JP2014234185A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うこと。【解決手段】本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口10aが形成されたノズル筒10を有し、本容器に詰め替える内容物が内部に収容される容器本体2と、注出口を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部20で囲まれた閉塞板3と、ノズル筒に外嵌されると共に、該ノズル筒に対する容器軸O方向への相対移動が可能とされた外嵌筒4と、閉塞板と外嵌筒とを連結する連結片5と、を備え、外嵌筒には、径方向の外側に向けて突出し、注入口の開口端縁上に係止される係止突片26が形成され、連結片は、一端部5aが閉塞板に連結され、且つ他端部5bが外嵌筒に連結されている詰め替え容器1を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、該注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
更に、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成されたノズル筒を有し、前記本容器に詰め替える内容物が内部に収容される容器本体と、前記注出口を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた閉塞板と、前記ノズル筒に外嵌されると共に、該ノズル筒に対する容器軸方向への相対移動が可能とされた外嵌筒と、前記閉塞板と前記外嵌筒とを連結する連結片と、を備え、前記外嵌筒には、径方向の外側に向けて突出し、前記注入口の開口端縁上に係止される係止突片が形成され、前記連結片は、一端部が前記閉塞板に連結され、且つ他端部が前記外嵌筒に連結されていることを特徴とする。
本発明に係る詰め替え容器によれば、ノズル筒に外嵌されている外嵌筒の係止突片を本容器の注入口における開口端縁上に係止させながら、ノズル筒を本容器の注入口に対して向かい合わせに配置することができる。そのため、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近させることで、外嵌筒を固定したまま、ノズル筒だけを本容器の内側に差し込むように移動させることができる。このとき、係止突片が注入口の開口端縁上に係止しているので、本容器の内側へのノズル筒の移動に伴って連結片が徐々に張った状態となり、しだいに該連結片を介して閉塞板に相対的に引張力を作用させることができる。従って、弱化部を破断させることができ、閉塞していた注出口を開放(開封)することができる。その結果、注出口を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
特に、係止突片を注入口の開口端縁上に係止させ、その後、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口は閉塞板によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。更に、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
(2)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記連結片の前記他端部は、前記外嵌筒のうち前記容器本体側を向いた開口端縁に連結されていることが好ましい。
この場合には、連結片の他端部が、外嵌筒のうち容器本体側を向いた開口端縁に連結されているので、本容器の内側にノズル筒を移動させた際、連結片を直ちに張った状態にさせ易く、閉塞板に対して引張力を効率良く作用させることができる。従って、速やかな開封を行うことができ、詰め替え作業をより簡便に行うことができる。
(3)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記外嵌筒の開口端縁には切欠凹部が形成され、前記連結片の前記他端部は、前記切欠凹部内に収納された状態で連結されていることが好ましい。
この場合には、連結片の他端部が切欠凹部内に収納された状態で連結されているので、連結片の他端部が外嵌筒の開口端縁よりも容器本体側に突出してしまうことを防止できる。そのため、本容器の内側にノズル筒を移動させる際、例えば容器本体が連結片の他端部に干渉することによって移動量が規制されてしまう等の不都合を生じさせることなく、詰め替え作業を行うことができる。
(4)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記連結片の前記一端部及び前記他端部は、前記容器軸を径方向に挟んで反対となる位置に各別に配置されていることが好ましい。
この場合には、閉塞板に連結されている一端部と、外嵌筒に連結されている他端部とが、容器軸を径方向に挟んで反対となる位置に配置されているので、本容器の内側にノズル筒を移動させた際に、閉塞板に対してより大きなモーメントを相対的に作用させることができ、閉塞板を捲るように変形させることができる。従って、弱化部をより容易に破断することが可能となり、詰め替え作業をさらに簡便に行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す詰め替え容器の上面図である。 図1に示す詰め替え容器において、成形後、外嵌筒をノズル筒に組み合わせる前段階の状態を示す図である。 図1に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図4に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、内容物を詰め替えている状態を示す縦断面図である。 本発明に係る詰め替え容器の第2実施形態を示す縦断面図である。 図6に示す詰め替え容器の側面図である。 図6に示す詰め替え容器の上面図である。 図6に示す詰め替え容器において、成形後、外嵌筒をノズル筒に組み合わせる前段階の状態を示す図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
〔詰め替え容器の構成〕
図1及び図2に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図4及び図5参照)の注入口A1内に差し込み可能とされ、注出口10aが形成されたノズル筒10を有し、本容器Aに詰め替える図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、ノズル筒10の注出口10aを閉塞する閉塞板3と、ノズル筒10に外嵌された外嵌筒4と、閉塞板3と外嵌筒4とを連結する連結片5と、を備えている。
なお、上述した容器本体2及び外嵌筒4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿った外嵌筒4側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
ノズル筒10は、容器本体2の口部2aから容器軸O方向に沿って上方に向けて延在するように筒状に形成されており、下端部に一体的に形成された装着筒11を介して容器本体2の口部2aに装着されている。なお、このノズル筒10は上述したように容器本体2の一部とされている。
装着筒11は、容器本体2の口部2aに例えばアンダーカット嵌合された外筒部11aと、外筒部11aの上端部とノズル筒10の下端部とを連結すると共に、口部2aの開口端縁上に接する環状のフランジ部11bと、を備えている。フランジ部11bには、容器本体2の口部2aの内側に嵌合するシール筒11cが垂下されており、口部2aと装着筒11との間を液密にシールしている。
なお、図示の例では、外筒部11aを容器本体2の口部2aにアンダーカット嵌合させたが、この場合に限定されるものではなく、螺着等によって装着させても構わない。いずれにしても、装着筒11は容器本体2の口部2aに装着されていれば良く、容器本体2の口部2aに対して着脱可能に装着されていても良い。
ノズル筒10は、本容器Aにおける注入口A1の内径よりも縮径しており、下端部から上端部に亘って、湾曲壁部10Aと平坦壁部10Bとで平面視D形状に形成された筒体とされている。湾曲壁部10Aは、周方向に沿って湾曲しており、このノズル筒10の半周以上に亘って延在している。平坦壁部10Bは、湾曲壁部10Aの周方向の両端部を接続する壁部であり、平面視直線状に延在している。
このように、ノズル筒10が平面視D形状に形成されているので、平坦壁部10Bよりも径方向の外側に位置し、且つ外嵌筒4よりも径方向の内側に位置する部分に、収納空間Sを確保することができる。内容物の詰め替え作業時、この収納空間Sを利用して連結片5を収納することが可能とされている(図5参照)。
ノズル筒10の上端部は、容器軸Oに対して直交するようにカットされている。これにより、注出口10aは、容器軸Oに対して直交する面内で開口している。また、ノズル筒10の上端部には、該ノズル筒10の他の部分よりも外径が僅かに縮径した縮径部12が形成されている。そして、外嵌筒4は、この縮径部12を利用してノズル筒10に対して位置決めされた状態で外嵌されている。
上記閉塞板3は、注出口10aの形状に倣って形成されて該注出口10aを閉塞しており、その一部は破断可能な弱化部20で囲まれた破断部21とされている。
図示の例では、平坦壁部10B側から湾曲壁部10A側に向けて2本の弱化部20が閉塞板3の面内において平行に延び、その後、これら2本の弱化部20が互いに漸次接近するように斜めに延びて一点(合流点P)で合流するように形成されている場合を例に挙げている。そのため、これら2本の弱化部20で囲まれた部分が破断部21とされている。
なお、閉塞板3のうち少なくとも破断部21については、ノズル筒10の肉厚よりも薄く形成され、変形可能(例えば弾性変形可能)とされている。
上記外嵌筒4は、ノズル筒10に対する容器軸O方向への相対移動が可能な状態で、該ノズル筒10に外嵌されている。より詳しくは、外嵌筒4は、ノズル筒10における縮径部12の外径より内径が僅かに拡径した円筒状に形成されており、縮径部12とノズル筒10の他の部分との境界部分に形成された段差12aを利用して、縮径部12の径方向の外側に位置決めされた状態で外嵌されている。
また、この外嵌筒4には、径方向の外側に向けて突出し、本容器Aにおける注入口A1の開口端縁上に係止される環状の係止突片26が形成されている。
なお、外嵌筒4は、詰め替え作業を行う前段階では上述した位置に固定されているが、詰め替え作業時にはノズル筒10の移動に伴って、上記段差12aを乗り越えながら相対的にノズル筒10の下端部側に移動することが可能とされている(図5参照)。これは、上記段差12aが僅かであるうえ、外嵌筒4とノズル筒10との間に形成された収納空間Sの分だけ、外嵌筒4が締め付けられていない設計とされているためである。
また、外嵌筒4は、ノズル筒10よりも上方に突出するように容器軸O方向に長く形成されているうえ、外径が本容器Aの注入口A1の内径よりも縮径している。そして、外嵌筒4における容器軸O方向の略中間部分に上記係止突片26が形成されている。そのため、本容器Aと詰め替え容器1とを組み合わせた際、外嵌筒4の上端部を注入口A1内に差し込んだ状態で、係止突片26を利用して外嵌筒4を注入口A1の開口端縁に係止させることが可能とされている(図4参照)。
なお、図示の例では、係止突片26の外径が本容器Aの注入口A1の外径と略同等のサイズとされている。
さらに、外嵌筒4のうち、容器本体2側(下方)を向いた開口端縁には切欠凹部27が形成されている。この際、切欠凹部27は、ノズル筒10における平坦壁部10Bの位置に対して周方向に一致する位置に形成されている。
上記連結片5は、ノズル筒10が容器軸O方向に沿って本容器Aの内側に移動させられたときに、閉塞板3による閉塞を開封して注出口10aを開放させる帯状部材であり、一端部5aが閉塞板3に連結され、且つ他端部5bが外嵌筒4に連結されている。
より詳細には、連結片5の一端部5aは、閉塞板3における破断部21のうち2本の弱化部20が1点に合流している合流点Pの近傍に連結されている。一方、連結片5の他端部5bは、外嵌筒4に形成された上記切欠凹部27内に収納された状態で連結されている。そのため、連結片5の一端部5a及び他端部5bは、容器軸Oを径方向に挟んで反対となる位置に各別に配置されている。
なお、上述したノズル筒10、外嵌筒4及び連結片5は、図3に示すように、例えば射出成形等により一体的に成形される。そして、成形後、外嵌筒4をノズル筒10の縮径部12に外嵌させ、例えば径の締め代を利用した締め込み固定を行うことで、図1に示すように、ノズル筒10に外嵌筒4を外嵌させた詰め替え容器1を得ることができる。
〔詰め替え容器の使用〕
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器Aを正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器Aの上方に配置させた後、図4に示すように、ノズル筒10に外嵌されている外嵌筒4の係止突片26を本容器Aの注入口A1における開口端縁上に係止させながら、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせる。
なお、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿ったノズル筒10側が下側、容器本体2側が上側となる。
続いて、係止突片26を係止させたままの状態で、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させ、外嵌筒4を固定したまま、ノズル筒10を本容器Aの内側に差し込むように下方に移動させる。このとき、係止突片26が注入口A1の開口端縁上に係止しているので、本容器Aの内側へのノズル筒10の移動に伴って、連結片5が徐々に張った状態となり、しだいに連結片5を介して閉塞板3の破断部21に対して相対的に引張力を作用させることができる。
従って、図5に示すように、弱化部20を破断しながら破断部21を徐々に捲るように変形させることができ、閉塞していた注出口10aを開放(開封)することができる。その結果、注出口10aを通じて容器本体2内の内容物を本容器A内に注出することができ、本容器A内への詰め替えを行うことができる。
特に、係止突片26を注入口A1の開口端縁上に係止させ、その後、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口10aは破断部21を含む閉塞板3の全体によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器Aに詰め替えられるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、連結片5を介して破断部21に引張力を作用させた際、合流点Pを起点として弱化部20を破断させることができるので、破断部21を抵抗少なくスムーズに捲り易い。
また、連結片5における一端部5aと他端部5bとは容器軸Oを径方向に挟んで反対となる位置に配置されているので、本容器Aの内側にノズル筒10を移動させた際に、閉塞板3の破断部21に対してより大きなモーメントを相対的に作用させることができる。従って、この点においても破断部21を容易且つスムーズに捲ることができ、詰め替え作業を簡便に行い易い。
しかも、連結片5の他端部5bは、外嵌筒4のうち、容器本体2側を向いた開口端縁に形成されている切欠凹部27に連結されているので、本容器Aの内側にノズル筒10を移動させた際に、連結片5を直ちに張った状態にさせ易く、破断部21に対して引張力を効率良く作用させることができる。従って、この点においても速やかな開封を行って、詰め替え作業を簡便に行うことができる。
また、連結片5の他端部5bが連結されている切欠凹部27の位置と、ノズル筒10における平坦壁部10Bの位置とが周方向に一致しているので、図5に示すように、本容器Aの内側にノズル筒10を移動させた際に、連結片5を収納空間S内に収納でき、連結片5に何ら干渉されることなくノズル筒10を移動させるという詰め替え操作を行うことができる。
なお、図5に示すように、連結片5が収納空間S内に収納された際、該収納空間S内には本容器Aの内部と外部とを連通させる隙間が生じる。そのため、内容物の詰め替え時、この隙間を空気置換路として利用することができ、空気置換を適切に行いながら詰め替え作業をスムーズに行うことが可能である。また、収納空間Sの上記隙間を空気置換路として利用できるので、専用の空気置換路を詰め替え容器1に別個に形成する必要がない。
さらに、連結片5の他端部5bが切欠凹部27内に収納された状態で連結されているので、連結片5の他端部5bが外嵌筒4の開口端縁よりも容器本体2側に突出してしまうことを防止できる。そのため、本容器Aの内側にノズル筒10を移動させる際、図5に示すように、装着筒11におけるフランジ部11bが外嵌筒4の開口端縁に接する程度までノズル筒10を押し込むことができる。つまり、フランジ部11bが連結片5の他端部5bに干渉することによって、容器本体2の移動量が規制されてしまう等の不都合を生じさせることなく、詰め替え作業を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る詰め替え容器の第2実施形態について説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図6〜図9に示すように、本実施形態の詰め替え容器30は、連結片5が一対設けられ、容器軸Oを挟んで径方向の反対となる位置に各別に配置されている。また、連結片5の数に対応して、破断部21、切欠凹部27及び平坦壁部10Bについても一対設けられ、容器軸Oを挟んで径方向の反対となる位置に各別に配置されている。そのため、一対の連結片5は、それぞれ一端部5aが破断部21に連結され、他端部5bが切欠凹部27内に連結されている。
このように構成された詰め替え容器30の場合であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。それに加え、本実施形態の場合には、本容器Aの内側にノズル筒10を移動させた際に、一対の破断部21を同時に捲ることができるので、詰め替え作業をより効率良く行うことができる。
また、本実施形態の場合であっても、図9に示すように例えば射出成形等により、ノズル筒10、外嵌筒4及び連結片5を一体的に成形した後、外嵌筒4をノズル筒10に外嵌させることで、図6に示すようにノズル筒10に外嵌筒4を外嵌させた詰め替え容器30を得ることができる。
なお、連結片5の数としては3つ以上設けても構わない。この場合、連結片5の数に対応して破断部21等を設ければ良い。または、1つの破断部21に対して複数の連結片5を連結させ、これら複数の連結片5で共通の破断部21を捲るようにしても構わない。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、容器本体2や本容器Aをスクイズ変形可能に薄肉に形成し、スクイズ変形させながら詰め替え作業を行っても構わない。
また、上記各実施形態では、容器本体2の口部2aとノズル筒10とを別体に構成し、装着筒11を介してノズル筒10を容器本体2の口部2aに対して装着させたが、容器本体2の口部2aとノズル筒10とを一体形成しても構わない。
また、上記各実施形態では、閉塞板3の一部が破断部21とされている場合を例に挙げて説明したが、注出口10aの開口周縁部に、その全周に亘って破断可能な弱化部20を介して閉塞板3を連結することで、閉塞板3の全体を取り除くようにしても構わない。
また、外嵌筒4の係止突片26は環状である必要はなく、周方向に間欠的に配置されていても構わない。
A…本容器
A1…注入口
O…容器軸
1、30…詰め替え容器
2…容器本体
3…閉塞板
4…外嵌筒
5…連結片
5a…連結片一端部
5b…連結片の他端部
10…ノズル筒
10a…注出口
20…弱化部
26…係止突片
27…切欠凹部

Claims (4)

  1. 本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成されたノズル筒を有し、前記本容器に詰め替える内容物が内部に収容される容器本体と、
    前記注出口を閉塞すると共に少なくとも一部が破断可能な弱化部で囲まれた閉塞板と、
    前記ノズル筒に外嵌されると共に、該ノズル筒に対する容器軸方向への相対移動が可能とされた外嵌筒と、
    前記閉塞板と前記外嵌筒とを連結する連結片と、を備え、
    前記外嵌筒には、径方向の外側に向けて突出し、前記注入口の開口端縁上に係止される係止突片が形成され、
    前記連結片は、一端部が前記閉塞板に連結され、且つ他端部が前記外嵌筒に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記連結片の前記他端部は、前記外嵌筒のうち前記容器本体側を向いた開口端縁に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項2に記載の詰め替え容器において、
    前記外嵌筒の開口端縁には切欠凹部が形成され、
    前記連結片の前記他端部は、前記切欠凹部内に収納された状態で連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の詰め替え容器において、
    前記連結片の前記一端部及び前記他端部は、前記容器軸を径方向に挟んで反対となる位置に各別に配置されていることを特徴とする詰め替え容器。
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