JPH057157Y2 - - Google Patents

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JPH057157Y2
JPH057157Y2 JP1985139379U JP13937985U JPH057157Y2 JP H057157 Y2 JPH057157 Y2 JP H057157Y2 JP 1985139379 U JP1985139379 U JP 1985139379U JP 13937985 U JP13937985 U JP 13937985U JP H057157 Y2 JPH057157 Y2 JP H057157Y2
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protrusion
locking
lid
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annular recess
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は、横断面形が容器本体とほぼ等しい
容器の蓋を容器本体に螺合し終えたとき、前者が
後者に対して常に所定の位置関係を保ついわゆる
位置合せが完了し、かつその後みだりに弛むのを
防止する装置に関する。
(2) 従来の技術 この種の装置として本出願人によつて出願され
たもの(実開昭55−179150号公報)が知られてい
る。これは第4〜6図に示すように、容器本体1
のおねじ付頸部3の下端外周壁に半径方向に突出
した係止凸部4を形成する一方、蓋2のめねじ付
螺合筒部5の先端内周壁に環状凹所9を形成し、
この環状凹所9に半径方向内方に向けて、高低両
突条7,8を突出して、その中間に係止凹部6を
形成し、この係止凹部6が係止凸部4に係止した
際、容器本体1と蓋2との位置合せが完了する位
置に配置されているものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記の装置においては閉塞、開蓋
際、係止凸部4が乗り越えることとなる突条8
が、蓋2の環状凹所9に固設されているため、長
期に亘る使用によつて、係止凸部4または突条8
が摩耗してしまい、係止凸部4と係止凹部6との
係止による位置合せがうまくできなくなるととも
に、弛みも起きてしまうという問題点があつた。
そこで、この考案は係止凸部又はこの止凸部が
乗り越える突条が摩耗しないようにすることを技
術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するためこの考案は次のよう
な構成を採つたことを特徴とする。すなわち、蓋
がめねじ付螺合筒部と、該筒部の下端に一体に設
けられたフランジ部とを有し、該フランジ部のあ
る筒部の内周壁に環状凹所を形成し、またフラン
ジ部の相対向する位置の上半部を切欠いて切欠部
に形成するとともに、該切欠部と筒部の環状凹所
とを連通する透孔を穿設し、この透孔が穿設され
た筒部の回転方向後方の環状凹所に半径方向内方
に向けて突出した第1突条を形成し、さらに外周
壁に係止突起を設けた内キヤツプと、この内キヤ
ツプに嵌合されるリング部の相対向する位置に等
しい長さの弾性脚片が軸方向に向けて設けられ、
該脚片の先端内面に嵌合時、透孔の外方から環状
凹所内に突出し、該環状凹所内と外方との間を弾
性変位可能な第2突条を半径方向内方に向けて形
成したリング部材と、このリング部材が嵌合によ
り組み付けられた内キヤツプをフランジ部まで覆
つて嵌合するとともに、内壁に嵌合時、内キヤツ
プの係止突起と係止する係止突起を設けた外キヤ
ツプとを具えており、リング部材の第2突条と内
キヤツプの第1突条で係止凹部を形成し、この係
止凹部が、容器本体の係止凸部に係止した際、容
器本体と蓋との位置合せが完了する位置に配置さ
れていることである。
(5) 作用 容器本体に対し蓋を螺合し、その螺合を進める
と、係止凸部が蓋の環状凹所内に位置して抵抗を
受けることなくそのまま進み、やがて螺合終了近
くになると、第2突条に衝突するが、第2突条は
環状凹所内と外方との間を弾性変位可能となつて
いるため、係止凸部がこれを乗り越えようとする
とき、その力によつて環状凹所内より外方に弾性
変位し、係止凸部を通過させる。これによつて係
止凸部は第1突条に衝突して係止する。その結
果、係止凸部の通過により再び内方の環状凹所内
に弾性復元した第2突条と第1突条との間で形成
する係止凹部に係止することとなり、両突条に挟
持されて、蓋はそれ以外の進行が防止されるとと
もに、多少の力では弛むことがなく、そのうえ容
器本体と蓋とが同じ位相となり、完全に位置合せ
された状態で結合する。次に、開蓋の際に、蓋を
前記とは逆方向に強い力で回動すると、係止凸部
が第2突条に衝突するが、このときも第2突条は
前記と同様にその力によつて環状凹所内より外方
に弾性変位して、係止凸部を通過させ、係止凹部
から抜け出しを可能にする。
(6) 実施例 第1〜3図において11は容器本体であつて、
おすねじ付頸部13の下端外周壁に半径方向に突
出した係止凸部14が形成されている。
12は横断面形が容器本体11のそれにほぼ等
しい蓋であつて、この蓋12は第3図に分解した
状態で示すように外キヤツプ15、内キヤツプ1
6、リング部材17、座金18、パツキン19と
からなつている。
外キヤツプ15の下部内壁には係止突起21が
設けられている。内キヤツプ16はめねじ付螺合
筒部22と、該筒部の下端に一体に設けられたフ
ランジ部23とからなつている。筒部22の外周
壁は係止段部25により上部小径部26と下部大
径部27とに形成され、大径部27の下端外周壁
には外キヤツプ15の係止突起21と係止する係
止突起28が設けられ、かつ上壁には開孔29が
穿設されている。フランジ部23のある筒部22
の内周壁には環状凹所30が形成されている。ま
た、フランジ部23の相対向する1対の角部の上
半部は切欠された切欠部31に形成されていると
ともに、該切欠部と筒部22の環状凹所30とを
連通する透孔32が穿設されている。透孔32が
穿設された筒部22の回転方向後方の環状凹所3
0には半径方向内方に向けて突出した断面角形の
突条33が係止凸部14と係止可能に形成されて
いる。リング部材17は内キヤツプ16の係止段
部25にその下端が係止して小径部26に嵌合さ
れる大きさのリング部34と、リング部34から
下方に垂下された1対の弾性脚片35とからなつ
ている。脚片35の先端の相対向する内面には、
嵌合時、透孔32の外方から筒部22の環状凹所
30内に突出し、環状凹所30内と外方との間を
弾性変位可能な突条36が半径方向内方に向けて
形成されている。断面半円弧形の半径方向内方へ
の突出高さは突条33のそれよりも低くなつてい
る。そして、突条33と突条36の中間には係止
凹部38が形成される。座金18は波形に形成さ
れている。パツキン19は内キヤツプ16の開孔
29に嵌挿可能で、上端に係合突条40を有する
筒部41と、該筒部の下端に一体に設けられ、筒
部22に内挿可能な基部42とからなつている。
尚、第1図で45は容器本体11の頸部13に被
嵌される中栓である。
前記において蓋12は次のようにして組立てら
れる。まず、パツキン19を、筒部41を内キヤ
ツプ16の開孔29に座金18を介して嵌挿し、
係合突条40で離脱しないようにするとともに、
内キヤツプ16の小径部26にリング部材17の
リング部34を嵌合し、かつその脚部に設けた突
条36を透孔32の外方から環状凹所30内に位
置させる。しかる後、パツキン19、座金18、
及びリング部材17を組付けた内キヤツプ16を
外キヤツプ15に内挿し、その係止突起28を外
キヤツプ15の係止突起21に係止させる。
次に、前記のものの作用を説明する。
頸部13に予め中栓45を被嵌した容器本体1
1に対して蓋12を螺合し、その螺合を進める
と、係止凸部14が蓋12の環状凹所30内に位
置して抵抗を受けることなくそのまま進み、やが
て螺合終了近くになると、突条36に衝突する
が、この突条36は環状凹所30内と外方との間
を弾性変位可能となつているため、凸部14がこ
れを乗り越えようとするとき、その力によつて環
状凹所30内より外方に弾性変位し、凸部14を
通過させる。これによつて凸部14は突条33に
衝突するが、この突条33は半径方向の高さが突
条33より高いので、凸部14はこれを乗り越え
ることができず、ここで停止する。その結果、前
記凸部14の通過により再び内方の環状凹所30
内に弾性復元した突条36と突条33との間で形
成する係止凹部38に係止することとなり、両突
条33,36に挟持されて、蓋12はそれ以上の
進行が防止されるとともに、多少の力では弛むこ
とがなく、そのうえ容器本体11と蓋12とが同
じ位相となり、完全に位置合わされた状態で結合
する(第1,2図の状態)。
次に開蓋したい際は、蓋12を前記とは逆方向
に強い力で回動する。すると、第2図に示すよう
に係止凸部14が突条36に衝突するが、このと
きも突条36は前記と同様にその力によつて環状
凹所30内より外方に弾性変位して、係止凸部1
4を通過させ、係止凹部38から抜け出しを可能
にする。そして、係止凸部14の通過後、突条3
6は弾性復元し、環状凹所30内に再び位置す
る。これによつて蓋12は簡単に容器本体11か
ら取外しができることになる。
(7) 考案の効果 この考案は前記のようであつて、蓋を容器本体
に螺合し、その螺合が終了近くになると、係止凸
部と係止凹部が係止し合つて、運搬時及び保管時
等にみだりに蓋が離脱することがなく、またその
ような係止時には自動的に容器に対する蓋の位置
合せがなされるのであるが、係止に際し、第2突
条が環状凹所内から外方に弾性変位して係止凸部
を通過させ、通過後、弾性復元するように作用す
るため、係止凸部と第2突条とが摩耗することが
ほとんどなく、したがつて長期にわたる使用でも
容器本体に対する位置合せが常にうまく行なえ
て、操作性もよい。さらに蓋に設けられる第1突
条は内キヤツプに、第2突条はリング部材にそれ
ぞれ別体に設けられるため、これら突条を異材質
で形成することが可能となり、各々の突条が必要
とする機能に適した材質を選択することができ
る。また第2突条は内キヤツプに嵌合されたリン
グ部材の等しい長さの1対の脚片の先端に設けら
れているため、弾性変形量を大きく取ることがで
きるとともに、弾性変形量もそれぞれにおいて等
しく保持することができ、したがつてリング部材
の第2突条と内キヤツプの第1突条で形成される
係止凹部と、容器本体の係止凸部との係止力を相
対向する2個所の位置で同等に保つことができ
る。また部材の組み付けに際し、リング部材の1
対の脚片が切欠部の上方から内キヤツプの筒部の
外周に沿つて縦向きに配置されるようになつてい
て、内キヤツプと外キヤツプが嵌合する部分に嵌
まることがないため、内キヤツプと外キヤツプの
嵌合部の横断肉厚を可及的に薄くすることができ
る。さらに構造も例えば合成樹脂を使用すること
によつて簡単に成形でき、しかも安価にできるな
ど優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す容器の要部
縦断正面図で、第2図の−線で切断したも
の、第2図は第1図の−線で切断した横断平
面図、第3図は同上の蓋の構成部材を示し、Aは
外キヤツプ、Bはリング部材、Cは内キヤツプ、
Dは座金、Eはパツキンであり、第4図は同上の
蓋の分解斜視図で、Aは内キヤツプとリング部材
を、Bはリング部材が嵌合により組み付けられた
内キヤツプと外キヤツプを示し、第5〜7図は従
来例を示し、第5図は蓋の一部を切断して示す分
解斜視図、第6図は同上の閉塞時の要部横断平面
図、第7図は同上の開蓋動作初期の状態を示す同
様の図面である。 11……容器本体、12……蓋、13……頸
部、14……係止凸部、15……外キヤツプ、1
6……内キヤツプ、17……リング部材、18…
…座金、19……パツキン、21,28……係止
突起、22……筒部、23……フランジ部、25
……係止段部、26……上部小径部、27……下
部大径部、29……開孔、30……環状凹所、3
1……切欠部、32……透孔、33,36……突
条、35……脚部、38……係止凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体11と、該容器本体と横断面形がほぼ
    等しくこれに螺合する蓋12とを具え、容器本体
    のおねじ付頸部13の下端外周壁に半径方向に突
    出した係止凸部14を形成した容器において、 蓋12が、めねじ付螺合筒部22と、該筒部の
    下端に一体に設けられたフランジ部23とを有
    し、該フランジ部のある筒部22の内周壁に環状
    凹所30を形成し、またフランジ部23の相対向
    する位置の上半部を切欠いて切欠部31に形成す
    るとともに、該切欠部と筒部22の環状凹所30
    とを連通する透孔32を穿設し、この透孔が穿設
    された筒部22の回転方向後方の環状凹所30に
    半径方向内方に向けて突出した第1突条33を形
    成し、さらに外周壁に係止突起28を設けた内キ
    ヤツプ16と、 この内キヤツプ16に嵌合されるリング部34
    の相対向する位置に等しい長さの弾性脚片35が
    軸方向に向けて設けられ、該脚片の先端内面に嵌
    合時、透孔32の外方から環状凹所30内に突出
    し、該環状凹所内と外方との間を弾性変位可能な
    第2突条36を半径方向内方に向けて形成したリ
    ング部材17と、 このリング部材17が嵌合により組み付けられ
    た内キヤツプ16をフランジ部23まで覆つて嵌
    合するとともに、内壁に嵌合時、内キヤツプの係
    止突起28と係止する係止突起21を設けた外キ
    ヤツプ15とを具えており、 リング部材の第2突条36と内キヤツプの第1
    突条33で係止凹部38を形成し、この係止凹部
    38が、容器本体の係止凸部14に係止した際、
    容器本体11と蓋12との位置合せが完了する位
    置に配置されていることを特徴とする容器蓋の位
    置合せ兼弛み防止装置。
JP1985139379U 1985-09-10 1985-09-10 Expired - Lifetime JPH057157Y2 (ja)

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JP1985139379U JPH057157Y2 (ja) 1985-09-10 1985-09-10

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JPS6248953U JPS6248953U (ja) 1987-03-26
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JPS6248953U (ja) 1987-03-26

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