JP6078362B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
この注出キャップにおいては、例えば容器本体内の内容物の残量が少なくなったときなどに、スライド部材をスライド移動させて連通孔を外部に露呈させることで、注出孔より大径の連通孔から内容物を取り出せるようになっている。
そして、上キャップを本体キャップから離脱し、押圧部を弾性体の突出部分から離間させると、弾性体が復元変形し、弾性体の内周面と前記口部の外周面との圧接が解除され、本体キャップ及び容器本体の相対的なキャップ軸回りに沿う緩み方向の回転移動の規制が解除されることとなり、本体キャップを容器本体から離脱することが可能になる。
すなわち、上キャップを本体キャップから離脱した後でなければ、本体キャップを口部から離脱することができないので、不意に加えられた外力によって、不用意に容器本体の口部が外部に露呈されるのを防ぐことができる。
このように、本体キャップを口部から離脱することで、例えば、容器本体内の内容物を口部から直接取り出したり、本体キャップと容器本体とを分別したりすることなどが可能になる。
本実施形態の注出キャップ1は、図1に示されるように、内容物が収容される容器本体2の口部3に螺着されるとともに、内容物の注出孔11が形成された本体キャップ12と、本体キャップ12に着脱自在に螺着されるとともに、注出孔11を覆う上キャップ13と、を備え、上キャップ13の本体キャップ12に対するキャップ軸O回りに沿う緩み方向D1(図4参照)と、本体キャップ12の口部3に対するキャップ軸O回りに沿う緩み方向D1と、が同じになっている。
なお、図4において、符号D2は、上キャップ13の本体キャップ12に対するキャップ軸O回りに沿う締付け方向、及び本体キャップ12の口部3に対するキャップ軸O回りに沿う締付け方向を示している。
以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う上キャップ13の頂壁部14側を上側といい、キャップ軸Oに沿う頂壁部14とは反対側を下側といい、キャップ軸Oに直交する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
口部3は、外周面に雄ねじ部が形成された大径部3aと、大径部3aより小径に形成されるとともに大径部3aの上端から上方に向けて延びる小径部3bと、を備えている。
被乗り越え突部32は、前記緩み方向D1から前記締付け方向D2に向かうに従い漸次径方向の突出高さが高くなっている。
位置決め突部31における前記緩み方向D1を向く端面、及び被乗り越え突部32における前記締付け方向D2を向く端面は、周方向で互いに対向している。また、位置決め突部31における前記緩み方向D1を向く端面は、被乗り越え突部32における前記締付け方向D2を向く端面より径方向の外側に大きく突出している。
図示の例では、雌ねじ筒18aの下端縁は、外筒18bの下端縁より上方に位置していて、係合突部15は、雌ねじ筒18aの下端縁より下方で、かつ外筒18bの下端縁より上方に位置している。係合突部15は、フランジ頂壁18cから下方に向けて延びる縦リブ状に形成されている。係合突部15は、雌ねじ筒18aにおける下端縁及び外周面と、フランジ頂壁18cの下面と、外筒18bの内周面と、に接続されている。
開閉弁20は、本体キャップ12内に嵌合される装着筒21と、外周縁が装着筒21の内周面に連結されるとともに、本体キャップ12の後述する弁座部22上に配置された弁体23と、これらの装着筒21と弁体23とを連結する弾性連結片24と、を備えている。
図示の例では、装着筒21は、本体キャップ12の上筒部17内に嵌合されている。前記弁座部22は、上筒部17の底壁のうち、上筒部17の周壁から径方向の内側に突出した部分となっている。弾性連結片24は、周方向に沿って複数配設してもよいし、一つ配設してもよい。
そして、弾性連結片24が弾性変形して弁体23が弁座部22に対して離反及び着座することで、連通孔25を通した容器本体2内と注出孔11との連通、及びその遮断が切り替えられる。
上キャップ13の頂壁部14には、下方に向けて延在し注出筒19c内に着脱自在に嵌合されるシール筒14aが突設されている。上キャップ13の周壁部29には、雌ねじ部が形成されている。
この連結筒部42の外周面に挿通孔41が形成されている。挿通孔41は、連結筒部42において、径方向で互いに対向する位置に各別に形成されている。
弾性体40の外周面には、径方向の外側に向けて突出し、挿通孔41を通して本体キャップ12の外部に突出する突出部分45が形成されている。また、弾性体40の内周面のうち、突出部分45と対応する部分に、径方向の内側に突出し容器本体2の口部3の外周面に圧接する圧接突部46が形成されている。突出部分45の径方向の外側に向けた突出量は、圧接突部46の径方向の内側に向けた突出量より大きくなっている。突出部分45及び圧接突部46は、弾性体40において、径方向で互いに対向する位置に各別に形成されている。
突出部分45は、図1及び図2に示されるように、挿通孔41内に嵌合され、下端が本体キャップ12のフランジ頂壁18c上に配置されている。突出部分45の上端面における外周縁部は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。
圧接突部46は、弾性体40の内周面におけるキャップ軸O方向の全長にわたって延在している。
図示の例では、上キャップ13のうち、下端部は他より内径が大きくされていて、この上キャップ13の下端部の内周面が押圧部13aとなっている。上キャップ13のうち、下端部は他より外径も大きくなっている。上キャップ13の下端は、本体キャップ12のフランジ頂壁18cの上面に近接若しくは当接している。
この際、容器本体2に配設された被乗り越え突部32が、本体キャップ12の係合突部15における前記緩み方向D1を向く端面に当接すると、前述の共回りが確実に抑えられる。
ここで、本体キャップ12及び容器本体2を相対的にキャップ軸O回りに沿う緩み方向に回転移動させると、本体キャップ12の係合突部15が、被乗り越え突部32の外周面上を摺接しながら前記緩み方向D1に乗り越える。
このように、本体キャップ12を口部3から離脱することで、例えば、容器本体2内の内容物を口部3から直接取り出したり、本体キャップ12と容器本体2とを分別したりすることなどが可能になる。
さらに、本体キャップ12の連結筒部42に挿通孔41が形成され、押圧部13aが、上キャップ13のうち、内径が他より大きい下端部の内周面となっているので、簡易な構成で前述の作用効果が確実に奏功されることとなる。
上キャップ13の押圧部13aは前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
弾性体40の内周面に圧接突部46を形成しなくてもよく、また、弾性体40は、環状に限らず例えば板状等適宜変更してもよい。
前記実施形態に代えて例えば、本体キャップ12に上キャップ13が螺着される雌ねじ部を形成してもよい。
また、挿通孔41は、例えば上筒部17若しくは下筒部18に形成してもよい。
さらに、容器本体2に、位置決め突部31及び被乗り越え突部32を設けなくてもよい。
2 容器本体
3 口部
11 注出孔
12 本体キャップ
13 上キャップ
13a 押圧部
17 上筒部
18 下筒部
40 弾性体
41 挿通孔
42 連結筒部(連結部分)
45 突出部分
46 圧接突部
D1 緩み方向
D2 締付け方向
O キャップ軸
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体の口部に螺着されるとともに、内容物の注出孔が形成された本体キャップと、
前記本体キャップに着脱自在に螺着されるとともに、前記注出孔を覆う上キャップと、を備え、
前記上キャップの前記本体キャップに対するキャップ軸回りに沿う緩み方向と、前記本体キャップの前記口部に対するキャップ軸回りに沿う緩み方向と、が同じである注出キャップであって、
前記本体キャップには、径方向に貫く挿通孔が形成され、
前記本体キャップ内には、前記挿通孔内に嵌合され、外周面が前記挿通孔を通して前記本体キャップの外部に突出した弾性体が配設され、
前記上キャップは、前記弾性体のうち、前記挿通孔を通して前記本体キャップの外部に突出した突出部分を径方向の内側に押圧して、前記弾性体の内周面を前記口部の外周面に圧接させる押圧部を備え、
前記本体キャップは、外周面に前記上キャップが螺着される雄ねじ部が形成された上筒部と、前記上筒部にキャップ軸方向に連設されるとともに、内周面に前記容器本体の口部に螺着される雌ねじ部が形成された下筒部と、を備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1に記載の注出キャップであって、
前記弾性体は、内側に前記口部が挿入される環状に形成され、
前記弾性体の内周面のうち、前記突出部分と対応する部分に、径方向の内側に突出し前記口部の外周面に圧接する圧接突部が形成されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1または2に記載の注出キャップであって、
前記本体キャップは、外周面に前記上キャップが螺着される雄ねじ部が形成された上筒部と、前記上筒部より大径に形成されるとともに、内周面に前記口部に螺着される雌ねじ部が形成された下筒部と、がキャップ軸方向に連設された構成とされ、
前記挿通孔は、前記本体キャップのうち、前記上筒部と前記下筒部との連結部分に形成され、
前記上キャップのうち、下端部は他より内径が大きくされていて、この上キャップの下端部の内周面が前記押圧部となっていることを特徴とする注出キャップ。
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