JP2015224068A - 詰め替え容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
【解決手段】詰め替え容器10は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体11と、一端部12aが容器本体11の口部11aに螺着されたジョイント筒12と、ジョイント筒12に連結され口部11aを開放可能に閉塞する栓体13と、を備え、ジョイント筒12の他端部12bには、本容器の注入口が螺着され、ジョイント筒12の口部11aに対する容器軸O回りの締め方向と、注入口のジョイント筒12に対する容器軸O回りの締め方向と、は同一である。
【選択図】図1
【解決手段】詰め替え容器10は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体11と、一端部12aが容器本体11の口部11aに螺着されたジョイント筒12と、ジョイント筒12に連結され口部11aを開放可能に閉塞する栓体13と、を備え、ジョイント筒12の他端部12bには、本容器の注入口が螺着され、ジョイント筒12の口部11aに対する容器軸O回りの締め方向と、注入口のジョイント筒12に対する容器軸O回りの締め方向と、は同一である。
【選択図】図1
Description
本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、該注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、一端部が前記容器本体の口部に螺着されたジョイント筒と、前記ジョイント筒に連結され前記口部を開放可能に閉塞する栓体と、を備え、前記ジョイント筒の他端部には、前記本容器の注入口が螺着され、前記ジョイント筒の前記口部に対する容器軸回りの締め方向と、前記注入口の前記ジョイント筒に対する容器軸回りの締め方向と、は同一であることを特徴とする。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、一端部が前記容器本体の口部に螺着されたジョイント筒と、前記ジョイント筒に連結され前記口部を開放可能に閉塞する栓体と、を備え、前記ジョイント筒の他端部には、前記本容器の注入口が螺着され、前記ジョイント筒の前記口部に対する容器軸回りの締め方向と、前記注入口の前記ジョイント筒に対する容器軸回りの締め方向と、は同一であることを特徴とする。
この場合、詰め替え容器の内容物を本容器に詰め替えるときには、まず、ジョイント筒に正立姿勢の本容器の注入口を螺着させる。ここで、ジョイント筒の前記口部に対する容器軸回りの締め方向と、注入口のジョイント筒に対する容器軸回りの締め方向と、が同一なので、ジョイント筒を前記口部に対して緩ませることなく、注入口をジョイント筒に螺着させることができる。
その後、例えば詰め替え容器を倒立姿勢などとした状態で、ジョイント筒と本容器の注入口とを螺着させたまま、詰め替え容器の前記口部とジョイント筒との螺着を解除する。このとき、容器本体とジョイント筒とが容器軸方向に相対的に離間移動することで容器本体の口部が栓体から開放され、口部内と本容器の注入口内とがジョイント筒を通して連通する。これにより、容器本体内の内容物を、ジョイント筒を通して本容器内に注入することができる。
以上のように、ジョイント筒に本容器の注入口を螺着させた後、詰め替え容器の前記口部とジョイント筒との螺着を解除するという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、ジョイント筒に本容器の注入口を螺着させた後、容器本体の口部を開放するので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えることができるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
その後、例えば詰め替え容器を倒立姿勢などとした状態で、ジョイント筒と本容器の注入口とを螺着させたまま、詰め替え容器の前記口部とジョイント筒との螺着を解除する。このとき、容器本体とジョイント筒とが容器軸方向に相対的に離間移動することで容器本体の口部が栓体から開放され、口部内と本容器の注入口内とがジョイント筒を通して連通する。これにより、容器本体内の内容物を、ジョイント筒を通して本容器内に注入することができる。
以上のように、ジョイント筒に本容器の注入口を螺着させた後、詰め替え容器の前記口部とジョイント筒との螺着を解除するという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、ジョイント筒に本容器の注入口を螺着させた後、容器本体の口部を開放するので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えることができるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
前記ジョイント筒と前記口部との螺着を解除する際に要するトルクは、前記注入口と前記ジョイント筒との螺着を解除する際に要するトルクよりも小さくてもよい。
この場合、ジョイント筒と容器本体の口部との螺着を解除する際に要するトルクが、本容器の注入口とジョイント筒との螺着を解除する際に要するトルクよりも小さい。したがって、ジョイント筒に本容器の注入口を螺着させた状態で、詰め替え容器の容器本体をジョイント筒に対して容器軸回りの緩み方向に回転させることで、注入口とジョイント筒とを螺着させたまま、容器本体の口部とジョイント筒との螺着を解除することができる。これにより、詰め替え作業の操作性を向上させることができる。
前記ジョイント筒の一端部は前記口部に径方向の外側から螺着され、前記ジョイント筒の他端部は前記注入口に径方向の外側から螺着されていてもよい。
この場合、ジョイント筒の一端部が容器本体の口部に径方向の外側から螺着され、ジョイント筒の他端部が本容器の注入口に径方向の外側から螺着されるので、ジョイント筒と、容器本体および本容器と、をそれぞれ容易に着脱させることができる。
前記ジョイント筒には、前記ジョイント筒の他端部が前記注入口に螺着された状態で、前記注入口内に嵌合し、前記注入口内と、前記ジョイント筒において一端部と他端部との間に位置する中間部内と、を連通するシール筒部が設けられていてもよい。
この場合、ジョイント筒に、前記シール筒部が設けられているので、容器本体内の内容物がジョイント筒を通して本容器内に注入されるときに、内容物が本容器外に漏出するのを抑制することができる。
前記栓体は、前記ジョイント筒にブリッジ部を介して連結され、前記ブリッジ部は、周方向に間隔をあけて複数配置されていてもよい。
この場合、ブリッジ部が、周方向に間隔をあけて複数配置されているので、ジョイント筒と栓体とをブリッジ部を介して一体に成形することが可能である上に、容器本体内の内容物が、ジョイント筒を通して本容器内に注入されるときに、内容物を、周方向に隣り合うブリッジ部同士の間に設けられた連通路を通して円滑に流通させつつ、栓体に加わる内容物からの圧力を、ブリッジ部によって確実に受け止めることができる。
本発明によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る詰め替え容器を説明する。
図1から図3に示すように、詰め替え容器10は、容器本体11と、ジョイント筒12と、栓体13と、を備えている。詰め替え容器10は、容器本体11内に収容された内容物を本容器30に詰め替える。
図1から図3に示すように、詰め替え容器10は、容器本体11と、ジョイント筒12と、栓体13と、を備えている。詰め替え容器10は、容器本体11内に収容された内容物を本容器30に詰め替える。
ここで、容器本体11は有底筒状に形成され、容器本体11およびジョイント筒12の中心軸線は、共通軸上に位置している。以下では、この共通軸を容器軸Oという。容器軸O方向に沿う容器本体11の口部11a側を上側といい、底部側を下側という。詰め替え容器10を容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11の口部11aは、下側から上側に向けて漸次段状に縮径する多段筒状に形成されている。口部11aは、大径部14と、中径部15と、小径部16と、を備えている。大径部14の外周面には、ビードリング17と、第1雄ネジ部18と、が設けられている。ビードリング17は、周方向の全周にわたって延びる突条である。第1雄ネジ部18は、ビードリング17よりも上側に設けられている。小径部16は、口部11aにおいて最も上側に位置する開口端部を構成している。
ジョイント筒12は、多段筒状に形成されている。ジョイント筒12において下側に位置する一端部12a、および上側に位置する他端部12bは、ジョイント筒12において一端部12aと他端部12bとの間に位置する中間部12cよりも大径に形成されている。ジョイント筒12の一端部12aは、ジョイント筒12の他端部12bよりも小径に形成されている。
ジョイント筒12の一端部12aは、容器本体11の口部11aに螺着されている。ジョイント筒12の一端部12aは、口部11aの前記大径部14に、径方向の外側から螺着されている。ジョイント筒12の一端部12aには、前記第1雄ネジ部18に組み合わされる第1雌ネジ部19が設けられている。
ジョイント筒12において、第1雌ネジ部19よりも下側に位置する部分には、周方向の全周にわたって延びる弱化部20が形成されている。図示の例では、弱化部20は、周方向に間隔をあけて配置された複数の連結片により形成されている。ジョイント筒12において弱化部20よりも下側に位置する部分は、前記ビードリング17に離脱不能に嵌合するピルファープルーフリング21となっている。
ジョイント筒12には、シール筒部22が設けられている。シール筒部22は、ジョイント筒12の他端部12bと中間部12cとを連結する段部12dに設けられている。シール筒部22は、容器軸Oと同軸に配置され、前記段部12dから上側に向けて突出している。シール筒部22内は、ジョイント筒12の中間部12c内に連通している。ジョイント筒12の他端部12b内は、シール筒部22内を通してジョイント筒12の中間部12c内に連通している。
ジョイント筒12の中間部12cは、容器本体11の口部11aの前記中径部15および前記小径部16を径方向の外側から囲繞している。前記小径部16は、ジョイント筒12の中間部12cにおける容器軸O方向の中央部内に配置されている。
栓体13は、ジョイント筒12に連結され容器本体11の口部11aを開放可能に閉塞する。栓体13は、口部11aの前記小径部16内に離脱可能に嵌合されている。栓体13は、有底筒状に形成され、小径部16から上側に向けて離脱可能に形成されている。栓体13の上端部には、係止部13aが設けられている。係止部13aは、栓体13から径方向の外側に向けて環状に突出している。係止部13aは、前記小径部16の開口端縁に、この開口端縁の上側から係止している。
栓体13は、ジョイント筒12の中間部12c内に配置され、ジョイント筒12にブリッジ部23を介して一体に連結されている。ブリッジ部23は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。周方向に隣り合うブリッジ部23の間には、連通路24が設けられている。連通路24は、ジョイント筒12の中間部12c内と前記シール筒部22内とを連通する。
ブリッジ部23は、栓体13の上端部と、ジョイント筒12の前記段部12dと、を連結している。ブリッジ部23は、横部材23aと、縦部材23bと、を備えている。横部材23aは、ジョイント筒12から径方向の内側に向けて突出している。縦部材23bは、横部材23aにおける径方向の内側の端部から、下側に向けて突出している。縦部材23bの下端部は、栓体13の上端部に連結されている。
ここで図2に示すように、ジョイント筒12の他端部12bには、本容器30の注入口30aが螺着される。なお、図1に示す詰め替え容器10が正立姿勢であるのに対して、図2に示す詰め替え容器10は倒立姿勢となっている。
本容器30の注入口30aは筒状に形成され、ジョイント筒12の他端部12bは注入口30aに径方向の外側から螺着される。注入口30aの外周面には、第2雄ネジ部31が設けられ、ジョイント筒12の他端部12bには、第2雄ネジ部31に組み合わされる第2雌ネジ部32が設けられている。
本容器30の注入口30aは筒状に形成され、ジョイント筒12の他端部12bは注入口30aに径方向の外側から螺着される。注入口30aの外周面には、第2雄ネジ部31が設けられ、ジョイント筒12の他端部12bには、第2雄ネジ部31に組み合わされる第2雌ネジ部32が設けられている。
図1に示すように、第1雌ネジ部19の巻き方向と、第2雌ネジ部32の巻き方向とは同一である。これにより、ジョイント筒12の前記口部11aに対する容器軸O回りの締め方向と、注入口30aのジョイント筒12に対する容器軸O回りの締め方向と、は同一となる。また、第1雄ネジ部18および第1雌ネジ部19は、多条ねじであり、第2雄ネジ部31および第2雌ネジ部32は、一条ねじである。第1雄ネジ部18および第1雌ネジ部19の条数は、第2雄ネジ部31および第2雌ネジ部32の条数よりも多くなっている。
第1雌ネジ部19は、複数のネジ山(以下、「第1ネジ山19a」という)を備えていて、第2雌ネジ部32は、1つのネジ山(以下、「第2ネジ山32a」という)を備えている。第1ネジ山19aの周方向の一端から他端に至るまでの容器軸O回りの角度(以下、「第1ネジ山19aの容器軸O回りの旋回角度」という)は、第2ネジ山32aの周方向の一端から他端に至るまでの容器軸O回りの角度(以下、「第2ネジ山32aの容器軸O回りの旋回角度」という)よりも小さい。なお、第1雌ネジ部19を構成する全ての第1ネジ山19aの容器軸O回りの旋回角度の合計は、第2ネジ山32aの容器軸O回りの旋回角度と同等であってもよく、第2ネジ山32aの容器軸O回りの旋回角度より小さくても大きくてもよい。
ここで、図2に示すような詰め替え容器10において、ジョイント筒12と容器本体11の口部11aとの螺着を解除する際に要するトルクは、本容器30の注入口30aとジョイント筒12との螺着を解除する際に要するトルクよりも小さくなっている。この詰め替え容器10において、口部11aをジョイント筒12から離脱する際に要する最大トルク(以下、「第1トルク」という)は、ジョイント筒12を注入口30aから離脱する際に要する最大トルク(以下、「第2トルク」という)よりも小さくなっている。
これらの第1トルクおよび第2トルクの調整は、例えば、第1雄ネジ部18と第1雌ネジ部19との間の摩擦抵抗や、第2雄ネジ部31と第2雌ネジ部32との間の摩擦抵抗を調整すること等により実現することができる。例えば、第1雄ネジ部18と第1雌ネジ部19との間の摩擦抵抗を、第2雄ネジ部31と第2雌ネジ部32との間の摩擦抵抗よりも小さくすることで、第1トルクを第2トルクよりも小さくしてもよい。
次に、前記詰め替え容器10の作用を説明する。
詰め替え容器10の内容物を本容器30に詰め替えるときには、まず図2に示すように、例えば詰め替え容器10を倒立姿勢などとした状態で、ジョイント筒12に正立姿勢の本容器30の注入口30aを螺着させる。ここで、ジョイント筒12の前記口部11aに対する容器軸O回りの締め方向と、注入口30aのジョイント筒12に対する容器軸O回りの締め方向と、が同一なので、ジョイント筒12を前記口部11aに対して緩ませることなく、注入口30aをジョイント筒12に螺着させることができる。なお、本容器30の注入口30aがジョイント筒12の他端部12bに螺着されると、ジョイント筒12のシール筒部22が注入口30a内に液密に嵌合する。これにより、注入口30a内とジョイント筒12の中間部12c内とがシール筒部22内を通して連通する。
その後、図3に示すように、ジョイント筒12と本容器30の注入口30aとを螺着させたまま、詰め替え容器10の前記口部11aをジョイント筒12から離脱させる。ここで本実施形態では、前記第1トルクが、前記第2トルクよりも小さいので、ジョイント筒12に本容器30の注入口30aを螺着させた状態で、詰め替え容器10の容器本体11をジョイント筒12に対して容器軸O回りの緩み方向に回転させることで、注入口30aとジョイント筒12とを螺着させたまま、容器本体11の口部11aをジョイント筒12から離脱させることができる。
このとき、容器本体11の口部11aとジョイント筒12とが容器軸O方向に相対的に離間移動して口部11aが栓体13から開放され、口部11a内と本容器30の注入口30a内とがジョイント筒12を通して連通する。これにより、容器本体11内の内容物を、ジョイント筒12を通して本容器30内に注入することができる。なおこのとき、ジョイント筒12の弱化部20が破断されてピルファープルーフリング21がジョイント筒12から分離し、ピルファープルーフリング21がビードリング17に嵌合された状態が維持される。
以上説明したように、本実施形態に係る詰め替え容器10によれば、ジョイント筒12に本容器30の注入口30aを螺着させた後、詰め替え容器10の前記口部11aをジョイント筒12から離脱させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、ジョイント筒12に本容器30の注入口30aを螺着させた後、容器本体11の口部11aを開放するので、詰め替え前の段階で容器本体11内の内容物がこぼれることがない。さらに、詰め替え容器10の開封と同時に内容物を本容器30に詰め替えることができるので、本容器30を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器30内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、ジョイント筒12の一端部12aが容器本体11の口部11aに径方向の外側から螺着され、ジョイント筒12の他端部12bが本容器30の注入口30aに径方向の外側から螺着されるので、ジョイント筒12と、容器本体11および本容器30と、をそれぞれ容易に着脱させることができる。
またジョイント筒12に、前記シール筒部22が設けられているので、容器本体11内の内容物がジョイント筒12を通して本容器30内に注入されるときに、内容物が本容器30外に漏出するのを抑制することができる。
またジョイント筒12に、前記シール筒部22が設けられているので、容器本体11内の内容物がジョイント筒12を通して本容器30内に注入されるときに、内容物が本容器30外に漏出するのを抑制することができる。
またブリッジ部23が、周方向に間隔をあけて複数配置されているので、ジョイント筒12と栓体13とをブリッジ部23を介して一体に成形することが可能である上に、容器本体11内の内容物が、ジョイント筒12を通して本容器30内に注入されるときに、内容物を、前記連通路24を通して円滑に流通させつつ、栓体13に加わる内容物からの圧力を、ブリッジ部23によって確実に受け止めることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、ピルファープルーフリング21がなくてもよい。
前記実施形態では、ジョイント筒12の一端部12aが容器本体11の口部11aに径方向の外側から螺着され、ジョイント筒12の他端部12bが本容器30の注入口30aに径方向の外側から螺着されるが、本発明はこれに限られない。例えば、ジョイント筒の他端部が本容器の注入口に径方向の内側から螺着されてもよい。
前記実施形態では、ジョイント筒12の一端部12aが容器本体11の口部11aに径方向の外側から螺着され、ジョイント筒12の他端部12bが本容器30の注入口30aに径方向の外側から螺着されるが、本発明はこれに限られない。例えば、ジョイント筒の他端部が本容器の注入口に径方向の内側から螺着されてもよい。
前記実施形態では、第1雄ネジ部18および第1雌ネジ部19が、多条ねじであり、第2雄ネジ部31および第2雌ネジ部32が、一条ねじであるが、本発明はこれに限られない。例えば、第1雄ネジ部および第1雌ネジ部が、一条ねじでもよい。第2雄ネジ部および第2雌ネジ部が、多条ねじでもよい。
前記実施形態では、第1雄ネジ部18および第1雌ネジ部19の条数が、第2雄ネジ部31および第2雌ネジ部32の条数よりも多くなっているが、本発明はこれに限られない。例えば、第1雄ネジ部および第1雌ネジ部の条数が、第2雄ネジ部および第2雌ネジ部の条数に対して同一でも少なくてもよい。
ジョイント筒12と容器本体11の口部11aとの螺着を解除する際に要するトルクを、本容器30の注入口30aとジョイント筒12との螺着を解除する際に要するトルクよりも小さくする構成は、前記実施形態に示した構成に限られない。例えば、第2雄ネジ部31におけるネジ谷に、第2雌ネジ部32の第2ネジ山32aが乗り越えて第2ネジ山32aに係止する係止突起を突出させる構成などを採用してもよい。さらに、ジョイント筒12と容器本体11の口部11aとの螺着を解除する際に要するトルクを、本容器30の注入口30aとジョイント筒12との螺着を解除する際に要するトルクよりも小さくしなくてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 詰め替え容器
11 容器本体
11a 口部
12 ジョイント筒
12a 一端部
12b 他端部
12c 中間部
13 栓体
22 シール筒部
23 ブリッジ部
30 本容器
30a 注入口
O 容器軸
11 容器本体
11a 口部
12 ジョイント筒
12a 一端部
12b 他端部
12c 中間部
13 栓体
22 シール筒部
23 ブリッジ部
30 本容器
30a 注入口
O 容器軸
Claims (5)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
一端部が前記容器本体の口部に螺着されたジョイント筒と、
前記ジョイント筒に連結され前記口部を開放可能に閉塞する栓体と、を備え、
前記ジョイント筒の他端部には、前記本容器の注入口が螺着され、
前記ジョイント筒の前記口部に対する容器軸回りの締め方向と、前記注入口の前記ジョイント筒に対する容器軸回りの締め方向と、は同一であることを特徴とする詰め替え容器。 - 前記ジョイント筒と前記口部との螺着を解除する際に要するトルクは、前記注入口と前記ジョイント筒との螺着を解除する際に要するトルクよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。
- 前記ジョイント筒の一端部は前記口部に径方向の外側から螺着され、前記ジョイント筒の他端部は前記注入口に径方向の外側から螺着されることを特徴とする請求項1または2に記載の詰め替え容器。
- 前記ジョイント筒には、前記ジョイント筒の他端部が前記注入口に螺着された状態で、前記注入口内に嵌合し、前記注入口内と、前記ジョイント筒において一端部と他端部との間に位置する中間部内と、を連通するシール筒部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の詰め替え容器。
- 前記栓体は、前記ジョイント筒にブリッジ部を介して連結され、
前記ブリッジ部は、周方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の詰め替え容器。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020179874A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 藤森工業株式会社 | 注出部材挿入構造および包装容器 |
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-
2014
- 2014-05-29 JP JP2014111233A patent/JP2015224068A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018111500A (ja) * | 2017-01-06 | 2018-07-19 | 凸版印刷株式会社 | 詰め替え用容器 |
JP2020179874A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 藤森工業株式会社 | 注出部材挿入構造および包装容器 |
JP7285681B2 (ja) | 2019-04-24 | 2023-06-02 | 藤森工業株式会社 | 注出部材挿入構造および包装容器 |
JP2022021058A (ja) * | 2020-07-21 | 2022-02-02 | 藤森工業株式会社 | 注出用スパウトおよび注出用スパウト付き容器 |
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