JP2012062110A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体1の首部1cの外周には、周方向に等間隔をなして複数例えば4つの第1係止凸部13が形成されている。第1係止凸部13は周方向に延び、その下側には、傾斜したカム面13aと、首部1cの軸芯と直交した保持面13bが形成されている。キャップ2のスカート部2b内周には、周方向に等間隔をなして4つの係合突起20が形成されている。キャップ2が首部1cに被せられた状態から締め方向に回された時に、係合突起20が第1係止凸部13のカム面13aに案内され保持面13bに至る。この際、キャップ2が軸方向に変位してシール部3を押圧する。
【選択図】図1
Description
上記キャップは、そのスカート部の内周に形成された雌ねじ部を上記首部の外周に形成された雄ねじ部に螺合させることにより、首部に取り付けられる。
上記キャップの頂部内面には環状のシール部が設けられており、このシール部は、キャップを締め付けた時に上記首部の開口縁部とキャップの頂部の間で押圧され、両者の間をシールするようになっている。
また、容器首部とキャップには、緩み防止のための構造と螺合のための構造を別々に必要とし、その分、製作コストが高かった。
上記首部の外周には、上記開口縁部から離れた位置において周方向に等間隔をなして複数の第1係止凸部が形成され、この第1係止凸部は周方向に延び、上記開口縁部の反対側にカム面を有し、このカム面はキャップ締め方向に向かって開口縁部から徐々に離れるように傾斜し、
さらに上記首部の外周には、上記複数の第1係止凸部のうちの少なくとも1つに隣接して第2係止凸部が形成され、この第2係止凸部は、上記第1係止凸部より上記開口縁部の反対側に位置するとともに径方向、外方向に突出し、
上記キャップのスカート部内周には、周方向に等間隔をなして上記第1係止凸部と同数の係合突起が形成され、上記キャップが上記首部に被せられた状態から締め方向に回された時に、この係合突起が上記第1係止凸部間の位置から周方向に移動して上記第1係止凸部のカム面に案内され、この過程で上記キャップが軸方向に変位して上記シール部を押圧するようになっており、
上記複数の係合突起のうちの少なくとも1つにはロック凸部が径方向、内方向に突出して形成されており、このロック凸部は、上記キャップが上記カム面のカム作用で軸方向に変位してシール部を押圧した締め付け完了状態において、上記第2係止凸部に係止し、この係止により所定トルク未満でキャップが緩み方向に回るのを禁じることを特徴とする。
また、キャップの係合突起は、首部の第1係止凸部と協働してキャップを軸方向に変位させてシール押圧の機能を果たし、少なくとも1つの係合突起がロック凸部を有し、第2係止凸部と協働してキャップの緩み防止の機能を果たす。このように係合突起が両機能に兼用できるので、製作コストを低減できる。
上記構成によれば、首部軸芯と直交する平坦な保持面に係合突起が接するため、シール部の弾性復元力に起因した緩み方向の分力が生じず、シール状態を安定して維持できる。
上記構成によれば、係合突起と第3係止凸部の係止により、キャップのさらなる締め方向への回動を禁じることができ、シール状態でのキャップの安定した装着を維持することができる。
上記キャップの係合突起のロック部は、上記第2係止凸部のガイド面を滑り、上記ロック面に係止される。
上記構成によれば、係合突起のロック部が第2係止凸部に係止される位置に達するまで、キャップを無理なく回すことができる。
これによれば、環状の台座が第1、第3係止凸部と協働して係止構造部の強度を向上させるとともに、首部の剛性を高めることにより第2係止凸部と上記キャップの係合突起との係合をより一層確実に行うことができる。また、内容物が液体の場合には台座で液垂れを止めることができる。さらに、キャップの係合突起が溝に入りこむため、この係合突起を外部から遮断することができる。
図1に示すように、容器は、樹脂製の容器本体1と、樹脂製のキャップ2とを備えている。容器本体1は、有底筒形状の胴部1aと、この胴部1aの上端開口を塞ぐ上壁1bと、この上壁1bの中央から上方に突出した円筒形状の首部1cとを有している。首部1cの上端が開口縁部1xとなっている。
上記頂部2aの下面にはエラストマー等からなる環状のシール部3が設けられている。このシール部3は、首部1cの開口縁部1xとキャップ2の頂部2aとの間で押圧されることにより、両者の間をシールするようになっている。
図4、図5に示すように、上記第3係止凸部15の入口16a側には、締め方向に向かって径方向高さが増大するような急な傾斜をなす係止面15aが形成されている。
図10に最も良く示すように、ガイド面14aは、締め方向に沿って径方向突出高さが徐々に増大するように傾斜する緩やかな傾斜領域14a’と、所定長さにわたって突出高さが一定の領域14a”からなる。ロック面14bは、上記ガイド面14aの一定領域14a”の終端に連なり、ガイド面14aの傾斜領域14a’より傾斜が急である。本実施形態では、このロック面14bは断面円弧形状をなしている。
上記ロック面14bは、上記第3係止凸部15の係止面15aと所定間隔をなして周方向に離れている。
また、ロック凸部21が第2係止凸部14のロック面14bに係止されるため、キャップ2は不用意に緩み方向に回ることがなく、不用意なシール解除を防止することができる。
上記実施形態では、第2係止凸部および第3係止凸部は、第1係止凸部と連なっているが、若干間隔をあけて形成してもよい。
上記実施形態では、首部の第2係止凸部にガイド面とロック面を形成したが、キャップの係合突起のロック部がガイド面とロック面を有していてもよい。
首部の隆起部12の数は複数あればよく、例えば3つでもよい。
1c 首部
2 キャップ
2a 頂部
2b スカート部
3 シール部
12 隆起部
13 第1係止凸部
13a カム面
13b 保持面
14 第2係止凸部
14a ガイド面
14a’ 傾斜領域
14b ロック面
15 第3係止凸部
20 リブ(係合突起)
21 ロック凸部
Claims (5)
- a.筒形状の首部を有する容器本体と、
b.上記首部の開口縁部と対向する頂部と、この頂部に連なる筒形状のスカート部を有し、上記首部に装着されるキャップと、
c.上記首部の開口縁部とキャップの頂部のいずれかに設けられ、キャップの首部への締め付け完了状態で、首部とキャップとの間をシールするシール部と、
を備えた容器において、
上記首部の外周には、上記開口縁部から離れた位置において周方向に等間隔をなして複数の第1係止凸部が形成され、この第1係止凸部は周方向に延び、上記開口縁部の反対側にカム面を有し、このカム面はキャップ締め方向に向かって開口縁部から徐々に離れるように傾斜し、
さらに上記首部の外周には、上記複数の第1係止凸部のうちの少なくとも1つに隣接して第2係止凸部が形成され、この第2係止凸部は、上記第1係止凸部より上記開口縁部の反対側に位置するとともに径方向、外方向に突出し、
上記キャップのスカート部内周には、周方向に等間隔をなして上記第1係止凸部と同数の係合突起が形成され、上記キャップが上記首部に被せられた状態から締め方向に回された時に、この係合突起が上記第1係止凸部間の位置から周方向に移動して上記第1係止凸部のカム面に案内され、この過程で上記キャップが軸方向に変位して上記シール部を押圧するようになっており、
上記複数の係合突起のうちの少なくとも1つにはロック凸部が径方向、内方向に突出して形成されており、このロック凸部は、上記キャップが上記カム面のカム作用で軸方向に変位してシール部を押圧した締め付け完了状態において、上記第2係止凸部に係止し、この係止により所定トルク未満でキャップが緩み方向に回るのを禁じることを特徴とする容器。 - 上記第1係止凸部は、キャップ締め方向に沿って順に上記カム面とこのカム面に連なる保持面を有し、この保持面は首部の軸芯と直交して平坦をなしており、上記キャップの締め付け完了状態において、上記係合突起がこの保持面に接することを特徴とする請求項1に記載の容器。
- さらに上記首部の外周に、上記複数の第1係止凸部にそれぞれ隣接して第3係止凸部が形成され、この第3係止凸部は上記第1係止凸部より上記首部の開口縁部の反対側に位置するとともに、上記第2係止凸部より締め方向に離れて位置し、上記キャップの係合突起の締め方向端部は、上記ロック凸部が上記第2係止凸部に係止された状態で、上記第3係止凸部に当たることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
- 上記首部の第2係止部は、周方向に延び、かつキャップ締め方向に沿って順にガイド面とロック面を有し、このガイド面は径方向突出高さが徐々に増大するように傾斜した傾斜領域を含み、上記ロック面は上記ガイド面の傾斜領域より傾斜が急であり、
上記キャップの係合突起のロック部は、上記第2係止凸部のガイド面を滑り、上記ロック面に係止されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の容器。 - 上記首部の外周には、上記第1係止凸部から上記開口縁部の反対側に離れて、環状の台座が突出形成されており、この台座と第1係止凸部と第3係止凸部により、上記キャップの係合突起が入り込む溝が形成されており、この溝はキャップ緩み方向の端部が開口していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の容器。
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2010
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