や118などのようなミーティング・ノート共有モジュールは、オンライン会議の前と、オンライン会議の最中と、オンライン会議の後とのうちの1以上のときに、選択されたノートを共有できるようにする。ミーティング・ノート共有モジュールは、更に、オンライン・ミーティング・アプリケーション、ノート作成アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、カレンダー・アプリケーション、通信アプリケーション、またはスプレッドシート・アプリケーションの中で、ミーティング・ノート制御を提供する。モジュールはまた、オンライン・ミーティング・アプリケーション内またはカレンダー・アプリケーション内のオンライン会議の議事録を通じて、共有可能ミーティング・ノートへの永続的リンクを提供することができる。
[0031] 幾つかの場合において、進行中のオンライン会議で共有可能ノートを使用可能なときに、会議参加者へ通知を行うことができ、会議参加者がミーティング・ノート・ページを通じて共有ノートを見られるようにできる。共有ノートはまた、ウェブ・ブラウザー、ノート作成アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、カレンダー・アプリケーション、通信アプリケーション、またはスプレッドシート・アプリケーションを通じて見られるようにできる。ミーティング・ノート・ページは、オンライン会議と関連する分離したユーザー・インターフェースまたは統合されたユーザー・インターフェースを通じて、提供することができる。
[0032] 幾つかの実施形態では、共有ミーティング・ノートと関連する許可属性を、会議参加者に対して定めることができ、会議参加者は、会議参加者の許可属性に基づいて、共有ミーティング・ノートへアクセスできるようにされる。更に、106や118などのようなミーティング・ノート共有モジュールは、共有ミーティング・ノートと関連する会議参加者の許可属性を、会議参加者のオンライン会議での役割に基づいて自動的に決定することができ、会議参加者が、会議参加者の許可属性に基づいて共有ミーティング・ノートへアクセスすることを可能にする。
[0033] 図1の例示のシステムを、特定のサービス、クライアント・デバイス、アプリケーション、モジュール、およびインタラクションを用いて説明した。実施形態は、それらの例示の構成に従ったシステムには限定されない。ミーティング・ノート共有機能を提供するプラットフォームは、より少ない又は追加のコンポーネントを用いる構成および他のタスクを行う構成で、インプリメントすることができる。更に、特定のプロトコルおよび/またはインターフェースを、ここで説明する原理を用いて同様の様式でインプリメントすることができる。
[0034] 図2は、ユーザーまたは会議参加者が、オンライン・ミーティング・アプリケーション・ソフトウェアを用いてオンライン会議へ参加できる例を示す。オンライン・ミーティング・アプリケーションのユーザー・インターフェース202内で、ユーザーは、Meeting Notes(ミーティング・ノート)ページ206を表示させるボタン204をクリックすることができ、ミーティング・ノート・ページ206は、現在共有されているノートがあればそれを示し、ユーザーがAdd Shared Notes(共有されるノートを付加)ボタン208をクリックすることを可能にする。ユーザーは、Add Shared Notesボタン208をクリックして、ノート選択ダイアログ210を表示させることができ、ノート選択ダイアログ210は、会議で共有され得る存在する共有可能ノートのリスト212を含むことができる。ノート選択ダイアログ210はまた、ユーザーに対して、会議で新たなノートを作成して共有するためのオプション214を、提供することができる。ユーザーは、会議で共有される1以上のノート216を選択して、OKをクリックすることができる。次に、Shared Notes(共有ノート)ダイアログは、会議で今共有されたノート216を示すことができる。ノートと会議とを関連付けるデータは、ノート・ページ216へ自動的に付加することができ、ノート216には、会議の詳細を挿入することができる。Meeting Notesページ206はまた、例えば、編集のためにノート216を開くためのボタン218および/またはノートを会議で共有されないように取り除くためのボタン220を含むことができる。
[0035] 図3は、オンライン・スケジューリング・アプリケーションによりサポートされていない会議に対して、オンライン・スケジューリング・アプリケーション222内からノートを共有する例を示す。オンライン・スケジューリング・アプリケーション222において会議を予定するとき、会議の開催者は、Meeting Notes(ミーティング・ノート)ページ206’を表示させるボタン204’をクリックすることができ、ミーティング・ノート・ページ206’は、現在共有されているノートがあればそれを示し、オーガナイザーがShare Notes with Meeting(会議でノートを共有)ボタン226またはTake Notes on your own(自分自身でノートを作成)ボタン228をクリックすることを可能にする。オーガナイザーは、Share Notes with Meetingボタン226をクリックして、ノート選択ダイアログ210を表示させることができ、ノート選択ダイアログ210は、会議で共有され得る存在する共有可能ノートのリスト212を含むことができる。ノート選択ダイアログ210はまた、ユーザーに対して、会議で新たなノートを作成して共有するためのオプション214を、提供することができる。ユーザーは、会議で共有される1以上のノート216を選択して、OKをクリックすることができる。次に、ミーティング招待アイテム230が、会議で今共有されたノート216を示すことができる。ノートと会議とを関連付けるデータは、ノート・ページ216へ自動的に付加することができ、ノートには、会議の詳細を挿入することができる。ミーティング招待アイテムは、カレンダー・アイテム234としてカレンダー232へ付加することができる。ミーティング・ノート・ページのデータに加えて、ノートについての情報を持つメタデータをミーティング招待230へ付加することができ、それにより、この情報は、ミーティング招待アイテム230およびミーティング・カレンダー・アイテム234により保持される。様々な実施形態では、この情報は、そのデータを読むことができる任意のスケジューリング・アプリケーションにより用いることができる。例えば、ミーティング・カレンダー・アイテム234は、データまたは他の会議の情報を、その情報を表示することにより、またはユーザーにクリックさせるようにDetails(詳細)ボタン236を提供することにより、提供することができる。ミーティング招待アイテム230およびカレンダー・アイテム234はまた、それぞれMeeting Notes(ミーティング・ノート)ボタン204’および204”を含むことができ、そのボタンにより、ユーザーが、例えば、ダイアログ210をアクティブ化することにより、ミーティング・ノートのアクセス、共有、および/または作成を行うことを可能にする。ミーティング・ノートはまた、カレンダー・アイテムと関係させないようにすることもできる。
[0036] 図4Aは、ノート作成アプリケーション238内からノートを共有する例を示す。例えば、ユーザーは、図2のオンライン・ミーティング・ソフトウェア200を用いて、オンライン会議へ参加することができる。図4Aを再度参照すると、ユーザーは、現在のノート240を共有するために、ノート作成アプリケーション238内から、ミーティング・ノート共有コマンド204'''をクリックすることができる。Share with Meeting(会議で共有)ダイアログ242をユーザーに対して呈示することができ、このダイアログは、ユーザーが現在参加している会議のリスト244、および/または新たな会議への参加または新たな会議の開始のオプション216を、示すことができる。ユーザーは、例えば、オンライン会議242を選択してOKをクリックすることができ、それにより、現在のノート240をミーティング242で共有する。ノートと会議とを関連付けるデータは、ノート・ページへ付加することができ、ノートには、会議の詳細を挿入することができ、ノートは、オンライン会議で共有されることができる。
[0037] 様々な実施形態では、共有されるミーティング・ノートが会議で使用可能なときに、会議参加者へ通知を行うことができる。図4Bは、例えば、説明した方法、例えば、図2、図3、および図4Aにおいて説明した方法の1つを用いて、会議でノートが共有され得るときに、他の会議参加者に対して、会議は使用可能な共有ノートを有する、ということが通知されたであろうことを通知する様々な方法を示す。関連するミーティング・ソフトウェアのタイプに応じて、共有ノートのこの通知は、任意の適切な形とすることができる。
[0038] 例えば、図4Bは、オンライン・ミーティング・ソフトウェア200を用いて開催されるオンライン会議でノートが共有されたであろうときに、アプリケーション200内に、例えば「この会議でノートは共有されている」を示す通知ユーザー・インターフェース248が現れ得るところを例示する。参加者は、この通知を閉じること、またはこの場所からボタン250を用いてノートを直接に開くことができる。
[0039] 別の例では、図4Bは、オンライン・ミーティング・ソフトウェア200を介して、オンライン会議でノートが共有されたであろうときに、ユーザー・インターフェースのインジケーター252が、会議でノートが共有されていることを示すように変わり得ることを、例示する。様々な実施形態では、インジケーター252は永続的にすることができる。幾つかの実施形態では、インジケーター252は、使用可能な共有ノートの数を示すことができる。
[0040] 図4Bはまた、カレンダー・ソフトウェア・アプリケーション232を介して、予定された会議でノートが共有されたであろうときに、共有されたノートがこの会議と関連付けされていることをユーザーに示すためにインジケーター254を表示できることを、例示する。幾つかの例では、インジケーター254は、使用可能な共有ノートの数を示すことができる。別の実施形態では、オンライン会議は、以前から予定したものではないアドホックな会議であり得るが、会議中にノートを付加することができ、その後に、ミーティング・アプリケーションのカレンダー・ビューにおいて追跡することができる。
[0041] 様々な例において、ユーザーまたは会議参加者は、会議と関連する共有ノートへ容易にアクセスして開くことができる。ここで説明する方法は、共有ミーティング・ノートへ、対応する会議のコンテキスト内で且つ会議の環境を離れる必要無しに、アクセスする能力を、会議参加者に提供する。
[0042] 別の例では、オンライン会議のユーザーは、1以上の役割、例えば、発表者、開催者、貢献者、参加者などの役割を担う。図1を参照すると、幾つかの実施形態に従うと、クライアント・アプリケーション120Aのユーザーは、会議の開催および呈示を行うことができ、オンライン会議に対してプレゼンテーション・スライドやノートなどのような素材の貢献を行うことができる。この例では、クライアント・アプリケーション120B、120C、および120Dのユーザーは、会議参加者であり得る。幾つかの例では、ユーザーに対して、それら様々な役割を、ノート共有モジュールにより管理される許可に基づいて拡張することができ、これは、会議の開催者または会議での発表者により制御することができる。例えば、ユーザーに対して、共有ミーティング・ノートを見るため、共有ミーティング・ノートを作成または変更するため、ミーティング・ノートを共有するためなどの許可を、与えることができる。更に、会議中に複数のノートを作成または編集することができ、各ノートは、異なる可能性のある参加者の組および重複する可能性のある参加者の組で、共有される。ノートのそれぞれの組の共有は、ユーザー毎または役割毎とすることができ、また、ノートの組毎である。
[0043] 共有ミーティング・ノートはまた、会議の前、最中、または後にアクセスすることができる。例えば、図4Bを参照すると、オンライン・ミーティング・ソフトウェア200を用いて開催されるオンライン会議でノートが共有されたであろうときに、アプリケーション200内に、例えば「この会議でノートは共有されている」を示す通知ユーザー・インターフェース248が現れ得る。会議参加者は、ノートを、ボタン250を介してこの通知から直接に開くことができる。別の例では、図2を参照すると、オンライン・ミーティング・ソフトウェア200には、会議で共有されているノートを見つけるためおよび開くために、Meeting Notesページ206において永続的リンク216が割り当てられ得る。更なる例では、図3を参照すると、カレンダー操作ソフトウェア222を介して、予定された会議でノートが共有されているとき、ミーティング・ノートへのリンク216を招待230へ自動的に入れることができる。様々な実施形態では、様々な時間においての共有ミーティング・ノートへのアクセスは、説明した様々なユーザーの役割へリンクすることができ、説明した許可により制御することができる。例えば、各会議参加者に、会議中に共有するためのミーティング・ノートを作成する許可が与えられている場合において、多くの会議参加者がいる活気のある会議中に、共有ノートの管理を容易にするために、会議中にノートを共有するための許可は、会議の開催者などのようなユーザーにより制御または抑制することができる。
[0044] 幾つかの実施形態では、会議の開催者は、共有ノートを付加する許可を発行することができる。別の実施形態では、会議に招待された何れの者も、ノートを付加することを可能とされる。後者の場合、開催者は、何れのノートが付加されるかを承認することを可能とされ得る。幾つかの会議を開放したものとし、何れの者に対しても、それらの者の望むノートを付加することを許可することができる。招待された者の付加したノートは、開催者の付加したノートと同様に、通信またはスケジューリング・アプリケーションを通じて公表することができる。例えば、サービスは、何れの招待された者も書き込みを行えるルックアップ・テーブルを、維持することができる。参加者がノートの付加を望むとき、ミーティング識別子がルックアップされ、その会議に対するノートに対して新たなエントリが付加されることができる。更なる実施形態は、会議の開催者が、何れの参加者が付加を試みたかを見るため、およびそれらを承認または拒絶するための、ユーザー・エクスペリエンスを提供することができる。幾つかの例では、招待された者の付加したノートを自動で承認することができ、会議の招待を、その付加を反映するように更新することができる。
[0045] 図2、図3、図4A、および図4Bの例を、特定のユーザー・インターフェース・エレメント、構成、およびプレゼンテーションを用いて説明した。実施形態は、それらの例示の構成に従ったシステムや方法に限定されない。ミーティング・ノートの共有は、他のタイプのユーザー・インターフェース・エレメント、プレゼンテーション、および構成を用いる構成で、ここで説明した原理を用いて同様の様式で、インプリメントすることができる。
[0046] 例えば、オンライン・スケジューリング・アプリケーション222をオンライン・ミーティング・アプリケーション200と共に用いる場合、図2および図3のエレメントを組み合わせることができる。そのような例では、図3に関して説明したように、会議を予定するとき、ノートは、会議の開催者により、オンライン・スケジューリング・アプリケーション222内から共有することができる。また、図3に関して説明したように、会議の開催者および/または会議参加者は、スケジューリング・アプリケーション222により作成されるミーティング招待アイテム230を通じて、例えば、会議の前、最中、または後に、ノートを共有することができる。更に、図3に関して説明したように、会議の開催者および/または会議参加者は、ミーティング・カレンダー・アイテム232のMeeting Notes(ミーティング・ノート)ボタン204”を用いて、カレンダー・アプリケーション232を通じて、例えば、会議の前、最中、または後に、ノートを共有することができる。また、図2に関して説明したように、会議の開催者および/または会議参加者は、オンライン会議中に、Meeting Notes(ミーティング・ノート)ボタン204を用いて、オンライン・ミーティング・アプリケーション200を通じてノートを共有することができる。
[0047] 図5は、例示のネットワーク化した環境であり、この環境において、実施形態をインプリメントすることができる。オンライン・ミーティング・ノートを共有するためのシステムは、ホストされるサービスのような、1以上のサーバー514で実行されるソフトウェアを介してインプリメントすることができる。システムは、ピア・ツー・ピア、ウェブ・ベース、または他の構成を用いることができる。プラットフォームは、個々の計算デバイスのクライアント・アプリケーションと通信することができ、計算デバイスは、ネットワーク510を介するスマート・フォン513、ラップトップ・コンピューター512、またはデスクトップ・コンピューター511(「クライアント・デバイス」)などである。
[0048] クライアント・デバイス511〜513の何れで実行されるクライアント・アプリケーションも、サーバー514または別個のサーバー516により実行されるアプリケーションを介しての通信を容易にすることができる。サーバーのうちの1つにより実行されるアプリケーション・モジュールは、オンライン・ミーティング・ノートの共有を容易にすることができる。アプリケーション・モジュールは、現在共有されているノートと、共有可能であるが現在共有されていないノートと、新たなノートを作成および/または共有するためのオプションと、ここで説明した他の例とに関連する情報を、提供することができる。ノート共有モジュールは、データ・ストア519から、直接に又はデータベース・サーバー518を通じて、関連するデータを取得し、要求されたサービス(例えば、ドキュメントの編集)を、クライアント・デバイス511〜513を通じてユーザーに提供することができる。
[0049] ネットワーク510は、任意のトポロジーのサーバー、クライアント、インターネット・サービス・プロバイダー、および通信媒体を含むことができる。実施形態に従ったシステムは、静的または動的なトポロジーを有することができる。ネットワーク510は、エンタープライズ・ネットワークなどのようなセキュア・ネットワークや、ワイヤレス・オープン・ネットワークなどのような非セキュア・ネットワークや、インターネットを含むことができる。ネットワーク510はまた、公衆電話交換回線網(PSTN)やセルラー・ネットワークなどのような他のネットワークを介しての通信を調整することができる。更に、ネットワーク510は、Bluetooth(登録商標)やそれと似たものなどのような、短距離ワイヤレス・ネットワークを含むことができる。ネットワーク510は、ここで説明するノード間での通信を提供する。限定ではなく例として、ネットワーク510は、音響、RF、赤外線、および他のワイヤレス媒体などのようなワイヤレス媒体を含むことができる。
[0050] 計算デバイス、アプリケーション、データ・ソース、およびデータ配信システムの多くの他の構成を、オンライン・ミーティング・ノートの共有を提供するためのプラットフォームをインプリメントするために、用いることができる。更に、図5で説明したネットワーク化された環境は、例示のみを目的としている。実施形態は、例示のアプリケーションや、モジュールや、プロセスに限定されない。
[0051] 図6と、それに関連する説明とは、実施形態をインプリメントすることができる適切な計算環境の簡単な一般的な説明を提供することを意図している。図6を参照すると、計算デバイス600などのような、実施形態に従ったアプリケーションのための例示の計算動作環境のブロック図が示されている。基本的構成では、計算デバイス600は、実施形態に従ったオンライン・ミーティング・ノートを共有させることが可能なアプリケーションを実行する任意の計算デバイスとすることができ、少なくとも1つの処理装置602とシステム・メモリ604とを含むことができる。計算デバイス600はまた、プログラムの実行の際に共に働く複数の処理装置を含むことができる。計算デバイスの正確な構成およびタイプに応じて、システム・メモリ604は、揮発性(RAMなど)、不揮発性(ROMやフラッシュ・メモリなど)、またはそれら2種の何らかの組み合わせにすることができる。システム・メモリ604は、典型的には、プラットフォームの動作の制御に適したオペレーティング・システム605を含み、オペレーティング・システムは、例えば、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト(登録商標)・コーポレーションからのWINDOWS(登録商標)オペレーティング・システムとすることができる。システム・メモリ604はまた、プログラム・モジュール606、アプリケーション622、およびミーティング・ノート共有モジュール624などのような1以上のソフトウェア・アプリケーションを含むことができる。
[0052] ミーティング・ノート共有モジュール624により制御されるユーザー・インターフェースを通じて、アプリケーション622は、共有されるミーティング・ノートと関連する情報を表示することができ、ユーザーがミーティング・ノートを共有することや、共有するためのミーティング・ノートを作成することなどを、可能にする。アプリケーション622およびミーティング・ノート共有モジュール624は、個別のアプリケーションとすることも、ホストされるサービスの統合されたモジュールとすることもできる。この基本的構成は、図6において、破線608内のコンポーネントにより示されている。
[0053] アプリケーション622は、図1のアプリケーション104および/または116などのような、オンライン会議と関連して有用な任意のアプリケーションとすることができ、例えば、オンライン会議を行うため、オンライン会議を開催するため、オンライン会議のための素材を準備するため、および/またはオンライン会議のために素材を呈示するために用いられるソフトウェアなどである。幾つかの例では、アプリケーション622は、オンライン会議のためにテキストや他のメディアを準備するためや表示するために用いることができ、例えば、ワード・プロセッシング・アプリケーション、ノート作成アプリケーション、スライド・プレゼンテーション・アプリケーション、スプレッドシート・アプリケーション、ウェブ・ブラウザー・アプリケーション、イメージまたはビデオ・アプリケーションなどである。幾つかの例では、アプリケーション622は、オンライン会議を行うために用いることができ、例えば、会議アプリケーションなどであり、そのようなアプリケーションはウェブ・ベースまたはサーバー・ベースとすることができる。幾つかの例では、アプリケーション622は、オンライン会議を開催または予定するために用いることができ、例えば、カレンダー操作アプリケーションやEメール・アプリケーションなどである。ミーティング・ノートの共有は、アプリケーション622には限定されない。アプリケーション622は、別のアプリケーションやデバイスからのデータを用いてミーティング・ノートの共有を可能にすること、またはミーティング・ノートを共有するために別のアプリケーションやデバイスを制御することができる。
[0054] 計算デバイス600は、追加の構成や機能を有することができる。例えば、計算デバイス600はまた、追加のデータ・ストレージ・デバイス(取り外し可能および/または取り外し不可能)、例えば、磁気ディスクや光ディスクやテープなどを含むことができる。そのような追加のストレージは、図6において、取り外し可能ストレージ609および取り外し不可能ストレージ610により示されている。コンピューター読取可能ストレージ媒体は、揮発性および不揮発性、および取り外し可能および取り外し不可能である媒体を含み、その媒体は、コンピューター読取可能命令、データ構造、プログラム・モジュール、または他のデータなどのような情報を記憶するための任意の方法や技術で、インプリメントされる。システム・メモリ604、取り外し可能ストレージ609、および取り外し不可能ストレージ610の全ては、コンピューター読取可能ストレージ媒体の例である。コンピューター読取可能ストレージ媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、または他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、または他の光記憶装置、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、または望まれる情報を記憶するために使用でき且つ計算デバイス600によりアクセスできる他の任意の媒体を含むが、これらには限定されない。そのようなコンピューター読取可能ストレージ媒体の任意のものを、計算デバイス600の一部とすることができる。計算デバイス600はまた、入力デバイス612、例えば、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、およびそれらと同等の入力デバイスなどを有することができる。出力デバイス614、例えば、ディスプレイ、スピーカー、プリンター、および他のタイプの出力デバイスも含むことができる。これらのデバイスは、当該分野では良く知られており、ここでの長い説明は不要である。
[0055] 計算デバイス600はまた、このデバイスが他のデバイス618と通信することを可能にする通信接続616を含むことができ、この通信は、分散型計算環境、衛星リンク、セルラー・リンク、短距離ネットワーク、およびそれらと同等の機構における有線またはワイヤレスのネットワークを介する。他のデバイス618は、通信アプリケーションを実行するコンピューター・デバイス、ウェブ・サーバー、およびそれらと同等のデバイスを、含むことができる。通信接続616は、通信媒体の一例である。通信媒体は、その中に、コンピューター読取可能命令、データ構造、プログラム・モジュール、または他のデータを含むことができる。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワークや直接有線接続などのような有線媒体と、音響、RF、赤外線、および他のワイヤレス媒体などのようなワイヤレス媒体とを含む。
[0056] 例示の実施形態はまた、方法を含む。それらの方法は、この文書で説明する構造を含めての、任意の幾つかの方法でインプリメントすることができる。1つのそのような方法は、この文書で説明するタイプのデバイスの機械動作によるものである。
[0057] 別のオプションの方法は、方法の個々の動作のうちの1以上のものを、それを行う1以上の人間の操作者と関連して行うことである。それら人間の操作者は、互いに同じ場所に居る必要はないが、それぞれの操作者は、プログラムの一部を実行する機械と同じ場所に居ることができる。
[0058] 図7は、オンライン・ミーティング・ノートの共有のプロセス700の論理フロー図を示す。プロセス700は、サーバーまたは他の計算デバイスでインプリメントすることができる。
[0059] プロセス700はオペレーション710で始まり、このオペレーションは、ミーティング・ノート制御のアクティブ化を検出することを含む。様々な例において、そのようなミーティング・ノート制御は、オンライン・ミーティング・アプリケーション、ノート作成アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、カレンダー・アプリケーション、通信アプリケーション、またはスプレッドシート・アプリケーションの中で提供することができる。例えば、図1のアプリケーション104、116、図6のアプリケーション622を参照されたい。幾つかの例では、オンライン・ミーティング・アプリケーションはまた、オンライン会議の招待を通じて、共有ミーティング・ノートへのリンクを提供することができる。
[0060] オペレーション720において、選択のためにユーザーへ1以上のミーティング・ノートを提供することができる。選択のためのノートは、例えば、既存の共有されているノート、現在共有されていない既存のノート、既存のノートを変更するオプション、新たなノートを作成するオプション、既存のノートを除去するオプション、共有するためのノートをサーチするオプションなどを含むことができる。オペレーション730は、1以上の共有可能ノートの選択を検出することを含むことができ、例えば、共有可能ノートはユーザーにより選択される。オペレーション740は、オンライン会議と関連する識別子情報を、選択された共有可能ノートと関連するデータへ挿入することを、含むことができる。そのような識別子情報は、一意の識別子番号、コード、名前などを含むことができる。
[0061] オペレーション750において、オンライン会議と関連するミーティング・ノート・ページに、会議情報および選択された共有可能ノートを挿入することができる。そのような会議情報は、例えば、予想される会議参加者のリスト、現在の会議参加者のリスト、オンライン会議の開催日および開催時間、オンライン会議の1以上の開催場所および/またはサーバー、会議の名称、1以上の共有可能ミーティング・ノートのリスト、および/またはミーティング・コンテンツのリストを含むことができる。そのような会議情報はまた、ミーティング識別子情報、様々なユーザーおよびそれらユーザーの役割および許可についての情報などを含むことができる。オペレーション760において、会議参加者の使用可能な選択された共有可能ノートをレンダリングするオンライン会議の間に、ミーティング・ノート・ページを1以上の会議参加者で共有することができる。選択されたノートは、オンライン会議の前、オンライン会議の最中、またはオンライン会議の後に、共有することができる。
[0062] 図8は、実施形態に従ったノートを共有するためのプロセスに含まれ得るオペレーションの更なる例を示す。幾つかの例では、プロセス800はオペレーション810を含むことができ、このオペレーションでは、ユーザーは、新たなノートの作成することを可能とされる。オペレーション820において、ユーザーは、ミーティング・ノート・ページを通じて、新たなノートを会議参加者と共有することを可能とされる。オペレーション830において、システムは、ミーティング・ノート・ページを通じて、共有されるノートのサマリー・ビューを会議参加者に呈示することができる。幾つかの例では、共有ミーティング・ノートへの永続的リンクを、オペレーション840において、オンライン会議の議事録を通じて提供することができる。オペレーション850において、進行中のオンライン会議で共有可能ノートを使用可能であるときに、通知を会議参加者へ提供することができる。
[0063] プロセス700および800に含まれるオペレーションは、例示を目的としたものである。オンライン・ミーティング・ノートを共有することは、ここで説明した原理を用いて、より少ないまたは追加のステップを持つ類似のプロセスにより、また、オペレーションを別の順序にして、インプリメントすることができる。
[0064] 上記の仕様、例、およびデータは、実施形態の構成物の製造および使用のための完全な説明を提供する。主題事項を、構造的な特徴や方法論的な動作に対して特定的な言語で記載したが、特許請求の範囲において定める主題事項が必ずしも上記の特定の特徴や動作に限定されるものではないことは、理解される。むしろ、上記の特定の特徴や動作は、特許請求の範囲および実施形態をインプリメントするための例示的な形として開示されたものである。

Claims (15)

  1. オンライン会議でのノートの共有を容易にするための、少なくとも部分的に計算デバイスで実行する方法であって、
    ミーティング・ノート制御のアクティベーションを検出した後に、選択のために1以上のノートを提供するステップと、
    1以上の共有可能ノートの選択を検出するステップと、
    前記オンライン会議と関連する識別子情報を、選択された前記共有可能ノートと関連するデータへ挿入するステップと、
    前記オンライン会議と関連するミーティング・ノート・ページに、会議情報および選択された前記共有可能ノートを挿入するステップと、
    前記オンライン会議の間に、前記ミーティング・ノート・ページを1以上の前記会議参加者で共有するために、会議参加者の使用可能な選択された前記共有可能ノートをレンダリングするステップと
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    新たなノートの作成を可能にするステップと、
    前記ミーティング・ノート・ページを通じて前記会議参加者と前記新たなノートを共有することを可能にするステップと
    を更に含む方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、オンライン・ミーティング・アプリケーション、ノート作成アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、カレンダー・アプリケーション、通信アプリケーション、およびスプレッドシート・アプリケーションのうちの1つのものの中で前記ミーティング・ノート制御を提供するステップを更に含む方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    オンライン・ミーティング・アプリケーションとカレンダー・アプリケーションとのうちの1つのものの中の、前記オンライン会議の議事録を通じて、前記共有ミーティング・ノートへの永続的リンクを提供するステップと、
    進行中のオンライン会議で共有可能ノートが使用可能であるときに、前記会議参加者へ通知を提供するステップと、
    前記ミーティング・ノート・ページを通じて前記共有ノートを前記会議参加者が見ることを可能にするステップと
    のうちの1以上のステップを更に含む方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、
    前記オンライン会議へ招待された者が、共有されるノートを付加することを可能にするステップと、
    付加された前記ノートの少なくとも一部が共有されることを、前記オンライン会議の開催者が承認することを可能にするステップと
    を更に含む方法。
  6. 請求項7に記載の方法であって、
    招待された者が付加したノートを自動的に承認することを可能にするステップと、
    前記招待された者の付加した前記ノートを反映するように、会議の招待を更新するステップと
    を更に含む方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、ウェブ・ブラウザー、ノート作成アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、カレンダー・アプリケーション、通信アプリケーション、およびスプレッドシート・アプリケーションのうちの1つのものを通じて、前記会議参加者が前記共有ノートを見ることを可能にするステップであって、前記ミーティング・ノート・ページは、オンライン会議と関連する分離したユーザー・インターフェースと統合されたユーザー・インターフェースとのうちの1つのものを通じて呈示される、ステップを更に含む方法。
  8. ノートの共有を行えるオンライン会議を容易にするためのサーバーであって、
    メモリと、
    前記メモリと結合されるプロセッサーと
    を含み、前記プロセッサーは、オンライン・ミーティング・アプリケーションを実行し、
    前記オンライン・ミーティング・アプリケーションは、
    ノートの共有を可能にするミーティング・ノート制御を提供するステップと、
    ミーティング・ノート制御のアクティブ化を検出した後に、使用可能である共有するためのノートの中から選択を行うことと、新たに共有するためのノートを作成することとのうちの1つのことを可能にするステップと、
    前記オンライン会議と関連する識別子情報を、前記共有するためのノートと関連するデータへ挿入するステップと、
    前記オンライン会議と関連するミーティング・ノート・ページに、前記共有するためのノートと会議情報とを挿入するステップであって、前記会議情報は、予想される会議参加者のリストと、現在の会議参加者のリストと、前記オンライン会議の開催日および開催時間と、前記オンライン会議の1以上の開催場所と、会議の名称と、選択または作成されたノートのリストと、ミーティング・コンテンツのリストとの組からの少なくとも1つのものを含むものである、ステップと、
    会議参加者の使用可能な前記共有するためのノートをレンダリングする前記オンライン会議の間に、前記ミーティング・ノート・ページを1以上の前記会議参加者で共有するステップと
    を行うように構成される、
    サーバー。
  9. 請求項8に記載のサーバーであって、前記オンライン・ミーティング・アプリケーションは更に、前記オンライン・ミーティング・アプリケーションと関連するユーザー・インターフェースと、スケジューリング・アプリケーションと、ノート作成アプリケーションと、ワード・プロセッシング・アプリケーションと、プレゼンテーション・アプリケーションと、通信アプリケーションと、スプレッドシート・アプリケーションとのうちの1つのものを通じて、使用可能である共有するためのノートの中からの選択を行うことと、新たに共有するためのノートの作成を行うことを可能にするように構成される、サーバー。
  10. 請求項8に記載のサーバーであって、前記オンライン・ミーティング・アプリケーションは更に、
    前記オンライン会議への招待を通じて、前記共有ミーティング・ノートへのリンクを提供するステップを行い、
    前記オンライン会議中の追加のノートの前記選択および前記作成に応じて、前記リンクを更新するステップと除去するステップとのうちの1つのステップを行い、
    オンライン・ミーティング・アプリケーションとスケジューリング・アプリケーションとのうちの1つのものの中の、前記オンライン会議の議事録を通じて、前記リンクを永続的なものにするステップであって、それにより、前記オンライン会議の後に前記会議参加者が前記共有ミーティング・ノートを使用できるようにする、ステップを行う
    ように構成される、
    サーバー。
  11. 請求項8に記載のサーバーであって、前記オンライン・ミーティング・アプリケーションは更に、
    前記会議参加者に対しての、前記共有ミーティング・ノートと関連する許可属性の定義を可能にするステップと、
    前記会議参加者の許可属性に基づいて、前記共有ミーティング・ノートへ前記会議参加者がアクセスすることを可能にするステップと
    を行うように構成される、
    サーバー。
  12. オンライン会議においてノートを共有させるための命令が格納されたコンピューター読取可能メモリ・デバイスであって、
    前記命令は、
    前記オンライン会議で共有するための1以上のノートの作成を可能にする命令と、
    スケジューリング・アプリケーション、ノート作成アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーション、プレゼンテーション・アプリケーション、通信アプリケーション、およびスプレッドシート・アプリケーションのうちの1つのものと関連するユーザー・インターフェース内のミーティング・ノート制御を通じて、前記オンライン会議で共有するために使用可能なノートの中からの選択を可能にする命令と、
    前記ミーティング・ノート制御のアクティブ化と、前記オンライン会議で共有される1以上のノートの選択とを検出する命令と、
    前記オンライン会議と関連する識別子情報を、共有される前記ノートと関連するデータへ挿入する命令と、
    前記オンライン会議と関連するミーティング・ノート・ページに、共有される前記ノートと会議情報を挿入する命令であって、前記会議情報は、予想される会議参加者のリストと、現在の会議参加者のリストと、前記オンライン会議の開催日および開催時間と、前記オンライン会議の1以上の開催場所と、会議の名称と、共有されるノートのリストと、ミーティング・コンテンツのリストとの組からの少なくとも1つのものを含む、命令と、
    会議参加者の使用可能な共有される前記ノートをレンダリングする前記オンライン会議の間に、前記ミーティング・ノート・ページを1以上の前記会議参加者で共有させる命令と
    を含む、
    コンピューター読取可能メモリ・デバイス。
  13. 請求項12に記載のコンピューター読取可能メモリ・デバイスであって、前記命令は更に、
    前記ミーティング・ノート・ページを通じて、前記会議参加者に、共有される前記ノート240のサマリー・ビューを呈示する命令と、
    スケジューリング・アプリケーションと、ノート作成アプリケーションと、ワード・プロセッシング・アプリケーションと、プレゼンテーション・アプリケーションと、通信アプリケーションと、スプレッドシート・アプリケーションとのうちの1つのものと関連するユーザー・インターフェースを通じて、共有される前記ノートを前記会議参加者が見ることを可能にする命令と
    を含む、
    コンピューター読取可能メモリ・デバイス。
  14. 請求項12に記載のコンピューター読取可能メモリ・デバイスであって、前記命令は更に、
    前記会議参加者のオンライン会議での役割に応じて、共有される前記ノートと関連する前記会議参加者の許可属性を自動的に決定する命令と、
    前記会議参加者の許可属性に基づいて、共有される前記ノートを前記会議参加者が編集することを可能にする命令と
    を含む、
    コンピューター読取可能メモリ・デバイス。
  15. 請求項12に記載のコンピューター読取可能メモリ・デバイスであって、前記命令は更に、
    前記オンライン会議と関連する少なくとも1つの発表者と少なくとも1つの閲覧者とを検出する命令と、
    前記少なくとも1つの発表者が、共有される前記ノートを編集することを可能にする命令と、
    前記少なくとも1つの閲覧者が、共有される前記ノートを見ることを可能にする可能にする命令と
    を含む、
    コンピューター読取可能メモリ・デバイス。
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