JP6051117B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
従って、閉塞板を変形若しくは変位させながら弱化部を破断することができ、閉塞していた注出口を開放することができる。その結果、注出口を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
しかも、フック部を本容器に係止した後であっても、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまでは、注出口は閉塞板によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。
さらに、本容器を倒立姿勢にせず、未開封の詰め替え容器を倒立姿勢にして詰め替え作業を行うので、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図3及び図4参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、本容器Aの注入口1A内に差し込み可能とされ、先端部に注出口3aが形成された注出筒3と、該注出筒3の注出口3aを閉塞する閉塞板4と、該閉塞板4に連結された操作突片5と、を備えている。
注出筒3は、容器本体2の口部2aから容器軸O方向に沿って上方に向けて延在する筒状に形成されており、下端部に連結された装着筒10を介して容器本体2の口部2aに装着されている。注出筒3の上端開口が注出口3aとなっている。
注出筒3は、周方向に沿って湾曲した湾曲壁部41と、湾曲壁部41の両周端部同士を連結する平坦壁部42と、により構成されていて、容器軸Oに直交する横断面視形状がD字状となっている。
フランジ部13の上面には、周方向に間隔をあけて複数の突当り突部15が形成されている。突当り突部15は、表裏面が周方向を向く板状に形成されている。突当り突部15は、注出筒3の下端部の外周面に接続されている。図示の例では、突当り突部15は、注出筒3のうち湾曲壁部41の下端部の外周面に接続されている。
なお、注出筒3の上端開口面は、容器軸Oに対して傾斜する方向に延在してもよいし、また、下方若しくは上方に向けて突の曲面状に形成されてもよいし、また、階段状や波形状に形成されてもよい。
ここで、本実施形態では、注出口3aの開口周縁部の上面視形状は、注出筒3の横断面視形状と同じD字状となっている。閉塞板4は、この注出口3aの開口周縁部のうち、上面視で曲線状をなす部分にのみ弱化部30を介して連結され、上面視で直線状をなす部分には破断しにくい連結部31を介して連結されている。弱化部30の肉厚は、閉塞板4の肉厚より小さく、連結部31の肉厚は閉塞板4の肉厚と同等になっている。また、閉塞板4は、注出筒3の肉厚よりも薄く形成され、変形可能(例えば弾性変形可能)とされている。閉塞板4の表裏面は、容器軸Oに直交する平坦面となっている。
なお、閉塞板4は、肉厚を例えば注出筒3の肉厚以上として変形しにくくしてもよい。
操作突片5の周方向の中央部は、注出筒3における湾曲壁部41及び平坦壁部42それぞれの周方向の中央部と一致している。
ここで、本実施形態では、操作突片5のうち、フック部21の外側部21cの、径方向の外側を向く外面が、最も径方向の外側に位置している。この外側部21cの外面は、装着筒10の外周面よりも径方向の外側で、かつ容器本体2の胴部2bの外周面よりも径方向の内側に位置している。
フック部21は、周方向の両方向に開口している。フック部21の周方向に沿った幅は、突片本体20の周方向に沿った幅と同等になっている。フック部21の内側部21aは、破断可能なブリッジ部22を介して注出筒3の外周面に連結されている。図示の例では、フック部21の内側部21aは、注出筒3の平坦壁部42の外周面に連結されている。
保護突起16は、注出筒3において、突片本体20の一端部20aを径方向に挟む突片本体20の他端部20bの反対側に位置する部分に配設されている。図示の例では、保護突起16は、注出筒3のうち、湾曲壁部41の上端開口縁における周方向の中央部に配設されている。なお、突片本体20の一端部20aは、閉塞板4の外周縁部のうち、保護突起16の径方向の内側に隣接する部分に連結されている。
また、保護突起16は、注出筒3とともに、本容器Aの注入口1A内に差し込み可能に形成されている。保護突起16は、注出筒3の外周面から径方向の外側に突出しておらず、図示の例では、保護突起16の外表面のうち、径方向の外側を向く外側面16aは、周方向に沿って湾曲していて注出筒3の外周面とほぼ面一となっている。保護突起16の周方向の幅は、突片本体20の一端部20aの周方向の幅より大きくなっている。保護突起16のうち、最も肉厚の厚い部分における肉厚は、注出筒3の肉厚と同等になっている。
さらに、この詰め替え容器1を容器軸O方向から見た上面視において、保護突起16の内側面16bと、注出筒3の平坦壁部42と、は平行になっている。
この際、保護突起16の外側面16aが、注入口1Aの内周面に近接若しくは当接し、また、突片本体20が注入口1A内に進入する。さらに、突当り突部15は、注入口1Aの開口端縁の上方に位置し、フランジ部13の一部は、フック部21の連結部21bの上方に位置する。
なお、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った注出筒3側が下側、容器本体2側が上側となる。
従って、図4に示すように、弱化部30を破断しながら閉塞板4を、容器軸Oを径方向に挟む保護突起16の反対側に向けて変形若しくは変位させることができ、閉塞していた注出口3aを開放することができる。その結果、注出口3aを通じて容器本体2内の内容物を本容器A内に注出することができ、本容器A内への詰め替えを行うことができる。
しかも、フック部21を本容器Aに係止した後であっても、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまでは、注出口3aは閉塞板4によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
さらに、本容器Aを倒立姿勢にせず、未開封の詰め替え容器1を倒立姿勢にして詰め替え作業を行うので、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
さらに、操作突片5の外側部21cが、装着筒10の外周面よりも径方向の外側に位置しているので、他の部材が装着筒10と比べて操作突片5に衝突しやすいにもかかわらず、他の部材を胴部2bに衝突させやすくなることから、前述の作用効果が顕著に奏功される。
また、保護突起16は、注出筒3に複数配設してもよいし、保護突起16の内側面16bは、操作突片5側に向けて突の曲面状に形成してもよい。
また、前記実施形態では、フック部21と注出筒3の外周面とをブリッジ部22を介して連結したが、連結しなくてもよく、また、突当り突部15は設けなくてもよい。
また、注出筒3は、平坦壁部42を有さず全周が湾曲壁部41からなる円筒状にしてもよい。
また、容器本体2における口部2a及び胴部2bは、円形状に限らず例えば、矩形状若しくは楕円形状など適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、操作突片5のうち、最も径方向の外側に位置する部分として、フック部21の外側部21cの外面を示したが、これに限らず例えば、突片本体20にする等変更してもよい。
1A 注入口
2 容器本体
2a 口部
3 注出筒
3a 注出口
4 閉塞板
5 操作突片
16 保護突起
16b 内側面
16c 上端部(先端部)
20 突片本体
20a 一端部
20b 他端部
20c 上端部(先端部)
21 フック部
30 弱化部
A 本容器
L 分割線
O 容器軸
Claims (3)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在するとともに、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、かつ先端部に注出口が形成された注出筒と、
前記注出口を閉塞するとともに、該注出口の開口周縁部に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、
前記閉塞板に連結された操作突片と、を備え、
前記操作突片は、
容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記本容器の注入口の開口端縁に係止するフック部と、
一端部が前記閉塞板に連結され、かつ他端部が前記フック部に連結された突片本体と、を備え、
前記注出筒には、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて突出する保護突起が配設され、
前記保護突起における容器軸方向に沿った前記容器本体の外側の先端部は、前記操作突片における容器軸方向に沿った前記容器本体の外側の先端部に対して、容器軸方向に沿う位置が同等になっている、若しくは前記操作突片の先端部よりも容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に位置していることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1記載の詰め替え容器であって、
前記保護突起は、前記注出筒とともに、前記本容器の注入口内に差し込み可能に形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1または2に記載の詰め替え容器であって、
前記保護突起の外表面のうち、前記操作突片側を向く内側面が平坦面となっており、
この詰め替え容器を容器軸方向から見た上面視において、前記操作突片を線対称に二分する分割線と、前記保護突起の内側面と、が直交していることを特徴とする詰め替え容器。
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