JP5072716B2 - 二重容器 - Google Patents
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Description
図1は本実施の形態における二重容器1の半断面図であり、図2は後述する内装容器2の分解半断面図であり、図3は後述する外装容器3の分解半断面図であり、図4は外装キャップ8を緩めた状態を表す二重容器1の半断面図である。
なお、図1に示す一点鎖線Oは、二重容器1の中心軸線を示している。また、本実施の形態では、中心軸線O方向を「軸方向」とし、中心軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、中心軸線O回りの方向を「周方向」とする。また、後述する内装容器本体4および外装容器本体7の口部40,70側(図1における上側)を上側とし、その反対側(図1における下側)を下側とする。
まず、内装容器2の構成について説明する。
図1、図2に示すように、内装容器2は、内装容器本体4と、その内装容器本体4の口部40に緩んだ状態で螺着された内装キャップ5と、内装キャップ5の内側に配設された中栓部材6と、を備えている。
なお、上記した周壁部51、下側嵌合筒部52及び上側嵌合筒部53は、中心軸線Oを共通軸にして同軸上に配設されている。
なお、上記した外側嵌合筒部61、内側嵌合筒部62、弁体63及び内筒部64は、中心軸線Oを共通軸にして同軸上に配設されている。
次に、外装容器3の構成について説明する。
図1、図3に示すように、外装容器3は、外装容器本体7と、外装容器本体7の口部70に螺着された外装キャップ8と、外装キャップ8に形成された注出口80を覆うオーバーキャップ9と、を備えている。
注出口80は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径された縦断面視台形の台形円錐形状の筒部である。この注出口80は、内装キャップ5の連通口58に連通されており、この連通口58、上側嵌合筒部53の内部及び下側嵌合筒部52の内部を介して内装容器本体4の内側に連通されている。
なお、上記した周壁部82、係合筒部83、嵌合筒部84及び注出口80は、中心軸線Oを共通軸にして同軸上に配設されている。
なお、外装容器本体7から取り出した内装容器2に内容物を再充填して、再び外装容器本体7の中に投入してもよい。
続いて、外装キャップ8と外装容器本体7とを相対的に中心軸線O周りに回転させ、外装容器本体7の口部70に外装キャップ8を締め込んで螺着させる。このとき、内装キャップ5の凹溝56と外装キャップ8の凸リブ87とが周方向に互いに係合されているので、外装キャップ8と共に内装キャップ5が同方向に軸回転する。また、外装容器本体7の凹溝73と内装容器本体4の凸リブ44とが周方向に互いに係合されているので、外装容器本体7と内装容器本体4との相対的な軸回転が規制され、内装容器本体4と内装キャップ5との共周りが防止される。そして、内装キャップ5のねじ方向は外装キャップ8のねじ方向と逆向きになっているので、外装キャップ8を締め込む方向に内装キャップ5が軸回転することで、内装容器本体4の口部40に螺着された内装キャップ5が緩められる。この内装キャップ5を緩ませる動作に伴って内装キャップ5が中栓部材6に対して相対的に上方に移動し、連通口58の内側に嵌合された中栓部材6の弁体63が下方に離間され、連通口58が開放される。これにより、二重容器1を傾けて内装容器本体4内の内容物を注出させることができる状態となる。
以上により、内装容器2の交換作業が完了する。
さらに、上記した二重容器1では、外装キャップ8に嵌合筒部84が設けられ、この嵌合筒部84の内側に内装キャップ5の上側嵌合筒部53が嵌合されているので、内装容器本体4内の内容物を注出させる際に、外装キャップ8の内側に内容物の一部が漏出することを防止することができる。
例えば、上記した実施の形態では、外装キャップの上端にオーバーキャップが螺着されているが、外装キャップとオーバーキャップとがアンダーカット嵌合されていてもよく、或いは、外装キャップに対してオーバーキャップがヒンジを介して連結されていてもよく、さらに、オーバーキャップを省略することも可能である。
さらに、本発明は、上記した内装容器本体4の凸リブ44(第三係合部)及び外装容器本体7の凹溝73(第四係合部)を省略することも可能であり、例えば、内装容器本体及び外装容器本体をそれぞれ同様な角筒形状にすることで、内装容器本体と外装容器本体との相対的な軸回転を規制することができ、内装キャップと内装容器本体との共回りを防止することができる。
2 内装容器
3 外装容器
4 内装容器本体
5 内装キャップ
7 外装容器本体
8 外装キャップ
40 口部
44 凸リブ(第三係合部)
45 雄ねじ
56 凹溝(第一係合部)
70 口部
73 凹溝(第四係合部)
75 雄ねじ
87 凸リブ(第二係合部)
Claims (2)
- 内容物を収容する内装容器と、該内装容器を収容する外装容器と、を備える二重容器において、
前記内装容器には、外周面に雄ねじが形成された口部を有する内装容器本体と、該内装容器本体の口部に緩んだ状態で螺着された内装キャップと、が備えられ、
前記外装容器には、外周面に雄ねじが形成された口部を有する外装容器本体と、該外装容器本体の口部に螺着された外装キャップと、が備えられ、
前記内装キャップには、前記内装容器本体の内部に連通されているとともに当該内装キャップを締め込むことで閉塞される連通口と、該内装キャップの外面に形成された第一係合部と、がそれぞれ設けられ、
前記外装キャップには、前記連通口を介して前記内装容器本体の内部に連通する注出口と、前記第一係合部に対してキャップ周方向に係合する第二係合部と、がそれぞれ設けられており、
前記内装キャップと前記外装キャップとが同軸上に配設されているとともに、前記内装キャップのねじ方向と前記外装キャップのねじ方向とが互いに逆向きになっていることを特徴とする二重容器。 - 請求項1記載の二重容器において、
前記外装容器本体の内面には、前記内装容器本体の外面に設けられた第三係合部に対して前記キャップ周方向に係合する第四係合部が設けられていることを特徴とする二重容器。
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