JPH072421Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH072421Y2
JPH072421Y2 JP1987131974U JP13197487U JPH072421Y2 JP H072421 Y2 JPH072421 Y2 JP H072421Y2 JP 1987131974 U JP1987131974 U JP 1987131974U JP 13197487 U JP13197487 U JP 13197487U JP H072421 Y2 JPH072421 Y2 JP H072421Y2
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JP
Japan
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thread
lid
screw
container
lid body
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JP1987131974U
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JPS6435852U (ja
Inventor
好幸 助岡
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豊國樹脂工業株式會社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、蓋体の係止機能を有する容器の改良に関す
る。
(従来の技術) 蓋体を容器本体の筒状口頸部に螺着する容器において
は、蓋体の締付後、該蓋体が緩まないようにしなければ
ならない。
このため、実開昭60-146054号公報(従来例の1)、実
開昭54-7953号公報(従来例の2)、実開昭49-43370号
公報(従来例の3)に開示の技術がある。
すなわち、従来例の1は、容器本体の筒状口頸部外周壁
面に螺条を設けると共に該螺条の下方にストッパ片及び
戻り防止片を設け、蓋体の内周壁面にも螺条を設けると
共にストッパ片及び戻り防止片が設けられ、容器本体と
蓋体のストッパ片及び戻り防止片が互いに係合するよう
に構成されていた。
また、従来例の2は、第5図及び第6図に示すように、
容器本体14と蓋体10とからなり、容器本体14内周面に嵌
合用突起12を突設し、他方蓋体10の外周面に前記嵌合用
突起12がくい込んで嵌合するように2本のリブ11,11に
よりくさび状の溝部を形成すると共に両リブ11,11間を
連結13して嵌合用突起12の回動方向を制限し、蓋体10の
締結後、該蓋体10が緩まないようにしたものであった。
更に、従来例の3は第7図で示すように、本体側に設け
たネジ山30と同一高さの盛りにした停止突起50を突設
し、この突起50と稍離間せる位置に突起50よりも低めの
返り止め突起70を突設して突起50,70間に凹部80を形成
し、蓋を螺じ込むことにより蓋側に設けた突起をネジ山
30に沿って案内し、最終的に蓋に設けた突起が突起70を
乗り越えて凹部80へ嵌合させるようにしたものであっ
た。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来例の1に係る上記容器は、構造が複雑で
あり、容器本体がガラス製品の場合には採用するのが難
しいという問題がある。
また、従来例の2に係る容器は、2本のリブ11,11をく
さび状に形成してこの間に嵌合用突起12がくい込むよう
になっているため、一挙に強く締め付けると、回動方向
を制限する連結部13が切断切損するおそれがあるととも
に、2本のリブ11,11はくさび状に形成する必要上、そ
の製作金型は割型を使用しなければならず自動化のため
の金型が高価になる。
更に、前記従来例の3に係る容器は、蓋側に設けた突起
をネジ山30に沿って案内し、最終的に突起が突起70を乗
り越えて凹部80へ嵌合させるようにしてあるので、前記
蓋に設けた突起が欠損しやすいという欠点があるととも
に返り止め突起70の形成には、従来例の2と同様に割金
型を使用しなければならず、自動化のための金型が高価
になる。
本考案は、上記のような実情に鑑み案出されたもので、
その目的とするところは、構造が極めて簡単でしかも容
器本体がガラス製品の場合にも採用しうる蓋体の戻り防
止機構を備えた容器を提供するものである。
また、本考案は、使用者に対し締付け完了時を指示して
無理な回動を防止しながら緩み止め効果を発揮する新規
な容器を提供することを目的とし、更にはこの容器を製
作する際に使用する金型として安価なものを使用できる
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では次の技術的手段
を講じた。
すなわち、本考案は、段部1Aを介して連設した筒状口頸
部3の外周壁面に螺条4を形成している容器本体1と、
前記螺条4よりやや短い螺条7を内周壁面に形成してい
る蓋体2とを備え、該蓋体2を前記筒状口頸部3に前記
両螺条4,7を介して螺合してなる容器において、 前記筒状口頸部3の螺条4は、筒状口頸部3の開口縁近
くと前記段部1Aの近くとに亘る長さを有し、該螺条4の
約半分の条高および条幅並びに長さを有する小螺条5
が、前記筒状口頸部3の螺条4の下側で前記蓋体2の螺
条7と略同幅の間隔をおいて平行に形成され、前記開口
縁近くで螺条4と小螺条5とを互いに連結する戻り防止
部6を突設し、前記蓋体2を筒状口頸部3に螺合させて
締付け方向へ回転させたとき、前記蓋体2の螺条7がそ
の弾性変形により小螺条5を乗り越えて両螺条4,5間に
嵌合しかつ螺条7の上端が戻り防止部6に係合して緩み
止めされていることを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、蓋体2を容器本体1の筒状口頸部3に
被せて締付け方向へ回転させると、蓋体2の螺条7が、
口頸部3の小螺条5に当接し、さらに蓋体2を回転させ
ると蓋体2の螺条7がこの弾性変形により容器本体1の
小螺条5を乗り越え、口頸部3の螺条4に当接しカチッ
と発音して係止する。このとき、蓋体2の螺条7は、口
頸部3に形成している両螺条4,5間にあり、しかも螺条
7の上端が両螺条4,5を互いに連結している戻り防止部
6に当接しており、もはや蓋体2はどちらの方向へも回
動せず、容器本体1に固定され、振動等によって緩んだ
り、自然に外れることがない。
即ち、前記螺条7は螺条4よりはやや短いが、螺条4と
全長に亘り上面で接触し、また下面で小螺条5と接触し
ているので、接触面積が広いため螺条7、螺条4、小螺
条5の3者が強固に一体化する。
次ぎに、蓋体2を容器本体1から外すときは、前記とは
逆の方向に蓋体2を少し強く回転させると、蓋体2の螺
条7がその弾性変形により口頸部3の小螺条5を乗り越
えて係合が解かれ、口頸部3の螺条4に案内されて、軸
線方向に移動し、蓋体2が容器本体1から完全に離れ
る。
(実施例) 以下、図を参照して本考案の実施例を説明すると、第1
図〜第3図において、硬質合成樹脂製の容器本体1には
段部1Aを介して筒状口頸部3が連設されている。
筒状口頸部3の外周壁面には、その開口縁近くと前記段
部1Aの近くに亘る長さの螺条4が形成されていて、この
螺条4の下側には、該螺条4の約半分の条高および条幅
並びに長さを有する小螺条5が平行に形成されていて、
両螺条4,5を筒状口頸部3の開口縁近くで互いに連結す
る戻り防止部6突設されている。
筒状口頸部3を施蓋する蓋体2は軟質合成樹脂製であ
り、この蓋体2の内周壁面には、容器本体1の螺条4に
対応するよう螺条4よりやや短い螺条7が形成されてお
り、該螺条7の上端は、蓋体天端内壁面よりも所定長さ
だけ下方に位置せしめられ、前記戻り防止片6の当接係
止部とせられている。また、蓋体2内には、パッキング
8が嵌入され、内周壁面に突設された複数の係止片9に
より抜け出さないようにされている。
前記容器本体1に連設した口頸部3の外周壁面に形成し
た両螺条4,5の間隔は、蓋体2の螺条7の条幅と略同一
とされており、蓋体2を口頸部3に螺合するとき両螺条
4,5間に前記螺条7がその弾性変形を介して嵌合される
ようになっている。
本考案の実施例によれば、容器本体1に蓋体2に被着す
る場合は、蓋体2を容器本体1の口頸部3に被せて締付
け方向へ回転させると、蓋体2の螺条7が、容器本体1
の小螺条5に当接し、さらに蓋体2を回転させると、蓋
体2はやや軟質の合成樹脂製であるから、少し変形しな
がら、その螺条7がその弾性変形によって小螺条5を乗
り越えて復旧し、容器本体1の螺条4に当接し、カチッ
と発音して停止する。
この状態になると、蓋体2の螺条7は、容器本体1の両
螺条4,5間に嵌入係合しており、しかも螺条7の上端
が、容器本体1の戻り防止部6に当接して完全拘束状態
であり、もはや、蓋体2はどちらの方向へも回動せず、
容器本体1に固定され、振動等によって緩んだり、自然
に外れることがない。
次に、蓋体2を容器本体1から外すときは、前記とは逆
のねじ戻し方向に、蓋体2を少し強く回転させると、蓋
体2はやや変形しながら螺条7が容器本体1の小螺条5
をその弾性変形により乗り越えてカチッと発音して復旧
し、係合が解かれ、容器本体1の螺条4に案内されて、
軸線方向に移動し、蓋体2が容器本体1から完全に離脱
できる。
上記実施例において、蓋体2は容器本体1に位置決め固
定されるため、四角筒状、八角筒状の容器本体胴部及び
蓋体に利用でき、螺条4,5,7の数を適宜選択することに
より三角、六角筒状体等にも採用可能である。
さらに、容器本体1は、合成樹脂のみならずガラス又は
金属製あるいは陶磁製のものであってもよいことは勿論
である。
また、蓋体2は、外殻と螺条を備えた螺筒とにより二重
構造とし、螺筒のみをやや軟質の合成樹脂とし、外殻は
容器本体1と同質のものとすることができる。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、容器本体1への蓋体
2の係脱が容易で確実であり、係合と離脱時に発音を伴
わない確認が聴覚及び触覚によって行ないうるので、締
付け時に、それ以上は無理をして蓋体2を回動しなくて
済むので破損することがない。
また、蓋体2を口頸部3に締付けたとき、蓋体2の螺条
7と口頸部3の両螺条4,5の3者が強力に一体化して振
動等によって緩んだり自然に外れることがない。
また、口頸部3の螺条4と小螺条5を平行に形成したた
め、この容器を合成樹脂製として製作に当たって使用す
る金型は回転式のものを用いられるので複雑で高価な割
り型を使用しなくとも良いので、製作コストが安価とな
る。
さらに、容器本体1は合成樹脂のみならずガラス、金
属、陶磁製のものにも利用できるなど実用上極めて有益
なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は蓋体を容
器本体から離脱した状態の全体斜視図、第2図は中央縦
断面図、第3図は容器本体の正面図、第4図は第2図の
A部拡大図、第5図は従来例の容器の外観部、第6図は
その容器の蓋体の正面図、第7図は他の従来例の容器首
部の正面図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……円筒状口首部、4,
7……螺条、5……小螺条、6……戻り防止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段部(1A)を介して連設した筒状口頸部
    (3)の外周壁面に螺条(4)を形成している容器本体
    (1)と、前記螺条(4)よりやや短い螺条(7)を内
    周壁面に形成している蓋体(2)とを備え、該蓋体
    (2)を前記筒状口頸部(3)に前記両螺条(4)
    (7)を介して螺合してなる容器において、 前記筒状口頸部(3)の螺条(4)は、筒状口頸部
    (3)の開口縁近くと前記段部(1A)の近くとに亘る長
    さを有し、該螺条(4)の約半分の条高および条幅並び
    に長さを有する小螺条(5)が、前記筒状口頸部(3)
    の螺条(4)の下側で前記蓋体(2)の螺条(7)と略
    同幅の間隔をおいて平行に形成され、前記開口縁近くで
    螺条(4)と小螺条(5)とを互いに連結する戻り防止
    部(6)を突設し、前記蓋体(2)を筒状口頸部(3)
    に螺合させて締付け方向へ回転させたとき、前記蓋体
    (2)の螺条(7)がその弾性変形により小螺条(5)
    を乗り越えて両螺条(4)(5)間に嵌合しかつ螺条
    (7)の上端が戻り防止部(6)に係合して緩み止めさ
    れていることを特徴とする容器。
JP1987131974U 1987-08-29 1987-08-29 容 器 Expired - Lifetime JPH072421Y2 (ja)

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JP1987131974U JPH072421Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29 容 器

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JPS6435852U JPS6435852U (ja) 1989-03-03
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JPS5256293Y2 (ja) * 1972-07-15 1977-12-19
JPS5712985Y2 (ja) * 1977-06-15 1982-03-15
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