JP2004110268A - 質疑応答支援方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】会議室外の参加者が議論から疎外されずに活発に参加すること、発表者が質疑の該当箇所を容易に特定すること可能にする質疑応答支援方法および装置を提供する
【解決手段】参加者が質疑希望通知を入力すると、参加者端末2は質疑希望通知と質疑情報とを質疑応答支援装置3へ送信し、質疑応答支援装置3は発表者端末1の発表者端末表示部102に現在表示されているドキュメントについての情報の取得依頼を発表者端末1に送信し、発表者端末1は発表者端末メモリ103に記録されているドキュメント情報を質疑応答支援装置3へ送信し、質疑応答支援処理部5は質疑情報とドキュメント情報とを対応付けた上に質疑ID番号を付加した質疑希望情報を生成して質疑データ記録部6に登録し、質疑ID番号を発表者端末1と参加者端末2とへ送信し、発表者端末表示部102に質疑希望マークをする。
【選択図】 図1
【解決手段】参加者が質疑希望通知を入力すると、参加者端末2は質疑希望通知と質疑情報とを質疑応答支援装置3へ送信し、質疑応答支援装置3は発表者端末1の発表者端末表示部102に現在表示されているドキュメントについての情報の取得依頼を発表者端末1に送信し、発表者端末1は発表者端末メモリ103に記録されているドキュメント情報を質疑応答支援装置3へ送信し、質疑応答支援処理部5は質疑情報とドキュメント情報とを対応付けた上に質疑ID番号を付加した質疑希望情報を生成して質疑データ記録部6に登録し、質疑ID番号を発表者端末1と参加者端末2とへ送信し、発表者端末表示部102に質疑希望マークをする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、質疑応答支援方法および装置に関し、特に、遠隔地から携帯情報端末等を使用して会議等に参加するユーザが質疑応答を行う際の支援を行う質疑応答支援方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、PDAおよびノート型PC等の携帯情報端末の普及により、オフィス外で仕事を行うことが増えてきている。従来、離れたオフィス間での会議を支援するシステムとしてテレビ会議システムが多く利用されてきたが、携帯情報端末の普及に伴って、携帯情報端末を使用してオフィス内で行われる会議にオフィス外から参加するモバイル会議システムというもののニーズが高まってくると考えられる。
【0003】
このようなモバイル会議システムにおいて、会議室内にいる参加者(以後、会議室参加者と呼ぶ)は、次のような特徴を持っている。
【0004】
1)会議室参加者は、手元にある紙の資料の該当ページをプレゼンテーション者に見せることで、プレゼンテーション者は複数の資料が存在しても、容易に質疑の該当箇所を特定することができる。
【0005】
2)会議室参加者は、会議室内にいる他の会議室参加者を見渡すことで、質疑を求める人の多少、または誰が質疑を求めているのかの特定等が可能なため、議論の状況(例えば、白熱しているのか、質疑が収まり議論がまとめに入ってるのか等)を自然に把握することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、オフィス外から携帯情報端末を使用して会議に参加する参加者(以後、モバイル参加者と呼ぶ)は、次のような課題を持っている。
【0007】
1)会議室参加者は、モバイル参加者の質疑希望状況を把握することが困難であり、更に、モバイル参加者も会議室参加者の質疑希望状況を把握することが困難である。そのため、特にモバイル参加者は会議室の議論の輪に入ることが難しく、その結果、あたかも会議室参加者だけで議論しているような状況に陥ることが多い。
【0008】
2)会議室参加者若しくは会議室内のプレゼンテーション者に対して、資料の該当ページを見せて質疑をすることができないので、会議室参加者若しくは会議室内のプレゼンテーション者は質疑の該当箇所を特定することが困難である。
【0009】
従って、モバイル参加者は、予め上記のような課題を背負っており、会議室内の議論に参加しずらい状況になっているという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、モバイル参加者が議論から疎外されずに活発に参加すること、加えて、プレゼンテーション者が質疑の該当箇所を容易に特定することを可能にする質疑応答支援方法および装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の情報端末間で送受信される情報を処理することにより質疑応答を支援する質疑応答支援方法において、質疑を希望する参加者が使用する情報端末から質疑希望通知と質疑情報とを取得すると、発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントに関するドキュメント情報を取得し、該取得した質疑情報とドキュメント情報とを識別情報に関連付けて記録し、前記識別情報を複数の情報端末に送信し、前記情報端末は、前記識別情報に基づき、質疑を希望している参加者が存在することを示す参加者情報を出力するとともに、該識別情報と該参加者情報とを関連付けて記録することを特徴とする。
【0012】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記情報端末から前記識別情報を受信すると、該識別情報に関連付けて記録された質疑情報とドキュメント情報とを該情報端末に送信し、前記情報端末は、前記質疑情報と前記ドキュメント情報とを受信すると、該ドキュメント情報を出力するとともに、該質疑情報に基づいて前記参加者情報を出力することを特徴とする。
【0013】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記参加者情報は、前記質疑情報に対応する表示方式で表示されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記参加者情報は、前記質疑情報に対応する音声方式で出力されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記質疑情報は、前記質疑を希望している参加者の特定情報と、該参加者が使用する情報端末に関する情報と、該質疑の内容に関する情報とを含むことを特徴とする。
【0016】
また、請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記ドキュメント情報は、前記質疑を希望する参加者が情報端末から質疑希望通知を送信した際に、前記発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントのファイル名およびページ番号を含むことを特徴とする。
【0017】
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記発表者が使用する情報端末から、前記参加者情報と関連付けて記録されている識別情報を受信すると、該識別情報と関連付けて記録された質疑情報に基づき、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と該発表者が使用する情報端末とを接続することを特徴とする。
【0018】
また、請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と前記発表者が使用する情報端末とで質疑が開始された際に、前記質疑における音声情報および映像情報を、各質疑毎に記録した前記質疑情報と前記ドキュメント情報と、関連付けて記録することを特徴とする。
【0019】
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、議事録を生成する際に、前記質疑情報を議事録に添付するとともに、前記音声情報および映像情報とドキュメント情報とをリンク情報として添付することを特徴とする。
【0020】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記リンク情報は、前記議事録を記録紙に印刷した際に、スキャナで再読み取りが可能な形式で該議事録に添付されることを特徴とする。
【0021】
また、請求項11の発明は、請求項1の発明において、前記ドキュメントに対する参加者の意思表示として、前記情報端末に前記参加者情報を出力させることを特徴とする。
【0022】
また、請求項12の発明は、複数の情報端末間で送受信される情報を処理することで、前記複数の情報端末を用いて行う会議システムの質疑応答を支援する質疑応答支援装置において、質疑を希望する参加者が使用する情報端末から取得した質疑情報と、発表者が使用する情報端末から取得したドキュメント情報とを識別情報に関連付けて記録する情報記録手段と、前記識別情報とを複数の情報端末とに送信する送信処理手段とを具備することを特徴とする。
【0023】
また、請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記送信処理手段は、前記情報端末から前記識別情報を受信した際に、該識別情報に関連付けて記録された質疑情報とドキュメント情報とを該情報端末に送信することを特徴とする。
【0024】
また、請求項14の発明は、請求項12の発明において、前記質疑情報は、前記質疑を希望している参加者の特定情報と、該参加者が使用する情報端末に関する情報と、該質疑の内容に関する情報とを含むことを特徴とする。
【0025】
また、請求項15の発明は、請求項12の発明において、前記ドキュメント情報は、前記質疑を希望する参加者が情報端末から質疑希望通知を送信した際に、前記発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントのファイル名およびページ番号を含むことを特徴とする。
【0026】
また、請求項16の発明は、請求項12の発明において、前記発表者が使用する情報端末から前記識別情報を受信した際に、該識別情報と関連付けて記録された質疑情報に基づき、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と該発表者が使用する情報端末とを接続する接続手段を更に具備することを特徴とする。
【0027】
また、請求項17の発明は、請求項12の発明において、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と前記発表者が使用する情報端末とで質疑が開始された際に、前記質疑における音声情報および映像情報を、各質疑毎に記録した前記質疑情報と前記ドキュメント情報と関連付けて記録する質疑状況記録手段を更に具備することを特徴とする。
【0028】
また、請求項18の発明は、請求項17の発明において、議事録を生成する議事録生成手段を更に具備し、前記議事録生成手段は、前記質疑状況記録手段で記録した質疑情報を議事録に添付し、前記質疑状況記録手段で記録した音声情報および映像情報とドキュメント情報とをリンク情報として添付することを特徴とする。
【0029】
また、請求項19の発明は、請求項18の発明において、前記リンク情報は、前記議事録を記録紙に印刷した際に、スキャナで再読み取りが可能な形式で該議事録に添付されることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる質疑応答支援方法および装置の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムの構成の一例を示す図である。
【0032】
図1に示すように、質疑応答支援システムは、発表者が使用する発表者端末1、会議に参加している少なくとも1人の参加者が使用する参加者端末2、この会議における質疑応答を支援する質疑応答支援装置3から構成される。
【0033】
ここで、発表者端末1および参加者端末2は、それぞれ有線、無線を問わない通信手段4で質疑応答支援装置3と通信が可能になっている。
【0034】
また、発表者端末1は、発表者端末1全体の制御を行う発表者端末処理部101、発表者端末表示部102、発表者端末メモリ103、発表者端末入力部104、通信手段4を介してデータの送受信を行う発表者端末通信部105を有する。
【0035】
また、参加者端末2は、参加者端末2全体の制御を行う参加者端末処理部201、参加者端末表示部202、参加者端末メモリ203、参加者端末入力部204、通信手段4を介してデータの送受信を行う参加者端末通信部205を有する。
【0036】
また、質疑応答支援装置3は、発表者端末1と参加者端末2とが行う質疑応答を支援する処理を行う質疑応答支援処理部5、質疑データ記録部6を有する。
【0037】
なお、参加者端末表示部202は発表者端末表示部102の画面を共有しており、発表者が説明のために発表者端末表示部102に表示しているドキュメントと同じページを参加者端末表示部202で同時に見ることが可能な構成になっており、画面の共有の方法としては、例えば、Webブラウザを用いた画面の共有等の既知の方法が挙げられる。
【0038】
また、通信手段4の具体的な例としては、会議室内で参加者端末2を使用する場合は、LAN(Local Area Network)、USB(Universal Serial Bus)またはIEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)等の有線通信手段、無線LANまたはIrDA(Infrared Data Association)等の短距離の無線通信手段が挙げられる。また、会議室外で参加者端末2を使用する場合は、携帯電話またはPHS(Personal Handyphone System)等の長距離の無線通信手段、モデム等の有線通信手段が挙げられる。
【0039】
また、参加者端末2としては、備えつけ型のPC等も使用可能であるが、会議室外から参加する参加者が使用する参加者端末2としては、持ち運びに便利であるという観点から携帯電話、PDAまたはノート型PC等が好ましい。
【0040】
図2は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【0041】
会議室内の発表者は、説明するための資料であるドキュメントを発表者端末表示部102に表示して説明を行い、そのドキュメントは参加者端末表示部202にも表示されているため、発表者が説明のために表示しているドキュメントと同じページを参加者は同時に見ることができる。
【0042】
ここで、発表者が説明をしている最中に、ある参加者が参加者端末入力部204から質疑希望通知を入力すると、参加者端末2は質疑希望通知を質疑応答支援装置3へ送信する。また、会議が開始する前に、参加者は参加者情報を参加者端末メモリ205に記録するので、その記録した参加者情報に質疑に関する情報を加えることで質疑情報を生成し、質疑希望通知を質疑応答支援装置3へ送信するとともに、生成した質疑情報を質疑応答支援装置3へ送信する。
【0043】
なお、参加者情報には、例えば、質疑を希望する参加者の氏名、参加者の所属先、参加者端末のアドレス、通信可能な通信手段、現在の場所等の情報が登録されている。また、質疑に関する情報には、例えば、意見/質問等の質疑の種類情報、賛成/反対/中立/よく理解できない等の参加者の立場を示す情報、技術質問/ビジネス質問等の質問の内容情報等を登録することもできる。
【0044】
また、質疑情報の生成に関して、予め参加者端末2に登録されている情報を用いて質疑情報を生成することで、参加者が改めて参加者情報を記録する必要を省略することができる。例えば、携帯電話、PDAまたはノート型PC等には個人情報が予め登録されていることが通常であり、それらの個人情報を用いて参加者情報を生成することができ、また、GPS(Global Positioning System)モジュール等を参加者端末2に搭載することで、位置情報等を質疑情報に登録することもできる。
【0045】
そして、質疑応答支援装置3が参加者端末2から質疑希望通知を受信すると、発表者端末1の発表者端末表示部102に現在表示されているドキュメントについての情報の取得依頼を発表者端末1に送信する。
【0046】
ここで、発表者端末メモリ105には、現在、発表者が説明に使用しているドキュメント情報が記録されており、例えば、現在、発表者端末表示部102に表示されているドキュメントのファイル名、ページ番号、動画の再生開始からの経過時間、モーションの動作番号等の時間とともに変化する情報がドキュメント情報として記録される。
【0047】
発表者端末1は質疑応答支援装置3からドキュメント情報の取得依頼を受信すると、発表者端末メモリ103に記録されているドキュメント情報を質疑応答支援装置3へ送信する。
【0048】
質疑応答支援装置3は発表者端末1からドキュメント情報を受信すると、質疑応答支援処理部5は、参加者端末2から取得した質疑情報と、発表者端末1から取得したドキュメント情報とを対応付け、対応付けた質疑情報とドキュメント情報とを一意に識別するための質疑ID番号を付加した質疑希望情報を生成し、生成した質疑希望情報を質疑データ記録部6に登録してデータベース化し、登録した質疑ID番号を発表者端末1と参加者端末2とへ送信する。
【0049】
そして、発表者端末1は質疑応答支援装置3から質疑ID番号を受信すると、発表者端末表示部102に表示中のドキュメント上に、目視で認識可能な質疑希望マークを表示し、質疑希望マークと質疑ID番号とを一意に関連付けて発表者端末メモリ103に記憶する。また、参加者端末2も同様に、参加者端末表示部202に表示中のドキュメント上に、質疑希望マークが表示される。
【0050】
図3は、質疑希望が発生した際の発表者端末表示部の102第1の表示例を示す図である。
【0051】
図3に示すように、発表者端末表示部102には、説明中のドキュメント7が表示されているとともに、そのドキュメント7上には質疑希望マーク8が表示され、この質疑希望マーク8は参加者端末表示部202にも表示される。ここで、図3では、3個の質疑希望マーク8が表示されているので、3人の参加者(3つの参加者端末2)から質疑希望があるということを示している。
【0052】
従って、上記説明したように、参加者は参加場所を問わずに質疑希望状況を容易に把握することができ、会議室外の参加者が議論から疎外されずに活発に参加することが可能になる。
【0053】
ただし、図3に示す発表者端末表示部102の表示例を見た発表者が分かることは、質疑希望の人数だけである。これは、発表者端末表示部102に質疑希望マーク8を表示する際に、発表者端末1が質疑応答支援装置3から取得できる情報は、質疑ID番号だけだからである。
【0054】
図4は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、発表者端末1がより多くの質疑情報を取得するために行う処理手順を示すシーケンス図である。なお、質疑応答支援装置3から発表者端末1と参加者端末2とに質疑ID番号が送信されるまでの処理手順は図3に示すシーケンス図と同様であるため、説明は省略する。
【0055】
発表者端末1が質疑応答支援装置3から質疑ID番号を受信し、発表者がその質疑ID番号の質疑に関する詳しい情報を取得したい場合は、発表者表示部102に質疑希望マーク8が表示される前に、発表者端末入力部104から質疑ID番号を入力すると、入力された質疑ID番号は質疑応答支援装置3へ送信される。
【0056】
質疑応答支援装置3は発表者端末1から質疑ID番号を受信すると、質疑ID番号に対応する質疑情報を質疑データ記録部6から読み出し、読み出した質疑情報を発表者端末1へ送信する。
【0057】
発表者端末1は質疑応答支援装置3から質疑情報を受信すると、質疑情報から質疑の内容を読み出し、読み出した内容により質疑希望マーク8の色および形等の表示方式を決定し、発表者端末表示部102に表示中のドキュメント上に、決定した表示方式で質疑希望マーク8を表示する。
【0058】
なお、参加者も参加者端末2から同様の処理手順を行えば、質疑の内容による表示方式で質疑希望マーク8を参加者端末表示部202に表示させることができる。
【0059】
図5は、質疑希望が発生した際に発表者端末表示部102の第2の表示例を示す図である。
【0060】
図5(a)は、発表者端末表示部102の第2の表示例を示す図であり、図5(b)は、質疑希望マーク8の表示方式と質疑の内容との対応表である。図5(a)に示すように、発表者端末表示部102には、説明中のドキュメント7が表示されているとともに、そのドキュメント7上には4個の質疑希望マーク8が異なる形で表示されていている。
【0061】
ここで、「?」の形の質疑希望マークは、図4(b)に示す対応表から「よく理解できない/質問」を示し、赤で表示されていれば会議室内参加者からの質疑希望を示し、青で表示されていれば会議室外参加者からの質疑希望を示す。また、「X」の形の質疑希望マークは、図4(b)に示す対応表から「反対意見/質問」を示す。また、「●」の形の質疑希望マークは、図4(b)に示す対応表から「賛成意見/質問」を示す。
【0062】
なお、上記実施例では、発表者端末1が質疑応答支援装置3から質疑ID番号を受信してから、発表者端末1が再度その質疑ID番号を質疑応答支援装置3に送信して質疑情報を取得する構成を説明したが、質疑応答支援装置3が質疑ID番号と質疑情報とを同時に発表者端末1または参加者端末2に送信する構成でも良い。
【0063】
従って、上記説明したように、発表者は参加者がどのような質疑を希望しているのか容易に把握することができるとともに、質疑をしてもらう参加者を決定する際に、よく理解できていない参加者からの質疑を聞く、参加者の所属が偏らないように質疑を聞く等を考慮にいれることが可能であるため、より議論を活発に且つ効率的に行うことができる。また、会議室内の参加者、会議室外の参加者を問わずに、他の参加者がどのような質疑を希望しているのか、賛成している参加者と反対している参加者との割合等を容易に把握することができる。
【0064】
次に、発表者は、説明中若しくは説明に区切りがついた際に、質疑を希望する参加者に質疑を行ってもらう。
【0065】
図6は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、質疑応答が開始されるまでに行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【0066】
発表者は発表者端末表示部102に表示された質疑希望マーク8を参考にして質疑をしてもらう参加者を決定し、決定した参加者に対応する質疑希望マーク8を選択する。質疑希望マーク8は一意に質疑ID番号と関連付けられて発表者端末メモリ103に記録されているので、選択された質疑希望マーク8に対応する質疑ID番号が質疑応答支援装置3へ送信される。
【0067】
質疑応答支援装置3は発表者端末1から質疑ID番号を受信すると、質疑応答支援処理部5は質疑ID番号に対応する質疑情報を質疑データ記録部6から読み出す。ここで、質疑情報には、その質疑を希望した参加者の参加者端末のアドレス、通信可能な通信手段等の情報が登録されているので、質疑応答支援処理部5は読み出した質疑情報に基づき、質疑を希望する参加者の参加者端末2との接続を確立する。
【0068】
質疑応答支援装置3は参加者端末との接続を確立すると、質疑情報に登録されたドキュメント情報を発表者端末1へ送信する。ここで、ドキュメント情報には、質疑の該当箇所を示すドキュメントのファイル名、ページ番号、が記録されているので、発言者端末1はドキュメント情報を受信すると、受信したドキュメント情報に対応するドキュメントのページを発表者端末表示部102に表示する。また、ドキュメント情報として、動画の再生開始からの経過時間、モーションの動作番号等の時間とともに変化する情報を記録すれば、質疑を希望した瞬間からの動画再生またはモーションの状況を特定することができる。
【0069】
また、上記実施例では、質疑の内容を質疑希望マーク8の色および形等の表示方式で識別する構成を説明したが、音声だけでしか参加できない参加者端末2では、参加者端末2に割り当てた所定のキー等を操作し、音声、音色、音量、和音、リズム等の音声情報、若しくは振動の大きさ、リズム等の物理的な振動情報を発生することで、質疑の内容を識別する構成でも良く、また、参加者端末2としてPCを用いているが、目が不自由な参加者に対して所定の位置に並べて配置して表示された質疑希望マーク8上にポイントデバイス等で指示すると、上述したような音声情報または振動情報が発生することで、質疑の内容を識別する構成でも良い。
【0070】
また、上記実施例で説明した質疑希望マーク8を議決投票に応用する構成も適用可能である。ここで、議決すべき内容を記載したドキュメントを作成し、本発明に係わる質疑応答支援システムによる質疑希望をする際の処理を全ての参加者が行うことで、全ての参加者分の賛成/反対/棄権等の情報を全ての参加者で共有することができるとともに、その情報を記録し、必要に応じて議事録として発行する際に、どの参加者が賛成したのか、どの参加者が反対したのか等の情報を容易に記録することで、議事の効率化とともに、より記録として役に立つ議事録を作成することが可能になる。
【0071】
また、本発明に係わる質疑応答支援システムで行われた議事の議事録を作成し、作成した議事録を質疑応答支援装置3の質疑データ記録手段6に記録することも可能である。
【0072】
図7は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムで行われた議事の議事録9の作成例を示す図である。
【0073】
図7に示すように、会議の議題、開催日、開催場所、参加者、議事概要、決定事項等の基本情報と、質疑内容および質疑者等の質疑に関する情報とが議事録9に自動的に記載されるようになっている。ここで、質疑の該当箇所であるドキュメントへのリンク情報10、および質疑している際の参加者の顔、姿および声等の動画へのリンク情報11を質疑に関する情報を記載している箇所に埋め込む。
【0074】
ここで、議事録9をPC等で表示する場合は、リンク情報(10、11)をURLで表示させ、議事録を印刷する場合は、スキャナ等で再読み取りが容易な形式でURL若しくはコード化した形式でマーキングする。
【0075】
その議事録9が送られたユーザは、PC等からリンク情報(10、11)を取得することができ、或いは印刷した用紙からスキャナ等で読み込むことでリンク情報(10、11)を取得することができ、議論に使用されたドキュメントまたは議論時の動画を確認することが可能になるため、議事録9のロジカルな情報と合わせて、議論時の参加者の声の調子、議論の流れ、参加者の表情等のアナログな情報を得ることができ、議事録9を受け取ったユーザが議論についてより正確に理解することができる優れた議事録9を容易に作成することが可能になる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、会議室外の参加者が議論から疎外されずに活発に参加すること、加えて、発表者が質疑の該当箇所を容易に特定することを可能にするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【図3】質疑希望が発生した際の発表者端末表示部の102第1の表示例を示す図である。
【図4】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、発表者端末1がより多くの質疑情報を取得するために行う処理手順を示すシーケンス図である。
【図5】質疑希望が発生した際に発表者端末表示部102の第2の表示例を示す図である。
【図6】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、質疑応答が開始されるまでに行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【図7】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムで行われた議事の議事録9の作成例を示す図である。
【符号の説明】
1 発表者端末
2 参加者端末
3 質疑応答支援装置
4 通信手段
5 質疑応答支援処理部
6 質疑データ記録部
7 ドキュメント
8 質疑希望マーク
9 議事録
10 ドキュメントへのリンク情報
11 動画へのリンク情報
101 発表者端末処理部
102 発表者端末表示部
103 発表者端末メモリ
104 発表者端末入力部
105 発表者端末通信部
201 参加者端末処理部
202 参加者端末表示部
203 参加者端末メモリ
204 参加者端末入力部
205 参加者端末通信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、質疑応答支援方法および装置に関し、特に、遠隔地から携帯情報端末等を使用して会議等に参加するユーザが質疑応答を行う際の支援を行う質疑応答支援方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、PDAおよびノート型PC等の携帯情報端末の普及により、オフィス外で仕事を行うことが増えてきている。従来、離れたオフィス間での会議を支援するシステムとしてテレビ会議システムが多く利用されてきたが、携帯情報端末の普及に伴って、携帯情報端末を使用してオフィス内で行われる会議にオフィス外から参加するモバイル会議システムというもののニーズが高まってくると考えられる。
【0003】
このようなモバイル会議システムにおいて、会議室内にいる参加者(以後、会議室参加者と呼ぶ)は、次のような特徴を持っている。
【0004】
1)会議室参加者は、手元にある紙の資料の該当ページをプレゼンテーション者に見せることで、プレゼンテーション者は複数の資料が存在しても、容易に質疑の該当箇所を特定することができる。
【0005】
2)会議室参加者は、会議室内にいる他の会議室参加者を見渡すことで、質疑を求める人の多少、または誰が質疑を求めているのかの特定等が可能なため、議論の状況(例えば、白熱しているのか、質疑が収まり議論がまとめに入ってるのか等)を自然に把握することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、オフィス外から携帯情報端末を使用して会議に参加する参加者(以後、モバイル参加者と呼ぶ)は、次のような課題を持っている。
【0007】
1)会議室参加者は、モバイル参加者の質疑希望状況を把握することが困難であり、更に、モバイル参加者も会議室参加者の質疑希望状況を把握することが困難である。そのため、特にモバイル参加者は会議室の議論の輪に入ることが難しく、その結果、あたかも会議室参加者だけで議論しているような状況に陥ることが多い。
【0008】
2)会議室参加者若しくは会議室内のプレゼンテーション者に対して、資料の該当ページを見せて質疑をすることができないので、会議室参加者若しくは会議室内のプレゼンテーション者は質疑の該当箇所を特定することが困難である。
【0009】
従って、モバイル参加者は、予め上記のような課題を背負っており、会議室内の議論に参加しずらい状況になっているという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、モバイル参加者が議論から疎外されずに活発に参加すること、加えて、プレゼンテーション者が質疑の該当箇所を容易に特定することを可能にする質疑応答支援方法および装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の情報端末間で送受信される情報を処理することにより質疑応答を支援する質疑応答支援方法において、質疑を希望する参加者が使用する情報端末から質疑希望通知と質疑情報とを取得すると、発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントに関するドキュメント情報を取得し、該取得した質疑情報とドキュメント情報とを識別情報に関連付けて記録し、前記識別情報を複数の情報端末に送信し、前記情報端末は、前記識別情報に基づき、質疑を希望している参加者が存在することを示す参加者情報を出力するとともに、該識別情報と該参加者情報とを関連付けて記録することを特徴とする。
【0012】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記情報端末から前記識別情報を受信すると、該識別情報に関連付けて記録された質疑情報とドキュメント情報とを該情報端末に送信し、前記情報端末は、前記質疑情報と前記ドキュメント情報とを受信すると、該ドキュメント情報を出力するとともに、該質疑情報に基づいて前記参加者情報を出力することを特徴とする。
【0013】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記参加者情報は、前記質疑情報に対応する表示方式で表示されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記参加者情報は、前記質疑情報に対応する音声方式で出力されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記質疑情報は、前記質疑を希望している参加者の特定情報と、該参加者が使用する情報端末に関する情報と、該質疑の内容に関する情報とを含むことを特徴とする。
【0016】
また、請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記ドキュメント情報は、前記質疑を希望する参加者が情報端末から質疑希望通知を送信した際に、前記発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントのファイル名およびページ番号を含むことを特徴とする。
【0017】
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記発表者が使用する情報端末から、前記参加者情報と関連付けて記録されている識別情報を受信すると、該識別情報と関連付けて記録された質疑情報に基づき、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と該発表者が使用する情報端末とを接続することを特徴とする。
【0018】
また、請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と前記発表者が使用する情報端末とで質疑が開始された際に、前記質疑における音声情報および映像情報を、各質疑毎に記録した前記質疑情報と前記ドキュメント情報と、関連付けて記録することを特徴とする。
【0019】
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、議事録を生成する際に、前記質疑情報を議事録に添付するとともに、前記音声情報および映像情報とドキュメント情報とをリンク情報として添付することを特徴とする。
【0020】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記リンク情報は、前記議事録を記録紙に印刷した際に、スキャナで再読み取りが可能な形式で該議事録に添付されることを特徴とする。
【0021】
また、請求項11の発明は、請求項1の発明において、前記ドキュメントに対する参加者の意思表示として、前記情報端末に前記参加者情報を出力させることを特徴とする。
【0022】
また、請求項12の発明は、複数の情報端末間で送受信される情報を処理することで、前記複数の情報端末を用いて行う会議システムの質疑応答を支援する質疑応答支援装置において、質疑を希望する参加者が使用する情報端末から取得した質疑情報と、発表者が使用する情報端末から取得したドキュメント情報とを識別情報に関連付けて記録する情報記録手段と、前記識別情報とを複数の情報端末とに送信する送信処理手段とを具備することを特徴とする。
【0023】
また、請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記送信処理手段は、前記情報端末から前記識別情報を受信した際に、該識別情報に関連付けて記録された質疑情報とドキュメント情報とを該情報端末に送信することを特徴とする。
【0024】
また、請求項14の発明は、請求項12の発明において、前記質疑情報は、前記質疑を希望している参加者の特定情報と、該参加者が使用する情報端末に関する情報と、該質疑の内容に関する情報とを含むことを特徴とする。
【0025】
また、請求項15の発明は、請求項12の発明において、前記ドキュメント情報は、前記質疑を希望する参加者が情報端末から質疑希望通知を送信した際に、前記発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントのファイル名およびページ番号を含むことを特徴とする。
【0026】
また、請求項16の発明は、請求項12の発明において、前記発表者が使用する情報端末から前記識別情報を受信した際に、該識別情報と関連付けて記録された質疑情報に基づき、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と該発表者が使用する情報端末とを接続する接続手段を更に具備することを特徴とする。
【0027】
また、請求項17の発明は、請求項12の発明において、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と前記発表者が使用する情報端末とで質疑が開始された際に、前記質疑における音声情報および映像情報を、各質疑毎に記録した前記質疑情報と前記ドキュメント情報と関連付けて記録する質疑状況記録手段を更に具備することを特徴とする。
【0028】
また、請求項18の発明は、請求項17の発明において、議事録を生成する議事録生成手段を更に具備し、前記議事録生成手段は、前記質疑状況記録手段で記録した質疑情報を議事録に添付し、前記質疑状況記録手段で記録した音声情報および映像情報とドキュメント情報とをリンク情報として添付することを特徴とする。
【0029】
また、請求項19の発明は、請求項18の発明において、前記リンク情報は、前記議事録を記録紙に印刷した際に、スキャナで再読み取りが可能な形式で該議事録に添付されることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる質疑応答支援方法および装置の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムの構成の一例を示す図である。
【0032】
図1に示すように、質疑応答支援システムは、発表者が使用する発表者端末1、会議に参加している少なくとも1人の参加者が使用する参加者端末2、この会議における質疑応答を支援する質疑応答支援装置3から構成される。
【0033】
ここで、発表者端末1および参加者端末2は、それぞれ有線、無線を問わない通信手段4で質疑応答支援装置3と通信が可能になっている。
【0034】
また、発表者端末1は、発表者端末1全体の制御を行う発表者端末処理部101、発表者端末表示部102、発表者端末メモリ103、発表者端末入力部104、通信手段4を介してデータの送受信を行う発表者端末通信部105を有する。
【0035】
また、参加者端末2は、参加者端末2全体の制御を行う参加者端末処理部201、参加者端末表示部202、参加者端末メモリ203、参加者端末入力部204、通信手段4を介してデータの送受信を行う参加者端末通信部205を有する。
【0036】
また、質疑応答支援装置3は、発表者端末1と参加者端末2とが行う質疑応答を支援する処理を行う質疑応答支援処理部5、質疑データ記録部6を有する。
【0037】
なお、参加者端末表示部202は発表者端末表示部102の画面を共有しており、発表者が説明のために発表者端末表示部102に表示しているドキュメントと同じページを参加者端末表示部202で同時に見ることが可能な構成になっており、画面の共有の方法としては、例えば、Webブラウザを用いた画面の共有等の既知の方法が挙げられる。
【0038】
また、通信手段4の具体的な例としては、会議室内で参加者端末2を使用する場合は、LAN(Local Area Network)、USB(Universal Serial Bus)またはIEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)等の有線通信手段、無線LANまたはIrDA(Infrared Data Association)等の短距離の無線通信手段が挙げられる。また、会議室外で参加者端末2を使用する場合は、携帯電話またはPHS(Personal Handyphone System)等の長距離の無線通信手段、モデム等の有線通信手段が挙げられる。
【0039】
また、参加者端末2としては、備えつけ型のPC等も使用可能であるが、会議室外から参加する参加者が使用する参加者端末2としては、持ち運びに便利であるという観点から携帯電話、PDAまたはノート型PC等が好ましい。
【0040】
図2は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【0041】
会議室内の発表者は、説明するための資料であるドキュメントを発表者端末表示部102に表示して説明を行い、そのドキュメントは参加者端末表示部202にも表示されているため、発表者が説明のために表示しているドキュメントと同じページを参加者は同時に見ることができる。
【0042】
ここで、発表者が説明をしている最中に、ある参加者が参加者端末入力部204から質疑希望通知を入力すると、参加者端末2は質疑希望通知を質疑応答支援装置3へ送信する。また、会議が開始する前に、参加者は参加者情報を参加者端末メモリ205に記録するので、その記録した参加者情報に質疑に関する情報を加えることで質疑情報を生成し、質疑希望通知を質疑応答支援装置3へ送信するとともに、生成した質疑情報を質疑応答支援装置3へ送信する。
【0043】
なお、参加者情報には、例えば、質疑を希望する参加者の氏名、参加者の所属先、参加者端末のアドレス、通信可能な通信手段、現在の場所等の情報が登録されている。また、質疑に関する情報には、例えば、意見/質問等の質疑の種類情報、賛成/反対/中立/よく理解できない等の参加者の立場を示す情報、技術質問/ビジネス質問等の質問の内容情報等を登録することもできる。
【0044】
また、質疑情報の生成に関して、予め参加者端末2に登録されている情報を用いて質疑情報を生成することで、参加者が改めて参加者情報を記録する必要を省略することができる。例えば、携帯電話、PDAまたはノート型PC等には個人情報が予め登録されていることが通常であり、それらの個人情報を用いて参加者情報を生成することができ、また、GPS(Global Positioning System)モジュール等を参加者端末2に搭載することで、位置情報等を質疑情報に登録することもできる。
【0045】
そして、質疑応答支援装置3が参加者端末2から質疑希望通知を受信すると、発表者端末1の発表者端末表示部102に現在表示されているドキュメントについての情報の取得依頼を発表者端末1に送信する。
【0046】
ここで、発表者端末メモリ105には、現在、発表者が説明に使用しているドキュメント情報が記録されており、例えば、現在、発表者端末表示部102に表示されているドキュメントのファイル名、ページ番号、動画の再生開始からの経過時間、モーションの動作番号等の時間とともに変化する情報がドキュメント情報として記録される。
【0047】
発表者端末1は質疑応答支援装置3からドキュメント情報の取得依頼を受信すると、発表者端末メモリ103に記録されているドキュメント情報を質疑応答支援装置3へ送信する。
【0048】
質疑応答支援装置3は発表者端末1からドキュメント情報を受信すると、質疑応答支援処理部5は、参加者端末2から取得した質疑情報と、発表者端末1から取得したドキュメント情報とを対応付け、対応付けた質疑情報とドキュメント情報とを一意に識別するための質疑ID番号を付加した質疑希望情報を生成し、生成した質疑希望情報を質疑データ記録部6に登録してデータベース化し、登録した質疑ID番号を発表者端末1と参加者端末2とへ送信する。
【0049】
そして、発表者端末1は質疑応答支援装置3から質疑ID番号を受信すると、発表者端末表示部102に表示中のドキュメント上に、目視で認識可能な質疑希望マークを表示し、質疑希望マークと質疑ID番号とを一意に関連付けて発表者端末メモリ103に記憶する。また、参加者端末2も同様に、参加者端末表示部202に表示中のドキュメント上に、質疑希望マークが表示される。
【0050】
図3は、質疑希望が発生した際の発表者端末表示部の102第1の表示例を示す図である。
【0051】
図3に示すように、発表者端末表示部102には、説明中のドキュメント7が表示されているとともに、そのドキュメント7上には質疑希望マーク8が表示され、この質疑希望マーク8は参加者端末表示部202にも表示される。ここで、図3では、3個の質疑希望マーク8が表示されているので、3人の参加者(3つの参加者端末2)から質疑希望があるということを示している。
【0052】
従って、上記説明したように、参加者は参加場所を問わずに質疑希望状況を容易に把握することができ、会議室外の参加者が議論から疎外されずに活発に参加することが可能になる。
【0053】
ただし、図3に示す発表者端末表示部102の表示例を見た発表者が分かることは、質疑希望の人数だけである。これは、発表者端末表示部102に質疑希望マーク8を表示する際に、発表者端末1が質疑応答支援装置3から取得できる情報は、質疑ID番号だけだからである。
【0054】
図4は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、発表者端末1がより多くの質疑情報を取得するために行う処理手順を示すシーケンス図である。なお、質疑応答支援装置3から発表者端末1と参加者端末2とに質疑ID番号が送信されるまでの処理手順は図3に示すシーケンス図と同様であるため、説明は省略する。
【0055】
発表者端末1が質疑応答支援装置3から質疑ID番号を受信し、発表者がその質疑ID番号の質疑に関する詳しい情報を取得したい場合は、発表者表示部102に質疑希望マーク8が表示される前に、発表者端末入力部104から質疑ID番号を入力すると、入力された質疑ID番号は質疑応答支援装置3へ送信される。
【0056】
質疑応答支援装置3は発表者端末1から質疑ID番号を受信すると、質疑ID番号に対応する質疑情報を質疑データ記録部6から読み出し、読み出した質疑情報を発表者端末1へ送信する。
【0057】
発表者端末1は質疑応答支援装置3から質疑情報を受信すると、質疑情報から質疑の内容を読み出し、読み出した内容により質疑希望マーク8の色および形等の表示方式を決定し、発表者端末表示部102に表示中のドキュメント上に、決定した表示方式で質疑希望マーク8を表示する。
【0058】
なお、参加者も参加者端末2から同様の処理手順を行えば、質疑の内容による表示方式で質疑希望マーク8を参加者端末表示部202に表示させることができる。
【0059】
図5は、質疑希望が発生した際に発表者端末表示部102の第2の表示例を示す図である。
【0060】
図5(a)は、発表者端末表示部102の第2の表示例を示す図であり、図5(b)は、質疑希望マーク8の表示方式と質疑の内容との対応表である。図5(a)に示すように、発表者端末表示部102には、説明中のドキュメント7が表示されているとともに、そのドキュメント7上には4個の質疑希望マーク8が異なる形で表示されていている。
【0061】
ここで、「?」の形の質疑希望マークは、図4(b)に示す対応表から「よく理解できない/質問」を示し、赤で表示されていれば会議室内参加者からの質疑希望を示し、青で表示されていれば会議室外参加者からの質疑希望を示す。また、「X」の形の質疑希望マークは、図4(b)に示す対応表から「反対意見/質問」を示す。また、「●」の形の質疑希望マークは、図4(b)に示す対応表から「賛成意見/質問」を示す。
【0062】
なお、上記実施例では、発表者端末1が質疑応答支援装置3から質疑ID番号を受信してから、発表者端末1が再度その質疑ID番号を質疑応答支援装置3に送信して質疑情報を取得する構成を説明したが、質疑応答支援装置3が質疑ID番号と質疑情報とを同時に発表者端末1または参加者端末2に送信する構成でも良い。
【0063】
従って、上記説明したように、発表者は参加者がどのような質疑を希望しているのか容易に把握することができるとともに、質疑をしてもらう参加者を決定する際に、よく理解できていない参加者からの質疑を聞く、参加者の所属が偏らないように質疑を聞く等を考慮にいれることが可能であるため、より議論を活発に且つ効率的に行うことができる。また、会議室内の参加者、会議室外の参加者を問わずに、他の参加者がどのような質疑を希望しているのか、賛成している参加者と反対している参加者との割合等を容易に把握することができる。
【0064】
次に、発表者は、説明中若しくは説明に区切りがついた際に、質疑を希望する参加者に質疑を行ってもらう。
【0065】
図6は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、質疑応答が開始されるまでに行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【0066】
発表者は発表者端末表示部102に表示された質疑希望マーク8を参考にして質疑をしてもらう参加者を決定し、決定した参加者に対応する質疑希望マーク8を選択する。質疑希望マーク8は一意に質疑ID番号と関連付けられて発表者端末メモリ103に記録されているので、選択された質疑希望マーク8に対応する質疑ID番号が質疑応答支援装置3へ送信される。
【0067】
質疑応答支援装置3は発表者端末1から質疑ID番号を受信すると、質疑応答支援処理部5は質疑ID番号に対応する質疑情報を質疑データ記録部6から読み出す。ここで、質疑情報には、その質疑を希望した参加者の参加者端末のアドレス、通信可能な通信手段等の情報が登録されているので、質疑応答支援処理部5は読み出した質疑情報に基づき、質疑を希望する参加者の参加者端末2との接続を確立する。
【0068】
質疑応答支援装置3は参加者端末との接続を確立すると、質疑情報に登録されたドキュメント情報を発表者端末1へ送信する。ここで、ドキュメント情報には、質疑の該当箇所を示すドキュメントのファイル名、ページ番号、が記録されているので、発言者端末1はドキュメント情報を受信すると、受信したドキュメント情報に対応するドキュメントのページを発表者端末表示部102に表示する。また、ドキュメント情報として、動画の再生開始からの経過時間、モーションの動作番号等の時間とともに変化する情報を記録すれば、質疑を希望した瞬間からの動画再生またはモーションの状況を特定することができる。
【0069】
また、上記実施例では、質疑の内容を質疑希望マーク8の色および形等の表示方式で識別する構成を説明したが、音声だけでしか参加できない参加者端末2では、参加者端末2に割り当てた所定のキー等を操作し、音声、音色、音量、和音、リズム等の音声情報、若しくは振動の大きさ、リズム等の物理的な振動情報を発生することで、質疑の内容を識別する構成でも良く、また、参加者端末2としてPCを用いているが、目が不自由な参加者に対して所定の位置に並べて配置して表示された質疑希望マーク8上にポイントデバイス等で指示すると、上述したような音声情報または振動情報が発生することで、質疑の内容を識別する構成でも良い。
【0070】
また、上記実施例で説明した質疑希望マーク8を議決投票に応用する構成も適用可能である。ここで、議決すべき内容を記載したドキュメントを作成し、本発明に係わる質疑応答支援システムによる質疑希望をする際の処理を全ての参加者が行うことで、全ての参加者分の賛成/反対/棄権等の情報を全ての参加者で共有することができるとともに、その情報を記録し、必要に応じて議事録として発行する際に、どの参加者が賛成したのか、どの参加者が反対したのか等の情報を容易に記録することで、議事の効率化とともに、より記録として役に立つ議事録を作成することが可能になる。
【0071】
また、本発明に係わる質疑応答支援システムで行われた議事の議事録を作成し、作成した議事録を質疑応答支援装置3の質疑データ記録手段6に記録することも可能である。
【0072】
図7は、本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムで行われた議事の議事録9の作成例を示す図である。
【0073】
図7に示すように、会議の議題、開催日、開催場所、参加者、議事概要、決定事項等の基本情報と、質疑内容および質疑者等の質疑に関する情報とが議事録9に自動的に記載されるようになっている。ここで、質疑の該当箇所であるドキュメントへのリンク情報10、および質疑している際の参加者の顔、姿および声等の動画へのリンク情報11を質疑に関する情報を記載している箇所に埋め込む。
【0074】
ここで、議事録9をPC等で表示する場合は、リンク情報(10、11)をURLで表示させ、議事録を印刷する場合は、スキャナ等で再読み取りが容易な形式でURL若しくはコード化した形式でマーキングする。
【0075】
その議事録9が送られたユーザは、PC等からリンク情報(10、11)を取得することができ、或いは印刷した用紙からスキャナ等で読み込むことでリンク情報(10、11)を取得することができ、議論に使用されたドキュメントまたは議論時の動画を確認することが可能になるため、議事録9のロジカルな情報と合わせて、議論時の参加者の声の調子、議論の流れ、参加者の表情等のアナログな情報を得ることができ、議事録9を受け取ったユーザが議論についてより正確に理解することができる優れた議事録9を容易に作成することが可能になる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、会議室外の参加者が議論から疎外されずに活発に参加すること、加えて、発表者が質疑の該当箇所を容易に特定することを可能にするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【図3】質疑希望が発生した際の発表者端末表示部の102第1の表示例を示す図である。
【図4】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、発表者端末1がより多くの質疑情報を取得するために行う処理手順を示すシーケンス図である。
【図5】質疑希望が発生した際に発表者端末表示部102の第2の表示例を示す図である。
【図6】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムにおいて、質疑希望が発生した際に、質疑応答が開始されるまでに行われる処理手順を示すシーケンス図である。
【図7】本発明に係わる質疑応答支援装置を含む質疑応答支援システムで行われた議事の議事録9の作成例を示す図である。
【符号の説明】
1 発表者端末
2 参加者端末
3 質疑応答支援装置
4 通信手段
5 質疑応答支援処理部
6 質疑データ記録部
7 ドキュメント
8 質疑希望マーク
9 議事録
10 ドキュメントへのリンク情報
11 動画へのリンク情報
101 発表者端末処理部
102 発表者端末表示部
103 発表者端末メモリ
104 発表者端末入力部
105 発表者端末通信部
201 参加者端末処理部
202 参加者端末表示部
203 参加者端末メモリ
204 参加者端末入力部
205 参加者端末通信部
Claims (19)
- 複数の情報端末間で送受信される情報を処理することにより質疑応答を支援する質疑応答支援方法において、
質疑を希望する参加者が使用する情報端末から質疑希望通知と質疑情報とを取得すると、発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントに関するドキュメント情報を取得し、
該取得した質疑情報とドキュメント情報とを識別情報に関連付けて記録し、
前記識別情報を複数の情報端末に送信し、
前記情報端末は、
前記識別情報に基づき、質疑を希望している参加者が存在することを示す参加者情報を出力するとともに、該識別情報と該参加者情報とを関連付けて記録する
ことを特徴とする質疑応答支援方法。 - 前記情報端末から前記識別情報を受信すると、該識別情報に関連付けて記録された質疑情報とドキュメント情報とを該情報端末に送信し、
前記情報端末は、
前記質疑情報と前記ドキュメント情報とを受信すると、該ドキュメント情報を出力するとともに、該質疑情報に基づいて前記参加者情報を出力する
ことを特徴とする請求項1記載の質疑応答支援方法。 - 前記参加者情報は、
前記質疑情報に対応する表示方式で表示される
ことを特徴とする請求項2記載の質疑応答支援方法。 - 前記参加者情報は、
前記質疑情報に対応する音声方式で出力される
ことを特徴とする請求項2記載の質疑応答支援方法。 - 前記質疑情報は、
前記質疑を希望している参加者の特定情報と、該参加者が使用する情報端末に関する情報と、該質疑の内容に関する情報とを含む
ことを特徴とする請求項1記載の質疑応答支援方法。 - 前記ドキュメント情報は、
前記質疑を希望する参加者が情報端末から質疑希望通知を送信した際に、前記発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントのファイル名およびページ番号を含む
ことを特徴とする請求項1記載の質疑応答支援方法。 - 前記発表者が使用する情報端末から、前記参加者情報と関連付けて記録されている識別情報を受信すると、該識別情報と関連付けて記録された質疑情報に基づき、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と該発表者が使用する情報端末とを接続する
ことを特徴とする請求項1記載の質疑応答支援方法。 - 前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と前記発表者が使用する情報端末とで質疑が開始された際に、前記質疑における音声情報および映像情報を、各質疑毎に記録した前記質疑情報と前記ドキュメント情報と、関連付けて記録する
ことを特徴とする請求項1記載の質疑応答支援方法。 - 議事録を生成する際に、前記質疑情報を議事録に添付するとともに、前記音声情報および映像情報とドキュメント情報とをリンク情報として添付する
ことを特徴とする請求項8記載の質疑応答支援方法。 - 前記リンク情報は、
前記議事録を記録紙に印刷した際に、スキャナで再読み取りが可能な形式で該議事録に添付される
ことを特徴とする請求項9記載の質疑応答支援方法。 - 前記ドキュメントに対する参加者の意思表示として、前記情報端末に前記参加者情報を出力させる
ことを特徴とする請求項1記載の質疑応答支援方法。 - 複数の情報端末間で送受信される情報を処理することで、前記複数の情報端末を用いて行う会議システムの質疑応答を支援する質疑応答支援装置において、
質疑を希望する参加者が使用する情報端末から取得した質疑情報と、発表者が使用する情報端末から取得したドキュメント情報とを識別情報に関連付けて記録する情報記録手段と、
前記識別情報とを複数の情報端末とに送信する送信処理手段と
を具備することを特徴とする質疑応答支援装置。 - 前記送信処理手段は、
前記情報端末から前記識別情報を受信した際に、該識別情報に関連付けて記録された質疑情報とドキュメント情報とを該情報端末に送信する
ことを特徴とする請求項12記載の質疑応答支援装置。 - 前記質疑情報は、
前記質疑を希望している参加者の特定情報と、該参加者が使用する情報端末に関する情報と、該質疑の内容に関する情報とを含む
ことを特徴とする請求項12記載の質疑応答支援装置。 - 前記ドキュメント情報は、
前記質疑を希望する参加者が情報端末から質疑希望通知を送信した際に、前記発表者が使用する情報端末に表示されているドキュメントのファイル名およびページ番号を含む
ことを特徴とする請求項12記載の質疑応答支援装置。 - 前記発表者が使用する情報端末から前記識別情報を受信した際に、該識別情報と関連付けて記録された質疑情報に基づき、前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と該発表者が使用する情報端末とを接続する接続手段
を更に具備することを特徴とする請求項12記載の質疑応答支援装置。 - 前記質疑を希望している参加者が使用している情報端末と前記発表者が使用する情報端末とで質疑が開始された際に、前記質疑における音声情報および映像情報を、各質疑毎に記録した前記質疑情報と前記ドキュメント情報と関連付けて記録する質疑状況記録手段
を更に具備することを特徴とする請求項12記載の質疑応答支援装置。 - 議事録を生成する議事録生成手段
を更に具備し、
前記議事録生成手段は、
前記質疑状況記録手段で記録した質疑情報を議事録に添付し、
前記質疑状況記録手段で記録した音声情報および映像情報とドキュメント情報とをリンク情報として添付する
ことを特徴とする請求項17記載の質疑応答支援装置。 - 前記リンク情報は、
前記議事録を記録紙に印刷した際に、スキャナで再読み取りが可能な形式で該議事録に添付される
ことを特徴とする請求項18記載の質疑応答支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270084A JP2004110268A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 質疑応答支援方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270084A JP2004110268A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 質疑応答支援方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004110268A true JP2004110268A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32267827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002270084A Pending JP2004110268A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 質疑応答支援方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004110268A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7920160B2 (en) | 2006-04-11 | 2011-04-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electronic conference assistance method, and information terminal device in electronic conference system |
JP2012256208A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Casio Comput Co Ltd | 講演システム及びこの講演システムに用いられる表示装置 |
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JP2022070308A (ja) * | 2020-10-27 | 2022-05-13 | Necプラットフォームズ株式会社 | 遠隔会議装置、システム、方法及びプログラム |
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2002
- 2002-09-17 JP JP2002270084A patent/JP2004110268A/ja active Pending
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