JPH089013Y2 - ワンタッチキャップ - Google Patents

ワンタッチキャップ

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JPH089013Y2
JPH089013Y2 JP9602490U JP9602490U JPH089013Y2 JP H089013 Y2 JPH089013 Y2 JP H089013Y2 JP 9602490 U JP9602490 U JP 9602490U JP 9602490 U JP9602490 U JP 9602490U JP H089013 Y2 JPH089013 Y2 JP H089013Y2
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JP
Japan
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cap
base
packing
tip
mouthpiece
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直彦 伊東
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ワンタッチキャップに関し、特にキャッ
プ内部に設けたシール用のパッキンの構造に関する。 (従来の技術) タンクの口金をワンタッチで蓋するためのキャップと
して、従来第3図(a),(b)に示す構造のキャップ
がある。 このものは、タンクの口金1の外周に環状に突設され
た突起1aに係合する複数の係止片2aを先端に立設し、か
つ中央にボス部2bを突設したキャップ2と、キャップ2
の内部に遊嵌状態に配置されたパッキン3とからなって
いる。 パッキン3は、ボス部2bの周囲にあって、キャップ2
の内底面に配置されたフランジ3aと、前記ボス部2aを包
囲した状態でフランジ3aから一体に立ち上がる筒状部3b
と、筒状部3bの先端側において、外側及び内側に向けて
拡開するシールリップ3c,3dと、前記フランジ3aのフラ
ンジ面にリング状に突設されたリブ3eとからなってい
る。 前記内側シールリップ3dはこれがボス部2bの周囲に突
き当たることによって筒状部の縮径を防止するため、ま
た外側のシールリップ3cは口金1の内周に当接してこの
部分のシールを行うためのものであり、さらに前記リブ
3eは口金1の先端に当接してガタ止めと、この部分のシ
ールを兼用している。 したがって、キャップ2の開状態からこれを閉止しす
るには、前記シールリップ3cを口金1の内周に押し込む
形でキャップ2を口金1の内周に嵌合すると、前記係止
片2aが口金1の突起1aに係合し、さらに押し込むと各係
止片2aは弾性拡開しつつ突起1aのテーパを乗り越え、乗
り越えを完了することで係止片2aはクリック音を発して
弾撥的に縮径して突起1aとかぎ形に係合し、キャップ2
の抜止めがなされ、またクリック音によって閉栓が確認
される。 閉栓状態では、第4図(a)に示すようにリブ3eは口
金1の先端に当接し、この弾性反発によってキャップ2
の嵌合時におけるオーバトラベル分である口金1とキャ
ップ2間のガタdを吸収すると同時にこの先端部分のシ
ールも行う。 キャップ2の閉止状態からこれを開栓する場合には、
無理抜きによって口金1から弾撥的に抜き取ることがで
きる。 (考案が解決しようとする課題) 前記パッキン3はキャップ2に遊嵌状態で配置されて
いるため、多少の位置づれによって正規状態でなく、例
えば第4図(b)に示すように口金1の先端がリブ3eの
外周側に位置したり、(c)に示すように内周側に位置
する場合も生じてしまう。 このような場合には前記ガタdに対する吸収が出来な
くなり、しかもリップ3cは柔らかくパッキン3の偏心を
吸収出来ず、変形しやすいため、シール性が低下する欠
点が生じてしまい、しかもパッキン3自体も安定しない
ものとなっていた。 なお、特に口金1の内周はパッキン3の挿通ガイド用
にテーパ1bが形成されているため、接触面積が小さく、
多少のずれによってもうまくリブ3eの頂部に接触されな
い場合が多かった。 この考案は以上の欠点を解決するものであって、多少
の偏心があっても、取り付けガタを防止し、十分なシー
ル性を確保できるようにしたワンタッチキャップを提供
することを目的としている。 [考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、容器の口金の
周囲に形成された突起に弾撥的に係合し、かつ係合状態
で抜止めされる複数の係止片を先端に設けたキャップ
と、該キャップの内側に遊嵌され、かつ前記口金の内周
部に弾性嵌合して口金を液密にシールするパッキンを備
えたワンタッチキャップにおいて、前記パッキンは、前
記キャップの内底面に配置されるフランジと、該フラン
ジより一体に立ち上がる筒状部と、該筒状部の先端に拡
開状態に一体化され、かつ前記口金の内周部に嵌合する
第一のシールリップと、前記筒状部の外周部に環状に突
設され、かつ前記口金の内周部に嵌合する第二のシール
リップと、前記フランジに放射状に突設されかつ前記口
金先端が弾撥的に当接する複数のリブとを備えたもので
ある。 (作用) 以上の構成によれば、第一のシールリップと第二のシ
ールリップが口金の内周に嵌合することでパッキンによ
るシールがなされる。 第二のシールリップは、筒状部の外周に突設されてい
るのでパッキン自体の口金に対する位置合わせが出来
る。 リブは放射状に形成されているので確実に口金先端に
弾性的に当接し、オーバトラベルによるガタを吸収する
と同時にパッキン自体も安定する。 (実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。 第1図,第2図はこの考案にかかるワンタッチキャッ
プ及びキャップようパッキンを示している。 なお、図中従来例と共通する部分は同一符合を付し、
異なる部分にのみ異なる符号を用いて説明を行う。 このものは、タンクの口金1の外周に環状に突設され
た突起1aに係合する複数の係止片2aを先端に立設し、か
つ中央にボス部2bを突設したキャップ2と、キャップ2
の内部に遊嵌状態に配置されたパッキン10とからなって
いる。 パッキン10は、ボス部2bの周囲にあって、キャップ2
の内底面に配置されたフランジ10aと、前記ボス部2aを
包囲した状態でフランジ10aから一体に立ち上がる筒状
部10bと、筒状部10bの先端側において、外側及び内側に
向けて拡開する第一のシールリップ10c,10dと、筒状部1
0aの外周に環状に突設された第二のシールリップ10e
と、前記フランジ10aのフランジ面に放射状に突設され
た多数のリブ10fとからなっている。 前記第一のシールリップ10c,10dは従来と同一機能を
もたらすものであり、内側シールリップ10dはこれがボ
ス部2bの周囲に突き当たることによって筒状部の縮径を
防止するため、外側のシールリップ10cは口金1の内周
に当接してこの部分のシールを行うためのものである。 また、第二のシールリップ10eは、第一のシールリッ
プ10cと同様にシール機能とともに、パッキン自体を口
金1の内周に位置決めするための機能を持っている。 さらに前記リブ10fは口金1の先端に当接してキャッ
プ2の嵌合時におけるオーバトラベル分のガタを吸収す
るためのものである。 以上の構成において、キャップ2を口金1に嵌め付け
るには、従来と同様に前記第一のシールリップ10cを口
金1の内周に押し込む形でキャップ2を口金1の内周に
嵌合すると、前記係止片2aが口金1の突起1aに係合し、
さらに押し込むと各係止片2aは弾性拡開しつつ突起1aの
テーパを乗り越え、乗り越えを完了することで係止片2a
はクリック音を発して弾撥的に縮径して突起1aとかぎ形
に係合し、キャップ2の抜止めがなされ、またクリック
音によって閉栓が確認される。 この過程において、第二のシールリップ10eも口金1
の内周に嵌合し、これによってパッキン10自体は口金1
の正しい位置に矯正されつつ口金1に嵌まり込む。 閉栓状態では、各リブ10fは口金1の先端に弾接し、
この弾性反発によってキャップ2の嵌合時におけるオー
バトラベル分である口金1とキャップ2間のガタdを吸
収する。 なお、従来型のリブではパッキンの位置ずれが生じた
場合には、リブと口金1の先端とがずれ、がたが生じる
場合があるが、この構成ではリブ10fは放射状に形成さ
れているため、確実に口金1の先端に弾接してガタdを
吸収できるのである。
【考案の効果】 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案
によるワンタッチキャップにあっては、パッキン自体の
口金に対する位置合わせが出来る。 また、リブが放射状に形成されているので確実に口金
先端に弾当接し、キャップ嵌合時のオーバトラベルによ
るガタを吸収し、閉栓状態を保ち液密性を確保すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの考案にかかるワンタッチキ
ャップの開栓状態と閉栓状態を示す断面説明図、第2図
はパッキンの説明図、第3図(a),(b)は従来のワ
ンタッチキャップの開栓状態と閉栓状態を示す断面説明
図、第4図(a)〜(c)は従来における正規の閉栓状
態と不具合な状態を示す一部断面説明図である。 1…口金 1a…突起 1b…テーパ 2…キャップ 2a…係止片 2b…ボス部 10…パッキン 10a…フランジ 10b…筒状部 10c,10d…第一のリップ 10e…第二のリップ 10f…放射状のリブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の口金の周囲に形成された突起に弾撥
    的に係合し、かつ係合状態で抜止めされる係止片を先端
    に設けたキャップと、該キャップの内側に遊嵌され、か
    つ前記口金の内周部に弾性嵌合して口金を液密にシール
    するパッキンを備えたワンタッチキャップにおいて、前
    記パッキンは、前記キャップの内底面に配置されるフラ
    ンジと、該フランジより一体に立ち上がる筒状部と、該
    筒状部の先端に拡開状態に一体化され、かつ前記口金の
    内周部に嵌合する第一のシールリップと、前記筒状部の
    外周部に環状に突設され、かつ前記口金の内周部に嵌合
    する第二のシールリップと、前記フランジに放射状に突
    設されかつ前記口金先端が弾撥的に当接する複数のリブ
    とを備えたことを特徴とするワンタッチキャップ。
JP9602490U 1990-09-14 1990-09-14 ワンタッチキャップ Expired - Fee Related JPH089013Y2 (ja)

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JPH0453651U JPH0453651U (ja) 1992-05-07
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WO2002024547A1 (fr) * 2000-09-20 2002-03-28 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Contenant distributeur de matiere solide
US8419021B2 (en) * 2008-10-31 2013-04-16 Ti Group Automotive Systems, L.L.C. Ring seal with insert
JP5543749B2 (ja) * 2009-09-28 2014-07-09 東洋科学株式会社 容器及びその製造方法

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