JP2011173630A - 注出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーキャップ部材に加えられた外力によって容易破断部が予期せず破断してしまうのを抑制する。
【解決手段】閉塞体16、およびオーバーキャップ部材13のうちの少なくとも一方には、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板28が突設され、閉塞体16には、オーバーキャップ部材13のキャップ周方向の一方側への回転によって、オーバーキャップ部材13に設けられた第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、これらの両係合部のうちの少なくとも一方は連結板28に配設され、第1係合部は、オーバーキャップ部材13をキャップ周方向の他方側へ回転させた際に、連結板28がキャップ径方向に弾性変形することで第2係合部を通過するように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、注出キャップに関するものである。
注出キャップは一般に、容器体の口部に装着されるとともに注出口が形成された中栓部材と、該中栓部材の注出口を開閉自在に覆うオーバーキャップ部材と、を備え、中栓部材に、注出口を閉塞する閉塞体が容易破断部を介して接続されている。
そして従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、オーバーキャップ部材に円筒体が下方に向けて突設されるとともに、該円筒体にキャップ径方向の内方に向けて第1係合部が突設され、閉塞体に、前記円筒体内に挿入されるとともに前記第1係合部にキャップ周方向の一方側から係合する第2係合部が立設された注出キャップが知られている。
この注出キャップにおいては、オーバーキャップ部材を中栓部材に対してキャップ周方向の一方側に回転させると、第1係合部が第2係合部に係合することで、容易破断部がキャップ周方向のせん断力によって破断され開封される。
実公昭56−40687号公報
しかしながら、前記従来の注出キャップでは、例えば、容器体内に内容物を充填した後に口部に注出キャップを装着する際、あるいは開封前等に、オーバーキャップ部材に加えられた外力が、円筒体の第1係合部、第2係合部および閉塞体を介して容易破断部に伝達され、この容易破断部が予期せず破断してしまうおそれがあった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、オーバーキャップ部材に加えられた外力によって容易破断部が予期せず破断してしまうのを抑制することができる注出キャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の注出キャップは、容器体の口部に装着されるとともに、注出口が形成された中栓部材と、該中栓部材の注出口を開閉自在に覆うオーバーキャップ部材と、を備え、前記中栓部材に、前記注出口を閉塞する閉塞体が容易破断部を介して接続された注出キャップであって、前記閉塞体、およびオーバーキャップ部材のうちの少なくとも一方には、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板が突設され、前記閉塞体には、オーバーキャップ部材のキャップ周方向の一方側への回転によって、該オーバーキャップ部材に設けられた第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、これらの両係合部のうちの少なくとも一方は前記連結板に配設され、前記第1係合部は、オーバーキャップ部材をキャップ周方向の他方側へ回転させた際に、前記連結板がキャップ径方向に弾性変形することで前記第2係合部を通過するように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、オーバーキャップ部材を閉塞体に対してキャップ周方向の一方側へ回転させて、第1係合部と第2係合部とを係合させ合うと、加えた回転力がこれらの両係合部および閉塞体を介して容易破断部に伝達され、容易破断部が破断されて開封される。
一方、オーバーキャップ部材を閉塞体に対してキャップ周方向の他方側へ回転させると、第1係合部と第2係合部とが互いに摺接し合い両者間にキャップ径方向の力が発生することで、前記連結板がキャップ径方向に弾性変形させられ、第1係合部が第2係合部をキャップ周方向の他方側に向けて通過する。
そして、前記両係合部のうちの少なくとも一方が、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板に配設されているので、例えば、容器体内に内容物を充填した後に口部に注出キャップを装着する際、若しくは中栓部材が装着された容器体の口部にオーバーキャップ部材を装着する際、あるいは開封前等に、オーバーキャップ部材に外力が加えられても、この外力が、前記両係合部および閉塞体を介して容易破断部に伝達する前に、前記連結板を弾性変形させることにより低減されることとなり、容易破断部が予期せず破断してしまうのを抑制することができる。
ここで、前記閉塞体には、前記オーバーキャップ部材内に設けられた第3係合部に係合して該閉塞体のオーバーキャップ部材からの脱落を規制する第4係合部が設けられてもよい。
この場合、閉塞体に、オーバーキャップ部材内に設けられた第3係合部に係合する第4係合部が設けられているので、前述のように容易破断部を破断して開封したときに、閉塞体のオーバーキャップ部材からの脱落が規制される。
また、前記オーバーキャップ部材は、前記容器体の口部に螺着されてもよい。
この場合、容器体に注出キャップを装着するために、オーバーキャップ部材および容器体を相対的にキャップ周方向に沿う締込側に向けて回転させた際に、中栓部材がオーバーキャップ部材と共回りしなかったときに、第1係合部と第2係合部とが互いに摺接し合い両者間にキャップ径方向の力が発生することで、前記連結板がキャップ径方向に弾性変形させられ、第1係合部が第2係合部を通過することになる。
したがって、注出キャップの容器体への装着時に、中栓部材がオーバーキャップ部材と共回りしなかった場合にも、連結板をキャップ径方向に弾性変形させることで、その回転力が容易破断部に伝達されるのを抑制することが可能になる。
これにより、前述のように容易破断部が予期せず破断してしまうのを確実に抑制することができる。
なお、開封に際しては、オーバーキャップ部材と、容器体および中栓部材と、を相対的にキャップ周方向に沿う緩み側に向けて回転させると、第1係合部と第2係合部とが係合し合い、前述のように容易破断部が破断されて開封される。
また、前記第1係合部、第2係合部、および連結板はそれぞれ、キャップ周方向に間隔をあけて複数ずつ配設されてもよい。
この場合、開封するのに要するオーバーキャップ部材および容器体の相対的なキャップ周方向の移動量を抑えることが可能になるとともに、容易破断部に力を効率よく伝達させることができる。
本発明によれば、オーバーキャップ部材に加えられた外力によって容易破断部が予期せず破断してしまうのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した注出キャップ付き容器体の一部断面側面図である。 図1の注出キャップ付き容器体を開封した状態を示す一部断面側面図である。 図1および図2に示す注出キャップ付き容器体のA−A線矢視断面図である。 本発明に係る他の実施形態として示した注出キャップ付き容器体の一部断面側面図である。 図4の注出キャップ付き容器体を開封した状態を示す一部断面側面図である。 図4および図5に示す注出キャップ付き容器体のB−B線矢視断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る注出キャップ1は、図1および図2に示されるように、容器体100の口部100aに装着されるとともに、注出口11が形成された中栓部材12と、中栓部材12の注出口11を開閉自在に覆うオーバーキャップ部材13と、を備えている。
ここで、中栓部材12およびオーバーキャップ部材13はそれぞれ、有頂筒状に形成さるとともに、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸O方向に沿ってオーバーキャップ部材13の天壁部14側を上側、オーバーキャップ部材13の周壁部15の開放端側を下側といい、また、キャップ軸Oに直交する方向をキャップ径方向といい、キャップ軸Oを中心に周回する方向をキャップ周方向という。
注出口11は、図2に示されるように、中栓部材12の天壁部18に形成されている。中栓部材12の天壁部18には、注出口11をキャップ径方向の外側から囲繞する注出筒19が立設されている。なお、注出口11および注出筒19はそれぞれ、キャップ軸Oと同軸に配設されている。また、注出口11および注出筒19それぞれの内径は互いに同等になっている。さらに、中栓部材12の天壁部18において、注出筒19よりキャップ径方向の外側に位置する部分には、容器体100の口部100a内に嵌合されるシール筒20が下方に向けて突設されている。また、中栓部材12の周壁部21は、容器体100の口部100aに外嵌されている。
ここで、中栓部材12には、注出口11を閉塞する閉塞体16が容易破断部17を介して接続されている。閉塞体16は板状に形成されるとともに、容易破断部17は薄肉部とされ、閉塞体16の外周縁が容易破断部17を介して注出口11の内周面に接続されている。
オーバーキャップ部材13の天壁部14には、中栓部材12の注出筒19の上端開口部内に嵌合されるシール筒22が下方に向けて突設されている。また、この天壁部14の外周縁部には、内筒24が下方に向けて突設されており、この下端縁が中栓部材12の天壁部18の外周縁部上に配置されている。
オーバーキャップ部材13の周壁部15の下部は、容器体100の口部100aに螺合する雌ねじ筒部25と、該雌ねじ筒部25に下方から連なるリング体26と、これらの雌ねじ筒部25とリング体26との間に配設されキャップ周方向の全周にわたって延びる破断可能な弱化ライン27と、を備えている。
弱化ライン27は、キャップ周方向の全周にわたって薄肉に形成されるとともに、この弱化ライン27にキャップ周方向に間隔をあけて貫通孔27aが複数形成されている。
リング体26内には、上方に向けて延びる折り返し片26aが、キャップ周方向に間隔をあけて複数形成されており、容器体100において口部100aと胴部100bとの間に位置する部分に突設された環状突出部100cに下側から係合している。
そして本実施形態では、閉塞体16に、図1から図3に示されるように、オーバーキャップ部材13に設けられた第1係合部29に、キャップ周方向に沿う容器体100の口部100aに対するオーバーキャップ部材13の緩み側(キャップ周方向の一方側)Xから係合する第2係合部30が設けられている。
ここで、オーバーキャップ部材13には、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板28が突設されている。図示の例では、連結板28は、オーバーキャップ部材13の天壁部14に下方に向けて突設されていて、上端を固定端、下端を自由端として撓み変形することでキャップ径方向に弾性変形するように構成されている。また連結板28は、キャップ周方向に間隔をあけて複数配設されている。図示の例では、複数の連結板28は、円筒体をキャップ軸O方向に延びるスリットでキャップ周方向に複数分断した形態となっている。
そして、これらの連結板28それぞれにおいてキャップ径方向の外側を向く外面に、第1係合部29がキャップ径方向の外側に向けて突設されている。第1係合部29は、連結板28の外面における上下方向の全長にわたって延在し、かつ連結板28のキャップ周方向の中間部に配設されている。この第1係合部29は、キャップ周方向に沿って前記緩み側Xに向かうに従い漸次キャップ径方向の外側に向けた突出高さが高くなっていて、前記緩み側Xの端縁29aは、該緩み側Xを向く平面になっている。
ここで、閉塞体16には、キャップ軸Oと同軸に筒状体34が立設されていて、第2係合部30は、この筒状体34の上部の内周面に、キャップ周方向に間隔をあけて複数凹設されている。第2係合部30は、キャップ周方向に沿って前記緩み側Xに向かうに従い漸次、キャップ径方向の深さが深くなっていて、前記緩み側Xの端縁30aは、キャップ周方向に沿う前記緩み側Xと反対の締込側(キャップ周方向の他方側)Yを向く平面になっている。
そして、筒状体34に複数の連結板28が内挿され、筒状体34の第2係合部30内に、連結板28の第1係合部29が配設されている。また、第1係合部29は、連結板28がキャップ径方向に弾性変形することで、キャップ周方向に沿う前記締込側Yに第2係合部30を乗り越えて通過するようになっている。
さらに本実施形態では、図1および図2に示されるように、オーバーキャップ部材13の天壁部14において、連結板28とシール筒22との間に位置する部分に、中栓部材12における注出筒19の下端部内に至る中間筒31が下方に向けて突設されている。
ここで、閉塞体16における筒状体34の外周面には、オーバーキャップ部材13の中間筒31の内周面に突設された第3係合部32に係合する第4係合部33が形成されている。
図示の例では、第3係合部32は、中間筒31の内周面における上下方向の中央部に配設された凸部となっている。第4係合部33は、閉塞体16における筒状体34の外周面に、キャップ周方向の全周にわたって連続して延びる環状溝となっている。そして、第4係合部33内に第3係合部32がキャップ周方向に摺動自在に配設されている。これにより、第4係合部33が第3係合部32に上方から係合することで、閉塞体16のオーバーキャップ部材13からの脱落が規制されている。
以上の構成において、オーバーキャップ部材13を容器体100および中栓部材12に対してキャップ周方向に沿う前記緩み側Xに回転させると、折り返し片26aの上端縁が環状突出部100cに下側から係合していて、リング体26の上昇移動が規制されるため、オーバーキャップ部材13の弱化ライン27が破断される。また、第1係合部29における前記緩み側Xの端縁29aと、第2係合部30にける前記緩み側Xの端縁30aと、が係合し合い、かつ第3係合部32が第4係合部33内をキャップ周方向に沿って摺動しながらこれら32、33の上部同士が係合し合う。なお、複数の第1係合部29の全てが同時に、複数の第2係合部30に係合する。
そして、閉塞体16および筒状体34が、オーバーキャップ部材13とともに、容器体100および中栓部材12に対してキャップ軸O回りに回転させられて、容易破断部17が破断され、これらの閉塞体16および筒状体34が中栓部材12から分離されて開封される。この際、第3係合部32が第4係合部33内に位置していて、第4係合部33が第3係合部32に上方から係合しているので、閉塞体16および筒状体34は、オーバーキャップ部材13に保持される。
以上説明したように、本実施形態による注出キャップ1によれば、第1係合部29が、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板28に配設されているので、例えば、容器体100内に内容物を充填した後に口部100aに注出キャップ1を装着する際、若しくは中栓部材12が装着された容器体100の口部100aにオーバーキャップ部材13を装着する際、あるいは開封前等に、オーバーキャップ部材13に外力が加えられても、この外力が、第1係合部29、第2係合部30および閉塞体16を介して容易破断部17に伝達する前に、連結板28を弾性変形させることにより低減されることとなり、容易破断部17が予期せず破断してしまうのを抑制することができる。
また本実施形態では、閉塞体16に、オーバーキャップ部材13内に設けられた第3係合部32に係合する第4係合部33が設けられているので、前述のように容易破断部17を破断して開封したときに、閉塞体16のオーバーキャップ部材13からの脱落が規制される。
ここで、容器体100に注出キャップ1を装着するために、オーバーキャップ部材13および容器体100を相対的にキャップ周方向に沿う前記締込側Yに向けて回転させた際に、中栓部材12がオーバーキャップ部材13と共回りしなかったときに、第1係合部29と第2係合部30とが互いに摺接し合い両者29、30間にキャップ径方向の力が発生することで、連結板28がキャップ径方向に弾性変形させられ、第1係合部29がキャップ周方向に沿う前記締込側Yに向けて第2係合部30を通過することになる。
したがって、注出キャップ1の容器体100への装着時に、中栓部材12がオーバーキャップ部材13と共回りしなかった場合にも、連結板28をキャップ径方向に弾性変形させることで、その回転力が容易破断部17に伝達されるのを抑制することが可能になる。
これにより、前述のように容易破断部17が予期せず破断してしまうのを確実に抑制することができる。
また本実施形態では、第1係合部29、第2係合部30および連結板28がそれぞれ、キャップ周方向に間隔をあけて複数ずつ配設されているので、開封するのに要するオーバーキャップ部材13および容器体100の相対的なキャップ周方向の移動量を抑えることが可能になるとともに、容易破断部17に力を効率よく伝達させることができる。
さらに本実施形態では、開封に際し、複数の第1係合部29の全てが同時に、複数の第2係合部30に係合するので、容易破断部17に力をより一層効率よく伝達させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、中栓部材12として有頂筒状体を示したが、これに限らず図4および図5に示されるように、シール筒20の下端にキャップ軸Oに直交する方向に沿って延びる下壁部41を連設し、この下壁部41に前記注出口11を形成してもよい。
また、図4および図5に示されるように、注出筒19は、中栓部材12においてシール筒20と周壁部21との間に位置する部分に立設してもよい。
また、図4および図5に示されるように、オーバーキャップ部材13の周壁部15を内筒15aと外筒15bとを有する二重筒状に形成し、内筒15aに容器体100の口部100aに螺着する雌ねじ部を形成し、外筒15bに、折り返し片26aを有するリング体26と、このリング体26に上方から連なる弱化ライン27と、を設けてもよい。なお、図示の例では、容器体100の口部100aの下端部には、フランジ部100dが突設されており、このフランジ部100dに前記折り返し片26aの上端縁が下側から係合している。
さらに、閉塞体16として板状体を示したが、これに限らず例えば図4および図5に示されるような有頂筒状体を採用し、その下端縁と前記注出口11の開口周縁部とを容易破断部17を介して接続し、かつこの閉塞体16の周壁部16aに第2係合部30を形成してもよい。
第2係合部30は、図6に示されるように、閉塞体16の周壁部16aに複数形成されるとともに、キャップ周方向に沿って前記締込側Yに向かうに従い漸次キャップ径方向の外側に向けた突出高さが高くなっていて、前記締込側Yの端縁30aは、該締込側Yを向く平面になっている。
そして、閉塞体16の周壁部16aをキャップ径方向の外側から囲うように、複数の連結板28を環状に配設し、これらの連結板28それぞれにおいてキャップ径方向の内側を向く内面に、第1係合部29を凹設してもよい。第1係合部29は、図6に示されるように、1つの連結板28に2つ凹設されている。また、第1係合部29は、キャップ周方向に沿って前記締込側Yに向かうに従い漸次、キャップ径方向の深さが深くなっていて、前記締込側Yの端縁29aは、キャップ周方向に沿う前記緩み側Xを向く平面になっている。
また、図4および図5に示されるように、オーバーキャップ部材13の天壁部14において連結板28よりキャップ径方向の内側に位置する部分に、下方に向けて第1係合筒部42を突設してもよい。さらに、閉塞体16の天壁部16bに、第1係合筒部42に内挿される第2係合筒部43を立設してもよい。そして、第1係合筒部42における上下方向の中央部にキャップ径方向の内側に向けて第3係合部32を突設し、かつ第2係合筒部43の上端部にキャップ径方向の外方に向けて第4係合部33を突設して、この第4係合部33を第3係合部32に上方から係合させてもよい。
以上説明した図4から図6に示す注出キャップ2においても図1から図3に示した注出キャップ1と同様の作用効果が奏功される。
さらに、連結板28は、前記実施形態に限らず例えば、周方向に延在させる等適宜変更してもよい。
さらに、前記実施形態に代えて例えば、連結板28を閉塞体16に設け、この連結板28に第2係合部30を配設してもよいし、あるいは連結板28を閉塞体16およびオーバーキャップ部材13の双方に設け、各連結板28に第1係合部29および第2係合部30を各別に配設してもよい。
また、前記実施形態では、オーバーキャップ部材13を容器体100の口部100aに螺着したが、これに限らず例えば嵌合させる等して装着してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
オーバーキャップ部材に加えられた外力によって容易破断部が予期せず破断してしまうのを抑制することができる。
1、2 注出キャップ
11 注出口
12 中栓部材
13 オーバーキャップ部材
16 閉塞体
17 容易破断部
28 連結板
29 第1係合部
30 第2係合部
32 第3係合部
33 第4係合部
100 容器体
100a 口部
X 緩み側(キャップ周方向の一方側)
Y 締込側(キャップ周方向の他方側)
O キャップ軸

Claims (4)

  1. 容器体の口部に装着されるとともに、注出口が形成された中栓部材と、
    該中栓部材の注出口を開閉自在に覆うオーバーキャップ部材と、を備え、
    前記中栓部材に、前記注出口を閉塞する閉塞体が容易破断部を介して接続された注出キャップであって、
    前記閉塞体、およびオーバーキャップ部材のうちの少なくとも一方には、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板が突設され、
    前記閉塞体には、オーバーキャップ部材のキャップ周方向の一方側への回転によって、該オーバーキャップ部材に設けられた第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、これらの両係合部のうちの少なくとも一方は前記連結板に配設され、
    前記第1係合部は、オーバーキャップ部材をキャップ周方向の他方側へ回転させた際に、前記連結板がキャップ径方向に弾性変形することで前記第2係合部を通過するように形成されていることを特徴とする注出キャップ。
  2. 請求項1記載の注出キャップであって、
    前記閉塞体には、前記オーバーキャップ部材内に設けられた第3係合部に係合して該閉塞体のオーバーキャップ部材からの脱落を規制する第4係合部が設けられていることを特徴とする注出キャップ。
  3. 請求項1または2に記載の注出キャップであって、
    前記オーバーキャップ部材は、前記容器体の口部に螺着されていることを特徴とする注出キャップ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップであって、
    前記第1係合部、第2係合部、および連結板はそれぞれ、キャップ周方向に間隔をあけて複数ずつ配設されていることを特徴とする注出キャップ。
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