JPH06362Y2 - 容器のキャップ - Google Patents

容器のキャップ

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JPH06362Y2
JPH06362Y2 JP7901489U JP7901489U JPH06362Y2 JP H06362 Y2 JPH06362 Y2 JP H06362Y2 JP 7901489 U JP7901489 U JP 7901489U JP 7901489 U JP7901489 U JP 7901489U JP H06362 Y2 JPH06362 Y2 JP H06362Y2
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JP
Japan
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cap
upper lid
cap body
mouth
container
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JP7901489U
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JPH0319868U (ja
Inventor
賢一 川崎
Original Assignee
豊國樹脂工業株式會社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器のキャップに関する。
(従来の技術) 従来、容器の口部に装着されるキャップとして以下のも
のがある。これは、容器本体の口部にキャップ本体が着
脱自在に螺合され、このキャップ本体の上壁に口部の内
外を連通する通孔が形成され、この通孔を上方から開閉
自在に閉塞するための上蓋がヒンジ部を介してキャップ
本体に連結されている。
この種の容器では、キャップ本体の螺合を緩めてキャッ
プ本体を口部から取外したり、あるいは、上蓋を開ける
ことにより、容器本体内の液体等の収納物を口部から取
出すようにしたものである。ところが、従来のこの種の
容器においては、製造工場で容器本体に収納物が収納さ
れキャップで口部が閉じられた後に、キャップ本体を取
外したり、あるいは上蓋を開けることによって、口部か
ら容器本体に対して収納物を出し入れできる状態にした
か否かを確認する手段が何ら設けられていなかった。
(考案が解決しようとする課題) 従って、上記の容器では、製造工場から出荷された後
に、キャップ本体を取外すかあるいは上蓋を開けて容器
内に異物等が混入されたり、あるいは粗悪な収納物と取
換えられた場合、使用者はそれらのもと出荷時のものと
識別できず、使用者に不安感を与えることがあった。
本考案は上記課題に鑑み、出荷後に容器本体の口部が開
けられたか否かを容易に確認できるようにした容器のキ
ャップを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が上記目的を達成するために講じた技術的手段は
次の通りである。
容器本体1の口部2にキャップ本体7が着脱自在に螺合
され、このキャップ本体7の上壁8に口部2の内外を連
通する通孔12が形成され、この通孔12を上方から開閉自
在に閉塞するための上蓋13が、ヒンジ部14を介してキャ
ップ本体7に連結された容器のキャップにおいて、 前記上蓋13の閉塞状態でキャップ本体7の側面及び上蓋
13を覆うカバー体23が設けられ、上蓋13の遊端側には、
カバー体23に設けられた被係合部30に上蓋13の閉塞状態
を維持するように係合される係合部28が設けられ、キャ
ップ本体7の締付方向に回動自在で且つ緩み方向に回動
不能となるように環状体17がカバー体23の下方で口部2
に外嵌され、カバー体23は上蓋13の開放回動時とキャッ
プ本体7の緩み方向の回転時とに破断するように破断部
27を介して環状体17に連結されている点にある。
(作用) 容器本体1内の収納物を取出す際には、カバー体23の引
張り片26を引張って破断部27を破断することにより、上
蓋13の係合部28をカバー体23の被係合部30から外すと共
に、カバー体23を環状体17から分離し、上蓋13を開放回
動するかあるいはキャップ本体7を緩み方向に回動して
口部2から取外す。
また、キャップ本体7を取外すには、キャップ本体7と
共にカバー体23をキャップ本体7の緩み方向に回動して
もよい。このとき、環状体17は口部2に対してキャップ
本体7の緩み方向い回動不能であるため、環状体17とカ
バー体23とを連結する破断部27が破断し、キャップ本体
7と環状体17とが分離され、キャップ本体7の取外しが
可能となる。
上記のように、破断部27を破断しなければ、キャップ本
体7を取外したり、上蓋13を開けられないので、使用者
はその破断部27の状態で口部2が開放されたか否かを知
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図〜第6図において、1は化粧品用その他の液体容
器本体で、合成樹脂、アルミニウム、ガラス材等により
有底筒状に形成され、内部に例えばヘアトニック、オー
デコロン等の液体が収納されている。2は容器本体1の
上端部に形成された口部で、基部に大径部3を有すると
共に、中途部におねじ4が形成され、上端に開口5を有
している。
7はキャップ本体で、合成樹脂材等により上壁8と側壁
9とを有する円筒状に形成され、側壁9のめねじ10を介
して口部2に着脱自在に螺合されている。キャップ本体
7の上壁8には口部2に上方から密嵌状に内嵌する円筒
状の嵌合壁11が下方に突設されると共に、口部2の内外
を連通する通孔12が形成されている。
13は上蓋で、前記キャップ本体7と一体に形成され、こ
の上蓋13はヒンジ部14を介してキャップ本体7に連結さ
れ、ヒンジ部14を支点にキャップ本体7の上側を開閉す
るように回動自在である。上蓋13には円筒状の弁体15が
下方に突設され、この弁体15は上蓋13の閉塞時に通孔12
を塞ぐようにこの通孔12に上方から嵌合されている。
17は環状体で、口部2の大径部3にこの大径部3に対し
てキャップ本体7の締付方向に回動自在で且つ緩み方向
に回動不能となるように外嵌されている。即ち、口部2
の大径部3外周には複数の係合突部18(本実施例では4
箇所に設けられている)が一定間隔をおいて設けられ、
環状体17の内周面には前記係合突部18にキャップ本体7
の緩み方向側から係合する係合突止19が複数設けられて
いる。そして、係合突部18及び係合突止19には、キャッ
プ本体7の締付方向回動時に相対摺動可能な傾斜面20,
21が形成されている。
環状体17の上端には複数の係合凹部17a設けられてお
り、各凹部17aに、キャップ本体7の下端に形成された
突起7aが係合されている。この係合凹部17a及び突起7a
はキャップ本体7を口部2に螺合する際に、環状体17が
キャップ本体7と共に回動するようにされており、キャ
ップ本体7を取外す際には、各突起7aが係合凹部17aか
ら外れるようになっている。
23は上蓋13及びキャップ本体7の側壁9を覆うカバー体
で、上壁24を有する半円筒状のカバー部25と上壁24から
径外方向に一体に突出する引張り片26とを有する。この
カバー部25の下端が前記環状体17の上端に複数の破断部
27を介して連結されており、破断部27は環状体17とカバ
ー体23との間に一定以上の分離する方向の力が作用した
ときに破断するようになっている。
28は上蓋13の遊端側に径外方向に設けられた係合部で、
上方に開口する係止溝29が形成されている。この係合部
28はカバー部25に形成された被係合孔(被係合部)30に
挿通されていると共に、被係合孔30を形成するカバー部
25の開口上縁部が係止溝29に係合され、上蓋13の閉塞状
態が維持されている。
以上の構成において、キャップ本体7を容器本体1の口
部2に装着するには、キャップ本体7下端の突起7aを環
状体17の係合凹部17aに係合すると共に閉塞状態にある
上蓋13の係合部28をカバー体23の被係合孔30に係合した
状態で、キャップ本体7を口部2に螺合していき、環状
体17の係合突止19を口部2の大径部3の係合突部18に係
合する。このとき、環状体17は口部2に対してキャップ
本体7の締付け方向に相対回動自在であるため、キャッ
プ本体7の締付けに際しては何ら支障とならず、係合突
止19が係合突部18に係合して口部2の閉栓が完了する。
このように、シール状態となったキャップ本体7及び上
蓋13は、もはや破断部27を破断しない限り、上蓋13を開
けたり、あるいはキャップ本体7を取外すことはできな
い。
容器本体1から収納物を取出す場合は、引張り片26を持
ってキャップ本体7から外方に向けて引張ることによっ
て、破断部27が破断しカバー体23を分離でき、係合部28
を被係合孔30から外すことにより上蓋13を開けたり、キ
ャップ本体7を口部2から取外すことができる。
(考案の効果) 本考案は、上蓋13の閉塞状態でキャップ本体7の側面及
び上蓋13を覆うカバー体23が、上蓋13開放回動時とキャ
ップ本体7の緩み方向回動時とに破断するように破断部
27を介して環状体17に連結されているので、破断部27を
破断しない限り、上蓋13を開けたり、キャップ本体7を
口部2から取外すことはできない。従って、使用者は破
断部27が破断されたことにより、口部2が開放されたこ
とを容易に知ることができ、製造工場から出荷された後
に一旦口部2が開放されたものであるか否かを確認で
き、安心して容器を使用することができる。
しかも、環状体17は口部2に対して締付方向に回動自在
であるから、製造工場で口部2にキャップを装着する際
には、キャップ本体7を口部2に螺合して締付ければよ
く、装着作業も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部を示す側面
断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は平
面断面図、第4図はカバー体及び環状体の斜視図、第5
図は破断部分の要部側面図、第6図は正面図である。 1…容器本体、2…口部、7…キャップ本体、8…上
壁、12……通孔、13…上蓋、14…ヒンジ部、17…環状
体、23…カバー体、27…破断部、28…係合部、30…被係
合部(被係合孔)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体(1)の口部(2)にキャップ本体(7)
    が着脱自在に螺合され、このキャップ本体(7)の上壁(8)
    に口部(2)の内外を連通する通孔(12)が形成され、この
    通孔(12)を上方から開閉自在に閉塞するための上蓋(13)
    が、ヒンジ部(14)を介してキャップ本体(7)に連結され
    た容器のキャップにおいて、 前記上蓋(13)の閉塞状態でキャップ本体(7)の側面及び
    上蓋(13)を覆うカバー体(23)が設けられ、上蓋(13)の遊
    端側には、カバー体(23)に設けられた被係合部(30)に上
    蓋(13)の閉塞状態を維持するように係合される係合部(2
    8)が設けられ、キャップ本体(7)の締付方向に回動自在
    で且つ緩み方向に回動不能となるように環状体(17)がカ
    バー体(23)の下方で口部(2)に外嵌され、カバー体(23)
    は上蓋(13)の開放回動時とキャップ本体(7)の緩み方向
    の回転時とに破断するように破断部(27)を介して環状体
    (17)に連結されていることを特徴とする容器のキャッ
    プ。
JP7901489U 1989-07-04 1989-07-04 容器のキャップ Expired - Lifetime JPH06362Y2 (ja)

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JP7901489U JPH06362Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 容器のキャップ

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JP7901489U JPH06362Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 容器のキャップ

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JPH0319868U JPH0319868U (ja) 1991-02-27
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JP4697621B2 (ja) * 2001-04-27 2011-06-08 株式会社吉野工業所 混合分配容器
JP5680891B2 (ja) * 2010-07-02 2015-03-04 株式会社ファンケル ボトル容器
JP5718142B2 (ja) * 2011-04-28 2015-05-13 株式会社吉野工業所 開封防止機能付き注出キャップ

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