JPH0630698Y2 - 容器用キャップ - Google Patents
容器用キャップInfo
- Publication number
- JPH0630698Y2 JPH0630698Y2 JP6108989U JP6108989U JPH0630698Y2 JP H0630698 Y2 JPH0630698 Y2 JP H0630698Y2 JP 6108989 U JP6108989 U JP 6108989U JP 6108989 U JP6108989 U JP 6108989U JP H0630698 Y2 JPH0630698 Y2 JP H0630698Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- case
- container
- annular flange
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は容器用キャップに関し、より詳しくはキャッ
プ内側に形成したフランジを利用して、乾燥剤等の収納
ケースを着脱自在に保持させた容器用キャップに関す
る。
プ内側に形成したフランジを利用して、乾燥剤等の収納
ケースを着脱自在に保持させた容器用キャップに関す
る。
〈従来の技術及び考案が解決しようとする課題〉 従来より容器本体に被蓋して使用するキャップの内側空
間を利用して種々のものを保持させ、容器本体の収納物
品に対する鮮度保持や味覚向上をはかろうとしている。
例えばキャップ内側に乾燥剤入りのケースを保持できる
係止部を形成する提案もあるがキャップが大きくて厚み
も大なる場合には適するが、係止部を形成するに足る充
分な厚みを保有できない比較的小さくて薄手のキャップ
の場合は不向きとなる問題がある。
間を利用して種々のものを保持させ、容器本体の収納物
品に対する鮮度保持や味覚向上をはかろうとしている。
例えばキャップ内側に乾燥剤入りのケースを保持できる
係止部を形成する提案もあるがキャップが大きくて厚み
も大なる場合には適するが、係止部を形成するに足る充
分な厚みを保有できない比較的小さくて薄手のキャップ
の場合は不向きとなる問題がある。
そこで、この考案においては、上記問題点に鑑みて鋭意
研究の末、比較的薄手のキャップの場合にもキャップ内
側の空間を利用して、乾燥剤その他種々の目的に応じた
物を収納したケースを着脱自在に吊設保持できるキャッ
プを提供することを目的としている。
研究の末、比較的薄手のキャップの場合にもキャップ内
側の空間を利用して、乾燥剤その他種々の目的に応じた
物を収納したケースを着脱自在に吊設保持できるキャッ
プを提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案による容器用キャッ
プの構成としては、全体が合成樹脂にて形成されてある
キャップの内側に、上記壁部より下方内側へ傾斜して延
びて容器口部をシールする環状フランジを形成し、乾燥
剤等を収納できキャップとは別に形成されてある小孔付
ケースの外周縁部を着脱自在に上記フランジ部分にて吊
設保持されてあることを特徴としている。
プの構成としては、全体が合成樹脂にて形成されてある
キャップの内側に、上記壁部より下方内側へ傾斜して延
びて容器口部をシールする環状フランジを形成し、乾燥
剤等を収納できキャップとは別に形成されてある小孔付
ケースの外周縁部を着脱自在に上記フランジ部分にて吊
設保持されてあることを特徴としている。
上記ケースの外周縁部は部分的に形成する場合と、全体
に亘って形成する場合とがあるが、好ましくは部分的に
形成されている方がキャップをフランジ内方へ入れ易く
なる。
に亘って形成する場合とがあるが、好ましくは部分的に
形成されている方がキャップをフランジ内方へ入れ易く
なる。
〈作用〉 上記構成による容器用キャップでは、内部の上壁部に環
状フランジが下方内側へ傾斜して延びているので、乾燥
剤等を収納してある小孔付ケースの外周縁部をフランジ
内方向側へと弾性を利用して押し込んで、フランジにて
外周縁部が吊設保持されるようにしてケースをキャップ
内側に位置するように装着すればよい。そしてこのケー
ス付のキャップを容器本体に被せて使用し、容器本体内
の収納物に対してケース内の乾燥剤等による作用を発揮
させる。
状フランジが下方内側へ傾斜して延びているので、乾燥
剤等を収納してある小孔付ケースの外周縁部をフランジ
内方向側へと弾性を利用して押し込んで、フランジにて
外周縁部が吊設保持されるようにしてケースをキャップ
内側に位置するように装着すればよい。そしてこのケー
ス付のキャップを容器本体に被せて使用し、容器本体内
の収納物に対してケース内の乾燥剤等による作用を発揮
させる。
〈実施例〉 次いで、この考案による実施例について図を参照しなが
ら以下に説明する。
ら以下に説明する。
(10)は全体が合成樹脂にて形成されてあるキャップ、(2
0)はキャップ(10)内側に着脱自在に吊設保持される小孔
付ケース、(A)は容器本体を示している。
0)はキャップ(10)内側に着脱自在に吊設保持される小孔
付ケース、(A)は容器本体を示している。
キャップ(10)は容器本体(A)の口部上方を覆う上壁部(1
1)と容器本体(A)の口部側方を覆う側壁部(12)とが一体
に形成されており、ネジ式又は嵌合式にて容器本体(A)
に被せて密封作用できるようにしてある。
1)と容器本体(A)の口部側方を覆う側壁部(12)とが一体
に形成されており、ネジ式又は嵌合式にて容器本体(A)
に被せて密封作用できるようにしてある。
上記キャップ(10)の上壁部(11)には一体に形成された2
枚の内外環状フランジ(13)(14)が設けられており、内方
側の環状フランジ(13)は上壁部(11)から下方内側へ傾斜
して延び、外方側の環状フランジ(14)は上壁部(11)から
下方外側に傾斜して延設されてある。
枚の内外環状フランジ(13)(14)が設けられており、内方
側の環状フランジ(13)は上壁部(11)から下方内側へ傾斜
して延び、外方側の環状フランジ(14)は上壁部(11)から
下方外側に傾斜して延設されてある。
他方、ケース(20)は合成樹脂にて形成されたものが好ま
しく、下壁部(21)と側壁部(22)さらには側壁部(22)から
水平に延びる外周縁部(23)とを有している。そして外周
縁部(23)は内方側のフランジ(13)の内方に押し込んむこ
とによって、ケース(20)がキャップ(10)の内側に吊設保
持されている。ケース(20)の下壁部(21)に小孔(24)を形
成しているが、側壁部(22)にも小孔を形成して実施して
もよい。さらに上記外周縁部(23)は全周でもよいが図示
するように部分的に形成する方がフランジ内方への押し
込みが容器である。またこの外周縁部(23)は側壁部(22)
との境界をやや厚手に、先端側をやや薄手に形成して弾
力的融通がより効き易いように形成してある。
しく、下壁部(21)と側壁部(22)さらには側壁部(22)から
水平に延びる外周縁部(23)とを有している。そして外周
縁部(23)は内方側のフランジ(13)の内方に押し込んむこ
とによって、ケース(20)がキャップ(10)の内側に吊設保
持されている。ケース(20)の下壁部(21)に小孔(24)を形
成しているが、側壁部(22)にも小孔を形成して実施して
もよい。さらに上記外周縁部(23)は全周でもよいが図示
するように部分的に形成する方がフランジ内方への押し
込みが容器である。またこの外周縁部(23)は側壁部(22)
との境界をやや厚手に、先端側をやや薄手に形成して弾
力的融通がより効き易いように形成してある。
なお、ケース(20)内には乾燥剤のほか、蓄冷剤等種々の
ものを目的に応じて収納すればよく、小孔(24)を通じて
容器本体(A)内の収納物にそれぞれの効果を発揮できる
ようにしてある。
ものを目的に応じて収納すればよく、小孔(24)を通じて
容器本体(A)内の収納物にそれぞれの効果を発揮できる
ようにしてある。
実施上、キャップ(10)とケース(20)は、適度の弾性を必
要とするので全体がポリエチレン、ポリプロピレン等、
種々の合成樹脂にて形成されており、容器本体(A)は合
成樹脂,金属,ガラス等種々のものを用いての実施が可
能であり、キャップ(10)の2枚の内外環状フランジ(13)
(14)によるシール効果が良好となり、密封状態を良好に
することができる。
要とするので全体がポリエチレン、ポリプロピレン等、
種々の合成樹脂にて形成されており、容器本体(A)は合
成樹脂,金属,ガラス等種々のものを用いての実施が可
能であり、キャップ(10)の2枚の内外環状フランジ(13)
(14)によるシール効果が良好となり、密封状態を良好に
することができる。
しかも、各環状フランジ(13)(14)の傾斜基部と上壁部(1
1)下面との境界をアール面(R1)(R2)としているので、内
外2枚の環状フランジ(13)(14)の変形による圧縮応力の
集中を緩和することができ、誤基部に過負荷のかかるの
を避け得て上記弾力的な当接を容易にすることができ
る。
1)下面との境界をアール面(R1)(R2)としているので、内
外2枚の環状フランジ(13)(14)の変形による圧縮応力の
集中を緩和することができ、誤基部に過負荷のかかるの
を避け得て上記弾力的な当接を容易にすることができ
る。
即ち、キャップ側壁部(12)に近すぎてスペースが多くと
れない外方側環状フランジ(14)では、その変形範囲(撓
みの度合い)をあまり大きく取ることができないが、ス
ペースを多くとることができる内方側環状フランジ(13)
については、アール面(R1)も大きくでき且つ傾斜角度も
大きくしてあるので、その変形範囲を十分に大きくする
ことができ、容器口部(21)の厚み幅における成形誤差に
も良好に対応させることができる。
れない外方側環状フランジ(14)では、その変形範囲(撓
みの度合い)をあまり大きく取ることができないが、ス
ペースを多くとることができる内方側環状フランジ(13)
については、アール面(R1)も大きくでき且つ傾斜角度も
大きくしてあるので、その変形範囲を十分に大きくする
ことができ、容器口部(21)の厚み幅における成形誤差に
も良好に対応させることができる。
そして両環状フランジ(13)の傾斜角度より外方側環状フ
ランジ(14)の傾斜角度の方が大きく設定されており、上
壁部(11)に対して前者が45°程度、後者が80°程度
に設定されている。
ランジ(14)の傾斜角度の方が大きく設定されており、上
壁部(11)に対して前者が45°程度、後者が80°程度
に設定されている。
例えば、傾斜角度(B)を80°にした場合、外方側環状
フランジ(14)の容器本体口部との帯状の接触状態を良好
にすることができると共に、キャップ(10)の外側シール
に要する抵抗を少なくでき、少ないトルクで締め込むの
に好適となる。
フランジ(14)の容器本体口部との帯状の接触状態を良好
にすることができると共に、キャップ(10)の外側シール
に要する抵抗を少なくでき、少ないトルクで締め込むの
に好適となる。
さらに、傾斜角度(A)を45°に選択することは、内側
シール作用にかかる力を緩和するのに好適な角度で、他
の角度に比べより多様な容器本体口部の厚み幅における
成形誤差に対応して、接触表面の剛性を高め得る点で有
利である。なお、キャップのサイズが比較的大きい場合
は、シール要する締め付けトルクが増大するので、内外
の環状フランジ(13)(14)の厚み幅、及び長さについても
薄く且つ、短くする必要が生ずる。
シール作用にかかる力を緩和するのに好適な角度で、他
の角度に比べより多様な容器本体口部の厚み幅における
成形誤差に対応して、接触表面の剛性を高め得る点で有
利である。なお、キャップのサイズが比較的大きい場合
は、シール要する締め付けトルクが増大するので、内外
の環状フランジ(13)(14)の厚み幅、及び長さについても
薄く且つ、短くする必要が生ずる。
かくして、外方側環状フランジ(14)は帯状の接触状態を
良くしてシール作用を高め、内方側環状フランジ(13)は
容器本体口部の厚み幅における成形誤差に対してアジャ
スターとして作用し、両者相まって二重のシール作用を
果すことができる。
良くしてシール作用を高め、内方側環状フランジ(13)は
容器本体口部の厚み幅における成形誤差に対してアジャ
スターとして作用し、両者相まって二重のシール作用を
果すことができる。
〈考案の効果〉 上記のごとく、この考案の容器用キャップによると、容
器本体に対してキャップのシール効果を発揮する環状フ
ランジを利用して乾燥剤等の小孔付ケースの外周縁部を
簡単に着脱自在に吊設することができるので、ケース交
換やケース内の収納物交換もし易く、キャップの内側空
間を有効に利用して乾燥剤その他の収納部として活用で
きる。
器本体に対してキャップのシール効果を発揮する環状フ
ランジを利用して乾燥剤等の小孔付ケースの外周縁部を
簡単に着脱自在に吊設することができるので、ケース交
換やケース内の収納物交換もし易く、キャップの内側空
間を有効に利用して乾燥剤その他の収納部として活用で
きる。
また、この考案の環状フランジは、キャップを容器本体
に締め付けると弾性的にケースが多少持上り、ケースが
不用意に外れてしまう事故を防止するのに一層役立つこ
とになる。
に締め付けると弾性的にケースが多少持上り、ケースが
不用意に外れてしまう事故を防止するのに一層役立つこ
とになる。
そして収納ケース内の収納品の目的に応じて容器本体内
の収納物に対し鮮度保持やその他の効果を発揮させるこ
とができる。
の収納物に対し鮮度保持やその他の効果を発揮させるこ
とができる。
しかもキャップ内側への収納ケースの保持を上記のごと
き構造にて果すので、キャップ自体が薄いものであって
も何等支承なく収納ケースの保持が可能となる等特有の
効果を奏することができる。
き構造にて果すので、キャップ自体が薄いものであって
も何等支承なく収納ケースの保持が可能となる等特有の
効果を奏することができる。
第1図はこの考案キャップ使用時の断面図、第2図は要
部の拡大断面図、第3図は小孔付ケースの底面図、第4
図はキャップ一部の拡大断面図である。 (10)……キャップ、(11)……上壁部、(12)……側壁部、
(13)……内側の環状フランジ、(14)……外側の環状フラ
ンジ、(20)……乾燥剤等を収納するケース、(21)……下
壁部、(22)……側壁部、(23)……外周縁部、(30)……容
器本体。
部の拡大断面図、第3図は小孔付ケースの底面図、第4
図はキャップ一部の拡大断面図である。 (10)……キャップ、(11)……上壁部、(12)……側壁部、
(13)……内側の環状フランジ、(14)……外側の環状フラ
ンジ、(20)……乾燥剤等を収納するケース、(21)……下
壁部、(22)……側壁部、(23)……外周縁部、(30)……容
器本体。
Claims (1)
- 【請求項1】全体が合成樹脂にて形成されてあるキャッ
プの内側に、上壁部より下方内側へ傾斜して延びて容器
口部をシールする環状フランジを形成し、乾燥剤等を収
納できキャップとは別に形成されてある小孔付ケースの
外周縁部を着脱自在に上記フランジ部分にて吊設保持さ
せてあることを特徴とする容器用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108989U JPH0630698Y2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 容器用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108989U JPH0630698Y2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 容器用キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH033570U JPH033570U (ja) | 1991-01-14 |
JPH0630698Y2 true JPH0630698Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31589030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6108989U Expired - Lifetime JPH0630698Y2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 容器用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630698Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006502062A (ja) * | 2002-10-10 | 2006-01-19 | シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド | ストリップ等のための再封可能防湿容器 |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP6108989U patent/JPH0630698Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033570U (ja) | 1991-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0243319Y2 (ja) | ||
JPH0630698Y2 (ja) | 容器用キャップ | |
JPH0454923Y2 (ja) | ||
JPH0424803Y2 (ja) | ||
JPH06362Y2 (ja) | 容器のキャップ | |
JP2550184Y2 (ja) | 角形口部をもつ容器用キャップ | |
JPH0443483Y2 (ja) | ||
JPH0417502Y2 (ja) | ||
JPH0712301Y2 (ja) | 密封缶 | |
JP2545681Y2 (ja) | 収納用コンテナー | |
JPH0716631Y2 (ja) | 閉蓋具におけるシール構造 | |
TW458929B (en) | Bottle sealing mechanism for cap and cap for bottle | |
JP2546607Y2 (ja) | 化粧品容器 | |
JPH052451Y2 (ja) | ||
JPS6333817Y2 (ja) | ||
JPH0433247Y2 (ja) | ||
JPH0433058Y2 (ja) | ||
JPS6313176Y2 (ja) | ||
JPH0226846Y2 (ja) | ||
JPS6020592Y2 (ja) | 中栓係止蓋を装着した容器 | |
JP2547815Y2 (ja) | 錠剤容器 | |
JPS6140665Y2 (ja) | ||
JPH049337Y2 (ja) | ||
JPS5911892Y2 (ja) | ネジキヤツプと容器口部とに係る構造 | |
JPH0123967Y2 (ja) |