JP2005128885A - 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005128885A
JP2005128885A JP2003365100A JP2003365100A JP2005128885A JP 2005128885 A JP2005128885 A JP 2005128885A JP 2003365100 A JP2003365100 A JP 2003365100A JP 2003365100 A JP2003365100 A JP 2003365100A JP 2005128885 A JP2005128885 A JP 2005128885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
terminal device
received
connection
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003365100A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Fuyuki
正彦 冬木
Yasuhiro Ueki
泰博 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Industrial Promotion Organization
Original Assignee
Osaka Industrial Promotion Organization
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Industrial Promotion Organization filed Critical Osaka Industrial Promotion Organization
Priority to JP2003365100A priority Critical patent/JP2005128885A/ja
Publication of JP2005128885A publication Critical patent/JP2005128885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】
講義に対する学生の出欠状況の確認において、出席の偽装を防止し、しかも在否管理における作業量及び作業時間の増大を防止する在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】
ウェブサーバコンピュータを用いた中央装置10と、該中央装置10と接続(セッション)を確立して通信する携帯電話機等の端末装置20とを用い、中央装置10では、講義に出席すべき学生が操作する端末装置20から接続要求に対して接続を確立し、端末装置20から複数回の在席情報を受信した場合に、受信した在席情報が正当なもので、しかも確立した接続が切断されていない場合に、当該端末装置20を操作する学生が在席していると判定する。
【選択図】 図1

Description

サーバコンピュータ等の中央装置及び該中央装置と接続を確立して通信する携帯電話機等の端末装置とを用い、大学の講義の出欠等の在否を判定する在否判定方法、その在否判定方法を適用した在否判定システム、その在否判定システムに用いられる中央装置、及びその中央装置を実現するコンピュータプログラムに関し、特に偽装出席を防止する在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラムに関する。
大学の講義に対する学生の出欠状況を管理する方法は多種多様であり、その方法の一つとして、学生に出席カードを提出させ、それを講師又は講師から任命された担当者が講義終了後に整理し、例えば表計算用ソフトウェアを用いて出欠状況を手作業にて入力し、コンピュータ管理する方法が挙げられる。ところが出席カードの提出及び表計算ソフトウェアへの入力等の作業により出欠状況を管理する方法に対しては、作業量及び作業時間に関しての問題が指摘されており、特に学生数が多い講義においては作業量及び作業時間の増大化が無視することができない問題となる。
そこで通信網に接続してデータ通信を行うブラウジング機能を備えた携帯電話機等の端末装置と、該端末装置と通信することが可能なウェブサーバコンピュータ等の中央装置とを用い、出席していることを示すデータを端末装置から中央装置へ送信することにより、中央装置にて出欠状況を管理する出席登録システムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
海野崇生,他1名共著,「ブラウザ機能搭載携帯端末による出席登録システム」,情報処理学会研究報告,社団法人情報処理学会,2000年10月13日発行,Vol.2000,No.95,p.45−51
しかしながら例えば非特許文献1に記載された従来のシステムでは、講義に出席していない学生が、教室外から出席していることを示すデータを送信することもできるので、出席を偽装することが可能であるという問題がある。講義中に講師がパスワードを発表し、発表したパスワードを出席していることを示すデータとして端末装置に入力させ送信させるという方法も考えられるが、出席している学生が携帯電話機である端末装置の通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて、出席していない学生にパスワードを連絡することで、出席していない学生でも容易に出席を偽装することが可能となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、端末装置から中央装置へ、在席を示す在席情報を複数回送信させ、中央装置では講義開始時に確立させた接続(セッション)が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定することにより、偽装出席を防止し、しかも在否管理における作業量及び作業時間の増大を招くことがない在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラムの提供を目的とする。
第1発明に係る在否判定方法は、中央装置及び該中央装置と接続を確立して通信する端末装置を用いた在否判定方法において、前記端末装置は、前記中央装置に対して接続を要求し、前記中央装置は、前記端末装置からの要求に対して接続を確立し、前記端末装置は、在席を示す在席情報を前記中央装置へ複数回送信し、前記中央装置は、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信した場合に、在席と判定することを特徴とする。
本発明の在否判定方法では、ウェブサーバコンピュータ等の中央装置と、携帯電話機等の端末装置とを用い、中央装置では、端末装置との間に確立した接続が切断されることなく、複数回の在否情報を受信した場合に、在席と判定することにより、端末装置を操作する者、例えば学生が、端末装置を操作し、中央装置との間で確立された接続の切断を必要とする通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて出席していない者と連絡を取ることを防止することができるので、不在者が外部から在席情報を送信することで出席していると偽装することを防止することが可能であり、また在否管理のため、在否を確認する出席カードを提出させ、それを整理し、例えば表計算用ソフトウェアに手作業で入力するという様な作業が不要であるため、作業量及び作業時間の増大を防止することが可能である。
第2発明に係る在否判定システムは、中央装置及び該中央装置との接続を確立して通信する端末装置を備える在否判定システムにおいて、前記端末装置は、前記中央装置へ接続を要求する接続要求を送信する手段を備え、前記中央装置は、受信した接続要求に対し、該接続要求の送信元の前記端末装置との接続を確立する手段を備え、前記端末装置は、更に、在席を示す在席情報を前記中央装置へ送信する送信手段を備え、前記中央装置は、更に、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したか否かを判定する接続確立判定手段と、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定する在否判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、ウェブサーバコンピュータ等の中央装置を用い、中央装置では、端末装置との間に確立した接続が切断されることなく、複数回の在否情報を受信した場合に、在席と判定することにより、端末装置の操作者が、端末装置を操作し、中央装置との間で確立された接続の切断を必要とする通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて在席していない者と連絡を取ることを防止することができるので、不在者が外部から在席情報を送信することで出席していると偽装することを防止することが可能であり、また在否管理のため、在否を確認する出席カードを提出させ、それを整理し、例えば表計算用ソフトウェアに手作業で入力するという様な作業が不要であるため、作業量及び作業時間の増大を防止することが可能である。
第3発明に係る在否判定システムは、第2発明において、前記中央装置は、更に、接続を確立する前記端末装置に、セッションIDを付与する手段と、付与したセッションIDに対応するセッションデータを記録する手段とを備え、前記接続確立判定手段は、受信した在席情報が、付与したセッションIDに基づき送信されているか否かをセッションデータと照合することで、確立した接続が切断されていないことを判定すべくなしてあることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、端末装置にセッションIDを付与し、中央装置に記憶したセッションデータと照合することでセッション、即ち接続の確立状況を判定することにより、中央装置が基本的な通信機能として備えている機能を転用することとなるので、新たな機能の追加を抑えて、偽装出席の防止等の効果を得ることが可能である。
第4発明に係る在否判定システムは、第2発明又は第3発明において、複数の端末装置を備え、前記中央装置が、夫々の前記端末装置から受信する複数の在席情報は、受信すべき順序が設定されており、前記中央装置は、更に、2回目以降に受信すべき第1の在席情報を一の端末装置から受信した後、第1の在席情報より以前に受信すべき第2の在席情報を他の端末装置から受信した場合、他の端末装置から受信した第2の在席情報を無効と判定する手段を備えることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、第1の在席情報を一の端末装置から受信した後、第1の在席情報より以前に受信すべき第2の在席情報を他の端末装置から受信した場合、他の端末装置から受信した第2の在席情報を無効と判定する。即ち一の端末装置から第1の在席情報を受信した時点で、第2の在席情報の受付を締め切る。この構成により、在席している者が、複数回の在席情報の送信を完了させた後、在席していない者に複数回分の在席情報を連絡した場合でも、在席していない者が操作する端末装置から送信される第2の在席情報の受付が締め切られており、無効と判定されるので、不在者が外部から在席情報を送信することで出席していると偽装することを防止することが可能である。
第5発明に係る在否判定システムは、第2発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記中央装置は、更に、受信した在席情報の正当性を判定する正当性判定手段を備えることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、在席情報の正当性を判定することにより、不当な在席情報を送信しての偽装出席を防止することが可能である。
第6発明に係る在否判定システムは、第5発明において、前記中央装置と通信する管理装置を更に備え、前記中央装置は、更に、照合用情報を前記管理装置へ送信する手段を備え、該管理装置は、受信した照合用情報を出力する手段を備え、前記端末装置は、更に、照合用情報の入力を受け付ける手段を備え、前記送信手段は、入力を受け付けた照合用情報を在席情報として送信すべくなしてあり、前記中央装置は、更に、在席情報として受信した照合用情報を、前記中央装置へ送信した照合用情報と照合する手段を備え、前記正当性判定手段は、照合用情報の照合結果に基づき正当性を判定すべくなしてあることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、パスワード等の照合用情報を、例えば講師が操作する管理装置から出力させ、出力された照合用情報を講師に発表させ、発表された照合用情報を在席情報として用いることにより、不在者は発表された照合用情報を確認することができず、また在席者が端末装置の通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて不在者に照合用情報を連絡するためには接続の切断が必要となるので、不在者への照合用情報の連絡の防止となり、このため不在者が在席情報を送信して出席を偽装することを防止することが可能となる。
第7発明に係る在否判定システムは、第2発明乃至第6発明のいずれかにおいて、前記中央装置は、更に、講義に対応付けて出欠状況を記録するテーブルと、前記在否判定手段の判定に基づきテーブルに出欠状況を記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、例えば大学の講義に対する学生の出席状況の管理に適用することにより、授業への出欠状況を確認することを目的として、在否を確認する出席カードを提出させ、それを整理し、例えば表計算用ソフトウェアに手作業で入力するという様な作業が不要であるため、作業量及び作業時間の増大を防止することが可能である。
第8発明に係る在否判定システムは、第2発明乃至第7発明のいずれかにおいて、前記端末装置は、可搬型の無線機であることを特徴とする。
本発明の在否判定システムでは、例えば普及率が高く常時携帯を期待することができる携帯電話機を端末機として用いることにより、容易に実用化することが可能であり、しかも端末装置に要する出費を最低限に抑えることが可能である。
第9発明に係る中央装置は、接続を確立した端末装置と通信することが可能な中央装置において、前記端末装置から接続を要求する接続要求を受信する手段と、受信した接続要求に対し、該接続要求の送信元の前記端末装置との接続を確立する手段と、前記端末装置から在席を示す在席情報を受信する手段と、確立した接続が切断されることなく、前記端末装置から複数回の在席情報を受信したか否かを判定する手段と、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の中央装置では、携帯電話機等の端末装置との間で確立した接続が切断されることなく、複数回の在否情報を受信した場合に、在席と判定することにより、端末装置の操作者が、端末装置を操作し、確立された接続の切断を必要とする通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて在席していない者と連絡を取ることを防止することができるので、不在者が外部から在席情報を送信することで出席していると偽装することを防止することが可能であり、また在否判定のため、在否を確認する出席カードを提出させ、それを整理し、例えば表計算用ソフトウェアに手作業で入力するという様な作業が不要であるため、作業量及び作業時間の増大を防止することが可能である。
第10発明に係るコンピュータプログラムは、接続を確立した装置と通信することが可能なコンピュータに、在否を判定させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、接続を確立した装置から在席を示す在席情報を受信した場合に、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信しているか否かを判定させる手順と、コンピュータに、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定させる手順とを実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムでは、ウェブサーバコンピュータ等のコンピュータにて実行することにより、コンピュータが、携帯電話等の端末装置と接続を確立することが可能な中央装置として動作し、端末装置との間で確立した接続が切断されることなく、複数回の在否情報を受信した場合に、在席と判定することにより、端末装置の操作者が、端末装置を操作し、中央装置との間で確立された接続の切断を必要とする通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて在席していない者と連絡を取ることを防止することができるので、不在者が外部から在席情報を送信することで出席していると偽装することを防止することが可能であり、また在否管理のため、在否を確認する出席カードを提出させ、それを整理し、例えば表計算用ソフトウェアに手作業で入力するという様な作業が不要であるため、作業量及び作業時間の増大を防止することが可能である。
本発明に係る在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラムでは、ウェブサーバコンピュータ等の中央装置と、該中央装置と接続(セッション)を確立して通信する携帯電話機等の端末装置とを用い、例えば大学の講義の出欠状況の管理に適用する場合に、中央装置では、学生が操作する端末装置からの接続要求に対して接続を確立し、端末装置から複数回の在席情報、例えば講師が発表したパスワード等の照合用情報を受信した場合に、受信した照合用情報が正当なもので、しかも確立した接続が切断されていない場合に、当該端末装置を操作する学生が講義に出席していると判定する。
この構成により、端末装置の操作者である学生が、端末装置を操作し、中央装置との間で確立された接続の切断を必要とする通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて在席していない者と連絡を取ることを防止することができるので、講義中に発表された照合用情報である在席情報を在席している者が外部の不在者に通知し通知を受けた外部の不在者が在席情報を送信して出席を偽装するという方法による不正行為を防止することが可能である等、優れた効果を奏する。また在否管理のため、在否を確認する出席カードを提出させ、それを整理し、例えば表計算用ソフトウェアに手作業で入力するという様な作業を行うことなく、出欠状況の判定を中央装置にて行うことができるので、作業量及び作業時間の増大を防止することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明では、端末装置から中央装置へ送信する在席情報に順序を設定し、中央装置では、2回目以降に受信すべき第1の在席情報を一の端末装置から受信した後、第1の在席情報より以前に受信すべき第2の在席情報を他の端末装置から受信した場合、他の端末装置から受信した第2の在席情報を無効と判定する。即ち一の端末装置から第1の在席情報を受信した時点で、第2の在席情報の受付を締め切る。
この構成により、在席している者が、複数回の在席情報の送信を完了させた後、在席していない者に複数回分の在席情報を連絡した場合でも、在席していない者が操作する端末装置から送信される第2の在席情報の受付が締め切られており、無効と判定されるので、不在者が外部から在席情報を送信することで出席していると偽装することを防止することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の在否判定システムを示す概念図である。図1中10はウェブサーバコンピュータ等のコンピュータを用いた本発明の中央装置であり、中央装置10は大学及び各種事業体等の機関にて管理されており、またインターネット及びLAN等のデータ通信網100に接続し、データ通信網100を介して講義及び該講義の出欠状況を管理するウェブページを提供している。提供されるウェブページを、学生等の操作者が閲覧する場合、可搬型の無線機である携帯電話機等の端末装置20を操作して、データ通信網100を介して中央装置10との間の接続(セッション)を確立することで端末装置20は、中央装置10と通信することが可能となり、操作者はウェブページを閲覧することができる。また学生である操作者に対して講義を行い、講義の出欠状況を管理する講師は、携帯電話機等の管理装置30を操作し、管理装置30を用いて中央装置10との接続を確立することで、中央装置10から提供されるウェブページを閲覧することが可能となる。
図2は本発明の在否判定システムの構成を示すブロック図である。中央装置は、本発明のコンピュータプログラム200及びデータ等の各種情報を記録したCD−ROM等の記録媒体300から各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶手段12、補助記憶手段12により読み取った各種情報を記録するハードディスク及びRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks) 等の記録手段13を備えている。そして記録手段13から本発明のコンピュータプログラム200及びデータ等の各種情報を読み取り、情報を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等の記憶手段14に記憶させて、CPU(Central Processing Unit) 等の制御手段11により実行することで、ウェブサーバコンピュータは本発明の中央装置10として動作する。さらに中央装置10は、データ通信網100に接続して他の装置と通信を行うための通信手段15を備えている。
また記録手段13には、出欠状況を管理するウェブページを出力させるためのC−HTML(Compact HyperText Markup Language) 、MML(Mobile Markup Language)及びHDML(Handheld Device Markup Language) 等のページ記述言語で記述された各種情報が記録されている。さらに記録手段13の記録領域の一部は、システムを利用する講師及び学生等の利用者の個人情報を記録する個人テーブル(個人TBL)13a、講義の詳細情報を記録する講義テーブル(講義TBL)13b、講義中の在否確認に関する情報を記録する在否確認テーブル(在否確認TBL)13c、学生が履修している講義に関する情報を記録する受講管理テーブル(受講管理TBL)13d、並びに講義に対する出欠状況を記録する在否情報テーブル(在否情報TBL)13e等の各種テーブルとして用いられており、制御手段11の制御により記録手段13に確保された各種テーブルにアクセスして情報の読取/書込を行う。また中央装置10が備える記録手段13の記録領域の一部を各種テーブルとして用いるのではなく、中央装置10に接続する他の装置が備える記録手段の記録領域の一部を各種テーブルとして用い、必要に応じて各種テーブルにアクセスして情報の読取/書込を行うようにしても良い。
端末装置20は、装置全体の通信処理及び音声処理等の各種処理を制御する制御手段21、各種処理に必要なプログラム及びデータ等の情報を記録するROM(Read Only Memory)及びRAM等の記録手段22を備えている。さらに制御手段21は、音声信号の入出力及び送受信を制御する通信制御手段23を制御し、通信制御手段23は、通話用のデジタル音声信号及びページ記述言語で記述された各種情報等の情報を送受信するアンテナ等の通信手段24を制御する。また制御手段21は、スピーカ等の音声出力手段25及びマイク等の音声入力手段26に出力又は入力される音声信号の変換処理を行う音声処理手段27を制御する。音声処理手段27による変換処理とは、音声出力手段25から出力すべくデジタル信号をアナログ信号に変換する処理、及び音声入力手段26から入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する処理である。そして端末装置20は、制御手段21の制御により、英数字及び各種命令等のキー入力を受け付ける押し釦等のキー入力手段28から入力を受け付け、キー入力された情報及び送受信する情報等の各種情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示手段29に必要な情報を表示させる。また記録手段22にはページ記述言語で記述された各種情報をウェブページとして表示するための閲覧用ソフトウェアプログラム(以下、ブラウザという)が記録されており、ブラウザの処理により受信した中央装置10からデータ通信網100を介して受信した情報をウェブページとして表示手段29から表示させる。
管理装置30は、制御手段31、記録手段32、通信制御手段33、通信手段34、音声出力手段35、音声入力手段36、音声処理手段37、キー入力手段38及び表示手段39を備えている。
次に本発明の中央装置10が備える各種テーブルについて説明する。図3は本発明の中央装置10が備える個人テーブル13aの記録内容を概念的に示す説明図である。個人テーブル13aには、個人ID、認証情報、氏名、及び属性等の各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。個人IDとは、個人を識別するための識別情報であり、例えば学籍番号が用いられる。認証情報とは所謂パスワードであり、個人ID及び認証情報の組み合わせの正当性を確認することにより、個人の認証が行われる。なお携帯電話機である端末装置20及び管理装置30の電話番号を個人ID又は認証情報を代替する情報として用い、端末装置20及び管理装置30において、個人ID及び認証情報の入力を省略するようにしても良い。属性とは、講師又は学生を示す情報である。
図4は本発明の中央装置10が備える講義テーブル13bの記録内容を概念的に示す説明図である。講義テーブル13bには、講義を特定する講義番号、講義名称、講師氏名、学科名、及び授業回数等の各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。
図5は本発明の中央装置10が備える在否確認テーブル13cの記録内容を概念的に示す説明図である。在否確認テーブル13cには、講義番号、授業回数、確認回数、1回目照合用情報、2回目照合用情報、在席情報収集時刻、及び受付完了フラグ等の各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。講義番号は、講義テーブル13bに記録されている講義番号と対応している。確認回数は、講義番号及び授業回数の組み合わせにより特定される講義において、何度目の在否確認であるかを示す情報である。1回の講義では1度又は複数度の在否確認を行うことになる。例えば講義の開始時のみに1度の在否確認を行う場合、並びに講義の開始時に1度目、講義の中盤に2度目、及び講義の終了時に3度目と合計3度の在否確認を行う場合等がある。そして1度目及び2度目等の夫々の在否確認時においては、後述する処理により夫々複数回の在席情報の収集を行う。なお以降の説明では1度につき2回の在席情報の収集を行うものとする。1回目照合用情報及び2回目照合用情報とは、講義番号及び授業回数により特定される講義の確認回数により特定される在否確認時において、在席情報として用いられるパスワードであり、2回分の照合用情報が設定されている。在席情報収集時刻とは、在席情報を収集した時刻を示す。受付完了フラグとは、照合用情報を受け付ける状態にあるか否かを示すフラグである。ここでは各在否確認について2回の在席情報の収集を行うため、1回目の照合用情報を受付可能な段階では「0」が記録され、1回目の照合用情報の受付を完了した段階では「1」が記録される。更に例えば3回の在席情報の収集を行う場合、2回目の照合用情報の受付を完了した段階で「2」が記録される。
図6は本発明の中央装置10が備える受講管理テーブル13dの記録内容を概念的に示す説明図である。受講管理テーブル13dには、個人ID及び講義番号等の各種情報が対応付けられたレコードとして記録されている。個人IDは、個人テーブル13aに記録されている個人IDと対応しており、講義番号は、講義テーブル13bに記録されている講義番号と対応している。
図7は本発明の中央装置10が備える在否情報テーブル13eの記録内容を概念的に示す説明図である。在否情報テーブルには、夫々のレコードを特定する出席IDに対応付けて、個人ID、講義番号、授業回数、確認回数、及び在否状況等の各種情報が記録されている。個人IDは、個人テーブル13aに記録されている個人IDと対応している。講義番号、授業回数及び確認回数は、例えば在否確認テーブル13cに記録されている講義番号、授業回数及び確認回数と対応している。在否状況は、講義番号及び授業回数により特定される講義において、確認回数により特定される在否確認時の判定の結果を示す情報であり、出席又は欠席を示す情報が記録される。
次に本発明の在否判定システムが備える各種装置の処理について説明する。図8は本発明の在否判定システムが備える中央装置10及び管理装置30の在否判定補助処理を示すフローチャートである。在否判定補助処理とは、開講中の講義に対する学生の在否状況を判定するにあたって補助的に行う処理であり、講師が操作する管理装置30と中央装置10との間で行われる処理である。
講師は、例えば講義の開始時に、中央装置10から送信されるウェブページを管理装置30から表示させる操作を行う。具体的には管理装置30をデータ通信網100に接続させ、データ通信網100上の記録位置及び該記録位置に記録されているウェブページを表示させるための各種情報を指示するURL(Universal Resource Locator)等の指示情報を、管理装置30に入力する操作又は予め記録している指示情報に基づき中央装置10に接続させる操作を行う。管理装置30が中央装置10に接続することにより、個人ID及び認証情報の送信を要求するウェブページを表示させるための情報が中央装置10から管理装置30へ送信され、管理装置30では、受信した情報に基づくウェブページをログイン画面として表示手段39に表示する。そして講師は、個人ID及び認証情報を管理装置30に入力し、中央装置10へ送信させる操作を行い、中央装置10では、受信した個人ID及び認証情報に基づき、個人テーブル13aにアクセスして、個人ID及び認証情報の正当性を確認する認証処理、並びに学生又は講師を判定する属性判定処理を実行する。
中央装置10では、属性判定処理を実行することにより、個人ID及び認証情報の送信元の装置が講師により操作される管理装置30であると判定した後、講義テーブル13bにアクセスして、当該講師が担当する講義を特定する講義名称及び授業回数等の情報を抽出し、抽出した情報を例えば講義の一覧表の形式に配置し、管理装置30へ送信することにより、学生の在否の判定対象となる講義の選択を要求する。管理装置30では、受信した情報に基づいて、講義を特定する講義名称及び授業回数並びに確認回数を選択して、選択した情報を中央装置10へ送信する。
中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、特定された講義及び確認回数の1回目の照合用情報を、例えば乱数を用いて生成し(S101)、生成した1回目の照合用情報を、講義を特定する講義番号及び授業回数並びに確認回数に対応付けて在否確認テーブル13cに記録し(S102)、通信手段15からデータ通信網100を介して管理装置30へ1回目の照合用情報を送信する(S103)。
管理装置30では、制御手段31の制御により、通信手段34にて1回目の照合用情報を受信し(S104)、受信した1回目の照合用情報を、ブラウザの処理によりウェブページとして表示手段39に表示(出力)する(S105)。講師は表示手段39から表示された照合用情報を、例えば口頭により、学生に対して発表する。その後、講師は、例えば口頭にて学生が1回目の照合用情報の送信を完了したことを確認し、2回目の照合用情報の送信を要求する入力を管理装置30に対して行う。管理装置30では、制御手段31の制御により、キー入力手段38から2回目の照合用情報の送信を要求する入力を受け付け(S106)、2回目の照合用情報の送信を要求する照合用情報送信要求を通信手段34からデータ通信網100を介して管理装置30へ送信する(S107)。
中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、通信手段15にて照合用情報送信要求を受信し(S108)、受信した照合用情報送信要求に基づき、当該講義の2回目の照合用情報を生成し(S109)、生成した2回目の照合用情報を、講義を特定する講義番号及び授業回数並びに確認回数に対応付けて在否確認テーブル13cに記録し(S110)、通信手段15からデータ通信網100を介して管理装置30へ2回目の照合用情報を送信する(S111)。
管理装置30では、制御手段31の制御により、通信手段34にて2回目の照合用情報を受信し(S112)、受信した2回目の照合用情報を、ブラウザの処理によりウェブページとして表示手段39に表示(出力)する(S113)。講師は表示手段39から表示された照合用情報を、例えば口頭により、学生に対して発表する。このようにして1度目の在否確認時における在否判定補助処理が行われる。なお1度の在否確認につき3回以上在席情報の収集を行う場合、上述した処理による照合用情報の送受信処理を更に繰り返すこととなる。また管理装置30が携帯電話機であるものとして在否判定補助処理を説明したが、管理装置30は講義室に設置された机上型の装置であっても良く、その場合、照合用情報を表示手段39から表示するのではなく、プリンタ等の印刷手段から用紙に印刷することにより出力しても良い。さらに照合用情報は、中央装置10にて生成するのではなく、講師が決定し、決定した照合用情報を管理装置30から中央装置10へ送信することにより在否確認テーブル13cに記録するようにしてもよい。
図9及び図10は本発明の在否判定システムが備える中央装置10及び端末装置20の在否判定処理を示すフローチャートである。在否判定処理とは、開講中の講義に対する学生の在否状況を判定する処理であり、学生が操作する端末装置20と中央装置10との間で行われる処理である。
学生は、講師の指示に従って、中央装置10から送信されるウェブページを端末装置20から表示させる操作を行う。具体的には端末装置20をデータ通信網100に接続させ、データ通信網100上の記録位置及び該記録位置に記録されているウェブページを表示させるための各種情報を指示するURL等の指示情報を、端末装置20に入力する操作又は予め記録している指示情報に基づき中央装置10に接続させる操作を行う。端末装置20は、制御手段21の制御により、キー入力手段28から操作を受け付け、受け付けた操作に基づいて、接続を要求する信号である接続要求を、通信手段24からデータ通信網100を介して中央装置10へ送信する(S201)。
中央装置10は、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、通信手段15にて接続要求を受信し(S202)、受信した接続要求に対し、接続を確立する対象となる端末装置20に、セッションIDを付与し(S203)、付与したセッションIDに対応するセッションデータを記憶手段14に記憶し(S204)、接続要求の送信元の装置である端末装置20との接続(セッション)を確立する(S205)。
そして中央装置10では、接続を確立した端末装置20へ、個人ID及び認証情報の送信を要求するウェブページを表示させるための情報を送信し、端末装置20では、受信した情報に基づくウェブページをログイン画面として表示手段29に表示する。学生は、個人ID及び認証情報を端末装置20に入力し、中央装置10へ送信させる操作を行い、中央装置10では、受信した個人ID及び認証情報に基づき、個人テーブル13aにアクセスして、個人ID及び認証情報の正当性を確認する認証処理、並びに学生又は講師を判定する属性判定処理を実行する。なお認証処理において正当性が確認されなかった場合、中央装置10から端末装置20へその旨を通知し、再度個人ID及び認証情報の送信を要求する処理、又は接続を切断する処理がなされる。
中央装置10では、属性判定処理を実行することにより、個人ID及び認証情報の送信元の装置が学生により操作される端末装置20であると判定した後、受講管理テーブル13d及び講義テーブル13bにアクセスして、当該学生が受講する講義を特定する講義名称及び授業回数等の情報を抽出し、抽出した情報を例えば講義の一覧表の形式に配置し、端末装置20へ送信することにより、受講する講義の選択を要求する。端末装置20では、受信した情報に基づいて、講義を特定する講義名称及び授業回数並びに確認回数を選択して、選択した情報を中央装置10へ送信する。
そして中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、特定された講義に際し在席していることを示す1回目の在席情報の送信を要求する在席情報送信要求を、通信手段15からデータ通信網100を介して端末装置20へ送信する(S206)。なおここでいう在席とは、在席情報送信時に当該学生が講義に出席中であること、例えば教室内で講師又は該講師の補助者或いは補助装置から発表される照合用情報を確認することができる状態にあることを意味するものであり、単に当該講義を受講する登録を行っていることを意味するものではない。また在席という表現を用いているが学生が着席状態にあるか否かは問題ではない。
端末装置20では、制御手段21の制御により、通信手段24から在席情報送信要求を受信し(S207)、受信した在席情報送信要求を、ブラウザの処理によりウェブページとして表示手段29に表示する(S208)。
図11は本発明の在否判定システムが備える端末装置20に表示される画像を示す説明図である。図11はウェブページとして表示された在席情報送信要求であり、上方には講義名称として「分散情報システム」という文言が示されており、その下方には、1回目の在席情報の送信を要求すべく「開始パスワード入力」という文言が示され、更にその下方には1回目の在席情報の入力欄と、該入力欄に入力された1回目の在席情報を送信する処理を実行させるための「送信」と表示された画像とが示されている。学生は、講師から発表される1回目の照合用情報を確認し、確認した1回目の照合用情報を図11に例示した所定の入力欄に1回目の在席情報として入力し、「送信」と表示された画像を指示する入力を端末装置20に対して行う。
フローチャートに戻り、端末装置20では、制御手段21の制御により、キー入力手段28から1回目の在席情報として1回目の照合用情報の入力を受け付け(S209)、受け付けた1回目の照合用情報を1回目の在席情報として、通信手段24からデータ通信網100を介して中央装置10へ送信する(S210)。
中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、通信手段15にて1回目の在席情報を受信し(S211)、受信した1回目の在席情報が、ステップS203にて付与したセッションIDに基づき送信されているか否かを、記憶手段14に記憶しているセッションデータと照合することで、ステップS205にて確立した接続が切断されることなく、1回目の在席情報を受信したか否かを判定する(S212)。即ち1回目の在席情報の送信元の装置は、ログイン時にセッションを確立してから切断を行っていない装置であるか否かを判定する。
ステップS212において、確立した接続が切断されることなく、1回目の在席情報を受信したと判定した場合(S212:YES)、中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、当該講義の1回目の在席情報の受付処理中であるか否かを判定する(S213)。受付処理中であるか否かの判定は、在否確認テーブル13cの受付完了フラグの項目に記録されている情報を参照することにより行い、具体的には受付完了フラグの項目に「0」が記録されていれば受付処理中であると判定し、「1」が記録されていれば受付を完了しているため受付処理中ではないと判定する。
ステップS213において、受付処理中であると判定した場合(S213:YES)、中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、1回目の在席情報として受信した1回目の照合用情報を、在否確認テーブル13cに記録している1回目の照合用情報と照合し(S214)、1回目の照合用情報の照合結果に基づいて、ステップS211にて受信した1回目の在席情報の正当性を判定する(S215)。ステップS214にて照合の対象となる在否確認テーブル13cに記録している1回目の照合用情報とは、図8を用いて説明した在否判定補助処理のステップS103にて管理装置30へ送信した照合用情報と同一である。
ステップS212において、1回目の在席情報の送信元の装置は、ログイン時にセッションを確立してから切断を行っていない装置ではないと判定した場合(S212:NO)、不正なアクセスであると見なしてその旨を示す情報を当該端末装置20へ送信し、以降の処理は行わず、当該端末装置20に対する在否判定処理を終了する。またステップS213において、受付処理中ではない判定した場合(S213:NO)、受信した1回目の在席情報は無効であると見なしてその旨を示す情報を当該端末装置20へ送信し、以降の処理は行わず、当該端末装置20に対する在否判定処理を終了する。
ステップS215において、受信した1回目の在席情報が正当であると判定した場合(S215:YES)、中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、2回目の在席情報の送信を要求する在席情報送信要求を、通信手段15からデータ通信網100を介して端末装置20へ送信する(S216)。
端末装置20では、制御手段21の制御により、通信手段24から在席情報送信要求を受信し(S217)、受信した在席情報送信要求を、ブラウザの処理によりウェブページとして表示手段29に表示する(S218)。
図12は本発明の在否判定システムが備える端末装置20に表示される画像を示す説明図である。図12はウェブページとして表示された在席情報送信要求であり、上方には2回目の在席情報の送信を要求すべく「完了パスワード入力」という文言が示され、その下方には2回目の在席情報の入力欄と、該入力欄に入力された2回目の在席情報を送信する処理を実行させるための「送信」と表示された画像とが示されている。更にその下方には、「注意!通信を切断しないで下さい」という接続の維持についての注意事項が示されている。学生は、講師から発表される2回目の照合用情報を確認し、確認した2回目の照合用情報を図11に例示した所定の入力欄に2回目の在席情報として入力し、「送信」と表示された画像を指示する入力を端末装置20に対して行う。
フローチャートに戻り、端末装置20では、制御手段21の制御により、キー入力手段28から2回目の在席情報として2回目の照合用情報の入力を受け付け(S219)、受け付けた2回目の照合用情報を2回目の在席情報として、通信手段24からデータ通信網100を介して中央装置10へ送信する(S220)。
中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、通信手段15にて2回目の在席情報を受信し(S221)、受信した2回目の在席情報が、ステップS203にて付与したセッションIDに基づき送信されているか否かを、記憶手段14に記憶しているセッションデータと照合することで、ステップS205にて確立した接続が切断されることなく、2回目の在席情報を受信したか否かを判定する(S222)。即ち2回目の在席情報の送信元の装置は、ログイン時にセッションを確立してから切断を行っていない装置であるか否かを判定する。
ステップS222において、確立した接続が切断されることなく、2回目の在席情報を受信したと判定した場合(S222:YES)、中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、2回目の在席情報として受信した2回目の照合用情報を、在否確認テーブル13cに記録している2回目の照合用情報と照合し(S223)、2回目の照合用情報の照合結果に基づいて、ステップS221にて受信した2回目の在席情報の正当性を判定する(S224)。ステップS223にて照合の対象となる在否確認テーブル13cに記録している2回目の照合用情報とは、図8を用いて説明した在否判定補助処理のステップS111にて管理装置30へ送信した照合用情報と同一である。
ステップS222において、2回目の在席情報の送信元の装置は、ログイン時にセッションを確立してから切断を行っていない装置ではないと判定した場合(S222:NO)、不正なアクセスであると見なしてその旨を示す情報を当該端末装置20へ送信し、以降の処理は行わず、当該端末装置20に対する在否判定処理を終了する。
ステップS224において、受信した2回目の在席情報が正当であると判定した場合(S224:YES)、即ち確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信した場合、中央装置10では、記憶手段14に記憶させたコンピュータプログラム200を実行する制御手段11の制御により、在席情報の送信元の端末装置20を操作する学生は在席していると判定し(S225)、在否確認テーブル13cに記録されている受付完了フラグを「0」から「1」に更新することで1回目の在席情報受付を完了し(S226)、更に在否確認テーブル13cに在席情報収集時刻を記録し、在否情報テーブル13eに、個人IDにより特定される個人と、講義番号及び授業回数に特定される講義並びに確認回数とに対応付けた在否状況として、出席を示す情報を記録する(S227)。ステップS226は、2回目の在席情報を最初に受信した時点で、1回目の在席情報の受付を締め切るための処理である。即ちステップS226の処理により、2回目の在席情報を一の端末装置20から受信した後、2回目の在席情報より以前に受信すべき1回目の在席情報を他の端末装置20から受信した場合、他の端末装置20から受信した1回目の在席情報を無効と判定することになる。1回目の在席情報が無効であるか否かの判定はステップS213にて行われる。
そして中央装置10では、出席が確認された後、在否判定処理が完了したことを示す情報を端末装置20へ送信し、端末装置20から表示させる。図13は本発明の在否判定システムが備える端末装置20に表示される画像を示す説明図である。図13はウェブページとして表示された、出席が確認されたことを示す情報であり、氏名に敬称を加えた「ヨネサカタロウさん」、講義名称「分散情報システム」、及び日付「9月20日」が示され、その下方に「出席手続を完了しましたので、通信を切断して結構です」という出席が確認されたことを示す文言が示される。このようにして1度目の在否確認時における在否判定処理が行われる。また1回の講義において複数度の在否確認を行う場合、上述した在否判定補助処理及び在否判定処理を繰り返すこととなり、全ての在否確認時に出席と判定された学生が、その講義に出席していると判断される。
在否判定処理においては、講義に出席している学生が、1回目の在席情報の送信及び2回目の在席情報の送信の間に、端末装置20の通話機能及び電子メール送受信機能等の機能を用いて、在席情報を不在者に通知する場合には、接続を切断する必要があるため、例えばステップS222の処理にて不正なアクセスであると見なされることとなるので、不在者への通知を抑制する効果がある。しかも講義に出席している学生が、2回目の在席情報を送信した後、1回目及び2回目の在席情報を不在者に通知した場合には、ステップS213の処理にて1回目の在席情報の受付処理中ではなく無効であると判定されるため、出席の偽装を防止する効果がある。
このようにして在否情報テーブル13eに記録された在否状況は、講義に対応付けられた学生の出欠状況として、適宜適切な形式で閲覧することが可能となる。
前記実施の形態では、講義の出欠の確認に適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、会議、会合、学会、及び各種催し物等の個人の在否状況を確認する様々な状況に適用することが可能である。特に出入り自由な会合において確認回数を複数に設定することにより、遅刻、中座、早退等の判定を行うことが可能である等、様々な状況に適用することが可能である。
また前記実施の形態では、接続の切断状況の確認としてセッションID及びセッションデータを用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、接続が維持されていることを検出する様々な方法を適用することが可能である。
本発明の在否判定システムを示す概念図である。 本発明の在否判定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の中央装置が備える個人テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の中央装置が備える講義テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の中央装置が備える在否確認テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の中央装置が備える受講管理テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の中央装置が備える在否情報テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の在否判定システムが備える中央装置及び管理装置の在否判定補助処理を示すフローチャートである。 本発明の在否判定システムが備える中央装置及び端末装置の在否判定処理を示すフローチャートである。 本発明の在否判定システムが備える中央装置及び端末装置の在否判定処理を示すフローチャートである。 本発明の在否判定システムが備える端末装置に表示される画像を示す説明図である。 本発明の在否判定システムが備える端末装置に表示される画像を示す説明図である。 本発明の在否判定システムが備える端末装置に表示される画像を示す説明図である。
符号の説明
10 中央装置
13a 個人テーブル(個人TBL)
13b 講義テーブル(講義TBL)
13c 在否確認テーブル(在否確認TBL)
13d 受講管理テーブル(受講管理TBL)
13e 在否情報テーブル(在否情報TBL)
20 端末装置
30 管理装置
100 データ通信網
200 コンピュータプログラム
300 記録媒体

Claims (10)

  1. 中央装置及び該中央装置と接続を確立して通信する端末装置を用いた在否判定方法において、
    前記端末装置は、
    前記中央装置に対して接続を要求し、
    前記中央装置は、
    前記端末装置からの要求に対して接続を確立し、
    前記端末装置は、
    在席を示す在席情報を前記中央装置へ複数回送信し、
    前記中央装置は、
    確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信した場合に、在席と判定する
    ことを特徴とする存否判定方法。
  2. 中央装置及び該中央装置との接続を確立して通信する端末装置を備える在否判定システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記中央装置へ接続を要求する接続要求を送信する手段を備え、
    前記中央装置は、
    受信した接続要求に対し、該接続要求の送信元の前記端末装置との接続を確立する手段を備え、
    前記端末装置は、更に、
    在席を示す在席情報を前記中央装置へ送信する送信手段を備え、
    前記中央装置は、更に、
    確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したか否かを判定する接続確立判定手段と、
    確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定する在否判定手段と
    を備える
    ことを特徴とする在否判定システム。
  3. 前記中央装置は、更に、
    接続を確立する前記端末装置に、セッションIDを付与する手段と、
    付与したセッションIDに対応するセッションデータを記録する手段と
    を備え、
    前記接続確立判定手段は、受信した在席情報が、付与したセッションIDに基づき送信されているか否かをセッションデータと照合することで、確立した接続が切断されていないことを判定すべくなしてある
    ことを特徴とする請求項2に記載の在否判定システム。
  4. 複数の端末装置を備え、
    前記中央装置が、夫々の前記端末装置から受信する複数の在席情報は、受信すべき順序が設定されており、
    前記中央装置は、更に、
    2回目以降に受信すべき第1の在席情報を一の端末装置から受信した後、第1の在席情報より以前に受信すべき第2の在席情報を他の端末装置から受信した場合、他の端末装置から受信した第2の在席情報を無効と判定する手段を備える
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の在否判定システム。
  5. 前記中央装置は、更に、受信した在席情報の正当性を判定する正当性判定手段を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の在否判定システム。
  6. 前記中央装置と通信する管理装置を更に備え、
    前記中央装置は、更に、
    照合用情報を前記管理装置へ送信する手段を備え、
    該管理装置は、
    受信した照合用情報を出力する手段を備え、
    前記端末装置は、更に、
    照合用情報の入力を受け付ける手段を備え、
    前記送信手段は、入力を受け付けた照合用情報を在席情報として送信すべくなしてあり、
    前記中央装置は、更に、
    在席情報として受信した照合用情報を、前記中央装置へ送信した照合用情報と照合する手段を備え、
    前記正当性判定手段は、照合用情報の照合結果に基づき正当性を判定すべくなしてある
    ことを特徴とする請求項5に記載の在否判定システム。
  7. 前記中央装置は、更に、
    講義に対応付けて出欠状況を記録するテーブルと、
    前記在否判定手段の判定に基づきテーブルに出欠状況を記録する手段と
    を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の在否判定システム。
  8. 前記端末装置は、可搬型の無線機であることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の在否判定システム。
  9. 接続を確立した端末装置と通信することが可能な中央装置において、
    前記端末装置から接続を要求する接続要求を受信する手段と、
    受信した接続要求に対し、該接続要求の送信元の前記端末装置との接続を確立する手段と、
    前記端末装置から在席を示す在席情報を受信する手段と、
    確立した接続が切断されることなく、前記端末装置から複数回の在席情報を受信したか否かを判定する手段と、
    確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定する手段と
    を備えることを特徴とする中央装置。
  10. 接続を確立した装置と通信することが可能なコンピュータに、在否を判定させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、接続を確立した装置から在席を示す在席情報を受信した場合に、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信しているか否かを判定させる手順と、
    コンピュータに、確立した接続が切断されることなく、複数回の在席情報を受信したと判定した場合に、在席と判定させる手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2003365100A 2003-10-24 2003-10-24 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム Pending JP2005128885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365100A JP2005128885A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365100A JP2005128885A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005128885A true JP2005128885A (ja) 2005-05-19

Family

ID=34643886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003365100A Pending JP2005128885A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005128885A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009277202A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Noriaki Murakami 出欠管理を行うソフトウェア
JP2009290525A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 National Students Information Center 出席確認システム
JP2015191297A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社日立ソリューションズ 受講状況確認型出席管理システム
JP2017107492A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社リコー 位置情報管理装置、出席管理システム、情報提供方法、及びプログラム
JP2018169876A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 Kddi株式会社 会議支援装置、会議支援方法、及び、コンピュータプログラム
JP2020013513A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 Zホールディングス株式会社 情報制御プログラム、情報制御方法および情報制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009277202A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Noriaki Murakami 出欠管理を行うソフトウェア
JP2009290525A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 National Students Information Center 出席確認システム
JP2015191297A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社日立ソリューションズ 受講状況確認型出席管理システム
JP2017107492A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社リコー 位置情報管理装置、出席管理システム、情報提供方法、及びプログラム
JP2018169876A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 Kddi株式会社 会議支援装置、会議支援方法、及び、コンピュータプログラム
JP2020013513A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 Zホールディングス株式会社 情報制御プログラム、情報制御方法および情報制御装置
JP7012614B2 (ja) 2018-07-20 2022-01-28 ヤフー株式会社 情報制御プログラム、情報制御方法および情報制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090204820A1 (en) Method and apparatus for Account Management
EP1729490A1 (en) Method and device for providing a parallel voice and data connection with a call center
US20030073064A1 (en) Methods and systems for registering and authenticating recipients of training provided through data communications networks to remote electronic devices
JP2007214978A (ja) 対象者管理システム
US20020172925A1 (en) Computer assisted learning system, storage server used for computer assisted learning system and computer readable media recording program used in storage server
CN101119514A (zh) 特定人群多媒体通讯系统方法
CA2888688C (en) Method, system and apparatus for geo-verification
JP2005128885A (ja) 在否判定方法、在否判定システム、中央装置及びコンピュータプログラム
JP2009230649A (ja) 他端末または相手システムの正当性を確認する方法、電子手続支援システムのためのサーバ、およびコンピュータプログラム
JP2004032336A (ja) ネットワーク接続管理システム及びそれに用いるネットワーク接続管理方法
JP5919438B1 (ja) アンケートシステム、及びこれに用いる端末装置とプログラム
KR102292919B1 (ko) 청각/언어 장애인의 정보 접근성 제고를 위한 문자 상담 시스템
KR101720973B1 (ko) 근거리 무선통신을 이용한 출석체크방법
US20160156699A1 (en) Intelligent Content Management System for Effective Knowledge Transfer
JP2013143119A (ja) 情報端末、教育支援処理システム、および、安否確認処理方法
JP2009230659A (ja) 講義情報管理システム、講義情報管理方法
KR20000072523A (ko) 통신네트워크를 이용한 학습정보제공방법 및 그 시스템
JP4028500B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP4463044B2 (ja) 個人情報交換方法および装置
JP2007334652A (ja) 情報処理装置及び出欠管理方法並びにプログラム
KR20000037255A (ko) 알파파를 발생시키는 학습장치 및 방법
JP2004110268A (ja) 質疑応答支援方法および装置
WO2023175942A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び記録媒体
WO2022092266A1 (ja) 情報処理装置
US10170013B1 (en) Assessment instances in computerized assessments