JP5658027B2 - キャップ付き容器 - Google Patents
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上記目的は、内容物を充填する容器本体と、該容器本体の口部の外周に形成されたネジ部にネジ止めされ、その締め込み完了時および取り外しの開始時にクリック感を与え着脱状態を認識できるようにしたキャップとを備える、キャップ付き容器であって、
前記容器本体の口部に繋がる肩部に、前記キャップの停止位置を規定すると共に、クリック感を与えるための凹状部または凸状部に形成してある第1係合部を備え、
前記キャップは、キャップ本体部と、
前記キャップ本体部の内側から垂下して当該キャップ本体部の回転によって、前記第1係合部と係合してクリック感を与える凸状部または凹状部からなる第2の係合部を備える位置決め部材と、当該位置決め部材と一体または別体に構成され、前記第2の係合部を前記第1係合部に向けて付勢する付勢手段を有し、
前記キャップ本体部の内壁には縦リブが放射状に設けられ、前記位置決め部材は概略の形状が円筒形状であって上下方向に延在する縦溝部が前記縦リブを受入れるように形成されて、前記キャップ本体部と共に前記位置決め部材が回転移動しつつ上下可動に配置してある、ことを特徴とするキャップ付き容器により達成される。
図1は、本発明に係るキャップ付き容器について示した図である。なお、この図1は、容器1の容器本体2の底部側を省略して示し、また容器本体2の上部に位置する口部2aとこの口部2aにネジ止めされるキャップ10の一部を破断して示してある。
また、図2はキャップ本体部11内に配置される位置決め部材20の外観斜視図である。そして、この図2では、位置決め部材20を共に移動させるためキャップ本体部11の内壁に設ける縦リブ12との位置関係の確認を容易とするため、キャップ本体部11から縦リブ12を取り出して示してある。
上記凹状部5は少なくとも1つ配置すればよいが、必要に応じて複数配置してもよい。複数配置する場合は口部2aの周方向に沿って等間隔に配置するのが望ましい。
また、位置決め部材20は、大径部20aと小径部20bとを有し、環状の段部20dが形成されている。よって、キャップ本体部11の下側から、位置決め部材20を押し上げて内部に押し込むと、位置決め部材20の段部20dが突起部6を乗り超えたときに互いに係合して、位置決め部材20の上下位置が規制される。
なお、図2では例示として4個の縦リブ12と、位置決め部材20側に4個の縦溝部23を示しているが、少なくとも1つ配置されていればよい。複数配置する場合は図示のように周方向に沿って等間隔に配置するのが望ましい。
そして、位置決め部材20の小径部20bに設けた凸状部22が肩部2bの外側の所定位置(キャップの締め付け完了位置)に設けた突起部5aを乗り越えて凹状部5に到達したときに、クリック感が得られると共に、後方に位置してストッパーとなる突起部5bに凸状部22が当接することによって、確実なキャップの位置合わせが実現される。
すなわち、図2で例示したように、樹脂成形が比較的容易な形状である位置決め部材20を、キャップ本体部11内に配置したシンプルな構成にできる。よって、前述した従来技術の内・外キャップなど複雑で大型となるキャップ構造と比較してコンパクト化および製造コストの低減を図ることができる。
本発明に係る容器の容器本体2、キャップ本体部11、そして位置決め部材20について、容器本体2はガラス瓶とし、キャップ本体部11及び位置決め部材20は樹脂材料を用いて成形してもよい。また、これら全てを同様の樹脂材料を用いて成形してもよい。
全てを樹脂材料で形成する場合、樹脂材料の硬度に配慮するのが好ましい。容器本体2と位置決め部材20とは硬度が異なる樹脂材料によって形成し、位置決め部材用として採用する樹脂材料の硬度を容器本体2の硬度よりも高く設定しておくのが好ましい。例えば、容器本体2用の樹脂材料をPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂とし、位置決め部材20の樹脂材料をPETより硬度が高い(硬い)NY(ナイロン)、POM(ポリアセタール)などの樹脂とするのが好ましい。このように硬度が高い樹脂材料を、これより相対的に硬度の低い樹脂材料に対して用いると摺動性を高めることができる。よって、凹状部5が設けてある容器本体2に対して、凸状部22を設けた位置決め部材20を円滑に摺動できるので、凸状部22及び凹状部5の磨耗を更に確実に抑制できる。
なお、これらの図3、図4は、前述した図1、図2と同様に、他の形態の容器について示している。下記では、同一の部位については同じ符号を付すことで、重複する説明を省略する。
これに対して、図3、図4で例示する形態では、位置決め部材20の大径部20aに板バネ構造がなく、これに替えて、段部20dにより位置決め部材20の内側に形成される環状平面20c上に弾性を備えたゴム材や樹脂材で形成したO(オー)リング25が配置されている。
なお、上述した各形態では、容器本体2側に設ける第1係合部を凹状部とし、位置決め部材20側に設ける第2係合部を凸状部とした場合を説明したが、この凹凸関係は逆に形成することもできる。
2 容器本体
2a 口部
2n ネジ部
5 凹状部(第1係合部)
5a、5b 突起部
6 突起部
10 キャップ
11 キャップ本体部
12 縦リブ
20 位置決め部材
20d 段部
21 板バネ(付勢手段)
22 凸状部(第2係合部)
23 縦溝部
25 弾性部材(付勢手段)
Claims (3)
- 内容物を充填する容器本体と、該容器本体の口部の外周に形成されたネジ部にネジ止めされ、その締め込み完了時および取り外しの開始時にクリック感を与え着脱状態を認識できるようにしたキャップとを備える、キャップ付き容器であって、
前記容器本体の口部に繋がる肩部に、前記キャップの停止位置を規定すると共に、クリック感を与えるための凹状部または凸状部に形成してある第1係合部を備え、
前記キャップは、キャップ本体部と、
前記キャップ本体部の内側から垂下して当該キャップ本体部の回転によって、前記第1係合部と係合してクリック感を与える凸状部または凹状部からなる第2の係合部を備える位置決め部材と、当該位置決め部材と一体または別体に構成され、前記第2の係合部を前記第1係合部に向けて付勢する付勢手段を有し、
前記キャップ本体部の内壁には縦リブが放射状に設けられ、前記位置決め部材は概略の形状が円筒形状であって上下方向に延在する縦溝部が前記縦リブを受入れるように形成されて、前記キャップ本体部と共に前記位置決め部材が回転移動しつつ上下可動に配置してある、ことを特徴とするキャップ付き容器。 - 前記付勢手段を、前記位置決め部材と一体に形成されている板バネとして構成した、ことを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
- 前記付勢手段を、前記位置決め部材とは別体で該位置決め部材に配置した弾性部材として構成した、ことを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010290946A JP5658027B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | キャップ付き容器 |
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Family Applications (1)
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JP2010290946A Active JP5658027B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | キャップ付き容器 |
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- 2010-12-27 JP JP2010290946A patent/JP5658027B2/ja active Active
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