JP5806954B2 - 容器 - Google Patents
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そして、係合突部が弾性係合片に対して容器本体の底部側から係合していると、キャップが口部に対して緩むのを抑えることができる。
しかも、係合突部が、弾性係合片のうち、口部に連結されて弾性変形し難い部分から、周方向に離れた部分に係合しているので、係合突部が弾性係合片を容器本体の底部側に越えてキャップの口部に対する装着が完了するとき、並びにキャップを口部から離脱させる初動段階、つまり係合突部が弾性係合片に容器本体の底部側から乗り上がるときに、弾性係合片が係合突部によって弾性変形させられ難くなるのを抑制することが可能になる。従って、前述の装着が完了するとき、並びに離脱の初動段階において、キャップが容器本体に対して固く動き難くなるのを抑制することが可能になり、優れた開閉操作性を具備させることができる。
しかも、弾性係合片のうち、周方向の他端部の外周面が、口部に連結された周方向の一端部の外周面よりも、容器軸から径方向に離れているので、係合突部が周方向に沿って延在しているにもかかわらず、この係合突部を、弾性係合片のうち、前記一端部に係合させず前記他端部に係合させることを容易に行うことができる。
さらにこのように、弾性係合片のうち、前記他端部の外周面が前記一端部の外周面より容器軸から径方向に離れていることから、キャップの口部に対する着脱時に、係合突部が、弾性係合片のうち、口部に連結されて弾性変形し難い前記一端部に摺接するのを抑制することができる。
また、弾性係合片のうち、周方向の一端部が口部に連結され、かつ該一端部を除く周方向に沿う他の部分は口部から径方向の外側に離間していて、係合突部が、弾性係合片における周方向の他端部に係合しているので、キャップの着脱時に、係合突部により弾性係合片を抵抗少なく容易に弾性変形させることができる。
しかも、前述したように、係合突部が弾性係合片に係合しているので、雄ねじ部および雌ねじ部を多条ねじとしたことで、キャップが口部に対して緩み易くなるのを防ぐことができる。
容器1は、図1に示すように、内容物が収容される有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部12に着脱自在に螺着されるキャップ13と、を備えている。
キャップ13は有頂筒状に形成され、このキャップ13および容器本体11は共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸O方向に沿ってキャップ13側を上側、容器本体11の底部側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
口部12の外周面には、多条ねじである雄ねじ部が形成されている。雄ねじ部は、径方向の外側に向けて突設された複数の第1突条部17を有している。これらの第1突条部17は、周方向に間隔をあけて配設されており、周方向の一方側から他方側に向かうに従い漸次、上方から下方に向けて延在している。なお本実施形態では、第1突条部17は、上方から下方に向かうに従い、この容器1の上面視で時計回りに延在している。すなわち、キャップ13の口部12に対する周方向に沿う締め込み方向Aは、この容器1の上面視で時計回りの方向となっている。
口部12のうち、上端部18は、該上端部18と胴部14との間に位置する基部19より内径が大きく、上端部18の内周面と基部19の内周面とは、図2に示されるように、段部21を介して連結されている。なお図示の例では、前記雄ねじ部は、基部19の外周面に形成されている。
段部21は、径方向の外側から内側に向かうに従って漸次下方に向かって延びるテーパ状をなしている。
外筒部16の上端部は、平面視で円環板状の接続壁部23を介して胴部14と口部12との接続部分に連結されており、外筒部16の下端は、図1に示されるように、胴部14の底面よりも下方に突出している。
周壁部26の内周面には、口部12の雄ねじ部に螺合する多条ねじである雌ねじ部が形成されている。この雌ねじ部は、径方向の内側に向けて突設されるとともに、周方向に間隔をあけて配置された複数の第2突条部28を有している。
シール筒27の下端部には、図2に示されるように、外径が下端から上方に向かうに従って漸次大きくなるテーパ部29が形成されている。
シール筒27においてテーパ部29よりも上方に位置する部分には、口部12の上端部18に形成された係合溝22に係合する係合部31が、径方向の外側に向けて突設されるとともに、全周にわたって連続して延設されている。なお、係合部31は、周方向に間隔をあけて複数配設されてもよい。
シール筒27において係合部31とテーパ部29との間に位置する部分が、口部12の内周面のうち、基部19の上端部から段部21にわたる部分に圧接している。なお図示の例では、テーパ部29は段部21より下方に位置している。また、キャップ13の天壁部25において、シール筒27より径方向の外側に位置する部分に、口部12の上端開口縁に密接するシール突起32が下方に向けて突設されている。
図3に示されるように、弾性係合片35のうち、前記締め込み方向Aの後側の後端部(周方向の一端部)36が口部12に連結され、この後端部36を除く周方向に沿う他の部分は口部12から径方向の外側に離間している。
なお、弾性係合片35は、図1および図2に示されるように、口部12の下端部の外周面に配設されている。弾性係合片35は、前述した接続壁部23より上方に位置している。接続壁部23において、弾性係合片35の内周面と、口部12の外周面と、の間の隙間に、容器軸O方向で対向する部分には、その周方向の全長にわたって容器軸O方向の貫通孔23aが形成されている。
ここで、図1および図2に示されるように、口部12の基部19において、前記雄ねじ部より下方に位置する下端部の外周面には、周方向に延びる周溝12aが形成されており、この周溝12aにおける径方向の内端面に、弾性係合片35の後端部36が連結されている。図示の例では、弾性係合片35のうち、少なくとも前端部37は、キャップ13の口部12に対する着脱の別を問わず常に、口部12の下端部のうち、周溝12aの非形成部分の外周面よりも径方向の外側に突出している。
図示の例では、係合突部38は、キャップ13の内周面に全周にわたって連続して延在し、かつ弾性係合片35のうち、少なくともその周方向の中央部より前記締め込み方向Aの前側に位置する部分の全域にわたって係合している。また、係合突部38における径方向の内端と、容器軸Oと、の径方向の距離は、全周にわたって同等になっている。
一方、キャップ13を口部12に装着する際には、係合突部38が、弾性係合片35の外周面に摺接し、弾性係合片35を径方向の内側に向けて弾性変形させつつ、下方に移動し、この弾性係合片35を下方に越えたときに、弾性係合片35が径方向の外側に向けて復元変形することによって、係合突部38が、弾性係合片35に対して下方から係合する。
なお、キャップ13および口部12が容器軸Oと同軸に位置している状態では、キャップ13が口部12に対して容器軸O方向に移動する際、係合突部38は、弾性係合片35のうち、後端部36には当接せず、後端部36よりも前記締め込み方向Aの前側に位置する部分にのみ当接する。
しかも、係合突部38が、弾性係合片35のうち、口部12に連結されて弾性変形し難い後端部36から、前記締め込み方向Aの前側に離れた部分に係合しているので、係合突部38が弾性係合片35を下方に越えてキャップ13の口部12に対する装着が完了するとき、並びにキャップ13を口部12から離脱させる初動段階、つまり係合突部38が弾性係合片35に下方から乗り上がるときに、弾性係合片35が係合突部38によって弾性変形させられ難くなるのを抑制することが可能になる。従って、前述の装着が完了するとき、並びに離脱の初動段階において、キャップ13が容器本体11に対して固く動き難くなるのを抑制することが可能になり、優れた開閉操作性を具備させることができる。
しかも、弾性係合片35のうち、前端部37の外周面が、口部12に連結された後端部36の外周面よりも、容器軸Oから径方向に離れているので、係合突部38が周方向に沿って延在しているにもかかわらず、この係合突部38を、弾性係合片35のうち、後端部36に係合させず前端部37に係合させることを容易に行うことができる。
また、弾性係合片35のうち、後端部36が口部12に連結され、かつ後端部36を除く周方向に沿う他の部分は口部12から径方向の外側に離間していて、係合突部38が、弾性係合片35の前端部37に係合しているので、キャップ13の着脱時に、係合突部38により弾性係合片35を抵抗少なく容易に弾性変形させることができる。
しかも、前述したように、係合突部38が弾性係合片35に係合しているので、雄ねじ部および雌ねじ部を多条ねじとしたことで、キャップ13が口部12に対して緩み易くなるのを防ぐことができる。
また、弾性係合片35における軸直面35cと下面35dとが角部を介して連なっているので、例えば、不意に加えられた外力や、容器の内圧が上昇する等しても、係合突部38が、前記角部を上方に越えて弾性係合片35の外周面上に乗り上がるのを抑制することができる。
さらに、弾性係合片35の外周面を、キャップ13の内周面から径方向の内側に離間するように構成した場合には、キャップ13を口部12に着脱する際に要する力を低く抑えることが可能になり、開閉操作性をより一層確実に向上させることができる。
口部12の雄ねじ部およびキャップ13の雌ねじ部をそれぞれ多条ねじにしたが、これに限らず例えば一条ねじ等にしてもよい。
係合突部38は、前記実施形態に限らず例えば、周方向に断続的に延在させてもよいし、点状に1つだけ配設してもよいし、その径方向の内端と容器軸Oとの径方向の距離を、周方向に沿う位置ごとで異ならせてもよい。
弾性係合片35の外周面と容器軸Oとの径方向の距離は、周方向の全長にわたって同等にしてもよいし、弾性係合片35のうち前端部37のみを他の部分より径方向の外側に突出させてもよい。
弾性係合片35の外周面に、テーパ面35bおよび軸直面35cのうちのいずれか一方を形成してもよいし、弾性係合片35の外周面はキャップ13の内周面に当接させてもよい。
弾性係合片35を配設する口部12における容器軸O方向に沿う位置は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
11 容器本体
12 口部
13 キャップ
35 弾性係合片
36 後端部(周方向の一端部)
37 前端部(周方向の他端部)
38 係合突部
A 締め込み方向
O 容器軸
Claims (4)
- 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
該容器本体の口部に着脱自在に螺着されるキャップと、
を備える容器であって、
前記口部には、容器軸回りに沿う周方向に延びる弾性係合片が、前記口部との間に径方向の隙間を設けた状態で、径方向の外側に向けて突設され、
前記キャップには、前記弾性係合片のうち、前記口部に連結された部分から周方向に離れた部分に、該弾性係合片に対して前記容器本体の底部側から係合する係合突部が、径方向の内側に向けて突設されていることを特徴とする容器。 - 請求項1記載の容器であって、
前記弾性係合片のうち、周方向の一端部が前記口部に連結され、かつ該一端部を除く周方向に沿う他の部分は前記口部から径方向の外側に離間するとともに、周方向の他端部の外周面は、前記一端部の外周面よりも、容器軸から径方向に離れており、
前記係合突部は、周方向に沿って延在し、かつ前記弾性係合片における周方向の他端部に係合していることを特徴とする容器。 - 請求項1または2に記載の容器であって、
前記口部に形成された雄ねじ部、および前記キャップに形成された雌ねじ部はそれぞれ、多条ねじであることを特徴とする容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の容器であって、
前記弾性係合片のうち、前記キャップの前記口部に対する周方向に沿う締め込み方向の後側の後端部が前記口部に連結されていることを特徴とする容器。
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