JP6078439B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
詰め替え容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6078439B2 JP6078439B2 JP2013180262A JP2013180262A JP6078439B2 JP 6078439 B2 JP6078439 B2 JP 6078439B2 JP 2013180262 A JP2013180262 A JP 2013180262A JP 2013180262 A JP2013180262 A JP 2013180262A JP 6078439 B2 JP6078439 B2 JP 6078439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- hook portion
- circumferential direction
- hook
- refill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成された注出筒と、前記注出口を閉塞すると共に、該注出口の開口周縁部に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、前記閉塞板に連結された操作突片と、を備え、前記操作突片は、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記注入口の開口端縁に係止するフック部と、一端部が前記閉塞板に連結され、且つ他端部が前記フック部に連結された突片本体と、を備え、前記注出筒には、前記フック部が係止されることで、前記フック部の容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けた移動を規制する規制部が設けられ、前記フック部は、前記規制部に係止される規制位置と、前記規制部への係止が解除される解除位置と、の間を移動自在に配設されていることを特徴とする。
従って、弱化部を破断しながら閉塞板を徐々に捲るように変形させることができ、閉塞していた注出口を開放することができる。その結果、注出口を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
このように、一連の流れの中で、フック部の移動規制を解除しながら、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができるので、使い易く利便性を向上できる。
従って、その後に注出筒と本容器とを周方向に相対的に移動させることで、フック部を横溝に沿ってよりスムーズに移動させることができる。この際、フック部が注出筒と一緒に共回りすることを防止できるので、フック部を注出筒に形成された横溝に沿って抵抗少なくスムーズに移動させることができる。従って、フック部を規制位置から解除位置に速やかに移行させることができ、詰め替え作業を効率良く行い易い。
(詰め替え容器の構成)
図1〜図3に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図6参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされ、注出口3が形成された注出筒4と、該注出筒4の注出口3を閉塞する閉塞板5と、該閉塞板5に連結された操作突片6と、を備えている。
フランジ部12の上面には、周方向に間隔をあけて複数の突当り突部13が形成されている。これら突当り突部13は、表裏面が周方向を向く板片であり、注出筒4における下端部の外周面に一体形成されている。図示の例では、突当り突部13は、注出筒4のうち後述する湾曲壁部15における下端部の外周面に対しても一体形成されている。
なお、注出口3の開口周縁部の上面視形状は、注出筒4の横断面視形状と同じD字状とされている。閉塞板5は、この注出口3の開口周縁部のうち上面視で曲線状をなす部分にのみ弱化部20を介して連結され、上面視で直線状をなす部分には破断し難い連結部21を介して連結されている。弱化部20の肉厚は閉塞板5の肉厚より小さく、連結部21の肉厚は閉塞板5の肉厚と同等とされている。また、閉塞板5は、注出筒4の肉厚よりも薄く形成され、変形可能(例えば弾性変形可能)とされている。なお、閉塞板5の肉厚を例えば注出筒4の肉厚以上としても良い。
また、突片本体25の一端部25aは閉塞板5から上方に延在しており、突片本体25のうち一端部25aと他端部25bとの間に位置する部分は上方に向けて突の曲線状に形成されている。
なお、操作突片6のうち、フック部26における外側部26cの径方向の外側を向く外面は、装着筒10の外周面よりも径方向の外側に位置し、且つ容器本体2の胴部の外周面よりも径方向の内側に位置している。
この係止突起31は、周方向の一方側を向く側面が平坦面32aとされ、且つ周方向の他方側を向く側面が湾曲面32bとされた断面視D形状の突起軸32と、この突起軸32の先端側における外周面から該突起軸32の径方向外側に向かって突出した鍔部33と、を備えている。
従って、周方向に開口した部分から、横溝30内にフック部26の係止突起31をスライドさせながら収納することが可能とされている。
従って、横溝30内に収納した係止突起31が、該横溝30内から径方向の外側に抜けてしまうことを防止することができる。これにより、フック部26を横溝30に係止される規制位置P1に留まらせることが可能となる。
従って、横溝30に係止されているフック部26を、注出筒4に対して相対的に移動させることで横溝30から離脱させて、縦溝35に移行させることが可能である(図10参照)。よって、フック部26が縦溝35に移行した地点が上記解除位置P2とされている。そして、フック部26が解除位置P2に達することで、縦溝35に沿ったフック部26の下方移動が可能とされる。
具体的には、周方向のうち、突起部36の平坦面36aと突起軸32の平坦面32aとが対向し合っている方向に突起軸32を移動させる場合(図4に示す矢印L1方向)には、該突起軸32が突起部36を乗り越えることが難しい。一方、周方向のうち、突起部36の平坦面36aと突起軸32の湾曲面32bとが対向し合っている方向に突起軸32を移動させる場合(図4に示す矢印L2方向)には、突起軸32が突起部36を乗り越え易い。従って、図示の例では、フック部26を縦溝35側に向かう方向である矢印L2方向に移動させることで、突起軸32が容易に突起部36を乗り越えることが可能とされる。
この保護突起40は、注出筒4の上端部から上方に向けて突出するように配設されている。具体的には、保護突起40は、突片本体25の一端部25aを間に挟んで容器軸Oとは径方向の反対側に位置する部分に配設されている。図示の例では、保護突起40は、注出筒4のうち、湾曲壁部15の上端開口縁における周方向の中央部に配設されている。なお、突片本体25の一端部25aは、閉塞板5の外周縁部のうち、保護突起40の径方向の内側に隣接する部分に連結されている。
なお、保護突起40の上端部40aは、操作突片6の上端部25cに対して容器軸O方向に沿う位置が同等、或いは操作突片6の上端部25cよりも上方に位置している。
このとき、上記成形直後の段階では、図5に示すように、フック部26は注出筒4に係止されていない状態とされている。そこで、成形が終了してから製品流通するまでの間に、フック部26における係止突起31を注出筒4に形成された横溝30内に例えばスライド挿入して係止させると共に、図4に示すように一対の突起部36間に突起軸32を位置させる。これにより、図1に示すように、フック部26を規制位置P1に安定的に留まらせることができ、容器軸O方向へのフック部26の移動を規制した状態で製品流通させることができる。
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について説明する。
そして、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせる際、図7に示すように、上記フック部26を切欠き部A3内に挿入させながら、注入口A1の開口端縁に係止させる。これにより、注入口A1に対してフック部26が周方向に相対的に移動することを規制した状態で、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせることができる。
具体的には、図9に示すように、詰め替え容器1を本容器Aに対して容器軸O回りの時計方向に回転させる。これにより、フック部26の位置を固定したまま、注出筒4を周方向に移動できるので、図10に示すように、フック部26を相対的に横溝30に沿って移動させることができる。つまり、フック部26における係止突起31の突起軸32を、突起部36を乗り越えて縦溝35に向かう方向である矢印L2方向に移動させることができる。従って、フック部26を横溝30内から離脱させて縦溝35内に移動させることができ、該フック部26を規制位置P1から解除位置P2に移行させることができる。
従って、図11に示すように、弱化部20を破断しながら閉塞板5を、容器軸Oを径方向に挟む保護突起40の反対側に向けて変形或いは変位させることができ、閉塞していた注出口3を開放することができる。その結果、注出口3を通じて容器本体2内の内容物を本容器A内に注出することができ、本容器A内への詰め替えを行うことができる。
また、注出筒4の湾曲壁部15の外周面が注入口A1の内周面に近接或いは当接すると共に、突片本体25が注出筒4の平坦壁部16の外周面と注入口A1の内周面との間の隙間に進入した状態となる。
しかも、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口3は閉塞板5によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器Aに詰め替えられるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
しかも、フック部26は一対の突起部36によって規制位置P1に位置決めされているので、該規制位置P1に安定的に留めておくことができ、横溝30内から不意に離脱してしまうことを防止できる。よって、上述した作用効果を効果的に奏功することができる。
特に、本実施形態では、詰め替え容器1を本容器Aに対して容器軸O回りの時計方向に回転させることで、フック部26を相対的に横溝30に沿って移動させて、規制位置P1から解除位置P2に移行させることができる。従って、その後に続けて、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させることができ、詰め替え作業を速やかに行うことができる。
このように、一連の流れの中で、フック部26の移動規制を解除しながら、内容物の詰め替え作業を行うことができるので、使い易く利便性を向上することができる。
また、保護突起40は、注出筒4と共に本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされているので、保護突起40を注入口A1の開口端縁に摺接させながら、保護突起40と共に注出筒4を注入口A1内に差し込めるので、この差し込み操作を容易に行い易い。
また、上記実施形態では、保護突起40や突当り突部13を設けたが構成としたが、これらは必須な構成ではなく設けなくても構わない。
フック部26の移動を規制する規制部としては、どのような形状で注出筒4に形成されていても良い。また、フック部26は、規制部に係止される規制位置P1と、規制部への係止が解除される解除位置P2との間を移動可能に構成されていれば良く、その際、フック部26を手で規制部に対して着脱させても構わない。
A1…注入口
A2…雄ねじ部
A3…切欠き部
O…容器軸
P1…規制位置
P2…解除位置
1…詰め替え容器
2…容器本体
2a…容器本体の口部
3…注出口
4…注出筒
5…閉塞板
6…操作突片
20…弱化部
25…突片本体
25a…突片本体の一端部
25b…突片本体の他端部
26…フック部
30…横溝(規制部)
36…突起部(位置決め突起)
Claims (4)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成された注出筒と、
前記注出口を閉塞すると共に、該注出口の開口周縁部に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、
前記閉塞板に連結された操作突片と、を備え、
前記操作突片は、容器軸方向に沿った前記容器本体の外側に向けて開口し、前記注入口の開口端縁に係止するフック部と、一端部が前記閉塞板に連結され、且つ他端部が前記フック部に連結された突片本体と、を備え、
前記注出筒には、前記フック部が係止されることで、前記フック部の容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けた移動を規制する規制部が設けられ、
前記フック部は、前記規制部に係止される規制位置と、前記規制部への係止が解除される解除位置と、の間を移動自在に配設されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1に記載の詰め替え容器において、
前記規制部は、前記注出筒の外周面に形成されると共に周方向に延びる横溝とされ、
前記フック部は、前記注出筒に対して周方向に相対的に移動することで、前記横溝から離脱して前記解除位置に移行することを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項2に記載の詰め替え容器において、
前記横溝内には、前記フック部を前記規制位置に位置決めさせる位置決め突起が設けられていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項2又は3に記載の詰め替え容器において、
前記フック部は、前記注入口の外周面に雄ねじ部が形成された該注入口の開口端縁に係止可能とされると共に、前記雄ねじ部を周方向に分断する切欠き部内に挿入されることで、前記注入口に対する周方向への相対的な移動が規制されることを特徴とする詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013180262A JP6078439B2 (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 詰め替え容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013180262A JP6078439B2 (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 詰め替え容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015048112A JP2015048112A (ja) | 2015-03-16 |
JP6078439B2 true JP6078439B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=52698449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013180262A Active JP6078439B2 (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6078439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6410662B2 (ja) * | 2015-04-30 | 2018-10-24 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002096859A (ja) * | 2001-07-11 | 2002-04-02 | Hiroshi Tanaka | 炭酸飲料用ジョッキ型缶容器 |
JP5193785B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-05-08 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP5124412B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-01-23 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP5516275B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2014-06-11 | 花王株式会社 | 斜め注出口の開封構造 |
JP5551646B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2014-07-16 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP5744681B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2015-07-08 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
-
2013
- 2013-08-30 JP JP2013180262A patent/JP6078439B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015048112A (ja) | 2015-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5819595B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5551646B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2017507093A (ja) | 容器閉止装置 | |
JP6078439B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5961547B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6322496B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5851347B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6027944B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2015224068A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2011235956A (ja) | パウチ用注出口栓およびこれを用いたパウチ | |
JP5978153B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6510825B2 (ja) | キャップ | |
JP6263401B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5368336B2 (ja) | キャップ付容器 | |
JP6051118B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6051117B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5982300B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6410662B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2014208541A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6093661B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2014198585A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5990484B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6099049B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5978126B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6240521B2 (ja) | 詰め替え容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6078439 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |