JPH052451Y2 - - Google Patents

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JPH052451Y2
JPH052451Y2 JP1985124677U JP12467785U JPH052451Y2 JP H052451 Y2 JPH052451 Y2 JP H052451Y2 JP 1985124677 U JP1985124677 U JP 1985124677U JP 12467785 U JP12467785 U JP 12467785U JP H052451 Y2 JPH052451 Y2 JP H052451Y2
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ratchet
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diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、粉体、液体等の収納するための容
器、特に密封性が極めて重要な容器における容器
の蓋取付構造に関する。
(ロ) 従来の技術 例えば、粉状入浴剤を収納した容器は、店頭に
おいてむやみに内容物が不特定多数の購買希望者
によつて触れられるのを防止している。
しかも、最終購買者のみが内容物を使用できる
ようにするため、店頭展示段階では購買希望者は
内容物に触れることがまつたくできない密封容器
構造になつている。
また、上記の容器として、例えば、実開昭55−
142448号に開示されており、蓋体が開かないよう
に構成し、容器自体がバージン性を保証したもの
がある。
即ち、容器本体には、螺合可能とした蓋体を有
しており、しかも、容器本体と蓋体との螺合部の
対接面に、ラチエツト鋸歯をそれぞれ設け、各鋸
歯を係合させて、蓋体をしめつける方向に回動で
きるが、同蓋体を緩める方向に回動できないよう
に構成している。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかし、かかる容器は、以下のような欠点を有
している。
即ち、蓋体を容器本体に取り付ける場合、蓋体
が各螺子面にそつて深く螺合し、その際に、上下
動不能のネジ構造の為、各螺合部の対接面に設け
たラチエツト鋸歯同士が押し合つて、各鋸歯を破
損させていた。
従つて、各ラチエツト鋸歯が破損すると、蓋体
を固定する係合ができない為に、同蓋体を容易に
開くことができ、容器自体のバージン性を保持す
ることができないものてあつた。
本考案はこのような課題を解決することができ
る容器の蓋取付構造を提供することを目的とす
る。
(ニ) 課題を解決しようとする手段 本考案は、弾性素材よりなる容器本体の上部に
縮径開口部を形成し、同縮径開口部の外周面に外
側螺子面を形成し、同外側螺子面に、その上面に
所要手段によつて開口する打抜部が設けられると
共に、下端が開口状とされる弾性素材よりなる蓋
の内周面に形成した内側螺子面を螺合し、蓋の下
部端面上に円周方向に向けて多数のラチエツト鋸
歯を設けると共に、同蓋の下部端面と対向し、か
つ縮径開口部の基端をなす環状肩部にラチエツト
係合爪を設け、同ラチエツト係合爪に上記ラチエ
ツト鋸歯を係合して逆回転不能とする蓋の取付構
造において、 上記容器本体に螺合した蓋のラチエツト鋸歯
が、上記ラチエツト係合爪を乗り越える為に、上
記容器本体の外側螺子面を半円形面とすると共
に、 上記蓋の内側螺子面の螺子山形状の上半部を緩
斜面とし、下半部をそれより急斜面とすること
で、同蓋を若干上下動可能としたことを特徴とす
る容器の蓋取付構造を提供するものである。
(ホ) 作用 上記構成において、蓋を容器本体に取り付ける
に際しては、まず縮径開口部の回りに蓋を嵌装
し、蓋を回しながら蓋の内側螺子面の縮径開口部
の外側螺子面を螺合し、さらに、同容器本体のラ
チエツト係合爪と蓋のラチエツト鋸歯とを係合さ
せて、蓋を逆転不可能状態にしている。
しかも、容器本体の外側の外側螺子面を半円形
面とするとともに、蓋の内側螺子面の上半部を緩
斜面としている為に、蓋を回してラチエツト鋸歯
がラチエツト係合爪に接触する際に、同係合爪に
沿つてラチエツト鋸歯を押し上げるとともに、そ
の押し上げにともなつて、内側螺子面の緩斜面が
外側螺子面の半円形面を押圧して、蓋を若干上昇
させ、蓋の締付回転方向における同鋸歯とラチエ
ツト係合爪との破損を防止するものである。
即ち、ラチエツト鋸歯とラチエツト係合爪との
接触による蓋の上昇にともなつて、内側螺子面の
緩斜面が、外側螺子面の半円形面を押圧し、その
押圧によつて、蓋の上昇を容易に行うことができ
る。
さらに、蓋を上昇した後、蓋を回すと、ラチエ
ツト鋸歯とラチエツト係合爪との接触が解除され
て、蓋を降下させるが、その際に、容器本体の外
側螺子面の復元力によつて、各螺子面を密着させ
ることにより、最終的な蓋の締付を行い、その場
合、容器本体のラチエツト係合爪に蓋のラチエツ
ト鋸歯が係合して、蓋を確実に逆回転不可能状態
としている。
特に、蓋を締めつけた際には、各螺子面同士が
押圧されて、各螺子面の復元力によつて、同蓋の
ガタをなくすようにしている。
(ヘ) 効果 従つて、本考案によれば、容器本体の外側螺子
面の半円形面と蓋の内側螺子面の緩傾斜との押圧
によつて、蓋を若干上昇させ容器本体のラチエツ
ト鋸歯等の破損を防止し、確実な係合を行うこと
ができる。
このように、蓋のラチエツト係合爪と容器本体
のラチエツト鋸歯との係合を確実に行うことによ
り、蓋を逆転不可能状態とし、容器自体のバージ
ン性を保持することができる。
(ト) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図に、本実施例に係る蓋取付構造を有する容
器の全体構成が示されている。
なお、本実施例において、蓋は外蓋付きの二重
蓋構造を有する容器の中蓋として示されている。
図中、1は容器本体であり、同容器本体1はそ
の上部に外蓋を外蓋を装着するための筒状縮径部
2を形成しており、同筒状縮径部2はその上部に
縮径開口部3を形成している。
4は同縮径部開口部3に装着された蓋であり、
また5は同蓋4と上記筒状縮径部2とを一体的に
囲繞するようにして容器本体1に装着される外蓋
である。
上記容器構成において、本考案は、容器本体1
への蓋4の取付構造に特徴を有する。
まず、容器本体1の構造について第2図及び第
3図に示すように、10は縮径開口部3の外周面
に形成した外側螺子面であり、また、11は縮径
開口部3の基部をなす環状肩部である。そして上
記環状肩部11上には、所要円周ピツチ(本実施
例では90°)毎に、ラチエツト係合爪12が突設
形成されている。
かかる容器本体1の材質は、収納される内容物
によつて決定されるが、内容物が入浴剤である場
合は、塩化ビニル等の充分な耐腐食性を有し、か
つ一定の弾性を有する材料が好ましい。
次に第4図から第7図に蓋4の構成が示されて
おり、蓋4の下部端面上には、円周方向に向けて
多数形成したラチエツト鋸歯16が形成されてい
る。
同ラチエツト鋸歯16は、蓋4を縮径開口部3
に螺合していくことによつて容器本体1の環状肩
部11に設けたラチエツト係合爪12と逆回転不
可能状態に係合することになる。
また、容器本体1の縮径開口部3の高さHと上
記蓋4の内側高さhとの関係は、上記ラチエツト
鋸歯16とラチエツト係合爪12との係合によつ
て蓋4の内側上面17が縮径開口部の頂面18に
圧接されるように設定する。
そして蓋4の内側面には、容器本体1の外側螺
子面10と螺合する為の内側螺子面15が形成さ
れている。
この外側螺子面10と内側螺子面15との螺合
は、第7図に示すように、容器本体1の外側螺子
面10の断面形状を半円形面10aとするととも
に、蓋4の内側螺子面15の上半部を緩斜面15
aとし、その下半部を鋭角面15bとしている。
従つて蓋4を回してラチエツト鋸歯16がラチ
エツト係合爪12に接触し、同ラチエツト係合爪
12を乗り越えようとする際に、同ラチエツト係
合爪12に沿つてラチエツト鋸歯16を押し上げ
るとともに、その押し上げにともなつて、内側螺
子面15の緩斜面15aが外側螺子面10の半円
形面10aを押圧して、蓋4を外方向へ若干膨張
させ乍ら上昇させ、更に上記ラチエツト鋸歯16
がラチエツト係合爪12を乗り越えて、蓋4が降
下する際に、蓋4を確実に逆回転不可能状態に装
着することが可能となる。
なお本実施例において、蓋4の材料は必ずしも
限定されるものではないが、内容物が入浴剤であ
る場合は、腐食防止の観点から、また、ラチエツ
ト鋸歯16にラチエツト係合爪12を乗り越えさ
せるような弾性を与えるため、中密度又は低密度
のポリエチレンを素材とするのが好ましい。ま
た、ラチエツト係合爪12の方を弾性素材とする
こともできる。
蓋取付構造を上記のような構成とすることによ
つて、蓋4を完全に容器本体1の縮径開口部3に
螺合させると、蓋4の内側上面17が縮径開口部
3の頂面18に圧接され、容器本体1の内部は密
着状態となり、また、同密着性は、ラチエツト鋸
歯16とラチエツト係合爪12とを協働させ、蓋
4の容器本体1に対する逆回転を防止することに
よつて確実に保持することができる。
次に本実施例におけるその他の構成について詳
述すれば、以下のとおりである。
第1図において、20は外蓋5の内周面の最下
部に形成した環状突起であり、同突起20に、縮
径筒状部2の下部に設けた外蓋着脱係止用突起1
4を、外蓋5(好ましくはポリプロピレン等を素
材とする)の復元力を利用して乗り越えさせるこ
とによつて、外蓋5を容器本体1に脱着自在に装
着することができる。
また、第5図及び第6図において、30は蓋4
の上部蓋31に指の嵌入が容易に形状形成された
打抜部であり、同打抜部30は開口されるまで
は、薄肉連結部32を介して上部壁31に一体的
に連結されている。
薄肉連結部32の詳細な構成が第8図に示され
ており、同連結部32は上部壁31の上面に山型
の凹溝33を形成するとともに、その対応する上
部壁31の下面に台形状の凹溝34を形成するこ
とによつて構成している。
かかる構成とすることによつても、打抜部30
を指(親指)で押圧すると、押圧力が上面と直角
をなす方向にかからなくても、点線aで示すよう
に破断し、打抜きを確実に行うことができる。
また、本実施例において、打抜部30は第5図
に示すように、その中央裏面に打抜部折曲用凹溝
35を形成しており、打抜部30を蓋4の内側に
打ち抜いた後(なお、打ち抜いても打抜部30の
基端部は上部壁31に連結されている)、同打抜
部折曲用凹溝35を屈曲曲線としてさらに打抜部
30を内側に折り込むことができる。
その後、打抜部30を上方に持ち上げれば、打
抜部30打ち抜き後の開口を通して容易に打抜部
30を蓋4外に取出すことができ、その後上部壁
31から離脱することができる。
これによつて、打抜部31を容易にかつ、確実
に取り去ることができるとともに、打抜部30が
容器本体1内に誤つて落下するのを完全に防止す
ることができる。
また、打抜部30除去後の開口の周縁断面は円
弧状の丸味を有しているので、同周縁によつて指
を傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係りる蓋構造を具備する容器
の一部断面正面図、第2図は容器本体の正面図、
第3図は同平面図、第3図は同平面図、第4図は
蓋の正面図、第5図は同平面図、第6図は第5図
の−線による断面図、第7図は第6図におけ
る要部Bの拡大断面図、第8図は第6図における
要部Aの拡大断面図である。 図中、1……容器本体、3……縮径開口部、4
……蓋、10……外側螺子面、11……環状肩
部、12……ラチエツト係合爪、15……内側螺
子面、16……ラチエツト鋸歯、17……内側上
面、18……頂面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弾性素材よりなる容器本体1の上部に縮径開口
    部を形成し、 同縮径開口部3の外周面に外側螺子面10を形
    成し、同外側螺子面10に、その上面に所要手段
    によつて開口する打抜部30が設けられると共
    に、下端が開口状とされる弾性素材よりなる蓋4
    の内周面に形成した内側螺子面15を螺合し、 蓋4の下部端面上に円周方向に向けて多数のラ
    チエツト鋸歯16を設けると共に、 同蓋4の下部端面と対向し、かつ縮径開口部3
    の基端をなす環状肩部11にラチエツト係合爪1
    2を設け、同ラチエツト係合爪12に上記ラチエ
    ツト鋸歯16を係合して逆回転不可能とする蓋の
    取付構造において、 上記容器本体1に螺合した蓋4のラチエツト鋸
    歯16が、上記ラチエツト係合爪12を乗り越え
    る為に、上記容器本体1の外側螺子面10を半円
    形面10aとすると共に、 上記蓋4の内側螺子面15の螺子山形状の上半
    部を緩斜面15aとし、下半部をそれより急斜面
    とすることで、同蓋4を若干上下動可能としたこ
    とを特徴とする容器の蓋取付構造。
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